JP2020044267A - ソール構造 - Google Patents

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Haruka Kajihara
遥 梶原
一憲 井内
Kazunori Inai
一憲 井内
幸司 伊藤
Koji Ito
幸司 伊藤
彰 森田
Akira Morita
彰 森田
眞吾 須藤
Shingo Sudo
眞吾 須藤
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Abstract

【課題】着地時に着用者の足にかかる負担を低減する、【解決手段】弾性材からなる上部ミッドソール3と、上部ミッドソール3に下方から接着された弾性材からなる下部ミッドソール5とを備えるソール構造1において、上部ミッドソール3に、第1突部3cを下部ミッドソール5側に向けて突設し、第1突部3cを下部ミッドソール5に対して移動可能に当接させる。【選択図】図6

Description

本発明は、弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールに下方から接着された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造に関する。
特許文献1には、弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールに下方から接着された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造が開示されている。このソール構造では、上部ミッドソールに、突部を下部ミッドソール側に向けて突設し、該突部の先端を下部ミッドソールに密着させることで、着用者の荷重が前記突部を介して下部ミッドソールに分散されるようにしている。
特許第4465040号公報
しかし、特許文献1では、上部ミッドソールの突部の先端が下部ミッドソールに密着しているので、着地時に着用者の荷重により上部ミッドソールの突部が下部ミッドソールに押し付けられたとき、突部が押し付け方向に圧縮変形するものの、突部の先端が下部ミッドソールに対して該下部ミッドソールの上面に沿う方向に移動しないので、衝撃エネルギーが十分吸収されず、着用者の足にかかる負担が大きくなっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、着地時に着用者の足にかかる負担を低減することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の形態は、弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールに下方から接着された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造であって、前記上部ミッドソール及び前記下部ミッドソールの少なくとも一方のミッドソールには、他方のミッドソール側に向けて突部が突設され、該突部の先端は、シューズの非着用状態で前記他方のミッドソールに当接していないか、又は前記他方のミッドソールに対して移動可能に当接し、着地時に、前記突部の先端が前記他方のミッドソールに押し付けられることで該他方のミッドソールに対して該他方のミッドソールの表面に沿う方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
この第1の形態では、着地時に着用者の荷重により上部ミッドソールが下部ミッドソールに押し付けられると、突部がその先端を前記他方のミッドソールに対して該他方のミッドソールの表面に沿う方向に移動させて屈曲変形するとともに、押し付け方向に圧縮変形するので、突部を屈曲変形させることができない特許文献1の構成に比べ、衝撃エネルギーが効率的に吸収され、着用者の足にかかる負担が低減される。
第2の形態は、第1の形態において、前記突部は、先細形状であることを特徴とする。
この第2の形態では、突部が基端側に向かって徐々に太くなって圧縮変形しにくくなっているので、着地時に上部ミッドソールが下部ミッドソール側に下降する速度が徐々に低下し、良好な感触が得られる。
第3の形態は、第1又は第2の形態において、前記突部は複数形成され、前後方向に隣り合う突部は、前後方向に互いに間隔を空けていることを特徴とする。
この第3の形態では、前後方向に隣り合う突部の間に間隔を設けない場合に比べ、前後方向に荷重を移動させる歩行時及び走行時において、突部の前後方向への屈曲が隣接する突部に妨げられにくいので、上述したような着用者の足への負担低減効果がより確実に得られる。
第4の形態は、第1〜第3のいずれか1つの形態において、前記突部は、着用者の踵部を支持する領域に形成されていることを特徴とする。
