JP2020037849A - フェンス - Google Patents

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JP2020037849A
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勇樹 熊谷
Yuki Kumagai
勇樹 熊谷
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【課題】プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができるフェンスを提供する。【解決手段】フェンス1は、第1空間2側から入射した光を第2空間3側に出射する採光部材4を備え、採光部材4は、第1空間2側から入射した光を偏向して第2空間3側に出射する偏向層40を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、フェンスに関する。
従来から、建物の敷地外と敷地内との間に配置されたフェンスに関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、採光パネルの帯状屈折面を通して敷地内の地面に向けて光を採り込み、同時に、採光パネルの光透過細帯面によってフェンスに目隠し機能を付与する技術が開示されている。
特開2011−27789号公報
しかしながら、特許文献1においては、日陰の発生による景観や植物育成への影響を解消するために意図的に地面に向けて光を出射するため、地面よりも高い位置まで十分に光を取り込むことができず、採光性を向上することが困難である。
本開示が解決しようとする課題は、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができるフェンスを提供することである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、
第1空間と第2空間との間に配置されるフェンスであって、
前記第1空間側から入射した光を前記第2空間側に出射する採光部材を備え、
前記採光部材は、前記第1空間側から入射した光を偏向して前記第2空間側に出射する偏向層を有する、フェンスが提供される。
前記採光部材は、前記第1空間側から入射した光を拡散させて前記第2空間側に出射する光拡散層を更に有してもよい。
前記光拡散層は、前記偏向層よりも前記第2空間側に配置されてもよい。
前記偏向層よりも前記第1空間側および前記第2空間側に、紫外線吸収剤が設けられていてもよい。
前記採光部材に積層された透明部材を更に備えてもよい。
前記透明部材は、前記採光部材に対して前記第1空間側および前記第2空間側の双方に配置されていてもよい。
前記透明部材は、光拡散性を有してもよい。
前記透明部材は、前記採光部材と面接合されていてもよい。
前記透明部材は、前記採光部材と面接合されていなくてもよい。
前記偏向層は、前記フェンスの熱膨張にともなって前記第1空間側に湾曲してもよい。
前記採光部材は、熱膨張率が異なる複数の層を有し、前記採光部材の温度上昇時に前記第1空間側に湾曲してもよい。
前記透明部材は、前記採光部材よりも前記第1空間側に配置され、温度上昇時に熱膨張にともなって前記第1空間側に湾曲し、
前記偏向層は、前記透明部材に押されて前記第1空間側に湾曲してもよい。
前記透明部材と前記採光部材との間に空隙が設けられていてもよい。
前記採光部材を複数備えてもよい。
前記複数の採光部材は、下端が上端よりも前記第1空間側に位置するように上下方向に対して傾斜して配置されていてもよい。
前記複数の採光部材は、上下方向に間隔を空けて配置されていてもよい。
前記採光部材の外周面を封止する封止部材を更に備えてもよい。
前記偏向層は、前記第1空間側から下向きに入射した光を上方側に偏向して前記第2空間側に出射してもよい。
前記第1空間は、建物の敷地外であり、前記第2空間は、建物の敷地内であってもよい。
前記透明部材に、紫外線吸収剤が設けられていてもよい。
前記採光部材に対して前記第1空間側に配置された第1透明部材と、
前記採光部材に対して前記第2空間側に配置された第2透明部材と、
前記第1透明部材および前記第2透明部材の少なくとも一方と前記採光部材との間に空隙を保持しながら、前記第1透明部材と前記第2透明部材との間に前記採光部材を固定する固定部材と、を更に備えてもよい。
前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
前記採光部材の下端部は、前記第1透明部材および前記第2透明部材の下端部よりも上方に位置してもよい。
前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
前記枠部材の下端部分に、上下に貫通する貫通孔が設けられていてもよい。
前記固定部材は、粘着層を有してもよい。
前記固定部材は、前記採光部材を貫通するように前記第1透明部材から前記第2透明部材まで延びる棒状体を有してもよい。
前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
前記第1透明部材および前記第2透明部材のうち一方の透明部材は、他方の透明部材側の表面に凹部が設けられ、
前記採光部材は、前記凹部内に位置し、
前記固定部材は、前記第2透明部材側の第1透明部材の表面における周縁部と、前記第1透明部材側の前記第2透明部材の表面における周縁部との間に位置する枠状のスペーサを有し、
前記採光部材、前記第1透明部材、前記第2透明部材および前記スペーサは、圧入された状態で前記枠部材に保持され、
前記スペーサは、前記他方の透明部材と前記採光部材との間に空隙を保持しながら、前記一方の透明部材側に前記採光部材を押圧することで前記採光部材を固定してもよい。
本発明によれば、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができる。
