JP2020047698A - スパッタエッチング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクと基板との間の隙間のサイズの変化に対応可能なスパッタエッチング装置を提供する。【解決手段】スパッタエッチング装置100は、基板2が載置されたステージ3と、プラズマが通過する開口H1を有するマスク6と、マスク6と基板2との間の隙間C1のサイズS1を調整するための調整機構M1とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマを使用して基板をエッチングするスパッタエッチング装置に関する。
スパッタエッチングは、基板、薄膜等の表面処理を行う手段として広く知られた技術である。当該基板は、スパッタリング、CVD(Chemical Vapor Deposition)等により、薄膜形成工程が行われる前の基板である。当該薄膜は、基板上に形成された膜である。また、スパッタエッチングは、半導体、液晶表示素子等の電子部品の製造過程において使用される。また、スパッタエッチングは、半導体分野、液晶分野等のデバイスの製造過程において使用される。
スパッタエッチングのメカニズムの概略を説明する。まず、高い真空度を有する真空槽内において、不活性ガスを使用して放電を発生させる。当該不活性ガスは、例えば、Arである。当該放電により、不活性ガスイオンのプラズマが生成される。そして、プラズマにおける、高いエネルギーを有するイオンが基板(カソード側)に衝突する。
これにより、基板を形成する母材、または、基板上に形成された膜が、イオンの高い衝撃エネルギーにより、原子単位、または、クラスター単位で飛散する。これにより、基板の表面が物理的にエッチングされる。クラスターとは、複数の原子が集合したものである。
スパッタエッチングには、DC(Direct Current)スパッタエッチング、RF(Radio Frequency)スパッタエッチング等が存在する。DCスパッタエッチングは、不活性ガスイオンを生成する電源として、DC電源が使用されるエッチングである。RFスパッタエッチングは、不活性ガスイオンを生成する電源として、RF電源が使用されるエッチングである。DCスパッタエッチングおよびRFスパッタエッチングの基本原理は共通である。
なお、長期間において、スパッタエッチングが行われると、例えば、基板の側端部等に、不所望な堆積物が付着するという不具合が発生する。引用文献1では、当該不具合の発生を抑制する構成(以下、「関連構成A」ともいう)が開示されている。具体的には、関連構成Aでは、基板(半導体ウエハ)の周縁部がカバーリングで覆われる。これにより、関連構成Aは、半導体ウエハとプラズマとの間に電流が流れるという表面アーキングの発生も抑制する。
特開2004−200219号公報
プラズマを使用したスパッタエッチングを行う装置には、開口を有するマスクを使用するものがある。このような装置においても、上記の不具合の発生を抑制することが要求される。マスクは、当該装置により長期間において使用されると、当該マスクの底面側が磨耗し、当該底面の高さが変化する場合がある。
当該底面の高さが変化した場合、マスクと、ステージに載置された基板との間の隙間のサイズが変化する。そこで、当該隙間のサイズの変化に対応可能な構成が要求される。なお、関連構成Aでは、この要求を満たすことができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、マスクと基板との間の隙間のサイズの変化に対応可能なスパッタエッチング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るスパッタエッチング装置は、プラズマを使用して基板をエッチングするスパッタエッチングを行う機能を有する。前記スパッタエッチング装置は、前記基板が載置されたステージと、前記プラズマが通過する開口を有するマスクと、を備え、前記開口は、前記基板のうち、前記プラズマに暴露される領域を規定するように構成されており、平面視において前記マスクの一部が前記基板と重なるように、当該マスクは当該基板の上方に設けられており、前記スパッタエッチング装置は、さらに、前記マスクと前記基板との間の隙間のサイズを調整するための調整機構を備える。
本発明によれば、前記スパッタエッチング装置は、前記基板が載置されたステージと、前記プラズマが通過する開口を有するマスクと、前記マスクと前記基板との間の隙間のサイズを調整するための調整機構とを備える。これにより、マスクと基板との間の隙間のサイズの変化に対応できる。
