JP2020038505A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020038505A
JP2020038505A JP2018165430A JP2018165430A JP2020038505A JP 2020038505 A JP2020038505 A JP 2020038505A JP 2018165430 A JP2018165430 A JP 2018165430A JP 2018165430 A JP2018165430 A JP 2018165430A JP 2020038505 A JP2020038505 A JP 2020038505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
luminance value
output
image
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018165430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7227719B2 (ja
Inventor
瑛美 諸富
Emi Morotomi
瑛美 諸富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018165430A priority Critical patent/JP7227719B2/ja
Priority to US16/556,716 priority patent/US10785462B2/en
Publication of JP2020038505A publication Critical patent/JP2020038505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7227719B2 publication Critical patent/JP7227719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/85Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/94Hardware or software architectures specially adapted for image or video understanding
    • G06V10/955Hardware or software architectures specially adapted for image or video understanding using specific electronic processors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/40Scenes; Scene-specific elements in video content
    • G06V20/49Segmenting video sequences, i.e. computational techniques such as parsing or cutting the sequence, low-level clustering or determining units such as shots or scenes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/146Data rate or code amount at the encoder output
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/82Camera processing pipelines; Components thereof for controlling camera response irrespective of the scene brightness, e.g. gamma correction
    • H04N23/83Camera processing pipelines; Components thereof for controlling camera response irrespective of the scene brightness, e.g. gamma correction specially adapted for colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/88Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals for colour balance, e.g. white-balance circuits or colour temperature control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/793Processing of colour television signals in connection with recording for controlling the level of the chrominance signal, e.g. by means of automatic chroma control circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/797Processing of colour television signals in connection with recording for recording the signal in a plurality of channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the signal
    • H04N9/7973Processing of colour television signals in connection with recording for recording the signal in a plurality of channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the signal by dividing the luminance or colour component signal samples or frequency bands among a plurality of recording channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】補正対象画像に適用された階調変換処理の入出力特性の最大出力輝度値に応じた輝度補正を行うことを可能にする技術を提供する。【解決手段】第1の最大出力輝度値を持つ第1の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第1の画像を取得する取得手段と、前記第1の入出力特性と第2の最大出力輝度値を持つ第2の入出力特性との間の出力輝度値に関する差異、及び前記第2の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第2の画像の輝度値を補正するための第2の補正情報に基づいて、前記第1の画像の輝度値を補正するための第1の補正情報を生成する生成手段と、前記第1の補正情報に従って前記第1の画像の輝度値を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
