JP2020041537A - ターボ形ポンプ、ターボ形ポンプの翼端隙間計測装置及び翼端隙間計測方法 - Google Patents

ターボ形ポンプ、ターボ形ポンプの翼端隙間計測装置及び翼端隙間計測方法 Download PDF

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【課題】ターボ形ポンプの運転中に翼端隙間を計測可能にする。【解決手段】一実施形態に係るターボ形ポンプは、主軸及び該主軸を回転させる駆動部と、前記主軸に連結され、複数のベーンを有する羽根車と、前記羽根車を取り囲むケーシングと、を備えるターボ形ポンプであって、前記複数のベーンと前記ケーシングの内面との間の翼端隙間に向けて超音波を発信し、該超音波の反射波を受信して前記翼端隙間を計測可能な超音波センサを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、ターボ形ポンプ、ターボ形ポンプの翼端隙間計測装置及び翼端隙間計測方法に関する。
遠心ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプ等、非容積型のターボ形ポンプは、ケーシングの内部に設けられた羽根車の回転によってケーシング内を流れる液体の揚程と流量を確保する。回転する羽根車のベーンの先端と静止したケーシングの内面との間には隙間があり、羽根車による揚液昇圧時にこの翼端隙間から液体の漏れ流れ(逆流)が発生する。そのため、翼端隙間をいかに低減するかがポンプ効率の向上に重要な要素となっている。例えば、半径1000mmの羽根車を備える斜流ポンプの場合、翼端隙間が1.0mm程度となるように設計されている。
上述のように、翼端隙間はできるだけ小さくすることが望ましいが、翼端隙間はポンプに生じるハイドロ荷重や運転温度によって変化するため、これらを考慮してベーン先端とケーシング内面とが接触しないように余裕をもって設計する必要がある。従って、翼端隙間を過度に小さく設計することはできないため、漏れ損失の低減にも限界がある。また、ポンプの運転中に翼端隙間を計測できないため、運転後ポンプを分解し、ケーシング内面とベーンとの接触痕を確認して運転中の翼端隙間を推定している。
特許文献1には、ポンプの停止中にケーシングに形成したアクセス孔から内視鏡を挿入し、内視鏡から得られた画像から翼端隙間を演算する方法が開示されている。
特開平9−292216号公報
特許文献1に開示された翼端隙間計測方法は、ポンプが停止した時でないと実施できないため、運転中にポンプに生じるハイドロ荷重や運転温度によって翼端隙間がどのように変化するかを検証することができない。また、ケーシングにアクセス孔を開ける必要があるため、運転中のケーシング内の圧力上昇に対してアクセス孔を封止可能な栓構造が必要となる。
一実施形態は、ターボ形ポンプの運転中に翼端隙間を計測可能にすることを目的とする。
(1)一実施形態に係るターボ形ポンプは、
主軸及び該主軸を回転させる駆動部と、
前記主軸に連結され、複数のベーンを有する羽根車と、
前記羽根車を取り囲むケーシングと、
を備えるターボ形ポンプであって、
前記複数のベーンと前記ケーシングの内面との間の翼端隙間に向けて超音波を発信し、該超音波の反射波を受信して前記翼端隙間を計測可能な超音波センサを備える。
上記(1)の構成によれば、ターボ形ポンプの運転中に上記構成の超音波センサから翼端隙間に向けて超音波を発信することで、翼端隙間を計測できる。従って、運転中の翼端隙間を計測できるので、この計測結果をターボ形ポンプの設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間の状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間及び費用を節減できる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記超音波センサは、前記ベーンの翼端面の回転方向における幅をdとし、前記翼端面の周速をVとしたとき、V/d以上の発信周波数で前記超音波を発信可能に構成される。
上記(2)の構成によれば、超音波センサがV/d以上の発信周波数で超音波を発信することで、各ベーンの翼端面で少なくとも1つの反射波を形成できる。この反射波を計測することで翼端隙間を計測できる。
(3)一実施形態では、前記(2)の構成において、
前記超音波センサは、2V/d以上の発信周波数で前記超音波を発信可能に構成される。
上記(3)の構成によれば、超音波センサが2V/d以上の発信周波数で前記超音波を発信することで、各ベーンの翼端面で複数の反射波を形成できる。これによって、1つの反射波を計測する場合より翼端隙間を正確に計測できる。
