JP2020044970A - マッドガード構造 - Google Patents

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【課題】マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を防止する。【解決手段】マッドガードアッパ11は、マッドガードアッパ被取付部52に固定される。マッドガードロア21は、マッドガードアッパ11から後下方へ離間した位置に配置される。ロアインナ部22の上縁22aは、アッパインナ部12の下縁12aから後下方へ離間した位置に配置される。弾性カバー部材40は、弾性を有する板状部材であって、マッドガードロア21の上端部に固定され、ロアインナ部22の上縁22aよりも前上方へ延びてマッドガードアッパ11の下縁12aとマッドガードロア21の上縁22aとの間の間隙を塞ぐ。弾性カバー部材40の上端部40aは、マッドガードアッパ11と前タイヤ4との間でマッドガードアッパ11の前面16に接触する。【選択図】図3

Description

本開示は、マッドガード構造に関する。
特許文献1には、マッドガードアッパと、マッドガードアッパとは別体のマッドガードロアとによって構成されて上下に分割されたマッドガードが記載されている。マッドガードロアの傾斜板部の後面側には、ラバー製の後面カバーが固定される。後面カバーは、傾斜板部側から、傾斜板部の上端縁よりも前上方のマッドガードアッパのマッドガードアッパ本体部側へ向かって突出する。後面カバーの上端縁は、マッドガードアッパ本体部の近傍に配置される。なお同公報には、後面カバーの上端縁とマッドガードアッパ本体部とが離間している状態が図示されている。
特開2016−164011号公報
特許文献1に記載のマッドガードでは、マッドガードロア側に固定される後面カバー(カバー部材)の上端縁とマッドガードアッパのマッドガードアッパ本体部とが離間しているので、車両の走行時にタイヤに巻き上げられた泥水等がカバー部材の上端縁とマッドガードアッパとの間の隙間からマッドガードの後方へ飛散してしまうおそれがある。マッドガードの後方への泥水等の飛散を防止するためにカバー部材を上方へ延長するなどして、カバー部材の上端縁とマッドガードアッパとの間の隙間を無くしたとしても、タイヤに巻き上げられた泥水等がカバー部材に当たってカバー部材が後方へ捲れて、カバー部材の上端縁とマッドガードアッパとの間に隙間が生じる可能性があり、係る隙間から泥水等がマッドガードの後方へ飛散してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を防止することが可能なマッドガード構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のマッドガード構造は、上側のマッドガードアッパと下側のマッドガードロアと板状のカバー部材とを備える。マッドガードアッパは、タイヤのトレッド面に対向する対向面を有し、タイヤの後上方に配置されてタイヤを後上方から覆う。マッドガードロアは、マッドガードアッパから後下方へ離間した位置に配置されてタイヤを後方から覆う。カバー部材は、マッドガードロアに対して固定され、マッドガードロアの上縁よりも上方へ延びてマッドガードアッパの下縁とマッドガードロアの上縁との間の間隙を塞ぐ。カバー部材の上端部は、マッドガードアッパとタイヤとの間でマッドガードアッパの対向面に近接又は接触する。
上記構成では、マッドガードロアに対して固定されるカバー部材がマッドガードアッパ下端とマッドガードロアの上端との間の間隙を塞ぐので、マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を防止することができる。
また、カバー部材の上端部が、マッドガードアッパとタイヤとの間でマッドガードアッパの対向面に近接又は接触するので、タイヤから巻き上げられた泥水等が板状のカバー部材に当たると、カバー部材がマッドガードアッパの対向面側へ押し付けられる。このため、例えば弾性を有するカバー部材であったとしても、タイヤから巻き上げられた泥水等による後方へのカバー部材の捲れをマッドガードアッパによって規制することができ、マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を確実に防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のマッドガード構造であって、ブラケットを備える。ブラケットは、車体側の被取付部に対して固定される車体側固定部と、車体側固定部よりも後下方に位置するアッパ固定部とを有する。マッドガードアッパは、ブラケットのアッパ固定部に固定され、ブラケットを介して車体側に支持される。