近年ディスプレイのLED素子の進化などにより、高ダイナミックレンジ(以下、「HDR」と呼ぶ)な画像データを圧縮することなくそのまま表示することができるようになってきた。HDRでは高ダイナミックレンジを生かした画像表現が可能となるため、従来のダイナミックレンジ(以下、「SDR」と呼ぶ)では表現できていなかった高輝度域の色やディテールをより忠実に再現することができる。
このHDRの普及に伴い、HDRでもSDRと同様に被写体やシーンに合わせた画作りが求められている。例えば、ポートレートシーンでは透明感のある肌色再現のために明るく、風景撮影では青空・緑を鮮やかにするような画作りが好まれる。これらの画像表現の実現のためには元の画像信号に何らかの色・輝度の補正を施す必要が生じる。
ここで、HDRにはSMPTE ST2084で規格化されているPQ(Perceptual Quontization)方式と、ARIB STD−B67で開発されたHLG(Hybrid Log Gamma)方式の2つがある。この2方式の大きな違いとしては、HLG方式がSDRと同様に輝度値を相対的に扱うのに対して、PQ方式は最大10000nitsの絶対輝度で扱うという点が挙げられる。この違いにより、PQ方式において出力ダイナミックレンジ(Dレンジ)が変化するような撮影モードで撮影した場合には、ディスプレイ表示したときのピーク輝度が変化することになる。以降、HDRについての記載はPQ方式を前提としたものとする。
図4において、ガンマカーブ41,42は、出力Dレンジが異なる2種類の撮影モードに対応する入出力特性の例を示している。横軸に入力段数、縦軸に出力輝度を示す。各撮影モードのガンマカーブを比較すると、カーブが寝始めるまでの輝度域においては共通の入出力特性を持つが、それより高輝度域においては異なる入出力特性を持つ。その結果、ガンマカーブ41,42は、それぞれ異なるピーク輝度43,44を持つ。
ここで、HDRの色・輝度の補正に話を戻し、図4に示したような2種類の撮影モードで現像した画像それぞれに対してある色・輝度の補正を適用した場合の概念図を図5に示す。図5(a)は、ある色・輝度の補正について、ピーク輝度の小さい撮影モードのある入力輝度域に対する補正効果の概念図であり、図5(b)は、同じ色・輝度の補正についてより低い入力輝度域に対する補正効果の概念図である。図5(c)は、同じ色・輝度の補正についてピーク輝度の大きい撮影モードの図5(a)と同じ入力輝度域に対する補正効果の概念図であり、図5(d)は、図5(c)の撮影モードの理想的な補正効果の概念図である。図5(c)では、図5(a)と同じ入力輝度域で同じ補正が適用されているが、出力Dレンジの違いから補正量の不足を感じる。そのため、ピーク輝度が小さい撮影モードと同等の補正効果をピーク輝度が大きい撮影モードでも得るためには、図5(b)に示すような対象の入力輝度域よりも低い入力輝度域の補正と同等の補正を適用して図5(d)のような効果を出す必要がある。
このように、HDRにおいては撮影モードによってピーク輝度に差異が生じる場合があるため、この差異を無視して同じ補正をかけると図5に示したような補正量の過不足が生じる場合がある。これは、ピーク輝度が大きい場合には小さい場合と比較して階調性が向上することで高輝度域の色のりが良くなることが原因である。従って、入力信号が同一でも撮影モードによって明度や彩度が異なってくるため、補正効果にも違いが生じる。そのため、どの撮影モードでも適切な補正効果を出すためには、ピーク輝度の変化に応じて補正量も変化させる必要が生じる。
ここで特許文献1を参照すると、出力デバイスによって表現可能な色域が異なる場合にも、適切な色再現を可能とする明度・彩度・色相の補正方法が開示されている。次に特許文献2を参照すると、HDR撮影した画像をSDRモニタに表示する時にHDR本来の階調性を再現するための色・輝度の補正手法が開示されている。
特許第4878008号公報 特開2018−026606号公報
特許文献1には、HDRの画像出力については記載されていない。また、特許文献2の補正手法は、ピーク輝度をHDRの輝度値からSDRの輝度値まで圧縮する時の補正手法であり、この手法によって出力される画像はHDRでなくSDRとなる。従来、出力Dレンジの変化に応じてHDR画像の輝度補正を効果的に適応させる技術は知られていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、補正対象画像に適用された階調変換処理の入出力特性の最大出力輝度値に応じた輝度補正を行うことを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の最大出力輝度値を持つ第1の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第1の画像を取得する取得手段と、前記第1の入出力特性と第2の最大出力輝度値を持つ第2の入出力特性との間の出力輝度値に関する差異、及び前記第2の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第2の画像の輝度値を補正するための第2の補正情報に基づいて、前記第1の画像の輝度値を補正するための第1の補正情報を生成する生成手段と、前記第1の補正情報に従って前記第1の画像の輝度値を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明によれば、補正対象画像に適用された階調変換処理の入出力特性の最大出力輝度値に応じた輝度補正を行うことが可能となる。
なお、本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
