JP7371197B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置およびその制御方法に関する。
発光素子(例えばLED)の性能向上などにより、従来よりも表示輝度のダイナミックレンジが広い表示装置が実現されている。このような表示装置では、従来の表示装置では表現できなかった、高輝度域の色やディテールを有する画像(HDR画像)をより忠実に表示することができる。
HDR画像における映像信号レベルと表示輝度との関係を表す信号特性はEOTF(Electro-Optical Transfer Function:電気光伝達関数)で規定される。そして、EOTFにはSMPTE ST 2084で規格化されているPQ(Perceptual Quantization)と、ARIB STD-B67で規格化されているHLG(Hybrid Log Gamma)の2つがある。HLGが表示輝度を相対値として扱うのに対して、PQは表示輝度を最大10000nits(またはcd/m)の絶対値として扱う点が大きな違いである。そのため、出力ダイナミックレンジが変化するような撮影モードで撮影を行うと、PQでは表示ピーク輝度が変化する場合がある。
図1は11と12の2通りの撮影モードによって出力ダイナミックレンジが変化する場合の入出力特性の例を示しており、横軸に入力段数、縦軸に出力輝度を示す。各撮影モードのガンマカーブを比較すると、高輝度域以外は共通の入出力特性を持ち、ピーク輝度が13、14のように異なっている。なお、以下、特に記載が無い限り、HDR画像の信号特性はPQに準拠しているものとする。
ところで、従来の表示輝度ダイナミックレンジ(Standard Dynamic Range:SDR)を想定した画像信号(SDR信号)は、γ=2.2などのEOTFを持つ環境での視聴を前提としているのに対し、HDR画像の信号(HDR信号)は、PQなどのEOTFを持つ環境での視聴を前提としている。このため、SDR信号を想定した視聴環境でHDR信号を再生すると、製作者の意図と異なる映像が表示されてしまう。このような問題の回避方法として、例えば、HDRの効果は失われてしまうが、HDR信号の階調値を、SDR環境での視聴用にSDR信号の階調値に変換(圧縮)するような、トーンマッピングが考えられる。なお、HDR信号には、コンテンツの最大輝度を表す、maxCLL(maximum Content Light Level)と呼ばれる静的メタデータを付与することができる。maxCLLを参照することにより、再生機器は受信したHDRコンテンツの最大輝度を特定することができる。
特許文献1、2には、HDR信号をSDR信号に変換するトーンマッピングが開示されている。文献1では、HDR信号の輝度値のヒストグラム形状とmaxCLLを用いて、推定された最大輝度レベルを用いてトーンマッピングの特性を設計する構成が記載されている。また、文献2では、空などの低周波被写体のトーンジャンプを抑えるため、画像の幾何学的形状領域に応じてトーンマッピングの特性を設計する構成が記載されている。
特開2017-184220号公報 特開2018-093530号公報
特許文献1の方法では、例えば露出アンダーで撮影されたHDR信号であっても、HDR信号の最大輝度レベルをSDRのEOTFの定義域の最大値となるようマッピングする。そのため、HDR信号をHDR環境で視聴した場合より、マッピング後のSDR信号をSDR環境で視聴した場合の方が明るく感じられる可能性がある。
また、特許文献2の方法も、HDR画像のDレンジを考慮したトーンマッピングを行っていないため、出力されたSDR信号が製作者の意図した明るさとならない場合がある。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を、視聴環境による明るさの変化を抑制できるように記録する画像処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を記録する画像処理装置であって、画像処理装置に予め設定された異なる複数の出力ダイナミックレンジのうち、所定の画像信号の撮影条件に応じた1つの出力ダイナミックレンジのピーク輝度を示す情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された情報に基づく第1の値を、所定の画像信号に関連付けて記録する記録手段と、を有することを特徴とする画像処理装置によって達成される。
本発明によれば、信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を、視聴環境による明るさの変化を抑制できるように記録する画像処理装置およびその制御方法を提供することができる。