実施の形態1に係るスパッタエッチング装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2に係るスパッタエッチング装置の構成を示す図である。 前提構成を有するスパッタエッチング装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。以下の図面では、同一の各構成要素には同一の符号を付してある。同一の符号が付されている各構成要素の名称および機能は同じである。したがって、同一の符号が付されている各構成要素の一部についての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、当該各構成要素の相対配置などは、本発明が適用される装置の構成、各種条件等により適宜変更されてもよい。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<前提構成>
本実施の形態のスパッタエッチング装置について説明する前に、前提構成を有するスパッタエッチング装置について説明する。図3は、前提構成を有するスパッタエッチング装置100Nの構成を示す断面図である。スパッタエッチング装置100Nは、プラズマを使用して、後述の基板2をエッチングするスパッタエッチングを行う機能を有する。
図3において、X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する。以下の図に示されるX方向、Y方向およびZ方向も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向を「X軸方向」ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向を「Y軸方向」ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向を「Z軸方向」ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、「XY面」ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「XZ面」ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「YZ面」ともいう。
スパッタエッチング装置100Nは、真空槽Ch1と、ステージ3と、電極E1,E2と、電源Pw1と、マスク6とを備える。真空槽Ch1は、空間Sp1を有する。
電極E1,E2の各々は、平板型電極である。電極E1,E2の各々の形状は、板状である。また、電極E1および電極E2の状態が平行状態となるように、電極E1および電極E2は設けられる。電極E1は、空間Sp1の上部に設けられている上部電極(アノード)である。電極E2は、空間Sp1の下部に設けられている下部電極(カソード)である。
電源Pw1は、電極E1,E2を使用してプラズマを発生させる機能を有する。すなわち、電極E1,E2の各々は、プラズマを発生させるための電極である。電源Pw1は、電極E1,E2に接続されている。電源Pw1は、一例として、RF電源である。なお、電源Pw1は、DC電源であってもよい。
なお、電極E1には、ステージ3に向けて、不活性ガスを噴き出すための穴(図示せず)が設けられている。不活性ガスは、イオンの生成に使用される。当該不活性ガスは、例えば、Arである。なお、高い真空度を有するガス雰囲気を得るために、空間Sp1内の空気は、ターボ分子ポンプ(図示せず)により、真空槽Ch1の穴(図示せず)から、当該真空槽Ch1の外部に排出される。
ステージ3の形状は、板状である。ステージ3は、基板2が載置される上面3aを有する。平面視(XY面)における上面3aの形状は、一例として、円である。なお、平面視(XY面)における上面3aの形状は、円に限定されず、例えば、矩形であってもよい。ステージ3は、電極E2の上方に存在する。具体的には、ステージ3は電極E2上に設けられる。
基板2は、一例として、半導体ウエハである。当該半導体ウエハは、例えば、SiCウエハである。なお、当該半導体ウエハは、SiCウエハに限定されず、例えば、Siウエハであってもよい。また、基板2は、半導体ウエハに限定されず、ガラス基板等であってもよい。
基板2は、表面2aを有する。以下においては、基板2が、ステージ3の上面3aに載置されている状態を、「載置状態」ともいう。また、以下においては、基板2の周縁部を、「基板周縁部」ともいう。基板周縁部は、水平方向における、基板2の端部である。すなわち、基板周縁部は、基板2の側端部である。