(4)一実施形態では、前記(1)〜(3)の何れかの構成において、
前記複数のベーンの各々は、翼端に向かって翼厚が増加する翼端部を有する。
上記(4)の構成によれば、各ベーンは翼端に向かって翼厚が増加する翼端部を有するため、翼端部の周速が大きく、かつ超音波センサの発信周波数が少ない場合でも、ベーン翼端面で反射波を形成できる。従って、翼端隙間を計測可能なターボ形ポンプの運転条件を広げることができると共に、超音波センサの性能条件を緩和でき、超音波センサを低コスト化できる。
(5)一実施形態では、前記(1)〜(4)の何れかの構成において、
2個の前記超音波センサが前記羽根車の回転方向に沿って80°以上100°以下の位相差をもって配置される。
上記(5)の構成によれば、羽根車の回転方向に沿って90°前後の位相差で翼端隙間を計測することで、これらの計測結果から羽根車の設計上の真の回転中心に対する羽根車の実際の芯ずれを算出できる。従って、この算出結果に基づいて羽根車の芯ずれを矯正することで、羽根車の周方向で翼端隙間を適正に保持できる。
(6)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記超音波センサは前記ケーシングの外面に設けられる。
上記(6)の構成によれば、超音波センサをケーシング外面に設けることで、超音波センサの取付けが容易になると共に、超音波センサを翼端隙間の近くに配置できるため、翼端隙間の計測精度を向上できる。
(7)一実施形態に係るターボ形ポンプの翼端隙間計測装置は、
ターボ形ポンプのケーシングを介して前記ケーシングの内面とベーンとの間の翼端隙間に向けて超音波を発信する発信部と、
前記ケーシングを介して、前記ケーシングの内面で反射する第1反射波、及び前記ターボ形ポンプの翼端で反射する第2反射波を受信する受信部と、
前記受信部で検出された前記第1反射波及び前記第2反射波の受信タイミングの時間差から、前記翼端隙間を算出する演算部と、
を備える。
上記(7)の構成によれば、ターボ形ポンプの運転中に上記構成の超音波センサから翼端隙間に向けて超音波を発信することで、翼端隙間を計測できる。従って、運転中の翼端隙間を計測できるので、この計測結果をターボ形ポンプの設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間の状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間及び費用を節減できる。
(8)一実施形態に係るターボ形ポンプの翼端隙間計測方法は、
ターボ形ポンプのケーシングを介して前記ケーシングの内面と羽根車のベーンとの間の翼端隙間に向けて超音波を発信する発信ステップと、
前記ケーシングを介して、前記ケーシングの内面で反射する第1反射波及び前記ターボ形ポンプの翼端で反射する第2反射波を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで検出された前記第1反射波及び前記第2反射波の受信タイミングの時間差から、前記翼端隙間を算出する翼端隙間演算ステップと、
を含む。
上記(8)の方法によれば、ターボ形ポンプの運転中に上記発信部からベーンの翼端面に向けて超音波を発信することで、翼端隙間を計測できる。従って、運転中の翼端隙間を計測できるので、この計測結果をターボ形ポンプの設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間の状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間及び費用を節減できる。
(9)一実施形態では、前記(8)の方法において、
前記ターボ形ポンプの回転方向で互いに80°以上100°以下の位相差を有する2か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って夫々前記翼端隙間を算出し、
前記2か所で算出した前記翼端隙間から、前記羽根車の芯ずれを算出する芯ずれ算出ステップを含む。
上記(9)の方法によれば、ターボ形ポンプの運転中に羽根車の回転方向に沿って90°前後の位相差で翼端隙間を計測することで、これらの計測結果から設計上の羽根車の回転中心に対する運転中の実際の芯ずれを算出できる。従って、この算出結果から羽根車の芯ずれを矯正することで、羽根車の周方向で翼端隙間を適正に保持できる。
(10)一実施形態では、前記(8)の方法において、
前記ターボ形ポンプの回転方向において異なる3か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを同時に行って夫々前記翼端隙間を算出し、
