JP2020040947A - 1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物及び農園芸用殺菌剤 Download PDF

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貴昭 寺西
Takaaki TERANISHI
貴昭 寺西
頼人 ▲桑▼原
頼人 ▲桑▼原
Yorito Kuwabara
岩田 淳
Atsushi Iwata
淳 岩田
千尋 西野
Chihiro NISHINO
千尋 西野
肇 下村
Hajime Shimomura
肇 下村
博 佐野
Hiroshi Sano
博 佐野
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Abstract

【課題】殺菌活性に優れ、安全性に優れ、且つ工業的に有利に合成できる化合物並びにこれを有効成分として含有する農園芸用殺菌剤を提供する。【解決手段】式(I)で表される1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物又はその塩。【選択図】なし

Description

本発明は、1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物及び農園芸用殺菌剤に関する。より詳細に、本発明は、殺菌活性に優れ、安全性に優れ、且つ工業的に有利に合成できる1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物、並びにこれを有効成分として含有する農園芸用殺菌剤に関する。
農園芸作物の栽培に当り作物の病害に対して防除活性を有する化合物が種々提案されている。そのような化合物を農園芸用殺菌剤として実用するためには、効力が十分に高いだけでなく、薬剤抵抗性が生じ難いこと、植物に対する薬害や土壌汚染を生じさせないこと、家畜や魚類などに対する毒性が低いことなどが要求される。
ところで、特許文献1には、式(A)で表される化合物などが開示されている。
Figure 2020040947
特許文献2には、式(B)で表される化合物などが開示されている。
Figure 2020040947
特許文献3には、式(C)で表される化合物などが開示されている。
Figure 2020040947
特許文献4には、式(D)で表される化合物などが開示されている。
Figure 2020040947
特許文献5には、式(E)で表される化合物などが開示されている。
Figure 2020040947
特許文献6には、式(F)で表される化合物などが開示されている。また、特許文献7には、式(F)で表される化合物などの農園芸用殺菌剤用途が開示されている。
Figure 2020040947
WO 2013/071169 A WO 2015/007451 A WO 2017/075056 A WO 2017/091600 A WO 2017/091602 A WO 2017/091617 A WO 2017/091627 A
本発明の課題は、殺菌活性に優れ、安全性に優れ、且つ工業的に有利に合成できる1,3,5,6−テトラ置換チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン化合物(以下、単に「チエノピリミジン化合物」ということがある。)、並びにこれを有効成分として含有する農園芸用殺菌剤を提供することである。
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の形態を包含する本発明を完成するに至った。
〔1〕 式(I)で表される化合物又はその塩。
Figure 2020040947
(式(I)中、
1は、置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
4は、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキルアミノカルボニル基である。
5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基、置換若しくは無置換のC2〜6アルケニルオキシ基、又はR5とR6が一緒になって成るオキソ基である。
Xは、ハロゲノ基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基である。
nは、化学的に許容されるXの個数を示し、かつ0〜5のいずれかの整数であり、且つnが2以上のときXは互いに同じでも異なってもよい。)
〔2〕 前記〔1〕に記載の化合物及びその塩からなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有する農園芸用殺菌剤。
本発明のチエノピリミジン化合物は、殺菌活性に優れ、効果が確実で、安全性に優れ、且つ工業的に有利に合成できる。
本発明の農園芸用殺菌剤は、優れた防除効果を有し、植物体に薬害を生じることがなく、人畜魚類に対する毒性や環境への影響が少ない。
〔チエノピリミジン化合物〕
本発明のチエノピリミジン化合物は、式(I)で表される化合物(以下、化合物(I)と表記することがある。)又は化合物(I)の塩である。
Figure 2020040947
本発明において、用語「無置換(unsubstituted)」は、母核となる基のみであることを意味する。母核となる基の名称のみで記載しているときは、別段の断りがない限り「無置換」の意味である。
一方、用語「置換(substituted)」は、母核となる基のいずれかの水素原子が、母核と同一又は異なる構造の基で置換されていることを意味する。従って、「置換基」は、母核となる基に結合した他の基である。置換基は1個であってもよいし、2個以上であってもよい。2個以上の置換基は同一であってもよいし、異なるものであってもよい。
「置換基」は化学的に許容され、本発明の効果を有する限りにおいて特に制限されない。
「置換基」となり得る基の具体例としては、以下の基を挙げることができる。
フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などのハロゲノ基;
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などのC1〜6アルキル基;
ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基などのC2〜6アルケニル基;
エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−メチル−3−ペンチニル基、1−ヘキシニル基、1,1−ジメチル−2−ブチニル基などのC2〜6アルキニル基;
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、キュバニル基などのC3〜8シクロアルキル基;
2−シクロプロペニル基、2−シクロペンテニル基、3−シクロヘキセニル基、4−シクロオクテニル基などのC3〜8シクロアルケニル基;
フェニル基、ナフチル基などのC6〜10アリール基;
ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、テトラゾリル基などの5員環のヘテロアリール基;
ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、トリアジニル基などの6員環のヘテロアリール基;
インドリル基、ベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、キノキサリニル基などの縮合環のヘテロアリール基;
オキシラニル基、テトラヒドロフリル基、ジオキソラニル基、ジオキサニル基などの環状エーテル基;
アジリジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、モルホリニル基などの環状アミノ基;
水酸基;
オキソ基;
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などのC1〜6アルコキシ基;
ビニルオキシ基、アリルオキシ基、プロペニルオキシ基、ブテニルオキシ基などのC2〜6アルケニルオキシ基;
エチニルオキシ基、プロパルギルオキシ基などのC2〜6アルキニルオキシ基;
フェノキシ基、ナフトキシ基などのC6〜10アリールオキシ基;
チアゾリルオキシ基、ピリジルオキシ基などの5〜6員環のヘテロアリールオキシ基;
カルボキシ基;
ホルミル基;
アセチル基、プロピオニル基などのC1〜6アルキルカルボニル基;
ホルミルオキシ基;
アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基などのC1〜6アルキルカルボニルオキシ基;
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基などのC1〜6アルコキシカルボニル基;
クロロメチル基、クロロエチル基、トリフルオロメチル基、1,2−ジクロロ−n−プロピル基、1−フルオロ−n−ブチル基、パーフルオロ−n−ペンチル基などのC1〜6ハロアルキル基;
2−クロロ−1−プロペニル基、2−フルオロ−1−ブテニル基などのC2〜6ハロアルケニル基;
4,4−ジクロロ−1−ブチニル基、4−フルオロ−1−ペンチニル基、5−ブロモ−2−ペンチニル基などのC2〜6ハロアルキニル基;
3,3−ジフルオロシクロブチル基などのC3〜6ハロシクロアルキル基;
2−クロロ−n−プロポキシ基、2,3−ジクロロブトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基などのC1〜6ハロアルコキシ基;
