JP2020035815A - 検出装置及びセンサ装置 - Google Patents

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亮太 田中
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琢也 白戸
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Abstract

【課題】ノイズの誤検出を抑える。【解決手段】電磁波は、第1強度及び第2強度を有する強度プロファイルを有しており、第2強度は、第1強度より低くなっている。検出部202の面210は、第1領域212及び第2領域214を含んでいる。面210の第1領域212は、電磁波の第1強度の第1部分が入射するためのものである。面210の第2領域214は、電磁波の第2強度の第2部分が入射するためのものである。検出部202は、面210の第1領域212に入射する電磁波に対して第1感度を有しており、面210の第2領域214に入射する電磁波に対して第2感度を有しており、第2感度は、第1感度より低くなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、検出装置及びセンサ装置に関する。
光を検出するための検出装置は、フォトダイオード(PD)を含んでいることがある。PDは、光が入射するための面を有している。PDのこの面に入射した光によって、PDに電流が流れる。
特許文献1には、日射センサとして機能する検出装置の一例が記載されている。検出装置は、複数のフォトダイオードを含んでいる。各フォトダイオードは、N型シリコン基板の表面内に位置するP型領域を有している。検出装置は、P型領域上に位置するシリコン酸化膜を有している。シリコン酸化膜の厚さは、PDに応じて異なっている。このようにして、各PDの感度が領域に応じて異なっている。各PDの感度を異ならせることで、検出装置は、所望の指向性を有している。
特開平11−337405号公報
本発明者は、検出装置に照射される電磁波の強度プロファイルが一様でない場合があることを見出した。電磁波の強度プロファイルが一様でない(例えば、電磁波の強度プロファイルがガウス分布に沿っている)場合において、検出装置の感度プロファイルが一様であると、検出装置は、低強度の電磁波が入射する領域において、ノイズを誤って検出するおそれがある。
本発明が解決しようとする課題としては、ノイズの誤検出を抑えることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
第1強度と、前記第1強度より低い第2強度と、を有する強度プロファイルを有する電磁波が入射するための面を有する検出部を含み、
前記検出部の前記面は、前記電磁波の前記第1強度の第1部分が入射するための第1領域と、前記電磁波の前記第2強度の第2部分が入射するための第2領域と、を含み、
前記検出部は、前記面の前記第1領域に入射する前記電磁波に対して第1感度を有し、前記面の第2領域に入射する前記電磁波に対して、前記第1感度より低い第2感度を有する、検出装置である。
請求項12に記載の発明は、
電磁波源と、
検出装置と、
を含み、
前記検出装置は、前記電磁波源から出射された電磁波が入射するための面を有する検出部を含み、
前記検出部の前記面は、前記電磁波の第1部分が入射するための第1領域と、前記電磁波の第2部分が入射するための第2領域と、を含み、
前記検出部は、前記面の前記第1領域に入射する前記電磁波に対して第1感度を有し、前記面の第2領域に入射する前記電磁波に対して、前記第1感度より低い第2感度を有する、センサ装置である。
実施形態に係る検出装置の一例の平面図である。 図1に示したA−A断面の第1例を示す図である。 図2に示した検出装置の製造方法の第1例を説明するための図である。 図2に示した検出装置の製造方法の第2例を説明するための図である。 図1に示したA−A断面の第2例を示す図である。 図1に示したA−A断面の第3例を示す図である。 変形例に係る検出装置を説明するための図である。 検出装置に照射される電磁波の強度プロファイルの一例を説明するための図である。 実施例に係るセンサ装置を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る検出装置200の一例の平面図である。図2は、図1に示したA−A断面の第1例を示す図である。
