JP2020041875A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度の温度調整を維持しながら小型化が可能な温調装置を有する自動分析装置を実現する。【解決手段】自動分析装置の温調部20において、第1の貯薬部1を径が大の螺旋状のパイプとし、第2の貯薬部2を径が大の貯薬容器とする。第2の貯薬部2の上流側に位置する第1の貯薬部1の内容積を、シリンジポンプ29、30、31のそれぞれの一回の吐出量よりも大きく設定し、第2の貯薬部2の内容積(体積)もシリンジポンプ29、30、31のそれぞれによる一回の吐出量よりも大きく設定する。【選択図】図2A

Description

本発明は、分析に用いられる試薬の温度を調整する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、分析対象物質の含まれる検体溶液と反応試薬とを反応容器に分注して反応させ、反応液を光学的に測定することによって分析を行う装置である。
例えば、血液、血清、尿等を試料として、試料中に含まれる特定の生体成分や化学物質等を検出するための自動分析装置がある。自動分析装置において十分な分析精度を得るためには、検体の前処理に使われる試薬や分析に使われる試薬の温度を一定に保つ必要がある。
試薬の温度を制御する方法としては、特許文献1に記載されているように、ペルチェ素子と恒温水槽でつくられた冷却水又はペルチェ素子と空冷による放熱フィンを用いて冷却する方法が知られている。
また、試薬の温度を調整する装置の流路の構造としては、特許文献2に記載されているように、蛇行した流路を加熱する構造が知られている。
特開2017−26469号公報 WO2014/103744号公報
自動分析装置においては、装置の設置面積が小さい方が好ましい。装置を小型化するためには、その構成要素である試薬の温度調節を行う温調装置も小型化が望まれる。
従来の温調装置では、恒温水槽とヒータを使う方法が多く用いられ、自動分析用が大きくなり、小型化が困難であるいう課題があった。
また、特許文献1のようにペルチェ素子を用いる場合もあるが、流路には特許文献2のような蛇行流路が用いられ、さらなる小型化が困難であった。
温調装置を単に小型化するのではなく、高精度の温度調整を維持しながら、小型化する必要がある。
しかしながら、従来技術にあっては、高精度の温度調整を維持しながらさらなる小型化が可能な温調装置を有する自動分析装置の実現が困難であった。
本発明の目的は、高精度の温度調整を維持しながら小型化が可能な温調装置を有する自動分析装置を実現することである。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
自動分析装置において、検体を分析する分析部と、前記検体を分析するために必要な試薬の温度を予め調整し、前記分析部に前記試薬を供給するための温調部と、を備え、前記温調部は、第1の貯薬容積を有し、試薬を貯留する第1の貯薬部と、第2の貯薬容積を有し、前記第1の貯薬部と接続され、前記第1の貯薬部から試薬が供給される第2の貯薬部と、を有する。
高精度の温度調整を維持しながら小型化が可能な温調装置を有する自動分析装置を実現することができる。
本発明の実施例1が適用される免疫自動分析装置の全体構成図である。 本発明の実施例1に係る自動分析装置の温調部の概略断面図である。 図2AのB−B線に沿った断面図である。 第2の貯薬部の外観斜視図である。 第2の貯薬部の外観斜視図である 本発明とは異なる温調部の構造の概略図である。 図4に示した本発明とは異なる例の構造による温調部における試薬の温度分布を示す図である。 本発明の実施例1による温調部における試薬の温度分布を示す図である。 本発明の実施例2に係る温調部の構造を示す図である。 本発明の実施例3に係る温調部の構造を示す図である。 本発明の実施例4に係る温調部の構造を示す図である。 本発明の実施例5に係る温調部の上面図である。 本発明の実施例5の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。以下の例は、本発明を免疫自動分析装置に適用した場合の例である。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1が適用される免疫自動分析装置の全体構成図である。
