JP2020038075A - 三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】より迅速にかつ精度よく対象物の三次元計測を行うことのできる三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボットを提供すること。【解決手段】三次元計測装置は、ロボットアームに設置され、レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置であって、前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、前記投影部を収納する筐体と、前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンを有する放熱部と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボットに関するものである。
特許文献1に記載されているロボットは、ワーク等の対象物の三次元計測を行うための三次元計測装置を備えている。また、三次元計測装置は、三次元計測用の投影パターンを投影するための光源と、光源を冷却するためのファンと、を備えており、光源の過度な昇温を抑制するシステムとなっている。ここで、ファンは、振動源となるため、特許文献1のロボットでは、ファンを停止した状態で対象物の三次元計測を行うように構成されている。これにより、三次元計測装置のぶれを防ぎ、より精度よく対象物の三次元計測を行うことができる。
しかしながら、このような構成では、ファンが停止するまで三次元計測の開始を待たなければならず、三次元計測に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の三次元計測装置は、ロボットアームに設置され、レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンを有する放熱部と、を備えることを特徴とする。
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンを有する放熱部と、を備えることを特徴とする。
以下、本発明の三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボットを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットシステムの全体構成を示す図である。図2は、三次元計測装置の全体構成を示す図である。図3は、三次元計測装置を示す斜視図である。図4は、三次元計測装置の内部を示す斜視図である。図5は、投影部により投影されるパターン光の一例を示す平面図である。図6は、三次元計測装置が有する光走査部を示す平面図である。図7は、三次元計測装置が有する放熱部を示す斜視図である。図8は、放熱部を示す側面図である。図9は、放熱部を示す平面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットシステムの全体構成を示す図である。図2は、三次元計測装置の全体構成を示す図である。図3は、三次元計測装置を示す斜視図である。図4は、三次元計測装置の内部を示す斜視図である。図5は、投影部により投影されるパターン光の一例を示す平面図である。図6は、三次元計測装置が有する光走査部を示す平面図である。図7は、三次元計測装置が有する放熱部を示す斜視図である。図8は、放熱部を示す側面図である。図9は、放熱部を示す平面図である。
図1に示すロボットシステム1は、ロボット2と、レーザー光Lを用いて対象物Wの三次元計測を行う三次元計測装置4と、三次元計測装置4の計測結果に基づいてロボット2の駆動を制御するロボット制御装置5と、ロボット制御装置5と通信可能なホストコンピューター6と、を有している。なお、これら各部は、有線または無線により通信可能とされ、該通信は、インターネットのようなネットワークを介してなされてもよい。
−ロボット−
ロボット2は、例えば、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うロボットである。ただし、ロボット2の用途としては、特に限定されない。本実施形態のロボット2は、6軸ロボットであり、図1に示すように、床や天井に固定されるベース21と、ベース21に連結されたロボットアーム22と、を有する。
ロボット2は、例えば、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うロボットである。ただし、ロボット2の用途としては、特に限定されない。本実施形態のロボット2は、6軸ロボットであり、図1に示すように、床や天井に固定されるベース21と、ベース21に連結されたロボットアーム22と、を有する。
ロボットアーム22は、ベース21に第1軸O1まわりに回動自在に連結された第1アーム221と、第1アーム221に第2軸O2まわりに回動自在に連結された第2アーム222と、第2アーム222に第3軸O3まわりに回動自在に連結された第3アーム223と、第3アーム223に第4軸O4まわりに回動自在に連結された第4アーム224と、第4アーム224に第5軸O5まわりに回動自在に連結された第5アーム225と、第5アーム225に第6軸O6まわりに回動自在に連結された第6アーム226と、を有している。また、第6アーム226には、ロボット2に実行させる作業に応じたエンドエフェクター24が装着される。なお、以下では、各アーム221〜226のエンドエフェクター24側を「先端」または「先端側」とも言い、ベース21側を「基端」または「基端側」とも言う。
