JP2020046544A - 現像装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】高い現像速度と高い画像品質との両立を実現させることができる現像装置を提供する。【解決手段】現像装置1は、表面に感光性樹脂層を有する原版Pが載置される載置部22と、所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部45と本体部45の外周面45aから外方へと放射状に突出する毛束46とを有し、軸を中心に回転する一方、軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、毛束46が原版Pの表面に接触するように載置部22の上方に配置されて原版Pの未露光部を除去するように構成されたロールブラシ41と、ロールブラシ41の回転速度及び往復移動速度を制御する制御部80と、を備える。制御部80は、往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシ41の速度ベクトルVの方向を変化させる。【選択図】図1
Description
本発明は、現像装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来より、原版の表面に設けられた感光性樹脂層に凹凸を形成して印刷版を製造する技術が知られている。例えば、画像マスクを介して原版に紫外光を照射して感光性樹脂層を所定のパターンで露光することにより、感光性樹脂層に露光部と未露光部とを形成し(露光工程)、原版に現像液を供給しつつブラシで原版の表面を擦ることにより未露光部の樹脂を掻き出してレリーフを形成し(現像工程)、レリーフが形成された原版の表面にリンス液を供給してデブリを除去する(リンス工程)、という工程群を経てフレキソ印刷版を製造する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、現在においては、大型(長尺)の原版の先端に金属製のバーを取り付け、このバーをチェーン等の搬送手段で所定の方向に搬送しながら、搬送方向に沿って所定の間隔で配置された複数のブラシで原版の表面を擦ることにより現像工程及びリンス工程を連続的に実施する、いわゆるインライン式の現像装置が提案されている。このようなインライン式の現像装置では、所定の軸に沿って延在する円柱状本体部の外周面に放射状に毛束を取り付け、この毛束で原版の表面を擦るように構成されたロールブラシが採用されている。
従来においては、ロールブラシを、所定の軸を中心に一定速度で回転させつつ、軸に対して平行な方向に一定速度で往復移動(揺動)させるのが一般的であった。しかし、このようにロールブラシの回転速度と揺動速度とを一定にすると、原版に対するロールブラシの軌跡が一方向に偏ることとなるため、微細画像の凹部に存在する未露光樹脂を効率良く除去することができないという問題があった。一方、微細画像の凹部に存在する未露光樹脂を充分に除去するために長時間の現像を実施すると、微細画像の凸部がロールブラシで削られてしまい、本来再現したい画像を再現できなくなる虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、高い現像速度と高い画像品質との両立を実現させることができる現像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る現像装置は、表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束とを有し、軸を中心に回転する一方、軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、毛束が原版の表面に接触するように載置部の上方に配置されて原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、ロールブラシの回転速度及び往復移動速度を制御する制御部と、を備え、制御部は、往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させるものである。
また、本発明に係る制御方法は、表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束とを有し、軸を中心に回転する一方、軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、毛束が原版の表面に接触するように載置部の上方に配置されて原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、を備える現像装置の制御方法であって、ロールブラシの往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる制御工程を含むものである。
また、本発明に係るプログラムは、表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束とを有し、軸を中心に回転する一方、軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、毛束が原版の表面に接触するように載置部の上方に配置されて原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、を備える現像装置を制御するプログラムであって、ロールブラシの往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる制御工程をコンピュータに実行させるものである。
