JP2020041239A - 内部衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業服とは別に作業服の内側に着用する内部衣服において、作業用の器具を作業服の上側から装備した場合等に、快適性の低下を抑える。【解決手段】作業者が着用することにより、作業者の胴に位置する胴部21と、作業者の右及び左の肩に位置する右及び左の肩部22と、作業者の首が通る首開口部26と、作業者の右及び左の腕が通る右及び左の腕開口部27とが備えられる。外側に着用される作業服の内面が作業者の外面から離れて外側に位置するように、作業服の内面を支持する支持部28が備えられて、作業服の内面に沿って空気が通過することを許容する空気通路が、作業服の内面と作業者の外面との間に形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、作業服を着用して作業を行う作業者が、作業服とは別に作業服の内側に着用する内部衣服に関する。
作業者は、作業服を着用して作業を行う場合、作業服の内面が作業者の外面(肌)に密着するような状態を防止する為に、Tシャツ等の内部衣服を作業服の内側に着用して、快適性を得ることが多い。
作業服としては、例えば特許文献1に開示されているように、作業服に小型の電動ファンを設けて、作業服の内面と作業者の外面との間に空気の流れを生じさせることにより、特に夏季での快適性を得るものがある。
特開2015−74852号公報 特開2018−103281号公報
前述の状態において、例えば特許文献2に開示されているような作業用の器具を、作業服の上側から装備すると、作業用の器具の重量により、作業服の内面が作業者の外面(内部衣服)に密着するような状態となるので、快適性が低下することがある。
特許文献1に開示されているような作業服においても、前述のような作業用の器具を作業服の上側から装備すると、作業用の器具の重量により、作業服の内面が作業者の外面(内部衣服)に密着するような状態となり、作業服の内面と作業者の外面との間の空気の流れが遮断されるので、快適性が低下することがある。
本発明は、作業服とは別に作業服の内側に着用する内部衣服において、作業用の器具を作業服の上側から装備した場合等に、快適性の低下を抑えることを目的としている。
本発明の内部衣服は、
作業者が着用することにより、作業者の胴に位置する胴部と、作業者の右及び左の肩に位置する右及び左の肩部と、作業者の首が通る首開口部と、作業者の右及び左の腕が通る右及び左の腕開口部とが備えられ、
外側に着用される作業服の内面が作業者の外面から離れて外側に位置するように、前記作業服の内面を支持する支持部が備えられて、
前記作業服の内面に沿って空気が通過することを許容する空気通路が、前記作業服の内面と作業者の外面との間に形成される。
作業者が本発明の内部衣服を着用し、内部衣服の外側に作業服を着用した場合、本発明によると、内部衣服の支持部により、作業服の内面が作業者の外面から離れて外側に位置するように支持されて、空気通路が作業服の内面と作業者の外面との間に形成される。
この場合、内部衣服の支持部が十分な強度を備えていることにより、作業用の器具を作業服の上側から装備しても、作業用の器具の重量により作業服の内面が作業者の外面に密着するような状態にはなり難く、作業服の内面と作業者の外面との間の空気通路が確保され易い。
これによって、作業用の器具の重量により、作業服の内面が作業者の外面に密着するような状態を少なくすることができて、快適性の低下を抑えることができる。
特許文献1に開示されているような作業服においても、作業用の器具の重量により作業服の内面が作業者の外面に密着するような状態を少なくすることができ、作業服の内面と作業者の外面との間の空気の流れが遮断され難いようにすることができて、快適性の低下を抑えることができる。
本発明において、
前記空気通路が、前記支持部に設けられていると好適である。
本発明によると、内部衣服の支持部に空気通路を設けることにより、作業服の内面に沿って空気が通過する状態を容易に得ることができるのであり、内部衣服の簡素化の面で有利なものとなる。
本発明において、
前記胴部と前記肩部と前記首開口部と前記腕開口部とを有して、作業者の外面に接する生地部が設けられて、
複数の前記支持部が、前記生地部の外面に、前記生地部から外側に突出するように設けられ、前記生地部の外面に沿って間隔を開けて配置されて、
隣接する前記支持部の間が、前記空気通路であると好適である。
本発明によると、作業者が生地部を着用することにより、作業者が内部衣服を着用した状態となるのであり、内部衣服の生地部が作業者の外面に接する状態となる。
内部衣服の支持部が、内部衣服の生地部(作業者の外面)から外側に突出する状態となって、内部衣服の支持部により作業服の内面が支持される。