図2を用いて、検出装置200の概要を説明する。検出装置200は、検出部202を含んでいる。検出部202は、面210を有している。検出部202の面210は、電磁波が入射するためのものである。電磁波は、第1強度及び第2強度を有する強度プロファイルを有しており、第2強度は、第1強度より低くなっている。検出部202の面210は、第1領域212及び第2領域214を含んでいる。面210の第1領域212は、電磁波の第1強度の第1部分が入射するためのものである。面210の第2領域214は、電磁波の第2強度の第2部分が入射するためのものである。検出部202は、面210の第1領域212に入射する電磁波に対して第1感度を有しており、面210の第2領域214に入射する電磁波に対して第2感度を有しており、第2感度は、第1感度より低くなっている。
上述した構成によれば、ノイズの誤検出を抑えることができる。具体的には、上述した構成においては、検出部202の感度プロファイルは、低強度の電磁波(電磁波の第2強度の部分)が入射する領域(第2領域214)において、低感度(第2感度)を有している。したがって、ノイズが検出部202の第2領域214に入射しても、検出装置200に発生し得る信号を抑えることができる。このようにして、ノイズの誤検出を抑えることができる。
図1を用いて、検出装置200の平面レイアウトの詳細を説明する。
検出装置200は、基板400及び検出部202(面210)を含んでいる。検出部202(面210)は、基板400の一部分内に位置している。
基板400は、半導体チップを構成している。図1に示す例において、基板400は、矩形の形状を有している。他の例において、基板400は、矩形以外の形状を有していてもよい。
図1に示す例において、検出部202(面210)は、円形状を有している。他の例において、検出部202(面210)は、円以外の形状を有していてもよい。
図1に示す例において、面210の第1領域212は、面210の中心に位置しており、面210の第2領域214は、面210の第1領域212の周囲に位置している。このレイアウトによれば、電磁波の高強度(第1強度)の部分を効率的に検出することができるとともに、電磁波の低強度(第2強度)の部分でのノイズの誤検出を効率的に抑えることができる。他の例において、面210の第1領域212及び第2領域214のレイアウトは、図1に示すレイアウトと異なっていてもよい。一例において、面210の第1領域212は、面210の中心からずれていてもよく、面210の第2領域214は、面210の中心からずれた第1領域212の周囲に位置していてもよい。
検出部202は、第1領域212から第2領域214にかけて減少する感度プロファイルを有していてもよい。例えば、感度プロファイルは、ガウス分布に沿って減少していてもよいし、又は階段状に減少していてもよい。
検出部202は、面210に照射される電磁波の強度プロファイルに沿った感度プロファイルを有していてもよい。一例において、電磁波の強度プロファイルを以下の式(1)に示すI(r)にフィッティングし、検出部202の感度プロファイルを以下の式(2)に示すA(r)にフィッテイングし、以下の式(3)に示す誤差εが0.10以下であるとき、感度プロファイルは、強度プロファイルに沿っているといえる。
I(r)=Iexp(−2r/ω0,I ) (1)
A(r)=Aexp(−2r/ω0,A ) (2)
ε=|ω0,A−ω0,I|/ω0,I (3)
r:各分布の中心からの距離
図2を用いて、検出装置200の断面の詳細を説明する。
検出装置200は、検出部202を含んでいる。検出部202は、電磁波を検出可能であり、図2に示す例では、光(例えば、可視光、赤外線又は紫外線)を検出可能である。図2に示す例において、検出部202は、アバランシェフォトダイオード(APD)にしてもよい。他の例において、検出部202は、光以外の電磁波、例えば、電波又は電磁放射線(例えば、ガンマ線又はX線)を検出可能であってもよい。
検出装置200は、基板400を含んでいる。基板400は、半導体基板410及び半導体層420を含んでいる。半導体層420は、半導体基板410上に位置している。半導体層420は、光吸収層422、増倍層424、不純物層426及びガードリング428を含んでいる。光吸収層422、増倍層424及び不純物層426は、基板400側から順に並んでいる。半導体基板410は、P型となっている。光吸収層422は、P型となっている。増倍層424は、P型となっている。不純物層426は、N型となっている。ガードリング428は、N型となっている。
検出装置200(検出部202)は、反射防止層430を含んでいる。反射防止層430は、半導体層420(不純物層426)上に位置している。図2に示す例において、反射防止層430の表面は、検出部202の面210を構成している。
検出装置200は、保護層440を含んでいる。保護層440は、半導体層420上に位置している。保護層440は、例えば、SiOからなっている。
