JP2020040619A - 車両ルーフの温度制御構造 - Google Patents

車両ルーフの温度制御構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造コストの増大を回避しつつ、効率良くルーフ空間の温度制御ができるようにする。【解決手段】ルーフ1は、ルーフパネル10とルーフトリム20との間にルーフ空間30を有している。ルーフパネル10の前端縁10xとルーフトリム20の前端縁20xとの間には、フロントデフロスタ5からフロントガラス4に沿って流れる空気をルーフ空間30へ導入する空気導入口35が形成されている。ルーフ空間30の後部にはCピラー3の内部空間3x(空気排出路)が連なっている。空気導入口35から導入された空気を、ルーフ空間30に流し、内部空間3xから車外に排出することにより、例えばルーフ空間30の熱気を車外に逃がし、ルーフ空間30を冷却する。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のルーフ空間の温度を制御する構造に関する。
炎天下で空調装置が停止した状態で停車していると、車両のルーフパネルが太陽からの輻射熱で高温になり、その熱がルーフトリムを介して車室内に入り込むため、車室内も高温となる。この状態で車両の運転を開始し空調装置を稼働させても、しばらくの間車室内が高温のまま維持され、乗員に不快感を与える。また、空調装置の負荷が大きく、エネルギー消費も大きい。
また、炎天下で車両を走行させている場合でも、高温のルーフパネルからの熱が継続して車室内に入り込むため、空調装置の負荷が大きく、エネルギー消費も大きい。
特許文献1に開示された車両ルーフの温度制御構造では、車両のボンネットに形成された外気取入口から外気を取り込み、この外気を、左右のダクトおよびAピラーの内部空間を経てルーフ空間に流し、リアクオータの内部空間を経て排出している。このルーフ空間を流れる空気により、ルーフ空間の熱を車外に排出するとともに、ルーフパネルの熱を奪って車外に排出する。
特許文献1には他の実施形態として、外気の代わりに、空調装置からの空気を、ダクトを介してAピラーに送り、Aピラーからルーフ空間に流す構造も開示されている。
実開昭54−21324号公報
特許文献1では、外気取入口または空調装置からAピラーへ空気を送り込むためのダクトを必要とし、車両前部の構造を複雑にして製造コストの増大を招く。また、空気をダクトおよびAピラーを介してルーフ空間に送り込むので、空気の流れが円滑ではなく、効率良くルーフ空間の熱を排出することができない。また、カーテンエアバック搭載車両では、エアバックによりAピラーの内部空間が塞がれており、Aピラーを経由して空気を送り込むことができない。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ルーフパネルと車室に臨むルーフトリムとの間に形成されたルーフ空間の温度を制御する車両ルーフの温度制御構造において、
上記ルーフパネルの前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間、または上記ルーフトリムの前端縁部には、フロントデフロスタからフロントガラスに沿って流れる空気を上記ルーフ空間へ導入する空気導入口が形成され、上記ルーフ空間には、上記ルーフ空間を流れる空気を車外に排出する空気排出路が連なっていることを特徴とする。
上記構成によれば、ルーフ空間を流れる空気により、ルーフ空間内の熱気または冷気を排出することができ、車室内を効率良く温度制御することができる。また、フロントデフロスタからの空気をフロントガラスに沿ってルーフの空気導入口に円滑に導くことができ、効率良くルーフ空間の空気を排出することができる。また、ルーフ空間へ空気を導くためのダクト等の追加部品を必要とせず、製造コストの増大を抑制できる。
好ましくは、上記空気導入口は、上記ルーフパネル前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間の隙間により形成され、車幅方向に延びている。
上記構成によれば、空気導入口を簡単に形成することができる。
好ましくは、上記ルーフトリムの前端縁が、上記ルーフパネルの前端縁より前方にせり出し、上記フロントガラスの室内側の面と対向している。
上記構成によれば、フロントガラスに沿って流れてきた空気をより一層円滑に空気導入口に送り込むことができる。
好ましくは、上記空気排出路が左右に対をなして配置されており、これら空気排出路が上記ルーフ空間の左右に接続されている。より具体的には、左右一対のリアピラーまたは左右一対のリアクオータの内部空間が、上記対をなす空気排出路として提供される。