この場合、内部衣服の支持部が、内部衣服の生地部の外面に沿って間隔を開けて配置されるので、内部衣服の生地部の適切な位置に、内部衣服の支持部を配置することが容易に行えるのであり、隣接する内部衣服の支持部の間を適切に設定することができる。
これにより、内部衣服において、空気通路を適切な位置及び適切な大きさで配置することが容易に行えるようになる。
本発明において、
前記胴部と前記肩部と前記首開口部と前記腕開口部とを有して、前記作業服の内面に接する生地部が設けられて、
複数の前記支持部が、前記生地部の内面に、前記生地部から内側に突出するように設けられ、前記生地部の内面に沿って間隔を開けて配置されて、
隣接する前記支持部の間が、前記空気通路であると好適である。
本発明によると、作業者が生地部を着用することにより、作業者が内部衣服を着用した状態となる。
内部衣服の支持部が、内部衣服の生地部から内側に突出する状態となって、内部衣服の支持部が作業者の外面に接する状態となるのであり、内部衣服の支持部及び生地部により作業服の内面が支持される。
この場合、内部衣服の支持部が、内部衣服の生地部の内面に沿って間隔を開けて配置されるので、内部衣服の生地部の適切な位置に、内部衣服の支持部を配置することが容易に行えるのであり、隣接する内部衣服の支持部の間を適切に設定することができる。
これにより、内部衣服において、空気通路を適切な位置及び適切な大きさで配置することが容易に行えるようになる。
作業者が内部衣服及び作業服を着用し、アシスト器具を装備した状態での右側面図である。 作業者が内部衣服及び作業服を着用し、アシスト器具を装備した状態での背面図である。 アシスト器具の斜視図である。 内部衣服の斜視図である。 内部衣服における糸部材及び空間を拡大した状態を示す正面図である。 作業者が内部衣服及び作業服を着用した状態での横断平面図である。 発明の実施の第1別形態において、内部衣服の正面図である。 発明の実施の第1別形態において、内部衣服の背面図である。 発明の実施の第1別形態において、作業者が内部衣服及び作業服を着用した状態での横断平面図である。 発明の実施の第2別形態において、内部衣服の正面図である。 発明の実施の第2別形態において、内部衣服の背面図である。 発明の実施の第2別形態において、作業者が内部衣服及び作業服を着用した状態での横断平面図である。
図4〜図12に、作業者が着用する内部衣服16が示されている。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者が内部衣服16を着用した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
(内部衣服)
図4に示すように、内部衣服16は、作業者が着用することにより、作業者の胴に位置する胴部21と、作業者の右及び左の肩に位置する右及び左の肩部22とが備えられている。
胴部21は、作業者の腹に位置する部分が、右の胴部21と左の胴部21とに分離されており、作業者の背中に位置する右の胴部21と左の胴部21とが接続されている。右及び左の胴部21に、ファスナ25が取り付けられている。
右の肩部22は、右の胴部21の前部及び後部に亘って形成され、左の肩部22は、左の胴部21の前部及び後部に亘って形成されている。右及び左の肩部22の間に、首開口部26が形成されており、右の胴部21と右の肩部22との間に、右の腕開口部27が形成され、左の胴部21と左の肩部22との間に、左の腕開口部27が形成されている。
図5及び図6に示すように、少し硬質で少し太めの合成樹脂製の繊維50が、荒くランダムに編まれて、1本の太い糸部材28(支持部に相当)が形成されており、糸部材28は太さ方向に十分な強度を備えている。
糸部材28は繊維50が荒くランダムに編まれた状態であるので、繊維50の隙間(空気通路51)により、糸部材28に十分な通気性が備えられており、糸部材28(支持部)に多数の空気通路51が形成された状態となっている。
多数の糸部材28が互いに間隔を開けて格子状に接続されて、隣接する糸部材28の間に空間29(空気通路に相当)が形成されており、多数の糸部材28により、1枚のシート状の部材が構成されている。
以上のように、糸部材28によるシート状の部材が、ベスト状に裁断されて、内部衣服16の胴部21及び肩部22が構成されており、右及び左の胴部21に、ファスナ25が取り付けられている。
(作業服)
図1及び図2に示すように、長袖の上着型式の作業服30があり、作業服30の腰の部分の右部及び左部に、小型の電動ファン31が取り付けられている。
電動ファン31により、外気が作業服30の内側に吸入され、作業服30の内面を流れて、作業服30の襟部分や袖口部分から外側に出ていく。
(アシスト器具の全体構成)
図1,2,3に、作業服30の上側から装備する作業用の器具の一例であるアシスト器具が示されている。