検出装置200は、第1電極452及び第2電極454を含んでいる。第1電極452は、APDのカソードを構成しており、不純物層426に電気的に接続されている。第2電極454は、APDのアノードを構成しており、半導体基板410に電気的に接続されている。図2に示す例において、第2電極454は、半導体基板410下に位置している。他の例において、第2電極454は、半導体層420上に位置していてもよい。
増倍層424と不純物層426の間には、PN接合が形成されている。第1電極452及び第2電極454は、増倍層424と不純物層426の間のPN接合に逆バイアス電圧を印加するための電源(不図示)に接続されている。
半導体基板410及び半導体層420の半導体材料は、検出される波長に応じて異ならせることができ、例えば、Si/InGaAs(0.19μm〜2.6μm)、InAs(1μm〜3.1μm)、InSb(1μm〜5.5μm)又はHgCdTe(2μm〜16μm)にすることができる。
図2に示す例において、検出部202は、PN型ダイオードとなっている。他の例において、検出部202は、PIN型ダイオードとなっていてもよい。
検出部202は、光吸収層422、増倍層424及び不純物層426を含んでいる。不純物層426は、増倍層424の導電型(第1導電型:P型)の反対の導電型(第2導電型:N型)を有している。図2に示す例において、光吸収層422の厚さ、増倍層424の厚さ及び不純物層426の厚さのそれぞれは、検出部202の中心から離れるにつれて減少している。このようにして、光吸収層422、増倍層424及び不純物層426は、第1領域212と重なる領域において、第2領域214と重なる領域においてよりも、大きい厚さを有している。
検出部202の各領域における感度は、光電変換効率、増倍率又はPN接合における電界強度に応じて異ならせることができる。光電変換率は、光吸収層422の厚さが大きいほど高くすることができる。増倍率は、増倍層424の厚さが大きいほど高くすることができる。PN接合における電界強度は、不純物層426の厚さが大きいほど高くすることができる。したがって、光吸収層422、増倍層424及び不純物層426のうちの少なくとも一つは、第1領域212と重なる領域において、第2領域214と重なる領域においてよりも、大きい厚さを有するようにすることができる。このようにして、第2感度を第1感度より小さくすることができる。
図2に示す断面においては、図1に示した第2領域214の一部分が第1領域212の両側に現れており、第2領域214は、第1領域212の両側に位置している。第1領域212及び第2領域214のレイアウトは、図1及び図2に示す例に限定されるものではない。一例において、面210の平面レイアウトは、細長であってもよく、第2領域214は、第1領域212の周囲のうち第1領域212の両側のみに位置していてもよい。
図3は、図2に示した検出装置200の製造方法の第1例を説明するための図である。この例において、検出装置200は、以下のようにして製造される。
半導体基板410上に半導体層420を形成する。図3に示す例では、マスク510を半導体基板410上に配置させたまま、半導体層420を形成する材料を堆積させている。マスク510は、開口512を有している。半導体層420を形成する材料は、マスク510の開口512を通過する。半導体層420を形成する材料の一部は、マスク510の開口512の周辺の領域(領域514)にも回り込む。このようにして、半導体層420の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
次いで、半導体層420内に増倍層424を形成する。図3に示した例と同様にして、半導体層420上にマスクを配置させたまま、増倍層424を形成するP型不純物を注入させることができる。このようにして、増倍層424の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
次いで、半導体層420内に不純物層426を形成する。図3に示した例と同様にして、半導体層420上にマスクを配置させたまま、不純物層426を形成するN型不純物を注入させることができる。このようにして、不純物層426の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
次いで、反射防止層430、保護層440、第1電極452及び第2電極454を形成する。
このようにして、図2に示した検出装置200が製造される。
図4は、図2に示した検出装置200の製造方法の第2例を説明するための図である。この例において、検出装置200は、以下のようにして製造される。
半導体基板410上に半導体層420を形成する。図4に示す例では、マスク510を半導体基板410上に配置させたまま、半導体層420を形成する材料を、半導体基板410の表面に対して斜めに堆積させている。半導体層420を形成する材料は、半導体基板410の表面に対して斜めに、図4に示した矢印の方向だけでなく複数の方向から、堆積させることができる。このようにして、半導体層420の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
