JP2020045155A - 振出装置 - Google Patents

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諒 船島
Makoto Funashima
諒 船島
雅子 土田
Masako Tsuchida
雅子 土田
和也 八木
Kazuya Yagi
和也 八木
卓弘 鹿田
Takuhiro Shikada
卓弘 鹿田
加戸 卓
Taku Kato
卓 加戸
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Abstract

【課題】簡単な構成であるとともに、内容物が過剰に振り出されないようにすることが可能な振出装置を提供する。【解決手段】振出装置10は、振出口本体30と、振出口本体30に取り付けられたキャップ50と、を備えている。振出口本体30は、内容物が通過する吐出部31と、吐出部31の周囲に設けられ、キャップ50とともに第2収容部33を形成する第2収容部33の底面35とを有し、キャップ50は、第1収容部52と、第1収容部52の周囲に設けられ、第2収容部33からの内容物を振り出す振出口51とを有している。吐出部31からの内容物は、第1収容部52に収容され、第1収容部52からの内容物は、第2収容部33に収容される。第1収容部52の内径D1は吐出部31の外径D2よりも大きい。【選択図】図3

Description

本実施の形態は、振出装置に関する。
従来、内容物を収容するとともに、収容された内容物を一定量ずつ繰り返し振り出して用いるための容器が知られている。このような容器としては、キャップに複数の振出孔を設け、上下に振ることで調味料を少量ずつ振り出す振出容器が知られている(例えば特許文献1参照)。また従来、紙カップにヒンジを備えたプラスチックキャップを嵌合させることで内容物を振り出す振出容器も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2009−029475号公報 特開平8−58764号公報
しかしながら、特許文献1の振出容器は、振出孔が小さいため何度も振出動作が必要となり、作業が煩雑となるおそれがある。また、特許文献2の振出容器においては、振り出した際に内容物が過剰に吐出される可能性がある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、簡単な構成であるとともに、内容物が過剰に振り出されないようにすることが可能な、振出装置を提供する。
本実施の形態による振出装置は、振出口本体と、前記振出口本体に取り付けられたキャップと、を備えた振出装置であって、前記振出口本体は、内容物が通過する吐出部と、前記吐出部の周囲に設けられ、前記キャップとともに第2収容部を形成する第2収容部の底面とを有し、前記キャップは、第1収容部と、前記第1収容部の周囲に設けられ、前記第2収容部からの前記内容物を振り出す振出口とを有し、前記吐出部からの前記内容物は、前記第1収容部に収容され、前記第1収容部からの前記内容物は、前記第2収容部に収容され、前記第1収容部の内径は前記吐出部の外径よりも大きい。
本実施の形態による振出装置において、前記キャップは、天面と、前記天面から垂下した第1筒部と、前記第1筒部よりも径方向内側に位置する第2筒部とを有し、前記第2筒部は、前記第2収容部の前記底面に当接しても良い。
本実施の形態による振出装置において、前記吐出部は、前記振出口本体の外周縁から上方に向けてすり鉢状に形成されていても良い。
本実施の形態による振出装置において、前記吐出部の上端は、前記第1収容部の下端と同一平面上にあるか、又は前記第1収容部の下端よりも上方に位置しても良い。
本実施の形態による振出装置において、前記第2収容部の前記底面に、下方に向かって凹む凹部が形成されていても良い。
本実施の形態による振出装置において、前記振出口に、前記振出口を閉鎖する閉鎖部が取り付けられていても良い。
本実施の形態による振出装置において、前記内容物を収容する容器本体を更に備えていても良い。
本実施の形態によれば、簡単な構成であるとともに、内容物が過剰に振り出されないようにすることができる。
図1は、本実施の形態による振出装置を示す斜視図。 図2は、本実施の形態による振出装置を示す分解斜視図。 図3は、本実施の形態による振出装置を示す垂直断面図(図1のIII−III線断面図)。 図4は、本実施の形態による振出装置を示す断面斜視図。 図5(a)−(d)は、本実施の形態による振出装置の使用方法を示す垂直断面図。 図6は、本実施の形態による振出装置を用いて内容物を振り出している状態を示す斜視図。 図7は、変形例による容器(振出口本体を折り曲げる前)を示す垂直断面図。 図8は、変形例による容器(振出口本体を折り曲げた後)を示す垂直断面図。
以下、振出装置の一実施の形態について、図1乃至図6を用いて説明する。図1乃至図6は、一実施の形態を示す図である。
なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれ振出装置10を正立させた状態(図1乃至図4)における上方および下方のことをいう。ここで、「正立」とは、振出装置10の容器本体11をキャップ50よりも鉛直方向下方に配置するとともに、振出装置10の中心軸Aを鉛直軸に対して平行にした状態をいう。「倒立」とは、振出装置10のキャップ50を容器本体11よりも鉛直方向下方に配置するとともに、振出装置10の中心軸Aを鉛直軸に対して平行にした状態をいう。
図1および図2に示すように、本実施の形態による振出装置10は、全体として有底略円筒形状を有する容器本体11と、容器本体11に一体化された振出口本体30と、振出口本体30に着脱自在に取り付けられたキャップ50とを備えている。
このうち容器本体11は、有底略円筒状の容器であって内容物を収容可能なプラスチック容器からなる。例えば、容器本体11は、振出口本体30と一体にブロー成形されたブロー成形品であっても良い。すなわち、容器本体11と振出口本体30とは、一体となって容器20を構成しても良い。あるいは、容器本体11は、振出口本体30と別体に構成されていても良い。この場合、振出口本体30は、容器本体11に着脱可能に取り付けられていても良く、容器本体11に対して着脱できないように固定されていても良い。後者の場合、振出口本体30は、容器本体11に対して打栓式に取り付けられるようにしても良い。あるいは、振出口本体30は、容器本体11に嵌合されていても良い。
この容器本体11は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)等のプラスチック材料を含んでいても良い。容器本体11は、単層であっても良く、多層構造を有していても良い。また容器本体11は、プラスチック容器であっても良い。容器本体11の内部に収容される内容物は特に限定されるものではなく、例えば調味料、コーヒー、ふりかけ等の粉末状の食品や、洗剤等の粉体を用いることができる。
図3および図4に示すように、容器本体11は、胴部12と、胴部12の下部に形成された底部14とを備えている。
このうち胴部12は、上方(振出口本体30側)から下方(底部14側)まで略均一な径を持つ円筒形状を有している。また胴部12は円形の容器開口18を有している。胴部12の水平断面は、その上端から下端までの任意の箇所において円形状となっている。しかしながら、胴部12の水平断面は楕円形状、または三角形状、四角形状、六角形状、八角形状等の多角形状であっても良い。また、底部14は、平面視略円形状であり、胴部12の下部に連結されている。
次に、図3および図4を用いて、振出口本体30とキャップ50の構成について説明する。
図3および図4に示すように、振出口本体30は、容器本体11に連結され、容器開口18を覆うように配置されている。また、キャップ50は、振出口本体30に着脱可能に取り付けられ、振出口本体30を覆うように配置されている。これら振出口本体30およびキャップ50は、互いに別体に作製された後、組み合わされて一体化されている。
振出口本体30は、容器本体11からの内容物が通過する吐出部31と、吐出部31の周囲に設けられ、キャップ50とともに第2収容部33を形成する第2収容部33の底面35と、第2収容部33の下方に位置する連結部32と、を有している。
このうち吐出部31は、振出口本体30の径方向略中心に位置している。吐出部31は、容器本体11からの内容物が導入されるものであり、容器本体11からの内容物をキャップ50の第1収容部52(後述)へ供給する際、その内容物が通過する開口31aを有する。この吐出部31は、末広がり状に延びており、周方向全域にわたって形成されている。また、吐出部31は、振出口本体30の外周縁から上方(キャップ50側)に向けてすり鉢状に形成され、断面視で内側に向けて湾曲している。吐出部31の開口31aの周縁には、平面視略円環形状の開口縁部31bが形成されている。なお、これに限らず、吐出部31は円筒状に形成されていても良い。
吐出部31の上端(開口縁部31b)は、キャップ50の第1収容部52の下端(開口周縁57a)と同一平面上に位置している。これにより、振出装置10を倒立させたときに、吐出部31から吐出された内容物が第1収容部52から溢れにくくなっている。なお、吐出部31の上端(開口縁部31b)は、キャップ50の第1収容部52の下端(開口周縁57a)よりも上方(キャップ50の天面54側)に位置していても良い。なお、図2に示すように、吐出部31には、蓋材70が取り付けられていても良い。この蓋材70は、吐出部31に溶着されることにより、開口31aを初期密封している。吐出部31を初期開封する時には蓋材70が剥離除去されるようになっている。