第1の実施形態に係るRAW画像の現像について説明する図。 画像処理装置の一例であるデジタルカメラの、主として光学部材やセンサ等の配置を示す断面図。 カメラ本体1及び交換レンズ2の電気回路の構成例を示すブロック図。 出力Dレンジが異なる入出力特性の例を示す図。 ピーク輝度の差異に起因する補正量の過不足を説明する図。 PQ−EOTFを示す図。 合成LUTの生成処理を説明する図。 基準入出力特性と選択入出力特性の出力輝度値の差異を示す図。 第1の実施形態に係る基準LUTと合成LUTの差異を示す図。 第1の実施形態に係る差分LUTの生成処理のフローチャート。 第1の実施形態に係る差分LUTの生成処理を説明する図。 第2の実施形態に係るRAW画像の現像について説明する図。 基準入出力特性と選択入出力特性の傾きの差異を示す図。 第2の実施形態に係る基準LUTと合成LUTの差異を示す図。 第2の実施形態に係る差分LUTの生成処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る差分LUTの生成処理を説明する図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。添付図面の全体を通じて、同一の参照符号が付与された要素は、同一又は同様の要素を表す。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
なお、以下の実施形態においては、画像処理装置の一例としてのデジタルカメラについて説明する。しかしながら、以下の実施形態は、デジタルカメラのような撮影を主目的とした機器に限らない。例えば、以下の実施形態は、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、画像処理装置を内蔵又は外部接続する任意の機器に適用可能である。
[第1の実施形態]
図2は、画像処理装置の一例であるデジタルカメラの、主として光学部材やセンサ等の配置を示す断面図である。本実施形態におけるデジタルカメラは、レンズ交換可能な所謂デジタル一眼レフカメラであり、カメラ本体1と交換レンズ2を有している。カメラ本体1において、撮像素子10は例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサであり、複数の画素(蓄積型光電変換素子)が配列されている。撮像素子10の前方近傍に設けられていたメカニカルシャッター11は、撮像素子10の露出タイミング及び露出時間を制御する。半透過性の主ミラー3と、主ミラー3の背面に配置された第1の反射ミラー7は、撮影時には上部に跳ね上がる。第2の反射ミラー8は、第1の反射ミラー7が反射した光束を更に反射し、AFセンサ9(焦点検出用センサ)に入射させる。AFセンサ9は、例えば画素数が撮像素子10よりも少ない撮像素子であってよい。第1の反射ミラー7、第2の反射ミラー8、及びAFセンサ9は、撮影画面内の任意の位置での位相差検出方式での焦点検出を行うための構成である。AEセンサ6(測光用センサ)は、ペンタプリズム4及び第3の反射ミラー5で反射された撮影画面の像を受光する。AEセンサ6は、受光部を複数の領域に分割し、領域ごとに被写体の輝度情報を出力できる。分割数に制限は無い。なお、撮像素子においては、受光部に配置される画素以外に、画素信号の増幅回路や信号処理用の周辺回路などが形成されている。ペンタプリズム4によってファインダー光学系が構成される。図2には示していないが、ペンタプリズム4で反射された被写体像はアイピースから観察可能である。AEセンサ6には、主ミラー3によって反射されてピント板12によって拡散された光線のうち光軸外の一部が入射する。交換レンズ2は、カメラ本体1に設けられたレンズマウントの接点を通じ、必要に応じてカメラ本体1と情報通信を行う。なお、ライブビュー表示時及び動画記録時には常時主ミラー3が上部に跳ね上がった状態となるため、露出制御や焦点調節制御は撮像面の画像情報を使用して行うこととなる。
図3は、図2に示したカメラ本体1及び交換レンズ2の電気回路の構成例を示すブロック図である。カメラ本体1において、カメラ制御部21は、例えば内部にALU(ARITHMETIC and Logic Unit)、ROM、RAM、A/Dコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータである。カメラ制御部21は、例えばROMに記憶されたプログラムを実行することにより、カメラ本体1及び交換レンズ2の動作を制御する。カメラ制御部21の具体的な動作については後述する。
AFセンサ9及びAEセンサ6の出力信号は、カメラ制御部21のA/Dコンバータ入力端子に接続される。信号処理回路25は、カメラ制御部21の指示に従って撮像素子10を制御し、撮像素子10が出力する信号にA/D変換及び信号処理を適用し、画像信号を得る。また信号処理回路25は、得られた画像信号を記録するにあたって、圧縮・合成等の必要な画像処理を行う。メモリ28はDRAM等であり、信号処理回路25が種々の信号処理を行う際のワーク用メモリとして使われたり、後述する表示器27に画像を表示する際のVRAMとして使われたりする。表示器27は、背面液晶ディスプレイ、又は、HDMI(登録商標)等の規格に従ってカメラ本体1に接続される外部ディスプレイなどである。表示器27は、デジタルカメラの設定値やメッセージ、メニュー画面等の情報や撮像画像を表示する。表示器27は、カメラ制御部21からの指示により制御される。記憶部26は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、撮像された画像信号が信号処理回路25から入力される。
モーター22は、カメラ制御部21の制御に従い、主ミラー3及び第1の反射ミラー7のアップ・ダウンやメカニカルシャッター11のチャージを行う。操作部23は、ユーザがデジタルカメラを操作するために用いるスイッチなどの入力デバイス群である。操作部23には撮影準備動作の開始及び撮影開始を指示するためのレリーズスイッチや、撮影モードを選択するための撮影モード選択スイッチ、方向キー、決定キー等が含まれる。接点部29は、交換レンズ2と通信を行うための接点であり、カメラ制御部21のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。シャッター駆動部24は、カメラ制御部21の出力端子に接続されてメカニカルシャッター11を駆動する。
交換レンズ2には、接点部29と対をなす接点部50が設けられている。接点部50には、カメラ制御部21と同様のワンチップマイクロコンピュータであるレンズ制御部51が接続され、レンズ制御部51はカメラ制御部21と通信することができる。レンズ制御部51は、例えばROMに記憶されたプログラムを実行し、カメラ制御部21からの指示に基づいて交換レンズ2の動作を制御する。また、レンズ制御部51は、交換レンズ2の状態などの情報を、カメラ制御部21に通知する。フォーカスレンズ駆動部52は、レンズ制御部51の出力端子に接続され、フォーカスレンズを駆動する。ズーム駆動部53は、レンズ制御部51の制御に従い、交換レンズの画角を変更する。絞り駆動部54は、レンズ制御部51の制御に従い、絞りの開口量を調整する。