次いで、半導体層420内に増倍層424を形成する。図4に示した例と同様にして、マスクを半導体基板410上に配置させたまま、増倍層424を形成するP型不純物を、半導体基板410の表面に対して斜めに複数の方向から注入させることができる。このようにして、増倍層424の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
次いで、半導体層420内に不純物層426を形成する。図4に示した例と同様にして、マスクを半導体基板410上に配置させたまま、不純物層426を形成するN型不純物を、半導体基板410の表面に対して斜めに複数の方向から注入させることができる。このようにして、不純物層426の厚さは、検出部202(図2)の中心から離れるにつれて小さくすることができる。
以降の工程は、図3に示した例と同様にすることができる。
図5は、図1に示したA−A断面の第2例を示す図である。
図5に示す例において、光吸収層422は、第1領域212と重なる領域において、第2領域214と重なる領域においてよりも、低い不純物量を有している(図5においては、光吸収層422における不純物量を破線で示している。)。検出部202の各領域における感度は、光吸収層422における不純物量に応じて異ならせることができる。光吸収層422における不純物量が多いほど、光吸収層422における捕獲中心の量が多くなる。したがって、検出部202における感度は、光吸収層422における不純物量が多いほど小さくすることができる。
図6は、図1に示したA−A断面の第3例を示す図である。
検出部202は、電界緩和層423を含んでおり、電界緩和層423は、光吸収層422と増倍層424の間にある。電界緩和層423の下端は、検出部202の中心から離れるにつれて深くなっている。このようにして、図6に示す例において、電界緩和層423は、第1領域212と重なる領域において位置しておらず、第2領域214と重なる領域において位置している。このようにして、第2感度を第1感度より小さくすることができる。
他の例において、電界緩和層423は、第1領域212と重なる領域において位置していてもよい。この例において、電界緩和層423は、第1領域212と重なる領域において、第2領域214と重なる領域においてよりも、小さい厚さを有することができる。この例においても、第2感度を第1感度より小さくすることができる。
図7は、変形例に係る検出装置200を説明するための図である。
検出装置200は、制御回路220を含んでいる。制御回路220は、検出部202における電界を制御するためのものである。制御回路220は、第1領域212と重なる領域内に第1電界を発生させ、第2領域214と重なる領域内に第2電界を発生させ、第2電界における電界プロファイルの最大値は、第1電界における電界プロファイルの最大値より低くなっている。
検出部202の各領域における感度は、PN接合間の電界プロファイルの最大値に応じて異ならせることができる。一例において、PN接合間の電界プロファイルの最大値は、PN接合間の電圧に応じて調節させることができる。上述した構成によれば、第2領域214と重なる領域内における電界プロファイルの最大値を第1領域212と重なる領域内における電界プロファイルの最大値より低くすることができる。したがって、検出部202の感度プロファイルは、低強度の電磁波(電磁波の第2強度の部分)が入射する領域(第2領域214)において、低感度(第2感度)を有するようにすることができる。一例において、PN接合間の電界プロファイルは、PN接合界面において最大値をとることができる。
検出部202は、第1領域212と重なる領域内において、PN接合を含むフォトダイオードを有しており、第2領域214と重なる領域内において、PN接合を含むフォトダイオードを有している。各領域におけるPN接合は、例えば、図2を用いて説明したように、増倍層424及び不純物層426によって形成させることができる。
図7に示す例において、面210の第1領域212及び第2領域214は、共通の半導体層(例えば、図2に示した半導体層420)上に位置させることができる。この例において、第1領域212は、一の画素を構成することができ、第2領域214は、他の画素を構成することができ、第1領域212(一の画素)及び第2領域214(他の画素)は、例えば、ガードリングによって互いに電気的に絶縁させることができる。この例において、互いに絶縁された複数の領域(例えば、第1領域212及び第2領域214)は、2次元マトリクス状に配置させることができる。この例において、各領域は、画素を構成するようにすることができる。
図8は、検出装置200に照射される電磁波の強度プロファイルの一例を説明するための図である。