かかる構成及び方法を採用すると、ロールブラシの往復移動(揺動)速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させることができる。すなわち、ロールブラシの速度ベクトルは、ロールブラシの揺動速度ベクトルと回転速度ベクトルとを合成することにより得られるところ、例えば揺動速度を一定にし、回転速度を上昇させることにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる(ロールブラシの速度ベクトルの揺動方向に対してなす角度を大きくする)ことができる。従って、原版の表面に対するロールブラシの軌跡が一定になることを防ぎ、原版を均一に現像することができるため、微細画像の凹部に存在する未露光樹脂を短時間で除去することができる。この結果、長時間の現像に起因して微細画像の凸部が削られるという事態が発生することを防ぐことができ、高い現像速度と高い画像品質との両立が可能となる。
本発明に係る現像装置において、揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を段階的又は連続的に上昇させることにより、揺動速度に対する回転速度の比を変化させる制御部を採用することができる。また、本発明に係る制御方法及びプログラムにおける制御工程で、揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を段階的又は連続的に上昇させることにより、揺動速度に対する回転速度の比を変化させることができる。
本発明に係る現像装置において、ロールブラシの速度ベクトルの揺動方向に対してなす角度が(1)15〜25°、(2)30〜40°、(3)45〜55°、(4)75〜85°の4段階に変化するように、揺動速度に対する回転速度の比を変化させる制御部を採用することができる。また、本発明に係る制御方法及びプログラムにおける制御工程で、ロールブラシの速度ベクトルの揺動方向に対してなす角度が(1)15〜25°、(2)30〜40°、(3)45〜55°、(4)75〜85°の4段階に変化するように、揺動速度に対する回転速度の比を変化させることができる。
本発明に係る現像装置において、往復移動速度及び回転速度を正弦波状に変化させる一方、往復移動速度の位相に対して回転速度の位相をずらすことにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を連続的に変化させる制御部を採用することができる。また、本発明に係る制御方法及びプログラムにおける制御工程で、往復移動速度及び回転速度を正弦波状に変化させる一方、往復移動速度の位相に対して回転速度の位相をずらすことにより、ロールブラシの速度ベクトルの方向を連続的に変化させることができる。
本発明によれば、高い現像速度と高い画像品質との両立を実現させることができる現像装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも好適な適用例であって、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
まず、本発明の実施形態に係る現像装置1の構成について説明する。本実施形態に係る現像装置1は、「インライン式」と称される方式で、表面に感光性樹脂層を有する原版Pに現像処理を施す装置である。本実施形態に係る現像装置1では、界面活性剤を含む水を現像液として用いて原版の現像処理を行う。かかる現像処理は「水現像」と称される。
原版Pは、図示していない支持体の表面に感光性樹脂層を形成することにより形成され、全体としてシート形状を呈している。感光性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル、ナイロン、ポリビニルアルコール等を用いることができる。原版Pの表面の一部は、現像装置1による現像処理に先立って、紫外線が照射されている。紫外線が照査された部位(すなわち露光された部位)では、感光性樹脂が硬化する化学変化が生じている。一方、未露光の部分では、感光性樹脂は硬化していない。現像装置1の現像処理では、未硬化の感光性樹脂が除去され、原版Pの表面に所定パターンの凹凸が形成される。
現像装置1は、図1に示すように、搬送部2と、吐出部3と、ブラシ部4と、を備えている。
搬送部2は、原版Pを搬送するように構成されており、その上面に原版載置部22を有している。原版載置部22には、原版Pが、露光処理が施された面を上方に向けるようにして載置される。原版Pの一端部には、ガイドプレート24が固定されている。ガイドプレート24は金属製の部材であり、扁平形状を呈している。搬送部2は、図示されていないガイドチェーンを有している。ガイドチェーンは原版載置部22に沿うように配置されており、ガイドプレート24の端部はこのガイドチェーンに係止されている。図示されていないモータが駆動すると、ガイドチェーンが回転し、ガイドプレート24を原版載置部22に沿って移動させる。これにより、矢印Aで示される方向に原版Pが搬送される。