また、ロボット2は、ベース21に対して第1アーム221を回動させる第1駆動装置251と、第1アーム221に対して第2アーム222を回動させる第2駆動装置252と、第2アーム222に対して第3アーム223を回動させる第3駆動装置253と、第3アーム223に対して第4アーム224を回動させる第4駆動装置254と、第4アーム224に対して第5アーム225を回動させる第5駆動装置255と、第5アーム225に対して第6アーム226を回動させる第6駆動装置256と、を有している。第1〜第6駆動装置251〜256は、それぞれ、例えば、駆動源としてのモーターと、モーターの駆動を制御するコントローラーと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、を有している。そして、第1〜第6駆動装置251〜256は、それぞれ、ロボット制御装置5によって独立して制御される。
なお、ロボット2としては、本実施形態の構成に限定されず、例えば、ロボットアーム22が有するアームの数が1本〜5本であってもよいし、7本以上であってもよい。また、例えば、ロボット2の種類は、スカラロボットや、2つのロボットアーム22を有する双腕ロボットであってもよい。
−ロボット制御装置−
ロボット制御装置5は、ホストコンピューター6からロボット2の位置指令を受け、各アーム221〜226が受けた位置指令に応じた位置となるように、第1〜第6駆動装置251〜256の駆動をそれぞれ独立して制御する。ロボット制御装置5は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部インターフェースと、を有している。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
ロボット制御装置5は、ホストコンピューター6からロボット2の位置指令を受け、各アーム221〜226が受けた位置指令に応じた位置となるように、第1〜第6駆動装置251〜256の駆動をそれぞれ独立して制御する。ロボット制御装置5は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部インターフェースと、を有している。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
−三次元計測装置−
三次元計測装置4は、位相シフト法を用いて対象物Wの三次元計測を行う。図2に示すように、三次元計測装置4は、対象物Wを含む領域にレーザー光Lによる三次元計測用のパターン光PLを投影する投影部41と、パターン光PLが投影された対象物Wを含む領域を撮像した撮像画像を取得する撮像部47と、投影部41および撮像部47の駆動を制御する制御部48と、撮像画像に基づいて対象物Wの三次元形状を計測する計測部49と、これら各部を収納する筐体40と、筐体40に接続された放熱部46と、を備えている。
三次元計測装置4は、位相シフト法を用いて対象物Wの三次元計測を行う。図2に示すように、三次元計測装置4は、対象物Wを含む領域にレーザー光Lによる三次元計測用のパターン光PLを投影する投影部41と、パターン光PLが投影された対象物Wを含む領域を撮像した撮像画像を取得する撮像部47と、投影部41および撮像部47の駆動を制御する制御部48と、撮像画像に基づいて対象物Wの三次元形状を計測する計測部49と、これら各部を収納する筐体40と、筐体40に接続された放熱部46と、を備えている。
図3に示すように、筐体40は、ロボット2の第5アーム225に固定されている。また、筐体40は、箱状をなし、第5アーム225に固定された底面401と、底面401と対向する頂面402と、第5アーム225の先端側に位置する前面403と、第5アーム225の基端側に位置する背面404と、一対の側面405、406と、を有している。そして、図4に示すように、このような筐体40内に、投影部41、撮像部47、制御部48および計測部49が収納されている。ただし、筐体40の形状としては、特に限定されない。また、筐体40の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂、各種金属(合金を含む)、各種セラミックスを用いることができる。ただし、放熱性の観点から、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の熱伝導率の優れた材料を用いることが好ましい。また、筐体40の底面401は、ロボット2の第5アーム225に図示されない接合部を介して固定される構成であってもよい。
投影部41は、第5アーム225の先端側に向けてレーザー光Lを照射するように筐体40内に配置され、撮像部47は、第5アーム225の先端側を向き、レーザー光Lの照射範囲を含む領域を撮像するように筐体40内に配置されている。なお、図3に示すように、筐体40の前面403には、レーザー光Lの出射を許容する窓部403aが設けられている。
ここで、第5アーム225の先端側にエンドエフェクター24が位置するという状態は、第5アーム225以外のアーム221〜224、226が動いても維持される。そのため、第5アーム225に三次元計測装置4を固定することにより、三次元計測装置4は、常に、エンドエフェクター24の先端側にレーザー光Lを出射することができると共に、エンドエフェクター24の先端側を撮像することができる。したがって、エンドエフェクター24により対象物Wを把持しようとするときの姿勢、つまり、エンドエフェクター24が対象物Wに対して如何なる姿勢で対向しても、当該姿勢において対象物Wに向けてレーザー光Lを照射することができると共に、対象物Wを撮像することができる。そのため、より確実に対象物Wの三次元計測を行うことができる。
