JP2020045050A - 固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定構造において、取り付けのための隙間を確保しつつ、ボディサイドパネルの剛性を確保する。【解決手段】固定構造Sは、車両のキャブCの車両の車幅方向における側面を形成し、かつ第1の穴11を有するボディサイドパネル1と、ボディサイドパネル1の車両の車幅方向における内側において車両の車幅方向において延伸し、かつボディサイドパネル1と平行であり、第2の穴221が形成されている固定板22を有するインパネレインフォース2と、車両の車幅方向において移動可能な状態で第2の穴221の内側に挿通されて車両の車幅方向において延伸しており、第2の穴221の内径よりも大きい外径の係止部32を有する移動部材3と、移動部材3の外側において、一端がインパネレインフォース2の固定板22の内側面に固定されており、かつ他端が移動部材3の係止部32に固定されており、車両の車幅方向において伸縮可能な弾性部材4と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の固定構造に関する。
従来、車両には固定構造が設けられている。特許文献1には、インパネメンバがヒンジピラーに固定されている構造が開示されている。
特開2011−201425号公報
インパネレインフォースがボディサイドパネルに固定されている構造において、インパネレインフォースをボディサイドパネルに取り付けるための隙間をボディサイドパネルとインパネレインフォースの間に設ける必要がある。
例えば、当該隙間を設けるために、インパネレインフォースがボディサイドパネルに固定されている構造において、ボディサイドパネルにボディサイドブラケットが設けられており、ボディサイドブラケットを変位させて、変位した状態のボディサイドブラケットを介してインパネレインフォースがボディサイドパネルに固定されている場合がある。この場合、ボディサイドブラケットは、ボディサイドパネルにおいて変位する領域として設けられているため、ボディサイドパネルは、剛性の低い領域を有することで、剛性を確保しづらいという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、取り付けのための隙間を確保しつつ、剛性を確保したボディサイドパネルを有する固定構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両のキャブの前記車両の車幅方向における側面を形成し、かつ第1の穴を有するボディサイドパネルと、前記ボディサイドパネルの前記車両の車幅方向における内側において前記車両の車幅方向において延伸し、かつ前記ボディサイドパネルと平行であり、第2の穴が形成されている固定板を有するインパネレインフォースと、前記車両の車幅方向において移動可能な状態で前記第2の穴の内側に挿通されて前記車両の車幅方向において延伸しており、前記第2の穴の内径よりも大きい外径の係止部を有する移動部材と、前記移動部材の外側において、一端が前記インパネレインフォースの前記固定板の内側面に固定されており、かつ他端が前記移動部材の前記係止部に固定されており、前記車両の車幅方向において伸縮可能な弾性部材と、前記第1の穴、前記第2の穴、及び前記移動部材の中空領域に挿入されており、前記移動部材と締結しているボルトと、を有し、前記インパネレインフォースが前記ボディサイドパネルに固定された状態では、前記弾性部材は、最も縮んだ状態であることを特徴とする固定構造を提供する。
また、前記インパネレインフォースが前記ボディサイドパネルに固定された状態では、前記弾性部材は、最も縮んだ状態であり、前記移動部材の前記車両の車幅方向における外側の端部が前記ボディサイドパネルの内側面に接していてもよい。
また、前記移動部材は、前記移動部材の内側面に形成されている第1の溝を有し、前記ボルトは、前記ボルトの外側面に形成されている第2の溝が前記第1の溝と螺合していてもよい。
また、前記移動部材は、内側面に第3の溝が形成されているナットを有し、前記ボルトは、前記ボルトの外側面に形成されている第2の溝が前記第3の溝と螺合していてもよい。
本発明によれば、固定構造において、取り付けのための隙間を確保しつつ、ボディサイドパネルの剛性を確保することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る固定構造が車両に設けられている状態を示す。 第1の実施形態に係る固定構造が設けられている車両を構成する部材が分離された状態を示す。 第1の実施形態に係る固定構造の構造を示す。 従来の固定構造が設けられている車両を構成する部材が分離された状態を示す。 従来の固定構造の構造を示す。 第2の実施形態に係る固定構造の構造を示す。
<第1の実施形態>
[固定構造Sの周辺構成]
図1は、第1の実施形態に係る固定構造Sが車両に設けられている状態を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る固定構造Sが設けられている車両を構成する部材が分離された状態を示す図である。図3は、第1の実施形態に係る固定構造Sの構造を示す図である。図3(a)は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されていない状態を示す図である。なお、図3(a)は、図1で示す固定構造Sからボルト5が取り外された状態における、図1のX−X線断面図である。図3(b)は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されている状態を示す図である。なお、図3(b)は、図1のX−X線断面図である。