アシスト器具には、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上側に延出され前側に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に設けられた右及び左の脚作用部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられている。
本体部1は、右及び左の縦フレーム6、右及び左の縦フレーム6に亘って連結された支持板7等を備えて、枠状となっている。支持板7の後面の上下中間部に制御装置8が取り付けられており、支持板7の後面の下部にバッテリー9が取り付けられている。
本体部1の下部に取付ベルト4が取り付けられ、支持板7の前面の上部及び下部に肩ベルト5が取り付けられている。右及び左の肩ベルト5の上部に亘って、固定ベルト15が取り付けられている。固定ベルト15は、中間部分のバックル部材により左右に分離可能で、長さ調節自在である。
(アシスト器具の脚作用部)
図1,2,3に示すように、脚作用部3に、基部10、伝動ケース11、操作アーム12及び脚ベルト13等が備えられている。基部10が、支持板7の下部の前部に、左右方向に取付位置を変更自在に支持されており、基部10の外端部に伝動ケース11が前向きに連結されている。
伝動ケース11の前部の左右方向の軸芯P1周りに、操作アーム12が揺動自在に支持されており、幅広のベルト状の脚ベルト13が操作アーム12に取り付けられている。複数の平ギヤにより構成された伝動機構(図示せず)が、伝動ケース11の内部に備えられて、電動モータ(図示せず)が基部10の内部に備えられており、電動モータにより伝動機構を介して操作アーム12が軸芯P1周りに揺動操作される。
(アシスト器具のアーム部及びハンド部)
図1,2,3に示すように、右及び左の縦フレーム6の上部が、斜め上側に延出され斜め前側に延出されて、右及び左のアーム部2となっている。支持板7の後面の上部に昇降装置17が取り付けられており、昇降装置17から、右の2本のワイヤ18,19、及び左の2本のワイヤ18,19が延出されている。
右のワイヤ18,19が、右のアーム部2の先端部から下側に延出されており、右のワイヤ18,19の下部に、荷物保持用の右のハンド部20が接続されている。左のワイヤ18,19が、左のアーム部2の先端部から下側に延出されており、左のワイヤ18,19の下部に、荷物保持用の左のハンド部20が接続されている。
右のハンド部20に、上昇操作スイッチ23が取り付けられ、左のハンド部20に、下降操作スイッチ24が取り付けられている。制御装置8に接続された右及び左のハーネス14が、右及び左のアーム部2の内部に入っており、アーム部2の内部を通ってアーム部2の上端部に延出されている。アーム部2の上端部の開口部から、ハーネス14が出て下側に延出されており、右のハーネス14が上昇操作スイッチ23に接続され、左のハーネス14が下降操作スイッチ24に接続されている。
(内部衣服及び作業服の着用)
図6に示すように、作業者は、先ずTシャツ等の肌着32を着用する。
次に作業者は、作業者の右及び左の腕を、内部衣服16の右及び左の腕開口部27に通して、作業者の胴に、内部衣服16の胴部21を位置させて、作業者の右及び左の肩に、内部衣服16の右及び左の肩部22を乗せる。作業者の首を内部衣服16の首開口部26に位置させ、ファスナ25を閉じて、肌着32の上側に内部衣服16を着用する。
次に作業者は、内部衣服16の上側に、作業服30を着用する。
内部衣服16において、糸部材28が太さ方向に十分な強度を備えている点、糸部材28が空気通路51を備えて十分な通気性を備えている点、及び、隣接する糸部材28の間に空間29が形成されている点により、内部衣服16の糸部材28により作業服30の内面が支持されて、作業服30の内面に沿って空気が通過することを許容する空気通路51及び空間29が、作業服30の内面と肌着32(作業者の外面)との間に形成された状態となる。
作業服30において、電動ファン31により(図1参照)、外気が作業服30の内側に吸入され、外気が、内部衣服16により作業服30の内面と肌着32(作業者の外面)との間に形成された空気通路51及び空間29を流れて、作業服30の襟部分や袖口部分から外側に出ていく。
(アシスト器具の装着)
次に作業者は、作業服30の上側に、アシスト器具を以下の説明のように装備する。
図1及び図2に示すように、アシスト器具において、作業者は、右及び左の腕を右及び左の肩ベルト5に入れて、作業者(作業服30)の右及び左の肩に右及び左の肩ベルト5を乗せる。固定ベルト15を連結状態としておくことにより、右及び左の肩ベルト5が、作業者(作業服30)の腕側に移動して肩から外れるような状態が防止される。
作業者(作業服30)の腰に取付ベルト4を巻き付けて固定することにより、作業者(作業服30)の背中に本体部1を取り付ける。
作業者(作業服30)の背中に本体部1を取り付けた状態において、アーム部2が、作業者(作業服30)の右及び左の肩を越えて、斜め上側に延出され斜め前側に延出された状態となる。