ただし、三次元計測装置4の配置は、特に限定されず、第1〜第4アーム221〜224や第6アーム226に固定されていてもよい。また、例えば、投影部41と撮像部47とが互いに異なるアームに固定されていてもよい。また、例えば、制御部48や計測部49は、筐体40外に配置されていてもよく、例えば、ロボット制御装置5やホストコンピューター6に含まれていてもよい。
投影部41は、対象物Wに向けてレーザー光Lを照射することにより、対象物Wに対し図5に示すようなパターン光PLを投影する機能を有する。このような投影部41は、図2および図4に示すように、レーザー光Lを出射するレーザー光源42と、レーザー光Lが通過する複数のレンズを含む光学系44と、光学系44を通過したレーザー光Lを対象物Wに向けて走査する光走査部45と、を有する。レーザー光源42としては、特に限定されず、例えば、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)、外部共振器型垂直面発光レーザー(VECSEL)等の半導体レーザーを用いることができる。
光学系44は、レーザー光源42から出射されるレーザー光Lを対象物W付近に集光する集光レンズ441と、集光レンズ441によって集光されたレーザー光Lを後述する回動軸Jと平行な方向すなわち図2の紙面奥行き方向に延びるライン状とするロッドレンズ442と、を有する。
光走査部45は、ロッドレンズ442によってライン状となったレーザー光Lを走査する機能を有する。光走査部45としては、特に限定されず、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、ガルバノミラー、ポリゴンミラー等を用いることができる。
本実施形態の光走査部45は、MEMSで構成されている。図6に示すように、光走査部45は、可動部451と、可動部451を支持する支持部452と、可動部451と支持部452とを接続し、可動部451を支持部452に対して回動軸Jまわりに回動可能とする梁部453と、可動部451の表面に配置され、レーザー光Lを反射するミラー454と、可動部451の裏面に設けられた永久磁石455と、永久磁石455と対向配置されたコイル456と、を有する。
このような光走査部45は、回動軸Jがライン状のレーザー光Lの延在方向とほぼ一致するように配置されている。そして、コイル456に駆動信号が印加されると、可動部451が回動軸Jまわりに所定の周期で正・逆交互に回動し、これにより、ライン状のレーザー光Lが面状に走査される。
以上、投影部41について説明したが、その構成としては、対象物Wに所定のパターン光PLを投影することができれば、特に限定されない。例えば、本実施形態では、光学系44によってレーザー光Lをライン状に拡散しているが、これに限定されず、例えば、MEMSやガルバノミラーを用いてライン状に拡散させてもよい。つまり、2つの光走査部45を用いてレーザー光Lを二次元走査してもよい。また、例えば、2軸自由度を有するジンバル型のMEMSを用いてレーザー光Lを二次元走査してもよい。
撮像部47は、少なくとも1つの対象物Wにパターン光PLが投影されている状態を撮像する。すなわち、撮像部47は、パターン光PLを含む少なくとも1つの対象物Wを撮像する。図2に示すように、撮像部47は、例えば、CMOSイメージセンサー、CCDイメージセンサー等の撮像素子472と集光レンズ473とを備えたカメラ471で構成されている。カメラ471は、計測部49に接続され、画像データを計測部49に送信する。
制御部48は、コイル456に駆動信号を印加することにより、光走査部45の駆動を制御すると共に、レーザー光源42に駆動信号を印加することにより、レーザー光源42の駆動を制御する。制御部48は、可動部451の回動と同期させてレーザー光源42からレーザー光Lを出射し、例えば、図5に示すような、輝度値の明暗で表現した縞模様のパターン光PLを対象物W上に投影する。ただし、パターン光PLとしては、後述するような位相シフト法に用いることができるものであれば、特に限定されない。また、制御部48は、カメラ471の駆動を制御し、所定のタイミングで対象物Wを含む領域を撮像する。
例えば、制御部48は、パターン光PLを対象物Wに位相をπ/2ずつずらして4回投影し、その都度、パターン光PLが投影された対象物Wを撮像部47で撮像する。ただし、パターン光PLの投影回数は、特に限定されず、撮影結果から位相が計算できる枚数であればよい。また、ピッチの大きなパターンや逆に小さなパターンを用いて同様の投影と撮影を行い、位相接続を行ってもよい。ピッチの種類を増やすほど、計測範囲と分解能を向上させることができるが、撮影回数が増す分、画像データを取得するのに要する時間が増えて、ロボット2の稼働効率が低下する。そのため、三次元計測の精度および計測範囲とロボット2の稼働効率との兼ね合いからパターン光PLの投影回数を適宜設定すればよい。
計測部49は、撮像部47が取得した複数の撮像画像(画像データ)に基づいて、対象物Wの三次元計測を行う。具体的には、対象物Wの姿勢、空間座標等を含む三次元情報を算出する。そして、計測部49は、算出した対象物Wの三次元情報をホストコンピューター6に送信する。
このような制御部48および計測部49は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが記憶されており、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
放熱部46は、筐体40内の熱を筐体40外へ放熱する機能を有している。前述したように、筐体40には、発熱源となるレーザー光源42、制御部48および計測部49等が収納されているため、これらが過度に昇温してしまうと、例えば、レーザー光源42の発光効率が低下してしまったり、制御部48および計測部49の処理速度が低下してしまったりするおそれがある。また、撮像部47に悪影響を与えるおそれもある。そこで、放熱部46によって筐体40内の熱を外に逃がすことにより、レーザー光源42を含む投影部41、撮像部47、制御部48および計測部49等の過度な昇温を抑制することができ、これらの性能低下を抑制することができる。