前記3か所で算出した前記翼端隙間から、前記ターボ形ポンプを構成する羽根車の芯ずれを算出する芯ずれ算出ステップを含む。
上記(10)の方法によれば、回転方向で同時に異なる3か所で翼端隙間を計測することで、運転中のある瞬間における羽根車の芯ずれを正確に算出できる。
(11)一実施形態では、前記(8)の方法において、
前記ターボ形ポンプを構成する主軸を回転自在に支持する滑り軸受を備え、
前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って算出された前記翼端隙間から、前記主軸と前記滑り軸受との間の軸受隙間を算出する軸受隙間演算ステップを含む。
上記(11)の方法によれば、翼端隙間を計測することで上記軸受隙間を算出できる。そして、軸受隙間から滑り軸受の摩耗の程度を把握できる。
(12)一実施形態では、前記(11)の方法において、
前記軸受隙間演算ステップで演算された前記軸受隙間から前記滑り軸受の交換要否を判定する判定ステップを含む。
上記(12)の方法によれば、滑り軸受の摩耗の程度から滑り軸受の交換要否を判定でき、適切な時期に滑り軸受を交換できる。
(13)一実施形態では、前記(11)又は(12)の方法において、
前記ターボ形ポンプの回転方向で80°以上100°以下の位相差を有する2か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って夫々前記翼端隙間を算出し、
前記軸受隙間演算ステップは、前記2か所で算出した前記翼端隙間から前記軸受隙間を算出する。
上記(13)の方法によれば、羽根車の回転方向に沿って90°前後の位相差で翼端隙間を計測することで、これらの計測結果から滑り軸受の摩耗の程度を周方向で正確に算出できる。従って、滑り軸受の交換要否を正確に判定できる。
幾つかの実施形態によれば、ターボ形ポンプの運転中に翼端隙間を計測できるため、運転中の翼端隙間の計測結果をターボ形ポンプの設計に反映できると共に、翼端隙間の状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する費用を節減できる。
一実施形態に係る斜流ポンプの縦断面図である。 一実施形態に係る斜流ポンプの一部拡大断面図である。 一実施形態に係る超音波の反射波を模式的に示すグラフである。 一実施形態に係る斜流ポンプを主軸方向から視た横断面図である。 一実施形態に係る超音波の反射波を模式的に示すグラフである。 一実施形態に係る斜流ポンプを示す横断面図である。 一実施形態に係る超音波センサの構成を示すブロック線図である。 一実施形態に係る斜流ポンプの翼端隙間計測方法を示す工程図である。 一実施形態に係る斜流ポンプを主軸方向から視た横断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、ターボ形ポンプとしての一実施形態に係る斜流ポンプ10を示す。斜流ポンプ10は、主軸12及び主軸12を回転させる駆動部14を備える。主軸12の先端部付近に羽根車16が連結されている。羽根車16は、主軸12に連結されるボス部18と、ボス部18から外側へ放射状に突出した複数のベーン20を含んで構成される。ケーシング22が羽根車16を取り囲むように設けられ、主軸12とケーシング22の内面との間にポンプ送りされる流体の流路Rが形成される。駆動部14によって主軸12と共に羽根車16が回転し、ベーン20の回転により流体(例えば水)は吸込口26から流路Rに吸引され、流路Rで圧力と速度エネルギを与えられ、矢印方向へ送られる。斜流ポンプ10には、ベーン20にむけて超音波を発信可能な超音波センサ24が設けられている。超音波センサ24は、例えば、ケーシング22の外面に固定される。
図2に示すように、斜流ポンプ10の運転中に、複数のベーン20の翼端とケーシング22の内面22aとの間の翼端隙間Cを計測するために、超音波センサ24からベーン20の翼端面20aに向けて超音波Utが発信される。そして、ケーシング内面22a及び翼端面20aで反射する超音波Utの反射波を受信する。超音波Utは、音響インピーダンスや密度が小さい気体中は伝播しにくくなるため、流路Rに水などの液体を満たしておく必要がある。
図3は、ケーシング22の内面22a及びベーン20の翼端面20aで反射する超音波Utの反射波を模式的に示すグラフである。同図において、縦軸は、超音波センサ24から超音波Utが発信されたタイミングtを示し、横軸は、発信タイミングtからの時間の経過を示す。また、Rcはケーシング22の内面22aで反射した反射波(第1反射波)を示し、Rvは翼端面20aで反射した反射波(第2反射波)を示す。横軸の経過時間は、超音波センサ24からの距離と等価であり、従って、図中のCは翼端隙間を現している。