交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると、接点部29,50を介してレンズ制御部51とカメラ制御部21とがデータ通信可能となる。また、接点部29,50を通じて、交換レンズ2内のモーターやアクチュエータを駆動するための電力も供給される。カメラ制御部21が焦点検出や露出演算を行うために必要なレンズ固有の光学的な情報や、距離エンコーダに基づいた被写体距離に関する情報等がレンズ制御部51からカメラ制御部21へとデータ通信によって出力される。また、カメラ制御部21が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報は、カメラ制御部21からレンズ制御部51へとデータ通信によって出力される。レンズ制御部51は、焦点調節情報に従ってフォーカスレンズを制御し、絞り情報に従って絞りを制御する。
以下、第1の実施形態における撮影から現像までの具体的な動作について説明する。操作部23(図3)に含まれる電源スイッチがオンされるなどにより、カメラ制御部21が動作可能になると、まずカメラ制御部21は交換レンズ2のレンズ制御部51と通信を行ない、焦点検出や測光に必要な各種レンズの情報を得るなどの初期化処理を行う。また、操作部23では、ユーザの各種設定が受け付けられ、任意の撮影モードが設定される。操作部23に含まれるレリーズスイッチの半押し操作が行われると、カメラ制御部21は、AF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出)処理などの撮影準備動作を開始する。その後、レリーズスイッチの全押し操作が行われると、カメラ制御部21は、撮影動作を行う。
撮影動作が行われると、交換レンズ2を通過した光は撮像素子10によって電気信号に変換される。この電気信号から作られた画像データはRAW画像と呼ばれる。RAW画像が生成されると、信号処理回路25による現像処理が行われる。
図1を参照して、第1の実施形態に係るRAW画像の現像について説明する。なお、図1に示す各部の機能は、例えば、カメラ制御部21、信号処理回路25、又はこれらの組み合わせにより実装することができる。
RAW画像101の各画素は、各々単一の色プレーンにおける強度しか持たない。ホワイトバランス部102は、光源による色かぶりを補正して白を再現するための処理を行う。具体的には、ホワイトバランス部102は、各画素のRGBデータを、例えばxy色空間等の所定の色空間にプロットし、その結果その色空間上で光源色の可能性が高い黒体輻射軌跡付近にプロットされたデータのR,G,Bを積分する。そして、ホワイトバランス部102は、その積分値からR成分及びB成分のホワイトバランス係数G/R及びG/Bを求める。ホワイトバランス部102は、以上の処理により生成されたホワイトバランス係数を用いてホワイトバランス処理を実施する。
色補間部103は、ノイズリダクションやRAW画像の補間処理を行うことにより、全ての画素においてR、G、Bの色情報が揃ったカラー画像を生成する。生成されたカラー画像は、マトリクス変換部104及びガンマ変換部105における処理を経る。これにより、基本的なカラー画像(補正対象の画像)が生成される(画像生成処理)。ガンマ変換部105におけるHDR現像の場合のガンマ特性は、例えばPQ(Perceptual Quontization)のEOTF(Electro−Optical Transfer Function)(図6)の逆特性である。しかしながら、ガンマ特性として、OOTF(Opto−Optical Transfer Function)特性を組み合わせてもよい。
その後、色輝度調整部106は、画像の見栄えを改善するための処理をカラー画像に対して行う。ここでは、例えば、ポートレートの場合に明度を高くする、風景の場合に緑や青空の彩度を強調する、といった画像補正が行われる。この画像補正は、例えばRGB等の色信号値に対して色輝度調整用のルックアップテーブル(LUT)を適用することで実行される。
また、第1の実施形態においては特に、色輝度調整部106は、カラー画像の輝度成分(ここでは、I値とする)に対して調整処理(補正処理)を行う。I値とは、HDRで表現可能な高輝度域まで評価できるICtCp色空間から算出される輝度評価値である。カメラ本体1は、基準となるピーク輝度(第2の最大出力輝度値)を持つ入出力特性(基準入出力特性、第2の入出力特性)に対応する撮影モード向けの輝度調整用LUT(基準LUT、第2の補正情報)を設計値111として予め保持する。差分LUT生成部112は、撮影時に選択された撮影モードに対応する入出力特性(選択入出力特性、第1の入出力特性)のピーク輝度(第1の最大出力輝度値)に応じて、基準LUTの高輝度域の補正量に対する差分に相当するLUT(差分LUT)を生成する。差分LUT(第3の補正情報)の生成処理の詳細については後述する。LUT合成部113は、基準LUTと差分LUTとを合成することにより、基準LUTの高輝度域の補正量が変更された新たな輝度調整用LUT(合成LUT)を生成する。合成LUT(第1の補正情報)の生成処理の詳細については後述する。色輝度調整部106は、カラー画像に対して合成LUTを適用することにより、カラー画像の輝度値を調整(補正)する。色輝度調整部106における処理が完了すると、圧縮部107は、高解像度画像をHEVC等の規格に従って圧縮する。記録制御部108は、圧縮された画像を、現像画像109として記憶部26に記録する。
以下、図10及び図11を参照して、差分LUT生成部112による差分LUTの生成処理の詳細について説明する。S1000で、差分LUT生成部112は、撮影条件110(図1)を取得し、撮影モードを判別する。カメラ本体1には、通常の撮影モード(通常モード)以外に、高輝度の階調性を優先する撮影モード(階調優先モード)があり、ユーザは撮影シーンに応じてどちらの撮影モードで撮影するかを選択している。この2つの撮影モード間では、撮影画像をHDR現像した場合にピーク輝度に差が生じる。そのため、どの撮影モードで撮影されたかという情報は、差分LUTの生成のために利用可能である。以下の説明においては、通常モードが前述した基準入出力特性(第2の最大出力輝度値を持つ第2の入出力特性)に対応するものとする。また、階調優先モードがユーザにより選択されており、階調優先モードが前述した選択入出力特性(第1の最大出力輝度値を持つ第1の入出力特性)に対応するものとする。
S1001で、差分LUT生成部112は、設計値111(図1)から、基準入出力特性及び選択入出力特性を取得する。S1002で、差分LUT生成部112は、設計値111(図1)から、基準LUT(基準入出力特性に従う階調変換処理が適用された画像の輝度値を補正するためのLUT)を取得する。
S1003で、差分LUT生成部112は、基準LUTと同じグリッドを持つスルーLUTを生成する。スルーLUTとは、例えば図11に示すように、LUTの各グリッド点(各情報部分)についてIN(入力)とOUT(出力)に同じ値が設定されたLUTである。
S1004で、差分LUT生成部112は、スルーLUTの処理済みグリッド点数が総グリッド点数未満であるか否かを判定する。処理済みグリッド点数が総グリッド点数未満の場合、処理はS1005に進み、そうでない場合、本フローチャートの処理は終了する。