図1において、試薬貯蔵部33〜35には、それぞれ、検体を分析するために必要な試薬が蓄えられている。試薬貯蔵部33の試薬(緩衝液)を送液するときには、バルブ39を開き、バルブ36を閉じて、シリンジポンプ(試薬を間欠的に送液する送液器)29のプランジャ51を吸い込む方向(図1の下方向)に移動して試薬貯蔵部33から試薬を吸い込む。
次に、バルブ39を閉じて、バルブ36を開き、プランジャ51を吐き出す方向(図の上方向)に移動して試薬を吐き出すことにより、試薬は試薬前処理部25の検体が入った検体容器24にチューブ47を介して送られる。試薬前処理部25にて処理の終わった検体容器は、搬送機構(図示せず)によって容器保持部材21に搬送され、保持される。
試薬貯蔵部34の試薬(例えば、反応補助液)は、バルブ40を開き、バルブ37を閉じて、シリンジポンプ30のプランジャ52を吸い込む方向に移動して試薬貯蔵部34から試薬を吸い込む。
次に、バルブ40を閉じて、バルブ37を開き、プランジャ52を吐き出す方向に移動して試薬を吐き出すことにより、容器保持部材21に保持された試薬容器22にチューブ47を介して送られる。
試薬貯蔵部35の試薬(例えば、洗浄液)は、バルブ41を開き、バルブ38を閉じて、シリンジポンプ31のプランジャ53を吸い込む方向に移動して試薬貯蔵部35から試薬を吸い込む。
次に、バルブ41を閉じて、バルブ38を開き、プランジャ53を吐き出す方向に移動して試薬を吐き出すことにより、容器保持部材21に保持された試薬容器23にチューブ47を介して送られる。
容器保持部材21に固定された試薬容器22、23の中の試薬や検体容器24の中の検体は、決まったシーケンスに従って検出部49に送られる。容器保持部材21は回転と上下移動の2つの動作を行う。検体や試薬を検出部49に送るときには、ノズル44が送液すべき容器の上に来るように容器保持部材21を回転させ、次に容器保持部材21を上昇させてノズル44の先端部分が試薬の中に入るようにする。その状態でバルブ42を開いて、バルブ43を閉じ、シリンジポンプ32のプランジャ54を吸い込む方向に移動して、配管46を介して検体や試薬を吸い込んで検出部49に導く。
その後、バルブ42を閉じて、バルブ43を開き、プランジャ54を吐き出す方向に移動して廃液容器50に排出する。次に、容器保持部材21を下降させ、次に送液すべきノズル44が送液すべき容器の上に来るように容器保持部材21を回転させる。
以下、同様の動作を繰り返してひとつの検体の測定が終了したら、次の検体の測定に移行する。
検出部49は、保持部45を介して検出器(検体を分析する分析部)48に固定されている。検出器48は、検出部49で検出された成分を分析する。
試薬貯蔵部33、34、35に貯蔵された試薬を試薬前処理部25や試薬容器22、23に送るとき、試薬の温度は温調部20において予め調整される。温調部20は、検出器(検体を分析する分析部)48に供給する試薬の温度を調整するための装置である。
また、検体容器24や試薬容器22、23を設置した空間や、検出部49の温度は、それぞれの温度調節手段(図示せず)により制御される。
また、プランジャ51〜54、バルブ36〜43、試薬前処理部25、容器保持部材21、検出器48の動作は、制御部60により制御される。
次に、本発明の一実施例における温調部20の構造について説明する。
図2Aは、本発明の実施例1に係る自動分析装置の温調部20の概略断面図であり、図2Bは、図2AのB−B線に沿った断面図である。
ただし、第1の貯薬部1、第3の貯薬部11及び第5の貯薬部55については、図示の都合上、断面としてはいない。
図2A、図2Bにおいて、アルミニウム等の金属ブロック3には、ステンレス等のパイプを螺旋状に成形し、試薬を貯留する第1の貯薬部1と、やや太い直管のステンレスパイプ等により成るバッファ部となる試薬を貯留する第2の貯薬部2を取り付ける。第2の貯薬部2は、第1の貯薬部1から試薬が供給される。また、ステンレス等のパイプを螺旋状に成形し、試薬を貯留する第3の貯薬部11と、やや太い直管のステンレスパイプ等により成るバッファ部となる試薬を貯留する第4の貯薬部12を取り付ける。また、ステンレス等のパイプを螺旋状に成形し、試薬を貯留する第5の貯薬部55と、やや太い直管のステンレスパイプ等により成るバッファ部となる試薬を貯留する第6の貯薬部56を取り付ける。