図7に示すように、放熱部46は、筐体40の背面404に設置されたフィン461を有している。フィン461は、筐体40の背面404もしくは背面404に接触する板材から延びる突起状の構造物である。このように、フィン461を設けることにより、放熱部46の表面積が増大し、放熱効果がより向上する。さらに、複数のフィン461(ヒートシンク)を設けることにより、表面積がより増大するため、より効果的に、筐体40内の熱を外に逃がすことができる。また、複数のフィン461を背面404に配置することにより、フィン461によって、投影部41によるパターン光PLの投影および撮像部47による対象物Wの撮像が阻害されることがない。
ただし、複数のフィン461の配置としては、特に限定されず、例えば、底面401に配置されていてもよいし、頂面402に配置されていてもよいし、前面403の窓部403aおよびカメラ471を除く部分に配置されていてもよいし、側面405、406に配置されていてもよい。また、底面401、頂面402、前面403、背面404、側面405、406の2面以上に亘って配置されていてもよい。
また、複数のフィン461は、それぞれ、筐体40の横方向すなわち側面405、406が並ぶ方向に沿って延在しており、筐体40の縦方向すなわち底面401と頂面402とが並ぶ方向に沿って互いに間隔Qを空けて設けられている。また、放熱部46は、間隔Qに雰囲気である空気を流入させる開口面462を有する。開口面462は、複数のフィン461の少なくとも3つ以上の基端(突起部の先端)が接する面であり、好ましくは複数のフィン461の角部に位置するフィン461の基端を頂点とする多角形の形状をした平面である。また、開口面462は、放熱部46の基端側(フィン461の自由端側)に位置する第1開口面462Aと、放熱部46の横側(フィン461の延在方向両端側)に位置する第2開口面462Bと、を有している。開口面462を介して間隔Qに雰囲気が流入することにより、フィン461と雰囲気との間で熱交換が効率的に行われ、筐体40内の熱を外部に効率的に放出することができる。
なお、複数のフィン461の構成材料としては、特に限定されないが、熱伝導率の高い材料であるのが好ましく、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、錫、チタン、タングステン等の各種金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金等を用いることができる。また、例えば、複数のフィン461は、それぞれ、筐体40と別体として形成され、筐体40に固定されていてもよいし、その少なくとも1つが筐体40と一体的に形成されていてもよい。
以上のように、放熱部46は、複数のフィン461で構成されており、ファンのような振動源となるものを有していない。したがって、簡易な構成で効率のよい放熱ができると共に、対象物Wの三次元計測を精度よく迅速に行うことができる。
−ホストコンピューター−
ホストコンピューター6は、計測部49が算出した対象物Wの三次元情報からロボット2の位置指令を生成し、生成した位置指令をロボット制御装置5に送信する。ロボット制御装置5は、ホストコンピューター6から受信した位置指令に基づいて第1〜第6駆動装置251〜256をそれぞれ独立して駆動し、第1〜第6アーム221〜226を指示された位置に移動させる。なお、本実施形態では、ホストコンピューター6と計測部49とが別体となっているが、これに限定されず、ホストコンピューター6に計測部49としての機能が搭載されていてもよい。
ホストコンピューター6は、計測部49が算出した対象物Wの三次元情報からロボット2の位置指令を生成し、生成した位置指令をロボット制御装置5に送信する。ロボット制御装置5は、ホストコンピューター6から受信した位置指令に基づいて第1〜第6駆動装置251〜256をそれぞれ独立して駆動し、第1〜第6アーム221〜226を指示された位置に移動させる。なお、本実施形態では、ホストコンピューター6と計測部49とが別体となっているが、これに限定されず、ホストコンピューター6に計測部49としての機能が搭載されていてもよい。
以上、ロボットシステム1の構成について詳細に説明した。ここで、ロボット制御装置5は、隣り合う一対のフィン461の間に位置する間隔Qへ雰囲気を流入させる開口面462に垂直で放熱部46の外部に向いた法線ベクトル(法線単位ベクトル)と三次元計測装置4の移動ベクトルとの成す角が鋭角となるように第5アーム225の駆動を制御する。ここで、放熱部46の外部とは、複数のフィン461によって間隔Qが形成されていない空間のことである。なお、前述したように、本実施形態では、ホストコンピューター6が位置指令を生成し、それに基づいてロボット制御装置5が各アーム221〜226の駆動を制御するため、「ホストコンピューター6が隣り合う一対のフィン461の間に位置する間隔Qへ雰囲気を流入させる開口面462に垂直で放熱部46の外部に向いた法線ベクトル(法線単位ベクトル)と三次元計測装置4の移動ベクトルとの成す角が鋭角となるように第5アーム225の駆動を制御する」とも言える。
