JP2020038809A - ヒータ装置 - Google Patents

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立志 土門
公威 石川
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Hideki Seki
秀樹 関
田中 祐介
Yusuke Tanaka
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Abstract

【課題】突入電流の抑制で生じた熱を有効利用可能なヒータ装置を提供する。【解決手段】ヒータ装置は、熱を提供するメインヒータ31と、メインヒータ31と直列に接続され、メインヒータ31とともに熱を提供するサブヒータ32とを備えている。ヒータ装置は、メインヒータ31とサブヒータ32とに通電するための直列回路21と、サブヒータ32を介さずにメインヒータ31に通電するためのバイパス回路26とバイパス回路26に通電するか否かを切り替える回路切り替え装置27とを備えている。ヒータ装置は、通電開始時にメインヒータ31とサブヒータ32とに通電し、その後にサブヒータ32を介さずにメインヒータ31への通電を行うように回路切り替え装置27を制御するヒータ制御装置を備えている。このため、突入電流の抑制で生じた熱を有効利用可能なヒータ装置を得ることができる。【選択図】図2

Description

この明細書における開示は、ヒータ装置に関する。
特許文献1は、パワーサーミスタ等の突入電流抑制素子を用いた突入電流防止回路を開示している。開閉器が閉じられた瞬間における突入電流を突入電流抑制素子によって抑制するとともに、開閉器が閉じられてから所定の時間が経過した後に、突入電流抑制素子の両端を短絡させる短絡手段を備えている。これにより、突入電流を抑制するとともに、定常状態においては、突入電流抑制素子による損失をなくして、無駄な発熱を防止している。従来技術として挙げられた先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2001−22453号公報
従来技術の構成では、パワーサーミスタ等の突入電流抑制素子を用いて突入電流を抑制している。このため、パワーサーミスタに流れた電流は、パワーサーミスタを発熱させるエネルギーとして処理され、少なくともパワーサーミスタに電流が流れている間においては、無駄な発熱が発生していた。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、ヒータ装置にはさらなる改良が求められている。
開示される1つの目的は、突入電流の抑制で生じた熱を有効利用可能なヒータ装置を提供することにある。
ここに開示されたヒータ装置は、熱を提供するメインヒータ(31)と、メインヒータと直列に接続され、メインヒータとともに熱を提供するサブヒータ(32)と、メインヒータとサブヒータとに通電するための直列回路(21)と、サブヒータを介さずにメインヒータに通電するためのバイパス回路(26)と、バイパス回路に通電するか否かを切り替える回路切り替え装置(27)と、通電開始時にメインヒータとサブヒータとに通電し、その後にサブヒータを介さずにメインヒータへの通電を行うように回路切り替え装置を制御するヒータ制御装置(50)とを備えている。
開示されたヒータ装置は、メインヒータと直列に接続され、メインヒータとともに熱を提供するサブヒータを備えている。さらに、ヒータ装置は、通電開始時にメインヒータとサブヒータとに通電し、その後にサブヒータを介さずにメインヒータへの通電を行うように回路切り替え装置を制御するヒータ制御装置を備えている。このため、直列に並んでいるメインヒータとサブヒータとを合成した大きな抵抗値を用いることで、過大な突入電流が発生することを抑制することができる。したがって、過大な突入電流による不具合の発生を抑制するとともに、突入電流を抑制する際に生じた熱をメインヒータ及びサブヒータの出力とすることができる。言い換えると、突入電流の抑制で生じた熱を捨てるのではなく、対象への加熱に有効利用可能なヒータ装置を提供できる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