第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2の金属ブロック3への取り付け方としては、金属ブロック3に第1の貯薬部1のパイプの螺旋の外形よりも少し大きな貫通穴を開け、第1の貯薬部1と第2の貯薬部2とを挿入し、周囲にハンダ等を流し込んで固定する。
第1の貯薬部1については、アルミニウム製の円筒の周りにパイプを巻きつけた状態で金属ブロック3に形成した貫通穴に挿入して、ハンダで固定しても良い。第1の貯薬部1のパイプの入口には、チューブコネクタ13aを取り付ける。チューブコネクタ13aにはネジが切ってあり、チューブ用の継ぎ手によってチューブ47を接続する。
また、第2の貯薬部2の出口には、チューブコネクタ14aを取り付ける。チューブコネクタ14aにはネジが切ってあり、チューブ用の継ぎ手によってチューブ47を接続する。
第3の貯薬部11、第4の貯薬部12、第5の貯薬部55及び第6の貯薬部56も、第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2と同様にして、金属ブロック3に取り付ける。
また、第3の貯薬部11及び第5貯薬部55のパイプの入口には、チューブコネクタ13aと同様なチューブコネクタ13b、13cを取り付け、チューブ47を接続する。
また、第4の貯薬部12及び第6貯薬部56のパイプの出口には、チューブコネクタ13aと同様なチューブコネクタ14b、14cを取り付け、チューブ47を接続する。
金属ブロック3には、グリース等のサーマルインタフェース15を介して、アルミ等で造られた熱拡散板8、更にサーマルインタフェース16を介してペルチェ素子5を接続し、ペルチェ素子5の反対側の面には、サーマルインタフェース17を介して、フィンベース6とフィン7からなるヒートシンクを接続する。そして、フィン7にはファン9が接続される。
金属ベース3の周囲は断熱材10により包囲されている。この断熱材10は、例えば、ウレタンフォーム等から形成される。
ペルチェ素子5とサーマルインタフェース16、17は、熱拡散板8とフィンベース6によって挟み込んでネジで固定する等の方法により固定する。また、サーマルインタフェース15は金属ブロック3と熱拡散板8によって挟み込んでネジで固定する等の方法により固定する。
第1の貯薬部1の試薬出口の近傍には、温度検知器4の温度検知部が配置されている。この温度検知器4は金属ブロック3に支持され、温度検知器4が検知した温度はペルチェ素子制御部61に出力される。ペルチェ素子制御部61からの出力は電力出力部62に供給され、電力出力部62からペルチェ素子5に電力が供給される。
図3A、図3Bは、第2の貯薬部2の外観斜視図である。図3A、図3Bにおいて、第2貯薬部のチューブコネクタ14aが形成された面の反対側の面には、パイプ形状の第1貯薬部1を取り付ける穴18が形成されている。
次に、温調部20の動作について説明する。
ここでは、サーマルインタフェース15、16、17はすべてサーマルグリースであるとして説明する。
周囲温度が高く、薬液の冷却を行う冷却運転では、ペルチェ素子5の金属ブロック3の側の面が低温、フィンベース6の側の面が高温になるように、電力出力部62からペルチェ素子5に通電する。第1の貯薬部1や第2の貯薬部2内を移動している試薬又はそこに滞留している試薬の熱は、金属ブロック3、グリース15、熱拡散板8、グリース16を経て、ペルチェ素子5に吸熱される。
ペルチェ素子5のグリース16側とは反対側の面は発熱(放熱)し、その熱はグリース17、フィンベース6からフィン7に伝わり、ファン9によってフィン7間に流される空気に放熱される。
周囲温度が低く薬液の加熱を行う加熱運転では、ペルチェ素子5の金属ブロック3の側の面が高温、フィンベース6の側が低温になるように電力出力部62からペルチェ素子5に通電する。加熱運転では、フィン7の温度が空気温度より低く、ファン9によってフィン7間に流される空気からは熱が奪われ、フィンベース6、グリース17を経て、ペルチェ素子5によって吸熱される。ペルチェ素子5のサーマルインタフェースであるグリース16側の面は発熱(放熱)し、その熱は、グリース16、熱拡散板8、グリース15、金属ブロック3を経て、第1の貯薬部1や第2の貯薬部2内を移動している試薬又はそこに滞留している試薬に熱が与えられる。