図1は、本実施形態によるフェンスを示す縦断面図である。 図2は、本実施形態によるフェンスを示す正面図である。 図3は、図1のフェンスにおける採光部の拡大図である。 図4は、第1の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図5は、第2の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図6は、第3の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図7は、第4の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図8は、第5の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図9Aは、第6の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図9Bは、第6の変形例によるフェンスにおける図9Aと異なる採光部の縦断面図である。 図10は、第7の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図11は、第8の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図12は、第9の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図13は、第10の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図14は、第11の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図15は、第12の変形例によるフェンスにおける偏向層の縦断面図である。 図16は、第13の変形例によるフェンスにおける偏向層の縦断面図である。 図17は、第14の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図18は、第15の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図19は、第16の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図20は、第16の変形例によるフェンスにおける採光部の正面図である。 図21は、第17の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。 図22は、第18の変形例によるフェンスにおける採光部の縦断面図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図面の理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張している場合がある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本明細書における「上下方向」は、鉛直方向に平行な面内において水平方向と非平行な方向であり、必ずしも鉛直方向とは一致しない。「上」とは、上下方向における一方であって、鉛直方向における「上」に近接する側又は方のことを指す。「下」とは、上下方向における「上」とは反対の側であって、鉛直方向における「下」に近接する側又は方のことを指す。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、それぞれ区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板と呼ばれ得るような部材も含む概念である。
図1〜図3は、本開示による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、本実施形態によるフェンス1を示す縦断面図である。図2は、本実施形態によるフェンス1を第2空間3側から見た正面図である。図3は、図1のフェンス1における採光部1aの拡大図である。
図1に示すように、フェンス1は、隣り合う第1空間2と第2空間3との間に配置される。図1〜図3に示すように、フェンス1は、上下方向d2、上下方向d2に直交する左右方向d3、上下方向d2および左右方向d3に直交する前後方向d1のそれぞれにわたって所定の寸法を有する。図示されている例において、フェンス1の左右方向d3の寸法すなわち横幅は、上下方向d2の寸法すなわち高さよりも大きく、前後方向d1の寸法すなわち厚みは、横幅および高さよりも小さい。
第1空間2は、例えば、道路などの建物の敷地外であり、第2空間3は、例えば、建物の敷地内である。この場合、フェンス1は、建物の外構の少なくとも一部を構成する目隠し塀として機能する。図2では、単一のフェンス1のみが図示されているが、実際の使用状態においては、第1空間2と第2空間3とを広範囲にわたって隔てるために複数のフェンス1を隣接して設置する。なお、第1空間2は、第2空間3側の建物の敷地に隣接する他の建物の敷地内であってもよい。
フェンス1は、第1空間2側から入射した光を第2空間3側に射出する採光部1aと、第1空間2側から入射した光を遮光する遮光部1bとを備える。遮光部1bは、地面などの設置面Sに固定されている。採光部1aは、遮光部1bに対して上方d21側において、遮光部1bに固定されている。遮光部1bは、例えば、金属で構成されている。
採光部1aは、第1空間2側から第2面S2に向かって順に、透明部材5と、粘着層6と、採光部材4と、を備える。また、採光部1aは、透明部材5、粘着層6および採光部材4の外周を覆う枠部材7を備える。
透明部材5は、採光部材4に対して第1空間2側において、粘着層6を介して採光部材4に積層されている。言い換えれば、透明部材5は、粘着層6を介して採光部材4と面接合されている。透明部材5には、第1空間2側から太陽の可視光Lが入射し、入射した可視光Lは透明部材5を通して第2空間3に出射される。透明部材5は、例えば、可視光透過性を有したガラスまたは樹脂からなる板状の部材である。透明部材5を樹脂で構成する場合、樹脂として、例えばポリカーボネートを好適に用いることができる。
粘着層6は、可視光の透過性を有する接着剤である。粘着層6の粘着力で、偏向層40が透明部材5に固定されている。粘着層6としては、例えば、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール系の接着剤を好適に用いることができる。
採光部材4は、第1空間2側から入射した可視光Lを第2空間3側に出射する板状の部材である。採光部材4は、偏向層40を有する。
偏向層40は、第1空間2側から入射した可視光Lを偏向して第2空間3側に出射する。すなわち、偏向層40は、第1空間2の可視光Lの光路を調整して当該可視光Lを第2空間3に採り込む採光機能を有する。より詳しくは、偏向層40は、第1空間2側から下向きに入射した可視光Lを上方側に偏向して第2空間側に出射する。
採光機能のための具体的な構成として、図3の偏向層40は、偏向部41と基材部42とを有する。基材部42は、例えば、透明または半透明の樹脂製フィルムである。基材部42は、後述する製造プロセスにしたがって偏向層40を製造するために設けられている。基材部42は省略してもよい。
偏向部41は、第1部分411と、第2部分412と、第3部分413とを有する。なお、第3部分413は、第1部分411と同一の材料によって第1部分411と一体的に形成されている。以下、第1部分411と第3部分413とを総称して一体層41aとも呼ぶ。
第1部分411は、その第1空間2側の表面411aにおいて粘着層6に接着されている。第1部分411の表面411aには、上下方向d2に間隔を空けて略楔状の複数の溝411bが形成されている。各溝411bは、図2に示されるフェンス1の左右方向d3の全域にわたって第1部分411に形成されている。各溝411bの上下方向d2の寸法は、第2空間3側すなわち第3部分413側に向かうにしたがって狭くなっており、最終的に寸法が殆どゼロの状態で閉塞している。第1部分411は、透光性材料で形成されている。この透光性材料は、例えば、PETやアクリル樹脂などであってもよい。