上記実施形態によれば、斜流ポンプ10の運転中に超音波センサ24から翼端隙間Cに向けて超音波Utを発信することで、図3に示すように、運転中の翼端隙間Cを計測できる。従って、運転中に計測した翼端隙間Cの計測結果を斜流ポンプ10の設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間Cの状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する費用を節減できる。
図1に示すように、斜流ポンプ10は、吸込口26の下流側でボス部18によって主軸12の中心軸に対して円錐状に広がる流路Rが形成される。羽根車16の回転によって吸込口26から吸入された液体は、流路Rで遠心力を受けて圧力が上昇した外向きの流れとなる。ボス部18の下流側には、周方向に複数の案内羽根30が固定されたボス部28が設けられ、ボス部28は静止側であるケーシング22と案内羽根30を介して一体に形成され、主軸12を回転自在に支持している。ボス部28の外側の流路Rは、主軸12の方向(内向き)に形成され、流路Rで圧力が上昇した液体を主軸12と平行な軸方向流れとして損失を最小にしている。
一実施形態では、吸込口26はベルマウス状に形成されている。また、主軸12の一方側はケーシング22の外側へ導出され、ケーシング22の外側へ導出された外側端部は駆動部14に接続されている。
図4は、一実施形態において主軸12の軸線方向からベーン20を視た図である。
一実施形態では、図4に示すように、超音波センサ24は、ベーン20の翼端面20aの回転方向における幅をdとし、翼端面20aの周速をVとしたとき、V/d以上の発信周波数fで超音波Utを発信可能に構成される。即ち、この実施形態では、V/d<f(→V/f<d)の関係にある。V/fは超音波が1回発信される間に翼端面20aが進む距離を現しているため、V/f<dを満たすことで、翼端面20aには少なくとも1回反射波Rvが形成される。例えば、d=10mm、V=20m/秒であるとき、発信周波数を2kHzとすると、V/f=(20×10mm)/(2×10Hz)=10mmとなり、超音波は翼端面20aが10mm進むごとに発信される。従って、d=10mmの回転方向幅を有する翼端面20aには1回の反射波Rvが形成される。
この実施形態によれば、超音波センサがV/d以上の発信周波数をもつことで、各ベーンの翼端面20aで少なくとも1つの反射波Rvを形成できる。この反射波Rvを計測することで翼端隙間Cを計測できる。
なお、翼端面20aを平滑面とすることで、翼端面20aで反射する反射波Rvの減衰及び散乱を抑制でき、反射波Rvが鮮明に発現する。即ち、図3では、反射波Rvの高さが高くなるので、反射波の計測精度を高めることができる。
一実施形態では、超音波センサ24は2V/d以上の発信周波数で超音波Utを発信可能に構成される。
この実施形態によれば、超音波センサ24が2V/d以上の発信周波数で超音波を発信することで、各ベーンの翼端面20aで複数の反射波Rvを形成できる。複数の反射波Rvを計測することで、1つの反射波Rvを計測する場合より翼端隙間Cを正確に計測できる。
図5は、1つのベーン20の翼端面20aで2つの反射波Rvを形成する場合を模式的に示している。同図に示すように、ケーシング22の内面22aにおける超音波の反射波Rcの間に、1つの翼端面20aで2つの反射波Rvを形成している。このように、1つのベーン20で翼端隙間Cを2回計測できるため、翼端隙間Cを正確に計測できる。例えば、V=20m/秒、d=20mmのとき、発信周波数を2kHzとすると、上述のように、V/f=(20×10mm)/(2×10Hz)=10mmとなる。即ち、超音波は翼端面20aが10mm進むごとに発信されるため、回転方向幅がd=20mmである翼端面20aは反射波Rvを2回形成できる。
一実施形態では、図4に示すように、翼端面20aの回転方向に沿う断面を円弧状に形成し、この円弧状断面の曲率をケーシング内面22aの横断面の曲率と同一とする。これによって、翼端隙間Cが羽根車16の回転方向で同一となるため、翼端隙間Cを正確に計測しやすくなる。
一実施形態では、図4に示すように、各ベーン20は、翼端に向かって翼厚(回転方向に沿う厚さ)が増加する翼端部32を有する。同図に示すように、翼端部32の翼厚dは、ベーン本体の翼厚dに対して、d<dの関係にある。
この実施形態によれば、翼厚dを大きくし、翼端面20aを大きくすることで、翼端部32の周速が大きく、かつ超音波センサ24の発信周波数fが小さい場合でも、ベーン翼端面20aで反射波Rvを形成できる。従って、翼端隙間Cを計測可能な斜流ポンプ10の運転条件を広げることができると共に、超音波センサ24の性能条件を緩和でき、超音波センサ24のコスト低減が可能になる。