ペルチェ素子制御部61には、目標温度が設定され、目標温度と温度検知器4が検知した温度に基づいて、電流出力部62からペルチェ素子5に出力される電流(電力)を制御し、第1の貯薬部1、第2の貯薬部2、第3の貯薬部11、第4の貯薬部12、第5の貯薬部55及び第6の貯薬部56に貯留された試薬が目標温度となるようにする。
ペルチェ素子制御部61も電流出力の制御方法としては、例えば、一定時間ごとに温度検知器4が検知した温度と目標温度とに基づいて、一定時間ごとに、比例−積分−微分制御(PID制御)によって、電流のオン、オフの時間割合、すなわちデューティー比を制御する方法が行われる。このとき、通電時の電流は一定とする。
ここで、本発明の実施例1における温調部20が、本発明とは異なる構造の温調部に比較して小型でありながら、温調部20の出口の試薬温度をより安定して制御できる理由について説明する。
図4は、本発明とは異なる温調部の構造の概略図である。
図4において、本発明とは異なる例の構造では、蛇行したパイプから成る第1の貯薬部100を金属ブロック300に埋め込み、第1の貯薬部100の両端にはチューブコネクタ130、140が取り付けられている。また、第1の貯薬部100と同様な他の貯薬部が形成されている。金属ブロック300の周囲は断熱材110によって断熱する。
本発明とは異なる例の構造では、チューブコネクタ140は形成されているが、第1の貯薬部100の出口部に接続され、第1の貯薬部100から試薬が供給される第2の貯薬部は形成されていない。その他の貯薬部についても、同様に、第2の貯薬部は形成されていない。
図5Aは、図4に示した本発明とは異なる例の構造による温調部における試薬の温度分布を示す図であり、図5Bは、本発明の実施例1による温調部20における試薬の温度分布を示す図である。図5A及び図5Bは、周囲温度が高い冷却動作の場合の例を示している。
図5A及び図5Bにおいて、左側のグラフは温調部に試薬を供給するシリンジポンプ動作終了直後の試薬温度分布を示し、右側のグラフはシリンジポンプ動作開始直前の温度分布を示すグラフである。各グラフにおける横軸は温調部の入口からの直線距離、縦軸は試薬の温度を示している。
ここで、図1において、シリンジポンプ29、30、31の動作は間欠的で、例えば、30秒に1回動作し、その動作時間は1秒から数秒程度と短い。シリンジポンプ29、30、31が動作していないときは、温調部20の内部の試薬は静止している。
本発明とは異なる例の構造の液温分布を示す図5Aにおいて、パイプの内容積は一回の送液量よりも大きく、一回のシリンジポンプの動作で入口から試薬が到達するところまでは温度が高く、下流(出口)に行くほど冷却されて温度が低くなる。一回のシリンジポンプの動作で入口から追加された試薬が、既に貯留されていた試薬部分に到達するところより下流の温度は変化しない。その後、シリンジポンプが静止している間に試薬は冷却され、図5Aに右側のグラフに示すように、全体がほぼ一様な温度に落ち着く。
図2に示した本発明の実施例1による構造においては、第2の貯薬部2の上流側に位置する第1の貯薬部1の内容積(第1の貯薬容積)を、シリンジポンプ29、30、31のそれぞれの一回の吐出量よりも大きく設定する。また、下流側の第2の貯薬部2の内容積(第2の貯薬容積)もシリンジポンプ29、30、31のそれぞれによる一回の吐出量よりも大きく設定する。
第2の貯薬部2は第1の貯薬部1より太いパイプで構成されるので、同じ長さでも大きな内容積が得られる一方、図5Bに示すように、下流にある第2の貯薬部2(バッファ部)における試薬の温度はほぼ一定とすることができるので、温調部20を出る試薬の温度は図5Aに示した例と同様に制御される。
一方、免疫自動分析装置の周囲の温度が急激に変化したような場合、本発明の実施例1における第2貯薬部2内に存在する試薬の熱容量は大きく温度が変化しにくいので、図4に示した本発明とは異なる例の構造よりも外形が小さいにも関わらず、温調部20から吐出される試薬の温度をより安定して制御することが可能である。