2−クロロプロペニルオキシ基、3−ブロモブテニルオキシ基などのC2〜6ハロアルケニルオキシ基;
クロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、トリクロロアセチル基などのC1〜6ハロアルキルカルボニル基;
シアノ基;
ニトロ基;
アミノ基;
メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などのC1〜6アルキルアミノ基;
アニリノ基、ナフチルアミノ基などのC6〜10アリールアミノ基;
ホルミルアミノ基; アセチルアミノ基、プロパノイルアミノ基、ブチリルアミノ基、i−プロピルカルボニルアミノ基などのC1〜6アルキルカルボニルアミノ基;
メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、n−プロポキシカルボニルアミノ基、i−プロポキシカルボニルアミノ基などのC1〜6アルコキシカルボニルアミノ基;
S,S−ジメチルスルホキシイミノ基などのC1〜6アルキルスルホキシイミノ基;
アミノカルボニル基;
メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、i−プロピルアミノカルボニル基、などのC1〜6アルキルアミノカルボニル基;
イミノメチル基、(1−イミノ)エチル基、(1−イミノ)−n−プロピル基などのイミノC1〜6アルキル基;
ヒドロキシイミノメチル基、(1−ヒドロキシイミノ)エチル基、(1−ヒドロキシイミノ)プロピル基などのヒドロキシイミノC1〜6アルキル基;
メトキシイミノメチル基、(1−メトキシイミノ)エチル基などのC1〜6アルコキシイミノC1〜6アルキル基;
メルカプト基;
メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基などのC1〜6アルキルチオ基;
トリフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基などのC1〜6ハロアルキルチオ基;
ビニルチオ基、アリルチオ基などのC2〜6アルケニルチオ基;
エチニルチオ基、プロパルギルチオ基などのC2〜6アルキニルチオ基;
メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、t−ブチルスルフィニル基などのC1〜6アルキルスルフィニル基;
トリフルオロメチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基などのC1〜6ハロアルキルスルフィニル基;
アリルスルフィニル基などのC2〜6アルケニルスルフィニル基;
プロパルギルスルフィニル基などのC2〜6アルキニルスルフィニル基;
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、t−ブチルスルホニル基などのC1〜6アルキルスルホニル基;
トリフルオロメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基などのC1〜6ハロアルキルスルホニル基;
アリルスルホニル基などのC2〜6アルケニルスルホニル基;
プロパルギルスルホニル基などのC2〜6アルキニルスルホニル基;
トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基などのトリC1〜6アルキルシリル基;
トリフェニルシリル基などのトリC6〜10アリールシリル基;
これらの「置換基」は、当該置換基中のいずれかの水素原子が、異なる構造の基で置換されていてもよい。
「C1〜6」などの用語は、母核となる基の炭素原子数が1〜6個などであることを表している。この炭素原子数には、置換基の中に在る炭素原子の数を含まない。例えば、エトキシブチル基は、母核となる基がブチル基であり、置換基がエトキシ基であるので、C2アルコキシC4アルキル基に分類する。
〔R1
式(I)中、R1は、置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
1における「C1〜6アルキル基」は、直鎖であってもよいし、分岐鎖であってもよい。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−プロピル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、i−ペンチル基、ネオペンチル基、2−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピル基、i−ヘキシル基などを挙げることができる。
1における「C1〜6アルキル基」上の置換基として、好ましくはフルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などのハロゲノ基; メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などのC1〜6アルコキシ基; 2−クロロ−n−プロポキシ基、2,3−ジクロロブトキシ基、トリフルオロメトキシ基などのC1〜6ハロアルコキシ基; シアノ基を挙げることができる。
〔R2、R3
式(I)中、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
2及びR3における「置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基」としては、R1において具体的に例示したそれらと同じものを挙げることができる。
〔R4
式(I)中、R4は、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキルアミノカルボニル基である。
4における「C1〜6アルコキシカルボニル基」としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基などを挙げることができる。
4における「C1〜6アルキルアミノカルボニル基」としては、モノC1〜6アルキルアミノカルボニル基、ジC1〜6アルキルアミノカルボニル基を挙げることができる。モノC1〜6アルキルアミノカルボニル基としては、メチルアミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、n−プロピルアミノカルボニル、i−プロピルアミノカルボニル基などを挙げることができる。
ジC1〜6アルキルアミノカルボニル基としては、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基などを挙げることができる。
4における「C1〜6アルコキシカルボニル基」、「C1〜6アルキルアミノカルボニル基」上の置換基として、好ましくはフルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などのハロゲノ基; メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基などのC1〜6アルキルチオ基; メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、t−ブチルスルホニル基などのC1〜6アルキルスルホニル基; メトキシイミノ基、エトキシイミノ基、n−プロポキシイミノ基、n−ブトキシイミノ基などのC1〜6アルコキシイミノ基;を挙げることができる。
〔R5、R6
式(I)中、R5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基、置換若しくは無置換のC2〜6アルケニルオキシ基、又はR5とR6が一緒になって成るオキソ基である。
5及びR6における「C1〜6アルコキシ基」としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などを挙げることができる。
5及びR6における「C2〜6アルキニルオキシ基」としては、ビニルオキシ基、アリルオキシ基、プロペニルオキシ基、ブテニルオキシ基などを挙げることができる。
5及びR6における「C1〜6アルコキシ基」および「C2〜6アルキニルオキシ基」上の置換基として、好ましくはフルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などのハロゲノ基; 水酸基; メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などのC1〜6アルコキシ基; メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基などのC1〜6アルキルチオ基; メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、t−ブチルスルホニル基などのC1〜6アルキルスルホニル基; シアノ基;を挙げることができる。
〔X〕
式(I)中、Xは、ハロゲノ基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基である。
Xにおける「ハロゲノ基」としては、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などを挙げることができる。
Xにおける「C1〜6アルコキシ基」は、R5及びR6において具体的に例示したそれらと同じものを挙げることができる。
Xにおける「C1〜6アルコキシ基」上の置換基として、好ましくはフルオロ基、クロロ基、ブロモ基、イオド基などのハロゲノ基を挙げることができる。
〔塩〕
