JP2020038808A - 組電池 - Google Patents

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Ritsuo Suzuki
律夫 鈴木
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Naoto Kojima
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Abstract

【課題】バスバを有する場合でも騒音が低減されうる組電池を提供する。【解決手段】組電池100は、電池セル150と、電池セル150を収容し、内面で当該電池セルと接着されたケース110と、ケース110に搭載され、バスバ231、233と接続されたリレー220と、リレー220の端子に接続され、且つ、ケース110に固定された接続部材とを備える。ケース110は、電池セル150との接着面に対する背面側に位置し、且つ、背面側から見て接着面に対して少なくとも一部で重なっている位置に設けられた第1固定部を有する。接続部材は、ケース110よりも剛性の高い材質で構成され、且つ、第1固定部112でケース110に締結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、組電池に関する。
従来、電池パックの配線を電線で形成することによって騒音を低減する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−26017号公報
電池パックの配線をバスバで形成する場合でも、騒音を低減することが求められる。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、バスバを有する場合でも騒音を低減しうる組電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る組電池は、電池セルと、前記電池セルを収容し、内面で当該電池セルと接着されたケースと、前記ケースに搭載され、バスバと接続されたリレーと、前記リレーの端子に接続され、且つ、前記ケースに固定された接続部材とを備える。前記ケースは、前記電池セルとの接着面に対する背面側に位置し、且つ、当該背面側から見て前記接着面に対して少なくとも一部で重なっている位置に設けられた第1固定部を有する。前記接続部材は、前記ケースよりも剛性の高い材質で構成され、且つ、前記第1固定部で前記ケースに締結されている。
第1の観点に係る組電池によれば、バスバを有する場合でも騒音が低減されうる。
一実施形態に係る組電池の構造の一例を示す外観斜視図である。 図1の構造例を反対側から見た外観斜視図である。 電池セルの構成例を示す斜視図である。 リレー、バスバ及びヒューズの接続例を示す図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 第1バスバの一例を示す斜視図である。 図7の第1バスバの三面図である。 第2バスバの一例を示す斜視図である。 図9の第2バスバの三面図である。 第3バスバの一例を示す斜視図である。 図11の第3バスバの三面図である。 下面にブラケットを備える組電池の一例を示す外観斜視図である。 リレーブラケットによる締結構造の一例を示す平面図である。 図14のC−C断面図である。 背面部を有するブラケットを備える組電池の一例を示す斜視図である。 図16の平面図である。 リレー、バスバ及びヒューズの他の接続例を示す図である。
以下、本開示に係る一実施形態が、図面を参照して説明される。図面は、模式的なものである。図面上の寸法又は比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。各図面における各構成部の描写は、部分的に簡略化されることがある。
一実施形態に係る組電池100(図1参照)は、内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されて使用されると仮定する。組電池100は、例えば、車両の座席の下に搭載されてよい。組電池100は、例えば、車両のセンターコンソールに搭載されてよい。組電池100は、車両用に限られず、他の用途で用いられてよい。
図1及び図2に示されているように、一実施形態に係る組電池100は、下部ケース110と、セルホルダ120とを備える。下部ケース110とセルホルダ120とは、図3に例示される電池セル150を収容している。つまり、下部ケース110とセルホルダ120とは、組み合わされることによって、電池セル150を収容するケースを形成している。電池セル150が下部ケース110とセルホルダ120とに収容されている構成は、電池モジュールともいう。下部ケース110及びセルホルダ120はそれぞれ、例えば、PBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂で構成されてよい。