第2部分412は、各溝411bを埋めるように各溝411bの内部に設けられている。第2部分412は、溝411bに倣った形状を有している。具体的には、第2部分412は、側面412aと、急斜面412bと、緩斜面412cと、底面412dとを有している。側面412aは、第1部分411の表面411aと面一であり、粘着層6に接着されている。急斜面412bは、側面412aの上端から第2空間3側に向かって延び、かつ、第2空間3側に向かうにしたがって下方d22に傾斜している。一方、緩斜面412cは、急斜面412bの第2空間3側の端部から第2空間3側に向かって延び、かつ、第2空間3側に向かうにしたがって下方d22に傾斜している。底面412dは、側面412aの下端と緩斜面412cの第2空間3側の端部、すなわち下端とを接続している。
第2部分412は、第1部分411よりも可視光Lの屈折率が低い。これにより、第2部分412は、臨界角より大きい入射角で第1部分411側から斜面412b、412c、すなわち第1部分411との界面に入射した可視光L1、L2を全反射できる。
前後方向d1に対する急斜面412bの傾斜角θ1は、前後方向d1に対する緩斜面412cの傾斜角θ2に比べて大きい。なお、傾斜角θ2は、0°以上(θ2≧0)である。傾斜角θ2よりも傾斜角θ1が大きいことで、急斜面412bは、第1空間2の高い位置からの可視光L1を臨界角より大きい入射角で入射させ、入射した可視光L1を大きく立ち上げずに第2空間3の奥側に向けて全反射できる。一方、傾斜角θ2が小さいことで、緩斜面412cは、第1空間2の低い位置からの可視光L2を臨界角より大きい入射角で入射させ、入射した可視光L2を大きく立ち上げずに第2空間3の奥側に向けて全反射できる。第2空間3の奥側に可視光L1、L2を全反射させることで、第2空間3を明るく照明できる。すなわち、採り込んだ光の照明効果を向上できる。なお、図3では、急斜面412bまたは緩斜面412cに入射する可視光L1、L2を直線状に図示しているが、実際は屈折率が異なる界面を通るたびに屈折、すなわち偏向している。
第2部分412は、接着剤として機能する主部412eと、主部412e中に分散された任意の機能性含有物412fとを有している。
主部412eは、第1部分411より低屈折率の材料で形成されている。主部412eの材料は、樹脂材料、例えば、電離放射線の照射で硬化する電離放射線硬化性樹脂であってもよい。電離放射線硬化性樹脂は、例えば、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、可視光線硬化性樹脂または近赤外線硬化性樹脂などであってもよい。なお、主部412eの線膨張係数は、第1部分411の線膨張係数と同一又は近いことが望ましい。主部412eの線膨張係数を第1部分411の線膨張係数に同一又は近くすることで、主部412eの熱膨張による第1部分411からの第2部分412の剥離を抑制できる。
機能性含有物412fは、種々の機能を期待されて主部412eに分散されている。例えば、偏向層40に遮熱機能を付与するため、機能性含有物412fとして熱線吸収材を採用してもよい。この場合、熱線吸収材は、例えば、透明性を有する無機ナノ粒子であってもよい。無機ナノ粒子は、例えば、アンチモン錫酸化物(ATO)、インジウム錫酸化物(ITO)、六ホウ化ランタン(LaB6)、アルミニウムドープ酸化亜鉛、インジウムドープ酸化亜鉛、ガリウムドープ酸化亜鉛、酸化タングステン、六ホウ化セリウム、無水アンチモン酸亜鉛および硫化銅またはそれらの混合物のナノ粒子等であってもよい。熱線吸収材を用いることで、太陽の熱線による第2空間3の温度上昇を抑えることができる。
また、偏向層40に遮光機能や意匠性を付与するため、機能性含有物412fとして着色材を採用してもよい。この場合、着色材は、顔料、より具体的には、カーボンブラック、黒鉛、窒化チタン等の黒色顔料であってもよい。黒色顔料を用いることで、偏向層40が可視光Lの遮光機能を発揮できる。また、紺色、青色、紫色等の青みを帯びた粒子、赤みを帯びた粒子、黄色みを帯びた粒子等を着色材として用いてもよい。偏向層40の第2部分412は、異なる機能を有する2つ以上の層から構成されてもよい。例えば、第2部分412の第1空間2側の層は、遮熱機能を有し、第2部分412の第2空間3側の層は、意匠機能を有していてもよい。異なる機能を有する2つ以上の層によって偏向層40を構成することで、例えば、低屈折率と遮熱機能とを両立させやすくなる。
偏向層40は、例えば、次のようにして製造できる。先ず、電離放射線硬化性のエポキシアクリレート等の材料で、第1部分411と第3部分413との一体層41aを作製する。具体的には、第1部分411の溝411bの構成すなわち、配置、形状等に対応した凸部を有する型ロールを準備する。次いで、該型ロールとニップロールとの間に基材部42のシートを送り込み、該シートの送り込みに合わせて、硬化性材料を型ロールと基材部42との間に供給する。次いで、基材部42上に供給された液状の硬化性材料が型ロールの凹部に充填されるように、型ロールおよびニップロールで該硬化性材料を押圧する。このとき、型ロールと基材部42とが接触しないように基材部42上に硬化性材料を供給しておくことで、第3部分413を確保しながら、硬化性材料に表面411aおよび溝411bの形状が転写される。次いで、硬化性樹脂に光を照射して硬化性材料を硬化すなわち固化させることによって、一体層41aが得られる。次いで、一体層41aに、硬化することで主部412eをなすウレタンアクリレート等の硬化性材料と、機能性含有物412fとを含んだ液状の組成物を供給する。次いで、ドクターブレードを用いて、第1部分411の各溝411bの内部に、組成物を充填する。このとき、溝411b外に溢れ出た余剰の組成物は、ドクターブレードで掻き落とす。次いで、電離放射線を照射して組成物を硬化させることで、第2部分412が得られる。このようにして、基材部42および偏向部41を有する偏向層40が製造される。
なお、偏向層40は、底面412dが第2空間3側に向かうにしたがって上方d21に傾斜していてもよい。また、偏向層40は、機能性含有物412fを含まない偏向部41より低屈折率の材料で構成してもよい。
枠部材7は、採光部材4の外周面を覆うことで、採光部材4の外周面を封止している。採光部材4の外周面を封止することで、雨水や塵埃などの異物が採光部材4の外周面から偏向層40に侵入して偏向層40の偏向性能を劣化させることを効果的に抑制することができる。枠部材7は、例えば、金属で構成されている。なお、枠部材7とは別に、採光部材4の外周面を封止する樹脂等の封止部材を設けてもよい。