化合物(I)の塩は、農園芸学的に許容される塩であれば、特に制限されない。例えば、塩酸、硫酸などの無機酸の塩;酢酸、乳酸などの有機酸の塩;リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属の塩;カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属の塩;鉄、銅などの遷移金属の塩;アンモニア、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ヒドラジンなどの有機塩基の塩などを挙げることができる。
〔製造方法〕
化合物(I)又は化合物(I)の塩の製造方法は、特に限定されない。例えば、本発明の化合物(I)又は化合物(I)の塩は、実施例等に記載したような公知の手法によって得ることができる。また、化合物(I)の塩は、化合物(I)から公知の手法によって得ることができる。
〔農園芸用殺菌剤〕
本発明の農園芸用殺菌剤は、化合物(I)及びその塩から選ばれる少なくともひとつを有効成分として含有するものである。本発明の農園芸用殺菌剤に含まれる化合物(I)又はその塩の量は殺菌効果を示す限りにおいて特に制限されない。
本発明の農園芸用殺菌剤は、広範囲の種類の糸状菌、例えば、藻菌類(Oomycetes)、子のう(嚢)菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)に属する菌に由来する植物病害の防除に使用できる。
防除の対象となる植物病害(病原菌)の例を以下に示す。
テンサイ:褐斑病(Cercospora beticola)、黒根病(Aphanomyces cochlioides )、根腐病(Thanatephorus cucumeris)、葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、さび病(Uromyces betae)、うどんこ病(Oidium sp.)、斑点病(Ramularia beticola)、苗立枯病(Aphanomyces cochlioides、Pythium ultimum)など
ラッカセイ:褐斑病(Mycosphaerella arachidis)、汚斑病(Ascochyta sp.)、さび病(Puccinia arachidis)、立枯病(Pythium debaryanum)、さび斑病(Alternaria alternata)、白絹病(Sclerotium rolfsii)黒渋病(Mycosphaerella berkeleyi)など
キュウリ:うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporum)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、炭そ病(Colletotrichum orbiculare)、黒星病(Cladosporium cucumerinum)、褐斑病(Corynespora cassiicola)、苗立枯病(Pythium debaryanum、Rhizoctonia solani Kuhn)、ホモプシス根腐病(Phomopsis sp.)斑点細菌病(Pseudomonas syringae pv. Lechrymans)など
トマト:灰色かび病(Botrytis cinerea)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、疫病
(Phytophthora infestans)、半身萎凋病(Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae)、うどんこ病(Oidium neolycopersici)、輪紋病(Alternaria solani)、すすかび病(Pseudocercospora fuligena)など
ナス:灰色かび病(Botrytis cinerea)、黒枯病(Corynespora melongenae)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、すすかび病(Mycovellosiella nattrassii)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、褐紋病(Phomopsis vexans)など
イチゴ:灰色かび病(Botrytis cinerea)、うどんこ病(Sphaerotheca humuli)、炭そ病(Colletotrichum acutatum、Colletotrichum fragariae)、疫病(Phytophthora cactorum)、軟腐病(Rhizopus stolonifer)、萎黄病(Fusarium oxysporum)、萎凋病(Verticillium dahliae)など
タマネギ:灰色腐敗病(Botrytis allii)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、白斑葉枯病(Botrytis squamosa)、べと病(Peronospora destructor)、白色疫病(Phytophthora porri)、小菌核病(Ciborinia allii)など
ネギ:軟腐病(Pectobacterium carotovorum)、べと病(Peronospora destructor)、葉枯病(Pleospora allii)、黒腐菌核病(Sclerotium cepivorum)、さび病(Puccinia allii)、白斑葉枯病(Botrytis squamosa)など
キャベツ:根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、軟腐病(Erwinia carotovora)、黒腐病(Xanthomonas campesrtis pv. campestris)、黒斑細菌病(Pseudomonas syringae pv. maculicola、P. s. pv. alisalensis)、べと病(Peronospora parasitica)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、黒すす病(Alternaria brassicicola)、灰色かび病(Botrytis cinerea)など
インゲン:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum)、角斑病(Phaeoisariopsis griseola)など
りんご:うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、黒星病(Venturia inaequalis)、モニリア病(Monilinia mali)、黒点病(Mycosphaerella pomi)、腐らん病(Valsa mali)、斑点落葉病(Alternaria mali)、赤星病(Gymnosporangium yamadae)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、炭そ病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、褐斑病(Diplocarpon mali)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、すす斑病
(Gloeodes pomigena)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、火傷病(Erwinia amylovora)など
ウメ:黒星病(Cladosporium carpophilum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、灰星病(Monilinia mumecola)、すす斑病(Peltaster sp.)など
カキ:うどんこ病(Phyllactinia kakicola)、炭そ病(Gloeosporium kaki)、角斑落葉病(Cercospora kaki)、円星落葉病(Mycosphaerella nawae)など
モモ:灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、ホモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、穿孔細菌病(Xanthomonas campestris pv. pruni)、縮葉病(Taphrina deformans)、炭そ病(Colletotrichum gloeosporioides)など
アーモンド:灰星病(Monilinia laxa)、斑点病(Stigmina carpophila)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、葉ぶくれ病(Polystigma rubrum)、斑点落葉病(Alternaria alternata)、炭疽病(Colletotrichum gloeospoides)など
オウトウ:灰星病(Monilinia fructicola)、炭そ病(Colletotrichum acutatum)、黒斑病(Alternaria sp.)、幼果菌核病(Monilinia kusanoi)、褐色せん孔病(Mycosphaerella cerasella)など