車両は、キャブC、インストルメントパネル(以下、「インパネ」という。)I、及び固定構造Sを有する。キャブCは、運転席のある箱形状の部分であり、車両の前方に設けられている。インパネIは、メーター等が設置されているパネルである。インパネIは、キャブCの内側の前方に設けられている。
[固定構造Sの構造]
固定構造Sは、ボディサイドパネル1、インストルメントパネルレインフォース(以下、「インパネレインフォース」という。)2、移動部材3、弾性部材4、及びボルト5を有する。ボディサイドパネル1は、キャブCの車両の車幅方向における側面を形成するパネルである。ボディサイドパネル1は、例えば車両の高さ方向及び車両の前後方向において延在している。
ボディサイドパネル1は、第1の穴11を有する。第1の穴11は、後述するようにボルト5が挿入されている穴である。ボディサイドパネル1には、複数の第1の穴11が形成されている。ボディサイドパネル1には、例えば4個の第1の穴11が形成されているが、複数の第1の穴11の数は任意である。複数の第1の穴11の数は、後述するインパネレインフォース2の固定板22に形成されている第2の穴221の数と同じであることが望ましい。
インパネレインフォース2は、インパネIを補強する部材である。図1及び図2に示すように、インパネレインフォース2は、ボディサイドパネル1の車両の車幅方向における内側において車両の車幅方向に延伸している。インパネレインフォース2は、インパネIの車両の前後方向における前方に設けられている。インパネレインフォース2には、インパネI、及び図示しないステアリングが固定されている。インパネIとインパネレインフォース2とが組み付けられることで、インストルメントパネルアセンブリ(インパネアセンブリ)を構成する。
インパネレインフォース2は、本体部21、及び固定板22を有する。本体部21は、車両の車幅方向において延伸する部材である。本体部21は、例えば円筒形状である。
固定板22は、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に固定するための固定部である。固定板22は、本体部21の車両の車幅方向における両端に設けられている。固定板22は、例えば平板形状である。固定板22は、本体部21の長手方向と直交している。固定板22は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に取り付けられた状態で、ボディサイドパネル1と平行である。具体的には、固定板22は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に取り付けられた状態で、ボディサイドパネル1における固定板22が取付けられている領域と平行である。
本体部21の車両の車幅方向における左端に設けられている固定板22の外側面と、本体部21の車両の車幅方向における右端に設けられている固定板22の外側面との間の長さは、車両の車幅方向において、キャブCの左側面を形成するボディサイドパネル1の内側面とキャブCの右側面を形成するボディサイドパネル1の内側面との間の長さよりもやや小さい。このようにインパネレインフォース2の長手方向における長さが、車両の車幅方向において複数のボディサイドパネル1の内側面間の長さよりもやや小さいことで、インパネレインフォース2はキャブCの内側を、ボディサイドパネル1の内側面に接触せずに移動させることができる。
固定板22は、複数の第2の穴221を有する。第2の穴221は、後述するようにボルト5が挿入されている穴である。複数の第2の穴221は、固定板22における、固定板22と接続されている本体部21の端部の周囲に4つ形成されているが、複数の第2の穴221の数は任意である。複数の第2の穴221の数は、ボディサイドパネル1に形成されている複数の第1の穴11の数と同じであることが望ましい。
第2の穴221は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に取り付けられた状態で、車両の前後方向及び車両の高さ方向において、第1の穴11と同じ位置に位置する。
移動部材3は、車両の車幅方向において移動可能な状態で第2の穴221の内側に挿通されて車両の車幅方向において延伸している。移動部材3は、例えばカラーである。移動部材3は、本体部31、及び係止部32を有する。本体部31は、円筒形状であり、車両の車幅方向において延伸している。本体部31の外径は、ボディサイドパネル1の第1の穴11の内径よりも大きく、かつ固定板22の第2の穴221の内径よりもやや小さい。
係止部32は、移動部材3の車両の車幅方向における内側の端部に設けられており、第2の穴221の内径よりも大きい外径を有する。具体的には、係止部32は、本体部31の車両の車幅方向における内側の端部の外側面に設けられている。係止部32の外縁は、例えば円形状である。移動部材3は、移動部材3の内側面に形成されている第1の溝を有する。具体的には、第1の溝は、移動部材3の本体部31の内側面に形成されている。