上記構成では、ブラケットのアッパ固定部が車体側固定部よりも後下方に位置し、マッドガードアッパはブラケットのアッパ固定部に固定される。すなわち、マッドガードアッパを車体側の被取付部に対して直接取り付ける場合に比べて、マッドガードアッパを後下方に配置することができるので、その分だけカバー部材の長さを短く抑えることができる。このため、前方又は後方へのカバー部材の捲れを抑えることができるので、マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を確実に防止することができる。
本開示によれば、マッドガードアッパとマッドガードロアとの間からマッドガードの後方への車両の走行時の泥水等の飛散を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るマッドガード構造を備える車両の側面図である。 本実施形態のマッドガード構造の要部を後方から視た背面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 ブラケットの斜視図である。 マッドガードアッパの斜視図である。 マッドガードロア及びカバー部材の背面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るマッドガード10を備える車両1は、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型のトラックであって、車体フレーム3と、キャブ2の下方の車幅方向両側に配置される左右1対の前タイヤ(タイヤ)4(図1では右側の前タイヤ4のみを図示している。)とを有する。本実施形態に係るマッドガード構造は、右側の前タイヤ4用のマッドガード10に適用される。なお、本実施形態に係るマッドガード構造を左側の前タイヤ4用のマッドガードに適用してもよい。
車体フレーム3は、車幅方向両側で車両1の前後に亘って延びる左右のサイドフレーム5(図1では右側のサイドフレーム5のみを図示している。)と、車幅方向に沿って延びて左右のサイドフレーム5を連結する複数のクロスフレーム(図示省略)とを有する。
キャブ2は、キャブ2の前端下部が車体フレーム3の前端部にフロントキャブマウント(図示省略)を介して回転自在に支持される。キャブ2は、キャブ2の後端下部がリアキャブマウント6にロックされて車体フレーム3に支持された非チルト状態(図1参照)と、リアキャブマウント6によるロックが解除されてキャブ2の後端下部が前上方へ傾動したチルト状態(図示省略)とに設定可能である。非チルト状態では、キャブ2の下面の車幅方向外端部は、前タイヤ4を収納するホイールハウス7の上方を区画する。また、キャブ2の車幅方向外側面の下部には、ホイールハウス7の上方で前後方向に延びるフェンダー8が設けられる。キャブ2の右側の後端下部には、エアクリーナ9が配置される。なお、以下の説明において、特に説明のない限りキャブ2の上下方向や前後方向は非チルト状態での上下方向や前後方向を意味する。
図2及び図3に示すように、エアクリーナ9は、キャブ2に対して固定されるエアクリーナブラケット50に下方から支持される。すなわち、エアクリーナ9は、エアクリーナブラケット50を介してキャブ2に対して固定され、キャブ2を非チルト状態からチルト状態にする際にキャブ2の後端下部とともに前上方へ傾動する。
エアクリーナブラケット50は、金属製の板材であり、キャブ2の右側の後端下部に配置され、キャブ2に対して固定され、エアクリーナ9を下方から支持する。エアクリーナブラケット50は、略水平に配置される平板状のクリーナブラケット本体51と、クリーナブラケット本体51の前端縁から前上方へ曲折して延びる平板状のマッドガードアッパ被取付部(被取付部)52とを一体的に有する。マッドガードアッパ被取付部52の上端部には、前下方へ突出するスタッドボルト53が固定されている。なお、マッドガードアッパ被取付部52を、エアクリーナブラケット50以外に設けてもよい。
図2〜図6に示すように、本実施形態のマッドガード構造は、マッドガード10とマッドガードアッパブラケット(ブラケット)30とラバー製の弾性カバー部材(カバー部材)40とを備える。
マッドガード10は、上側のマッドガードアッパ11と、マッドガードアッパ11とは別体の下側のマッドガードロア21とによって上下に分割して構成されている。マッドガード10は、前タイヤ4を後上方から覆い、車両1の走行時に前タイヤ4に跳ね上げられた泥水等の後方及び車幅方向外側への飛散を防止する。マッドガード10の下端縁部(マッドガードロア21の下端縁部)には、可撓性を有するラバー製のマッドフラップ20が固定されて垂下している(図1参照)。マッドガードアッパ11は、マッドガードアッパブラケット30を介してキャブ2側に取り付けられ、マッドガードロア21は、車体フレーム3側に取り付けられる。