ピーク輝度の異なる撮影モードそれぞれのガンマカーブを示した図 一般的な交換レンズ式のデジタル一眼レフカメラの断面図 カメラと交換レンズの電気回路の構成例を表したブロック図 第1実施形態におけるトーンマッピング動作を説明するための図 第1実施形態におけるmaxDRLの算出動作に関するフローチャート SMPTE ST2084で規格化されているEOTFであるPQ(Perceptual Quantization)の特性を示した図 実施形態で用いるデータファイル構造の一例を示す図 第1実施形態におけるトーンマッピング動作に関するフローチャート 第2実施形態におけるmaxDRLの更新動作を説明するための図 第2実施形態におけるmaxDRLの更新動作に関するフローチャート 第2実施形態におけるレタッチ例ならびにmaxDRL_rの算出の例を説明するための図 第3実施形態におけるトーンマッピングおおびmaxDRLの更新動作に関するフローチャート 第5実施形態で用いるデータファイル構造の一例を示す図
●(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、説明する実施形態は単なる例示であり、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、以下では本発明をデジタルカメラに適用した実施形態を説明する。しかし、デジタルカメラは本発明を適用可能な画像処理装置の一例にすぎない。本発明は任意の電子機器において実施可能である。このような電子機器には、デジタルカメラやデジタルビデオカメラといった撮像装置はもちろん、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話機、ゲーム機、ドライブレコーダ、ロボット、ドローンなどが含まれるが、これらに限定されない。
●(第1実施形態)
図2は実施形態に係るデジタルカメラ(以下、カメラ)の、主な光学部材やセンサ等の配置例を示す断面図である。本実施形態におけるカメラはレンズ交換可能なデジタル一眼レフカメラであり、カメラ本体1と交換レンズ2を有している。カメラ本体1において撮像素子10は例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサであり、複数の画素(蓄積型光電変換素子)が配列されている。撮像素子10の前方近傍に設けられていたメカニカルシャッター11は、撮像素子10の露出タイミングおよび露出時間を制御する。
半透過性の主ミラー3と、主ミラー3の背面に配置された第1の反射ミラー7は、撮影時には上部に跳ね上がる。第2の反射ミラー8は、第1の反射ミラー7が反射した光束をさらに反射し、焦点検出用センサ(AFセンサ)9に入射させる。AFセンサ9は例えば画素数が撮像素子10よりも少ない撮像素子であってよい。
第1の反射ミラー7、第2の反射ミラー8および焦点検出用センサ9は、撮影画面内の任意の位置での位相差検出方式での焦点検出を行うための構成である。測光用センサ(AEセンサ)6はペンタプリズム4および第3の反射ミラー5で反射された撮影画面の像を受光する。AEセンサ6は受光部を複数の領域に分割し、領域ごとに被写体の輝度情報を出力できる。分割数に制限は無い。なお、撮像素子においては、受光部に配置される画素以外に、画素信号の増幅回路や信号処理用の周辺回路などが形成されている。
ペンタプリズム4によってファインダー光学系が構成される。図2には示していないが、ペンタプリズム4で反射された被写体像はアイピースから観察可能である。AEセンサ6には主ミラー3によって反射されてピント板12によって拡散された光線のうち光軸外の一部が入射する。交換レンズ2はカメラ本体1に設けられたレンズマウントの接点を通じ、必要に応じてカメラ本体1と通信する。なお、ライブビュー表示および動画記録時には主ミラー3が跳ね上がっているため、撮像された画像の情報を使用して露出制御や焦点調節制御を行う。
図3は、図2に示したカメラ本体1とその交換レンズ2の電気回路の構成例を示すブロック図である。カメラ本体1において制御部21は例えば内部にALU(ARITHMETIC and Logic Unit)、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータである。制御部21は、例えばROMに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することにより、カメラ本体1および交換レンズ2の動作を制御する。制御部21の具体的な動作については後述する。
AFセンサ9及びAEセンサ6の出力信号は、制御部21のA/Dコンバータ入力端子に接続される。信号処理回路25は制御部21の指示に従って撮像素子10を制御し、撮像素子10が出力する信号にA/D変換および信号処理を適用し、画像信号を得る。また信号処理回路25は、得られた画像信号を記録するにあたって、圧縮・合成等の必要な画像処理を行う。メモリ28はDRAM等であり、信号処理回路25が種々の信号処理を行う際のワーク用メモリとして使われたり、後述する表示器27に画像を表示する際のVRAMとして使われたりする。表示器27はカメラ本体1の背面液晶ディスプレイや、外部ディスプレイであり、カメラの設定値やメッセージ、メニュー画面等の情報や撮像画像を表示する。表示器27はHDR(High Dynamic Range)表示可能であるものとする。表示器27は制御部21からの指示により制御される。記憶部26は例えば半導体メモリカードであり、撮像された画像信号が信号処理回路25から入力される。
