JP2020040619A - 車両ルーフの温度制御構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、炎天下で車両を走行させている場合でも、高温のルーフパネルからの熱が継続して車室内に入り込むため、空調装置の負荷が大きく、エネルギー消費も大きい。
特許文献1には他の実施形態として、外気の代わりに、空調装置からの空気を、ダクトを介してAピラーに送り、Aピラーからルーフ空間に流す構造も開示されている。
上記ルーフパネルの前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間、または上記ルーフトリムの前端縁部には、フロントデフロスタからフロントガラスに沿って流れる空気を上記ルーフ空間へ導入する空気導入口が形成され、上記ルーフ空間には、上記ルーフ空間を流れる空気を車外に排出する空気排出路が連なっていることを特徴とする。
上記構成によれば、空気導入口を簡単に形成することができる。
上記構成によれば、フロントガラスに沿って流れてきた空気をより一層円滑に空気導入口に送り込むことができる。
上記構成によればルーフ空間を流れる空気を円滑に左右の空気排出路へと送ることができる。
上記ルーフ空間の車幅方向中央部に、上記主ガイド部材の前方において中央障害物が配置されている場合、上記中央障害物の前側には副ガイド部材が固定されており、この副ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の副ガイド面を有し、これら一対の副ガイド面により、上記中央障害物に向かう空気の流れが上記中央障害物の左右に分けられる。
上記構成によれば、ルーフ空間の温度制御が必要無い状況では弁を閉じてルーフ空間の空気の流通を停止させることにより、フロントデフロスタからの温度制御された空気が無駄に排出されるのを防ぎ、エネルギーの無駄を無くすことができる。
上記構成によれば、温度センサの温度に基づき、高精度に弁の開閉を行なうことができる。
左右一対のAピラー2間には、フロントガラス4(図3にのみ示す)が設置されている。図1に示すように、インストルメントパネルにはフロントガラス4の下縁に沿ってフロントデフロスタ5が設置されている。フロントデフロスタ5は、空調装置からの空気をフロントガラス4に向けて吹き出すようになっている。
上記構成は周知であるので、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、ルーフトリム20の前端縁20xは、ルーフパネル10の前端縁10xから前方にせり出し、フロントガラス4の上縁部の車室側の面と対向して配置されている。
炎天下で空調装置が停止した状態で停車していると、車両のルーフパネル10が太陽からの輻射熱で高温になり、その熱がルーフ空間30、ルーフトリム20を介して車室内に入り込むため、車室内も高温となる。
この状態で車両の運転を開始し空調装置を稼働させると、インストルメントパネルのレジスタから冷風が車室内に送られ車室内の冷房が開始される。これと同時に、フロントデフロスタ5からの冷却された空気がフロントガラス4に吹き付けられ、フロントガラス4に沿って上昇し、その上縁部からルーフ1の空気導入口35に入り、ルーフ空間30内を後方に流れてCピラー3の内部空間3xを通り、Cピラー3の下端開口から外部に排出される。
炎天下で車両を走行中でも、ルーフ空間30の熱を継続して逃がすことができるので、空調装置に大きな負荷をかけることなく、車室内を快適な温度に維持できる。
寒冷時に、フロントデフロスタ5からの加熱された空気をルーフ空間30に送ってもよい。この場合、車室内を比較的短時間で快適な温度まで上げることができる。
ルーフトリム20には上記ルーフ空間30内の空気の流れを阻害する障害物が設けられている。詳述すると、ルーフトリム20の車幅方向中央部には、前から後に向かって順に間隔をおいて、衝突回避システムの監視部21、ルームランプ装置22(中央障害物)、ハイマウント取付座23が装着されている。ルーフトリム20の前側の左右隅部にはサンバイザ取付座24が装着されている。さらに、ルーフトリム20の左右縁に沿って、前から後に向かって順に間隔をおいて、衝撃吸収パッド25,26(側部障害物),および衝撃吸収パッド27(他の障害物)が装着されている。
空気導入口35から導入された空気は、監視部21と左右の衝撃吸収パッド25間を通る。一方(右側)の衝撃吸収パッド25の前面には、平面形状が3角形をなすガイド部材41が、その頂点を前方に向けて固定されている。ガイド部材41は後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対のガイド面41aを有している。このガイド部材41により、右側の衝撃パッド25と監視部21との間を空気が円滑に流れる。なお、本実施形態では設計の都合上、左側の衝撃吸収パッド25にガイド部材41を設けていないが、設計上許容されるのであれば左側の衝撃吸収パッド25にもガイド部材41を設けてもよい。
温度センサ51は、ルーフ空間30に設置してもよい。
温度センサ51を用いずに、乗員による操作信号に応答して弁50を開閉してもよい。
空気排出路は、リアピラーとしてのDピラーの内部空間でも良いし、リアクオータの内部空間でもよい。リアピラーに加えて、又はリアピラーの代わりにセンターピラーの内部空間を空気排出路として提供してもよい。
ドアの内部空間を空気排出路として提供してもよい。