作業者(作業服30)の背中に本体部1を取り付けた状態において、作業者(作業服30)の腰の右側に右の脚作用部3(伝動ケース11)が位置し、作業者(作業服30)の腰の左側に左の脚作用部3(伝動ケース11)が位置する。
作業者は脚ベルト13を太腿に巻き付けて、面ファスナ(図示せず)(マジックテープ(登録商標))により、脚ベルト13を太腿に取り付ける。
アシスト器具の重量等により、アシスト器具の本体部1、取付ベルト4や肩ベルト5等が、作業服30に押圧されても、内部衣服16の糸部材28が太さ方向に十分な強度を備えている点により、内部衣服16が押し潰されることはなく、作業服30の内面に沿って空気が通過することを許容する空気通路51及び空間29が、作業服30の内面と肌着32(作業者の外面)との間に確保される。
これにより、作業服30の上側にアシスト器具を装備しても、作業服30の電動ファン31により作業服30の内側に吸入された外気は、内部衣服16により作業服30の内面と肌着32(作業者の外面)との間に形成された空気通路51及び空間29を流れて、作業服30の襟部分や袖口部分から外側に出ていく。
(アシスト器具の脚作用部及び昇降装置の作動)
図1,2,3に示すように、上昇操作スイッチ23を押し操作した場合、後述する(アシスト器具の作業形態)に記載のように上昇操作スイッチ23を押し操作している間、脚作用部3の操作アーム12が下側に揺動操作されて、作業者の太腿が下側に操作される。
脚作用部3の操作アーム12が下側に揺動操作された後において、上昇操作スイッチ23を押し操作した場合、後述する(アシスト器具の作業形態)に記載のように、上昇操作スイッチ23を押し操作している間、昇降装置17によりワイヤ18,19が巻き取られて、ハンド部20が上昇する。下降操作スイッチ24を押し操作した場合、下降操作スイッチ24を押し操作している間、昇降装置17によりワイヤ18,19が繰り出されて、ハンド部20が下降する。
上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、昇降装置17が停止する。昇降装置17に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられており、昇降装置17の作動時に電磁ブレーキは自動的に解除状態となり、昇降装置17の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは自動的に制動状態となる。
これにより、昇降装置17が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19が繰り出されることはなく、ハンド部20に荷物の重量が掛かっても、ハンド部20が下降することはない。
脚作用部3が停止状態になると、脚作用部3の操作アーム12は自由状態となる。これにより、作業者が歩行する場合や、作業者が腰を下に曲げたり、膝を曲げて腰を落としたりする場合に、作業者の太腿に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
(アシスト器具の作業形態)
例えば、パレットや床に置かれた荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者が腰部を下に曲げたり、膝部を曲げて腰部を落としたりして、パレットや床の荷物を手で持ち、次に手を下に延ばした状態で荷物を持ちながら、腰部を上側に延ばしたり、立ち上がったりした後、次に手で荷物を持ち上げて、荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
アシスト器具を装着した作業者が前述のような作業を行う状態において、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作に基づいて、制御装置8により脚作用部3及び昇降装置17が作動する状態について説明する。
図1及び図2に示すように、作業者がアシスト器具を装備した状態において、作業者が上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の両方を押し操作していないと、昇降装置17は停止して、脚作用部3の操作アーム12は自由状態となる。
作業者が腰を下に曲げて(膝を曲げて腰を落として)、パレットや床の荷物を持つ場合に、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17からワイヤ18,19が繰り出されて、ハンド部20が下降する。下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、昇降装置17が停止して、ハンド部20が停止するので、作業者は、右及び左のハンド部20により荷物を保持する。