好ましくは、上記ルーフ空間の車幅方向中央部には、主ガイド部材が配置されており、この主ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の主ガイド面を有し、これら一対の主ガイド面により、上記ルーフ空間を流れる空気が左右に分かれて上記対をなす空気排出路に向かう。
上記構成によればルーフ空間を流れる空気を円滑に左右の空気排出路へと送ることができる。
好ましくは、ルーフ空間に障害物がある場合に、空気の流通を円滑にするためのガイド手段を設ける。以下、具体的態様を説明する。
上記ルーフ空間の車幅方向中央部に、上記主ガイド部材の前方において中央障害物が配置されている場合、上記中央障害物の前側には副ガイド部材が固定されており、この副ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の副ガイド面を有し、これら一対の副ガイド面により、上記中央障害物に向かう空気の流れが上記中央障害物の左右に分けられる。
上記中央障害物の左右には上記中央障害物から後方に延びる一対の中央ガイド板が固定されており、これら一対の中央ガイド板により上記中央障害物の後方に空気が回り込むのを抑制する。
上記ルーフ空間に、その左右縁部の少なくともいずれか一方において前後方向に離間した側部障害物が配置されている場合、前方の側部障害物の車幅方向中央側には、当該前方の側部障害物から後方に延びる側部ガイド板が固定されており、この側部ガイド板により、前後の側部障害物間への空気の流入が抑制される。
上記ルーフ空間に、上記空気排出路の近傍において他の障害物が配置されている場合、上記他の障害物の前側には補助ガイド部材が固定されており、この補助ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の補助ガイド面を有し、これら一対の補助ガイド面により、上記他の障害物に向かう空気の流れが上記他の障害物の左右に分けられる。
好ましくは、上記空気排出路、上記ルーフ空間における上記空気排出路との接続部、上記空気導入口のいずれかには、上記ルーフ空間における空気の流通を制御する弁が設置されている。
上記構成によれば、ルーフ空間の温度制御が必要無い状況では弁を閉じてルーフ空間の空気の流通を停止させることにより、フロントデフロスタからの温度制御された空気が無駄に排出されるのを防ぎ、エネルギーの無駄を無くすことができる。
より好ましくは、上記ルーフ空間または上記空気排出路には温度センサが設置されており、上記弁は上記温度センサの検出温度に基づいて開閉される。
上記構成によれば、温度センサの温度に基づき、高精度に弁の開閉を行なうことができる。
本発明によれば、製造コストの増大を招かずに、効率良くルーフ空間の温度制御を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る車両ルーフの温度制御構造を、車両前方から見た正面図であり、フロントデフロスタを概略的に示す。 同車両ルーフの温度制御構造で用いられるルーフトリムの平面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 同車両ルーフの温度制御構造で用いられるCピラーを、車幅方向に延びる面に沿って切断した縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両ルーフの温度制御構造について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、車両のルーフ1は、金属製のルーフパネルと10と、ルーフパネル10の下側に配置されて車室に臨む樹脂製のルーフトリム20とを備えている。図3に示すように、ルーフパネル10とルーフトリム20との間には、略ルーフ1全体に広がる扁平なルーフ空間30が形成されている。
ルーフ1は、それぞれ左右一対をなすAピラー2(フロントピラー;図1においてピラートリムのみ示す)、Bピラー(センターピラー;図示せず)およびCピラー3(リアピラー;図4参照)により支持されている。
左右一対のAピラー2間には、フロントガラス4(図3にのみ示す)が設置されている。図1に示すように、インストルメントパネルにはフロントガラス4の下縁に沿ってフロントデフロスタ5が設置されている。フロントデフロスタ5は、空調装置からの空気をフロントガラス4に向けて吹き出すようになっている。
上記構成は周知であるので、詳細な説明を省略する。
図1、図3に示すように、本実施形態のルーフ1は、その前端縁に上記ルーフ空間30に連なる空気導入口35を有している。詳述すると、ルーフトリム20の前端縁20xは、車幅方向の略全長にわたってルーフパネル10の前端縁10xから離間しており、これにより、車幅方向に延びる狭い隙間が形成され、この隙間が空気導入口35として提供されている。
図3に示すように、ルーフトリム20の前端縁20xは、ルーフパネル10の前端縁10xから前方にせり出し、フロントガラス4の上縁部の車室側の面と対向して配置されている。