以上のように構成されたフェンス1には、先ず、透明部材5に第1空間2から可視光Lが入射する。透明部材5に入射した可視光Lは、透明部材5を透過した後に粘着層6を透過する。粘着層6を透過した可視光Lは、偏向層40に入射する。
偏向層40のうち、第1部分411の表面411aに入射した可視光Lは、第1部分411の内部を進行して、第1部分411より低屈折率の第2部分412との界面412b、412cに入射する。このとき、急斜面412bは、高い位置からの可視光L1に対して平行に近い姿勢(θ1>θ2)を有しているため、急斜面412bには、高い位置からの可視光L1が臨界角より大きい入射角で入射し易い。これにより、急斜面412bで高い位置からの可視光L1を確実に全反射できる。また、急斜面412bが下方d22に傾斜していることで、急斜面412bによる全反射方向は、水平方向すなわち前後方向d1に近い状態になる。これにより、高い位置からの可視光L1の立ち上がりを抑えて、可視光L1を第2空間3の奥側に向けて全反射できる。一方、緩斜面412cは、低い位置からの可視光L2に対して平行に近い姿勢(θ2≧0)を有しているため、緩斜面412cには、低い位置からの可視光L2が臨界角より大きい入射角で入射し易い。これにより、緩斜面412cで低い位置からの可視光L2を確実に全反射できる。また、緩斜面412cが下方d22に傾斜していることで、緩斜面412cによる全反射方向は、水平方向に近い状態になる。これにより、低い位置からの可視光L2の立ち上がりを抑えて、可視光L2を第2空間3の奥側に向けて全反射できる。なお、急斜面412bで全反射された光L1は、臨界角より大きい入射角で緩斜面412cに入射し、緩斜面412cで第2空間3側に全反射されてもよい。
一方、偏向層40のうち、第2部分412の側面412aに入射した可視光Lは、機能性含有物412fに入射して機能性含有物412fの作用を受ける。例えば、機能性含有物412fが熱線吸収材である場合、可視光Lの熱を吸収して、第2空間3側への熱の伝達を抑制できる。
本実施形態によれば、第1空間2からの光Lを偏向層40で偏向して第2空間3に採り込むことで、採光性を向上させることができる。また、偏向層40の偏向機能により、第2空間3側から偏向層40に入射した可視光を大きく立ち上げて第1空間2側に出射することができる。これにより、第2空間3側から偏向層40に入射した可視光が第1空間2側に直進することを抑制することができるので、第2空間3側すなわち敷地内側の様子が第1空間2側すなわち敷地外側から明確に視認されることを抑制することができる。これにより、プライバシー性を確保することができる。すなわち、本実施形態によれば、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができる。
本実施形態のフェンス1は、図1〜図3に示した構成に限定されず、以下の各変形例に示すように種々変更できる。なお、以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
(第1の変形例)
図4は、第1の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図1〜図3では、採光部材4が偏向層40を有するフェンス1の例について説明した。これに対して、第1の変形例の採光部材4は、偏向層40に加えて、更に、第2粘着層62と光拡散層8とを有する。
第2粘着層62は、例えば、可視光の透過性を有する接着剤である。第2粘着層62の粘着力で、光拡散層8が偏向層40の基材部42に固定されている。また、光拡散層8は、粘着層を介さず、基材部42に隣接していてもよい。
光拡散層8は、偏向層40よりも第2空間3側に配置されている。光拡散層8は、第1空間2側から入射した光Lを拡散させて第2空間3側に出射する。より詳しくは、光拡散層8は、偏向層40で偏向された可視光Lを拡散させて第2空間3に出射する。光拡散層8は、例えば、型板ガラス、すりガラスまたはフロストガラス等であってもよい。また、透明部材や樹脂層に光拡散粒子を含有させることで光拡散性を有するように構成してもよい。
第1の変形例によれば、偏向層40で偏向された可視光Lを光拡散層8で拡散させて拡散配光を得ることができるので、第2空間3を均一に明るく照明できるとともにプライバシー性を向上させることができる。また、光拡散層8を有することで、屈折率の異なる第1部分411及び第2部分412が繰り返し配列されていることに応じたぎらつきが第2空間3側から視認されることを抑制することができる。
(第2の変形例)
図5は、第2の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図4では、第1空間2側から入射した可視光Lを偏向および拡散させて第2面S2側に出射する例について説明した。これに対して、第2の変形例における採光部1aは、可視光Lを偏向および拡散させる機能に加えて、更に、紫外線を吸収したり、反射したりする紫外線遮断機能を有する。具体的には、図5に示すように、採光部1aは、透明部材5と粘着層6との間に、第1空間2側から第2空間3側に向かって順に、紫外線吸収粘着層9と、バリア層10とを有する。また、採光部1aは、偏向層40と光拡散層8との間に第2紫外線吸収粘着層92を有する。
紫外線吸収粘着層9は、偏向層40よりも第1空間2側に配置されている。紫外線吸収粘着層9の粘着力で、バリア層10および採光部材4が透明部材5に固定されている。紫外線吸収粘着層9は、紫外線吸収剤を含有し、かつ、可視光の透過性を有する接着剤である。紫外線吸収粘着層9は、第1空間2側から入射した紫外線L3を吸収することで、偏向層40への紫外線L3の入射を抑制する。
第2紫外線吸収粘着層92は、偏向層40よりも第2空間3側に配置されている。第2紫外線吸収粘着層92の粘着力で、光拡散層8が偏向層40の基材部42に固定されている。第2紫外線吸収粘着層92は、紫外線吸収剤を含有し、かつ、可視光の透過性を有する接着剤である。第2紫外線吸収粘着層92は、第2空間3側から入射した紫外線を吸収することで、偏向層40への紫外線の入射を抑制する。
紫外線吸収粘着層9および第2紫外線吸収粘着層92の紫外線吸収機能としては、例えば、波長380nm〜200nmの範囲に含まれる所定の波長における光透過率を5%以下にすることができる。
バリア層10は、紫外線吸収粘着層9の粘着力で透明部材5に固定されている。バリア層10は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂からなるフィルムである。バリア層10は、紫外線吸収粘着層9に含有される紫外線吸収剤が偏向層40に侵入することを抑制する。これにより、紫外線吸収剤による偏向層40の劣化を抑制できる。
第2の変形例によれば、偏向層40よりも第1空間2側および第2空間3側に紫外線吸収剤を設けることで、第1の変形例の作用効果に加えて、更に、紫外線による偏向層40の劣化を抑制することができる。
(第3の変形例)