図6は、一実施形態において主軸12の軸線方向から視た横断面図である。同図において、便宜上互いに直交する座標軸(X軸及びY軸)が設定されている。
この実施形態では、2個の超音波センサ24が羽根車16の回転方向(同図中の矢印方向)に沿って80°〜100°の位相差をもって配置される。即ち、2個の超音波センサ24は、夫々X軸上及びY軸上又はこれらの軸の近傍に配置される。
この実施形態によれば、2個の超音波センサ24によって上記位相差で翼端隙間Cを計測することで、これらの計測結果から羽根車16の設計上の真の回転中心に対する羽根車16の実際の芯ずれを算出できる。従って、この算出結果から羽根車16の芯ずれを矯正することで、羽根車16の周方向で翼端隙間Cを適正に保持できる。
なお、好ましくは、2個の超音波センサ24を85°〜95°の位相差で配置するとよい。これによって、超音波センサ24をX軸上及びY軸上又はこれら座標軸の極近くに配置できるため、羽根車16の芯ずれを正確に算出できる。また、斜流ポンプ10の運転中に計測を行う場合、2個の超音波センサ24から時間的なずれをなくして同時に超音波を発信させて計測するとよい。これによって、運転中のある瞬間における羽根車16の芯ずれを正確に計測できる。
一実施形態では、図6に示すように、超音波センサ24はケーシング22の外面に設けられる。これによって、超音波センサ24の取付けが容易になると共に、超音波センサ24を翼端隙間Cの近くに配置できるため、超音波が翼端隙間Cに到達するまでに減衰や散乱を少なくでき、反射波Rc及びRvを鮮明に発現できる。従って、翼端隙間Cの計測精度を向上できる。
一実施形態に係る超音波センサ24(翼端隙間計測装置)は、図7に示すように、ケーシング22の外側に設けられた発信部40、受信部42及び演算部44を含んで構成される。発信部40からケーシング22を介して翼端隙間Cに向けて超音波Utが発信される。ケーシング内面22aで反射した反射波Rc及び翼端面20aで反射した反射波Rvはケーシング22を介して受信部42で受信される。演算部44では、受信部42で受信された反射波Rc及び反射波Rvの受信タイミングの時間差から、翼端隙間Cを算出する。発信部40からの超音波の発信は斜流ポンプ10の運転中に行うことができる。
この実施形態によれば、斜流ポンプ10の運転中に超音波センサ24から翼端面20aに向けて超音波Utを発信することで、翼端隙間Cを計測できる。従って、運転中の翼端隙間Cの計測結果を斜流ポンプ10の設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間Cの状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間及び費用を節減できる。
一実施形態に係る斜流ポンプ10の翼端隙間計測方法は、図8に示すように、まず、ケーシング22の外側に設けられた発信部40から、ケーシング22を介してケーシング内面22aと羽根車16のベーン20との間の翼端隙間Cに向けて超音波Utを発信する(発信ステップS10)。次に、ケーシング22の外側に設けられた受信部42で、ケーシング22を介してケーシング内面22aで反射する反射波Rc及び翼端面20aで反射する反射波Rvを受信する(受信ステップS12)。そして、受信部42で検出された反射波Rc及びRvの受信タイミングの時間差から、翼端隙間Cを算出する(翼端隙間演算ステップS14)。この計測方法は、斜流ポンプ10の運転中に行うことができる。
上記方法によれば、斜流ポンプ10の運転中に翼端隙間Cを計測できる。このように、運転中の翼端隙間Cを計測できるので、計測結果を斜流ポンプ10の設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間Cの状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する費用を節減できる。
一実施形態では、図6に示すように、斜流ポンプ10の回転方向で互いに80°〜100°の位相差を有する2か所に設けられた超音波センサ24を用い、発信ステップS10、受信ステップS12及び翼端隙間演算ステップS14を行って夫々翼端隙間Cを算出する。そして、これら2か所で算出した翼端隙間Cから、羽根車16の芯ずれを算出する(芯ずれ算出ステップS16)。
