JP2020035252A - 飲食店景況度可視化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】飲食店の景況度をエリア別に客観的に評価するのに好適なシステムを提供する。【解決手段】データ入力処理部11、データ出力処理部12、データ記憶部13、業種が飲食店であるガス使用者の所定の属性データを格納した第1データベース14、及び、該ガス使用者の月別ガス使用量を格納した第2データベース15を備え、データ入力処理部11が、可視化対象地域、エリアの区分粒度、可視化データの種別を指定する入力データを受信し、データ出力処理部12が、可視化対象地域を区分粒度に基づいて区分したエリア別に、同一エリア内に存在するガス使用者夫々の可視化データの種別に応じた可視化対象期間内のガス使用量または属性データまたはその両方に基づいて、可視化データの種別により定まる統計データを指標データとして作成し、エリア別に作成された指標データを、可視化データの種別に応じた表示形式で表示する可視化データを作成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、可視化対象地域を複数に区分した各エリア内の飲食店の景況度をエリア別に判別可能に可視化した可視化データを、該エリア内の飲食店のガス使用量等に基づいて、コンピュータのデータ演算処理により作成し、データ利用者のユーザ端末に送信する飲食店景況度可視化システムに関する。
飲食店の景況度をコンピュータのデータ演算処理により作成するシステムとして、個々の飲食店の入り具合等の稼働状況を、その飲食店のガス使用量等のユーティリティ使用量に基づいて評価及び予測する飲食店評価システムが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2015−170063号公報
上記飲食店評価システムは、個々の飲食店の景況度を客観的に評価するのには有効なツールであるが、飲食店を新規に出店、または、移転する等に際してどのエリアが好適であるかを検討するには不適である。
通常、特に都市部においては、一定の広さのエリア内に一定数の飲食店が集中していることで、飲食を希望する消費者が当該エリアに集まってきてエリア全体としての飲食店の景況度が高くなる場合がある。従って、ある地域を複数のエリアに区分して、その各エリアにおける飲食店の景況度を客観的に評価できれば、飲食店の新規出店を検討している個人または企業等に対して、当該エリア別に評価した飲食店の景況度を提供することができる。一方、飲食店の景況度は、そのエリア内で実際に来店した客数或いは売上高で客観的に把握できればよいが、当該客数や売上高の店舗単位での細かな情報は公開されていないため、様々なエリアにおける飲食店の景況度を客観的に評価するには使用できない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、飲食店の景況度をエリア別に客観的に評価するのに好適なシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る飲食店景況度可視化システムは、可視化対象地域を複数に区分した各エリア内の飲食店の景況度をエリア別に判別可能に可視化した可視化データを、コンピュータのデータ演算処理により作成し、所定のデータ通信網を介して、前記可視化データを利用するデータ利用者のユーザ端末に送信する飲食店景況度可視化システムであって、
前記可視化対象地域を含む所定のガス供給地域内の業種が飲食店であるガス使用者に関する所在地に関するデータを含む所定の属性データを格納した第1データベースと、前記ガス使用者の所定期間毎のガス使用量を格納した第2データベースと、データ記憶部と、データ入力処理部と、データ出力処理部と、を備えて構成され、
前記可視化データの種別が、前記飲食店の景況度を表す指標データとして、前記各エリア内の前記ガス使用者のガス使用量の増減に関する第1種の統計データを使用する第1データ種別群、前記各エリア内の前記ガス使用者の契約数の増減に関する第2種の統計データを使用する第2データ種別群、及び、前記第1種の統計データと前記第2種の統計データの両方を使用する第3データ種別群の少なくとも何れか1つのデータ種別群に属しており、
前記データ入力処理部が、前記ユーザ端末から送信される前記可視化対象地域、前記エリアの区分粒度、及び、前記可視化データの種別を含む入力項目を各別に指定する入力データを受け付け、前記データ記憶部に保存するように構成され、
前記データ出力処理部が、
前記可視化対象地域を前記区分粒度に基づいて区分した前記エリア別に、同一エリア内に存在する前記ガス使用者夫々の前記可視化データの種別に応じた可視化対象期間内の前記ガス使用量または属性データまたはその両方に基づいて、前記可視化データの種別により定まる前記第1種の統計データ及び前記第2種の統計データの少なくとも何れか一方を、前記指標データとして作成し、