つまり、本発明の実施例1による温調部20の入口から出口までの距離L2は、本発明とは異なる構造による温調部の入口から出口までの距離L1より短く設定して、外形が小さい構造としても、温調部20から吐出される試薬の温度をより安定して制御することが可能となる。
流路によって送液量が異なる場合、例えば、図1で試薬前処理部25への試薬の送液量が、他の流路と比較して少ない場合には、図2Bに示すように、その流路に対応する第3の貯薬部11の螺旋パイプの巻き径を、第1の貯薬部1、第5の貯薬部55より小さくして、第1の貯薬部1や第5の貯薬部55よりも貯薬容積を小さくし、第4の貯薬部12のパイプの内径を細くして、第2の貯薬部2や第6の貯薬部56よりも貯薬容積を小さくしてもよい。あるいは、第3の貯薬部11は第1の貯薬部1や第5の貯薬部55と同じものを使用し、第4の貯薬部12の貯薬容積のみを第2の貯薬部2や第6の貯薬部56の貯薬容積より小さくしてもよい。
このように、試薬の送液量に合わせて貯薬部の内容積を変更することにより、温度制御性を損なうことなく、さらに温調部20を小型化することが可能である。
以上のように、本発明の実施例1によれば、第1の貯薬部1を径が大の螺旋状のパイプとし、第2の貯薬部2を径が大の貯薬容器とし、第2の貯薬部2の上流側に位置する第1の貯薬部1の内容積を、シリンジポンプ29、30、31のそれぞれの一回の吐出量よりも大きく設定し、第2の貯薬部2の内容積(体積)もシリンジポンプ29、30、31のそれぞれによる一回の吐出量よりも大きく設定したので、高精度の温度調整を維持しながら小型化が可能な温調装置を有する自動分析装置を実現することができる。
なお、第3の貯薬部11(第3の貯薬容積を有する)、第4の貯薬部12(第4の貯薬容積を有する)、第5の貯薬部55(第5の貯薬容積を有する)及び第6の貯薬部56(第6の貯薬容積を有する)も、第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2と同様な構造である。ただし、パイプの径や貯薬容器の寸法は、第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2と、第3の貯薬部11及び第4の貯薬部12と、第5の貯薬部55及び第6の貯薬部56とは、互いに異なっていてもよいし、同一であってもよい。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
図6は、本発明の実施例2に係る温調部20の構造を示す図である。図6において、上述した実施例1と共通する部分には同じ番号を付ける。また、適用される免疫自動分析装置の構成は、図1に示した例と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
図6において、実施例1では、第1の貯薬部1の試薬出口の近傍に温度検知器4の温度検知部を配置したが、実施例2では、第2の貯薬部2の試薬出口の近傍に温度検知器19の温度検知部を配置している。他の構成は、実施例1と同様である。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を得ることができる他、免疫自動分析装置の周囲の温度変動等の負荷変動が少ない場合には、実施例2のように温調部20の出口に近い第2の貯薬部2の出口近傍に温度検知器を設けることにより、精密に試薬の温度を制御することが可能となる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
図7は、本発明の実施例3に係る温調部20の構造を示す図である。図7において、上述した実施例1及び実施例2と共通する部分には同じ番号を付ける。また、適用される免疫自動分析装置の構成は、図1に示した例と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
図7において、実施例3は、第1の貯薬部1の出口近傍に第1の温度検知器4を設け、第2の貯薬部2の出口近傍に第2の温度検知器19を設けている。