モーター22は、制御部21の制御に従い、主ミラー3及び第1の反射ミラー7のアップ・ダウンやメカニカルシャッター11のチャージを行う。操作部23はユーザーがカメラを操作するために用いるスイッチなどの入力デバイス群である。操作部23には撮影準備動作の開始および撮影開始を指示するためのレリーズスイッチや、撮影モードを選択するための撮影モード選択スイッチ、方向キー、決定キー等が含まれる。接点部29は交換レンズ2と通信を行うための接点であり、制御部21のシリアル通信ポートの入出力信号線が接続される。シャッター駆動部24は制御部21の出力端子に接続されてメカニカルシャッター11を駆動する。
交換レンズ2には、接点部29と対をなす接点部50が設けられている。接点部50には、制御部21と同様のワンチップマイクロコンピュータであるレンズ制御部51が接続され、制御部21との通信が可能である。レンズ制御部51は例えばマイクロプロセッサ、ROM、およびRAMを有し、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することにより、制御部21からの指示に基づいて交換レンズ2の動作を制御する。また、レンズ制御部51は交換レンズ2の状態などの情報を、制御部21に通知する。フォーカスレンズ駆動部52はレンズ制御部51の出力端子に接続され、フォーカスレンズを駆動する。ズーム駆動部53は、レンズ制御部51の制御に従い、交換レンズの画角を変更する。絞り駆動部54は、レンズ制御部51の制御に従い、絞りの開口量を調整する。
交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると接点部29および50を介してレンズ制御部51とカメラ本体の制御部21とがデータ通信可能となる。また、接点部29および50を通じて交換レンズ2内のモーターやアクチュエータを駆動するための電力も供給される。カメラ本体の制御部21が焦点検出や露出演算を行うために必要なレンズ固有の光学的な情報や、距離エンコーダに基づいた被写体距離に関する情報等がレンズからカメラ本体の制御部21へとデータ通信によって出力される。また、カメラ本体の制御部21が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報はカメラ本体の制御部21からレンズへとデータ通信によって出力され、レンズは焦点調節情報に従ってフォーカスレンズを、絞り情報に従って絞りを制御する。
以下、第1実施形態における撮影から現像までの具体的な動作について、図1および図3~8を用いて説明する。図3の操作部23に含まれる電源スイッチがオンされるなどにより、制御部21が動作可能になると、まず制御部21は交換レンズ2のレンズ制御部51と通信を行ない、焦点検出や測光に必要な各種レンズの情報を得るなどの初期化処理を行う。また、操作部23ではユーザーの各種設定が受け付けられ、任意の撮影モードが設定される。操作部23に含まれるシャッタースイッチの半押し操作により、制御部21はAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理の動作を開始する。その後、シャッタースイッチの全押し操作により、制御部21は撮影処理の動作を開始する。
その後、撮影で得られたRAW画像の現像を行う。RAW画像の現像については図4を用いて説明する。図4において、402~405、408~412は、制御部21が行う処理を機能ブロックとして記載したものであるが、その1つ以上がハードウェア回路として実現されてもよい。RAW画像データ401を構成する画素データのそれぞれは、対応する画素に設けられたカラーフィルタの色の強度を表し、他の色の情報は有していない。ここでは撮像素子の各画素にはR(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかのカラーフィルタが設けられているものとする。
ホワイトバランス部402では、光源による色かぶりを補正して白を再現するための処理がなされる。具体的にはホワイトバランス部402は、RAW画像データ401を構成する各画素のRGBデータを、例えばxy色空間等の所定の色空間にプロットする。そして、ホワイトバランス部402は、その色空間において光源色の可能性が高い黒体輻射軌跡付近にプロットされたデータのR,G,Bを積分し、その積分値からR及びB成分のホワイトバランス係数G/R及びG/Bを求める。ホワイトバランス部402はホワイトバランス係数を画像データに適用することによりホワイトバランス処理を実施する。