吐出部3は、現像液や水を吐出するように構成されており、複数の吐出管31,32,33,34を有している。吐出管31,32,33,34は、いずれも原版載置部22の上方に配置され、管形状を呈している。
吐出管31,32は、搬送部2により搬送される原版Pに、現像領域(後述する第一現像領域11及び第二現像領域12)内で現像液を供給するものである。吐出管31は、使用済みの現像液を含む現像液を現像領域の上流側領域(後述する第一現像領域11)に供給するものであり、吐出管32は、使用済みの現像液を濾過して得た濾過済みの現像液を現像領域の下流側領域(後述する第二現像領域12)に供給するものである。
吐出管33,34は、搬送部2により搬送される原版Pに、現像領域の下流側に隣接するリンス領域(後述する第一リンス領域13及び第二リンス領域14)内でリンス液を供給することにより原版Pの表面からデブリを除去する。吐出管33は、使用済みの現像液を含まない新現像液をリンス液としてリンス領域の上流側領域(後述する第一リンス領域13)に供給するものであり、吐出管34は、水をリンス液としてリンス領域の下流側領域(後述する第二リンス領域14)に供給するものである。
ブラシ部4は、ロールブラシ41,42,43,44を有している。ロールブラシ41,42,43,44は、それぞれの軸(例えば図2に示すロールブラシ41の軸Cr)が略水平に伸びるように、原版載置部22の上方且つ吐出管31,32,33,34の下方に配置される。ロールブラシ41,42,43,44の外周部には、弾性を有する毛束46(図4参照)が配設されている。ロールブラシ41,42,43,44がそれぞれの軸を中心として回動すると、毛束46の毛先46bが軸周りに移動し、繰り返し原版載置部22側に配置される。ロールブラシ41,42は、現像領域内に配置され原版Pの表面を擦ることにより未露光部を除去するものである。なお、ロールブラシ41の具体的な構成については、図2〜図4を用いて後に詳述する。
現像装置1は、図1に示すように、第一現像領域11、第二現像領域12、第一リンス領域13及び第二リンス領域14に区分することができる。第一現像領域11、第二現像領域12、第一リンス領域13及び第二リンス領域14は、原版Pが搬送される方向にこの順序で並ぶように配置されている。第一現像領域11には吐出管31及びロールブラシ41が配置され、第二現像領域12には吐出管32及びロールブラシ42が配置され、第一リンス領域13には吐出管33及びロールブラシ43が配置され、第二リンス領域14には吐出管34及びロールブラシ44が配置されている。
第一現像領域11では、吐出管31から現像液が吐出され、原版Pの表面に供給される。後述するように、ここで吐出される現像液は、使用済みの現像液を含むものであり、デブリを含んでいる。また、図2に示すように、ロールブラシ41が矢印R1,R2方向に回転するとともに、矢印S方向に往復移動(揺動)する。これにより、原版Pの表面が、ロールブラシ41の毛束46の毛先46bにより擦られる。これにより、未硬化の感光性樹脂が原版Pの表面から掻き出され、現像液とともに排出される。第一現像領域11を通過した原版Pは、次に第二現像領域12に至る。
第二現像領域12では、吐出管32から現像液が吐出され、原版Pの表面に供給される。後述するように、ここで吐出される現像液は、使用済みの現像液を濾過して得たものであり、デブリがほぼ取り除かれている。また、ロールブラシ42が回転するとともに揺動し、その毛束が原版Pの表面を擦る。これにより、未硬化の感光性樹脂が原版Pの表面から掻き出され、現像液とともに排出される。第二現像領域12を通過した原版Pは、次に第一リンス領域13に至る。
第一リンス領域13では、吐出管33から現像液が吐出され、原版Pの表面に供給される。後述するように、ここで吐出される現像液は、使用済みの現像液を含まない新たな現像液である。また、ロールブラシ43が回転するとともに揺動し、その毛束が原版Pの表面を擦る。これにより、原版Pの表面に付着していたデブリが除去され、現像液とともに排出される。第一リンス領域13を通過した原版Pは、次に第二リンス領域14に至る。
第二リンス領域14では、吐出管34から大量の水が吐出され、原版Pの表面に供給される。また、ロールブラシ44が回転するとともに揺動し、その毛束が原版Pの表面を擦る。これにより、原版Pの表面に付着していたデブリや界面活性剤が除去される。
このような現像装置1による現像処理が施された原版Pは、現像液や水によって膨潤している。原版Pは、図示されていない乾燥装置により乾燥処理が施される。乾燥処理では、高温の空気を吹き付けることにより、原版Pの乾燥が促される。乾燥した原版Pは、印刷版として用いられる。
また、現像装置1は、図1に示すように、回収供給機構5と、新液供給機構6と、水供給機構7と、を備えている。
回収供給機構5は、第一現像領域11及び第二現像領域12に現像液を供給するように構成されている。回収供給機構5は、吐出管31よりも下方に配置されたドレインパン51と、回収液貯留タンク52と、フィルタ装置54と、濾過液貯留タンク56と、を有している。
ドレインパン51は、搬送部2の下方であって、且つ、第一現像領域11、第二現像領域12及び第一リンス領域13と対応する部位に配置されている。ドレインパン51は、第一現像領域11、第二現像領域12及び第一リンス領域13から下方に排出された現像液を回収するように構成されている。