図6は、第3の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図1〜図3では、採光部材4に対して第1空間2側に透明部材5が配置される例について説明した。これに対して、第3の変形例における採光部1aは、図6に示すように、図1〜図3の構成に加えて、更に、第2粘着層62と第2透明部材52とを備える。
第2透明部材52は、採光部材4に対して第2空間3側において、第2粘着層62を介して採光部材4に積層されている。言い換えれば、第2透明部材52は、第2粘着層62を介して採光部材4と面接合されている。第2透明部材52には、第1空間2側から偏向層40で偏向された後に第2粘着層62を透過した可視光Lが入射する。第2透明部材52に入射した可視光Lは、第2透明部材52を通して第2空間3に出射される。第2透明部材52は、透明部材5と同様に、例えば、可視光透過性を有したガラスまたは樹脂からなる板状の部材である。透明部材5および52は紫外線吸収剤を含有してもよい。
第2粘着層62は、可視光の透過性を有する接着剤である。粘着層6の粘着力で、偏向層40が第2透明部材52に固定されている。第2粘着層62としては、粘着層6と同様に、例えば、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系の粘着剤を好適に用いることができる。粘着層6および第2粘着層62は紫外線吸収剤を含有してもよい。
第3の変形例によれば、採光部材4に対して第1空間2側および第2空間3側の双方に透明部材5、52が配置されていることで、図1〜図3の構成の作用効果に加えて、更に、耐久性を向上させることができる。
(第4の変形例)
図7は、第4の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図4では、偏向層40に対して第2空間3側に光拡散層8を配置する例について説明した。これに対して、第4の変形例における採光部1aは、図7に示すように、図4の構成に加えて、更に、透明部材5の第2空間3側の表面に凹凸面5aが設けられている。凹凸面5aが設けられていることで、透明部材5は、光拡散性を有する。透明部材5は、例えば、型板ガラス、すりガラスまたはフロストガラス等であってもよい。粘着層6は紫外線吸収剤を含有してもよい。
第4の変形例によれば、偏向層40に対して第1空間2側および第2空間3側の双方に光拡散機能を設けることができるので、防眩性を向上させることができる。また、第2空間3側から採光部1aに入射して第1空間2側に出射される光を透明部材5の凹凸面5aで拡散させることもできるので、第2空間3側から第1空間2側への採光効率を向上させることも可能となる。
(第5の変形例)
図8は、第5の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図7では、透明部材5に凹凸面5aを設けることで透明部材5が光拡散性を有する例について説明した。これに対して、図8に示すように、透明部材5に光拡散粒子51を含有させることで、透明部材5が光拡散性を有するように構成してもよい。光拡散粒子51としては、例えば、無機粒子、樹脂粒子またはこれらの組合せを用いることができる。粘着層6は紫外線吸収剤を含有してもよい。
(第6の変形例)
図9Aは、第6の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図6では、透明部材5、52が粘着層6、62を介して採光部材4に面接合された例について説明した。これに対して、第6の変形例における透明部材5、52は、図9Aに示すように、採光部材4に面接合されておらず、空隙層11A、11Bを隔てて採光部材4に対面している。
透明部材5、52および採光部材4は、それらの外周面が図1で説明した枠部材7の一定の位置に固定されていることで、空隙層11A、11Bを保持している。
ここで、透明部材5、52をポリカーボネート等の樹脂で構成する場合、可視光Lによって透明部材5、52が加熱されることで、透明部材5から水分および空気が発生し、発生した水分および空気が粘着層6、62に移動して粘着層6、62を剥離させる可能性がある。粘着層6、62が剥離する場合、偏向層40の光学特性が大きく変化する可能性がある。
これに対して、第6の変形例によれば、透明部材5、52と採光部材4とを面接合しないことで、透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に影響を与えないようにすることができる。
したがって、第6の変形例によれば、図6の構成の作用効果に加えて、更に、光学特性の安定性を向上させることができる。図9Bに示すように、透明部材5および52は紫外線吸収剤13を含有してもよい。紫外線吸収剤13としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系等の各種の紫外線吸収剤を用いることができる。
(第7の変形例)
図10は、第7の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図10に示すように、図9Aの構成において、更に、透明部材5の第2空間3側の面および第2透明部材52の第1空間2側の面のそれぞれに凹凸面5aを設けることで、透明部材5、52が光拡散性を有するように構成してもよい。第7の変形例によれば、図9Aの構成に加えて、更に、防眩性を向上させることができる。図9Bと同様に、第7の変形例においても、透明部材5および52は紫外線吸収剤13を含有してもよい。
(第8の変形例)
図11は、第8の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図11に示すように、図9Aの構成において、更に、透明部材5および第2透明部材52に光拡散粒子51を含有させることで透明部材5、52が光拡散性を有するように構成してもよい。第7の変形例によれば、図9Aの構成に加えて、更に、防眩性を向上させることができる。図9Bと同様に、第8の変形例においても、透明部材5および52は紫外線吸収剤13を含有してもよい。
(第9の変形例)
図12は、第9の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図1〜図3では、偏向層40の形状が一定である例について説明した。これに対して、第9の変形例における偏向層40は、図12に示すように、フェンス1の熱膨張にともなって第1空間2側に湾曲するように構成されている。
例えば、透明部材5は、採光部材4よりも第1空間2側に配置され、温度上昇時に熱膨張にともなって第1空間2側に湾曲し、偏向層40は、透明部材5に押されて第1空間2側に湾曲する。または、偏向層40は、熱膨張率が異なる複数の層の一例である第1部分411と第2部分412との熱膨張率差によって、温度上昇時に第1空間2側に湾曲する。図12の例では、第2部分412の熱膨張率すなわち線膨張係数が第1部分411の熱膨張率よりも大きければ、偏向層40のうちの第2部分412が設けられている第1空間2側の面の膨張量が偏向層40のうちの第2部分412が設けられていない第2空間3側の面の膨張量よりも大きくなるため、偏向層40は温度上昇時に第1空間2側に湾曲することができる。