第1の貯薬部1はペルチェ素子5の出力変化に対する追従性が比較的良いので、例えば温調器20の周辺で急激な周囲温度の変動が起こったときは、素早いフィードバックが必要な場合には第2の温度検知器19と目標温度によってペルチェ素子5をペルチェ素子制御部61が制御する。
通常の使用状態で温度変動が小さいとき(温調器20の周辺で急激な周囲温度変動が起きていないとき)は、第1の温度検知器4と目標温度に従ってペルチェ素子5をペルチェ素子制御部61が制御する。
第1の温度検知器4と第2の温度検知器19のうちのどちらの温度検知器によって制御を行うかの判定は、第2の温度検出器19による単位時間内の温度の変化量で閾値をペルチェ素子制御部61に設定する。
実施例3によれば、実施例1及び2と同様な効果を得ることができる他、急激な負荷変動に対しても追従して温調部20の出口試薬温度を制御できるとともに、負荷変動が小さいときには、精密に試薬温度を制御することが可能である。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4について説明する。
図8は、本発明の実施例4に係る温調部20の構造を示す図である。図8において、上述した実施例1と共通する部分には同じ番号を付ける。また、適用される免疫自動分析装置の構成は、図1に示した例と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
図8において、実施例1では、第1の貯薬部1の試薬出口の近傍に温度検知器4の温度検知部を配置したが、実施例4では、第2の貯薬部2の形状を比較的細長く長方形の形状とし、第1の貯薬部1よりもペルチェ素子5に近い位置に設置した。
また、第1の貯薬部1と第2の貯薬部2のそれぞれの出口近傍に温度検知器4及び温度検知器19を配置した。
本実施例4では、実施例1と同様な効果を得ることができる他、ペルチェ素子5に近い位置に、第2の貯薬部2の出口を配置することにより、ペルチェ素子5の出力変化に対する試薬温度変化の応答が速くなり、より温度制御精度を向上することができる。
なお、温度検知器に関しては、本実施例4においても、実施例1又は実施例2のように、第1の貯薬部1の出口近傍又は第2の貯薬部2の出口近傍のいずれか一方にのみ設置しても良い。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5について説明する。
図9は、本発明の実施例5に係る温調部20の上面図であり、図10は実施例5の概略断面図である。
図9、図10において、上述した実施例1と共通する部分には同じ番号を付ける。また、適用される免疫自動分析装置の構成は、図1に示した例と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。なお、図9においては、図示の簡略化を図るため、温度検知器4は省略されている。
図9及び図10において、実施例5では、3系統の流路を持ち、他の2つの貯薬部1、55よりも体積の小さい第3の貯薬部11及び第4の貯薬部12を他の2つの貯薬部2、56よりもペルチェ素子5から遠い位置に配置し、第2の貯薬部2、56と第4の貯薬部12との3つの貯薬部が三角形の形状となるように配置する。つまり、第1の貯薬部1と、第3の貯薬部11と、第5の貯薬部55とが、三角形の各頂点に位置するように配置される。
第1の貯薬部1、第2の貯薬部2、第3の貯薬部11、第4の貯薬部12、第5の貯薬部55、第6の貯薬部56を上述のように配置することにより、実施例1と同様な効果が得られる他、温調部20の体積を更に小さくすることが可能である。
なお、実施例5では、2系統の貯薬部1、55の大きさが同じ場合の例を示したが、3系統の貯薬部1、11、55の全部を互いに異なる大きさ(貯薬容積)としても良い。
また、図10に示した例では、温度検知器4を第3の貯薬部11の試薬出口近辺に配置したが、第1の貯薬部1の試薬出口と第5の貯薬部56の試薬出口との間に配置してもよい。
また、実施例1、2および3における第1の貯薬部1、第2の貯薬部2、第3の貯薬部11、第4の貯薬部12、第5の貯薬部55、第6の貯薬部56を第5の実施例と同様な配置とすることも可能である。
以上、詳細に説明したように、本発明の免疫自動分析装置によれば、従来構造よりも体積を小さくし、かつ温調部から吐出される試薬の温度を安定して制御することが可能である。