ヒータ装置を示す車両の断面図である。 ヒータ装置の回路図である。 ヒータユニットの分解斜視図である。 ヒータユニットの平面図である。 ヒータ装置の制御システムの構成を示すブロック図である。 ヒータ制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるヒータユニットの平面図である。 図7のVIII−VIII線における断面図である。 第3実施形態におけるヒータ制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1において、ヒータ装置1は、輻射される熱を利用して対象を暖める加熱装置である。ヒータ装置1は、道路走行車両、船舶、航空機などの移動体の室内に設置されている。ヒータ装置1は、住宅、事業所などの室内に設けてもよい。ヒータ装置1は、室内を少なくとも暖房する空調装置10の一部を構成している。ヒータ装置1は、移動体に搭載された電池、発電機などの電源から給電されて発熱する電気的な加熱装置である。ヒータ装置1は、熱源として機能するヒータユニット30を備えている。ヒータユニット30は、薄い板状に形成されている。ヒータユニット30は、電力が供給されると発熱する。ヒータユニット30は、その表面と垂直な方向に位置付けられた対象物を暖めるために、主としてその表面と垂直な方向へ向けて輻射熱Rを放射する。ただし、ヒータユニット30の熱は、輻射熱R以外にも流体である空気を熱媒体として周囲に伝達される。
移動体の室内には、乗員12が着座するための座席11が設置されている。ヒータユニット30は、乗員12の足元に輻射熱Rを放射するように室内に設置されている。ヒータユニット30は、空調装置10の起動直後において、乗員12に対して即効的に暖かさを提供するための加熱装置として利用することができる。ヒータユニット30は、室内の壁面に設置されている。ヒータ装置1は、想定される通常の姿勢の乗員12に対向するように設置されている。例えば、道路走行車両は、ハンドル14を支持するためのステアリングコラム13を有している。ヒータユニット30は、ステアリングコラム13の下面に設置することができる。
ヒータユニット30は、その表面が室内に向けて露出するように設置されている。ヒータユニット30は、乗員12がヒータユニット30の表面に直接に触れることを阻止するためのカバー部材を有することなく、実質的に室内に露出している。ヒータ装置1は、金網などのプロテクタ、または内装材料としての布地を、室内側に有して乗員12がヒータユニット30の表面に直接触れることができないように構成されていてもよい。
ヒータユニット30は、ヒータ制御装置(ECU)50によって制御される。ヒータ制御装置50は、ヒータユニット30への通電の有無、および通電中における電力量を制御する。
図2において、ヒータ装置1は、ヒータ電源22とメインヒータ31とサブヒータ32とを備えている。ヒータ装置1は、ヒータ電源22とメインヒータ31とサブヒータ32とを接続しているヒータ回路20を備えている。ヒータ回路20は、ヒータ電源22に対してメインヒータ31とサブヒータ32とを直列に接続する直列回路21を備えている。サブヒータ32の抵抗値は、メインヒータ31の抵抗値よりも小さい。このため、直列回路21に電流が流れている状態においては、サブヒータ32による出力がメインヒータ31による出力よりも小さな出力となる。
ヒータ回路20は、サブヒータ32に電流を流さないようにバイパスするバイパス回路26を備えている。バイパス回路26は、回路切り替え装置27を備えている。回路切り替え装置27は、バイパス回路26の短絡と開放とを切り替えることで、バイパス回路26に電流を流すか否かを切り替えるスイッチ装置である。
図2において、回路切り替え装置27は、開放されている。回路切り替え装置27が開放された状態は、バイパス回路26に電流が流れないバイパス回路26のオフ状態である。バイパス回路26のオフ状態においては、直列に並んだメインヒータ31とサブヒータ32との両方に電流が流れることとなる。すなわち、メインヒータ31の抵抗値とサブヒータ32の抵抗値との合計値がヒータユニット30全体の抵抗値となる。
一方、回路切り替え装置27が短絡した状態は、バイパス回路26に電流が流れるバイパス回路26のオン状態である。バイパス回路26のオン状態においては、メインヒータ31のみに電流が流れ、サブヒータ32には電流が流れないこととなる。すなわち、メインヒータ31の抵抗値がヒータユニット30全体の抵抗値となる。このため、バイパス回路26のオン状態においては、ヒータユニット30における抵抗値がバイパス回路26のオフ状態に比べて小さく、ヒータ回路20を流れる電流がバイパス回路26のオフ状態に比べて大きい状態である。