また、図12の例では、透明部材5の熱膨張率が偏向層40の熱膨張率よりも大きければ、透明部材5の膨張量が偏向層40の膨張量よりも大きくなるため、偏向層40は温度上昇時に第1空間2側に湾曲することができる。
屋外に配置されるフェンス1は、太陽の光に晒されるため、温度上昇による熱膨張が生じ易い。第9の変形例によれば、熱膨張によって偏向層40が第1空間2側に湾曲するように構成されていることで、図12の破線部で示す熱膨張前の光Lの進行方向に対して、図12の実線部で示す熱膨張後の光Lの進行方向の変化を抑制することができる。すなわち、偏向層40の熱膨張後においても、偏向層40が第2空間3の奥側に十分な光量の可視光Lを全反射させることができる。
第9の変形例によれば、図1〜図3の作用効果に加えて、更に、採光効率の温度依存性を緩和することができる。
(第10の変形例)
図13は、第10の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。これまでは、採光部1aが単一の採光部材4を備えた例について説明した。これに対して、第10の変形例における採光部1aは、図13に示すように、複数の採光部材4を備える。
より詳しくは、複数の採光部材4は、下端が上端よりも第1空間2側に位置するように上下方向d2に対して傾斜して配置されている。また、複数の採光部材4は、上下方向d2に間隔を空けて配置されている。また、各採光部材4の外周面は、樹脂等の封止部材12で覆われている。各採光部材4は第3の変形例で示されるように、粘着を介して透明基材で挟まれた構成としてもよい。各粘着層は紫外線吸収剤を含有してもよい。
屋外に配置されるフェンス1は、風に晒されるため、風圧による影響を受け易い。第10の変形例によれば、複数の採光部材4が間隔を空けて配置されていることで、隣り合う採光部材4間の間隙部を通して風を逃がすことができる。これにより、フェンス1に作用する風圧を緩和して風圧によるフェンス1の劣化を抑制することができる。
また、下端が上端よりも第1空間2側に位置するように各採光部材4が上下方向d2に対して傾斜しているため、偏向層40における可視光L1の立ち上がりを抑えて、可視光L1を第2空間3の奥側に向けて全反射させることができる。
(第11の変形例)
図14は、第11の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。これまでは、第1空間2側から入射した光Lの進行方向を偏向して第2空間3側に誘導する偏向層40の具体的な構成を説明した。しかしながら、上述した偏向層40の構成は一例に過ぎず、種々の構成を採用することができる。
例えば、図14に示すように、偏向層40は、プリズムの態様であってもよい。具体的には、図14の例において、偏向層40は、プリズム面400を有し、プリズム面400での反射や屈折によって可視光Lを偏向して第2空間3に採り込む。
より詳しくは、第11の変形例の偏向層40は、シート状の基部401と、基部401上に配列された複数の単位プリズム402とを有している。基部401と単位プリズム402とは、透光性材料で形成されている。単位プリズム402は、上下方向d2に配列され、左右方向d3に延びている。各単位プリズム402は、基部401の一方の面上に隙間無く配列されている。
単位プリズム402は、上下方向d2に対向して配置された第1面402aと第2面402bとを有する。偏向層40は、第1面402aおよび第2面402bの一方から単位プリズム402に入射した可視光Lを、第1面402aおよび第2面402bの他方で反射、とりわけ全反射する。これにより、偏向層40は、可視光Lを偏向させて第2空間3側に出射できる。
第11の変形例においても、既述の実施形態および変形例のフェンス1と同様に、偏向層40を備えることで、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができる。また、偏向層40をプリズムで構成することで、偏向層40の部品点数を削減できる。
(第12の変形例)
図15は、第12の変形例によるフェンス1における偏向層40の縦断面図である。図15に示すように、偏向層40は、クレーズの態様であってもよい。クレーズとは、樹脂フィルムに形成された略直線状のひび、あるいは割れ目のことである。とりわけ、第12の変形例におけるクレーズは、樹脂フィルムに形成されるひびあるいは割れ目の壁面間に樹脂フィブリルすなわち繊維状の樹脂が残存しているものをいい、樹脂フィブリルが残存していないクラックとは異なる。
図15に示すように、第12の変形例の偏向層40は、樹脂フィルムからなる基部410と、基部410の第1空間2側の表面410aに形成された複数のクレーズ411とを有する。
クレーズ411は、例えば、刃物やブレードなどの先端が鋭利な直線状の板で、直線に沿った微小な曲げ変形を樹脂フィルムに付与することで得ることができる。
このような第12の変形例のフェンス1において、偏向層40のクレーズ411に入射した可視光Lは、クレーズ411内を進行したうえで、樹脂フィブリル411aすなわち高屈折率層の間の空隙411bすなわち低屈折率層に入射する。なお、図15では、1つの空隙411bのみを代表的に図示している。空隙411bへの可視光Lの入射角が臨界角より大きい場合、可視光Lは、空隙411bで全反射されて第2空間3側に進行する。可視光Lは、ランダムに配置された複数の空隙411bで全反射するため、可視光Lは様々な角度で出射する。したがって、偏向層40が光拡散機能を有し、ぎらつきを抑制することが期待できる。
第12の変形例においても、既述の実施形態および変形例のフェンス1と同様に、偏向層40を備えることで、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができる。また、偏向層40をクレーズで構成することで、偏向層40の部品点数を削減できる。
(第13の変形例)
図16は、第13の変形例によるフェンス1における偏向層40の縦断面図である。図16に示すように、偏向層40は、ミラールーバの態様であってもよい。第13の変形例の偏向層40は、上下方向d2に間隔を空けて配列された複数のブレード415を有する。各ブレード415は、その上面415aで可視光Lを鏡面反射することで、可視光Lを第2空間3側に偏向させる。図16に示された偏向層40は、切り込み416を形成された透明基材414を用意し、次に、透明基材414の切り込み416に、アルミニウム等の高反射率材料を充填することで、作製され得る。この方法で得られた偏向層40において、ブレード415の上面415aは、アルミニウム等の高反射率材料で形成される。また、別の例として、ブレード415が、空隙で構成されていてもよい。この例では、透明基材と空隙からなるブレード415との屈折率差に起因した全反射を引き起こすことができ、全反射による反射損失を生じさせない偏向機能を期待することができる。