回収液貯留タンク52は、液体を貯留可能な容器である。回収液貯留タンク52の内部には、ドレインパン51により回収された現像液が流入し、貯留されている。当該現像液は、第一現像領域11及び第二現像領域12において原版Pの表面から掻き出されたデブリや、第一リンス領域13において原版Pの表面から除去されたデブリが含まれている。当該デブリは、現像液中で分散している。
回収液貯留タンク52内に貯留されている現像液の一部は、吸引管53aを介してポンプ53bにより吸引され、送給管53cを介してフィルタ装置54に送給される。フィルタ装置54は、その内部に、図示されていないフィルタを有している。送給管53cにより送給される現像液は、フィルタ装置54内に供給され、当該フィルタを通過する。現像液がフィルタを通過すると、フィルタとの摩擦により、現像液中で分散している樹脂カスの表面から界面活性剤が除去される。これにより、フィルタを通過した現像液中では、凝集剤を添加しなくても樹脂カスが凝集し、凝集物が生成される。本明細書においては、このような凝集物や樹脂カスを総じて「デブリ」と称することとしている。
デブリを含む回収液貯留タンク52内の現像液は、送給管55を介して濾過液貯留タンク56に送給される。濾過液貯留タンク56は、液体を貯留可能な容器である。濾過液貯留タンク56の内部にはフィルタ56aが配置されている。送給管55により送給される現像液は、濾過液貯留タンク56内に供給され、フィルタ56を通過する。現像液がフィルタ56aを通過すると、現像液に含まれていたデブリがほぼ除去される。濾過液貯留タンク56は、このようにほぼデブリを除去された現像液を貯留している。
濾過液貯留タンク56内に貯留されている濾過済みの現像液の一部は、吸引管57aを介してポンプ57bにより吸引され、送給管57cを介して回収液貯留タンク52に戻される。デブリが除去された現像液が濾過液貯留タンク56から供給されることにより、回収液貯留タンク52内ではデブリの濃度が低下する。
回収液貯留タンク52内に貯留されている現像液は、吸引管58aを介してポンプ58bにより吸引され、送給管58cを介して第一現像領域11の吐出管31に供給される。吐出管31は現像液を吐出し、第一現像領域11に配置されている原版Pに供給する。具体的には、現像液は1つの吐出管31から2つのロールブラシ41に向けて吐出され、これらロールブラシ41の毛束46を介して原版Pの表面に供給される。第一現像領域11において供給された現像液は、搬送部2から落下し、前述したようにドレインパン51により回収され、デブリを除去する処理が施される。すなわち、第一現像領域11に供給される現像液は、繰り返し原版Pの現像に供される。
一方、濾過液貯留タンク56内に貯留されている濾過済みの現像液は、吸引管59aを介してポンプ59bにより吸引され、送給管59cを介して第二現像領域12の吐出管32にも供給される。吐出管32は現像液を吐出し、第二現像領域12に配置されている原版Pに供給する。具体的には、現像液は1つの吐出管32から2つのロールブラシ42に向けて吐出され、これらロールブラシ42の毛束を介して原版Pの表面に供給される。第二現像領域12において供給された現像液は、搬送部2から落下し、前述したようにドレインパン51により回収され、デブリを除去する処理が施される。すなわち、第二現像領域12に供給される現像液もまた、繰り返し原版Pの現像に供される。
新液供給部6は、第一リンス領域13に現像液を供給するように構成されている。新液供給部6は、新液供給源61を有している。新液供給源61は、未だ原版Pの現像に供されていない(すなわちデブリを含まない)新たな現像液を貯留するタンクである。新液供給源61の現像液は、吸引管63aを介してポンプ63bにより吸引され、送給管63cを介して第一リンス領域13の吐出管33に供給される。吐出管33は現像液を吐出し、第一リンス領域13に配置されている原版Pに供給する。具体的には、現像液は1つの吐出管33から2つのロールブラシ43に向けて吐出され、これらロールブラシ43の毛束を介して原版Pの表面に供給される。第一リンス領域13において供給された現像液は、搬送部2から落下し、ドレインパン51により回収される。すなわち、新液供給部6によって第一リンス領域13に供給される現像液は、第一現像領域11及び第二現像領域12に供給される現像液とともに、デブリを除去する処理が施された後、第一現像領域11及び第二現像領域12に供給される。
水供給部7は、第二リンス領域14に水を供給するように構成されている。水供給部7は、水供給源71を有している。水供給源71は、例えば、水道水から供給される水を貯留するタンクである。水供給源71の水は、吸引管73aを介してポンプ73bにより吸引され、送給管73cを介して第二リンス領域14の吐出管34に供給される。吐出管34は水を吐出し、第二リンス領域14に配置されている原版Pに供給する。具体的には、水は1つの吐出管34から2つのロールブラシ44に向けて吐出され、これらロールブラシ44の毛束を介して原版Pの表面に供給される。第二リンス領域14において供給された水は、搬送部2から落下し、ドレインパン75により回収される。ドレインパン75により回収された水は、図示されていない濾過装置により濾過されて不純物が除去され、水供給源71に戻される。