ルーフ1は、その左右縁においてそれぞれ前後方向に離れてA〜Cピラーのためのピラー接続部を有している。図2に示すように、ルーフトリム20の左右縁には、これらピラー接続部に対応して、A〜Cピラーのためのピラートリム接続部20a,20b、20cが形成されている。
Cピラー3は、ピラーパネル3aとピラートリム3bを備え、これらピラーパネル3aとピラートリム3bの間の内部空間3xが、後述する空気排出路として提供される。内部空間3xの上端は、ルーフ空間20の後端縁の左右角部(ルーフトリム20のピラートリム接続部20cに対応する位置)に連なっている。内部空間3xの下端には外気に連なる開口(図示せず)が形成されている。
本実施形態の基本構成は、上述した通りであり、以下にその作用を説明する。
炎天下で空調装置が停止した状態で停車していると、車両のルーフパネル10が太陽からの輻射熱で高温になり、その熱がルーフ空間30、ルーフトリム20を介して車室内に入り込むため、車室内も高温となる。
この状態で車両の運転を開始し空調装置を稼働させると、インストルメントパネルのレジスタから冷風が車室内に送られ車室内の冷房が開始される。これと同時に、フロントデフロスタ5からの冷却された空気がフロントガラス4に吹き付けられ、フロントガラス4に沿って上昇し、その上縁部からルーフ1の空気導入口35に入り、ルーフ空間30内を後方に流れてCピラー3の内部空間3xを通り、Cピラー3の下端開口から外部に排出される。
上記のようにルーフ空間30を流れる空気により、ルーフ空間30に溜まった高温の空気が押し出されるとともに、ルーフ空間30内が冷却され、同時に、ルーフパネル10の熱も奪われる。その結果、天井からの熱が車室に入り込むのを抑制でき、比較的短時間で車室内を快適な温度にすることができる。また、空調装置の負荷を軽減でき、エネルギーの損失も抑えられる。
炎天下で車両を走行中でも、ルーフ空間30の熱を継続して逃がすことができるので、空調装置に大きな負荷をかけることなく、車室内を快適な温度に維持できる。
なお、フロントデフロスタ5から冷却されていない空気をルーフ空間30に送ることもできる。この場合、エネルギーを節約しながらルーフ空間30の冷却を行なうことができる。
寒冷時に、フロントデフロスタ5からの加熱された空気をルーフ空間30に送ってもよい。この場合、車室内を比較的短時間で快適な温度まで上げることができる。
本実施形態では、フロントデフロスタ5からフロントガラス4に沿って流れてくる空気を、そのままルーフ空間30に導入するので、空気の流れを大きく変更せずに済み、円滑にルーフ空間30に導入することができる。また、特別な空気ダクト等の設備を必要とせず、製造コストの増大を回避できる。
図3に示すように、ルーフトリム20の前端縁20xがルーフパネル10の前端縁10xからせり出し、フロントガラス4の上縁部に対向しているので、フロントガラス4に沿って流れてくる空気は、より一層円滑に空気導入口35に入ることができる。
次に、本実施形態の付加的な特徴について説明する。
ルーフトリム20には上記ルーフ空間30内の空気の流れを阻害する障害物が設けられている。詳述すると、ルーフトリム20の車幅方向中央部には、前から後に向かって順に間隔をおいて、衝突回避システムの監視部21、ルームランプ装置22(中央障害物)、ハイマウント取付座23が装着されている。ルーフトリム20の前側の左右隅部にはサンバイザ取付座24が装着されている。さらに、ルーフトリム20の左右縁に沿って、前から後に向かって順に間隔をおいて、衝撃吸収パッド25,26(側部障害物),および衝撃吸収パッド27(他の障害物)が装着されている。
上記障害物により、空気導入口35から導入された空気は、ルーフ空間30において2つの主たる流路を通る。すなわち、中央の監視部21、ルームランプ装置22、ハイマウント取付座23と、左右の衝撃吸収パッド25,26,27との間の流路である。
本実施形態では、上記左右2つの主たる通路を円滑に空気が流れるように、種々の形態のガイド手段が配置されている。以下、空気の流れに沿って順に説明する。
空気導入口35から導入された空気は、監視部21と左右の衝撃吸収パッド25間を通る。一方(右側)の衝撃吸収パッド25の前面には、平面形状が3角形をなすガイド部材41が、その頂点を前方に向けて固定されている。ガイド部材41は後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対のガイド面41aを有している。このガイド部材41により、右側の衝撃パッド25と監視部21との間を空気が円滑に流れる。なお、本実施形態では設計の都合上、左側の衝撃吸収パッド25にガイド部材41を設けていないが、設計上許容されるのであれば左側の衝撃吸収パッド25にもガイド部材41を設けてもよい。