第16の変形例においても、既述の実施形態および変形例のフェンス1と同様に、偏向層40を備えることで、プライバシー性を確保しつつ採光性を向上させることができる。
(第14の変形例)
図17は、第14の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図9Aでは、透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に影響を与えないようにするため、透明部材5、52が空隙層11A、11Bを隔てて採光部材4に対面している例について説明した。また、図9Aでは、透明部材5、52および採光部材4のそれぞれの外周面が透明部材5および第2透明部材52の外周を覆う枠部材7の一定の位置に固定されていることで、空隙層11A、11Bが保持されている例について説明した。
これに対して、第14の変形例における採光部1aは、図7に示すように、透明部材5および第2透明部材52と採光部材4との間に空隙層11A、11Bを保持しながら、透明部材5と第2透明部材52との間に採光部材4を固定する固定部材14を備える。
図17に示される例において、固定部材14は、第1粘着層141と第2粘着層142とを有する。第1粘着層141は、採光部材4側の透明部材5の表面の上端部と透明部材5側の採光部材4の表面の上端部との間に位置し、採光部材4を透明部材5に接着して固定する層である。第2粘着層142は、採光部材4側の第2透明部材52の表面の上端部と第2透明部材52側の採光部材4の表面の上端部との間に位置し、採光部材4を第2透明部材52に接着して固定する層である。第1粘着層141および第2粘着層142は、例えば、両面粘着テープで構成することができる。
また、図17に示される例において、採光部材4の下端部は、透明部材5および第2透明部材52の下端部よりも上方d21に位置する。
このような構成によれば、粘着層141、142によって、透明部材5、52と採光部材4との間に空隙層11A、11Bを保持しながら、透明部材5と第2透明部材52との間に採光部材4を固定することができる。これにより、透明部材5、52と採光部材4との面接合を抑制することで透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に与える影響を抑制することができるとともに、採光部材4の固定状態の安定性を向上させることができる。
また、粘着層141、142による採光部材4の接着範囲を採光部材4の全面ではなく一部に限定することで、透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に与える影響を更に効果的に抑制することができる。また、粘着層141、142と採光部材4との熱膨張率差に起因して採光部材4に皺が発生することを抑制することができる。また、採光部材4の下端部が透明部材5、52の下端部よりも上方d21に位置することで、枠部材7の内底面上に貯留された雨水や結露が採光部材4の下端部から内部に浸透して採光部材4の光学特性を劣化させることを抑制することができる。
(第15の変形例)
図18は、第15の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図18に示すように、枠部材7の下端部分に、上下方向d2に貫通する貫通孔71が設けられていてもよい。
このような構成によれば、枠部材7の内底面上への雨水や結露の貯留を抑制することができるので、図17に示される構成よりも更に効果的に水による採光部材4の光学特性の劣化を抑制することができる。
(第16の変形例)
図19は、第16の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図20は、第16の変形例によるフェンス1における採光部材4の正面図である。図17では、固定部材14が第1粘着層141および第2粘着層142で構成された例について説明した。これに対して、第16の変形例における固定部材14は、採光部材4を貫通するように透明部材5から第2透明部材52まで前後方向d1に延びる棒状体143で構成されている。棒状体143の前後方向d1の寸法は、採光部材4の前後方向d1の寸法よりも大きい。棒状体143は、透明部材5および第2透明部材52の少なくとも一方に固定されている。
図20に示される例において、棒状体143は、フェンス1の上端部の近傍位置において左右方向d3に間隔を空けて一対配置されている。また、図20に示される例においては、棒状体143の断面は円形状を有する。棒状体143を貫通させるために採光部材4に設けられた貫通孔4aの内径は、採光部材4の熱膨張にともなう貫通孔4aの寸法変化を考慮して、棒状体143の外径よりも大きく形成されていることが望ましい。
このような構成によれば、棒状体143によって、透明部材5、52と採光部材4との間に空隙層11A、11Bを保持しながら、透明部材5と第2透明部材52との間に採光部材4を安定的に固定することができる。また、透明部材5、52に粘着しない棒状体143を用いることで、透明部材5、52から発生した水分および空気による透明部材5、52からの棒状体143の剥離は生じない。これにより、透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に与える影響を無くすことができる。
(第17の変形例)
図21は、第17の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図21に示される例において、透明部材5側の第2透明部材52の表面には、透明部材5と反対側に向かって凹部521が設けられている。採光部材4は、凹部521内に位置する。凹部521の深さすなわち前後方向d1の寸法は、採光部材4の前後方向d1の寸法以下である。また、固定部材14は、第2透明部材52側の透明部材5の表面における周縁部と、透明部材5側の第2透明部材52の表面における周縁部との間に位置する枠状のスペーサ144で構成されている。
採光部材4、透明部材5、第2透明部材52およびスペーサ144は、枠部材7に圧入された状態で枠部材7に保持されている。スペーサ144は、透明部材5と採光部材4との間に空隙層11Aを保持しながら、第2透明部材52側に採光部材4を押圧することで採光部材4を固定する。
このような構成によれば、スペーサ144によって、透明部材5と採光部材4との間に空隙層11Aを保持しながら、透明部材5と第2透明部材52との間に採光部材4を安定的に固定することができる。また、透明部材5に粘着しないスペーサ144を用いることで、透明部材5から発生した水分および空気による透明部材5からのスペーサ144の剥離は生じない。これにより、透明部材5から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に与える影響を無くすことができる。なお、凹部は、透明部材5側に設けられていてもよい。この場合には、凹部内に位置する採光部材4をスペーサ144によって透明部材5側に押圧して固定することができる。