さらに、現像装置1は、図1に示すように、現像領域(第一現像領域11及び第二現像領域12)とリンス領域(第一リンス領域13及び第二リンス領域14)との間の境界領域Bにおいて原版Pを局所的に鉛直上方に持ち上げるように構成されたリフト部8を備えている。境界領域Bは、現像領域とリンス領域の間に位置する所定幅の領域であり、その幅は装置の仕様等に応じて適宜変更される。なお、このリフト部8とともに(又はリフト部8に代えて)、第一現像領域11と第二現像領域12との間の境界領域Cにおいて原版Pを局所的に鉛直上方に持ち上げるリフト部9を設けたり、第一リンス領域13と第二リンス領域14との間の境界領域Dにおいて原版Pを局所的に鉛直上方に持ち上げるリフト部10を設けたりすることもできる。
次に、図2〜図4を用いて、本実施形態に係る現像装置1の第一現像領域11におけるロールブラシ41の構成について説明する。なお、実質的に同様の構成を有する第二現像領域12のロールブラシ42、第一リンス領域13のロールブラシ43及び第二リンス領域14のロールブラシ44の構成については、説明を省略する。
図2は、現像装置1の第一現像領域11を示す斜視図であり、第一現像領域11に配置されている複数の吐出管31及びロールブラシ41の一部を図示している。図3は、ロールブラシ41を示す正面図である。図4は、図3のIV部を示す拡大図である。図3及び図4は、ロールブラシ41が有する毛束46のうち、正面視して上端及び下端に配置されているもののみを図示し、その他のものの図示を省略している。
図2に示されるように、吐出管31は、直管部35と、屈曲部36と、を有している。
直管部35は、略水平方向に延びる円筒形状を呈している。原版Pが原版載置部22上を矢印Aで示される方向に搬送されるのに対し、直管部35は、この矢印Aと略直交する方向に延びている。直管部35の内部には流路が形成されている。直管部35の一端は、送給管58cに接続されている。
直管部35の管壁には複数の吐出孔39が形成されている。吐出孔39は、直管部35の管壁を貫通し、直管部35内の流路と外部とを連通させている。1つの吐出孔39の断面積は、後述する流出口38の断面積よりも小さい。吐出孔39は、直管部35が延びる方向に互いに間隔を空けて配置されている。
屈曲部36は、略90°屈曲した円筒形状を呈している。屈曲部36の内部には流路が形成されている。屈曲部36の一端は、屈曲部36内の流路が直管部35内の流路と連通するように、直管部35の他端に接続されている。屈曲部36の他端である流出口38は、大気開放され、下方に向けられている。
送給管58cは、現像液を上方に流す。送給管58cを通過した現像液は、向きを変え、直管部35に流入する。次に、現像液は、直管部35内の流路を流出口38に向かって流れる。つまり、現像液は、原版載置部22を跨ぐように流れる。このとき、直管部35内の流路を流れる現像液の一部が、吐出孔39から外部に吐出される。この現像液は、吐出管31の下方に配置されている2つのロールブラシ41に向けて吐出され、ロールブラシ41の毛束46を介して原版Pの表面に供給される。
吐出孔39から吐出されることなく直管部35を通過した現像液は、次に、屈曲部36内の流路に流入する。この現像液は、流れの向きを下方に変え、流出口38から流出する。流出口38から流出した現像液は、ドレインパン51(図1参照)によって回収される。
図3に示されるように、ロールブラシ41は、所定の軸Crに沿って延在する円柱状の本体部45と、本体部45の外周面45aから外方へと放射状に突出する毛束46と、を有している。ロールブラシ41は、軸Crを中心に(例えば図2の矢印R1,R2方向に)回転する一方、軸Crに対して平行な方向(例えば図2の矢印S方向)に往復移動(揺動)するように構成され、毛束46が原版Pの表面に接触するように原版載置部22の上方に配置されて原版Pの未露光部を除去するように構成されている。さらに説明すると、ロールブラシ41は、その毛束46の毛先46bが原版Pに対して若干(例えば2mm程度)食い込むように配置される。ロールブラシ41の回転速度及び往復移動(揺動)速度は、図1に示す制御部80によって制御される。制御部80による制御方法については、後に詳述する。
本体部45は、ステンレス等の金属材料により形成された部材である。本体部45は、軸Crを中心軸とする円柱形状を呈しており、外周面45aを有している。軸Crに沿う方向における本体部45の寸法は、例えば1000mmから1500mm程度である。また、本体45の直径は、例えば20mmから100mm程度である。
毛束46は、複数の毛材を束ねることにより構成されている。毛材の材料として、例えばナイロン等の樹脂材料を用いることができるが、ナイロン610等の低吸湿性のものが好ましい。本実施形態における毛束46は、二種類から構成されている。すなわち、本実施形態においては、直径150〜300μmの比較的太いブラシ毛からなる第一の毛束46Aと、直径50〜150μmの比較的細いブラシ毛からなる第二の毛束46Bと、を採用しており、比較的細い第二の毛束46Bのブラシ毛の長さを、比較的太い第一の毛束46Aのブラシ毛の長さよりも0.3〜1mm短くしている。そして、図3及び図4に示すように、これら第一の毛束46A及び第二の毛束46Bを、本体部45の表面に交互に螺旋状に配列された状態で取り付けている。なお、このように二種類の毛束46A,46Bを一つの本体部45に設ける代わりに、第一の毛束46Aが表面に取り付けられた第一の本体部と、第二の毛束46Bが表面に取り付けられた第二の本体部と、を所定の方向(原版Pの搬送方向A)に沿って交互に並べてもよい。