左右の衝撃吸収パッド25の車幅方向中央側には、ガイド板42(側部ガイド板)が固定されている。このガイド板42は衝撃吸収パッド25,26間を塞ぐように衝撃吸収パッド25から後方に延びるとともに中央に向かって湾曲している。これらガイド板42により主たる流路を流れる空気が衝撃吸収パッド25,26間に入り込んで乱流を生じるのを回避し、空気の流れを円滑にすることができる。
ルームランプ装置22の前面には、平面三角形状のガイド部材43(副ガイド部材)がその頂点を前方に向けて固定されている。ガイド部材43は後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対のガイド面43a(副ガイド面)を有している。このガイド部材43は、左右の主たる流路から監視部21とルームランプ装置22の間に流れ込んだ空気を、左右の主たる流路に円滑に戻すことができる。
ルームランプ装置22の左右には、ガイド板44(中央ガイド板)が固定されている。これらガイド板44はルームランプ装置22の後方に延びるとともに、若干中央から離れる方向に湾曲している。これらガイド板44は、ルームランプ装置22の左右を通り過ぎる空気が後方に回りこんで渦流を生じるのを抑制することができる。
ハイマウント取付座23の前面には、平面3角形をなすガイド部材45(主ガイド部材)が、その頂点を前方に向けて固定されている。ガイド部材45は後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対のガイド面45a(主ガイド面)を有している。このガイド部材45は、左右の主たる流路を流れてきた空気の向きを変えて左右のCピラー3の内部空間3xに向かわせるとともに、ルームランプ装置22とハイマウント取付座23との間を中央寄りに流れてきた空気を2つに分けてCピラー3の内部空間3xに向かわせる。
左右の衝撃吸収パッド27は、Cピラー3の近傍に配置されており、その前面には、平面3角形をなすガイド部材46(補助ガイド部材)が、その頂点を前方に向けて固定されている。ガイド部材46は後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対のガイド面46a(補助ガイド面)を有している。このガイド部材46は、主たる流路を通ってCピラー3に向かう空気を2つに分けて、衝撃吸収パッド27に直接当たる場合に生じる乱流を抑制し、円滑に空気をCピラー3に向かわせることができる。
左右の衝撃吸収パッド27の後端縁の中央から離れた角部には、ガイド板47が固定されている。このガイド板47は後方に延びており、ガイド部材46により分離された外側を流れる空気が衝撃吸収パッド27の後に回り込んで渦流を生じるのを抑制し、ピラー接続部20cへと円滑に流すことができる。
図4に示すように、Cピラーの内部空間3x(空気排出路)の例えば下端開口に弁50を設けてもよい。この弁50は、内部空間3xに配置された温度センサ51の検出温度に基づき、車両に設置されたコントローラ(図示しない)により、開閉制御される。例えば、検出温度が所定温度範囲にある時には、弁50が閉じられ、ルーフ空間30内の空気の流れが停止される。このことにより、フロントデフロスタ5からの冷気や暖気を全て車室内に供給することができ、エネルギーの無駄を無くすことができる。
上記弁50は、内部空間3xの任意の位置や、ルーフ空間30において内部空間3xとの接続部に設置してもよいし、空位導入口35に設置してもよい。
温度センサ51は、ルーフ空間30に設置してもよい。
温度センサ51を用いずに、乗員による操作信号に応答して弁50を開閉してもよい。
本発明は上記実施形態に制約されず、さらに種々の態様が可能である。
空気排出路は、リアピラーとしてのDピラーの内部空間でも良いし、リアクオータの内部空間でもよい。リアピラーに加えて、又はリアピラーの代わりにセンターピラーの内部空間を空気排出路として提供してもよい。
ドアの内部空間を空気排出路として提供してもよい。
ルーフトリムの前端縁部をルーフパネルに向けて立ち上げるように形成し、この前端縁部に車幅方向に間隔をおいて複数の空気導入口を形成するか、または車幅方向に細長い空気導入口を形成してもよい。
ルーフトリムが2重に設けられていてルーフ空間が2つの空間部に分割されている場合には、上側のルーフトリムとルーフパネルとの間の空間部に空気を流してもよいし、車室に臨む下側のルーフトリムと上側のルーフトリムとの間の空間部に空気を流してもよい。
本発明は、車両ルーフを温度制御する構造に適用できる。
1 車両ルーフ
3 Cピラー(リアピラー)
3x Cピラーの内部空間(空気排出路)
4 フロントガラス
5 フロントデフロスタ
10 ルーフパネル
10x ルーフパネルの前端縁
20 ルーフトリム
20x ルーフトリムの前端縁
22 ルームランプ装置(中央障害物)
25,26 衝撃吸収パッド(側部障害物)
27 衝撃吸収パッド(他の障害物)
30 ルーフ空間
35 空気導入口
42 ガイド板(側部ガイド板)
43 ガイド部材(副ガイド部材)
43a ガイド面(副ガイド面)