弾性部材4は、移動部材3の外側において、一端がインパネレインフォース2の固定板22の内側面に固定されており、かつ他端が移動部材3の係止部32に固定されている。弾性部材4は、車両の車幅方向において伸縮可能な部材である。具体的には、弾性部材4は、固定板22の車両の車幅方向における内側面と係止部32の外側面との間において、車両の車幅方向において伸縮可能な部材である。弾性部材4は、例えば螺旋形状を有するばねである。弾性部材4は、移動部材3の本体部31の外側に設けられており、弾性部材4の内側面は、移動部材3の本体部31の外側面に接している。
ボルト5は、第1の穴11、第2の穴221、及び移動部材3の中空領域に挿入されており、移動部材3と締結している。移動部材3の中空領域は、移動部材3の本体部31に長手方向において形成されている穴である。具体的には、ボルト5は、ボルト5の外側面に形成されている第2の溝が移動部材3の内側面に形成されている第1の溝と螺合することにより、移動部材3と締結している。
図3(a)に示すように、インパネレインフォース2が、ボディサイドパネル1に固定されていない状態では、弾性部材4は、車両の車幅方向において伸びた状態である。インパネレインフォース2がボディサイドパネル1の内側に配置された状態(図3(a)に示す状態)において、ボルト5をボディサイドパネル1の第1の穴11、固定板22の第2の穴221、及び移動部材3の中空領域に挿入して、ボルト5を移動部材3に対して締め付ける。ボルト5を移動部材3に対して締め付けることで、移動部材3は車両の車幅方向における外側に向かって移動していく。移動部材3が、車両の車幅方向における外側に向かって移動していくことで、弾性部材4は、移動部材3の係止部32によって車両の車幅方向における外側に向かって押されることで縮んでいく。
そして、ボルト5を移動部材3に対して締め付けることで、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部が、固定板22の第2の穴221の内側を車両の車幅方向における内側から外側に向かって移動し、ボディサイドパネル1の内側面に接する。この結果、図3(b)に示すように、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されている状態では、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部は、ボディサイドパネル1の内側面に接しており、弾性部材4は、最も縮んだ状態である。
このように、固定構造Sにおいては、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されている状態では、弾性部材4は最も縮んだ状態であり、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部は、ボディサイドパネル1の内側面に接している。この結果、インパネレインフォース2は、ボルト5が移動部材3と締結することで、移動部材3及び弾性部材4を介してボディサイドパネル1に固定されている。
図4は、従来の固定構造S1が設けられている車両を構成する部材が分離された状態を示す図である。図5は、従来の固定構造S1の構造を示す図である。
図4に示すように、従来のボディサイドパネル900は、ボディサイドブラケット901を有する。ボディサイドブラケット901は、インパネレインフォース2をボディサイドパネル900に接続するための部材である。ボディサイドブラケット901は、例えば平板形状である。
ボディサイドブラケット901は、ボディサイドパネル900に対して変位可能である。具体的には、ボディサイドブラケット901は、ボディサイドブラケット901の車両の前後方向における前端を軸として、ボディサイドブラケット901の後端が移動するようにしてボディサイドパネル900に設けられている。
ボディサイドブラケット901は、図5中の点線で示すように、インパネレインフォース2がボディサイドパネル900に固定されておらずに、インパネレインフォース2がボディサイドパネル900の内側に配置された状態では、ボディサイドブラケット901の後端がボディサイドブラケット901の前端よりも、車両の車幅方向における外側に位置している。ボディサイドブラケット901がこのような状態となっていることで、ボディサイドブラケット901の車両の車幅方向における内側においてインパネレインフォース2を移動させて、ボディサイドブラケット901の内側にインパネレインフォース2を配置し易い。
そして、ボディサイドブラケット901の内側に、インパネレインフォース2が配置された後に、ボディサイドブラケット901の車両の前後方向における後端はボディサイドブラケット901の前端を軸として車両の車幅方向における内側に向かって移動される。この状態で、インパネレインフォース2の固定板22は、固定板22に形成されている第2の穴221と、ボディサイドブラケット901に形成されている穴とに、ボルトを挿入して挿入されたボルトにナットを締め付けることで、ボディサイドブラケット901に固定される。このとき、ボディサイドブラケット901は、変形し、ボディサイドブラケット901の車両の車幅方向における内側の面は、インパネレインフォース2の固定板22の車両の車幅方向における外側の面に接した状態とされる。
このように、従来の固定構造S1においては、ボディサイドブラケット901が変位することで、インパネレインフォース2の固定板22とボディサイドパネル900のボディサイドブラケット901とが接するようにして、インパネレインフォース2がボディサイドパネル900に固定されている。