連結部32は、吐出部31よりも下方(容器本体11側)に位置している。この連結部32は、略円筒形状を有し、その径は容器本体11の胴部12の径よりも小さい。連結部32は、振出口本体30とキャップ50とを連結するものであり、その外周面には、キャップ50の雌ねじ部58に螺着される雄ねじ部38が形成されている。この雄ねじ部38がキャップ50の雌ねじ部58に螺着されることにより、キャップ50が振出口本体30に着脱可能に取り付けられる。また連結部32の外面上であって、雄ねじ部38の下方(容器本体11側)には、フランジ部34が形成されている。フランジ部34は、平面視略円環形状をもち、側方に向けて水平に突出している。
第2収容部33は、吐出部31の周囲(径方向外側)であってキャップ50の径方向内側に設けられている。この第2収容部33は、第1収容部52からの内容物を収容するものであり、周方向全域にわたって形成されている。すなわち第2収容部33は、キャップ50の第1収容部52内に収容された内容物を、キャップ50の振出口51(後述)から振り出す前に収容しておくための収容部としての役割を果たす。第2収容部33は、吐出部31に連結された底面35を有している。
キャップ50は、天面54と、第1収容部52と、振出口51と、第1筒部(外筒部)55と、第2筒部(中間筒部)56と、第3筒部(内筒部)57と、を有している。
このうち第1収容部52は、キャップ50の径方向略中心であって、吐出部31に対向する位置に形成されている。この第1収容部52は、吐出部31からの内容物を収容するものである。すなわち第1収容部52は、振出装置10を倒立した際に、容器本体11から移行した内容物を一時的に収容する。この第1収容部52は、全体として有底円筒形状であり、天面54と、天面54から垂下する第3筒部57と、後述する容量調整突起59とによって取り囲まれた空間として形成されている。また、第1収容部52の内径D1は吐出部31の外径D2よりも大きくなっている。これにより、第1収容部52からの内容物が第2収容部33にスムーズに移行できるようになっている。
天面54は、平面視円形状の平坦な板状部材である。また天面54には、振出口51が形成されている。
第1筒部55は、天面54の外縁から垂下しており、全体として円筒状に形成されている。第1筒部55の内面には雌ねじ部58が形成されている。この雌ねじ部58が振出口本体30の雄ねじ部38に螺着されることにより、キャップ50が振出口本体30に着脱可能に取り付けられる。
第1筒部55の径方向内側には、第2筒部56が設けられている。第2筒部56は、天面54から垂下しており、その高さ(中心軸A方向の長さ)は、第1筒部55よりも低い。第2筒部56の下端は、キャップ50が振出口本体30に取り付けられたときに、第2収容部33の底面35に当接する。これにより、第2筒部56と底面35とによって第2収容部33が形成される。また、第2収容部33に収容された内容物が、第1筒部55と第2筒部56との間の空間に漏れないようになっている。
第2筒部56の径方向内側には、第3筒部57が設けられている。第3筒部57は、天面54から垂下しており、その高さ(中心軸A方向の長さ)は、第2筒部56よりも低い。第3筒部57は、第1収容部52の外周を区画している。また、第3筒部57の下端には、円環状の開口周縁57aが形成されている。さらに第2筒部56と第3筒部57との間には、円環状の空間Sが形成されている。この空間Sを通って、第2収容部33に収容された内容物が振出口51側に導かれるようになっている。
第1収容部52内には、容量調整突起59が設けられている。この容量調整突起59は、第1収容部52の径方向略中心に位置しており、天面54から下方(振出口本体30側)に向けて突出している。この容量調整突起59は、第1収容部52に収容される内容物の量を調整するものであり、必要とされる第1収容部52の容積に応じてその形状が規定される。具体的には、第1収容部52の容積は、天面54と第3筒部57とによって取り囲まれる円柱状の空間の容積から、容量調整突起59の体積を引いたものに相当する。このため、容量調整突起59の形状を適宜調整することにより、第1収容部52の容積を設定することができる。容量調整突起59は切頭円錐台形状となっているが、これに限らず、円柱形状、多角柱形状等、任意の形状とすることができる。また容量調整突起59の高さ(中心軸A方向の長さ)は、任意の高さとすることができる。
振出口51は、第1収容部52の周囲であって、キャップ50の径方向略中心からずれた位置に設けられている。具体的には、振出口51は、第2筒部56の径方向内側かつ第3筒部57の径方向外側に位置している。振出口51は、第2収容部33に収容された内容物を振出装置10から外部へ振り出す際、内容物が通過する開口である。この振出口51は平面視略円弧形状であり、天面54を厚み方向に貫通するように形成されている。なお、振出口51には、ヒンジキャップ等の閉鎖部65(図2参照)が開閉可能に取り付けられていても良い。この場合、閉鎖部65により、振出口51が閉鎖される。