図3において、メインヒータ31とサブヒータ32と伝熱板35とは、1つのヒータユニット30を構成している。ヒータユニット30は、メインヒータ31とサブヒータ32との2つの熱源を用いて加熱を行う加熱装置である。ヒータユニット30は、温度の上昇する部分が面状に構成されている面状ヒータである。ヒータユニット30は、熱伝導率の高い金属製の伝熱板35に対してメインヒータ31とサブヒータ32とが貼り付けられて構成されている。伝熱板35は、メインヒータ31とサブヒータ32とを支持するための支持部材である。伝熱板35は、例えばアルミニウム製の矩形板である。伝熱板35は、伝熱部材を提供する。ただし、伝熱部材は、剛性の高い板部材でなくてもよく、アルミニウム箔のような容易に変形可能なシート状の部材を用いてもよい。
メインヒータ31とサブヒータ32とは、通電によって発熱する材料によって作られている。メインヒータ31とサブヒータ32とは、金属材料によって作ることができる。メインヒータ31とサブヒータ32とは、錫合金によって作ることができる。メインヒータ31とサブヒータ32とは、銅、銀、錫を含む合金によっても作ることができる。また、メインヒータ31とサブヒータ32とは、ステンレス合金、ニッケル−クロム合金、アルミニウム合金などの電熱線材料によっても作ることができる。
メインヒータ31とサブヒータ32とは、金属製の電熱線の周囲に電気的に絶縁を行うための絶縁被膜を施したヒータ線である。ただし、絶縁被膜を施さずに電熱線を露出させる構成としてもよい。メインヒータ31とサブヒータ32とに絶縁被膜を用いない場合には、メインヒータ31とサブヒータ32とが接触しないように絶縁する絶縁層を別途設けることが好ましい。絶縁層としては、伝熱板35に互いに離間して貼り付けられたメインヒータ31とサブヒータ32とを外側からゴムシートで覆うような構成が採用可能である。また、伝熱板35についても、メインヒータ31及びサブヒータ32と接触して通電しないように、電気絶縁性の高い材料を選択することが好ましい。
図4において、メインヒータ31とサブヒータ32とは、矩形状の伝熱板35の同一表面上に設けられている。メインヒータ31とサブヒータ32とは、伝熱板35の全体を加熱できるように、連続するヒータ線が複数回折り返されて櫛状をなすように設けられている。言い換えると、メインヒータ31は、U字状のターン部31aを複数備えている。さらに、サブヒータ32は、U字状のターン部32aを複数備えている。サブヒータ32のターン部32aは、メインヒータ31のターン部31aの間に設けられている。すなわち、サブヒータ32は、メインヒータ31に並んだ状態で設けられている。
メインヒータ31のターン部31aの幅Lm1は、メインヒータ31の隣り合うターン部31a間の距離Lm2と等しい長さである。すなわち、メインヒータ31においては、ヒータ線が等間隔に折り返されてターン部31aが形成されている。このため、メインヒータ31は、メインヒータ31単独で伝熱板35の全体を略均一に加熱できるように設けられている。
サブヒータ32のターン部32aの幅Ls1は、サブヒータ32の隣り合うターン部32a間の距離Ls2よりも短い長さである。サブヒータ32においては、メインヒータ31のターン部31aよりも幅の小さなターン部32aがターン部32aの幅Ls1よりも大きな間隔で複数並んで形成されている。ただし、メインヒータ31とサブヒータ32との配置は、上述した位置関係に限定されず、ヒータ装置1の用途や使用環境などに応じて自由に設計可能である。
伝熱板35において、メインヒータ31とサブヒータ32とが配されている面は、ステアリングコラム13の下面と対向している。一方、伝熱板35において、メインヒータ31とサブヒータ32とが配されていない面は、乗員12と対向している。すなわち、乗員12によって視認されるヒータユニット30の表面は、メインヒータ31とサブヒータ32とが配されていない平坦な面である。メインヒータ31とサブヒータ32とは、乗員12に対して輻射熱Rを直接的に放射するのではなく、伝熱板35を加熱することで、伝熱板35から乗員12に対して輻射熱Rを放射することとなる。
図5は、ヒータ装置1の制御システムを示す。制御システムにおいて、ヒータ制御装置50を構成している制御装置(ECU)は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。制御装置は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御装置は、1つのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、制御装置によって実行されることによって、制御装置をこの明細書に記載される制御装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御装置を機能させる。