また、以下においては、基板2の周辺部を、「基板周辺部」ともいう。基板周辺部は、例えば、ステージ3の上面3aのうち、基板2の周辺の領域である。すなわち、基板周辺部は、上面3aである。
前述したように、スパッタエッチングでは、イオンの衝撃により基板の表面が物理的にエッチングされる。そのため、以下の不具合が発生する可能性がある。当該不具合は、例えば、イオンが基板の周辺領域に衝突し、当該周辺領域がエッチングされるという不具合である。また、当該不具合は、例えば、基板の表面から飛散したクラスター(反応生成物)が、基板の側端部、基板周辺、真空槽内等に付着するという不具合である。クラスターの付着により、当該クラスターの堆積量が多くなると、当該クラスターが剥離し、パーティクルが発生する。
そこで、上記の不具合の発生を抑制するために、基板2の周縁部(基板周縁部)、および、基板2の周辺部(基板周辺部)を覆うためのマスク6が使用される。マスク6の形状は、板状である。マスク6は、開口H1を有する。マスク6は、真空槽Ch1に、取り付け自在に構成されている。以下においては、マスク6が真空槽Ch1に取り付けられている状況における、当該マスク6の状態を、「取り付け状態」ともいう。図3では、取り付け状態のマスク6が示されている。
平面視(XY面)においてマスク6の一部が基板2と重なるように、当該マスク6は当該基板2の上方に設けられている。具体的には、載置状態において、マスク6の一部が、基板2の周縁部と、基板2の周辺部(ステージ3の上面3a)とを覆うように、当該マスク6は当該基板2の上方に設けられている。
マスク6は、底面6bを有する。以下においては、鉛直方向を、「鉛直方向Dr1」または「方向Dr1」ともいう。鉛直方向Dr1は、ステージ3の上面3aと直交する垂直方向である。
載置状態において、マスク6と基板2との間には隙間C1が存在する。隙間C1は、鉛直方向Dr1における、マスク6の底面6bから、載置状態の基板2の表面2aまでの隙間である。以下においては、鉛直方向Dr1における隙間C1のサイズを、「隙間サイズS1」または「サイズS1」ともいう。
次に、スパッタエッチングを行うための処理(以下、「スパッタエッチング処理」ともいう)について簡単に説明する。
スパッタエッチング処理では、空間Sp1内に不活性ガスが存在する状態で、電源Pw1により、電極E1,E2に電圧が印加される。これにより、放電が発生し、プラズマが生成される。以下においては、プラズマに含まれるイオンを、「イオンp」ともいう。当該プラズマ(イオンp)は、電極E1から、開口H1を介して、基板2へ向かう。なお、開口H1は、基板2のうち、プラズマに暴露される領域を規定するように構成されている。
その結果、イオンpにより、基板2の表面2aがエッチングされるスパッタエッチングが行われる。以下においては、スパッタエッチングが行われている期間を、「エッチング期間」ともいう。エッチング期間には、開口H1をプラズマが通過する。そのため、隙間C1のサイズS1が大きい場合、当該隙間C1において、プラズマの回り込みが発生する。プラズマの回り込みが発生している状態で、スパッタエッチングが多く行われると、マスク6の側端部、基板2の側端部、基板周辺部等に、不所望な膜が堆積するという不具合が発生する。
当該不具合が発生した場合、パーティクルが発生する。また、エッチングの対象となる、基板、基板上の膜等が導電性を有する状況において当該不具合が発生した場合、エッチングにより発生する堆積膜も導電性を有する。この場合、堆積膜周辺のプラズマの状態が変化し、下記の異常現象が発生する可能性がある。当該異常現象は、例えば、異常放電である。また、異常現象は、例えば、エッチングレートの変動である。
なお、スパッタエッチングの実施に伴う、反応生成物の付着によるパーティクルの増加、異常放電等の異常現象の発生を抑制するために、治具に対し、以下の作業が行われる。当該治具は、ステージ3およびマスク6である。具体的には、定期的に、ステージ3およびマスク6に対し、薬液、ブラスト処理等によって、反応生成物を除去する除去処理が行われる。
除去処理が多く行われると、治具の表面側が削られる。これに加え、スパッタエッチングが行われても、治具の表面側が削られる。例えば、治具としてのステージ3の上面3a側が削られる。また、たとえば、治具としてのマスク6の底面6b側が削られる。これにより、ステージ3の上面3aの高さが低くなる。また、マスク6の底面6bの高さが高くなる。