前記エリア別に作成された前記指標データを、前記可視化データの種別に応じた所定の表示形式で表示する前記可視化データを作成し、
前記所定のデータ通信網を介して、前記可視化データを前記ユーザ端末に送信するように構成されていることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の飲食店景況度可視化システムによれば、データ出力処理部が、データ利用者が指定した種別の可視化データを、当該種別に応じた第1データベースまたは第2データベースからガス使用量またはガス使用者の契約数に係る情報を取得して作成し、所定のデータ通信網を介してユーザ端末に送信することができるため、データ利用者は、提供された可視化データに基づいて、エリア別の景況度を把握でき、どのエリアが飲食店を出店するのに好適かの検討ができる。
ここで注目すべき点は、業種が飲食店であるガス使用者のガス使用量や契約数に係るデータを利用して可視化データを作成している点である。ガス事業者は、飲食店に限らず他の業種や一般家庭も含む多数のガス使用者に対して安定したガス供給を維持するために、ガス使用量や契約数に係るデータを、長年に亘ってデータベース化しているため、飲食店の景況度をエリア別に評価するために、当該データをわざわざ取得する必要がなく、当該評価に必要な大量のデータとして、ガス供給事業用に存在していたデータベース内のデータを利用することができる点と、当該データは、ガス使用量や契約数という客観的な事実を累積して形成されている点である。つまり、客観的で誤りのないデータを使用して作成された可視化データは、信頼度が極めて高いという点である。
更に、上記第1の特徴の飲食店景況度可視化システムは、前記入力データとして保存された前記可視化データの種別が複数である場合、前記データ出力処理部が、前記可視化データの種別毎に、前記可視化データを作成することを第2の特徴とする。
上記第2の特徴の飲食店景況度可視化システムによれば、データ出力処理部が、データ利用者が指定した複数の種別毎に可視化データを作成するため、データ利用者は、作成された複数の可視化データに基づいて多面的に検討することが可能となる。
更に、上記第1または第2の特徴の飲食店景況度可視化システムは、前記ガス使用者に関する所定の属性データの1つとして、前記飲食店の種別が前記第1データベースに格納されており、
前記データ入力処理部が、前記ユーザ端末から送信される前記可視化対象地域、前記エリアの区分粒度、前記可視化データの種別、及び、前記飲食店の種別を含む入力項目を各別に指定する入力データを受け付け、前記データ記憶部に保存するように構成され、
前記データ出力処理部が、前記入力データにおいて、前記飲食店の種別の内の一部の種別が指定されている場合、指定された前記飲食店の種別に属する前記ガス使用者だけを対象として、前記指標データの作成処理を行うことを第3の特徴とする。
上記第3の特徴の飲食店景況度可視化システムによれば、エリア別の飲食店の景況度の傾向が、飲食店の種別によって変化する場合、或いは、データ利用者が特定の種別の飲食店の景況度をエリア別に評価したい場合等において、作成された可視化データを利用して、どのエリアが飲食店を出店するのに好適かをより詳細に検討することができる。
更に、上記第1乃至第3の何れかの特徴の飲食店景況度可視化システムは、前記第1データ種別群に属する前記可視化データの種別として、前記可視化対象地域の前記各エリアの境界が地図上に表示され、前記各エリアの前記境界内に、前記各エリア内の前記ガス使用者の所定月数に亘る期間の総ガス使用量の前年同期間の総ガス使用量に対する比率または増減率が、前記指標データとして、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第1可視化データ、及び、前記各エリア内の前記ガス使用者の総ガス使用量の前年同月比または前年同月増減率が、前記指標データとして、前記エリア別に、月毎の時系列にグラフ表示される第2可視化データの少なくとも一方を含むことが好ましい。
上記好適な実施態様によれば、データ利用者は、第1データ種別群に属する可視化データから、例えば、年間を通じての景況度をエリア別に比較し、景況度の高いエリアと低いエリアの概況を把握することができ、更に、安定的に景況度が高いのか、或いは、最近突然に景況度が変化したか等の状況を把握することができる。
更に、上記第1乃至第3の何れかの特徴の飲食店景況度可視化システムは、前記第2データ種別群に属する前記可視化データの種別として、前記可視化対象地域の前記各エリア内または前記入力データによって指定された特定の前記エリア内の前記ガス使用者の新規契約数と解約数が、前記指標データとして、前記エリア別に、月毎の時系列にグラフ表示される第3可視化データ、及び、前記可視化対象地域の前記各エリアの境界を地図上に表示し、前記各エリアまたは前記入力データによって指定された特定の前記エリアの前記境界内に、前記ガス使用者の新規契約数と解約数に基づいて算出される飲食店の入れ替わりの激しさを示す店舗変動指数が、前記指標データとして、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第4可視化データの少なくとも一方を含むことが好ましい。