上述した振出口本体30およびキャップ50の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料を用いることができる。振出口本体30およびキャップ50の材料は互いに同一であっても良く、異なっていても良い。また、振出口本体30およびキャップ50を作製する方法としては、射出成形法、ブロー成形法を挙げることができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態について説明する。具体的には、振出装置10を用いて定量の内容物を振り出す際の作用について、図5(a)−(d)を用いて説明する。
はじめに、振出装置10のキャップ50を振出口本体30に対して回転することにより、キャップ50を振出口本体30から分離する。具体的には、キャップ50の雌ねじ部58を振出口本体30の雄ねじ部38から取り外すことにより、キャップ50を振出口本体30から取り外す。続いて、吐出部31に溶着された蓋材70(図2参照)を剥離することにより、吐出部31が初期開封される。
次に、キャップ50を振出口本体30に螺着する。具体的には、キャップ50の雌ねじ部58を振出口本体30の雄ねじ部38に螺合することにより、キャップ50を振出口本体30に対して取り付ける(図5(a)参照)。
続いて、容器本体11内の内容物Pを振り出す。この場合、まず図5(b)に示すように、振出装置10のキャップ50を下方に向け、振出装置10を倒立状態とする。このとき、容器本体11内の内容物Pは、振出口本体30の吐出部31を通過して落下し、キャップ50の第1収容部52内に移行する。この場合、吐出部31の開口縁部31bは、第3筒部57の開口周縁57aと同一平面上、又は第3筒部57の開口周縁57aよりも天面54側に位置している。これにより、第1収容部52内に収容された内容物Pが、第3筒部57の開口周縁57aから外側に溢れ出ることが抑制される。
次に、図5(c)に示すように、キャップ50の振出口51を上方に向けることにより、振出装置10を正立させる。このとき、第1収容部52内に収容された内容物Pの一部は、第3筒部57の開口周縁57aと吐出部31の開口縁部31bとの隙間を通って、第2収容部33に移行する。第2収容部33内に移行した内容物Pは、第2収容部33で一時的に収容される。この場合、第1収容部52から第2収容部33に移行する内容物Pの分量は略一定となる。一方、第1収容部52内に収容された内容物Pのうち、第2収容部33に移行しなかった残りは、振出口本体30の吐出部31を通過して容器本体11内に戻される。
続いて、図5(d)に示すように、振出装置10を再度倒立させる。この場合、第2収容部33に貯められた内容物Pの一部は、第2筒部56と第3筒部57との間の空間Sを通り、振出口51から振り出される。一方、第2収容部33内に収容された内容物Pのうち、振出口51から振り出されなかった残りは、第1収容部52内に戻される。なお、このとき、容器本体11内の内容物Pは吐出部31から落下し、第1収容部52に収容されるが、この時点で外部に振り出されることはない。
図5(a)−(d)に示す動作を繰り返し、振出装置10を倒立および正立する作業を交互に行うことにより、略一定量の内容物Pが振出口51から繰り返し振り出される(図6参照)。このようにして、簡単かつ正確に内容物Pの振り出しを行うことができる。
このように本実施の形態によれば、振出装置10を倒立したとき、吐出部31からの内容物Pは第1収容部52に収容され、続いて、振出装置10を正立したとき、第1収容部52からの内容物は、第2収容部33に収容される。その後、振出装置10を倒立したとき、第2収容部33からの内容物は、キャップ50の振出口51から振り出される。これにより、第2収容部33に貯留された分量を超える内容物が振出口51から振り出されることがないので、内容物を過剰に振り出さないようにすることができる。また、第2収容部33に貯留される内容物の量を略一定にすることができるので、振出口51から振り出される内容物の分量も略一定にすることができる。
また本実施の形態によれば、振出装置10が振出口本体30とキャップ50との2つの部材から構成されるので、振出装置10を簡単に構成することができる。
また本実施の形態によれば、第1収容部52の内径D1は吐出部31の外径D2よりも大きい。これにより、振出装置10を倒立した際に、第1収容部52からの内容物を、吐出部31の周囲に位置する第2収容部33に移行することができる。
また本実施の形態によれば、キャップ50の第2筒部56は、第2収容部33の底面35に当接する。これにより、第2収容部33に収容された内容物が、第1筒部55と第2筒部56との間の空間に漏れないようにすることができる。
また本実施の形態によれば、吐出部31は、振出口本体30の外周縁から上方に向けてすり鉢状に形成されているので、第2収容部33内で内容物を径方向外側に向けて移動することができる。このため、その後振出装置10を倒立したとき、第2収容部33からの内容物が第1収容部52に戻りにくくなっている。