例えば、図8に示すように、第1開口面462Aの法線をL1とすれば、ロボット制御装置5は、法線L1に沿って放熱部46の外部に向いた法線ベクトル(法線単位ベクトル)との成す角θ1が鋭角となる移動ベクトルV1に沿って第5アーム225を移動させる。このように第5アーム225を移動させることにより、第1開口面462Aを介して間隙Qに雰囲気が効率的に流入し、放熱部46による放熱効果をより効果的に発揮することができる。また、例えば、図9に示すように、第2開口面462Bの法線をL2とすれば、ロボット制御装置5は、法線L2に沿って放熱部46の外部への向きをもつ法線ベクトル(法線単位ベクトル)との成す角θ2が鋭角となる移動ベクトルV2に沿って第5アーム225を移動させる。このように第5アーム225を移動させることにより、第2開口面462Bを介して間隙Qに雰囲気が効率的に流入し、放熱部46による放熱効果をより効果的に発揮することができる。
なお、角θ1、θ2としては、鋭角すなわち90°未満であれば、特に限定されないが、例えば、60°以下であることが好ましく、45°以下であることがより好ましく、30°以下であることがさらに好ましい。角θ1、θ2をこのような範囲内とすることにより、より効率的に雰囲気を間隙Qに流入させることができ、放熱部46による放熱効果がより顕著なものとなる。
以上のように、本実施形態の三次元計測装置4は、ロボットアーム22に設置され、レーザー光Lを用いて対象物Wの三次元計測を行う。このような三次元計測装置4は、対象物Wを含む領域にレーザー光Lによるパターン光PLを投影する投影部41と、投影部41を収納する筐体40と、筐体40に接続され、間隙Qを空けて配置された複数のフィン461を有する放熱部46と、を備えている。このような構成によれば、複数のフィン461から筐体40内の熱を逃がすことができるため、筐体40に収納された投影部41、特にレーザー光Lを出射するレーザー光源42の過度な昇温を効果的に抑制することができる。そのため、レーザー光源42の発光効率の低下を抑制することができる。また、フィン461を用いた放熱でるため、当然、従来のファンのような振動源を有さない。したがって、ロボットアーム22が対象物Wの三次元計測を行うための所定の姿勢となった後、速やかに対象物Wの三次元計測を開始することができる。そのため、三次元計測にかかる時間が短くなり、その分、ロボット2の稼働効率が向上する。
また、前述したように、放熱部46は、間隔Qへ雰囲気が流入する開口面462を有している。そして、ロボットアーム22の駆動に伴う三次元計測装置4の移動ベクトルV1、V2と開口面462に垂直で(開口面462の法線L1、L2に沿って)放熱部46の外部に向いた法線ベクトルとの成す角θ1、θ2が鋭角である。これにより、雰囲気が開口面462を介して間隙Qに流入し易くなり、放熱部46による放熱効果が向上する。
また、前述したように、ロボット制御装置5は、レーザー光Lを用いて対象物Wの三次元計測を行う三次元計測装置4が設置されているロボットアーム22の駆動を制御するロボット制御装置であって、三次元計測装置4は、対象物Wを含む領域にレーザー光Lによるパターン光PLを投影する投影部41と、投影部41を収納する筐体40と、筐体40に接続され、間隙Qを空けて配置された複数のフィン461と、間隔Qへ雰囲気を流入させる開口面462と、を有する放熱部46と、を備え、開口面462に垂直で(法線L1、L2に沿って)放熱部46の外部への向きをもつ法線ベクトルと三次元計測装置4の移動ベクトルV1、V2との成す角θ1、θ2が鋭角となるようにロボットアーム22の駆動を制御する。このような構成のロボット制御装置5によれば、ロボットアーム22の駆動時に、雰囲気を開口面462を介して効率的に間隙Qに流入させることができるため、放熱部46が優れた放熱効果を発揮することができる。
また、前述したように、ロボット制御装置5は、レーザー光Lを用いて対象物Wの三次元計測を行う三次元計測装置4が設置されているロボットアーム22の駆動を制御するものであり、開口面462に垂直で(法線L1、L2に沿って)放熱部46の外部への向きをもつ法線ベクトルと三次元計測装置4の移動ベクトルV1、V2との成す角が鋭角となるようにロボットアーム22の駆動を制御するプロセッサーを有する。このような構成のロボット制御装置5によれば、ロボットアーム22の駆動時に、雰囲気を開口面462を介して効率的に間隙Qに流入させることができるため、放熱部46が優れた放熱効果を発揮することができる。
また、前述したように、ロボット2は、ロボットアーム22と、ロボットアーム22に設置され、レーザー光Lを用いて対象物Wの三次元計測を行う三次元計測装置4と、を備えている。さらに、三次元計測装置4は、対象物Wを含む領域にレーザー光Lによるパターン光PLを投影する投影部41と、投影部41を収納する筐体40と、筐体40に接続され、間隙Qを空けて配置された複数のフィン461を有する放熱部46と、を備えている。このような構成によれば、複数のフィン461から筐体40内の熱を逃がすことができるため、筐体40に収納された投影部41、特にレーザー光Lを出射するレーザー光源42の過度な昇温を効果的に抑制することができる。そのため、レーザー光源42の発光効率の低下を抑制することができる。また、フィン461を用いた放熱は、当然、従来のようにファンを用いた冷却のような振動が生じない。したがって、ロボットアーム22が対象物Wの三次元計測を行うための所定の姿勢となった後、速やかに対象物Wの三次元計測を開始することができる。そのため、三次元計測にかかる時間が短くなり、その分、ロボット2の稼働効率が向上する。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置の背面図である。
図10は、本発明の第2実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置の背面図である。