S1005で、差分LUT生成部112は、スルーLUTの1つの未処理グリッド点の入力値(I値)を読み出す。S1004における判定とS1005における読み出しが繰り返し行われることにより、最終的にスルーLUTの全グリッド点が処理される。
S1006で、差分LUT生成部112は、S1005において読み出されたI値について選択入出力特性に基づく逆引きを行うことにより、入力信号値を取得する。例えば、図11の符号1101に示すように、S1005において読み出されたI値(スルーLUTのIN)が18の場合、選択入出力特性における入力信号値は4である。
S1007で、差分LUT生成部112は、S1006において取得した入力信号値に対応する出力値(I値)を基準入出力特性から取得する。図11の例の場合、符号1102に示すように、基準入出力特性からI値として16が取得される。
S1008で、差分LUT生成部112は、基準LUTを参照して、S1007において取得したI値に対応する補正量を取得する。図11の例の場合、符号1103に示すように、補正量として「+2」が取得される。
S1009で、差分LUT生成部112は、スルーLUTの処理対象グリッド点(S1005において読み出したI値に対応するグリッド点)の出力値に対して、S1008において取得した補正量を加える。図11の例の場合、符号1104に示すように、入力信号値「18」に対応する出力値に「+2」が加えられることにより、スルーLUTにおいて、入力信号値「18」が出力値「20」に対応付けられる。なお、ここでスルーLUTの出力値に加えられる値は、この補正量に基づく値であれば、必ずしもS1008において取得した補正量に等しい必要はない。
S1010で、差分LUT生成部112は、処理対象グリッド点(S1005において読み出したI値に対応するグリッド点)の入力信号値を、基準LUTに従ってこの入力信号値を補正した場合に得られる出力値に書き換える。図11の例の場合、符号1105に示すように、入力信号値「18」が「19」に書き換えられる。これにより、入力信号値「19」と出力値「20」とが対応付けられたグリッド点を持つ差分LUTが生成される。
その後、処理はS1004に戻り、全てのグリッド点について同様の処理が繰り返される。これにより、差分LUTの生成処理が完了する。
なお、ここでは可変グリッドのLUTを想定した図を例に示したが、固定グリッドの場合には前後の特性から補間によって値を求めることができる。また、出力値(I値)に基づいて基準LUTから補正量を取得する際などに対象の値が存在しない場合には、その都度補間処理により値を算出することができる。
次に、図7〜図9を参照して、LUT合成部113による合成LUTの生成処理の詳細について説明する。図7に示すように、LUT合成部113は、基準LUTの出力値に対して差分LUTを適用することにより、合成LUTを生成する。こうして得られる合成LUTの補正範囲72は、基準LUTの補正範囲71よりも広い。従って、合成LUTを使用することにより、基準LUTにおいては補正範囲外であった高輝度域に対しても補正が適用されるようになる。図9は、第1の実施形態に係る基準LUTと合成LUTの差異を示す図である。図9において、横軸はI値を示し、縦軸は補正量を示す。補正量91は、基準LUTによる補正量を示し、補正量92は、合成LUTによる補正量を示す。補正量91と補正量92の比較から理解できるように、合成LUTを使用することにより、基準LUTにおいては補正範囲外であった高輝度域に対しても補正が適用される。また、出力輝度値に差異がない輝度域については、補正量にも差異がない。図8(a)は、ピーク輝度が異なる2種類の撮影モードに対応する入出力特性の例を示し、図8(b)は、図8(a)の撮影モード間での出力値(I値)の差分の例を示す。図8(a)において、横軸は入力信号値を示し、縦軸はI値を示す。図8(b)において、横軸は入力信号値を示し、縦軸はI値の差分を示す。また、ガンマカーブ81は通常モードに対応し、ガンマカーブ82は階調優先モードに対応するものとする。図8から理解できるように、入力信号値が閾値83を超える高輝度域において、出力値(I値)に差異が生じている。このように出力値(I値)に差異が生じる領域において、基準LUTと合成LUTとの間に差異が生じる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、カメラ本体1は、選択入出力特性と基準入出力特性との間の出力輝度値に関する差異(入力値ごとの出力輝度値の差異)、及び基準LUTに基づいて、合成LUTを生成する。これにより、補正対象画像に適用された階調変換処理の入出力特性の最大出力輝度値に応じた輝度補正を行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、選択入出力特性と基準入出力特性との間の出力輝度値に関する差異として、選択入出力特性と基準入出力特性との間の入力値ごとの出力輝度値の差異に着目した。第2の実施形態では、選択入出力特性と基準入出力特性との間の出力輝度値に関する差異として、選択入出力特性と基準入出力特性との間の入力値ごとの出力輝度値の傾きの差異に着目する。本実施形態において、デジタルカメラの基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図2及び図3参照)。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図12を参照して、第2の実施形態に係るRAW画像の現像について説明する。図12においては、図1の差分LUT生成部112が、差分LUT生成部124に置き換わっている。これ以外の構成は、第1の実施形態と同様である。差分LUT生成部124は、撮影条件110及び設計値111を取得後、ガンマデータ(入出力特性)から算出した傾きに応じて差分LUTを生成する。
図13(a)は、異なるピーク輝度を持つ撮影モードで撮影したときのそれぞれのガンマカーブの概念図であり、図13(b)は、その時の撮影モード間での傾きの変化の概念図である。図13(a)において、横軸は入力信号値を示し、縦軸はI値を示す。図13(b)において、横軸は入力信号値を示し、縦軸は傾きを示す。ガンマカーブ131は、基準となるピーク輝度を持つ撮影モードに対応する。ここで、ガンマカーブ132に示すように、ガンマカーブ131より大きいピーク輝度を持つ撮影モードで撮影を行った場合を考える。符号133は、ガンマカーブ131における傾きの変化を示し、符号134は、ガンマカーブ132における傾きの変化を示す。ここに示すように、入力信号値135を閾値としてそれより高輝度域において傾きに差分(差異)が生じている。第1の実施形態においては、出力値の差分に着目していたが、傾きについても、同一の輝度域で差分が生じている。図13の例の場合、第2の実施形態では、入力信号値135より大きい輝度域において補正量の拡張が行われることになる。