この第4の形態では、踵部から着地する歩行時及び走行時において、着地時に着用者の荷重により突部がより確実に前記他方のミッドソールに押し付けられるので、上述したような着用者の足への負担低減効果がより確実に得られる。
第5の形態は、第1〜第4のいずれか1つの形態において、前記突部の前後方向の寸法は、左右方向の寸法よりも短いことを特徴とする。
この第5の形態では、突部が前後方向に屈曲しやすいので、着地時に突部をより確実に屈曲変形させることができ、上述したような着用者の足への負担低減効果がより確実に得られる。
第6の形態は、弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールの下方に接着又は一体に形成された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造であって、前記上部ミッドソール及び前記下部ミッドソールの少なくとも一方のミッドソールには、屈曲するか又はくびれた変形予定部が突出方向中途部に形成された突部が他方のミッドソール側に向けて突設され、該突部の先端は、他方のミッドソールに密着しているか、接着されているか又は一体に形成されていることを特徴とする。
この第6の形態では、着地時に着用者の荷重により上部ミッドソールが下部ミッドソールに押し付けられると、突部がその変形予定部を前記他方のミッドソールの表面に対して該表面に沿う方向に移動させて屈曲変形するので、突部を屈曲変形させることができない特許文献1の構成に比べ、衝撃エネルギーが効率的に吸収され、着用者の足にかかる負担が低減される。
第7の形態は、第6の形態において、前記変形予定部は、後方に凹むように屈曲又はくびれていることを特徴とする。
この第7の形態では、変形予定部が前記他方のミッドソールの表面に対して後方に移動しやすいので、前後方向に荷重を移動させる歩行時及び走行時において、着地時に突部をより確実に屈曲変形させることができ、上述したような着用者の足への負担低減効果がより確実に得られる。
本発明によると、着地時に着用者の足にかかる負担を低減できる。
図1は、本発明の実施形態1に係るソール構造の平面図である。 図2は、ソール構造を外甲側から見て示す側面図である。 図3は、図1のIII−III線に対応する上部ミッドソールの断面図である。 図4は、図1のIV−IV線に対応する上部ミッドソールの断面図である。 図5は、図1のV−V線における断面図である。 図6は、図1のVI−VI線における断面図である。 図7は、図1のVII−VII線における断面図である。 図8(a)は、実施形態2に係るソール構造の第1突部の正面図であり、図8(b)は、実施形態2の変形例の図8(a)相当図であり、図8(c)は、実施形態2の変形例の図8(a)相当図である。 図9(a)は、実施形態1の変形例に係るソール構造の第1突部の正面図であり、図9(b)は、実施形態1の他の変形例の図9(a)相当図であり、図9(c)は、実施形態1の他の変形例の図9(a)相当図であり、図9(d)は、実施形態1の他の変形例の図9(a)相当図であり、図9(e)は、実施形態1の他の変形例の図9(a)相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1〜図7は、着用者の足裏面を支持するための本発明の実施形態1に係るソール構造1を示す。このソール構造1にアッパー(図示せず)等が設けられたシューズは、例えばウォーキングシューズ、ランニングシューズ、インドア競技用シューズ、又は土や芝生の上で行われる球技用シューズ等として利用される。
以下、左足用シューズのソール構造1について説明するが、当該左足シューズと左右対称に右足用シューズを構成することができる。
また、以下の説明において、上方(上側)及び下方(下側)とはソール構造1の上下方向の位置関係を表し、前方(前側)及び後方(後側)とはソール構造1の前後方向の位置関係を表すものとする。
ソール構造1は、足裏面全体を支持する上部ミッドソール3を備えている。当該上部ミッドソール3の下面の外周領域には、下部ミッドソール5の上面の外周領域が接着されている。下部ミッドソール5の下面には、アウトソール7が下方から接着されている。上部ミッドソール3及び下部ミッドソール5は、軟質の弾性材で構成されている。具体的に、上部ミッドソール3及び下部ミッドソール5の材料としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体などが適している。アウトソール7は、上部ミッドソール3及び下部ミッドソール5よりも高硬度の弾性材で構成されている。具体的に、アウトソール7の材料としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材が適している。