以下の説明では、第2実施形態のロボットシステム1について前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第2実施形態のロボットシステム1は、三次元計測装置4が有する放熱部46の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボットシステム1とほぼ同様である。なお、図10では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図10に示すように、複数のフィン461は、開口面462と直交する第1軸J1に沿う方向すなわち筐体40の横方向に沿う方向と、第1軸J1に直交する第2軸J2に沿う方向すなわち筐体40の縦方向のそれぞれに間隙Qを空けて並んで配置されている。すなわち、複数のフィン461は、行列状に配置されている。このように、複数のフィン461を行列状に配置することにより、第1軸J1に沿った雰囲気の流路R1と、第2軸J2に沿った雰囲気の流路R2と、を形成することができる。そのため、雰囲気である空気を間隙Q内により効率的に流入させることができ、放熱部46による放熱効果を向上させることができる。
特に、三次元計測装置4を矢印Y1で示すように上方に移動させる場合、第1実施形態のような放熱部46の構成では、一旦、矢印S1で示すように、第5アーム225を90°回転させてから、矢印S2で示すように、第5アーム225を上方に移動させなければ、間隙Q内に効率的に雰囲気を流入させることができない。これに対して、本実施形態では、流路R2が形成されているため、矢印S1で示す90°回転を行うことなく矢印Y1で示す上方への移動を行っても間隙Q内に効率的に雰囲気を流入させることができる。そのため、第1実施形態と比べてロボット2の移動にかかる時間が短くなり、ロボット2の稼働効率が向上する。
なお、本実施形態では、第1軸J1が筐体40の横方向に沿い、第2軸J2が筐体40の縦方向に沿っているが、これに限定されず、例えば、第1軸J1が筐体の縦方向に沿い、第2軸J2が筐体の横方向に沿っていてもよい。また、本実施形態では、第1軸J1と第2軸J2とが直交しているが、これに限定されず、交差していればよい。
また、複数のフィン461は、それぞれ、長尺状であり、第1軸J1に沿う方向を長手方向としている。このように、各フィン461を同じ方向に延在させることにより、間隙Q内を雰囲気がよりスムーズに流動する。そのため、放熱部46による放熱効果をより向上させることができる。なお、各フィン461は、第2軸J2に沿う方向を長手方向としていてもよい。また、第1軸J1に沿う方向を長手方向とするフィン461と、第2軸J2に沿う方向を長手方向とするフィン461と、が混在していてもよい。また、少なくとも1つのフィン461は、長手形状となっていなくてもよく、例えば、円柱、三角柱、四角柱等の柱状であってもよい。
また、間隙Qは、第1軸J1に直交する方向(第2軸J2)に隣り合う一対のフィン461の間に位置する第1間隙Q1と、第2軸J2に直交する方向(第1軸)に隣り合う一対のフィン461の間に位置する第2間隙Q2と、を有している。そして、第2間隙Q2の幅W2は、第1間隙Q1の幅W1よりも大きい。ここで、第2間隙Q2によって流路R2が形成されているが、流路R2は、フィン461の延在方向に直交している。そこで、第2間隙Q2の幅W2を第1間隙Q1の幅W1よりも大きくすることにより、雰囲気が流路R2内をよりスムーズに流動することができるようになる。そのため、より多くの雰囲気を取り込むことが出来るようになり、放熱部46による放熱効果がより向上する。ただし、幅W1、W2の大小関係は、特に限定されず、W1≦W2であってもよい。
以上のように、本実施形態では、複数のフィン461は、開口面462と直交する第1軸J1に沿う方向と第1軸J1と交差する第2軸J2に沿う方向に間隙Qを空けて並んで配置されている。このように、複数のフィン461を行列状に配置することにより、第1軸J1に沿った雰囲気の流路R1と、第2軸J2に沿った雰囲気の流路R2と、を形成することができる。そのため、雰囲気を間隙Q内により効率的に流入させることができ、放熱部46による放熱効果を向上させることができる。
また、前述したように、複数のフィン461は、第1軸J1に沿う方向を長手方向とする長尺状をなしている。このように、各フィン461を同じ方向に延在させることにより、間隙Q内を雰囲気がよりスムーズに流動する。そのため、放熱部46による放熱効果をより向上させることができる。
また、前述したように、第1軸J1に沿う方向に並ぶ複数のフィン461の間隙である第2間隙Q2は、第2軸J2に沿う方向に並ぶ複数のフィン461の間隙である第1間隙Q1よりも大きい。これにより、雰囲気が流路R2内をよりスムーズに流動することができるようになる。そのため、放熱部46による放熱効果がより向上する。
<第3実施形態>
図11は、本発明の第3実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置を示す斜視図である。
図11は、本発明の第3実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置を示す斜視図である。
以下の説明では、第3実施形態のロボットシステム1について前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第3実施形態のロボットシステム1は、三次元計測装置4が有する放熱部46の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボットシステム1とほぼ同様である。なお、図11では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図11に示すように、三次元計測装置4は、放熱部46の第1開口面462Aを覆う板状の蓋部9を有している。蓋部9を配置することにより、筐体40と蓋部9との間に、複数のフィン461で仕切られ、一対の第2開口面462Bを両端とする複数の管状の流路R3が形成される。このように、管状の流路R3を形成することにより、間隙Q内に、よりスムーズに雰囲気を流入させることができ、放熱部46による放熱効果が向上する。