図3及び図4に示すように、マッドガードアッパブラケット30は、マッドガードアッパ11をマッドガードアッパ被取付部52に取り付けるためのブラケットであって、金属製の板材で断面U状に形成される。マッドガードアッパブラケット30には、ブラケット上板部31とブラケット下板部32とブラケット中板部33とが一体形成されている。ブラケット上板部31は、マッドガードアッパ被取付部52に対して固定される車体側固定部31aを有し、マッドガードアッパ被取付部52の前面に面接触した状態で固定される。ブラケット上板部31の車体側固定部31aには、マッドガードアッパ被取付部52のスタッドボルト53に対応するボルト挿通孔34が形成される。ブラケット上板部31は、車体側固定部31aのボルト挿通孔34にマッドガードアッパ被取付部52のスタッドボルト53を挿通させて、ナットによって締結固定される。ブラケット上板部31の下端部31bは、エアクリーナブラケット50のクリーナブラケット本体51と略同じ高さ位置に位置する。ブラケット中板部33は、ブラケット上板部31の下端部31bから前下方へ曲折して延びる。ブラケット下板部32は、ブラケット中板部33の下端縁から前上方へ曲折して延びる。このように、ブラケット上板部31とブラケット下板部32とは、ブラケット中板部33によって連結されている。ブラケット下板部32は、マッドガードアッパ11に固定されるアッパ固定部32aを有する。アッパ固定部32aには、前下方へ突出するスタッドボルト35が固定的に設けられる。ブラケット下板部32のアッパ固定部32aは、ブラケット上板部31の車体側固定部31aよりも後方且つ下方に位置し、スタッドボルト35は、ブラケット上板部31の下端部31bよりも下方に位置する。
図3及び図5に示すように、マッドガードアッパ11は、硬質樹脂製であり、前タイヤ4の後上方に配置され、マッドガードアッパブラケット30を介してマッドガードアッパ被取付部52に固定される。マッドガードアッパ11は、前タイヤ4のトレッド面4aと対向するアッパインナ部12と、アッパインナ部12の車幅方向外側に設けられたアッパアウタ部13とを一体的に有する。アッパインナ部12は、前タイヤ4のトレッド面4aに対向する前面(対向面)16を有し、マッドガードアッパブラケット30のブラケット下板部32に固定される。アッパインナ部12のうちブラケット下板部32のスタッドボルト35に対応する位置には、ボルト挿通孔14が形成される。アッパインナ部12の下縁(マッドガードアッパの下縁)12aは、ブラケット下板部32よりも後方且つ下方に位置する。アッパアウタ部13は、前タイヤ4の車幅方向外側に配置され、アッパインナ部12の下縁12aよりも下方へ延びる。アッパアウタ部13の上面は、車幅方向外側から視て前方に向かって高くなる階段形状である。マッドガードアッパ11は、アッパインナ部12をブラケット下板部32の下面に面接触させてアッパインナ部12のボルト挿通孔14にブラケット下板部32のスタッドボルト35を挿通させた状態でナットによって締結固定される。すなわち、マッドガードアッパ11は、マッドガードアッパブラケット30及びエアクリーナブラケット50等を介してキャブ2に対して固定され、キャブ2を非チルト状態からチルト状態にする際にキャブ2の後端下部とともに前上方へ傾動する。
図3及び図6に示すように、マッドガードロア21は、マッドガードアッパ11から後下方へ離間した位置に配置されて前タイヤ4を後方から覆う硬質樹脂製のマッドガードであって、前タイヤ4のトレッド面4aと対向する板状のロアインナ部22と、ロアインナ部22の車幅方向外側に設けられるロアアウタ部23とを一体的に有する。ロアインナ部22の上縁(マッドガードロアの上縁)22aは、マッドガードアッパ11のアッパインナ部12の下縁12aから後下方へ離間した位置に配置される。本実施形態では、ロアインナ部22の上縁22aは、エアクリーナ9及びクリーナブラケット本体51の下方に位置する。ロアアウタ部23は、前タイヤ4の車幅方向外側に配置され、ロアインナ部22の上縁22aよりも上方へ延びる。マッドガードロア21は、車体フレーム3に対して固定され、キャブ2を非チルト状態からチルト状態にする際にキャブ2の傾動に追従することなく、前タイヤ4の後方に配置された状態を保持する。