この実施形態によれば、斜流ポンプ10の運転中に羽根車16の回転方向に沿って90°前後の位相差で翼端隙間Cを計測することで、これらの計測結果から設計上の真の羽根車16の回転中心に対する運転中の実際の芯ずれを算出できる。従って、この算出結果から羽根車16の芯ずれを矯正することで、羽根車の周方向で翼端隙間を適正に保持できる。また、斜流ポンプ10の運転中に計測する場合、上述のように、2個の超音波センサ24から同時に超音波を発信させて計測するとよい。
一実施形態では、図9に示すように、斜流ポンプ10の回転方向において異なる3か所で、同時に発信ステップS10、受信ステップS12及び翼端隙間演算ステップS14を行って夫々翼端隙間Cを算出する。そして、芯ずれ算出ステップS16において、3か所で算出した翼端隙間Cから、羽根車16の芯ずれを算出する芯ずれ算出ステップを含む。
この実施形態によれば、斜流ポンプ10の回転方向で異なる3か所で同時に翼端隙間Cを計測することで、運転中のある瞬間における羽根車16の芯ずれを正確に算出できる。なお、同図において、Oは羽根車16の設計上の真の回転中心であり、O’は芯ずれした羽根車16の実際の回転中心を示す。この計測によって、OからO’への芯ずれMaを計測できる。なお、図9では、翼端隙間Cを誇張して図示している。
羽根車16の横断面上に真の回転中心Oで交差するX軸及びY軸を置き、主軸12の軸線方向にZ軸を置いたとき、羽根車16の芯ずれ量は、X軸方向のx、Y軸方向のy及びZ軸方向のzの3つの未知数で表される。同時に3か所の翼端隙間C(C11、C12、C13)を計測することで、連立方程式から3つの未知数x、y、zを求めることができる。
一実施形態では、図1に示すように、斜流ポンプ10は、主軸12を回転自在に支持する滑り軸受34を備える。この実施形態では、図8に示すように、発信ステップS10、受信ステップS12及び翼端隙間演算ステップS14を行って算出された翼端隙間Cから、主軸12と滑り軸受34との間の軸受隙間Cを算出する(軸受隙間演算ステップS18)。
この実施形態によれば、翼端隙間Cを計測することで軸受隙間Cを算出できる。そして、軸受隙間Cから滑り軸受34の摩耗の程度を把握できる。
一実施形態では、軸受隙間演算ステップS18で演算された軸受隙間Cから滑り軸受34の交換要否を判定する(判定ステップS20)。
この実施形態によれば、滑り軸受34の摩耗の程度から滑り軸受34の交換要否を判定でき、適切な時期に滑り軸受34を交換できる。
一実施形態では、図6に示すように、斜流ポンプ10の回転方向で80°〜100°の位相差を有する2か所に設けられたで、発信ステップS10、受信ステップS12及び翼端隙間演算ステップS14を行い、夫々翼端隙間Cを算出する。そして、軸受隙間演算ステップS18では、2か所で算出した翼端隙間Cから軸受隙間Cを算出する。
この実施形態によれば、羽根車16の回転方向に沿って90°前後の位相差で翼端隙間Cを計測することで、これらの計測結果から滑り軸受34の摩耗の程度を周方向で正確に算出できる。従って、滑り軸受34の交換要否を正確に判定できる。また、上述のように、斜流ポンプ10の運転中に計測を行う場合、2個の超音波センサ24から時間的なずれをなくして同時に超音波を発信させて計測するとよい。
なお、上記実施形態は、いずれも斜流ポンプに適用したものであるが、遠心ポンプ、軸流ポンプ等、他の種類のターボ形ポンプにも適用できる。
幾つかの実施形態によれば、ターボ形ポンプの運転中にケーシング内面とベーン間の翼端隙間を計測でき、これによって、計測結果をターボ形ポンプの設計に反映できると共に、運転中の翼端隙間の状況確認のための分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間及び費用を節減できる。
10 斜流ポンプ
12 主軸
14 駆動部
16 羽根車
18、28 ボス部
20 ベーン
20a 翼端面
22 ケーシング
22a ケーシング内面
24 超音波センサ
26 吸込口
30 案内羽根
32 翼端部
34 滑り軸受
(C11、C12、C13) 翼端隙間
軸受隙間
R 反射波
Rc 反射波(第1反射波)
Rv 反射波(第2反射波)
Ut 超音波
発信タイミング

Claims (13)

  1. 主軸及び該主軸を回転させる駆動部と、
    前記主軸に連結され、複数のベーンを有する羽根車と、
    前記羽根車を取り囲むケーシングと、
    を備えるターボ形ポンプであって、
    前記複数のベーンと前記ケーシングの内面との間の翼端隙間に向けて超音波を発信し、該超音波の反射波を受信して前記翼端隙間を計測可能な超音波センサを備えることを特徴とするターボ形ポンプ。
  2. 前記超音波センサは、前記ベーンの翼端面の回転方向における幅をdとし、前記翼端面の周速をVとしたとき、V/d以上の発信周波数で前記超音波を発信可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のターボ形ポンプ。