上部ミッドソール3の下面における下部ミッドソール5に接着される領域のうち、着用者の土踏まずと前後方向に対応する領域は、前後方向中央に向かって外甲側に膨出する膨出領域R1を構成している。したがって、上部ミッドソール3の下面における下部ミッドソール5に接着されない領域のうち、着用者の土踏まずと前後方向に対応する領域は、前後方向中央に向かって徐々に幅狭となる幅狭領域R2を構成している。
上部ミッドソール3は、当該上部ミッドソール3の上面を構成する主面部3aを有している。該主面部3aの左右両端部は左右外側に向かって上方に湾曲している一方、主面部3aの左右両端部を除く部分は略平坦に形成されている。主面部3aの下面における下部ミッドソール5に接着されない非接着領域R3のうち、着用者の踵部、中足部、及び前足部の外甲側を支持する領域の外周端部を除く領域には、第1凸所3bが前後方向に延びるように一体に突設されている。該第1凸所3bの突出高さH1(図3参照)は、前方に向かって徐々に低くなっている。該第1凸所3bの端面における着用者の踵部、及び中足部を支持する領域には、表面全体が湾曲面からなる山状の複数の第1突部3cが下部ミッドソール5側に向けて全体に亘って一体に突設されている。シューズ着地時に想定される荷重移動方向を示すロードパスラインLpと沿う方向に隣り合う第1突部3cは、ロードパスラインLpと沿う方向に互いに略1mmの間隔Dを空けている。本実施形態で想定されるロードパスラインLpは若干湾曲しながら前後方向に延びているので、前後方向に隣り合う第1突部3cは、前後方向に互いに間隔を空けている。第1突部3cは、突出方向から見てロードパスラインLpと交差する方向に長い楕円形状をなしている。したがって、第1突部3cの前後方向の寸法W1は、左右方向の寸法W2よりも短くなっている。また、第1凸所3bの端面における第1突部3c非突設領域、すなわち着用者の前足部を支持する領域には、表面全体が湾曲面からなる山状の複数の第2突部3dが下部ミッドソール5側に向けて全体に亘って一体に突設されている。前後方向に隣り合う第2突部3dは、互いに当接している。大部分の第2突部3dは、突出方向から見て略真円形状をなしている。第2突部3dの突出高さHT2は、第1突部3cの突出高さHT1よりも低く設定されている。具体的には、第1突部3cの突出高さHT1は5〜6mmに設定され、第2突部3dの突出高さHT2は2〜3mmに設定されている。また、主面部3aの下面における前記非接着領域R3のうち、着用者の前足部の内甲側(拇指球)を支持する領域には、第2凸所3eが、前記第1凸所3bとの間に左右方向に間隔を空けて下方に向けて一体に突設されている。第2凸所3eの端面全体には、複数の第3突部3fが下部ミッドソール5側に向けて一体に突設されている。大部分の第3突部3fは、突出方向から見て略真円形状をなしている。第3突部3fの突出高さHT3は、第1突部3cの突出高さHT1よりも低く設定されている。突出方向から見た第3突部3fの大きさ(面積)の平均は、突出方向から見た第1突部3c及び第2突部3dの大きさ(面積)の平均よりも大きく設定されている。第3突部3fの先端には、平坦面が形成されている。
下部ミッドソール5の上面における外周領域を除く領域、すなわち下部ミッドソール5の上面における上部ミッドソール3に接着されていない領域には、全体に亘って凹所5aが形成されている。凹所5a底面における前後方向中央よりも後側には、下部ミッドソール5全体の略1/3程度の長さで前後方向に延びる長孔5bが貫通形成されている。
そして、上部ミッドソール3の第1凸所3b及び第2凸所3eが、下部ミッドソール5の凹所5aに収容されている。当該ソール構造1が設けられたシューズが着用されていない状態(非着用状態)で、上部ミッドソール3の第1突部3cの先端は、下部ミッドソール5の凹所5aの底面に当接している。第1突部3cの先端は、下部ミッドソール5の凹所5aの底面に当接しているが、密着していないので、下部ミッドソール5の凹所5aの底面に対して該底面に沿う方向に相対的に移動可能になっている。一方、上部ミッドソール3の第2突部3d及び第3突部3fの先端は、下部ミッドソール5の凹所5aの底面と離間している。
上述したようなソール構造1が設けられたシューズを着用して前後方向に荷重を移動させて歩行又は走行する際に、踵部から着地すると、着用者の荷重により上部ミッドソール3が下部ミッドソール5に押し付けられ、上部ミッドソール3の第1突部3cの先端が下部ミッドソール5に押し付けられる。これにより、上部ミッドソール3の第1突部3cがその先端を下部ミッドソール5の上面に対して後方に移動させて屈曲変形するとともに、押し付け方向に圧縮変形する。これにより、突部を屈曲変形させることができない特許文献1の構成に比べ、衝撃エネルギーが効率的に吸収され、着用者の足にかかる負担が低減される。このとき、第1突部3cが基端側に向かって徐々に太くなって圧縮変形しにくくなっているので、着地により上部ミッドソール3が下部ミッドソール5側に下降する速度が徐々に低下する。したがって、良好な感触が得られる。また、前後方向に隣り合う第1突部3cの間に間隔を設けない場合に比べ、第1突部3cの前後方向への屈曲変形が隣接する第1突部3cに妨げられにくいので、上述したような着用者の足への負担低減効果をより確実に得られる。さらに、第1突部3cの前後方向の寸法W1が左右方向の寸法W2よりも短く設定されているので、第1突部3cが前後方向に屈曲しやすい。したがって、着地時に第1突部3cをより確実に屈曲変形させることができ、上述したような着用者の足への負担低減効果をより確実に得られる。