図2、図3及び図6に示すように、弾性カバー部材40は、弾性を有するラバー製の板状部材であって、その下端部がマッドガードロア21のロアインナ部22の上端部にボルト等によって固定される。弾性カバー部材40は、ロアインナ部22の上縁22aよりも前上方へ延びてマッドガードアッパ11のアッパインナ部12の下縁12aとマッドガードロア21のロアインナ部22の上縁22aとの間の間隙を塞ぎ、前タイヤ4のトレッド面4aと対向する。弾性カバー部材40の上端部40aは、マッドガードアッパ11のアッパインナ部12の下端部15の前面16に面接触する。すなわち、弾性カバー部材40の上端部40aは、マッドガードアッパ11と前タイヤ4との間でマッドガードアッパ11の前面16に接触する。
本実施形態によれば、マッドガードロア21に対して固定される弾性カバー部材40がマッドガードアッパ11の下縁12aとマッドガードロア21の上縁22aとの間の間隙を塞ぐので、マッドガードアッパ11とマッドガードロア21との間からマッドガード10の後方への車両1の走行時の泥水等の飛散を防止することができる。
また、弾性カバー部材40の上端部40aが、マッドガードアッパ11と前タイヤ4との間でマッドガードアッパ11の前面16に接触するので、前タイヤ4から巻き上げられた泥水等が弾性カバー部材40に当たると、弾性カバー部材40の上端部40aがマッドガードアッパ11の前面16側へ押し付けられる。このため、前タイヤ4から巻き上げられた泥水等による後方への弾性カバー部材40の後方への捲れをマッドガードアッパ11によって規制することができ、マッドガードアッパ11とマッドガードロア21との間からマッドガード10の後方への車両1の走行時の泥水等の飛散を確実に防止することができる。
また、マッドガードアッパブラケット30のブラケット上板部31の車体側固定部31aがマッドガードアッパ被取付部52に対して取り付けられ、マッドガードアッパブラケット30のブラケット下板部32のアッパ固定部32aに、マッドガードアッパ11が固定される。そして、マッドガードアッパブラケット30のブラケット下板部32のアッパ固定部32aは、ブラケット上板部31の車体側固定部31aよりも後方且つ下方に位置する。このため、マッドガードアッパ11をマッドガードアッパ被取付部52に対して直接取り付ける場合に比べて、マッドガードアッパ11を後下方に配置することができるので、その分だけ弾性カバー部材40の長さを短く抑えることができる。このように、弾性カバー部材40の長さを短く抑えることができるので、前方又は後方への弾性カバー部材40の捲れを抑えることができ、マッドガードアッパ11とマッドガードロア21との間からマッドガード10の後方への車両1の走行時の泥水等の飛散を確実に防止することができる。
また、マッドガードアッパ11をマッドガードアッパ被取付部52に対してマッドガードアッパブラケット30を介して取り付けるので、車両1の仕様の変更等に起因してマッドガードアッパ被取付部52の位置が上方又は下方へ移動する場合であっても、マッドガードアッパ11の形状を変更することなくマッドガードアッパブラケット30を用いてマッドガードアッパ11を車体側に取り付けることができる。例えば、車両1の仕様の変更等に起因してマッドガードアッパ被取付部52の位置が上方又は下方へ移動し、マッドガードロア21とマッドガードアッパ被取付部52との距離(アッパ設定距離)が増大又は減少する場合(車体フレーム3に対するエアクリーナ9の設置高さが変更され、これに伴ってエアクリーナブラケット50の設定位置が変更される場合)、マッドガードアッパ11の形状を変更することなく、アッパ設定距離の増大又は減少に応じた形状のマッドガードアッパブラケットを用いてマッドガードアッパ11を車体側に取り付けることができる。このように、アッパ設定距離の変動をマッドガードアッパブラケット30の形状の変更によって吸収することにより、マッドガードアッパ11及びマッドガードロア21を共通部品とすることができる。従って、マッドガード10としての機能を低下させることなく、マッドガードアッパ被取付部52の位置の変更に柔軟に対応することができる。
また、マッドガードアッパ11をキャブ2に対して固定し、マッドガードロア21を車体フレーム3に対して固定し、弾性を有する弾性カバー部材40をマッドガードロア21に固定する。このように、マッドガードアッパ11とマッドガードロア21との間の間隙を、弾性を有する弾性カバー部材40によって塞ぐので、車両1の走行時等に車体フレーム3に対してキャブ2が振動しても、弾性カバー部材40とマッドガードアッパ11との当接に起因する騒音の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、弾性カバー部材40の上端部40aをマッドガードアッパ11の下端部15の前面16に接触させたが、弾性カバー部材40の上端部40aをマッドガードアッパ11の下端部15の前面16に近接させてもよい。この場合であっても、弾性カバー部材40の上端部40aがマッドガードアッパ11の下端部15の前面16に近接するので、前タイヤ4から巻き上げられた泥水等が弾性カバー部材40に当たって弾性カバー部材40の上端部40a側が後方へ変形すると、弾性カバー部材40の上端部40aがマッドガードアッパ11の前面16に当接し、弾性カバー部材40の後方への捲れが規制される。