その結果、隙間サイズS1(隙間C1のサイズS1)が所望値V1より大きくなる場合がある。所望値V1は、所定の範囲に含まれる複数の値を含む。所望値V1は、例えば、隙間C1において、プラズマの回りこみが発生しない値である。そのため、隙間サイズS1は、所望値V1であることが望ましい。以下においては、隙間サイズS1(隙間C1のサイズS1)が所望値V1より大きい状態を、「大隙間状態」ともいう。
大隙間状態において、スパッタエッチングが行われると、プラズマの回り込みが発生する。プラズマの回り込みの発生に伴い、堆積膜の増加によるパーティクルが発生する。また、プラズマの回り込みの発生に伴い、前述の異常現象(異常放電、エッチングレートの変動等)が発生しやすくなる。
そこで、以下の実施の形態のスパッタエッチング装置は、上記の異常現象の発生の抑制を実現するための構成を有する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るスパッタエッチング装置100の構成を示す断面図である。スパッタエッチング装置100は、図3のスパッタエッチング装置100Nと比較して、調整機構M1をさらに備える点が異なる。スパッタエッチング装置100のそれ以外の構成および機能は、スパッタエッチング装置100Nと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
調整機構M1は、例えば、真空槽Ch1の空間Sp1に設けられる。なお、図1では、調整機構M1の周辺の構成を分かりやすくするために、当該調整機構M1を簡略的に示している。そのため、調整機構M1のサイズおよび形状は、実際のサイズおよび実際の形状と異なる。また、図1における調整機構M1の位置も、実際の位置と異なる。なお、調整機構M1は、真空槽Ch1の外側に設けられてもよい。
以下、スパッタエッチング装置100について簡単に説明する。スパッタエッチング装置100は、プラズマを使用して基板2をエッチングするスパッタエッチングを行う機能を有する。スパッタエッチング装置100は、真空槽Ch1と、ステージ3と、電極E1,E2と、電源Pw1と、マスク6とを備える。
調整機構M1は、隙間C1のサイズS1を調整するための機構である。調整機構M1は、例えば、モーター等により駆動する装置である。調整機構M1は、例えば、スパッタエッチング装置100のCPU(図示せず)による制御に従って、駆動する。なお、調整機構M1は、人間が駆動させる装置であってもよい。
調整機構M1は、スペーサー4を使用して、ステージ3の上面3aの高さを変更する構造(機能)を有する。スペーサー4は、板状の部材である。具体的には、調整機構M1は、スペーサー4およびステージ3を使用して、当該ステージ3の上面3aの高さを変更する構造(機能)を有する。
以下においては、実施の形態1における特徴的な構成を、「構成Ct1」ともいう。構成Ct1は、スペーサー4を使用して、隙間C1のサイズS1を調整可能とする構成である。
構成Ct1では、ステージ3と電極E2とが離れることが可能なように、当該ステージ3および当該電極E2の各々は、調整機構M1または真空槽Ch1に固定されている。ステージ3は、例えば、棒状部材(図示せず)等により、調整機構M1に固定されている。電極E2は、例えば、別の棒状部材(図示せず)等により、真空槽Ch1に固定されている。なお、電極E2は、調整機構M1に固定されていてもよい。
なお、スパッタエッチング装置100の状態には、挟み状態と、非挟み状態とが存在する。非挟み状態は、ステージ3および電極E2によりスペーサー4が挟まれていない状態である。非挟み状態のスパッタエッチング装置100では、図3のように、ステージ3は電極E2上に設けられる。
挟み状態は、ステージ3および電極E2によりスペーサー4が挟まれた状態である。すなわち、図1では、挟み状態のスパッタエッチング装置100における、ステージ3、スペーサー4および電極E2が示されている。
なお、調整機構M1がステージ3を鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動させることが可能なように、当該調整機構M1は構成されている。なお、電極E2の位置(高さ)は変更できないように、当該電極E2は真空槽Ch1に固定されている。
以下においては、前述の取り付け状態における、マスク6とステージ3の上面3aとの間の隙間を、「隙間C2」ともいう(図3参照)。隙間C2は、鉛直方向Dr1における、取り付け状態のマスク6の底面6bから、ステージ3の上面3aまでの隙間である。非挟み状態のスパッタエッチング装置100における隙間C2は、図3に示される隙間C2に相当する。以下においては、鉛直方向Dr1における隙間C2のサイズを、「サイズS2」または「隙間サイズS2」ともいう。