44 ガイド板(中央ガイド板)
45 ガイド部材(主ガイド部材)
45a ガイド面(主ガイド面)
46 ガイド部材(補助ガイド部材)
46a ガイド面(補助ガイド面)

Claims (12)

  1. ルーフパネルと車室に臨むルーフトリムとの間に形成されたルーフ空間の温度を制御する車両ルーフの温度制御構造において、
    上記ルーフパネルの前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間、または上記ルーフトリムの前端縁部には、フロントデフロスタからフロントガラスに沿って流れる空気を上記ルーフ空間へ導入する空気導入口が形成され、
    上記ルーフ空間には、上記ルーフ空間を流れる空気を車外に排出する空気排出路が連なっていることを特徴とする車両ルーフの温度制御構造。
  2. 上記空気導入口は、上記ルーフパネル前端縁と上記ルーフトリムの前端縁との間の隙間により形成され、車幅方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  3. 上記ルーフトリムの前端縁が、上記ルーフパネルの前端縁より前方にせり出し、上記フロントガラスの室内側の面と対向していることを特徴とする請求項2に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  4. 上記空気排出路が左右に対をなして配置されており、これら空気排出路が上記ルーフ空間の左右に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
  5. 左右一対のリアピラーまたは左右一対のリアクオータの内部空間が、上記対をなす空気排出路として提供されることを特徴とする請求項4に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  6. 上記ルーフ空間の車幅方向中央部には、主ガイド部材が配置されており、この主ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の主ガイド面を有し、これら一対の主ガイド面により、上記ルーフ空間を流れる空気が左右に分かれて上記対をなす空気排出路に向かうことを特徴とする請求項4または5に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  7. 上記ルーフ空間の車幅方向中央部には、上記主ガイド部材の前方において中央障害物が配置され、上記中央障害物の前側には副ガイド部材が固定されており、この副ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の副ガイド面を有し、これら一対の副ガイド面により、上記中央障害物に向かう空気の流れが上記中央障害物の左右に分けられることを特徴とする請求項6に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  8. 上記中央障害物の左右には上記中央障害物から後方に延びる一対の中央ガイド板が固定されており、これら一対の中央ガイド板により上記中央障害物の後方に空気が回り込むのを抑制することを特徴とする請求項7に記載の車両ルーフの温度制御構造。
  9. 上記ルーフ空間には、その左右縁部の少なくともいずれか一方において前後方向に離間した側部障害物が配置され、前方の側部障害物の車幅方向中央側には、当該前方の側部障害物から後方に延びる側部ガイド板が固定されており、この側部ガイド板により、前後の側部障害物間への空気の流入が抑制されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
  10. 上記ルーフ空間には、上記空気排出路の近傍において他の障害物が配置され、上記他の障害物の前側には補助ガイド部材が固定されており、この補助ガイド部材は、後方に向かって互いの間隔が広がる左右一対の補助ガイド面を有し、これら一対の補助ガイド面により、上記他の障害物に向かう空気の流れが上記他の障害物の左右に分けられることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
  11. 上記空気排出路、上記ルーフ空間における上記空気排出路との接続部、上記空気導入口のいずれかには、上記ルーフ空間における空気の流通を制御する弁が設置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車両ルーフの温度制御構造。
  12. 上記ルーフ空間または上記空気排出路には温度センサが設置されており、上記弁は上記温度センサの検出温度に基づいて開閉されることを特徴とする請求項11に記載の車両ルーフの温度制御構造。
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