よって、従来の固定構造S1においては、例えばボディサイドブラケット901が設けられていることで、インパネレインフォース2をボディサイドパネル900に取り付けるための隙間がボディサイドパネル900とインパネレインフォース2の間に設けられている。しかし、固定構造S1においては、ボディサイドパネル900はボディサイドブラケット901を有することで、剛性が低下する。この結果、ボディサイドパネル900は、剛性を確保しづらい。
これに対して、第1の実施形態に係る固定構造Sは、移動部材3及び弾性部材4を有し、インパネレインフォース2は、ボディサイドパネル1に移動部材3及び弾性部材4を介して接続されている。具体的には、固定構造Sにおいて、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されている状態では、移動部材3の係止部32は最も縮んだ状態の弾性部材4に固定されており、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部は、ボディサイドパネル1の車両の車幅方向における内側の面に接している。
よって、第1の実施形態に係る固定構造Sは、移動部材3及び弾性部材4を有することで、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に取り付けるための隙間をボディサイドパネル1とインパネレインフォース2との間に確保できる。この結果、固定構造Sは、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に取り付けるための隙間を確保できることで、インパネレインフォース2のボディサイドパネル1への取り付け時の干渉を生じづらくすることができる。また、固定構造Sにおいては、ボディサイドパネル1は、インパネレインフォース2を固定するために変形する領域を有する必要がない。この結果、固定構造Sは、ボディサイドパネル1の剛性を確保することができる。
[第1の実施形態に係る固定構造Sによる効果]
第1の実施形態に係る固定構造Sは、車両のキャブCの車両の車幅方向における側面を形成し、かつ第1の穴11を有するボディサイドパネル1を有する。また、固定構造Sは、ボディサイドパネル1の車両の車幅方向における内側において車両の車幅方向において延伸し、かつボディサイドパネル1と平行であり、第2の穴221が形成されている固定板22を有するインパネレインフォース2を有する。また、固定構造Sは、車両の車幅方向において移動可能な状態で第2の穴221の内側に挿通されて車両の車幅方向において延伸しており、車両の車幅方向における内側の端部に第2の穴221の内径よりも大きい外径の係止部32を有する移動部材3を有する。
また、固定構造Sは、移動部材3の外側において、一端がインパネレインフォース2の固定板22の内側面に固定されており、かつ他端が移動部材3の係止部32に固定されており、車両の車幅方向において伸縮可能な弾性部材4と、第1の穴11、第2の穴221、及び移動部材3の中空領域に挿入されており、移動部材3と締結しているボルト5と、を有する。そして、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定された状態では、弾性部材4は、最も縮んだ状態であり、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部がボディサイドパネル1の内側面に接している。
第1の実施形態に係る固定構造Sにおいては、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定された状態では、弾性部材4は、最も縮んだ状態であり、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部がボディサイドパネル1の内側面に接している。
固定構造Sは、移動部材3及び弾性部材4を有することで、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に取り付けるための隙間をボディサイドパネル1とインパネレインフォース2との間に確保できる。よって、固定構造Sは、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に取り付けるための隙間を確保できることで、インパネレインフォース2のボディサイドパネル1への取り付け時の干渉を生じづらくすることができる。また、固定構造Sは、ボディサイドパネル1の一部を変形させずに、インパネレインフォース2をボディサイドパネル1に固定することができる。この結果、固定構造Sは、取り付けのための隙間を確保しつつ、ボディサイドパネル1の剛性を確保することができる。
[変形例]