図3に示されているように、電池セル150は、6つの面を有する略直方体形状である。電池セル150の6つの面のうち2つの面は、他の4つの面よりも大きい面積を有する。電池セル150の面のうち比較的面積の大きい2つの面は、扁平面156ともいう。電池セル150は、扁平面156がZ軸の正の方向の側及び負の方向の側に位置するように配置される。電池セル150は、X軸の正の方向の側及び負の方向の側に位置する側面157と、Y軸の正の方向の側に位置する背面158と、Y軸の負の方向の側に位置するキャップ面151とを有する。電池セル150は、キャップ面151に正のセル電極及び負のセル電極を有する。
Z軸の正の方向の側及び負の方向の側はそれぞれ、上面側及び下面側ともいう。Y軸の正の方向の側及び負の方向の側はそれぞれ、背面側及びキャップ面側ともいう。X軸の正の方向の側及び負の方向の側はそれぞれ、右側面側及び左側面側ともいう。Z軸方向は、上下方向ともいう。
図3に示されているように、電池セル150は、2段と3段とに分けて上下方向(Z軸方向)に積層されている。2段に積層された電池セル150は、X軸の正の方向の側に位置する。3段に積層された電池セル150は、X軸の負の方向の側に位置する。電池セル150が積層される数量は、組電池100に収容される電池セル150の数量に応じて、適宜変更されてよい。電池セル150の配置は、これらの例に限られず、適宜変更されてよい。
図2に示されているように、組電池100は、電池セル150のセル電極に電気的に接続されている、セル間バスバ160と、総プラスバスバ164と、総マイナスバスバ165とを備える。セル間バスバ160は、1つの電池セル150の正のセル電極と、他の電池セル150の負のセル電極とを導通させている。つまり、電池セル150は、セル間バスバ160によって直列に接続されている。総プラスバスバ164は、直列に接続されている電池セル150の端に位置する正のセル電極に電気的に接続されている。総マイナスバスバ165は、直列に接続されている電池セル150の端に位置する負のセル電極に電気的に接続されている。
図1及び図2に示されているように、組電池100は、第1バスバ231と、第2バスバ232と、第3バスバ233と、第4バスバ234と、リレー220と、ヒューズ236と、正極端子250とをさらに備える。リレー220は、第1リレー220aと第2リレー220bとを含む。組電池100は、第5バスバ235と、負極端子270とをさらに備える。正極端子250及び負極端子270はそれぞれ、総プラスバスバ164及び総マイナスバスバ165に電気的に接続されている。組電池100は、正極端子250と負極端子270とを通じて、電池セル150の電圧を外部に出力する。
第1バスバ231〜第5バスバ235は、単にバスバともいう。バスバは、例えば、銅、アルミニウム等の材料で構成されてよい。バスバは、これらの材料に限られず、高い剛性を有し、且つ、高い導電率を有する材料で構成されてもよい。バスバは、複数の平板状の部分を含んでよい。バスバの板厚は、振動を減衰させやすいように、例えば、0.5mm〜3mmであってよい。
図2に示されているように、総マイナスバスバ165は、第5バスバ235を介して負極端子270に接続されている。
図4並びに図1及び図2に示されているように、総プラスバスバ164は、第1バスバ231を介して第1リレー220aに接続されている。第1リレー220aは、第2バスバ232を介して第2リレー220bに接続されている。第2リレー220bは、第3バスバ233を介してヒューズ236に接続されている。ヒューズ236は、第4バスバ234を介して正極端子250に接続されている。
下部ケース110は、背面側に、バスバを固定する第1固定部112を有する。第1バスバ231は、固定部材290(図15参照)によって第1固定部112で下部ケース110に固定されている。第3バスバ233は、固定部材290によって第1固定部112で下部ケース110に固定されている。リレー220は、固定部材290によってバスバを固定する第2固定部222を有する。リレー220とバスバとは、第2固定部222において、電気的に接続されている。固定部材290は、ボルト等のおねじであってよい。第1固定部112及び第2固定部222は、インサートナット等のめねじであってよい。