つまり、本発明によれば、試薬の温度を予め調節する温調部20において、シリンジポンプ(29、30、31)によって断続的に流される試薬は、最初に第1貯薬部1である螺旋状のパイプ部分に入って、そこで冷却され、次にシリンジポンプ(29、30、31)が動作するときに第1貯薬部1の試薬が第2貯薬部2に入り、第2貯薬部2にあった試薬がチューブ47を経て試薬容器(22、23)に吐出される。第2貯薬部2は太く短いパイプ等で構成するので、長さ当りの体積が大きく、同じ体積でも小型化でき、しかも第2貯薬部2内の試薬の熱容量は大きいため、外乱に対して温度が変化しにくく、常にほぼ一定の温度に保たれる。従って、全体の体積を小さくしながら、温調部出口の試薬温度をより安定させることができる自動分析装置を実現することが可能である。
上述した例は、本発明を免疫自動分析装置に適用した場合の例であるが、本発明は免疫自動分析装置に限らず、試薬の温度調整が必要な他の分析装置、例えば電解質分析装置等への適用も可能である。
なお、上述した実施例1〜5では、熱源をペルチェ素子(熱源素子)として説明したが、試薬貯蔵部33〜35を冷却する装置を設け、冷却した試薬を温調部20に送るようして、熱源5にヒータを用いても良い。
さらに、上述した例は、温調部20において、第1の貯薬部1、第2の貯薬部2、第3の貯薬部11、第4の貯薬部12、第5の貯薬部55、第6の貯薬部56を備えた例を説明したが、温調部20が、少なくとも、第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2を備えていれば、本発明は適用可能である。
また、温調部20は、第1の貯薬部1及び第2の貯薬部2と、第3の貯薬部11及び第4の貯薬部12とを備え、第5の貯薬部55及び第6の貯薬部56は備えていない例であっても、本発明は適用可能である。
1・・・第1の貯薬部、 2・・・第2の貯薬部、 3・・・金属ブロック、4、19・・・温度検出器、 5・・・ペルチェ素子、 6・・・フィンベース、7・・・フィン、 8・・・熱拡散板、 9・・・ファン、 10・・・断熱材、 11・・・第3の貯薬部、 12・・・第4の貯薬部、 13a、13b、13c、14a、14b、14c・・・チューブコネクタ、 15、16、17・・・サーマルインタフェース、 18・・・穴、20・・・温調部、 21・・容器保持部材、 22、23・・・試薬容器、 24・・・検体容器、 25・・・試薬前処理部、 29、30、31、32・・・シリンジポンプ、 33、34、35・・・試薬貯蔵部、 36、37、38、39、40、41、42、43・・・バルブ、 44・・・ノズル、 45・・・保持部、 46・・・配管、 47・・・チューブ、 48・・・検出器、 49・・・検出部、 50・・・廃液容器、51、52、53、54・・・プランジャ、 55・・・第5の貯薬部、 56・・・第6の貯薬部、 60・・・制御部、 61・・・ペルチェ素子制御部、 62・・・電力出力部

Claims (13)

  1. 検体を分析する分析部と、
    前記検体を分析するために必要な試薬の温度を予め調整し、前記分析部に前記試薬を供給するための温調部と、
    を備え、
    前記温調部は、
    第1の貯薬容積を有し、試薬を貯留する第1の貯薬部と、
    第2の貯薬容積を有し、前記第1の貯薬部と接続され、前記第1の貯薬部から試薬が供給される第2の貯薬部と、
    を有することを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、
    前記第1の貯薬容積とは異なる第3の貯薬容積を有し、試薬を貯留する第3の貯薬部と、
    前記第2の貯薬容積とは異なる第4の貯薬容積を有し、前記第3の貯薬部と接続され、前記第3の貯薬部から試薬が供給される第4の貯薬部と、
    を有することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記第1の貯薬部に試薬を間欠的に送液する送液器を、さらに備え、