次に、隙間C1のサイズS1を調整するための処理(以下、「隙間調整処理」ともいう)について説明する。隙間調整処理は、非挟み状態(例えば、図3)のスパッタエッチング装置100において行われる。また、隙間調整処理は、ステージ3に基板2が載置された載置状態において行われる。なお、隙間調整処理は、載置状態でない状態において行われてもよい。
なお、隙間調整処理が行われる前に、非挟み状態(例えば、図3)における隙間サイズS2(隙間C2のサイズS2)は予め測定される。隙間サイズS2は、所望値V2であることが望ましい。所望値V2は、所定の範囲に含まれる複数の値を含む。所望値V2は、隙間サイズS1(隙間C1のサイズS1)を前述の所望値V1にする値である。なお、隙間サイズS1が所望値V1である状況では、前述の異常現象は発生しない。
以下においては、隙間サイズS2が所望値V2でない状況で、前述の挟み状態を発生させた場合に、隙間サイズS2を所望値V2にするための、スペーサー4の厚みを、「厚みTh1」ともいう。厚みTh1は、載置状態および挟み状態において、隙間サイズS1を所望値V1にするための厚みである。
ここで、測定された隙間サイズS2が所望値V2でなく、かつ、隙間サイズS1が所望値V1でないと仮定する。この場合、隙間調整処理が行われる前に、厚みTh1を有するスペーサー4が予め準備される。
隙間調整処理では、まず、非挟み状態のスパッタエッチング装置100において、調整機構M1がステージ3を上方向(Z方向)へ移動させる。具体的には、ステージ3の上面3aと電極E2との間の隙間のサイズが、厚みTh1より大きくなるように、調整機構M1がステージ3を上方向(Z方向)へ移動させる。
次に、ステージ3の上面3aと電極E2との間の隙間に、厚みTh1を有するスペーサー4が挿入される。スペーサー4の挿入は、例えば、作業員が行う。スペーサー4の挿入を作業員が行う状況では、当該作業員が、ステージ3と電極E2との間の隙間にスペーサー4を挿入できるように、例えば、真空槽Ch1が必要最低限に分解される。
なお、調整機構M1は、スペーサー4の挿入を行う機能を有してもよい。具体的には、調整機構M1が、スペーサー4を掴む機能、スペーサー4を移動させる機能等を有してもよい。調整機構M1がスペーサー4の挿入を行う機能を有する場合、スペーサー4の挿入は、調整機構M1が行う。
次に、ステージ3および電極E2によりスペーサー4が挟まれるように、調整機構M1がステージ3を下方向へ移動させる。これにより、スパッタエッチング装置100の状態は、図1のように、挟み状態となる。そして、隙間調整処理は終了する。
上記のように隙間調整処理が行われることにより、測定された隙間サイズS2が所望値V2でない状況において、厚みTh1だけ、ステージ3の上面3aの高さを高くすることができる。これにより、隙間サイズS2が所望値V2になる。そのため、挟み状態におけるステージ3の上面3aの高さは、非挟み状態におけるステージ3の上面3aの高さより高い。また、隙間サイズS2が所望値V2になることにより、隙間サイズS1が所望値V1になる。これにより、前述の異常現象の発生を抑制することができる。
なお、本発明者らは、以下の条件J1において、スパッタエッチング装置100が隙間調整処理を行う実験を行った。条件J1におけるAr(不活性ガス)の流量は、40SCCMである。また、条件J1における処理圧力は、0.6Paである。また、条件J1における印加RF電力は400Wである。また、条件J1における印加高周波電圧の周波数は13.56MHzである。
また、条件J1におけるエッチング時間は750secである。また、条件J1におけるエッチング量は1000Åである。また、条件J1における隙間サイズS2は1.4mmである。また、条件J1における基板2は、SiC基板である。また、条件J1における基板2の直径は100mmである。また、条件J1における基板2の厚みは300μmである。また、条件J1におけるマスク6の開口H1の内径は96mmである。また、条件J1におけるスペーサー4の厚みは、前述の厚みTh1に相当する200μmである。
条件J1において隙間調整処理が行われることにより、異常現象の発生を抑制できたことを、本発明者らは確認した。例えば、プラズマの回りこみの発生、パーティクルの発生、異常放電の発生、エッチングレートの変動の発生等を抑制できたことを、本発明者らは確認した。