リレー220は、オン状態において、総プラスバスバ164と正極端子250とを導通させ、オフ状態において、総プラスバスバ164と正極端子250とを絶縁する。リレー220は、内部に可動接点と固定接点とを有している。オン状態において、可動接点と固定接点とは互いに接触している。オフ状態において、可動接点と固定接点とは互いに離れている。可動接点が固定接点に接触する際に固定接点が可動接点から衝撃を受けることによって、リレー220から振動が発生する。
リレー220は、電池モジュールの上面側に搭載されている。リレー220の振動は、組電池100の他の構成に伝搬することによって、その構成を大きく振動させうる。組電池100の他の構成が大きく振動することによって、騒音が発生しうる。組電池100の他の構成の振動を低減することによって、リレー220の振動に基づく騒音が低減されうる。
リレー220は、下部ケース110の上面に設けられている囲繞部116の中に位置する。リレー220は、緩衝部材224によって囲まれている。緩衝部材224は、リレー220の動作時に発生する振動を吸収する。リレー220の振動は、緩衝部材224が設けられていることによって、下部ケース110の上面に伝搬しにくくなる。
リレー220の振動は、種々の振動方向の成分を含む。各振動方向の振幅の大きさは、可動接点が動く方向に基づいて決定される。リレー220の設置方向は、振動が組電池100の他の構成に伝搬しにくいように決定されてよい。リレー220の設置方向は、可動接点が動く方向に基づいて決定されてよい。
リレー220の振動は、第2固定部222からバスバに伝搬し、バスバを介して、組電池100の他の構成に伝搬しうる。バスバが下部ケース110の背面側に位置する第1固定部112で固定されていることによって、バスバに伝搬した振動の少なくとも一部は、第1固定部112で下部ケース110の背面側に伝搬する。振動の少なくとも一部が下部ケース110の背面側に伝搬することで、第2固定部222から見て第1固定部112より遠い側に振動が伝搬しにくくなる。
例えば、図4に示されているように、第1バスバ231が第1固定部112で下部ケース110の背面側に固定されていることによって、第1リレー220aの振動は、総プラスバスバ164まで伝搬しにくくなっている。また、第3バスバ233が第1固定部112で下部ケース110の背面側に固定されていることによって、第2リレー220bの振動は、ヒューズ236まで伝搬しにくくなっている。このように、リレー220の振動は、リレー220から第1固定部112までの範囲より外に伝搬しにくくなる。リレー220から第1固定部112までの範囲は、振動領域300ともいう。言い換えれば、組電池100は、リレー220の動作による振動を振動領域300の内側で吸収する。このようにすることで、組電池100の他の構成がリレー220の動作によって振動しにくくなる。その結果、リレー220の振動に基づく騒音が低減されうる。第1固定部112で下部ケース110の背面側に固定されている第1バスバ231及び第3バスバ233は、接続部材ともいう。接続部材は、リレー220の端子に接続され、且つ、下部ケース110に固定されている。
図5及び図6に示されているように、電池セル150は、Y軸の正の方向の側において下部ケース110に収容されており、Y軸の負の方向の側においてセルホルダ120に収容されている。図5に示されている断面において、電池セル150は、接着部材170によって下部ケース110及びセルホルダ120の内面に接着されている。一方、図6に示されている断面において、電池セル150は、接着されていない。つまり、電池セル150は、キャップ面151及び背面158それぞれの一部において接着部材170によって接着されている。電池セル150のキャップ面151及び背面158のうち、接着部材170によって接着されている部分は、接着面ともいう。下部ケース110は、電池セル150をその背面158で接着して固定している。セルホルダ120は、電池セル150をそのキャップ面151で接着して固定している。
図5に示されているように、第1固定部112は、接着部材170によって電池セル150が接着されている、下部ケース110の背面側に位置している。この場合、第1固定部112から下部ケース110に伝搬する振動は、接着部材170によって接着されている電池セル150に伝搬しやすい。電池セル150の重量が大きいことによって、電池セル150に伝搬した振動は、電池セル150で減衰する。その結果、リレー220の振動に基づく衝撃音が低減される。
図5に示されているように、第1固定部112は、接着部材170が存在している断面上に位置してよい。つまり、第1固定部112は、下部ケース110の背面側から見て、電池セル150と下部ケース110との接着面に対して少なくとも一部で重なっていてよい。このようにすることで、第1固定部112から下部ケース110に伝搬する振動は、より一層、電池セル150に伝搬しやすい。その結果、リレー220の振動に基づく衝撃音がさらに低減される。