上記好適な実施態様によれば、データ利用者は、第2データ種別群に属する可視化データから、例えば、飲食店の入れ替わりの激しいエリアとそうでないエリアを容易に判別することができる。
更に、上記第1乃至第3の何れかの特徴の飲食店景況度可視化システムは、前記第3データ種別群に属する前記可視化データの種別として、前記可視化対象地域の前記各エリア内の前記ガス使用者の所定月数に亘る期間の総ガス使用量の所定年数前の同期間の総ガス使用量に対する比率または増減率が、第1の前記指標データとして、前記所定年数の同期間の直前の前記ガス使用者の契約数に対する前記所定月数の直後の前記ガス使用者の契約数の比率または増減率が、第2の前記指標データとして、第1及び第2の前記指標データの一方を縦軸、他方を横軸とする散布図に、前記エリア別に表示される第5可視化データ、及び、前記可視化対象地域の前記各エリアの境界を地図上に表示し、前記散布図上の所定の領域内に存在する前記エリアの前記境界内に、前記所定の領域内に存在することが、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第6可視化データの少なくとも一方を含むことが好ましい。
上記好適な実施態様によれば、データ利用者は、第3データ種別群に属する可視化データから、例えば、総ガス使用量と契約数(つまり、店舗数)の両方が増加しているエリアを、良好に活性化しているエリアとして把握し、総ガス使用量は減少しているが契約数は増加しているエリアを、店舗間の競争が激化しているエリアとして把握し、総ガス使用量は増加しているが契約数は減少しているエリアを、店舗間の競争が沈静化しているエリアとして把握し、総ガス使用量と契約数の両方が減少しているエリアを、飲食店として衰退しているエリアとして把握することができる。
本発明に係る飲食店景況度可視化システムによれば、データ利用者に対して、どのエリアが飲食店を出店するのに好適かの検討に利用することができる客観的な基準として、多様な可視化データを提供することができる。
飲食店景況度可視化システムの一構成例を模式的に示すブロック図。 データ入力処理におけるデータ入力処理部とユーザ端末の処理手順の一例の概略を示すフローチャート。 データ出力処理におけるデータ出力処理部の処理手順の一例の概略を示すフローチャート。 可視化データの種別と使用する指標データの内容を簡単に纏めた一覧表。 第1可視化データの画像表示例を模式的に示す図。 第2可視化データの画像表示例を模式的に示す図。 第3可視化データの画像表示例(A)と第4可視化データの画像表示例(B)を模式的に示す図。 第4可視化データの画像表示例(A)と第5可視化データの画像表示例(B)を模式的に示す図。
以下、本発明に係る飲食店景況度可視化システム(以下、適宜「本システム」と略称する)の実施形態を、図面を参照して説明する。
[本システムの構成例]
本システム1は、可視化対象地域を複数に区分した各エリア内の飲食店の景況度をエリア別に判別可能に可視化した可視化データを、該エリア内の飲食店のガス使用量等に基づいて作成し、データ利用者のユーザ端末21に送信するデータ処理を行うように構成されている。
本実施形態では、本システム1を利用するユーザは、本システム1に対して、ユーザ端末21からインターネット等の所定のデータ通信網20を介してアクセスし、可視化データの作成に必要な入力データを送信して可視化データの生成を要求し、本システム1で生成された可視化データを、データ通信網20を介してユーザ端末21で受信して、ユーザ端末21の表示画面上に表示して利用するデータ利用者である。該データ利用者としては、例えば、可視化対象地域内にガス供給を行うガス事業者の営業担当者、或いは、可視化対象地域内に飲食店を出店する個人または企業の担当者であって、本システム1に予め会員登録している登録ユーザが想定される。
尚、飲食店で使用されるガスは、調理等の熱源として使用される都市ガス等の燃料ガスであり、ガス事業者から供給される場合を想定し、飲食店へのガス供給契約の内容、契約者である飲食店の属性情報(契約番号、契約者名、飲食店の種別、供給開始日、住所、等)及び月々のガス使用量は、ガス事業者のデータベース(以下、「事業者データベース」と称す)に保存されているものとする。従って、本実施形態では、飲食店は、ガス事業者から供給されるガスを調理等に使用するガス使用者であり、事業者データベースに登録されないガス使用者でない飲食店は、本システム1の処理対象とはならない。以下、本システム1の説明において、事業者データベースに関する説明を除き、特に断らない限り、「飲食店」と「ガス使用者」は同義であるとして使用する。
図1に示すように、本システム1は、データ入力処理部11、データ出力処理部12、データ記憶部13、第1データベース14、及び、第2データベース15を備えて構成される。