  3. 前記超音波センサは、2V/d以上の発信周波数で前記超音波を発信可能に構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載のターボ形ポンプ。
  4. 前記複数のベーンの各々は、翼端に向かって翼厚が増加する翼端部を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のターボ形ポンプ。
  5. 2個の前記超音波センサが前記羽根車の回転方向に沿って80°以上100°以下の位相差をもって配置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のターボ形ポンプ。
  6. 前記超音波センサは前記ケーシングの外面に設けられることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のターボ形ポンプ。
  7. ターボ形ポンプのケーシングを介して前記ケーシングの内面とベーンとの間の翼端隙間に向けて超音波を発信する発信部と、
    前記ケーシングを介して、前記ケーシングの内面で反射する第1反射波、及び前記ターボ形ポンプの翼端で反射する第2反射波を受信する受信部と、
    前記受信部で検出された前記第1反射波及び前記第2反射波の受信タイミングの時間差から、前記翼端隙間を算出する演算部と、
    を備えることを特徴とするターボ形ポンプの翼端隙間計測装置。
  8. ターボ形ポンプのケーシングを介して前記ケーシングの内面と羽根車のベーンとの間の翼端隙間に向けて超音波を発信する発信ステップと、
    前記ケーシングを介して、前記ケーシングの内面で反射する第1反射波及び前記ターボ形ポンプの翼端で反射する第2反射波を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで検出された前記第1反射波及び前記第2反射波の受信タイミングの時間差から、前記翼端隙間を算出する翼端隙間演算ステップと、
    を含むことを特徴とするターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
  9. 前記ターボ形ポンプの回転方向で互いに80°以上100°以下の位相差を有する2か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って夫々前記翼端隙間を算出し、
    前記2か所で算出した前記翼端隙間から、前記羽根車の芯ずれを算出する芯ずれ算出ステップを含むことを特徴とする請求項8に記載のターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
  10. 前記ターボ形ポンプの回転方向において異なる3か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを同時に行って夫々前記翼端隙間を算出し、
    前記3か所で算出した前記翼端隙間から、前記ターボ形ポンプを構成する羽根車の芯ずれを算出する芯ずれ算出ステップを含むことを特徴とする請求項8に記載のターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
  11. 前記ターボ形ポンプを構成する主軸を回転自在に支持する滑り軸受を備え、
    前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って算出された前記翼端隙間から、前記主軸と前記滑り軸受との間の軸受隙間を算出する軸受隙間演算ステップを含むことを特徴とする請求項8に記載のターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
  12. 前記軸受隙間演算ステップで演算された前記軸受隙間から前記滑り軸受の交換要否を判定する判定ステップを含むことを特徴とする請求項11に記載のターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
  13. 前記ターボ形ポンプの回転方向で80°以上100°以下の位相差を有する2か所で、前記発信ステップ、前記受信ステップ及び前記翼端隙間演算ステップを行って夫々前記翼端隙間を算出し、
    前記軸受隙間演算ステップは、前記2か所で算出した前記翼端隙間から前記軸受隙間を算出することを特徴とする請求項11又は12に記載のターボ形ポンプの翼端隙間計測方法。
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