    前記第2の貯薬部の前記第2の貯薬容積は、前記送液器が前記第1の貯薬部に試薬を供給する一回の吐出量より大きいことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記第1の貯薬部に試薬を間欠的に送液する送液器を、さらに備え、
    前記第1の貯薬部の前記第1の貯薬容積は、前記送液器が前記第1の貯薬部に試薬を供給する一回の吐出量より大きいことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記第1の貯薬部に試薬を間欠的に送液する送液器を、さらに備え、
    前記第1の貯薬部の前記第1の貯薬容積及び前記第2の貯薬部の前記第2の貯薬容積は、前記送液器が前記第1の貯薬部に試薬を供給する一回の吐出量より大きいことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第1の貯薬部の試薬出口の近傍に配置された温度検知器を有し、前記温調部は、前記温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第2の貯薬部の近傍に配置された温度検知器を有し、前記温調部は、前記温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第1の貯薬部の試薬出口の近傍に配置された第1の温度検知器と、前記第2の貯薬部の近傍に配置された第2の温度検知器を有し、前記温調部は、前記温調器の周辺で急激な周囲温度変動が起きたときは、前記第2の温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整し、前記温調器の周辺で急激な周囲温度変動が起きていないときは、前記第1の温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記前記第1の貯薬部及び前記第2の貯薬部を加熱する熱源素子を有し、前記第2の貯薬部は、前記第1の貯薬部より前記熱源素子に近い位置に配置され、前記第2の貯薬部の近傍に配置された温度検知器を有し、前記温調部は、前記温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、
    第3の貯薬容積を有し、試薬を貯留する第3の貯薬部と、
    第4の貯薬容積を有し、前記第3の貯薬部と接続され、前記第3の貯薬部から試薬が供給される第4の貯薬部と、
    第5の貯薬容積を有し、試薬を貯留する第5の貯薬部と、
    第6の貯薬容積を有し、前記第5の貯薬部と接続され、前記第5貯薬部から試薬が供給される第6の貯薬部と、
    を有し、前記第1の貯薬部と、前記第3の貯薬部と、前記第5の貯薬部とが、三角形の各頂点に位置するように配置されることを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項10に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第1の貯薬部の試薬出口の近傍に配置された温度検知器を有し、前記温調部は、前記温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  12. 請求項10に記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第2の貯薬部の近傍に配置された温度検知器を有し、前記温調部は、前記温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
  13. 請求項10記載の自動分析装置において、
    前記温調部は、前記第1の貯薬部の試薬出口の近傍に配置された第1の温度検知器と、前記第2の貯薬部の近傍に配置された第2の温度検知器を有し、前記温調部は、前記温調器の周辺で急激な周囲温度変動が起きたときは、前記第2の温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整し、前記温調器の周辺で急激な周囲温度変動が起きていないときは、前記第1の温度検知器が検知する温度が目標温度となるように前記試薬の温度を調整することを特徴とする自動分析装置。
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