色補間部403ではノイズリダクション処理や、色補間処理により、全ての画素においてR、G、Bの色情報が揃ったカラー画像を生成する。生成されたカラー画像は、マトリクス変換部404およびガンマ変換部405を経て基本的なカラー画像が生成される。ここでガンマ変換部405におけるHDR現像の場合のガンマ特性としては、EOTFの逆特性(Inverse EOTF)であり、例えば図6に示すPQ(Perceptual Quantization)(図6)の逆特性である。なお、Inverse EOTFとOOTF(Opto-Optical Transfer Function)特性を組み合わせたOETF(Optical-Electro Transfer Function)を用いてもよい。
ガンマ変換部405では、コントラスト調整用カーブ(コントラスト調整用の階調特性 、ガンマカーブ、またはガンマ特性とも呼ぶ)を用いてガンマ変換を行う。従来カメラには、図1のように出力Dレンジが変化するような撮影モードが搭載されており、ユーザーはシーンに応じてどちらのモードで撮影するかを選択している。このとき、両モード間でのDレンジの差は、HDR現像時にはピーク輝度の差となる。また、同様にISO感度によってもDレンジが異なる場合がある。撮像素子においてアンプでゲインがかからない基準のISO感度100に対して、アナログゲイン、もしくはデジタルゲインがかかるISO200以降の高感度の方がフォトダイオードの容積に対して電荷量が少ないためDレンジが大きくなる。また1/3段刻みの中間ISO感度について、ゲインの刻みが1段しかない安価なアンプを有した撮像素子では、中間ISO感度は代表ISO感度からのゲインアップもしくはゲインダウンで実現している。
このとき、ゲインダウンでは飽和の信号レベルが下がってしまうためDレンジとしては小さくなる。このように、撮影条件、特にISO感度に応じてピーク輝度が異なる場合がある。従って、撮影モードとISO感度の組み合わせの数だけ、ガンマカーブをコントラスト調整用カーブ407としてメモリ28に予め格納しておく。そして、ガンマ選択部408が撮影条件(撮影モードおよびISO感度)406を参照し、撮影モードとISO感度の組み合わせに該当するコントラスト調整用カーブ407をメモリ28より読み出して出力ピーク輝度情報取得部409に出力する。
次に、S501(図5)で出力ピーク輝度情報取得部409は、取得したコントラスト調整用カーブ407から、ガンマカーブの各出力値に対応する絶対輝度を取得する。絶対輝度値はPQ(図6)やHLGといったEOTFを用いて取得することができる。そして、出力ピーク輝度情報取得部409はコントラスト調整用カーブ407の出力値の最大値、またはこれに対応するnits値を取得する。なお、本明細書では、ガンマカーブデータの出力値の最大値、すなわち出力Dレンジのピーク輝度値の階調値またはそれに対応するnits値をmaxDRL(maximum Dynamic Range Level)と呼ぶ。
その後、色輝度調整部410で画像の見栄えを改善するための処理がカラー画像に対し行われ、例えば、夕景検出して彩度強調といった画像補正がシーンに応じて行われる。この色輝度調整が完了すると圧縮部411で高解像度画像をHEVC等の方法で圧縮する。そして、S502で記録部412は、出力ピーク輝度情報取得部409が取得したmaxDRLをファイルのメタデータに記載してHDR(High Dynamic Range)信号413を生成し、S503で出力する。これにより、maxDRLがHDR信号413に対応付けて記録される。
図7に、HDR信号記録用のファイル構造の例を示す。71にはサムネイル画像72などのヘッダ情報が格納され、73にはメタデータ74や本画像データ75などの本画像に関する情報が格納される。S502では、図7のメタデータ74にmaxDRLを記録してもよいし、その他特定の領域に記載してもよい。なお、実際にはHDR信号をPQで表すには最低限10bitの深度が必要であるが従来のJPEGフォーマットだと8bitであるため新たに静止画HDR用のコンテナを採用する必要がある。ここでは、MPEG(Moving Picture Experts Group)-H Part 12(ISO/IEC 23008-12)で定義された画像ファイルフォーマットであるHEIF(High Efficiency Image File Format)形式のコンテナを使用する。HEIFは本画像だけでなく、サムネイルや複数の時間的に関連ある画像やEXIFやXMPといったメタデータも1つのファイルの中に格納することができるという特徴がある。よって、HEVCでエンコードされた10bitのイメージシーケンスも格納できる。先述したmaxCLLはHEIF規格で定義されているわけではないが、本提案ではmaxCLLはもとよりmaxDRLについてもExifのMakerNoteに格納することとする。