特に、本実施形態では、蓋部9にも互いに間隙を空けて配置された複数のフィン91が形成されている。これにより、筐体40内の熱を蓋部9からも効率的に放出することができる。なお、本実施形態では、蓋部9に形成された複数のフィン91は、フィン461と同じ方向に沿って延在しているが、これに限定されず、例えば、フィン461と直交する方向すなわち筐体40の縦方向に沿って延在していてもよい。このように、フィン461の延在方向とフィン91の延在方向とを交差させることにより、前述した第2実施形態と同様の効果を発揮することができる。また、フィン91は、省略してもよい。
なお、蓋部9の構成材料としては、特に限定されないが、フィン461と同様、熱伝導率の高い材料であるのが好ましく、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、錫、チタン、タングステン等の各種金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金等を用いることができる。
以上のように、本実施形態では、放熱部46は、間隔Qへ雰囲気を流入させる開口面462を有している。そして、三次元計測装置4は、開口面462のうち、放熱部46の筐体40とは反対側に位置する部分である第1開口面462Aを覆う蓋部9を有している。これにより、筐体40と蓋部9との間に管状の流路R3が形成され、間隙Q内に、よりスムーズに雰囲気を流入させることができる。そのため、放熱部46による放熱効果が向上する。また、前述したように、蓋部9にもフィン91を形成することにより、筐体40内の熱をより効果的に外に放出することができる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の第4実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置を示す斜視図である。
図12は、本発明の第4実施形態に係るロボットが有する三次元計測装置を示す斜視図である。
以下の説明では、第4実施形態のロボットシステム1について前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第4実施形態のロボットシステム1は、三次元計測装置4が有する放熱部46の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボットシステム1とほぼ同様である。なお、図12では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図12に示すように、放熱部46は、筐体40と別体として形成されており、基部469と、基部469に接続された複数のフィン461と、を有している。このような構成の放熱部46は、基部469において筐体40に対して、背面404の法線に沿う軸J3まわりに回動可能に連結され、放熱部46の回動は、例えば、ロボット制御装置5によって制御される。ただし、これに限定されず、例えば、第5アーム225の移動による慣性によって放熱部46が回動するようになっていてもよい。
そして、ロボット制御装置5は、前述した図8で示した角θ1または前述した図9で示した角θ2が鋭角となるように、三次元計測装置4の移動方向に合わせて放熱部46の向きを制御する。このような構成によれば、三次元計測装置4の移動方向に合わせてフィン461の向きを変更することができるため、放熱部46による放熱効果をより向上させることができる。
以上のように、本実施形態では、放熱部46は、筐体40に対して回動する。このような構成によれば、移動ベクトルV1の方向に合わせてフィン461の向きを変更することができるため、放熱部46による放熱効果をより向上させることができる。
以上、本発明の三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボットを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…ロボットシステム、2…ロボット、21…ベース、22…ロボットアーム、221…第1アーム、222…第2アーム、223…第3アーム、224…第4アーム、225…第5アーム、226…第6アーム、24…エンドエフェクター、251…第1駆動装置、252…第2駆動装置、253…第3駆動装置、254…第4駆動装置、255…第5駆動装置、256…第6駆動装置、4…三次元計測装置、40…筐体、401…底面、402…頂面、403…前面、403a…窓部、404…背面、405…側面、406…側面、41…投影部、42…レーザー光源、44…光学系、441…集光レンズ、442…ロッドレンズ、45…光走査部、451…可動部、452…支持部、453…梁部、454…ミラー、455…永久磁石、456…コイル、46…放熱部、461…フィン、462…開口面、462A…第1開口面、462B…第2開口面、469…基部、47…撮像部、471…カメラ、472…撮像素子、473…集光レンズ、48…制御部、49…計測部、5…ロボット制御装置、6…ホストコンピューター、9…蓋部、91…フィン、J…回動軸、J1…第1軸、J2…第2軸、J3…軸、L…レーザー光、L1…法線、L2…法線、O1…第1軸、O2…第2軸、O3…第3軸、O4…第4軸、O5…第5軸、O6…第6軸、PL…パターン光、Q…間隙、Q1…第1間隙、Q2…第2間隙、R1…流路、R2…流路、R3…流路、S1…矢印、S2…矢印、V1…移動ベクトル、V2…移動ベクトル、W…対象物、W1、W2…幅、Y1…矢印、θ1…角、θ2…角