図7及び図8に示されているように、第1バスバ231は、第1リレー220aの第2固定部222に対して締結される孔231aと、第1固定部112に対して締結される孔231bとを有する。第1バスバ231は、屈曲部231cと、総プラスバスバ164に対して締結される孔231dとをさらに有する。第1リレー220aの振動は、第2固定部222に対して締結された孔231aから第1バスバ231に入力される。第1バスバ231は、入力された振動を総プラスバスバ164に締結された孔231dに向けて伝搬する。振動の少なくとも一部は、第1固定部112に締結されている孔231bから下部ケース110の背面側及び電池セル150に伝搬し、電池セル150で吸収される。これによって、孔231bを越えて孔231dに向けて伝搬する振動が減衰する。
孔231bから孔231dに向けて伝搬する振動は、屈曲部231cに入力される。第1バスバ231は、屈曲部231cよりも孔231aに近い側において、YZ平面に沿って広がっている。第1バスバ231は、屈曲部231cよりも孔231dに近い側において、XZ平面に沿って広がっている。第1バスバ231が広がる面が屈曲部231cを介して変化していることによって、屈曲部231cを通過する振動の少なくとも一部が減衰しうる。振動は、種々の方向に振動する成分を含む。所定の方向に振動する成分は、例えばXZ平面に沿って広がる第1バスバ231の中を伝搬しにくい。その結果、屈曲部231cより先に伝搬する振動が減衰する。つまり、屈曲部231cは、振動を減衰させうる。
言い換えれば、第1バスバ231は、第1リレー220aの第2固定部222から見て、第1固定部112よりも遠い位置に屈曲部231cを有する。このようにすることで、リレー220の振動が屈曲部231cよりも先に位置する孔231dに伝搬しにくくなる。
第1バスバ231の、孔231aから孔231bまでの長さは、孔231bから孔231dまでの長さよりも短い。このようにすることで、リレー220の振動は、リレー220の近くに位置する構成に伝搬しやすくなる。その結果、リレー220の振動は、リレー220から遠くに位置する、総プラスバスバ164に締結される孔231dに伝搬しにくくなる。
図9及び図10に示されているように、第2バスバ232は、第1リレー220aの第2固定部222に対して締結される孔232aと、第2リレー220bの第2固定部222に対して締結される孔232dとを有する。第2バスバ232は、屈曲部232cを更に有する。第2バスバ232の、屈曲部232cよりも孔232aに近い側において広がっている面のZ座標と、屈曲部232cよりも孔232dに近い側において広がっている面のZ座標とは異なっている。つまり、第2バスバ232は、屈曲部232cによってZ軸方向に段差を有している。このようにすることで、第2バスバ232と第1リレー220aとの締結部のZ座標と、第2バスバ232と第2リレー220bとの締結部のZ座標とが互いに異なる。その結果、振動が伝搬しにくくなる。
図11及び図12に示されているように、第3バスバ233は、第2リレー220bの第2固定部222に対して締結される孔233aと、第1固定部112に対して締結される孔233bとを有する。第3バスバ233は、屈曲部233cと、ヒューズ236に対して締結される孔233dとをさらに有する。第2リレー220bの振動は、第2固定部222に対して締結された孔233aから第3バスバ233に入力される。第3バスバ233は、入力された振動をヒューズ236に締結された孔233dに向けて伝搬する。振動の少なくとも一部は、第1固定部112に締結されている孔233bから下部ケース110の背面側及び電池セル150に伝搬し、電池セル150で吸収される。これによって、孔233bを越えて孔233dに向けて伝搬する振動が減衰する。
図13に示されているように、組電池100は、ブラケット600をさらに備えてよい。ブラケット600は、組電池100を下面側から支持する。ブラケット600は、例えば金属で構成されてよい。ブラケット600は、金属平板の板金加工等によって形成されてよい。ブラケット600は、金属に限られず、樹脂等の他の材料で構成されてよい。図13の例において、ブラケット600は、組電池100の背面側に位置していない。ブラケット600が組電池100の背面側に位置しないことによって、ブラケット600は、下部ケース110の背面側に位置する第1固定部112に締結されているバスバと接触しにくい。その結果、組電池100が外部からの衝撃を受けた場合等において、ブラケット600に対するバスバの短絡が発生しにくくなる。