毛束46は、チャンネル47によって保持されている。チャンネル47は、ステンレス等の金属材料により形成された部材であり、毛束46が整列するように根元46aを加締めている。図4に示されるチャンネル47の幅寸法W1と、高さ寸法Hは、いずれも5mm程度である。
チャンネル47は、毛束46の毛先46bを外方に向けるようにして、本体部45の外周面45aに固定されている。図3に示されるように、チャンネル47は、軸Crを中心として螺旋状に周回するように延びている。すなわち、図3及び図4に示されるようにロールブラシ41を正面視した場合に、チャンネル47の複数の列が配置され、軸Crに沿う方向に隣り合う列は互いに離間して見える。
チャンネル47がこのように配置されることにより、軸Crに沿う方向において隣り合うチャンネル47の列の間に隙間48が形成される。チャンネル47と同様、この隙間48も軸Crを中心として螺旋状に周回するように延びている。図4に示される隙間48の幅寸法W2は、チャンネル47の幅寸法W1の1倍以上2倍以下である。具体的には、隙間48の幅寸法W2は、5mmから10mm程度である。
このように構成されたロールブラシ41に向けて、吐出管31の吐出孔39から現像液が吐出されると、現像液は、直接的に、又は、毛束46を伝って、隙間48に至る。軸Crに沿う方向に隣り合う毛束46の列は十分離間しているため、このとき、この毛束46の列の間で現像液が表面張力により跨るように滞留することない。隙間48に至った現像液は、図4に矢印Fで示されるように、隙間48に沿って、本体部45の外周面45aを下方に流れる。この現像液は、外周面45aの下端まで至ると外周面45aから落下し、下方の原版Pに供給される。
続いて、図5〜図10を用いて、本実施形態に係る現像装置1の制御部80によるロールブラシ41の制御方法について説明する。
制御部80は、ロールブラシ41を所定の軸Cr周りに回転させる図示されていない回転モータと、ロールブラシ41を所定の方向Sに沿って往復移動(揺動)させる図示されていない揺動モータと、に制御信号を送出することにより、ロールブラシ41の回転速度及び揺動速度を制御するものである。本実施形態における制御部80は、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシ41の速度ベクトルの方向を変化させる。
ここで、ロールブラシ41の速度ベクトルVについて、図5を用いて説明する。ロールブラシ41の速度ベクトルVは、図5に示すように、揺動速度ベクトルVxと、回転速度ベクトルVyと、を合成したものである。ロールブラシ41の速度ベクトルVの長さは、回転速度ベクトルVy及び揺動ベクトルVxの長さの二乗の和(Vx2+Vy2)の平方根で表される。また、ロールブラシ41の速度ベクトルVが揺動方向に対してなす角度θ(以下、「ブラシ角度」と称する)は、以下の式で表される。
θ=tan―1(Vy/Vx)
θ=tan―1(Vy/Vx)
上の式から明らかなように、ブラシ角度θは、揺動速度ベクトルVxの長さが一定である場合、回転速度ベクトルVyの増大に伴って大きくなる。本実施形態における制御部80は、揺動速度(揺動速度ベクトルVxの長さ)を一定に維持する一方、回転速度(回転速度ベクトルVyの長さ)を段階的に上昇させることにより、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させ、これにより、ブラシ角度θを段階的に(例えば3段階から10段階まで)変化させることができる。
例えば、制御部80は、図6に示すように、ブラシ角度θが15°、30°、45°、60°、75°の五段階に変化するように、揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を段階的に上昇させて、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させることができる。また、制御部80は、ブラシ角度θが(1)15〜25°の範囲内の特定値、(2)30〜40°の範囲内の特定値、(3)45〜55°の範囲内の特定値、(4)75〜85°の範囲内の特定値、の4段階に変化するように、揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を段階的に上昇させて、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させることもできる。
なお、ロールブラシ41の揺動は、揺動モータの回転運動を往復直線運動に変換して得るものであるため、その速度は、実際には図7(A)に示すように正弦波状に変化する。図7(A)は、ロールブラシ41の揺動速度の時間変化を表すグラフである。このグラフにおいて、縦軸のプラス側はロールブラシ41が右側に移動した状態を表し、縦軸のマイナス側はロールブラシ41が左側に移動した状態を表す。図7(B)は、ロールブラシ41の揺動速度の絶対値の時間変化を表すグラフである。揺動速度を一定に維持するとは、この揺動速度の絶対値の平均値を一定に維持する、という意味である。ロールブラシ41の揺動速度は、例えば揺動モータの回転速度15rpm(10.7Hz)〜73rpm(50Hz)の範囲内で適宜設定することができる。ロールブラシ41の回転速度は、例えば6.5rpm(20Hz)〜28rpm(100Hz)の範囲内で適宜設定することができる。