(第18の変形例)
図22は、第18の変形例によるフェンス1における採光部1aの縦断面図である。図22に示す例において、固定部材14は、上下方向d2に間隔を空けて透明部材5と採光部材4とを間欠的に接着する第1粘着層145と、上下方向d2に間隔を空けて第2透明部材52と採光部材4とを間欠的に接着する第2粘着層146とを有する。図22に示される例において、粘着層145、146は、上下方向d2において互いに隣接する複数の凸部147であって、突出方向の先端部において採光部材4に接するように採光部材4側に突出した複数の凸部147を有する。
このような構成によれば、採光部材4と間欠的に接着するように構成された粘着層145、146によって透明部材5、52と採光部材4との間に空隙層11A、11Bを保持しながら、透明部材5と第2透明部材52との間に採光部材4を安定的に固定することができる。これにより、透明部材5、52と採光部材4との面接合を抑制することで透明部材5、52から発生した水分および空気が偏向層40の光学特性に与える影響を抑制することができるとともに、採光部材4の固定状態の安定性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 フェンス、2 第1空間、3 第2空間、4 採光部材、40 偏向層

Claims (26)

  1. 第1空間と第2空間との間に配置されるフェンスであって、
    前記第1空間側から入射した光を前記第2空間側に出射する採光部材を備え、
    前記採光部材は、前記第1空間側から入射した光を偏向して前記第2空間側に出射する偏向層を有する、フェンス。
  2. 前記採光部材は、前記第1空間側から入射した光を拡散させて前記第2空間側に出射する光拡散層を更に有する、請求項1に記載のフェンス。
  3. 前記光拡散層は、前記偏向層よりも前記第2空間側に配置される、請求項2に記載のフェンス。
  4. 前記偏向層よりも前記第1空間側および前記第2空間側に、紫外線吸収剤が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフェンス。
  5. 前記採光部材に積層された透明部材を更に備える、請求項1に記載のフェンス。
  6. 前記透明部材は、前記採光部材に対して前記第1空間側および前記第2空間側の双方に配置されている、請求項5に記載のフェンス。
  7. 前記透明部材は、光拡散性を有する、請求項5または6に記載のフェンス。
  8. 前記透明部材は、前記採光部材と面接合されている、請求項5〜7のいずれか一項に記載のフェンス。
  9. 前記透明部材は、前記採光部材と面接合されていない、請求項5〜7のいずれか一項に記載のフェンス。
  10. 前記偏向層は、前記フェンスの熱膨張にともなって前記第1空間側に湾曲する、請求項8に記載のフェンス。
  11. 前記採光部材は、熱膨張率が異なる複数の層を有し、前記採光部材の温度上昇時に前記第1空間側に湾曲する、請求項10に記載のフェンス。
  12. 前記透明部材は、前記採光部材よりも前記第1空間側に配置され、温度上昇時に熱膨張にともなって前記第1空間側に湾曲し、
    前記偏向層は、前記透明部材に押されて前記第1空間側に湾曲する、請求項10に記載のフェンス。
  13. 前記透明部材と前記採光部材との間に空隙が設けられている、請求項9に記載のフェンス。
  14. 前記採光部材を複数備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載のフェンス。
  15. 前記複数の採光部材は、下端が上端よりも前記第1空間側に位置するように上下方向に対して傾斜して配置されている、請求項14に記載のフェンス。
  16. 前記複数の採光部材は、上下方向に間隔を空けて配置されている、請求項14または15に記載のフェンス。
  17. 前記採光部材の外周面を封止する封止部材を更に備える、請求項1〜16のいずれか一項に記載のフェンス。
  18. 前記偏向層は、前記第1空間側から下向きに入射した光を上方側に偏向して前記第2空間側に出射する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のフェンス。
  19. 前記第1空間は、建物の敷地外であり、前記第2空間は、建物の敷地内である、請求項1〜18のいずれか一項に記載のフェンス。
  20. 前記透明部材に、紫外線吸収剤が設けられている、請求項13に記載のフェンス。
  21. 前記採光部材に対して前記第1空間側に配置された第1透明部材と、
    前記採光部材に対して前記第2空間側に配置された第2透明部材と、
    前記第1透明部材および前記第2透明部材の少なくとも一方と前記採光部材との間に空隙を保持しながら、前記第1透明部材と前記第2透明部材との間に前記採光部材を固定する固定部材と、を更に備える、請求項1に記載のフェンス。
  22. 前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
    前記採光部材の下端部は、前記第1透明部材および前記第2透明部材の下端部よりも上方に位置する、請求項21に記載のフェンス。
  23. 前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
    前記枠部材の下端部分に、上下に貫通する貫通孔が設けられている、請求項21または22に記載のフェンス。
  24. 前記固定部材は、粘着層を有する、請求項21〜23のいずれか一項に記載のフェンス。
  25. 前記固定部材は、前記採光部材を貫通するように前記第1透明部材から前記第2透明部材まで延びる棒状体を有する、請求項21〜23のいずれか一項に記載のフェンス。
  26. 前記採光部材、前記第1透明部材および前記第2透明部材の外周を覆う枠部材を更に備え、
    前記第1透明部材および前記第2透明部材のうち一方の透明部材は、他方の透明部材側の表面に凹部が設けられ、
    前記採光部材は、前記凹部内に位置し、
    前記固定部材は、前記第2透明部材側の第1透明部材の表面における周縁部と、前記第1透明部材側の前記第2透明部材の表面における周縁部との間に位置する枠状のスペーサを有し、
    前記採光部材、前記第1透明部材、前記第2透明部材および前記スペーサは、圧入された状態で前記枠部材に保持され、
    前記スペーサは、前記他方の透明部材と前記採光部材との間に空隙を保持しながら、前記一方の透明部材側に前記採光部材を押圧することで前記採光部材を固定する、請求項21〜23のいずれか一項に記載のフェンス。
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