また、本システム1は、WEBサーバシステムとして構成されており、1または複数のユーザ(データ利用者)が、夫々のユーザ端末21からデータ通信網20であるインターネットを介して、所定のURL(uniform resource locator)を指定してアクセス可能に構成されており、データ入力処理部11とデータ出力処理部12は、当該アクセスに対して、所定のWEB表示画面データを、アクセスしたユーザのユーザ端末21に向けて送信し、当該ユーザ端末21にインストールされているWEBデータ表示用のブラウザソフトウェアによって、当該ユーザ端末21の表示画面上に上記WEB表示画面が表示される。
データ入力処理部11は、ユーザ端末21から、可視化データの作成要求を、当該作成に必要な入力データとともに、データ通信網20を介して受信し、入力データをデータ記憶部13に保存する処理(データ入力処理)を実行するように構成されている。具体的には、データ入力処理部11は、ユーザ端末21からのアクセスに対して、所定のログイン処理を経て、ユーザ認証が完了すると、可視化データの作成要求を受け付けるためのWEB表示画面データを、ユーザ端末21に送信する。ユーザは、ユーザ端末21の表示画面上に表示された可視化データの作成要求用の画面上から当該作成要求に必要な後述する事項の入力を行い、当該事項を入力データとして、データ入力処理部11に送信する。データ入力処理部11は、入力データを受信して上述のデータ入力処理を実行すると、データ出力処理部12が、データ記憶部13に保存された入力データに基づいて、後述する可視化データの作成及び送信処理の実行を開始する。尚、データ入力処理部11とユーザ端末21間における可視化データの作成要求と入力データの送受信は、必ずしも同時である必要はなく、2段階で処理してもよい。
入力データは、可視化対象地域、エリアの区分粒度、及び、可視化データの種別を含む3つの入力項目を、各別に指定したデータである。可視化対象地域は、例えば、1または複数の行政区(大阪府、大阪市、等)で指定する。エリアの区分粒度は、可視化対象地域を複数のエリアに区分する際の細かさを複数段階で指定する。例えば、4段階の区分粒度は、都道府県レベル(第1レベル)、郡市レベル(第2レベル)、区町村レベル(第3レベル)、町丁字レベル(第4レベル)で構成される。一例として、「大阪府大阪市中央区平野町1丁目」は、第1レベルのエリアでは「大阪府」となり、第2レベルのエリアでは「大阪府大阪市」となり、第3レベルのエリアでは「大阪府大阪市中央区」となり、第4レベルのエリアでは「大阪府大阪市中央区平野町1丁目」となる。また、可視化対象地域は、指定されたエリアの区分粒度で複数のエリアに区分されるため、区分粒度で決まる各エリアより広範囲に指定する必要がある。例えば、区分粒度が第1レベルの場合は、可視化対象地域は、複数の都道府県で構成される。
尚、可視化対象地域、及び、エリアの区分粒度の指定方法は、上述の都道府県レベル(第1レベル)、郡市レベル(第2レベル)、区町村レベル(第3レベル)、町丁字レベル(第4レベル)に限定されるものではなく、例えば、区分粒度は4段階ではなく、3段階或いは5段階であってもよい。更に、区分粒度の最も細かいレベルは、町丁字レベルより更に細分化されていてもよい。また、可視化対象地域は、必ずしも日本全国を網羅していなくてもよい。
可視化データの種別は、本システム1で予め用意されている可視化データの表示内容(飲食店の景況度を表す統計データに種類、及び、当該統計データの表示形式)の種別であり、第1データ種別群、第2データ種別群、及び、第3データ種別群の少なくとも何れか1つのデータ種別群に属している。尚、第1乃至第3データ種別群は、可視化データの種別を便宜的に分類するためのもので、必ずしも、本システム1が対象とする可視化データが、第1乃至第3データ種別群の3つのデータ種別群に分類されることを意味するものではない。
第1データ種別群に属する可視化データは、各エリア内の飲食店のガス使用量の増減に関する第1種の統計データが、地図表示またはグラフ表示による表示形式で表示される。第2データ種別群に属する可視化データは、各エリア内の飲食店の契約数の増減に関する第2種の統計データが、地図表示またはグラフ表示による表示形式で表示される。第3データ種別群に属する可視化データは、第1種の統計データと第2種の統計データの両方が、地図表示またはグラフ表示による表示形式で表示される。一例として、可視化データの種別は、表示する統計データの内容と地図表示またはグラフ表示の区別が識別可能な種別名が予め準備され、当該入力項目の指定画面は、ユーザ端末21の表示画面上で当該種別名の1または複数を指定可能に構成されている。可視化データの種別の具体例については、後述する。
データ出力処理部12は、データ入力処理部11のデータ入力処理に引き続き、データ記憶部13に保存された入力データに基づいて、1または複数の可視化データの作成及び送信処理(データ出力処理)を実行する。データ出力処理の具体的な処理内容については、後述する。