作業者は、右及び左のハンド部20により荷物を保持した状態で、腰を上に延ばすことにより(立ち上がることにより)、荷物を持ち上げる。作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作すると、脚作用部3の操作アーム12が下側に揺動操作され、作業者の太腿が下側に操作されて、作業者が腰を上に延ばすこと(立ち上がること)が補助される。
作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作した状態で立ち上がった後に、脚作用部3の操作アーム12が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が起立した(立ち上がった)と判断されて、脚作用部3の操作アーム12は自由状態となる。
次に作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作すると、昇降装置17によりワイヤ18,19が巻き取られて、ハンド部20が上昇する。所望の位置までハンド部20が上昇すると、上昇操作スイッチ23の押し操作を止めることにより、昇降装置17が停止してハンド部20が停止する。
作業者は、荷物を置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17によりワイヤ18,19が繰り出されて、ハンド部20が下降する。
作業者は、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置いて、ハンド部20を荷物から取り外す。荷物を高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るので、次の荷物に対して同様な操作を行う。
(発明の実施の第1別形態)
内部衣服16を、以下の説明のように構成してもよい。
図7,8,9に示すように、綿素材等の布地がベスト状に裁断されて、生地部33が形成されている。
生地部33に、右及び左の胴部21、右及び左の肩部22、首開口部26、右及び左の腕開口部27が備えられており、右及び左の胴部21(生地部33)に、ファスナ25が取り付けられている。
合成ゴムやウレタン等で構成された複数のパッド部34,35,36,37(支持部に相当)が、生地部33の外面に、生地部33から外側に突出するように設けられており、生地部33の外面に沿って間隔を開けて配置されている。隣接するパッド部34〜37の間が、空気通路41,42,43,44,45,46,47となる。
作業者が内部衣服16を着用すると、生地部33が作業者の外面(肌)に接する状態となり、パッド部34〜37が作業服30の内面に接する状態となる。
パッド部34は、腕開口部27の外縁部に沿って生地部33に取り付けられており、アシスト器具を装備した際に(図1及び図2参照)、アシスト器具の本体部1及び肩ベルト5がパッド部34に乗る。
パッド部35,36は、生地部33における胴部21の上下中央部付近に取り付けられており、パッド部37は、生地部33における胴部21の下端部に取り付けられている。アシスト器具を装備した際に、アシスト器具の本体部1がパッド部35に乗り、アシスト器具の本体部1及び取付ベルト4がパッド部37に乗る。
この場合、アシスト器具を装備しても、アシスト器具の重量等により、パッド部34〜37が押し潰されないように、パッド部34〜37は十分な強度を備えている。
内部衣服16の上側に作業服30を着用すると(図1及び図2参照)、作業服30の電動ファン31が、内部衣服16の胴部21の背中側において、パッド部35,37の間に位置する。
作業服30の電動ファン31により作業服30の内側に吸入された外気は、パッド部35,37の間の空気通路41、パッド部35の間の空気通路42、パッド部34の間の空気通路43を通って、作業者の腰から背中を通り首の後側に流れると考えられる。
作業服30の電動ファン31により作業服30の内側に吸入された外気は、パッド部35,37の間の空気通路44、パッド部35,36の間の空気通路45、パッド部34の間の空気通路46を通って、作業者の腰から腹及び胸を通り顎に流れると考えられる。
空気通路45から分岐した外気は、パッド部34,35の間の空気通路47を通り、パッド部34の間の空気通路43に入って、作業者の胴及び胸から背中を通り腋の下及び首の後側に流れると考えられる。
(発明の実施の第2別形態)
内部衣服16を、以下の説明のように構成してもよい。
図10,11,12に示すように、綿素材等の布地がベスト状に裁断されて、生地部33が形成されている。
生地部33に、右及び左の胴部21、右及び左の肩部22、首開口部26、右及び左の腕開口部27、開口部49が備えられており、右及び左の胴部21(生地部33)に、ファスナ25が取り付けられている。
合成ゴムやウレタン等で構成された複数のパッド部38,39,40(支持部に相当)が、生地部33の内面に、生地部33から内側に突出するように設けられており、生地部33の内面に沿って間隔を開けて配置されている。隣接するパッド部38〜40の間が、空気通路48となる。