制御システムが提供する手段および/または機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。
制御システムは、制御装置に入力される情報を示す信号を供給する複数の信号源を入力装置として有する。制御システムは、制御装置が情報をメモリ装置に格納することにより、情報を取得する。制御システムは、制御装置によって挙動が制御される複数の制御対象物を出力装置として有する。制御システムは、メモリ装置に格納された情報を信号に変換して制御対象物に供給することにより制御対象物の挙動を制御する。
制御システムに含まれる制御装置と信号源と制御対象物とは、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、機能を実行するためのブロックと呼ぶことができる。別の観点では、それらの要素の少なくとも一部は、構成として解釈されるモジュール、またはセクションと呼ぶことができる。さらに、制御システムに含まれる要素は、意図的な場合にのみ、その機能を実現する手段とも呼ぶことができる。
図5において、ヒータ制御装置50は、タイマ41と電流センサ42とヒータ温度センサ43と接続されている。タイマ41は、ヒータ電源22の通電開始などのタイミングで計測を開始して、計測開始からの経過時間を計測する装置である。電流センサ42は、ヒータ回路20に流れる電流の大きさを計測する装置である。ヒータ温度センサ43は、ヒータユニット30などの温度を計測するセンサである。
ヒータ制御装置50は、ヒータ電源22と回路切り替え装置27と接続されている。ヒータ制御装置50は、ヒータ電源22から出力される電圧の有無や電圧の大きさを制御する。ヒータ制御装置50は、回路切り替え装置27の開放状態と短絡状態とを切り替えてバイパス回路26に電流を流すか否かを制御する。
図6を用いて、ヒータ装置1の制御フローについて以下に説明を行う。乗員12によってヒータ装置1の運転を開始する操作がされるなどして、ヒータ装置1の運転を開始する場合、ステップS101では、バイパス回路26をオフ状態とする。すなわち、回路切り替え装置27を開放状態にして、バイパス回路26に電流が流れない状態とする。バイパス回路26をオフ状態にした後、ステップS102に進む。
ステップS102では、ヒータ電源22をオン状態として電圧を印加する。この時、バイパス回路26はオフ状態であるため、バイパス回路26には電流が流れず、直列回路21に電流が流れる。したがって、直列に並んだメインヒータ31とサブヒータ32の両方に電流が流れることとなる。メインヒータ31とサブヒータ32とは、直列に接続されているため、メインヒータ31とサブヒータ32とによる合成された抵抗値は、メインヒータ31のみの抵抗値よりも大きい値となる。よって、メインヒータ31とサブヒータ32とに流れる電流の大きさは、サブヒータ32がバイパスされてメインヒータ31のみに流れる電流の大きさに比べて小さくなる。
ヒータ電源22をオフ状態からオン状態に切り替えた直後には、定常電流よりも大きな電流である突入電流が流れることとなる。仮に、バイパス回路26がオン状態であって、サブヒータ32に電流が流れない場合には、通電を開始した瞬間にメインヒータ31を抵抗とするヒータ回路20に突入電流である大電流が流れてしまい、ヒータ装置1に不具合が発生する恐れがある。しかし、バイパス回路26がオフ状態であれば、突入電流の発生時において、メインヒータ31の抵抗分に突入電流抑制素子として機能するサブヒータ32の抵抗分が加算され、ヒータ回路20に流れる電流値を小さくできる。このため、突入電流の値が大きくなり過ぎることを抑制可能である。これによれば、メインヒータ31に通電された瞬間に発生する大きな突入電流によって引き起こされるヒータ装置1の不具合を軽減することができる。
ステップS111では、タイマ41を用いてヒータ電源22をオン状態としてからの経過時間を取得する。ここで、経過時間は、サブヒータ32に電流が流れている時間である。経過時間の取得後、ステップS112に進む。
ステップS112では、取得した経過時間が切り替え時間Tsを超えているか否かを判断する。ここで、切り替え時間Tsとは、ヒータ装置1に流れる電流が突入電流から定常電流に変化してしばらく定常電流が流れ続けるために必要な時間である。また、切り替え時間Tsは、サブヒータ32に電流が流れて発熱を開始してからサブヒータ32の温度が十分に上昇して温度が安定するために必要な時間である。