以下、図15及び図16を参照して、差分LUT生成部124による差分LUTの生成処理の詳細について説明する。図15において、図10と同一又は同様の処理が行われるステップは、図10と同一の符号を持つ。
S1501で、差分LUT生成部124は、基準入出力特性及び選択入出力特性それぞれについて傾きを演算し、各入出力値に対応付ける。傾きは以下の式1を用いて求められる。
S1502で、差分LUT生成部124は、S1005において読み出されたI値を選択入出力特性における出力輝度値として用いて、この出力輝度値の位置に対応する選択入出力特性の傾きを取得する。例えば、図16の符号1601に示すように、S1005において読み出されたI値(スルーLUTのIN)が32の場合、出力輝度値が32である位置に対応する選択入出力特性の傾きは2である。
S1503で、差分LUT生成部124は、基準入出力特性において、S1502において取得した傾きと同じ値に対応する出力輝度値を取得する。S1502において取得した傾きと同じ値に複数の出力輝度値が対応する場合、差分LUT生成部124は、そのうちの最小値を選択する。図16の例の場合、符号1602に示すように、基準入力特性において傾き2に対応する出力値(I値)である18が取得される。
これ以降の処理は、第1の実施形態と同様である。即ち、図16の例の場合、S1008において、符号1603に示すように、補正量として「+1」が取得される。S1009において、符号1604に示すように、入力信号値「32」に対応する出力値に「+1」が加えられることにより、スルーLUTにおいて、入力信号値「32」が出力値「33」に対応付けられる。S1010において、符号1605に示すように、入力信号値「32」が「32」に書き換えられる(この例の場合、書き換え前後の数値は同一である)。これにより、入力信号値「32」と出力値「33」とが対応付けられたグリッド点を持つ差分LUTが生成される。
なお、第1の実施形態と同様に、LUTが固定グリッドの場合には前後の特性から補間によって値を求めることができる。また、出力値(I値)に基づいて基準LUTから補正量を取得する際などに対象の値が存在しない場合には、その都度補間処理により値を算出することができる。
その後、LUT合成部113は、差分LUTを基準LUTと合成する。これにより、基準LUTに対して図14に示すような補正量拡張が実行されることになる。図14は、第2の実施形態に係る基準LUTと合成LUTの差異を示す図である。図14において、横軸はI値を示し、縦軸は補正量を示す。補正量141は、基準LUTによる補正量を示し、補正量142は、合成LUTによる補正量を示す。ここに示すように、出力輝度値の傾きの差異に基づいて差分LUTを生成する場合にも、第1の実施形態と同様に、基準LUTでは補正範囲外であった高輝度域まで補正範囲を拡張することができる。また、第2の実施形態においては、基準となるピーク輝度を持つ基準入出力特性と同じ傾きを持つ輝度域においては同じ補正量を用いることができる。そのため、図13のガンマカーブ132ではガンマカーブ131に比較してリニアな領域が延長しているが、このリニア領域内では、符号143に示すように一定の補正量を用いることができる。
[その他の実施形態]
第1の実施形態及び第2の実施形態では、PQ方式でのHDRを想定したときの輝度補正について説明を行ったが、HLG方式でも同様の手法で補正量を拡張することが可能である。また、第1の実施形態及び第2の実施形態で示した手法は、HDRの撮影モードの差異に対応する合成LUTに限らず、例えばSDRとHDRのピーク輝度の差異に対応する合成LUTを生成する処理にも適用可能である。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、ピーク輝度の大きい入出力特性を持つ撮影モード時に、ピーク輝度の小さい入出力特性を持つ基準の撮影モードの補正情報(基準LUT)を用いて補正量を拡張した。しかしながら、このピーク輝度の大小関係が逆になっていた場合にも上記の構成を適用可能である(この場合、結果的に補正範囲が縮小される)。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、ICtCp色空間から算出されるI値に対するLUTや入出力特性(ガンマデータ)を前提としたが、RGB色空間やYUV色空間に対しても同様の処理を応用することは可能である。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態ではカラー画像の輝度成分(I値)に対する補正処理を前提としたが、色成分(彩度や色相)に対する処理も同様の処理を応用することは可能である。彩度と色相はICtCp色空間の色成分であるCt値及びCp値を用いてそれぞれ式2、式3から求められる。このような色成分に対する補正処理の場合、例えば第1の実施形態においては図10及び図10のS1007(図11の符号1102に対応)まで同じ手法を用いてI値を取得した後、そのI値に基づいてCt値及びCp値の補正量を求める。図11では第1の実施形態の説明のために省略されているが、色輝度調整用のLUTにはCt値及びCp値の補正についてのLUTも含まれているため、基準LUTのそれを参照してCtCpのスルーLUTの書き換え処理を行う。

Chroma(彩度)= √(Ct^2 + Cp^2) …式2
Hue(色相)= (tan(Cp/Ct))^(-1) …式3
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、スルーLUTの出力値を書き換えた後にスルーLUTの入力値を書き換えることにより差分LUTを作成した(図11及び図16の符号1104,1105,1604,1605参照)。しかしながら、スルーLUTの出力値を書き換える際に、基準LUTにおいて基準入出力特性に対応する補正量を出力値から減算した上で、この補正量を入力値及び出力値の両方に加えてもよい。例えば、図11の例の場合、差分LUT生成部112は、符号1104に示す処理において、基準LUTにおいて入力値18に対応する補正量「+1」を取得する。そして、差分LUT生成部112は、スルーLUTの出力値を18から20に書き換える代わりに、20から補正量「+1」を減算した「19」に書き換える。その後、符号1105に示す処理において、差分LUT生成部112は、入力値「18」及び出力値「19」のそれぞれに補正量「+1」を加えることにより、入力値「19」を出力値「20」に対応づける差分LUTを生成する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…カメラ本体、2…交換レンズ、10…撮像素子、21…カメラ制御部、25…信号処理回路、105…ガンマ変換部、106…色輝度調整部、112…差分LUT生成部、113…LUT合成部

Claims (11)