上記実施形態では、複数の第1の穴11は、ボディサイドパネル1に4個形成されており、複数の第2の穴221は、固定板22における、固定板22と接続されている本体部21の端部の周囲に4つ形成されている例を示したが、これに限定されない。例えば、第1の穴11は、ボディサイドパネル1に1個形成されており、第2の穴221は、固定板22における、固定板22と接続されている本体部21の端部の内側に1つ形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定された状態では、弾性部材4は、最も縮んだ状態であり、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部がボディサイドパネル1の内側面に接している例を示したが、これに限定されない。例えば、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定された状態では、弾性部材4は、最も縮んだ状態であり、移動部材3の車両の車幅方向における外側の端部はボディサイドパネル1の内側面に接していなくてもよい。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態に係る固定構造Saの構造を示す図である。図6(a)は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されていない状態を示す図である。なお、図6(a)は、図1で示す固定構造Sを固定構造Saに置換して、かつボルト5が取り外された状態における、図1のX−X線断面図である。図6(b)は、インパネレインフォース2がボディサイドパネル1に固定されている状態を示す図である。なお、図6(b)は、図1で示す固定構造Sを固定構造Saに置換した状態における、図1のX−X線断面図である。
第2の実施形態に係る固定構造Saは、第1の実施形態に係る固定構造Sと比べて、移動部材3aが、ナット33aを有し、移動部材3aの本体部31aの内側に溝が形成されておらず、ボルト5がナット33aに締結されている点で相違する。
移動部材3aは、本体部31a、係止部32、及びナット33aを有する。本体部31aは、本体部31と同様に、例えば円筒形状であり、車両の車幅方向において延伸している。本体部31aは、本体部31と異なり、内側面に溝が形成されていない。
ナット33aは、ボルト5に締結されている。ナット33aは、移動部材3aの本体部31aの車両の車幅方向における内側の面に設けられており、かつ内側面に第3の溝が形成されている。ナット33aは、例えば移動部材3aの本体部31aの車両の車幅方向における内側の面に溶接されている。ボルト5は、ボルト5の外側面に形成されている第2の溝がナット33aに形成されている第3の溝と螺合することにより、ナット33aに締結している。
第2の実施形態に係る固定構造Saでは、移動部材3aの本体部31aの内側に溝が形成されておらず、ボルト5は、移動部材3aの本体部31aの車両の車幅方向における内側の面に設けられているナット33aに締結されている。よって、固定構造Saは、移動部材3aの本体部31aの内側面に溝を形成する必要がないため、第1の実施形態に係る固定構造Sと比べて、製造が容易になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
C・・・キャブ
I・・・インパネ
S、Sa・・・固定構造
1・・・ボディサイドパネル
11・・・第1の穴
2・・・インパネレインフォース
21・・・本体部
22・・・固定板
221・・・第2の穴
3、3a・・・移動部材
31、31a・・・本体部
32・・・係止部
33a・・・ナット
4・・・弾性部材
5・・・ボルト
S1・・・従来の固定構造
900・・・ボディサイドパネル
901・・・ボディサイドブラケット

Claims (4)

  1. 車両のキャブの前記車両の車幅方向における側面を形成し、かつ第1の穴を有するボディサイドパネルと、
    前記ボディサイドパネルの前記車両の車幅方向における内側において前記車両の車幅方向において延伸し、かつ前記ボディサイドパネルと平行であり、第2の穴が形成されている固定板を有するインパネレインフォースと、
    前記車両の車幅方向において移動可能な状態で前記第2の穴の内側に挿通されて前記車両の車幅方向において延伸しており、前記第2の穴の内径よりも大きい外径の係止部を有する移動部材と、
    前記移動部材の外側において、一端が前記インパネレインフォースの前記固定板の内側面に固定されており、かつ他端が前記移動部材の前記係止部に固定されており、前記車両の車幅方向において伸縮可能な弾性部材と、
    前記第1の穴、前記第2の穴、及び前記移動部材の中空領域に挿入されており、前記移動部材と締結しているボルトと、
    を有し、
    前記インパネレインフォースが前記ボディサイドパネルに固定された状態では、前記弾性部材は、最も縮んだ状態であることを特徴とする固定構造。
  2. 前記インパネレインフォースが前記ボディサイドパネルに固定された状態では、前記弾性部材は、最も縮んだ状態であり、前記移動部材の前記車両の車幅方向における外側の端部が前記ボディサイドパネルの内側面に接していることを特徴とする、
    請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記移動部材は、前記移動部材の内側面に形成されている第1の溝を有し、
    前記ボルトは、前記ボルトの外側面に形成されている第2の溝が前記第1の溝と螺合していることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の固定構造。
  4. 前記移動部材は、内側面に第3の溝が形成されているナットを有し、
    前記ボルトは、前記ボルトの外側面に形成されている第2の溝が前記第3の溝と螺合していることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の固定構造。
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