さらに、HDR信号413をSDR環境で視聴するため、maxDRLを用いてSDR(Standard Dynamic Range)信号にトーンマッピングする方法について図8を用いて説明する。この処理は制御部21または信号処理回路25によって実施することができるが、ここでは制御部21が実施するものとする。
S801で制御部21は、HDR信号をSDR信号用のEOTFの値域の最大値に表示する際の、上限リミット値Lmaxおよび下限リミット値Lminを設定する。例えばLmaxは2,000nits、Lminは100nitsとすることができるが、これらに限定されない。また、上限リミット値Lmaxおよび下限リミット値Lminはユーザが設定可能であってもよい。
次にS802で制御部21は、HDR信号が記録されたファイルのメタデータからmaxDRLを取得する。
S803で制御部21は、LmaxとmaxDRLとを比較する。ここで、maxDRLがLmax以上であれば、S804で制御部21は、LmaxがSDRのEOTFの定義域の最大値となるようにトーンマッピングする。
一方、maxDRLがLmax未満であれば、S805で制御部21は、maxDRLとLminとを比較する。maxDRLがLmin以下であれば、S806で制御部21は、LminがSDRのEOTFの定義域の最大値となるようにトーンマッピングする。また、maxDRLがLminより大きい場合、S807で制御部21は、maxDRLがSDRのEOTFの定義域の最大値となるようにトーンマッピングする。
次に、S808で制御部21は、トーンマッピングにより得られたSDR信号を表示器27に表示する。
S809で制御部21は、トーンマッピングされたSDR信号をSDRフォーマットで保存するか否かを、例えば表示器27にGUIを表示してユーザに問い合わせる。ユーザから例えば操作部23を通じて保存が指示されれば、S810で制御部21はSDRフォーマットでSDR信号を記憶部26に保存する。ユーザから保存しない旨の指示があった場合、制御部21はSDR信号を保存せずに処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、HDR信号をファイル記録する際に、出力Dレンジのピーク輝度情報であるmaxDRLをメタデータとして記載するようにした。これにより、HDR信号のダイナミックレンジを考慮してSDR信号にマッピングすることが可能になり、HDR信号をHDR環境で視聴した場合と、SDR信号にマッピングしてSDR環境で視聴した場合との明るさの差を抑制することができる。
●(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図9~11を用いて説明する。第1実施形態では、HDR信号をファイル記録する際に、出力Dレンジのピーク輝度情報であるmaxDRLをメタデータとして記載する方法を記述した。第2実施形態では、ファイル記録されたHDR信号に対して、トーンカーブ補正等で出力Dレンジのピーク輝度が変更されるようなレタッチを行った場合におけるmaxDRLの更新方法ついて述べる。
図9において、902~905は、制御部21が行う処理を機能ブロックとして記載したものであるが、その1つ以上がハードウェア回路として実現されてもよい。
S1001(図10)で出力ピーク輝度情報取得部902は、HDR信号901のメタデータに記載されたmaxDRLを取得する。
S1002で色輝度調整部903は、表示器27にHDR信号901に基づく画像と、トーンカーブ補正など画像のレタッチ用GUIを表示する。また、色輝度調整部903は、操作部23を通じたユーザ指示に従って画像の色や輝度を補正する。
S1003で色輝度調整後の出力ピーク輝度情報算出部904は、出力ピーク輝度情報取得部902が取得したmaxDRLに対して、レタッチによる画像補正を反映させた出力Dレンジのピーク輝度情報maxDRL_rを算出する。補正前の入力信号の階調値をx、補正後の階調値をy、補正の入出力特性をfとすると、yは以下の(式1)を用いて求められる。
y=f(x)…(式1)
このとき、0≦x≦maxDRLの範囲の階調値に対して入出力特性fの補正を行い、補正後の階調値yの最大値をymaxとすると、トーンカーブ補正により、補正後のHDR信号の階調値は0≦y≦ymaxを満たす。このとき、出力ピーク輝度情報算出部904はmaxDRL_rを以下の(式2)で求める。
maxDRL_r=ymax…(式2)
レタッチ例ならびにmaxDRL_rの算出の例を図11(a)~11(c)に示す。図11(a)はレタッチ前の輝度ヒストグラム、図11(b)は輝度が高くなるようレタッチした場合の輝度ヒストグラム、図11(c)は輝度が低くなるようレタッチした場合の輝度ヒストグラムをそれぞれ表す。図11(b)のようなレタッチを行うと、maxDRL_rはmaxDRLより大きく、逆に図11(c)のようなレタッチを行うと、maxDRL_rはmaxDRLより小さくなる。