また、本実施形態における制御部80は、ロールブラシ41の揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を図8に示すように正弦波状に変化させることもできる。この際、図9に示すように、ロールブラシ41の揺動速度の位相に対して、ロールブラシ41の回転速度に位相をずらすようにする。このように両者の位相をずらすことにより、図10に示すようにブラシ角度θを0°から90°まで連続的に(周期的に)変化させることができる。
制御部80は、このようにロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシ41の速度ベクトルVの方向(ブラシ角度θ)を変化させる工程(制御工程)をコンピュータに実行させるプログラムを有している。なお、本実施形態においては、制御部80によるロールブラシ41の制御方法のみを説明したが、他のロールブラシ42,43,44の速度ベクトルについても制御部80によって同様に制御することができる。
以上説明した実施形態に係る現像装置1においては、ロールブラシ41の往復移動(揺動)速度に対する回転速度の比を変化させることにより、ロールブラシ41の速度ベクトルVの方向を変化させることができる。すなわち、ロールブラシ41の速度ベクトルVは、ロールブラシ41の揺動速度ベクトルVxと回転速度ベクトルVyとを合成することにより得られるところ、例えば揺動速度を一定にし、回転速度を上昇させることにより、ロールブラシ41の速度ベクトルVの方向を変化させる(ロールブラシ41の速度ベクトルVの揺動方向に対してなす角度を大きくする)ことができる。従って、原版Pの表面に対するロールブラシ41の軌跡が一定になることを防ぎ、原版Pを均一に現像することができるため、微細画像の凹部に存在する未露光樹脂を短時間で除去することができる。この結果、長時間の現像に起因して微細画像の凸部が削られるという事態が発生することを防ぐことができ、高い現像速度と高い画像品質との両立が可能となる。
また、以上の実施形態においては、ロールブラシ41の揺動速度を一定に維持する一方、回転速度を変化させることにより、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させ、これによりロールブラシ41の速度ベクトルVの方向(ブラシ角度θ)を変化させた例を示したが、これに代えて、ロールブラシ41の回転速度を一定に維持する一方、揺動速度を変化させることにより、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させ、これによりロールブラシ41の速度ベクトルVの方向(ブラシ角度θ)を変化させることもできる。また、ロールブラシ41の回転速度と揺動速度の双方を変化させることにより、ロールブラシ41の揺動速度に対する回転速度の比を変化させ、これによりロールブラシ41の速度ベクトルVの方向(ブラシ角度θ)を変化させてもよい。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、かかる実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…現像装置
22…原版載置部
41・42・43・44…ロールブラシ
45…本体部
46…毛束
80…制御部
Cr…軸
P…原版
V…速度ベクトル
22…原版載置部
41・42・43・44…ロールブラシ
45…本体部
46…毛束
80…制御部
Cr…軸
P…原版
V…速度ベクトル
Claims (12)
- 表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、
所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と、前記本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束と、を有し、前記軸を中心に回転する一方、前記軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、前記毛束が前記原版の表面に接触するように前記載置部の上方に配置されて前記原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、
前記ロールブラシの回転速度及び往復移動速度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させることにより、前記ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる、
現像装置。 - 前記制御部は、前記往復移動速度を一定に維持する一方、前記回転速度を段階的又は連続的に上昇させることにより、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項1に記載の現像装置。