ブドウ:灰色かび病(Botrytis cinerea)、うどんこ病(Uncinula necator)、晩腐病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、べと病(Plasmopara viticola)、黒とう病(Elsinoe ampelina)、褐斑病(Pseudocercospora vitis)、黒腐病(Guignardia bidwellii)、白腐病(Coniella castaneicola)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、白色綿雪症(病原菌未同定)など
ナシ:黒星病(Venturia nashicola)、赤星病(Gymnosporangium asiaticum)、黒斑病(Alternaria kikuchiana)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、うどんこ病(Phyllactinia mali)、胴枯病(Phomopsis fukushii)、褐色斑点病(Stemphylium vesicarium)、炭そ病(Glomerella cingulata)など
チャ:輪斑病(Pestalotiopsis longiseta、 P. theae)、炭そ病(Colletotrichum theae-sinensis)、網もち病(Exobasidium reticulatum)など
カンキツ:そうか病(Elsinoe fawcettii)、青かび病(Penicillium italicum)、緑かび病(Penicillium digitatum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、黒点病(Diaporthe citri)、かいよう病(Xanthomonas campestris pv.Citri)、うどんこ病(Oidium sp.)、疫病(Phytophthora citrophthora)、炭そ病(Colletotrichum fioriniae)など
コムギ:うどんこ病(Blumeria graminisf.sp. tritici)、赤かび病(Gibberella zeae)、赤さび病(Puccinia recondita)、黄さび病(Puccinia striiformis)、褐色雪腐病(Pythium iwayamai)、紅色雪腐病(Monographella nivalis)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、雪腐小粒菌核病(Typhula incarnata)、雪腐大粒菌核病(Myriosclerotinia borealis)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、麦角病(Claviceps purpurea)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries)、裸黒穂病(Ustilago nuda)、いもち病(Pyricularia grisea)など
オオムギ:斑葉病(Pyrenophora graminea)、網斑病(Pyrenophora teres)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、裸黒穂病(Ustilago tritici、U.nuda)など
イネ:いもち病(Pyricularia oryzae)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、苗立枯病(Pythium graminicola)、白葉枯病(Xanthomonas oryzae)、苗立枯細菌病(Burkholderia plantarii)、褐条病(Acidovorax avenae)、もみ枯細菌病(Burkholderia glumae)、すじ葉枯病(Cercospora oryzae)、稲こうじ病(Ustilaginoidea virens)、褐色米(Alternaria alternata、Curvularia intermedia)、腹黒米(Alternaria padwickii)、紅変米(Epicoccum purpurascens)など
タバコ:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、疫病(Phytophthora nicotianae)、など
チューリップ:灰色かび病(Botrytis cinerea)など
ヒマワリ:べと病(Plasmopara halstedii)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)など
ベントグラス:雪腐大粒菌核病(Sclerotinia borealis)、ラージパッチ(Rhizoctonia solani)、ブラウンパッチ(Rhizoctonia solani)、ダラースポット(Sclerotinia homoeocarpa)、いもち病(Pyricularia sp.)、赤焼病(Pythium aphanidermatum)、炭そ病(Colletotrichum graminicola)など
オーチャードグラス:うどんこ病(Erysiphe graminis)など
ダイズ:紫斑病(Cercospora kikuchii)、べと病(Peronospora manshurica)、茎疫病(Phytophthora sojae)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、炭そ病(Colletotrichum truncatum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)など
ジャガイモ:疫病(Phytophthora infestans)、夏疫病(Alternaria solani)、黒あざ病(Thanatephorus cucumeris)、半身萎凋病(Verticillium albo−atrum、V. dahliae、V. nigrescens)、黒あし病(Pectobacterium atrosepticum)、軟腐病(Pectobacterium carotovorum)など
バナナ:パナマ病(Fusarium oxysporum)、シガトカ病(Mycosphaerella fijiensis、M. musicola)など
マンゴー:炭そ病(Colletotrichum aenigma)
ナタネ:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、根朽病(Phoma lingam)、黒斑病(Alternaria brassicae)など
コーヒー:さび病(Hemileia vastatrix)、炭疽病(Colletotrichum coffeanum)、褐眼病(Cercospora coffeicola)など
サトウキビ:褐さび病(Puccinia melanocephala)など
トウモロコシ:ひょう紋病(Gloeocercospora sorghi)、さび病(Puccinia sorghi)、南方さび病(Puccinia polysora)、黒穂病(Ustilago maydis)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、すす紋病(Setosphaeria turcica)など
ワタ:苗立枯病(Pythium sp.)、さび病(Phakopsora gossypii)、白かび病(Mycosphaerella areola)、炭疽病(Glomerella gossypii)など
本発明の農園芸用殺菌剤は、穀物類;野菜類;根菜類;イモ類;果樹類、茶、コーヒー、カカオなどの樹木類;牧草類;芝類;ワタなどの植物に対して用いることが好ましい。
本発明の農園芸用殺菌剤は、植物類の各部位、たとえば、葉、茎、柄、花、蕾、果実、種子、スプラウト、根、塊茎、塊根、苗条、挿し木などに施用することができる。また、これら植物類の改良品種・変種、栽培品種、さらには突然変異体、ハイブリッド体、遺伝子組み換え体(GMO)を対象とすることもできる。
本発明の農園芸用殺菌剤は、花卉、芝、牧草を含む農園芸作物に発生する種々の病害の防除をするために行われる種子処理、茎葉散布、土壌施用、水面施用などに使用することができる。
本発明の農園芸用殺菌剤は、本発明のチエノピリミジン化合物以外の成分を含有してもよい。他の成分として、製剤化のために使用する公知の担体などを挙げることができる。また、他の成分として、従来公知の、殺菌剤、殺虫・殺ダニ剤、殺線虫剤、殺土壌害虫剤、植物調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料などを挙げることができる。このような他の成分を含有することによって、相乗効果を奏することがある。
本発明の農園芸用殺菌剤と混用又は併用することができる、殺菌剤の具体例を以下に示す。
(1)核酸生合成阻害剤:
(a)RNAポリメラーゼI阻害剤: ベナラキシル、ベナラキシル-M、フララキシル、メタラキシル、メタラキシル-M;オキサジキシル;クロジラコン、オフレース;
(b)アデノシンデアミナーゼ阻害剤: ブピリメート、ジメチリモール、エチリモール;
(c)DNA/RNA合成阻害剤: ヒメキサゾール、オクチリノン;
(d)DNAトポイソメラーゼII阻害剤: オキソリン酸。
(2)有糸核分裂阻害剤及び細胞分裂阻害剤:
(a)β−チューブリン重合阻害剤: ベノミル、カルベンダジム、クロルフェナゾール、フベリダゾール、チアベンダゾール;チオファネート、チオファネートメチル;ジエトフェンカルブ;ゾキサミド;エタボキサム;
(b)細胞分裂阻害剤: ペンシクロン;