図8に示す例では、電磁波の強度プロファイルを、上記式(1)にフィッティングさせて、ガウス分布を得ている。図8に示す例において、電磁波の強度プロファイルの第1強度は、例えば、r=0の部分の強度とすることができ、電磁波の強度プロファイルの第2強度は、例えば、r>0のいずれかの部分の強度とすることができる。
電磁波の点源(例えば、点光源)から出射される電磁波は、ガウス分布に沿った強度プロファイルを有することができる。したがって、検出部202(例えば、図2、5、6又は7)は、電磁波の点源から出射される電磁波の強度プロファイルに沿った感度プロファイルを有していてもよい。
電磁波の線源(例えば、線光源)から出射される電磁波は、線光源の線方向に垂直な断面において、ガウス分布に沿った強度プロファイルを有することができる。したがって、線光源の線方向に垂直な断面において、検出部202(例えば、図2、5、6又は7)は、電磁波の線源から出射される電磁波の強度プロファイルに沿った感度プロファイルを有していてもよい。
図9は、実施例に係るセンサ装置10を説明するための図である。
センサ装置10は、電磁波源100及び検出装置200を含んでいる。検出装置200は、電磁波源100から出射された電磁波を検出するためのものである。本実施例に係る検出装置200は、実施形態に係る検出装置200と同様にして、検出部202を含んでいる。実施形態(例えば、図2)と同様にして、検出部202は、面210を有しており、面210は、電磁波源100から出射された電磁波が入射するためのものである。実施形態(例えば、図2)と同様にして、面210は、第1領域212及び第2領域214を含んでおり、第1領域212は、電磁波の第1部分が入射するためのものであり、第2領域214は、電磁波の第2部分が入射するためのものである。検出部202は、面210の第1領域212に入射する電磁波に対して第1感度を有しており、面210の第2領域214に入射する電磁波に対して第2感度を有しており、第2感度は、第1感度より低くなっている。実施形態と同様にして、電磁波の強度プロファイルは、電磁波の第1部分において第1強度を有し、電磁波の第2部分において第1強度より低い第2強度を有していてもよい。
上述した構成によれば、検出装置200は、電磁波源100から出射される電磁波の強度プロファイルに応じた適当な感度プロファイルを有することができる。したがって、高い信頼性をもってセンサ装置10を動作させることができる。
電磁波源100は、電磁波を出射可能になっている。電磁波源100は、パルス電磁波を繰り返し、例えば周期的に出射する。電磁波源100から出射されるパルス電磁波は、例えば、ガウス分布に沿った強度プロファイルを有している。一例において、電磁波源100から出射される電磁波は、光である。この例において、電磁波源100は、レーザダイオード(LD)にすることができる。他の例において、電磁波源100から出射される電磁波は、電波である。
電磁波源100から出射された電磁波は、センサ装置10の外部の物体によって反射されて検出装置200に検出される。一例において、センサ装置10は、電磁波源100からの電磁波の出射のタイミングと検出装置200による電磁波の検出のタイミングの差に基づいて、センサ装置10から物体までの距離を測定することができる。
一例において、センサ装置10は、LiDAR(Light Detection And Ranging)にすることができる。この例において、電磁波源100は光を出射し、検出装置200は光を検出する。他の例において、センサ装置10は、RADAR(RAdio Detection And Ranging)にすることができる。この例において、電磁波源100は電波を出射し、検出装置200は電波を検出する。
可動反射器300は、電磁波源100から出射された電磁波をセンサ装置10の外部に向けて反射するためのものである。可動反射器300によって、センサ装置10の外部の物体を電磁波で走査することができる。一例において、可動反射器300は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーにすることができる。
図9に示す例では、電磁波源100から出射された電磁波は、スプリッタ310を透過して可動反射器300によって反射される。センサ装置10の外部から照射された電磁波は、可動反射器300によって反射されスプリッタ310によって検出装置200に向けて反射される。
センサ装置10の外部の物体を走査するための構造は、可動反射器300に限定されない。他の例において、電磁波源100及び検出装置200を回転ステージ上に搭載して、回転ステージの周囲の物体を走査してもよい。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 センサ装置