S1004で記録部905は、maxDRL_rをHDR信号のメタデータ74に記録する。
S1005で記録部905は、HDR信号のファイルを記憶部26に記録する。
また、レタッチされたHDR信号に対して第1実施形態を適用し、maxDRL_rがSDRのEOTFの定義域の最大値となるようトーンマッピングを行うことで、レタッチされたHDR信号もSDR環境で適切な明るさで視聴できる。
●(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図12を用いて説明する。第1および第2実施形態では、保存されたHDR信号をSDR環境で視聴するための手順について説明した。本実施形態では、HDR信号をSDR環境でトーンカーブ補正等のレタッチを行った際に、レタッチ中及びレタッチ後のHDR信号をSDR環境で視聴するためにリアルタイムにトーンマッピングする方法について述べる。
S1201~S1203で、第2実施形態のS1001~S1003と同様の手順により、レタッチ情報を加味した出力Dレンジピーク輝度情報maxDRL_rを算出する。次に、S1204~S1210にて、第1実施形態のS801~S808と同様の手順により、HDR信号をSDR信号にトーンマッピングし、表示器27に表示する。ここでの表示はSDR環境での視聴に相当する。
次に、S1211で制御部21は、レタッチしたHDR信号を新規ファイルとして保存するか否かを、例えば表示器27にGUIを表示してユーザに問い合わせる。ユーザから例えば操作部23を通じて保存が指示されれば、S1212で制御部21はメタデータ74にmaxDRL_rを保存したHDR信号を記憶部26に保存し、処理をS1213に進める。また、ユーザから保存しない旨の指示があった場合、制御部21はHDR信号を保存せずに処理をS1213に進める。
S1213~S1214は第1実施形態のS809~S810と同様であるため説明を省略する。
本実施形態によれば、SDR環境でHDR信号をレタッチしても、レタッチ後のHDR信号のファイルにmaxDRLを保存して記録してすることができる。そのため、HDR信号をSDR環境で視聴する際にはmaxDRLを参照することで、レタッチ後の出力Dレンジの最大輝度値をSDR信号のEOTFの定義域の最大値にマッピングさせることができる。
なお、SDR環境にて、RAWファイルに対して現像ソフトウェア等を用いてHDRフォーマットに現像する場合であっても、第3実施形態の手順により、HDR信号をSDR信号にトーンマッピングしたものを表示してもよい。
●(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第2実施形態では、画像のレタッチによりピーク輝度が変更された場合に、メタデータとしてのmaxDRLを更新するようにした。一方、本実施形態では、画像のレタッチによりピーク輝度が変更された場合であっても、メタデータとしてのmaxDRLを更新しない。レタッチ、例えばシャープネスの強さの変更によって画像のピーク輝度が変化し、maxDRLが更新される場合を想定する。この場合、maxDRLに基づきSDRへのトーンマッピングを行うと、シャープネスの強さによって画像の階調が変化することになる。しかし、例えばユーザがシャープネスの強さを変えながら画像を確認したい場合には、画像の階調は変えずに、シャープネスの効果のみを変更することが望ましい。そこで本実施形態では、画像のレタッチによりピーク輝度が変更された場合であっても、メタデータとしてのmaxDRLを更新しないこととした。なお、第2実施形態のようにmaxDRLを更新するモードと、本実施形態のようにmaxDRLを更新しないモードとを、ユーザ操作により、または自動的に選択可能にしてもよい。
●(第5実施形態)
上記の実施形態では、主に静止画ファイルを想定した説明を行った。本実施形態では、動画ファイルを想定した実施形態について説明する。
図13(a)は、動画ファイルフォーマットの一例であるMP4フォーマットのデータ構造を示す。MP4フォーマットのデータ構造は、メタデータを記録する領域1301と、動画のストリーム1305を記録する領域1304を含む。このうち領域1301はEXIF領域1302とサムネイル領域1303を含み、maxDRLはEXIF領域1302に記録される。しかしながら、動画データは、例えば記録中にモード変更があった場合、連続して記録された動画データの途中でピーク輝度が変わる場合がある。この場合、EXIF領域1302にmaxDRLとして何を記録するかが問題となる。そこで本実施形態では、動画撮影開始時の設定に基づくピーク輝度(動画データの開始フレームのピーク輝度)をmaxDRLとしてEXIF領域1302に記録することとした。なお、maxDRLとしては、動画データのピーク輝度を代表する値であれば他の値を用いてもよい。例えば、動画データの終了フレームのピーク輝度、全フレームのピーク輝度のうちの最大値、全フレームのピーク輝度のうちの最小値、全フレームのピーク輝度のうちの平均値、全フレームのピーク輝度の中央値などを用いることができる。