一方、着用者が前足部で地面を蹴り出すと、上部ミッドソール3の第2突部3dの先端が下部ミッドソール5に押し付けられ、着用者の蹴り出す力が上部ミッドソール3から下部ミッドソール5及びアウトソール7を介して地面に伝わる。第2突部3d、及び第3突部3fの突出高さHT2,HT3は、第1突部3cの突出高さHT1よりも低く設定され、かつ非着用状態で第2突部3d及び第3突部3fの先端は、下部ミッドソール5の凹所5aの底面と離間しているので、第2突部3d及び第3突部3fを第1突部3cと同じ突出高さHT1にし、かつ非着用状態で下部ミッドソール5の凹所5aの底面に当接するように形成した場合に比べ、第2突部3d及び第3突部3fの突出方向の圧縮量は小さくなる。したがって、第2突部3d及び第3突部3fの圧縮変形によるエネルギーのロスが抑制され、着用者の蹴り出す力が地面に十分に伝えられる。また、突出方向から見た第3突部3fの大きさ(面積)は、第1突部3c及び第2突部3dよりも大きくなっているので、第1突部3c及び第2突部3dと同程度の面積にした場合に比べ、着用者の拇指球で蹴り出す力が地面に伝わりやすい。また、第3突部3fの先端には、平坦面が形成されているので、先端を先細形状にした場合に比べ、着用者の拇指球で蹴り出す力が地面に伝わりやすい。
したがって、本実施形態1によると、第1突部3cの先端が曲面状に形成され、下部ミッドソール5に対して移動可能に当接しているので、第1突部3cの先端を平坦に形成して下部ミッドソール5に対して移動できないように密着させた場合に比べ、第1突部3cの先端と下部ミッドソール5との摩擦による異音が発生しにくい。
(実施形態2)
図8(a)は、本発明の実施形態2に係るソール構造1の第1突部3cを示す。本実施形態2では、第1突部3cが円柱状に形成され、第1突部3cの突出方向中央には、想定される荷重移動方向の反対方向に凹むように屈曲する変形予定部3gが形成されている。本実施形態2でも、若干湾曲しながら前後方向に延びるロードパスラインLpを想定しているので、変形予定部3gは、後方に凹むように屈曲している。したがって、第1突部3cの変形予定部3gよりも先端側は、上方に向かって後方に傾斜し、第1突部3cの変形予定部3gよりも基端側は、上方に向かって前方に傾斜している。また、第1突部3cの先端が平坦に形成されて下部ミッドソール5の凹所5aの底面に密着している。
したがって、本実施形態2に係るソール構造1が設けられたシューズを着用して前後方向に荷重を移動させて歩行又は走行する際、踵部から着地すると、着用者の荷重により上部ミッドソール3が下部ミッドソール5に押し付けられ、第1突部3cがその変形予定部3gを下部ミッドソール5の上面に対して後方に移動させて屈曲変形する。したがって、第1突部3cを屈曲変形させることができない特許文献1の構成に比べ、衝撃エネルギーが効率的に吸収され、着用者の足にかかる負担が低減される。また、変形予定部3gが下部ミッドソール5の上面に対して後方に移動しやすいので、着地時に第1突部3cをより確実に屈曲変形させることができ、上述したような着用者の足への負担低減効果がより確実に得られる。
なお、上記実施形態1,2では、第1突部3c、第2突部3d、及び第3突部3fを上部ミッドソール3に下部ミッドソール5側に向けて突設したが、反対に、下部ミッドソール5に上部ミッドソール3側に向けて突設してもよい。
また、上記実施形態1,2では、第1突部3cを着用者の踵部、及び中足部を支持する領域に設けるとともに、第2突部3d及び第3突部3fを着用者の前足部を支持する領域に設けたが、反対に、第2突部3d及び第3突部3fを着用者の踵部、及び中足部を支持する領域に設けるとともに、第1突部3cを着用者の前足部を支持する領域に設けてもよい。これにより、前足部から着地して踵部で地面を蹴り出す歩行時及び走行時において、着地時の着用者の足への負担低減効果を得られるとともに、着用者の蹴り出す力を地面に十分に伝えることができる。
また、第1突部3cを内甲側に設けるとともに、第2突部3d及び第3突部3fを第1突部3cよりも外甲側に設けてもよい。これにより、内甲側で着地して外甲側で蹴り出す競技や球技を行うときに、着地時の着用者の足への負担低減効果を得られるとともに、着用者の蹴り出す力を地面に十分に伝えることができる。また、反対に、第1突部3cを外甲側に設けるとともに、第2突部3d及び第3突部3fを第1突部3cよりも内甲側に設けてもよい。これにより、外甲側で着地して内甲側で蹴り出す競技や球技を行うときに、着地時の着用者の足への負担低減効果を得られるとともに、着用者の蹴り出す力を地面に十分に伝えることができる。