第1固定部112は、下部ケース110の背面側から見て、積層されている電池セル150のうち最上段に位置する電池セル150と下部ケース110との接着面に対して、少なくとも一部で重なっていてよい。このようにすることで、第1固定部112がリレー220に近づけられることでリレー220の振動が第1固定部112に伝搬しやすくなるとともに、第1固定部112が上面側に近づくことで作業性が向上しうる。また、電池モジュールの下面側に位置するブラケット600と第1固定部112との間の距離が広げられる。その結果、ブラケット600とバスバとが短絡しにくくなる。
図4に示されているように、ヒューズ236は、正極端子250と第2リレー220bとの間に接続されている。このようにすることで、組電池100で短絡が発生した場合に保護されやすくなる。
第2固定部222は、組電池100の上面側に位置する。このようにすることで、バスバの取り付けの作業性が向上する。
第1バスバ231は、第2固定部222で第1リレー220aと締結され、第1固定部112で下部ケース110の背面側に接着部材170によって接着されている電池セル150と締結される。この場合、第1リレー220aは、第1バスバ231を介して、大きい重量を有する電池セル150によって保持されているともいえる。
第3バスバ233は、第2固定部222で第2リレー220bと締結され、第1固定部112で下部ケース110の背面側に接着部材170によって接着されている電池セル150と締結される。この場合、第2リレー220bは、第3バスバ233を介して、大きい重量を有する電池セル150によって保持されているともいえる。
リレー220は、第2固定部222においてバスバによって固定されるだけでなく、他の構成によって固定されてもよい。例えば、組電池100は、リレー固定ブラケットをさらに備えてよい。リレー固定ブラケットは、リレー220を電池モジュールに固定してよい。
図14及び図15に示されるように、他の実施形態に係る組電池100は、リレーブラケット280をさらに備えてよい。リレーブラケット280は、第1リレーブラケット281と、第2リレーブラケット282とを含んでよい。
第1リレーブラケット281は、一端において固定部材290によって第1リレー220aの第2固定部222に締結され、他端において固定部材290によって下部ケース110の背面に位置する第1固定部112に締結される。第1リレーブラケット281は、第1リレー220aを下部ケース110の背面に対して固定しうる。このようにすることで、第1リレー220aで生じた振動は、第1リレーブラケット281を通じて、第1固定部112から下部ケース110の背面に伝搬しやすい。一方で、第1リレー220aで生じた振動は、第1バスバ231に伝搬しにくくなる。また、第1リレー220aと下部ケース110の上面との間に緩衝部材224が位置することによって、第1リレー220aで生じた振動は、下部ケース110の上面にも伝搬しにくい。
下部ケース110の背面は、接着部材170によって電池セル150に接着されている。第1リレー220aで生じた振動は、下部ケース110の背面を通じて電池セル150に伝搬する。電池セル150が重量物であることによって、電池セル150に伝搬した振動は、電池セル150に吸収されやすい。第1リレー220aで生じた振動は、電池セル150で吸収されることによって、第1バスバ231に伝搬しにくくなる。その結果、第1バスバ231の振動が低減されうるとともに、第1バスバ231の振動に起因する騒音が低減されうる。
第2リレーブラケット282は、一端において固定部材290によって第2リレー220bの第2固定部222に締結され、他端において固定部材290によって下部ケース110の背面に位置する第1固定部112に締結される。第2リレーブラケット282は、第2リレー220bを下部ケース110の背面に対して固定しうる。このようにすることで、第2リレー220bで生じた振動は、下部ケース110の背面に伝搬しやすく、第3バスバ233に伝搬しにくくなる。つまり、第2リレーブラケット282は、第1リレーブラケット281と同一の機能又は類似の機能を有しうる。
リレーブラケット280は、第1固定部112で下部ケース110の背面側に固定され、且つ、第2固定部222でリレー220の端子に接続されている。リレーブラケット280は、接続部材ともいう。接続部材は、リレー220の端子に接続され、且つ、下部ケース110に固定されている。