- 前記制御部は、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの往復移動方向に対してなす角度が(1)15〜25°、(2)30〜40°、(3)45〜55°、(4)75〜85°の4段階に変化するように、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記制御部は、前記往復移動速度及び前記回転速度を正弦波状に変化させる一方、前記往復移動速度の位相に対して前記回転速度の位相をずらすことにより、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの方向を連続的に変化させる、請求項1に記載の現像装置。
- 表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、
所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と、前記本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束と、を有し、前記軸を中心に回転する一方、前記軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、前記毛束が前記原版の表面に接触するように前記載置部の上方に配置されて前記原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、
を備える現像装置の制御方法であって、
前記ロールブラシの往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、前記ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる制御工程を含む、現像装置の制御方法。 - 前記制御工程では、前記往復移動速度を一定に維持する一方、前記回転速度を段階的又は連続的に上昇させることにより、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項5に記載の現像装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの往復移動方向に対してなす角度が(1)15〜25°、(2)30〜40°、(3)45〜55°、(4)75〜85°の4段階に変化するように、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項5又は6に記載の現像装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記往復移動速度及び前記回転速度を正弦波状に変化させる一方、前記往復移動速度の位相に対して前記回転速度の位相をずらすことにより、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの方向を連続的に変化させる、請求項5に記載の現像装置の制御方法。
- 表面に感光性樹脂層を有する原版が載置される載置部と、
所定の軸に沿って延在する円柱状の本体部と、前記本体部の外周面から外方へと放射状に突出する毛束と、を有し、前記軸を中心に回転する一方、前記軸に対して平行な方向に往復移動するように構成され、前記毛束が前記原版の表面に接触するように前記載置部の上方に配置されて前記原版の未露光部を除去するように構成されたロールブラシと、
を備える現像装置を制御するプログラムであって、
前記ロールブラシの往復移動速度に対する回転速度の比を変化させることにより、前記ロールブラシの速度ベクトルの方向を変化させる制御工程をコンピュータに実行させる、プログラム。 - 前記制御工程では、前記往復移動速度を一定に維持する一方、前記回転速度を段階的又は連続的に上昇させることにより、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項9に記載のプログラム。
- 前記制御工程では、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの往復移動方向に対してなす角度が(1)15〜25°、(2)30〜40°、(3)45〜55°、(4)75〜85°の4段階に変化するように、前記往復移動速度に対する前記回転速度の比を変化させる、請求項9又は10に記載のプログラム。
- 前記制御工程では、前記往復移動速度及び前記回転速度を正弦波状に変化させる一方、前記往復移動速度の位相に対して前記回転速度の位相をずらすことにより、前記ロールブラシの前記速度ベクトルの方向を連続的に変化させる、請求項9に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2018175134A JP2020046544A (ja) | 2018-09-19 | 2018-09-19 | 現像装置及びその制御方法並びにプログラム |
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JP2018175134A JP2020046544A (ja) | 2018-09-19 | 2018-09-19 | 現像装置及びその制御方法並びにプログラム |
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-
2018
- 2018-09-19 JP JP2018175134A patent/JP2020046544A/ja active Pending
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