  1. 第1の最大出力輝度値を持つ第1の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第1の画像を取得する取得手段と、
    前記第1の入出力特性と第2の最大出力輝度値を持つ第2の入出力特性との間の出力輝度値に関する差異、及び前記第2の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第2の画像の輝度値を補正するための第2の補正情報に基づいて、前記第1の画像の輝度値を補正するための第1の補正情報を生成する生成手段と、
    前記第1の補正情報に従って前記第1の画像の輝度値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記第1の入出力特性と前記第2の入出力特性との間の入力値ごとの出力輝度値の差異、及び前記第2の補正情報に基づいて、前記第1の補正情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第1の補正情報における第1の輝度値を補正するための第1の情報部分を、前記第2の補正情報における第2の輝度値を補正するための第2の情報部分に基づいて決定し、
    前記第2の輝度値は、前記第2の入出力特性において、前記第1の入出力特性において前記第1の輝度値に対応する入力値に対応する、出力輝度値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記第1の入出力特性と前記第2の入出力特性との間の入力値ごとの出力輝度値の傾きの差異、及び前記第2の補正情報に基づいて、前記第1の補正情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記第1の補正情報における第1の輝度値を補正するための第1の情報部分を、前記第2の補正情報における第2の輝度値を補正するための第2の情報部分に基づいて決定し、
    前記第2の輝度値は、出力輝度値が前記第1の輝度値である位置に対応する前記第1の入出力特性の傾きに対応する、前記第2の入出力特性の出力輝度値である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記第1の情報部分に従う前記第1の輝度値の補正量が、前記第2の情報部分に従う前記第2の輝度値の補正量に等しくなるように、前記第1の情報部分を決定する
    ことを特徴とする請求項3又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記第2の補正情報に従って前記第1の輝度値を補正することにより得られる第3の輝度値を、前記第1の補正情報に従って前記第1の輝度値を補正することにより得られる第4の輝度値に補正するための第3の情報部分を含む、第3の補正情報を更に生成する
    ことを特徴とする請求項3、5、及び6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の入出力特性及び前記第2の入出力特性の出力輝度値は、ICtCp色空間におけるI値である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された画像に対して前記第1の入出力特性に従う階調変換処理を適用することにより前記第1の画像を生成する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    第1の最大出力輝度値を持つ第1の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第1の画像を取得する取得工程と、
    前記第1の入出力特性と第2の最大出力輝度値を持つ第2の入出力特性との間の出力輝度値に関する差異、及び前記第2の入出力特性に従う階調変換処理が適用された第2の画像の輝度値を補正するための第2の補正情報に基づいて、前記第1の画像の輝度値を補正するための第1の補正情報を生成する生成工程と、
    前記第1の補正情報に従って前記第1の画像の輝度値を補正する補正工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2018165430A 2018-09-04 2018-09-04 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム Active JP7227719B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165430A JP7227719B2 (ja) 2018-09-04 2018-09-04 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
US16/556,716 US10785462B2 (en) 2018-09-04 2019-08-30 Image processing apparatus, image capturing apparatus, image processing method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165430A JP7227719B2 (ja) 2018-09-04 2018-09-04 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020038505A true JP2020038505A (ja) 2020-03-12
JP7227719B2 JP7227719B2 (ja) 2023-02-22

Family

ID=69640486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018165430A Active JP7227719B2 (ja) 2018-09-04 2018-09-04 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10785462B2 (ja)
JP (1) JP7227719B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022249334A1 (ja) 2021-05-26 2022-12-01 株式会社メタコ スクリーン装置
WO2022249333A1 (ja) 2021-05-26 2022-12-01 株式会社メタコ スクリーン装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336541A (ja) * 1994-06-06 1995-12-22 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP2013026786A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム。