Claims (10)
- ロボットアームに設置され、レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンを有する放熱部と、を備えることを特徴とする三次元計測装置。 - 前記放熱部は、前記間隙へ雰囲気が流入する開口面を有し、
ロボットアームの駆動に伴う前記三次元計測装置の移動ベクトルと前記開口面に垂直で前記放熱部の外側への向きをもつ法線ベクトルとの成す角が鋭角である請求項1に記載の三次元計測装置。 - 前記放熱部は、前記筐体に対して回動する請求項1または2に記載の三次元計測装置。
- 前記複数のフィンは、前記開口面と直交する第1軸に沿う方向と前記第1軸と交差する第2軸に沿う方向に前記間隙を空けて並んで配置されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の三次元計測装置。
- 前記フィンは、前記第1軸に沿う方向を長手方向とする長尺状をなしている請求項4に記載の三次元計測装置。
- 前記第1軸に沿う方向に並ぶ前記複数のフィンの前記間隙は、前記第2軸に沿う方向に並ぶ前記複数のフィンの前記間隙よりも大きい請求項4または5に記載の三次元計測装置。
- 前記放熱部は、前記間隔へ雰囲気を流入させる開口面を有し、
前記開口面のうち、前記放熱部の前記筐体とは反対側に位置する部分を覆う蓋部を有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の三次元計測装置。 - レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置が設置されているロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置であって、
前記三次元計測装置は、
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンと、前記間隔へ雰囲気を流入させる開口面と、を有する放熱部と、を備え、
前記開口面に垂直で前記放熱部の外部への向きをもつ法線ベクトルと前記三次元計測装置の移動ベクトルとの成す角が鋭角となるように前記ロボットアームの駆動を制御することを特徴とするロボット制御装置。 - ロボットアームと、
前記ロボットアームに設置され、レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置と、を備え、
前記三次元計測装置は、
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンを有する放熱部と、を備えることを特徴とするロボット。 - レーザー光を用いて対象物の三次元計測を行う三次元計測装置が設置されているロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置であって、
前記三次元計測装置は、
前記対象物を含む領域に前記レーザー光によるパターン光を投影する投影部と、
前記投影部を収納する筐体と、
前記筐体に接続され、間隙を空けて配置された複数のフィンと、前記間隔へ雰囲気を流入させる開口面と、を有する放熱部と、を備え、
前記開口面に垂直で前記放熱部の外部への向きをもつ法線ベクトルと前記三次元計測装置の移動ベクトルとの成す角が鋭角となるように前記ロボットアームの駆動を制御するプロセッサーを有することを特徴とするロボット制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018164242A JP2020038075A (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018164242A JP2020038075A (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボット |
Publications (1)
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JP2020038075A true JP2020038075A (ja) | 2020-03-12 |
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ID=69737797
Family Applications (1)
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JP2018164242A Pending JP2020038075A (ja) | 2018-09-03 | 2018-09-03 | 三次元計測装置、ロボット制御装置およびロボット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020038075A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023032719A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷却ユニット、衣服及び鞄 |
-
2018
- 2018-09-03 JP JP2018164242A patent/JP2020038075A/ja active Pending
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WO2023032719A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷却ユニット、衣服及び鞄 |
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