切り替え時間Tsは、通電開始から定常電流が流れるまでに要する時間である過渡時間Ts1と、定常電流が流れている時間である定常時間Ts2とを備えている。ここで、定常電流とは、電流の大きさの時間変化がない状態、もしくは電流の大きさの時間変化が無視できるほど小さい状態の電流を示す。過渡時間Ts1は、ヒータ装置1に流れる電流に突入電流の影響が出ている時間のことである。定常時間Ts2は、ヒータ装置1に流れる電流に突入電流の影響が出ていない時間、もしくは突入電流の影響が無視できるほど小さい時間のことである。
切り替え時間Tsは、メインヒータ31及びサブヒータ32における抵抗値の大きさや、ヒータ電源22による印加電圧の大きさなどによって設定すべき時間が変わる。切り替え時間Tsを構成する過渡時間Ts1と定常時間Ts2とにおいて、定常時間Ts2の方が過渡時間Ts1よりも長い時間である。過渡時間Ts1が例えば5秒である場合、定常時間Ts2を例えば25秒に設定して、切り替え時間Ts全体としては30秒とすることができる。ただし、過渡時間Ts1に対して、定常時間Ts2をどの程度長い時間とするかについては、ヒータ装置1の用途や想定される使用環境などに応じて任意に設定可能である。
取得した経過時間が切り替え時間Tsを超えている場合には、ステップS121に進む。一方、経過時間が切り替え時間Tsに満たない場合には、ステップS111に戻って、切り替え時間Tsが経過するまでの間、メインヒータ31とサブヒータ32との両方の抵抗への通電を継続する。
ステップS121では、バイパス回路26をオン状態としてバイパス回路26に電流を流す。言い換えると、サブヒータ32をバイパスさせてメインヒータ31のみに電流を流す。切り替え時間Tsの経過後であるため、突入電流ではなく定常電流がメインヒータ31に流れることとなる。ここで、バイパス回路26がオフ状態であった場合に比べて、サブヒータ32での抵抗値が減少する分、電源電圧が一定のもとでは、メインヒータ31に流れる電流が増加している。したがって、バイパス回路26がオフ状態であった場合に比べて、メインヒータ31での発熱量が増加している。
通常、バイパス回路26をオフ状態としている時間は、バイパス回路26をオン状態としている時間よりも短い。すなわち、メインヒータ31とサブヒータ32との両方に電流を流している時間は、メインヒータ31のみに電流を流している時間よりも短い。ただし、ヒータ装置1の出力を落として運転を行う低出力モードなどを備えている場合など、突入電流を抑制する目的とは異なる目的でメインヒータ31とサブヒータ32との両方に電流を流すようにしてもよい。
上述の通り、取得した経過時間が切り替え時間Tsに満たない間は、メインヒータ31とサブヒータ32とを用いてヒータ回路20の抵抗を大きくすることで、突入電流によってメインヒータ31に過大な電流が流れることを抑制できる。さらに、突入電流をメインヒータ31及びサブヒータ32に流すことで、メインヒータ31及びサブヒータ32の両方で電力を熱に変換してヒータ装置1の熱として出力することができる。言い換えると、突入電流を抑制する際の電流のエネルギーの一部を突入電流抑制素子の廃熱として捨てるのではなく、ヒータ装置1の加熱として利用することができる。特に、突入電流は定常電流よりも大きな電流であるため、突入電流をヒータ装置1の加熱に利用することは有用である。
上述した実施形態によると、ヒータ制御装置50は、通電開始時にはメインヒータ31とサブヒータ32とに通電し、その後に回路切り替え装置27を切り替えてサブヒータ32を介さない状態でメインヒータ31への通電を行っている。このため、サブヒータ32を用いない場合に比べて、ヒータ装置1に発生する突入電流の大きさを低減できる。したがって、突入電流によって引き起こされるヒータ装置1の不具合を軽減できる。さらに、サブヒータ32に流れた電気エネルギーは、熱エネルギーとして乗員12に提供される。このため、サブヒータ32を用いていなければ突入電流抑制素子などで廃熱として処理されてしまうエネルギーをヒータ装置1による暖房運転に利用できる。したがって、ヒータ装置1における突入電流抑制時のエネルギー損失を低減することができる。特に、電気自動車の暖房装置としてヒータ装置1を用いる場合には、電気エネルギーをヒータ装置1の駆動だけでなく、走行駆動用モータなどにも用いている。このため、ヒータ装置1でのエネルギー損失を低減することは、電気自動車の走行距離を長く確保するために非常に有用である。
また、突入電流の大きさを小さくできるため、サブヒータ32のような突入電流抑制素子を用いない場合に比べて、メインヒータ31などに用いるヒータ線が断線しにくい。したがって、ヒータ線を細径化して高密度にヒータ線を配置しやすい。よって、ヒータユニット30を小型化しやすい。ヒータ装置1を車両に搭載する場合など、限られた空間内にヒータ装置1を配置する必要のある場合において、小型なヒータユニット30は非常に有用である。