(c)スペクトリン様タンパク質の非局在化阻害剤: フルオピコリド。
(3)呼吸阻害剤:
(a)複合体I NADH酸化還元酵素阻害剤: ジフルメトリム;トルフェンピラド;
(b)複合体IIコハク酸脱水素酵素阻害剤: ベノダニル、フルトラニル、メプロニル;
イソフェタミド;フルオピラム;フェンフラム、フルメシクロックス;カルボキシン、オキシカルボキシン;チフルザミド;ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン、フルキサピロキサド、フラメトピル、イソピラザム、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン;ボスカリド、ピジフルメトフェン、イソフルシフラム、ピラジフルミド、インピルフルキサム(inpyrfluxam);
(c)複合体IIIユビキノールオキシダーゼQo阻害剤: アゾキシストロビン、クモキシストロビン、クメトキシストロビン、エノキサストロビン、フルフェノキシストロビン、ピコキシストロビン、ピラオキシストロビン;ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、トリクロピリカルブ;クレソキシム-メチル、トリフロキシストロビン;ジモキシストロビン、フェナミンストロビン、メトミノストロビン、オリサストロビン;ファモキサドン;フルオキサストロビン;フェンアミドン;ピリベンカルブ;メチルテトラプロール;マンデストロビン;
(d)複合体IIIユビキノール還元酵素Qi阻害剤: シアゾファミド;アミスルブロム;フェンピコキサミド
(e)酸化的リン酸化の脱共役剤: ビナパクリル、メプチルジノカップ、ジノカップ;フルアジナム;フェリムゾン;
(f)酸化的リン酸化阻害剤(ATP 合成酵素の阻害剤): フェンチンアセテート、塩化フェンチン、水酸化フェンチン;
(g)ATP生産阻害剤: シルチオファム;
(h)複合体III:シトクローム bc1(ユビキノン還元酵素)のQx(未知)阻害剤: アメトクトラジン。
(4)アミノ酸及びタンパク質合成阻害剤
(a)メチオニン生合成阻害剤: アンドプリム、シプロジニル、メパニピリム、ピリメタニル;
(b)タンパク質合成阻害剤: ブラストサイジン-S;カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩;ストレプトマイシン;オキシテトラサイクリン。
(5)シグナル伝達阻害剤:
(a)シグナル伝達阻害剤: キノキシフェン、プロキナジド;
(b)浸透圧シグナル伝達におけるMAP・ヒスチジンキナーゼ阻害剤: フェンピクロニル、フルジオキソニル;クロゾリネート、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン。
(6)脂質及び細胞膜合成阻害剤:
(a)りん脂質生合成、メチルトランスフェラーゼ阻害剤: エジフェンホス、イプロベンホス、ピラゾホス;イソプロチオラン;
(b)脂質の過酸化剤: ビフェニル、クロロネブ、ジクロラン、キンドゼン、テクナゼン、トルクロホスメチル;エトリジアゾール;
(c)細胞膜に作用する剤: ヨードカルブ、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロパモカルブホセチレート、プロチオカルブ;
(d)病原菌細胞膜を撹乱する微生物: バチルスズ ブチリス菌、バチルス ズブチリスQST713 株、バチルス ズブチリスFZB24 株、バチルス ズブチリスMBI600 株、バチルス ズブチリスD747株;
(e)細胞膜を撹乱する剤: ゴセイカユプテ(ティーツリー)の抽出物。
(7)細胞膜のステロール生合成阻害剤:
(a)ステロール生合成におけるC14位の脱メチル化阻害剤: トリホリン;ピリフェノックス、ピリソキサゾール;フェナリモル、フルルプリミドール、ヌアリモル;イマザリル、イマザリル硫酸塩、オキスポコナゾール、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール、ビニコナゾール;アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール-M、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、フルキンコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリチコナゾール;プロチオコナゾール、ボリコナゾール、メフェントリフルコナゾール;
(b)ステロール生合成におけるΔ14還元酵素及びΔ8→Δ7−イソメラーゼの阻害剤:
アルジモルフ、ドデモルフ、ドデモルフ酢酸塩、フェンプロピモルフ、トリデモルフ;フェンプロピジン、ピペラリン;スピロキサミン;
(c)ステロール生合成系のC4位脱メチル化における3-ケト還元酵素阻害剤: フェンヘキサミド;フェンピラザミン;
(d)ステロール生合成系のスクワレンエポキシダーゼ阻害剤: ピリブチカルブ;ナフチフィン、テルビナフィン。
(8)細胞壁合成阻害
(a)トレハラーゼ阻害剤: バリダマイシン;
(b)キチン合成酵素阻害剤: ポリオキシン、ポリオクソリム;
(c)セルロース合成酵素阻害剤: ジメトモルフ、フルモルフ、ピリモルフ;ベンチアバリカルブ、イプロバリカルブ、バリフェナレート;マンジプロパミド。
(9)メラニン生合成阻害剤
(a)メラニン生合成の還元酵素阻害剤: フサライド;ピロキロン;トリシクラゾール;
(b)メラニン生合成の脱水酵素阻害剤: カルプロパミド;ジクロシメット;フェノキサニル。
(c)メラニン生合成のポリケタイド合成阻害剤:トルプロカルブ
(10)宿主植物の抵抗性誘導剤:
(a)サリチル酸合成経路に作用する剤: アシベンゾラル-S-メチル;
(b)その他: プロベナゾール;チアジニル;イソチアニル;ジクロベンチアゾクス;
ラミナリン;オオイタドリ抽出液。
(11)作用性が不明な剤: シモキサニル、ホセチルアルミニウム、リン酸(リン酸塩)、テクロフタラム、トリアゾキシド、フルスルファミド、ジクロメジン、メタスルホカルブ、シフルフェナミド、メトラフェノン、ピリオフェノン、ドジン、ドジン遊離塩基、フルチアニル。
(12)多作用点を有する剤: 銅(銅塩)、ボルドー液、水酸化銅、銅ナフタレート、酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、硫黄、硫黄製品、多硫化カルシウム;ファーバム、マンコゼブ、マネブ、マンカッパー、メチラム、ポリカーバメート、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;キャプタン、カプタホール、フォルペット;クロロタロニル;ジクロフルアニド、トリルフルアニド;グアザチン、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine triacetate)、イミノクタジンアルベシル酸塩(iminoctadine trialbesilate);アニラジン;ジチアノン;キノメチオネート;フルオルイミド。
(13)その他の剤: DBEDC、フルオロフォルペット、グアザチンアセテート、ビス(8-キノリノラト)銅(II)、プロパミジン、クロロピクリン、シプロフラム、アグロバクテリウム、ベトキサジン、ジフェニルアミン、メチルイソチアネート(MITC)、ミルデオマイシン、カプサイシン、クフラネブ、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジフェンゾクワット、ジフェンゾクワットメチルスルホネート、フルメトベル、ホセチルカルシウム、ホセチルナトリウム、イルママイシン、ナタマイシン、ニトロタールイソプロピル、オキサモカルブ、ピロールニトリン、テブフロキン、トルニファニド、ザリラミド、アルゴフェーズ(Algophase)、アミカルチアゾール(Amicarthiazol)、オキサチアピプロリン(Oxathiapiprolin)、メチラム亜鉛、ベンチアゾール、トリクラミド、ユニコナゾール、ミルデオマイシン、オキシフェンチイン(Oxyfenthiin)、ピカルブトラゾクス(Picarbutrazox)、キノフメリン(Quinofumelin)、フロリルピコキサミド(Florylpicoxamid)、ピラプロポイン(Pyrapropoyne)、フルインダピル(Fluindapyr)、アミノピリフェン(Aminopyrifen)、ピリダクロメチル(pyridachlomethyl)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)。
本発明の農園芸用殺菌剤と混用又は併用することができる、殺虫・殺ダニ剤、殺線虫剤、殺土壌害虫剤、駆虫剤などの具体例を以下に示す。
(1)アセチルコリンエステラーゼ阻害剤:
(a)カーバメート系: アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メソミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMC、キシリルカルブ、フェノチオカルブ、MIPC、MPMC、MTMC、アルドキシカルブ、アリキシカルブ、アミノカルブ、ブフェンカルブ、クロエトカルブ、メタム・ナトリウム、プロメカルブ;
(b)有機リン系: アセフェート、アザメチホス、アジンホス-エチル、アジンホス-メチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホス-メチル、クマホス、シアノホス、デメトン-S-メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシアホス、イソフェンホス、イソカルボホス、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシジメトン-メチル、パラ