ルーフトリムが2重に設けられていてルーフ空間が2つの空間部に分割されている場合には、上側のルーフトリムとルーフパネルとの間の空間部に空気を流してもよいし、車室に臨む下側のルーフトリムと上側のルーフトリムとの間の空間部に空気を流してもよい。
3 Cピラー(リアピラー)
3x Cピラーの内部空間(空気排出路)
4 フロントガラス
5 フロントデフロスタ
10 ルーフパネル
10x ルーフパネルの前端縁
20 ルーフトリム
20x ルーフトリムの前端縁
22 ルームランプ装置(中央障害物)
25,26 衝撃吸収パッド(側部障害物)
27 衝撃吸収パッド(他の障害物)
30 ルーフ空間
35 空気導入口
42 ガイド板(側部ガイド板)
43 ガイド部材(副ガイド部材)
43a ガイド面(副ガイド面)
44 ガイド板(中央ガイド板)
45 ガイド部材(主ガイド部材)
45a ガイド面(主ガイド面)
46 ガイド部材(補助ガイド部材)
46a ガイド面(補助ガイド面)
Claims (12)
- ルーフパネルと車室に臨むルーフトリムとの間に形成されたルーフ空間の温度を制御する車両ルーフの温度制御構造において、
上記ルーフパネルの前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間、または上記ルーフトリムの前端縁部には、フロントデフロスタからフロントガラスに沿って流れる空気を上記ルーフ空間へ導入する空気導入口が形成され、
上記ルーフ空間には、上記ルーフ空間を流れる空気を車外に排出する空気排出路が連なっていることを特徴とする車両ルーフの温度制御構造。 - 上記空気導入口は、上記ルーフパネル前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間の隙間により形成され、車幅方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフトリムの前端縁が、上記ルーフパネルの前端縁より前方にせり出し、上記フロントガラスの室内側の面と対向していることを特徴とする請求項2に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記空気排出路が左右に対をなして配置されており、これら空気排出路が上記ルーフ空間の左右に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 左右一対のリアピラーまたは左右一対のリアクオータの内部空間が、上記対をなす空気排出路として提供されることを特徴とする請求項4に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフ空間の車幅方向中央部には、主ガイド部材が配置されており、この主ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の主ガイド面を有し、これら一対の主ガイド面により、上記ルーフ空間を流れる空気が左右に分かれて上記対をなす空気排出路に向かうことを特徴とする請求項4または5に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフ空間の車幅方向中央部には、上記主ガイド部材の前方において中央障害物が配置され、上記中央障害物の前側には副ガイド部材が固定されており、この副ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の副ガイド面を有し、これら一対の副ガイド面により、上記中央障害物に向かう空気の流れが上記中央障害物の左右に分けられることを特徴とする請求項6に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記中央障害物の左右には上記中央障害物から後方に延びる一対の中央ガイド板が固定されており、これら一対の中央ガイド板により上記中央障害物の後方に空気が回り込むのを抑制することを特徴とする請求項7に記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフ空間には、その左右縁部の少なくともいずれか一方において前後方向に離間した側部障害物が配置され、前方の側部障害物の車幅方向中央側には、当該前方の側部障害物から後方に延びる側部ガイド板が固定されており、この側部ガイド板により、前後の側部障害物間への空気の流入が抑制されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフ空間には、上記空気排出路の近傍において他の障害物が配置され、上記他の障害物の前側には補助ガイド部材が固定されており、この補助ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の補助ガイド面を有し、これら一対の補助ガイド面により、上記他の障害物に向かう空気の流れが上記他の障害物の左右に分けられることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記空気排出路、上記ルーフ空間における上記空気排出路との接続部、上記空気導入口のいずれかには、上記ルーフ空間における空気の流通を制御する弁が設置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
- 上記ルーフ空間または上記空気排出路には温度センサが設置されており、上記弁は上記温度センサの検出温度に基づいて開閉されることを特徴とする請求項11に記載の車両ルーフの温度制御構造。
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