ヒータ制御装置50は、通電開始から切り替え時間Tsの経過後にサブヒータ32への通電を停止した状態、すなわちサブヒータ32を介さない状態でメインヒータ31への通電を行うように回路切り替え装置27を切り替える。このため、ヒータ温度センサ43などを用いてヒータ装置1が所定温度以上であることを検知して回路切り替え装置27を切り替える構成などに比べて、簡単な構成で回路切り替え装置27を切り替えることができる。
切り替え時間Tsを構成する定常時間Ts2は、過渡時間Ts1よりも長い時間である。このため、サブヒータ32に通電する時間を長く確保できる。したがって、回路切り替え装置27を切り替えてサブヒータ32への通電を停止した際に、サブヒータ32の余熱を利用してしばらくの間、ヒータユニット30全体が加熱され、徐々にサブヒータ32の温度が低下することとなる。よって、回路切り替え装置27による切り替えの前後でヒータユニット30の温度変化に基づいて乗員12が感じる違和感を低減できる。言い換えると、ヒータ装置1が故障していると乗員12が誤認することを抑制しやすい。
メインヒータ31で発生した熱とサブヒータ32で発生した熱とが伝熱される伝熱板35を備えている。このため、メインヒータ31で発生した熱とサブヒータ32で発生した熱とを同一の伝熱板35の加熱に用いることができる。したがって、伝熱板35に熱を集めて伝熱板35の温度を上昇させやすい。また、サブヒータ32への通電が停止された後も、伝熱板35はメインヒータ31による加熱が継続される。このため、サブヒータ32の通電の有無による温度変化に基づいて乗員12が感じる違和感を低減できる。
サブヒータ32は、伝熱板35においてメインヒータ31が配されている面と同じ側の面に配されている。このため、伝熱板35の片面をメインヒータ31やサブヒータ32の設けられていない平坦面とすることができる。したがって、ヒータユニット30の両面のうち、メインヒータ31とサブヒータ32とが設けられていない側を乗員12側に向け、メインヒータ31とサブヒータ32とが設けられている側を車両側の設置面とすることで、ヒータユニット30の美観を高めやすい。言い換えると、乗員12がヒータユニット30においてメインヒータ31とサブヒータ32とによる凹凸が表れてしまう面を見ることがないため、ヒータユニット30が車室空間の美観を損ねてしまうことを抑制しやすい。
また、メインヒータ31とサブヒータ32とが設けられている側を乗員12側に向けてもよい。この場合には、加熱対象である乗員12と加熱源であるメインヒータ31及びサブヒータ32との距離を近づけることができる。したがって、メインヒータ31及びサブヒータ32で発生した熱をより直接的に乗員12に提供できる。よって、メインヒータ31とサブヒータ32とが設けられてない側を乗員12側に向ける場合に比べて、暖房効果を高めることができる。
サブヒータ32の抵抗値は、メインヒータ31の抵抗値に比べて小さい。このため、サブヒータ32の抵抗値をメインヒータ31の抵抗値よりも大きくした場合に比べて、直列回路21に定常電流が流れている状態と、バイパス回路26に定常電流が流れている状態とにおけるヒータ装置1の出力の差を小さくしやすい。このため、回路切り替え装置27の切り替えの前後での出力差が大き過ぎることによって生じる暖房効果の差を低減して、乗員12が感じる違和感を低減しやすい。
ステップS111において、タイマ41を用いて取得する経過時間としては、ヒータ電源22をオン状態としてからの経過時間に限られない。例えば、電流センサ42とタイマ41とを用いて、突入電流による電流値のピークを迎えてからの経過時間であるピーク経過時間を取得してもよい。あるいは、タイマ41と電流センサ42とを用いて、突入電流から定常電流に変化してからの経過時間である定常経過時間を取得してもよい。この場合、ヒータ装置1への突入電流の影響がないことを確認してから、回路切り替え装置27を切り替えやすい。すなわち、突入電流によるヒータ装置1の不具合の発生を抑制しやすい。
切り替え時間Tsは、過渡時間Ts1と定常時間Ts2とをあらかじめ設定していなくてもよい。例えば、タイマ41と電流センサ42とを用いて、過渡時間Ts1を計測し、定常時間Ts2を計測された過渡時間Ts1の5倍に設定するなどしてもよい。これによると、過渡時間Ts1の長さに応じて定常時間Ts2の長さが設定される。このため、切り替え時間Tsが短く設定され過ぎたために大きな突入電流が流れてしまうといった事態を防止できる。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、サブヒータ32が、伝熱板35においてメインヒータ31の配されている面とは反対の面に配されている。