また、本実施形態では、マッドガードアッパ11のアッパアウタ部13を、アッパインナ部12の下縁12aよりも下方へ延ばし、アッパアウタ部13の上面を、車幅方向外側から視て前方に向かって高くなる階段形状としたが、アッパアウタ部13の形状はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、マッドガードロア21のロアアウタ部23を、ロアインナ部22の上縁22aよりも上方へ延ばしたが、ロアアウタ部23の形状はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、マッドガードアッパ11をマッドガードアッパ被取付部52に対してマッドガードアッパブラケット30を介して取り付けたが、例えば、マッドガードロア21とマッドガードアッパ被取付部52との距離が短い場合には、マッドガードアッパブラケット30を介さずにマッドガードアッパ11をマッドガードアッパ被取付部52に対して直接的に取り付けてもよい。この場合であっても、弾性カバー部材40の上端部40aをマッドガードアッパ11と前タイヤ4との間でマッドガードアッパ11の前面16に接触させることによって、マッドガードアッパ11とマッドガードロア21との間からマッドガード10の後方への車両1の走行時の泥水等の飛散を確実に防止することができる。
また、弾性カバー部材(カバー部材)40はラバー製に限定されるものではなく、弾性を有する板状のカバー部材であればよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、左右のマッドガード10を車両1の左右に対称的に設けたが、車両1の左右のいずれか一方のみに上記実施形態に係るマッドガード10を設けてもよい。また、対象のタイヤは前タイヤ4に限定されず、後タイヤ60であってもよい。
また、上記実施形態では、マッドガードアッパ11をキャブ2側に固定し、マッドガードロア21を車体フレーム3側に固定したが、マッドガードアッパ11及びマッドガードロア21の双方をキャブ2側または車体フレーム3側に固定してもよい。
本開示に係るマッドガード構造は、マッドガードを備える車両に広く適用可能である。
1:車両
4:前タイヤ(タイヤ)
4a:前タイヤのトレッド面
10:マッドガード
11:マッドガードアッパ
12:アッパインナ部
12a:アッパインナ部の下縁(マッドガードアッパの下縁)
16:アッパインナ部の前面(対向面)
21:マッドガードロア
22:ロアインナ部
22a:ロアインナ部の上縁(マッドガードロアの上縁)
30:マッドガードアッパブラケット(ブラケット)
31a:車体側固定部
32a:アッパ固定部
40:弾性カバー部材(カバー部材)
40a:弾性カバー部材の上端部
52:マッドガードアッパ被取付部(被取付部)

Claims (2)

  1. タイヤのトレッド面に対向する対向面を有し、前記タイヤの後上方に配置されて前記タイヤを後上方から覆う上側のマッドガードアッパと、
    前記マッドガードアッパから後下方へ離間した位置に配置されて前記タイヤを後方から覆う下側のマッドガードロアと、
    前記マッドガードロアに対して固定され、前記マッドガードロアの上縁よりも上方へ延びて前記マッドガードアッパの下縁と前記マッドガードロアの上縁との間の間隙を塞ぐ板状のカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材の上端部は、前記マッドガードアッパと前記タイヤとの間で前記マッドガードアッパの前記対向面に近接又は接触する
    ことを特徴とするマッドガード構造。
  2. 請求項1に記載のマッドガード構造であって、
    車体側の被取付部に対して固定される車体側固定部と、前記車体側固定部よりも後下方に位置するアッパ固定部とを有するブラケットを備え、
    前記マッドガードアッパは、前記ブラケットの前記アッパ固定部に固定され、前記ブラケットを介して前記車体側に支持される
    ことを特徴とするマッドガード構造。
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