作業者が内部衣服16を着用すると、パッド部38〜40が作業者の外面(肌)に接する状態となり、生地部33が作業服30の内面に接する状態となる。
パッド部38,39は、腕開口部27の外縁部に沿って生地部33に取り付けられており、アシスト器具を装備した際に(図1及び図2参照)、アシスト器具の本体部1及び肩ベルト5がパッド部38,39に乗る。パッド部40は、生地部33における胴部21の下端部に取り付けられており、アシスト器具を装備した際に、アシスト器具の本体部1及び取付ベルト4がパッド部40に乗る。
この場合、アシスト器具を装備しても、アシスト器具の重量等により、パッド部38〜40が押し潰されないように、パッド部38〜40は十分な強度を備えている。
内部衣服16の上側に作業服30を着用すると(図1及び図2参照)、作業服30の電動ファン31が、開口部49に位置する。
作業服30の電動ファン31により作業服30の内側に吸入された外気は、開口部49から内部衣服16の内側に入り込み、パッド部38〜40の間の空気通路48をランダムに通って、作業者の腰及び背中を通り首の後側に流れ、作業者の腰から腹及び胸を通り顎及び腋の下に流れると考えられる。
(発明の実施の第3別形態)
前述の(発明の実施の第1別形態)において、パッド部34〜37が、生地部33の内面に、生地部33から内側に突出するように設けられ、生地部33の内面に沿って間隔を開けて配置されるように構成してもよい。
(発明の実施の第4別形態)
前述の(発明の実施の第2別形態)において、パッド部38〜40が、生地部33の外面に、生地部33から外側に突出するように設けられて、生地部33の外面に沿って間隔を開けて配置されるように構成してもよい。
(発明の実施の第5別形態)
前述の(発明の実施の第1別形態)〜(発明の実施の第4別形態)において、空気通路41〜48に加えて、複数の空気通路(図示せず)を、生地部33の内面(外面)に沿ってパッド部34〜40を貫通するように、パッド部34〜40に開口してもよい。
(発明の実施の第6別形態)
内部衣服16において、胴部21、肩部22、首開口部26及び腕開口部27を備えた内側の生地部33を設け、胴部21、肩部22、首開口部26及び腕開口部27、開口部49を備えた外側の生地部33を設けて、内側の生地部33と外側の生地部33との間に亘って、パッド部38〜40を取り付けるように構成してもよい。
この構成によれば、作業者が内部衣服16を着用すると、内側の生地部33が作業者の外面(肌)に接する状態となり、外側の生地部33が作業服30の内面に接する状態となる。
(発明の実施の第7別形態)
内部衣服16を、ベスト型式ではなく、半袖型式や、長袖型式に構成してもよい。糸部材28及びパッド部34〜40に代えて、硬質の合成樹脂(プラスティック等)や、金属製の金網等を、支持部として使用してもよい。
本発明は、電動ファンを備えた作業服ばかりではなく、電動ファンを備えない作業服の内側に着用する内部衣服にも適用できるのであり、アシスト器具等の作業用の器具を装備する場合ばかりではなく、リュックサック等の荷物を背負う場合に着用する内部衣服にも適用できる。
21 胴部
22 肩部
26 首開口部
27 腕開口部
28 糸部材(支持部)
29 空間(空気通路)
30 作業服
33 生地部
34〜40 パッド部(支持部)
41〜48,51 空気通路

Claims (4)

  1. 作業者が着用することにより、作業者の胴に位置する胴部と、作業者の右及び左の肩に位置する右及び左の肩部と、作業者の首が通る首開口部と、作業者の右及び左の腕が通る右及び左の腕開口部とが備えられ、
    外側に着用される作業服の内面が作業者の外面から離れて外側に位置するように、前記作業服の内面を支持する支持部が備えられて、
    前記作業服の内面に沿って空気が通過することを許容する空気通路が、前記作業服の内面と作業者の外面との間に形成される内部衣服。
  2. 前記空気通路が、前記支持部に設けられている請求項1に記載の内部衣服。
  3. 前記胴部と前記肩部と前記首開口部と前記腕開口部とを有して、作業者の外面に接する生地部が設けられて、
    複数の前記支持部が、前記生地部の外面に、前記生地部から外側に突出するように設けられ、前記生地部の外面に沿って間隔を開けて配置されて、
    隣接する前記支持部の間が、前記空気通路である請求項1又は2に記載の内部衣服。
  4. 前記胴部と前記肩部と前記首開口部と前記腕開口部とを有して、前記作業服の内面に接する生地部が設けられて、
    複数の前記支持部が、前記生地部の内面に、前記生地部から内側に突出するように設けられ、前記生地部の内面に沿って間隔を開けて配置されて、
    隣接する前記支持部の間が、前記空気通路である請求項1又は2に記載の内部衣服。
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