また、上記実施形態1では、第1突部3cを表面全体が湾曲面からなる山状としたが、図9(a)〜図9(c)に示すように、先端面だけが湾曲面で構成された略円錐形状としてもよい。また、図9(b)に示すように、第1突部3cの突出方向中途部に、基端側の側面の傾斜が先端側の側面よりも大きくなるように屈折する箇所を設けてもよい。また、第1突部3cは、図9(d)に示すように、複数の半球状の突起を基端側から先端側に向かって直径が小さくなるように積み重ねた形状としてもよいし、図9(e)に示すように、複数の円板を基端側から先端側に向かって直径が小さくなるように積み重ねた形状としてもよい。
また、上記実施形態1では、シューズの非着用状態で、第1突部3cの先端が下部ミッドソール5の上面に当接するようにしたが、着地時に第1突部3cの先端が下部ミッドソール5に押し付けられて下部ミッドソール5に対して該下部ミッドソール5の上面(表面)に沿う方向に移動するように第1突部3cの形状、突出高さ等を設定するのであれば、シューズの非着用状態で第1突部3cの先端が下部ミッドソール5に当接せず、下部ミッドソール5から離間するようにしてもよい。
また、上記実施形態2では、変形予定部3gを後方に凹むように屈曲する箇所としたが、図8(b)に示すように、後方に凹むようにくびれた箇所としてもよいし、図8(c)に示すように、周方向全体が凹むようにくびれた箇所としてもよい。
また、上記実施形態2では、第1突部3cの先端を下部ミッドソール5の凹所5aの底面に密着させたが、接着してもよい。また、上部ミッドソール3と下部ミッドソール5とを一体に形成し、第1突部3cの先端を下部ミッドソールの凹所5aの底面に一体に連続させてもよい。第1突部3cの先端を下部ミッドソール5に接着又は一体に形成することにより、第1突部3cの先端と下部ミッドソール5との摩擦による異音の発生を防止できる。
本発明は、例えばウォーキングシューズ、ランニングシューズ、インドア競技用シューズ、又は土や芝生の上で行われる球技用シューズ等に適用されるソール構造として産業上の利用が可能である。
1 ソール構造
3 第1突部
3g 変形予定部
5 下部ミッドソール
W1,W2 寸法

Claims (7)

  1. 弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールに下方から接着された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造であって、
    前記上部ミッドソール及び前記下部ミッドソールの少なくとも一方のミッドソールには、他方のミッドソール側に向けて突部が突設され、該突部の先端は、シューズの非着用状態で前記他方のミッドソールに当接していないか、又は前記他方のミッドソールに対して移動可能に当接し、
    着地時に、前記突部の先端が前記他方のミッドソールに押し付けられることで該他方のミッドソールに対して該他方のミッドソールの表面に沿う方向に移動するように構成されていることを特徴とするソール構造。
  2. 請求項1に記載のソール構造において、
    前記突部は、先細形状であることを特徴とするソール構造。
  3. 請求項1又は2に記載のソール構造において、
    前記突部は複数形成され、前後方向に隣り合う突部は、前後方向に互いに間隔を空けていることを特徴とするソール構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記突部は、着用者の踵部を支持する領域に形成されていることを特徴とするソール構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記突部の前後方向の寸法は、左右方向の寸法よりも短いことを特徴とするソール構造。
  6. 弾性材からなる上部ミッドソールと、前記上部ミッドソールの下方に接着又は一体に形成された弾性材からなる下部ミッドソールとを備えるシューズ用ソール構造であって、
    前記上部ミッドソール及び前記下部ミッドソールの少なくとも一方のミッドソールには、屈曲するか又はくびれた変形予定部が突出方向中途部に形成された突部が他方のミッドソール側に向けて突設され、該突部の先端は、他方のミッドソールに密着しているか、接着されているか又は一体に形成されていることを特徴とするソール構造。
  7. 請求項6に記載のソール構造において、
    前記変形予定部は、後方に凹むように屈曲又はくびれていることを特徴とするソール構造。
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