チオン、パラチオン-メチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス-メチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリンホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホン、バミドチオン;ブロモホス・エチル、BRP、カルボフェノチオン、シアノフェンホス、CYAP、デメトン-S-メチルスルホン、ジアリホス、ジクロフェンチオン、ジオキサベンゾホス、エトリムホス、フェンスルホチオン、フルピラゾホス、ホノホス、ホルモチオン、ホスメチラン、イサゾホス、ヨードフェンホス、メタクリホス、ピリミホス−エチル、ホスホカルブ、プロパホス、プロトエート、スルプロホス。
(2)GABA-作動性塩素イオンチャネルアンタゴニスト: アセトプロール、クロルデン、エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、ピラフルプロール、ピリプロール;カンフェクロル、ヘプタクロル、ジエノクロル。
(3)ナトリウムチャンネルモジュレーター: アクリナトリン、d-シス-トランス アレスリン、d-トランスアレスリン、ビフェントリン、ビオアレスリン、ビオアレスリンS-シクロペンチル異性体、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、シータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シフェノトリン[(1R)-トランス異性体]、デルタメトリン、エンペントリン[(EZ)-(1R)-異性体]、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ-フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、カデスリン、ペルメトリン、フェノトリン[(1R)-トランス異性体]、プラレトリン、ピレスラム、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルスリン、テトラメトリン[(1R)-異性体]、トラロメトリン、トランスフルトリン、アレスリン、ピレトリン、ピレトリンI、ピレトリンII、プロフルトリン、ジメフルトリン、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、トランスペルメトリン、フェンフルトリン、フェンピリトリン、フルブロシトリネート、フルフェンプロックス、メトフルトリン、プロトリフェンブト、ピレスメトリン、テラレトリン。
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト: アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、ニチアジン、チアクロプリド、チアメトキサム、スルフォキサフロール、ニコチン、フルピラジフロン。
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター: スピネトラム、スピノサド。
(6)クロライドチャンネル活性化剤: アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、レピメクチン、ミルベメクチン;イベルメクチン、セラメクチン、ドラメクチン、エプリノメクチン、モキシデクチン、ミルベマイシン、ミルベマイシンオキシム、ネマデクチン。
(7)幼若ホルモン様物質: ヒドロプレン、キノプレン、メソプレン、フェノキシカルブ、ピリプロキシフェン;ジオフェノラン、エポフェノナン、トリプレン。
(8)その他非特異的阻害剤: 臭化メチル、クロルピクリン、フッ化スルフリル、ホウ砂、吐酒石。
(9)同翅目選択的摂食阻害剤: フロニカミド、ピメトロジン、ピリフルキナゾン。
(10)ダニ類生育阻害剤: クロフェンテジン、ジフロビダジン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール。
(11)微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤: バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシ、バチルス・スファエリクス、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス、Bt作物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry1A.105、Cry2Ab、Vip3A、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34Ab1/Cry35Ab1。
(12)ミトコンドリアATP生合成酵素阻害剤: ジアフェンチウロン、アゾシクロチン、シヘキサチン、酸化フェンブタスズ、プロパルギット、テトラジホン。
(13)酸化的リン酸化脱共役剤: クロルフェナピル、スルフラミド、DNOC;ビナパクリル、ジノブトン、ジノカップ。
(14)ニコチン性アセチルコリン受容体チャンネルブロッカー: ベンスルタップ、カルタップ塩酸塩;ネライストキシン;チオスルタップ一ナトリウム塩、チオシクラム。
(15)キチン合成阻害剤: ビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、ブプロフェジン、フルアズロン。
(16)双翅目脱皮かく乱剤: シロマジン。
(17)脱皮ホルモン受容体アゴニスト: クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド。
(18)オクトパミン受容体アゴニスト: アミトラズ、デミジトラズ、クロルジメホルム。
(19)ミトコンドリア電子伝達系複合体III阻害剤: アセキノシル、フルアクリピリム、ヒドラメチルノン。
(20)ミトコンドリア電子伝達系複合体I阻害剤: フェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、ロテノン。
(21)電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー: インドキサカルブ、メタフルミゾン。
(22)アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤: スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト。
(23)ミトコンドリア電子伝達系複合体IV阻害剤: リン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィン、リン化亜鉛、シアニド。
(24)ミトコンドリア電子伝達系複合体II阻害剤: シエノピラフェン、シフルメトフェン、ピフルブミド。
(25)リアノジン受容体モジュレーター: クロラントラニリプロール、シアントラニプロール、フルベンジアミド、シクラニリプロール、テトラニリプロール。
(26)混合機能オキシダーゼ阻害剤化合物: ピペロニルブトキシド。
(27)ラトロフィリン受容体作用薬: デプシペプチド、環状デプシペプチド、24員環状デプシペプチド、エモデプシド。
(28)その他の剤(作用機構が未知): アザジラクチン、ベンゾキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオネート、クリオライト、ジコホル、ピリダリル、ベンクロチアズ、硫黄、アミドフルメット、1,3−ジクロロプロペン、DCIP、フェニソブロモレート、ベンゾメート、メタアルデヒド、クロルベンジレート、クロチアゾベン、ジシクラニル、フェノキサクリム、フェントリファニル、フルベンジミン、フルフェナジン、ゴシップルア、ジャポニルア、メトキサジアゾン、石油、オレイン酸カリウム、テトラスル、トリアラセン、アフィドピロペン(afidopyropen)、フロメトキン、フルフィプロル(flufiprole)、フルエンスルフォン、メペルフルスリン、テトラメチルフルスリン、トラロピリル、ジメフルスリン、メチルネオデカンアミド、フルララネル、アフォキソラネル、フルキサメタミド、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(CAS:943137-49-3)、ブロフラニリド、アシノピル、その他のメタジアミド類。
(29)駆虫剤:
(a)ベンズイミダゾール系: フェンベンダゾール、アルベンダゾール、トリクラベンダゾール、オキシベンダゾール、メベンダゾール、オクスフェンダゾール、パーベンダゾール、フルベンダゾール;フェバンテル、ネトビミン、チオファネート;チアベンダゾール、カンベンダゾール;
(b)サリチルアニリド系: クロサンテル、オキシクロザニド、ラフォキサニド、ニクロサミド;
(c)置換フェノール系: ニトロキシニル、ニトロスカネート;
(d)ピリミジン系: ピランテル、モランテル;
(e)イミダゾチアゾール系: レバミソール、テトラミソール;
(f)テトラヒドロピリミジン系: プラジカンテル、エプシプランテル;
(g)その他の駆虫薬: シクロジエン、リアニア、クロルスロン、メトロニダゾール、デミジトラズ;ピペラジン、ジエチルカルバマジン、ジクロロフェン、モネパンテル、トリベンジミジン、アミダンテル;チアセタルサミド、メロルサミン、アルセナマイド。