図16及び図17に示されるように、ブラケット600は、組電池100の背面に沿って位置する背面部610を有してもよい。組電池100にY軸方向の衝撃が加わった場合に、電池モジュールは、背面部610に向かって移動したり、背面部610に衝突したりしうる。電池モジュールが背面部610に衝突した場合に背面側に位置する第1バスバ231又は第3バスバ233と背面部610とが導通しないように、組電池100は、背面側でバスバを覆う上部カバー400を備える。つまり、背面側に位置するバスバは、上部カバー400に覆われることによって、背面部610と導通しにくい。
図18に示されるように、組電池100は、第1バスバ231と総プラスバスバ164との間にヒューズ236をさらに備えてもよい。このようにすることで、仮に第1バスバ231又は第3バスバ233と背面部610とが導通したとしても、ヒューズ236が断線することによって電池セル150が保護されうる。その結果、組電池100の安全性が向上しうる。
接続部材は、下部ケース110よりも高い剛性を有する材質で構成されてよい。このようにすることで、リレー220で生じる振動は、下部ケース110の上面よりも背面に伝搬しやすくなり、電池セル150で吸収されやすくなる。
接続部材は、リレー220の固定接点に接続する端子に締結されてよい。このようにすることで、リレー220において、固定接点が可動接点から衝撃を受けることによって生じる振動が接続部材に伝搬しやすくなる。その結果、リレー220で生じる振動は、接続部材を介して下部ケース110の背面に伝搬しやすくなり、電池セル150で吸収されやすくなる。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1部分は、第2部分と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
本開示において、X軸、Y軸、及びZ軸は、説明の便宜上設けられたものであり、互いに入れ替えられてよい。本開示に係る構成は、X軸、Y軸、及びZ軸によって構成される直交座標系を用いて説明されてきた。本開示に係る各構成の位置関係は、直交関係にあると限定されるものではない。
100 組電池
110 下部ケース
112 第1固定部
116 囲繞部
120 セルホルダ
150 電池セル
151 キャップ面
156 扁平面
157 側面
158 背面
160 セル間バスバ
164 総プラスバスバ
165 総マイナスバスバ
170 接着部材
220(220a、220b) リレー(第1リレー、第2リレー)
222 第2固定部
224 緩衝部材
231〜235 第1〜第5バスバ
231a、232a、233a 孔
231b、233b 孔
231c、232c、233c 屈曲部
231d、232d、233d 孔
236 ヒューズ
250 正極端子
270 負極端子
280 リレーブラケット
281 第1リレーブラケット
282 第2リレーブラケット
290 固定部材
300 振動領域
400 上部カバー
600 ブラケット
610 背面部

Claims (7)

  1. 電池セルと、
    前記電池セルを収容し、内面で当該電池セルと接着されたケースと、
    前記ケースに搭載され、バスバと接続されたリレーと、
    前記リレーの端子に接続され、且つ、前記ケースに固定された接続部材と
    を備え、
    前記ケースは、前記電池セルとの接着面に対する背面側に位置し、且つ、当該背面側から見て前記接着面に対して少なくとも一部で重なっている位置に設けられた第1固定部を有し、
    前記接続部材は、前記ケースよりも剛性の高い材質で構成され、且つ、前記第1固定部で前記ケースに締結されている、組電池。
  2. 前記リレーは、固定接点と可動接点を有し、
    前記接続部材は、前記固定接点に接続する端子に締結されている請求項1に記載の組電池。
  3. 前記接続部材は、前記バスバであり、前記ケースの第1固定部に締結されている請求項1又は2に記載の組電池。
  4. 前記バスバは、前記リレーに位置する第2固定部で前記リレーに締結されており、
    前記バスバは、前記第2固定部から見て、前記第1固定部よりも遠い位置に屈曲部を有する、請求項3に記載の組電池。
  5. 前記電池セルと前記リレーの間に接続されたヒューズをさらに備える、請求項3又は4に記載の組電池。
  6. 上下方向に積層している複数の前記電池セルをさらに備え、
    前記リレーは、前記ケースの上面に搭載されており、
    前記第1固定部は、前記ケースの背面側から見て、積層されている前記電池セルのうち最上段に位置する電池セルと前記ケースとの接着面に対して少なくとも一部で重なっている、請求項1に記載の組電池。
  7. 前記ケースを下面側で支持するブラケットをさらに備える、請求項6に記載の組電池。
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