100 電磁波源
200 検出装置
202 検出部
210 面
212 第1領域
214 第2領域
220 制御回路
300 可動反射器
310 スプリッタ
400 基板
410 半導体基板
420 半導体層
422 光吸収層
423 電界緩和層
424 増倍層
426 不純物層
428 ガードリング
430 反射防止層
440 保護層
452 第1電極
454 第2電極
510 マスク
512 開口
514 領域

Claims (13)

  1. 第1強度と、前記第1強度より低い第2強度と、を有する強度プロファイルを有する電磁波が入射するための面を有する検出部を含み、
    前記検出部の前記面は、前記電磁波の前記第1強度の第1部分が入射するための第1領域と、前記電磁波の前記第2強度の第2部分が入射するための第2領域と、を含み、
    前記検出部は、前記面の前記第1領域に入射する前記電磁波に対して第1感度を有し、前記面の第2領域に入射する前記電磁波に対して、前記第1感度より低い第2感度を有する、検出装置。
  2. 請求項1に記載の検出装置において、
    前記第2領域は、前記第1領域の周囲のうち少なくとも前記第1領域の両側に位置している、検出装置。
  3. 請求項1に記載の検出装置において、
    前記第2領域は、前記第1領域の周囲に位置している、検出装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、前記第1領域から前記第2領域にかけて減少する感度プロファイルを有する、検出装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、光吸収層と、第1導電型の増倍層と、第2導電型の不純物層と、を含み、
    前記光吸収層、前記増倍層及び前記不純物層のうちの少なくとも一つは、前記第1領域と重なる領域において、前記第2領域と重なる領域においてよりも、大きい厚さを有する、検出装置。
  6. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、光吸収層を含み、
    前記光吸収層は、前記第1領域と重なる領域において、前記第2領域と重なる領域においてよりも、低い不純物量を有する、検出装置。
  7. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、光吸収層と、増倍層と、前記光吸収層と前記増倍層の間の電界緩和層と、を含み、
    前記電界緩和層は、
    前記第1領域と重なる領域において位置しておらず、前記第2領域と重なる領域において位置しており、又は
    前記第1領域と重なる領域において、前記第2領域と重なる領域においてよりも、小さい厚さを有する、検出装置。
  8. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部における電界を制御するための制御回路をさらに含み、
    前記制御回路は、前記第1領域と重なる領域内に第1電界を発生させ、前記第2領域と重なる領域内に、第2電界を発生させ、
    前記第2電界における電界プロファイルの最大値は、前記第1電界における電界プロファイルの最大値より小さい、検出装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、前記電磁波の強度プロファイルに沿った感度プロファイルを有する、検出装置。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、ガウス分布に沿った感度プロファイルを有する、検出装置。
  11. 請求項1から10までのいずれか一項に記載の検出装置において、
    前記検出部は、半導体層を含み、
    前記半導体層は、前記第1領域と重なる領域から前記第2領域と重なる領域にかけて広がっている、検出装置。
  12. 電磁波源と、
    検出装置と、
    を含み、
    前記検出装置は、前記電磁波源から出射された電磁波が入射するための面を有する検出部を含み、
    前記検出部の前記面は、前記電磁波の第1部分が入射するための第1領域と、前記電磁波の第2部分が入射するための第2領域と、を含み、
    前記検出部は、前記面の前記第1領域に入射する前記電磁波に対して第1感度を有し、前記面の第2領域に入射する前記電磁波に対して、前記第1感度より低い第2感度を有する、センサ装置。
  13. 請求項12に記載のセンサ装置において、
    前記電磁波は、前記第1部分において第1強度を有し、前記第2部分において前記第1強度より低い第2強度を有する強度プロファイルを有する、センサ装置。
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