図7及び図8において、ヒータユニット230を構成しているサブヒータ232は、伝熱板35においてメインヒータ31の配されている面とは反対の面に配されている。言い換えると、伝熱板35の一方の面にはメインヒータ31が配され、他方の面にはサブヒータ232が配されている。メインヒータ31とサブヒータ232とは、互いに同一の形状であって、伝熱板35の表裏においてメインヒータ31とサブヒータ232とが重なる位置に設けられている。
伝熱板35においてメインヒータ31が配されている面は、乗員12と対向する面である。一方、伝熱板35においてサブヒータ232が配されている面は、ステアリングコラム13の下面と対向する面である。言い換えると、伝熱板35においてサブヒータ232が配されている面は、ヒータユニット230における設置面として機能している。
メインヒータ31のターン部31aとサブヒータ232のターン部232aとは、同一形状である。また、メインヒータ31とサブヒータ232とは、伝熱板35の表裏において互いに重なる位置に配置されている。言い換えると、伝熱板35においてメインヒータ31が配されている面にサブヒータ232の位置を投影した場合に、サブヒータ232の投影位置とメインヒータ31の位置とが等しい位置となる。
バイパス回路26のオフ状態においては、メインヒータ31とサブヒータ232とによって伝熱板35が両面から加熱される。一方、バイパス回路26のオン状態においては、メインヒータ31によって伝熱板35が片面から加熱される。このため、サブヒータ232を伝熱板35において乗員12から遠い側に配することで、回路切り替え装置27による切り替えの前後でサブヒータ232の出力の有無に基づいて乗員12が感じる温度の違和感を低減できる。
上述した実施形態によると、サブヒータ232は、伝熱板35においてメインヒータ31が配されている面とは反対の面に配されている。このため、メインヒータ31とサブヒータ232を用いて伝熱板35を両面から加熱することができる。したがって、伝熱板35を素早く目標温度まで加熱して、乗員12に快適な暖房運転を提供しやすい。
メインヒータ31とサブヒータ232とを、伝熱板35の表裏において互いに全体が重なる位置に配置しなくてもよい。すなわち、サブヒータ232の投影位置がメインヒータ31の一部分と重なるように配置してもよい。あるいは、サブヒータ232の投影位置がメインヒータ31と一切重ならないように配置してもよい。
メインヒータ31とサブヒータ232とを同一形状としなくてもよい。例えば、メインヒータ31を伝熱板35の中心よりも外周縁に近い位置に環状に配置し、サブヒータ232を伝熱板35の外周縁よりも中心に近い位置に波状に配置するなどしてもよい。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、ヒータユニット30の温度が切り替え温度以上である場合に、バイパス回路26に電流が流れるように回路切り替え装置27を切り替える。
図9を用いて、ヒータ装置1の制御フローについて説明を行う。ステップS101及びステップS102を経て、直列回路21に電流が流れている状態において、ステップS311として、ヒータ温度センサ43を用いてヒータユニット30の温度を取得する。この時、ヒータ温度センサ43は、サブヒータ32に近い位置に設けることで、ヒータユニット30のうち、サブヒータ32からの発熱の影響を大きく受ける部分の温度を計測することが好ましい。ただし、ヒータ温度センサ43が温度を計測する部分は上述の部分に限られない。例えば、ヒータユニット30における最も温度の上昇しにくい部分の温度を計測するようにしてもよい。ヒータユニット30の温度を取得した後、ステップS312に進む。
ステップS312では、ヒータユニット30の温度が切り替え温度以上であるか否かを判断する。ここで、切り替え温度とは、ヒータ装置1に流れる電流が突入電流から定常電流に変化してしばらく定常電流が流れ続けた結果として到達する温度である。切り替え温度は、例えば、メインヒータ31とサブヒータ32との両方に電流が流れ続けている状態におけるヒータユニット30の最高到達温度の90%に相当する温度に設定することができる。ただし、切り替え温度の設定方法は、上述した方法に限定されない。例えば、乗員12が切り替え温度を設定するなどしてもよい。
ヒータユニット30の温度が切り替え温度以上である場合には、ステップS121に進んでバイパス回路26に電流を流すように回路切り替え装置27を切り替える。一方、ヒータユニット30の温度が切り替え温度未満である場合には、ステップS311に戻って、切り替え温度を超えるまで、メインヒータ31及びサブヒータ32への通電を継続する。