以上説明したように、本実施の形態によれば、スパッタエッチング装置100は、基板2が載置されたステージ3と、プラズマが通過する開口H1を有するマスク6と、マスク6と基板2との間の隙間C1のサイズS1を調整するための調整機構M1とを備える。これにより、マスクと基板との間の隙間のサイズの変化に対応できる。
また、本実施の形態によれば、隙間サイズS1が所望値V1になるように、ステージ3および電極E2により、厚みTh1を有するスペーサー4が挟まれる。そのため、隙間C1におけるプラズマの回り込みの発生、異常放電の発生、エッチングレートの変動の発生等を抑制することができる。したがって、スパッタエッチング装置における、歩留まり、生産性等を向上することができる。
なお、一般的に、Siウエハである基板に対し、スパッタエッチングにより削られる膜の厚みは数百Åである。また、SiCウエハである基板に対し、スパッタエッチングにより削られる膜の厚みは約1000Åである。SiCウエハである基板に対し、スパッタエッチングを行う場合、上記の異常現象が発生しやすいという問題がある。
また、前述の関連構成Aは、半導体ウエハとプラズマとの間に電流が流れるという表面アーキングの発生を抑制する。しかしながら、関連構成Aでは、半導体ウエハとカバーリングとの間の隙間における、プラズマの回り込みの発生による表面アーキングには対応できないという問題がある。
そこで、本実施の形態のスパッタエッチング装置100は、上記の効果を奏するための構成を有する。そのため、本実施の形態のスパッタエッチング装置100により、上記の各問題を解決することができる。
<実施の形態2>
図2は、実施の形態2に係るスパッタエッチング装置100Aの構成を示す図である。図2を参照して、スパッタエッチング装置100Aは、図3のスパッタエッチング装置100Nと比較して、調整機構M2をさらに備える点が異なる。スパッタエッチング装置100Aのそれ以外の構成および機能は、スパッタエッチング装置100Nと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
調整機構M2は、センサーSn1と、昇降機構5とを含む。センサーSn1は、マスク6の底面6bの高さを測定する機能を有する。センサーSn1は、例えば、光を使用して、底面6bの高さを測定するセンサである。センサーSn1は、例えば、真空槽Ch1に固定される。
なお、センサーSn1は、光を使用するセンサに限定されない。例えば、センサーSn1は、底面6bを撮影し、得られた画像における底面6bの位置により、底面6bの高さを測定する機能を有するセンサであってもよい。なお、このような、画像を使用するセンサーSn1は、例えば、真空槽Ch1のうち、マスク6の側面側に相当する位置に設けられる。
昇降機構5は、ステージ3を鉛直方向Dr1に沿って移動させる機能を有する。昇降機構5は、例えば、スパッタエッチング装置100AのCPU(図示せず)による制御に従って、駆動する。
昇降機構5は上面5aを有する。上面5a上には電極E2が設けられる。電極E2上には、ステージ3が設けられる。昇降機構5は、例えば、上面5aを鉛直方向Dr1に沿って移動させる機能を有する装置である。そのため、昇降機構5が上面5aを移動させるのに伴い、ステージ3も移動する。
次に、隙間C1のサイズS1を調整するための処理(以下、「隙間調整処理A」ともいう)について説明する。なお、隙間調整処理Aは、載置状態において行われる。なお、隙間調整処理Aは、スパッタエッチング処理が開始される前に行われる。以下においては、マスク6の底面6b側が磨耗していない状況における、当該底面6bの高さを、「初期高さh0」または「h0」ともいう。
隙間調整処理Aでは、センサーSn1がマスク6の底面6bの高さを測定する。以下においては、センサーSn1により測定された底面6bの高さを、「測定底面高さh2」または「h2」ともいう。
測定底面高さh2が初期高さh0である場合、この隙間調整処理Aは終了する。一方、測定底面高さh2が初期高さh0より大きい場合、昇降機構5は、測定底面高さh2に基づいて、ステージ3を鉛直方向Dr1に沿って移動させる。以下においては、h2がh0より大きい状況において、h2−h0の式により得られる値を、「調整距離hs」または「hs」ともいう。調整距離hsは、マスク6の底面6b側が磨耗した状況における、磨耗量に相当する高さに相当する。