またファイル形式によっては、図13(b)のようにフレームごとにメタデータを記録可能なものもある。1311、1312、1313、1314は図13(a)の1301、1302、1303、1304と同様である。領域1315は動画の1フレーム目であり、領域1317は動画の2フレーム目である。さらに図13(b)のファイル形式は、フレームごとのメタデータ領域を含む。領域1316は1フレーム目のメタデータ領域であり、領域1318は2フレーム目のメタデータ領域である。このようなファイル形式の場合、フレームごとのピーク輝度をmaxDRLとして記録してもよい。この場合は、フレームごとのメタデータ領域1316、1318に、フレームごとのピーク輝度を記録する。もちろんファイル全体のメタデータ領域であるEXIF領域1312に、前述した代表のピーク輝度をさらに記載してもよい。
●(その他の実施形態)
上記の実施形態では、ファイルのメタデータとしてmaxDRLを記述したが、必ずしもファイルのメタデータとして取り扱う場合に限定されない。例えば、デジタルカメラとHDRディスプレイを直接HDMI(登録商標)で接続してHDR信号を出力させるような場合は、以下のような形態が考えられる。例えばデジタルカメラは、maxDRLに相当する値を、HDR信号のメタデータとして出力信号用の記録媒体に読み出し、HDRディスプレイにその値が入力されるような形態である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…カメラ本体、2…交換レンズ、10…撮像素子、21…制御部、25…信号処理回路、51…レンズ制御部、405…ガンマ変換部、410…色輝度変換部

Claims (23)

  1. 信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を記録する画像処理装置であって、
    前記画像処理装置に予め設定された異なる複数の出力ダイナミックレンジのうち、前記所定の画像信号の撮影条件に応じた1つの出力ダイナミックレンジのピーク輝度を示す情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記情報に基づく第1の値を、前記所定の画像信号に関連付けて記録する記録手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 被写体を撮像する撮像素子をさらに有し、
    前記所定の画像信号は、前記撮像素子から得られる信号から生成され、
    前記撮影条件は、撮影モードを含み、
    前記撮影モードは、前記異なる複数の出力ダイナミックレンジに対応する複数の撮影モードの1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影条件に含まれる撮影モードに応じて、前記撮像素子から得られる信号に適用されるコントラスト調整用の階調特性が異なることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記異なる複数の出力ダイナミックレンジが前記コントラスト調整用の階調特性に応じて定まり、前記ピーク輝度は、前記1つの出力ダイナミックレンジの前記コントラスト調整用の階調特性における最大の出力値であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の画像信号に対する色または輝度の補正により前記ピーク輝度が変化した場合、前記第1の値を更新する更新手段をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定の画像信号に対する色または輝度の補正により前記ピーク輝度が変化した場合であっても、前記第1の値を更新しないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の値に基づき、前記所定の画像信号の階調値を、異なるダイナミックレンジを有する所定のフォーマットにおける階調値に変換することにより、前記所定の画像信号を前記所定のフォーマットの信号に変換する変換手段をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の画像信号は、HDR(High Dynamic Range)信号であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記所定の画像信号は、PQ(Perceptual Quantization)に準拠した信号特性に基づくことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記異なるダイナミックレンジとは、SDR(Standard Dynamic Range)であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置。