JP2016012336A (ja) * 2014-06-05 2016-01-21 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2017208719A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 キヤノン株式会社 画像処理装置
WO2018111682A1 (en) * 2016-12-12 2018-06-21 Dolby Laboratories Licensing Corporation Systems and methods for adjusting video processing curves for high dynamic range images

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4878008B2 (ja) 2007-07-23 2012-02-15 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5713752B2 (ja) * 2011-03-28 2015-05-07 キヤノン株式会社 画像処理装置、及びその制御方法
JP2018026606A (ja) 2016-08-08 2018-02-15 キヤノン株式会社 画像処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336541A (ja) * 1994-06-06 1995-12-22 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP2013026786A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム。
JP2016012336A (ja) * 2014-06-05 2016-01-21 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2017208719A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 キヤノン株式会社 画像処理装置
WO2018111682A1 (en) * 2016-12-12 2018-06-21 Dolby Laboratories Licensing Corporation Systems and methods for adjusting video processing curves for high dynamic range images

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022249334A1 (ja) 2021-05-26 2022-12-01 株式会社メタコ スクリーン装置
WO2022249333A1 (ja) 2021-05-26 2022-12-01 株式会社メタコ スクリーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10785462B2 (en) 2020-09-22
US20200077069A1 (en) 2020-03-05
JP7227719B2 (ja) 2023-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6675194B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP5761946B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
JP7157714B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP7371197B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP7071084B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2017022610A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP5804857B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2017112462A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
WO2016117137A1 (ja) 撮像装置、撮像方法、および画像表示装置
JP2019004230A (ja) 画像処理装置及び方法、及び撮像装置
JP6741881B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム
US10785462B2 (en) Image processing apparatus, image capturing apparatus, image processing method, and storage medium
JP7397640B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN111866399B (zh) 图像处理设备、其控制方法以及计算机可读介质
JP5191251B2 (ja) 撮像装置
JP7446827B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4752434B2 (ja) 色補正処理プログラムおよび電子カメラ
JP2004128558A (ja) 撮像装置
US11641525B2 (en) Image capturing apparatus capable of displaying live view image high in visibility, method of controlling image capturing apparatus, and storage medium
US11770511B2 (en) Image processing apparatus, image capture apparatus, control method, and computer-readable storage medium
JP2013090094A (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP6021885B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20221027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7227719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151