本発明の農園芸用殺菌剤と混用又は併用することができる、植物調節剤の具体例を以下に示す。
アブシジン酸、カイネチン、ベンジルアミノプリン、1,3−ジフェニルウレア、ホルクロルフェヌロン、チジアズロン、クロルフェヌロン、ジヒドロゼアチン、ジベレリンA、ジベレリンA4、ジベレリンA7、ジベレリンA3、1−メチルシクロプロパン、N−アセチルアミノエトキシビニルグリシン(別名:アビグリシン)、アミノオキシ酢酸、硝酸銀、塩化コバルト、IAA、4−CPA、クロプロップ、2,4−D、MCPB、インドール−3−酪酸、ジクロルプロップ、フェノチオール、1−ナフチルアセトアミド、エチクロゼート、クロキシホナック、マレイン酸ヒドラジド、2,3,5−トリヨード安息香酸、サリチル酸、サリチル酸メチル、(-)−ジャスモン酸、ジャスモン酸メチル、(+)−ストリゴール、(+)−デオキシストリゴール、(+)−オロバンコール、(+)−ソルゴラクトン、4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ酪酸;エテホン、クロルメコート、メピコートクロリド、ベンジルアデニン、5−アミノレブリン酸。
〔製剤処方〕
本発明の農園芸用殺菌剤は、剤形によって特に限定されない。たとえば、水和剤、乳剤、粉剤、粒剤、水溶剤、懸濁剤、顆粒水和剤、錠剤などの剤形を挙げることができる。製剤への調製方法は、特に制限されず、剤形に応じて公知の調製方法を採用することができる。
以下に、製剤実施例を若干示す。なお、以下に示す製剤処方は単なる例示であり、本発明の主旨に反しない範囲で修正することができ、本発明は以下の製剤実施例によって何ら制限されるものではない。「部」は特段の断りが無い限り「重量部」を意味する。
(製剤例1:水和剤)
本発明のチエノピリミジン化合物40部、珪藻土53部、高級アルコール硫酸エステル4部、及びアルキルナフタレンスルホン酸塩3部を均一に混合して微細に粉砕して、有効成分40%の水和剤を得る。
(製剤例2:乳剤)
本発明のチエノピリミジン化合物30部、キシレン33部、ジメチルホルムアミド30部、及びポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル7部を混合し溶解させて、有効成分30%の乳剤を得る。
(製剤例3:粒剤)
本発明のチエノピリミジン化合物5部、タルク40部、クレー38部、ベントナイト10部、及びアルキル硫酸ソーダ7部を均一に混合し、微細に粉砕し、その後、粒子直径0.5〜1.0mmに造粒して有効成分5%の粒剤を得る。
(製剤例4:粒剤)
本発明のチエノピリミジン化合物5部、クレー73部、ベントナイト20部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部、及びリン酸カリウム1部を均一に混合し、粉砕した。これに水を加えてよく練り合せ、その後、造粒し、乾燥させて、有効成分5%の粒剤を得る。
(製剤例5:懸濁剤)
本発明のチエノピリミジン化合物10部、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル4部、ポリカルボン酸ナトリウム塩2部、グリセリン10部、キサンタンガム0.2部、及び水73.8部を混合し、粒度が3ミクロン以下になるまで湿式粉砕し、有効成分10%の懸濁剤を得る。
(製剤例6:顆粒水和剤)
本発明のチエノピリミジン化合物40部、クレー36部、塩化カリウム10部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩1部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩8部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩のホルムアルデヒド縮合物5部を均一に混合して微細に粉砕後、適量の水を加えてから練り込んて粘土状にする。粘土状物を造粒し、次いで乾燥させて有効成分40%の顆粒水和剤を得る。
次に、合成実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の合成実施例によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
2-(6-cyano-1-(2-(2-cyanoethoxy)-2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)ethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-N-isopropyl-2-methylpropanamide(化合物番号2)の合成
(工程1)tert-butyl 2-(6-bromo-1-(2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)-2-oxoethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoateの合成
Figure 2020040947
tert-butyl 2-(6-bromo-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoate(1.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)に溶解させ、氷冷下、炭酸カリウム(0.55g)、2−ブロモ−5’−フルオロ−2’−メトキシアセトフェノン(0.75g)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的化合物1.30gを得た。収率92%
得られた目的物の1H−NMRを以下に示す。
H−NMR (CDCl,δppm):1.43(s,9H),1.77(s,6H),2.42(s,3H),4.00(s,3H),5.17(s,2H),6.98−7.02(m,1H),7.26−7.31(m,1H),7.60−7.63(m,1H).
(工程2)tert-butyl 2-(6-cyano-1-(2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)-2-oxoethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoateの合成
Figure 2020040947
tert-butyl 2-(6-bromo-1-(2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)-2-oxoethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoate(0.45g)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶解させ、シアン化亜鉛(0.13g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.10g)を加え、100℃にて4時間撹拌した。反応液を氷水に注加し、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的化合物0.34gを得た。収率84%
得られた目的物の1H−NMRを以下に示す。
H−NMR (CDCl,δppm):1.43(s,9H),1.77(s,6H),2.67(s,3H),4.02(s,3H),5.23(s,2H),7.00−7.04(m,1H),7.30−7.34(m,1H),7.61−7.64(m,1H).
(工程3)tert-butyl 2-(6-cyano-1-(2-(2-cyanoethoxy)-2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)ethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoateの合成
Figure 2020040947
tert-butyl 2-(6-cyano-1-(2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)-2-oxoethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoate(0.34g)をメタノール(2ml)、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解させ、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(0.04g)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を塩化メチレン(4ml)に溶解させ、アクリロニトリル(0.30g)とベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40%メタノール溶液)(0.15g)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的化合物0.18gを得た。収率48%
得られた目的物の1H−NMRを以下に示す。
H−NMR (CDCl,δppm):1.43(s,9H),1.76(s,6H),2.56−2.57(m、2H), 2.63(s,3H),3.49−3.69(m、2H),3.80(s,3H),4.06−4.09(m,2H),5.20−5.2
3(m, 1H)6.78−6.82(m,1H),6.98−7.01(m,1H),7.15−7.18(m,1H).