また本実施の形態によれば、吐出部31の上端は、第1収容部52の下端と同一平面上にあるか、又は第1収容部52の下端よりも上方に位置する。これにより、振出装置10を倒立した際に、吐出部31からの内容物が第1収容部52から漏れないようにすることができる。
[実施例]
次に、上記実施の形態における具体的実施例について説明する。
(実施例)
図1乃至図4に示す振出装置10(実施例)を準備した。
次に、振出装置10(実施例)に対して内容物を200gずつ収容した。内容物としてはふりかけを用いた。続いて、振出装置10(実施例)に対して振り出し作業を複数回行い、このときの毎回の振り出し量を測定した。なお、狙いとする振り出し量は10gとした。内容物が安定して振り出すことができなくなるまで繰り返し、振り出し量の平均値を算出した。この結果を以下に示す。
この結果、振出装置10(実施例)は、振り出し量の最大値が11.23gに抑えられ、内容物が過剰に振り出されることがなかった。
(変形例)
次に、図7および図8を参照して、本実施の形態の変形例について説明する。図7および図8は、振出装置10の容器20(容器本体11および振出口本体30)の変形例を示す断面図である。図7および図8において、図1乃至図6に示す形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7および図8に示す容器本体11および振出口本体30は、ダイレクトブロー成形法により一体成形されたものである。このうち図7は、振出口本体30を折り曲げる前の状態を示し、図8は、振出口本体30を折り曲げた後の状態を示している。
図7に示すように、振出口本体30の第2収容部33の底面35に、折り曲げ線42が形成されている。折り曲げ線42は、上方(容器本体11の反対側)に開口するように切り欠かれている。この折り曲げ線42は、連結部32よりも径方向内側に位置し、周方向全域にわたって形成されている。
図8は、振出口本体30を折り曲げ線42に沿って折り曲げ、吐出部31を下方(容器本体11側)に向かって押し下げた状態を示している。図8に示すように、第2収容部33の底面35に、下方に向かって凹む凹部41が形成されている。また凹部41の径方向外側には、平面視円環状の周縁凸部43が形成されている。凹部41は、周縁凸部43と吐出部31との間に位置し、周方向全域にわたって形成されている。
このように、第2収容部33の底面35に凹部41を設けたことにより、第2収容部33に収容された内容物を第1収容部52側に戻りにくくすることができる。
本開示は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 振出装置
11 容器本体
12 胴部
14 底部
20 容器
30 振出口本体
31 吐出部
32 連結部
33 第2収容部
34 フランジ部
35 底面
38 雄ねじ部
50 キャップ
51 振出口
52 第1収容部
54 天面
55 第1筒部
56 第2筒部
57 第3筒部
58 雌ねじ部
65 閉鎖部
70 蓋材

Claims (7)

  1. 振出口本体と、前記振出口本体に取り付けられたキャップと、を備えた振出装置であって、
    前記振出口本体は、内容物が通過する吐出部と、前記吐出部の周囲に設けられ、前記キャップとともに第2収容部を形成する第2収容部の底面とを有し、
    前記キャップは、第1収容部と、前記第1収容部の周囲に設けられ、前記第2収容部からの前記内容物を振り出す振出口とを有し、
    前記吐出部からの前記内容物は、前記第1収容部に収容され、前記第1収容部からの前記内容物は、前記第2収容部に収容され、
    前記第1収容部の内径は前記吐出部の外径よりも大きい、振出装置。
  2. 前記キャップは、天面と、前記天面から垂下した第1筒部と、前記第1筒部よりも径方向内側に位置する第2筒部とを有し、前記第2筒部は、前記第2収容部の前記底面に当接する、請求項1記載の振出装置。
  3. 前記吐出部は、前記振出口本体の外周縁から上方に向けてすり鉢状に形成されている、請求項1又は2記載の振出装置。
  4. 前記吐出部の上端は、前記第1収容部の下端と同一平面上にあるか、又は前記第1収容部の下端よりも上方に位置する、請求項1乃至3のいずれか一項記載の振出装置。
  5. 前記第2収容部の前記底面に、下方に向かって凹む凹部が形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項記載の振出装置。
  6. 前記振出口に、前記振出口を閉鎖する閉鎖部が取り付けられている、請求項1乃至5のいずれか一項記載の振出装置。
  7. 前記内容物を収容する容器本体を更に備えた、請求項1乃至6のいずれか一項記載の振出装置。
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