  11. 前記記録手段は、前記所定の画像と前記第1の値とを1つのファイルに記録することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記1つのファイルがHEIF(High Efficiency Image File Format)形式で記録されることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を処理する画像処理装置であって、
    前記所定の画像信号に対応付けて記録された第1の値を取得する取得手段と、ここで、前記第1の値は、前記所定の画像信号の撮影条件に応じた異なる複数の出力ダイナミックレンジのうちの1つの出力ダイナミックレンジのピーク輝度を示し、
    前記第1の値に基づき、前記所定の画像信号の階調値を、異なるダイナミックレンジを有する所定のフォーマットにおける階調値にトーンマッピングすることにより、前記所定の画像信号を前記所定のフォーマットの信号に変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記変換手段は、前記第1の値が予め定められた第2の値よりも小さい場合、前記第1の値が前記所定のフォーマットにおける最大の階調値になるようトーンマッピングすることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記変換手段は、前記第1の値が予め定められた第2の値よりも大きい場合、前記第2の値を前記所定のフォーマットにおける最大の階調値になるようトーンマッピングすることを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記所定の画像信号は、HDR(High Dynamic Range)信号であることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記所定の画像信号は、PQ(Perceptual Quantization)に準拠した信号特性に基づくことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記所定のフォーマットの信号とは、SDR(Standard Dynamic Range)信号であることを特徴とする請求項16または17に記載の画像処理装置。
  19. 前記所定の画像信号は、HEIF(High Efficiency Image File Format)形式のファイルとして記録されていることを特徴とする請求項13から18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号を記録する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置に予め設定された異なる複数の出力ダイナミックレンジのうち、前記所定の画像信号の撮影条件に応じた1つの出力ダイナミックレンジのピーク輝度を示す情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記情報に基づく第1の値を、前記所定の画像信号に関連付けて記録する記録する記録工程と、
    を有することを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  21. 信号レベルに対する表示輝度が絶対輝度で示される所定の画像信号をファイルとして記録する画像処理装置の制御方法であって、
    前記所定の画像信号に対応付けられて記録された第1の値を取得する取得する取得工程と、ここで、前記第1の値は、前記所定の画像信号の撮影条件に応じた異なる複数の出力ダイナミックレンジのうちの1つの出力ダイナミックレンジのピーク輝度を示し、
    前記第1の値に基づき、前記所定の画像信号の階調値を、異なるダイナミックレンジを有する所定のフォーマットにおける階調値にトーンマッピングすることにより、前記所定の画像信号を前記所定のフォーマットの信号に変換する変換工程と、
    を有することを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  22. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の画像処理装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
  23. コンピュータを、請求項13から19のいずれか1項に記載の画像処理装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
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