(工程4)2-(6-cyano-1-(2-(2-cyanoethoxy)-2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)ethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-N-isopropyl-2-methylpropanamideの合成
Figure 2020040947
tert-butyl 2-(6-cyano-1-(2-(2-cyanoethoxy)-2-(5-fluoro-2-methoxyphenyl)ethyl)-5-methyl-2,4-dioxo-1,4-dihydrothieno[2,3-d]pyrimidin-3(2H)-yl)-2-methylpropanoate(0.18g)を塩化メチレン(4ml)に溶解させ、トリフルオロ酢酸(0・30g)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮し、塩化メチレン(4ml)、イソプロピルアミン(0.05g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09g)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(0.26g)を加え室温にて2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的化合物0.10gを得た。収率57%
得られた目的物の1H−NMRを以下に示す。
H−NMR (CDCl,δppm):1.11−1.13(m,6H),1.78(s,6H),2.56−2.57(m、2H), 2.62(s,3H),3.40−3.43(m, 1H), 3.80−4.23(m, 7H)5.25−5.28(m, 1H),5.92−5.94(m, 1H)6.84−6.88(m,1H),7.02−7.04(m,1H),7.17−7.19(m,1H).
前記の実施例と同様の方法で製造した本発明化合物を、実施例1の化合物(化合物番号2)と共に表1に示す。表中には、化合物の性状を併せて示す。
Figure 2020040947
Figure 2020040947
Figure 2020040947
Figure 2020040947
化合物番号1及び15については、H−NMRデータを以下に示す。
化合物番号1:
H−NMR(CDCl,δppm):1.12(d,6H),1.80(s,6H),2.63(s,3H),4.02(s,3H),4.01−4.09(m, 1H)5.20(s,2H),5.30(d, 1H)7.00−7.04(m,1H),7.30−7.34(m,1H),7.61−7.64(m,1H)
化合物番号15:
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.19 (1H, dd, J= 8.4, 2.9 Hz), 7.05 (1H, td, J = 8.4, 2.9 Hz), 6.88 (1H, dd, J = 9.1, 4.1 Hz), 6.51 (1H, d, J = 5.4 Hz), 5.27 (1H, dd, J = 10.2, 3.4 Hz), 4.18-4.11 (1H, m), 4.07-3.95 (1H, m), 3.91 (3H, s), 3.85-3.80 (1H, m), 3.44-3.39 (1H, m), 3.37-3.36 (2H, m), 3.16 (2H, t, J = 7.9 Hz), 2.93 (3H, s), 2.65 (3H, s), 2.61-2.56 (2H, m), 2.09-2.02 (2H, m), 1.80 (6H, d, J= 5.9 Hz).
〔生物試験〕
本発明のチエノピリミジン化合物が、農園芸用殺菌剤の有効成分として有用であることを以下の試験例で示す。
(試験用乳剤の調製)
チエノピリミジン化合物5重量部、ジメチルホルムアミド93.5重量部、及びポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ツイン20)1.5重量部を混合し、溶解させて、有効成分5%の乳剤(I)を得た。
防除価は、下記の式により計算した。

防除価(%)=
100−{処理区における病斑面積率/無処理区における病斑面積率}×100
(試験例1)リンゴ黒星病防除試験
乳剤(I)にチエノピリミジン化合物濃度が125ppmになるように水を加え、溶解させて薬剤溶液を得た。続いて育苗用ポットで栽培したリンゴ幼苗(品種「王林」、3〜4葉期)に、前記薬剤溶液を散布した。風乾後、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分生胞子を接種した(処理区)。対照として、薬剤溶液を散布しなかったリンゴ幼苗に同様に接種した(無処理区)。それらを、明暗を12時間毎に繰り返す20℃の湿室に静置した。
接種から2週間経過した日にリンゴ幼苗の葉を目視観察して、病斑面積率を求め、防除価を算出した。
化合物番号1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、17、18及び19のチエノピリミジン化合物について、リンゴ黒星病防除試験を行った。いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
(試験例2)コムギうどんこ病防除試験
乳剤(I)にチエノピリミジン化合物濃度が125ppmになるように水を加え、溶解させて薬剤溶液を得た。続いて育苗用ポットで栽培したコムギ幼苗(品種「チホク」、1〜2葉期)に前記薬剤溶液を散布した。風乾後、コムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis f.sp.tritici)の分生胞子を振りかけて接種した(処理区)。対照として、薬剤溶液を散布しなかったコムギ幼苗に上記と同じ方法で接種した(無処理区)。それらを20℃の温室に静置した。
接種から6日間経過した日にコムギ幼苗の葉を目視観察して、病斑面積率を求め、防除価を算出した。
化合物番号1、2、7、8、11、13、14、15、16、18、19及び20のチエノピリミジン化合物について、コムギうどんこ病防除試験を行った。いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
(試験例3)コムギ赤さび病防除試験
乳剤(I)にチエノピリミジン化合物濃度が125ppmになるように水を加え、溶解させて薬剤溶液を得た。続いて育苗用ポットで栽培したコムギ幼苗(品種「農林61号」、1〜2葉期)に前記薬剤溶液を散布した。風乾後、薬剤溶液を散布したコムギ幼苗にコムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)の夏胞子をふり掛けて接種した(処理区)。対照として、薬剤溶液を散布しなかったコムギ幼苗に上記と同様にして接種した(無処理区)。それらを20℃の温室に静置した。
接種から12日間経過した日にコムギ苗の葉を目視観察して、病斑面積率を求め、防除価を算出した。
化合物番号2、4、13及び16のチエノピリミジン化合物について、コムギ赤さび病防除試験を行った。いずれの化合物も75%以上の防除価を示した。
本発明のチエノピリミジン化合物の中から無作為に選択したものが、上記のような効果を奏することから、本発明のチエノピリミジン化合物は、例示しきれなかった化合物を含め、殺菌効果を有し、植物体に薬害を生じることがなく、人畜魚類に対する毒性や環境への影響が少ない化合物であることが理解できる。

Claims (2)

  1. 式(I)で表される化合物又はその塩。
    Figure 2020040947
    (式(I)中、
    は、置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキル基である。
    は、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルキルアミノカルボニル基である。
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基、置換若しくは無置換のC2〜6アルケニルオキシ基、又はRとRが一緒になって成るオキソ基である。
    Xは、ハロゲノ基、又は置換若しくは無置換のC1〜6アルコキシ基である。
    nは、化学的に許容されるXの個数を示し、かつ0〜5のいずれかの整数であり、且つnが2以上のときXは互いに同じでも異なってもよい。)
  2. 請求項1に記載の化合物及びその塩からなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有する農園芸用殺菌剤。
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