具体的には、昇降機構5は、隙間サイズS1(隙間C1のサイズS1)が所望値V1になるように、上面5a(ステージ3の上面3a)を上方向へ移動させる。すなわち、昇降機構5は、上面5a(ステージ3の上面3a)を調整距離hs分だけ、上方向へ移動させる。以上により、隙間調整処理Aは終了する。この隙間調整処理Aにより、隙間サイズS1が自動的に調整される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、昇降機構5は、測定底面高さh2に基づいて、ステージ3を鉛直方向Dr1に沿って移動させる。そのため、マスク6の底面6bの高さが、初期高さh0から変化した状況においても、隙間C1のサイズを最適なサイズに設定することができる。マスク6の底面6bの高さの変化(経時変化)は、長期間にわたるスパッタエッチング装置の使用により発生する。例えば、マスク6の底面6bの高さの変化(経時変化)は、マスク6の底面6b側における、磨耗、エッチング等の発生に伴い、発生する。
なお、底面6bの高さの変化に加え、ステージ3の上面3aの高さも初期の高さから変化していた場合、隙間調整処理Aでは、調整距離hsに上面3aの高さの変化量を加算してもよい。この場合、隙間調整処理Aにおいて、昇降機構5は、上面5a(ステージ3の上面3a)を、変更後の調整距離hs分だけ、上方向へ移動させる。これにより、マスク6の底面6bの高さ、および、ステージ3の上面3aの高さの両方が変化していても、隙間サイズS1(隙間C1のサイズS1)を所望値V1にすることができる。
また、本実施の形態によれば、厚みの異なる複数の基板にも対応できる。例えば、基板の厚みを事前に測定し、当該厚みに基づいてステージ3の移動量を変化させる。これにより、各基板に対応する、隙間C1のサイズを所望値V1に自動的に調整することができる。これにより、実施の形態1と同様、隙間C1におけるプラズマの回り込みの発生、異常放電の発生、エッチングレートの変動の発生等を抑制することができる。
なお、隙間調整処理Aでは、スパッタエッチングの条件、エッチングの対象となる膜の種類等に基づいて、ステージ3(上面3a)の高さの移動量が最適な値に設定されることが望ましい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2 基板、3 ステージ、4 スペーサー、5 昇降機構、6 マスク、100,100A,100N スパッタエッチング装置、E1,E2 電極、M1,M2 調整機構、Sn1 センサー。

Claims (4)

  1. プラズマを使用して基板をエッチングするスパッタエッチングを行う機能を有するスパッタエッチング装置であって、
    前記基板が載置されたステージと、
    前記プラズマが通過する開口を有するマスクと、を備え、
    前記開口は、前記基板のうち、前記プラズマに暴露される領域を規定するように構成されており、
    平面視において前記マスクの一部が前記基板と重なるように、当該マスクは当該基板の上方に設けられており、
    前記スパッタエッチング装置は、さらに、
    前記マスクと前記基板との間の隙間のサイズを調整するための調整機構を備える、
    スパッタエッチング装置。
  2. 前記ステージは、前記基板が載置される上面を有し、
    前記調整機構は、板状の部材であるスペーサーを使用して、前記ステージの前記上面の高さを変更する構造を有する
    請求項1に記載のスパッタエッチング装置。
  3. 前記スパッタエッチング装置は、さらに、
    前記プラズマを発生させるための、板状の電極を備え、
    前記ステージの形状は、板状であり、
    前記ステージは、前記電極の上方に存在し、
    前記調整機構は、前記スペーサーおよび前記ステージを使用して、当該ステージの前記上面の高さを変更する構造を有し、
    前記スパッタエッチング装置の状態には、前記ステージおよび前記電極により前記スペーサーが挟まれた状態である挟み状態と、当該ステージおよび当該電極により当該スペーサーが挟まれていない状態である非挟み状態とが存在し、
    前記挟み状態における前記ステージの前記上面の高さは、前記非挟み状態における当該ステージの当該上面の高さより高い
    請求項2に記載のスパッタエッチング装置。
  4. 前記調整機構は、
    前記マスクの底面の高さを測定するセンサーと、
    前記ステージを鉛直方向に沿って移動させる機能を有する昇降機構とを含み、
    前記昇降機構は、前記センサーにより測定された前記底面の高さに基づいて、前記ステージを前記鉛直方向に沿って移動させる
    請求項1に記載のスパッタエッチング装置。
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