上述した実施形態によると、ヒータユニット30の温度が切り替え温度以上であるか否かを判断して、回路切り替え装置27の切り替えを行う。このため、メインヒータ31の抵抗値の温度依存性によって突入電流の大きさが変化している場合において、ヒータ装置1に大きな突入電流が発生するか否かを温度から判断して、回路切り替え装置27の切り替えを行うことができる。したがって、メインヒータ31の予熱が完了しているなどの大きな突入電流が発生しない場合において、所定時間の経過を待つことなくサブヒータ32をバイパスするように回路切り替え装置27を切り替えることができる。よって、ヒータ装置1の出力が大きい状態に素早く移行することができる。言い換えると、乗員12を即座に暖めることができる。
他の実施形態
伝熱板35の内部に空気が流通可能な空隙を備えていてもよい。これによると、メインヒータ31やサブヒータ32によって伝熱板35の空隙に位置している空気を加熱できる。このため、加熱されて温度の上昇した空気を対流などの作用によって伝熱板35の空隙の外部に取り出して車室内に循環させることで、車室内の広い範囲を暖房しやすい。
ヒータ装置1に、乗員12がヒータ装置1のヒータユニット30に接触していることを検知する接触検知機能を持たせてもよい。これによると、ヒータユニット30への接触を検知してヒータ装置1の出力を低下させることができる。ヒータ装置1の出力を低下させる方法としては、回路切り替え装置27をオフ状態にしてサブヒータ32を直列に接続することで抵抗値を上げ、流れる電流の大きさを小さくする方法などが採用可能である。接触検知機能は、伝熱板35において、メインヒータ31が配されている面とは反対側の面に搭載することが好ましい。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
1 ヒータ装置、 20 ヒータ回路、 21 直列回路、 22 ヒータ電源、 26 バイパス回路、 27 回路切り替え装置、 30 ヒータユニット、 31 メインヒータ、 31a ターン部、 32 サブヒータ、 32 ターン部、 35 伝熱板(伝熱部材)、 41 タイマ、 42 電流センサ、 43 ヒータ温度センサ、 50 ヒータ制御装置、 230 ヒータユニット、 232 サブヒータ、 232a ターン部、 Ts 切り替え時間、 Ts1 過渡時間、 Ts2 定常時間

Claims (7)

  1. 熱を提供するメインヒータ(31)と、
    前記メインヒータと直列に接続され、前記メインヒータとともに熱を提供するサブヒータ(32)と、
    前記メインヒータと前記サブヒータとに通電するための直列回路(21)と、
    前記サブヒータを介さずに前記メインヒータに通電するためのバイパス回路(26)と、
    前記バイパス回路に通電するか否かを切り替える回路切り替え装置(27)と、
    通電開始時に前記メインヒータと前記サブヒータとに通電し、その後に前記サブヒータを介さずに前記メインヒータへの通電を行うように前記回路切り替え装置を制御するヒータ制御装置(50)とを備えているヒータ装置。
  2. 前記ヒータ制御装置は、通電開始から切り替え時間(Ts)の経過後に前記サブヒータを介さずに前記メインヒータに通電するように前記回路切り替え装置を切り替える請求項1に記載のヒータ装置。
  3. 前記切り替え時間は、通電開始から定常電流が流れるまでに要する時間である過渡時間(Ts1)と、定常電流が流れている時間である定常時間(Ts2)とを備え、
    前記定常時間は、前記過渡時間よりも長い時間である請求項2に記載のヒータ装置。
  4. 前記メインヒータで発生した熱と前記サブヒータで発生した熱とが伝熱される伝熱部材(35)を備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載のヒータ装置。
  5. 前記伝熱部材は、板状の伝熱板(35)であって、
    前記サブヒータは、前記伝熱板において前記メインヒータが配されている面と同じ面に配されている請求項4に記載のヒータ装置。
  6. 前記伝熱部材は、板状の伝熱板(35)であって、
    前記サブヒータは、前記伝熱板において前記メインヒータが配されている面とは反対の面に配されている請求項4に記載のヒータ装置。
  7. 前記サブヒータの抵抗値は、前記メインヒータの抵抗値に比べて小さい請求項1から請求項6のいずれかに記載のヒータ装置。
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