データ入力処理部11及びデータ出力処理部12は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置及び半導体メモリ等の記憶装置、及び、通信装置、等を備えた一般的なコンピュータシステム上に構成される。具体的には、各処理部11,12が実行する処理は、夫々の具体的な処理内容を記述したコンピュータプログラムのプログラムコードが、上記記憶装置の記憶領域内に格納され、上記演算装置が当該プログラムを実行することで、実行される。
本実施形態では、データ通信網20としてインターネットを想定し、データ入力処理部11とデータ出力処理部12によって使用される上記通信装置は、インターネット20を介して、ユーザ端末21と、所定の通信プロトコルでデータ送受信が可能な通信装置(ハードウェア及びソフトウェア)である。
データ記憶部13は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)及びSSD(ソリッドステートディスク)等の大容量のデータを不揮発的に記憶可能な記憶装置等を備え、上記演算装置からの制御により、データの書き込み、読み出し、検索等が可能に構成されている。
第1データベース14は、所定のガス供給地域内の業種が飲食店であるガス使用者に関する所定の属性データを格納しており、上記演算装置からの制御により、データの書き込み、読み出し、検索等が可能に構成されている。所定のガス供給地域は、上述の入力データの入力項目の1つである可視化対象地域として選択し得る最大範囲に相当する。
第1データベース14は、データ通信網20とは別のLAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)等のデータ通信網(図示せず)を介して、上述の事業者データベース(図示せず)内の一部のデータを、第1データベース14内に複製可能に構成されており、定期的(例えば、毎日、毎週、或いは、毎月等)に、事業者データベースとの同期を行い、第1データベース14内のデータの更新を行うように構成されている。複製されるデータは、事業者データベース内に登録されている全てのガス使用者(飲食店以外のガス使用者も含む)の属性データの内、業種が飲食店であるガス使用者の属性データであり、少なくとも、ガス使用者の契約番号、所在地(住所)を含む。また、属性データの所在地(住所)は、エリアの区分粒度の最も細かい粒度で区分された場合のエリアに対して属否判定が可能なように、例えば、町丁字(第4レベル)以下まで記録されているものとする。
第2データベース15は、第1データベース14に登録されている業種が飲食店であるガス使用者の所定期間(例えば、1カ月)毎の過去の所定期間(例えば、3年間)分のガス使用量(月別ガス使用量)を格納しており、上記演算装置からの制御により、データの書き込み、読み出し、検索等が可能に構成されている。
第2データベース15は、第1データベース14と同様に、データ通信網20とは別のLANまたはWAN等のデータ通信網(図示せず)を介して、上述の事業者データベース(図示せず)内の一部のデータを、第2データベース15内に複製可能に構成されており、定期的(例えば、毎日、毎週、或いは、毎月等)に、事業者データベースとの同期を行い、第2データベース15内のデータの更新を行うように構成されている。複製されるデータは、事業者データベース内に登録されている全てのガス使用者のガス使用量のデータの内、業種が飲食店であるガス使用者の過去の所定期間(例えば、3〜5年間)分の月別ガス使用量であり、ガス使用者の契約番号で検索可能に記録されている。従って、第1データベース14と第2データベース15内に登録されているデータは、ガス使用者の契約番号を介して、相互に連結可能である。
尚、本実施形態では、第1データベース14及び第2データベース15に登録されているガス使用者は、過去の所定期間内(例えば、3〜5年以内)にガス使用者であったが、ガス供給契約を解消し現時点でガス使用者ではない飲食店(以下、適宜、「離脱飲食店」と称す)も含まれる。
尚、上記説明では、事業者データベースを1つのデータベースとして説明したが、第1データベース14と第2データベース15のように、ガス使用者の属性データを格納する部分と、月別ガス使用量を格納する部分を、分離して2以上のデータベースとして構成されていてもよい。
ユーザ端末21は、インターネット20へのアクセスが可能で、インターネット20上のWEBサイトにアクセスして、当該WEBページ画面を自身の表示画面上に表示可能な一般的なコンピュータシステムであって、パーソナルコンピュータ及びタブレット端末等が想定される。
[本システムの処理内容]
次に、本システム1のデータ入力処理部11とデータ出力処理部12が実行する各処理内容について、図面を参照して説明する。尚、以下の説明では、ユーザ(データ利用者)は、夫々、本システム1への登録手続きは完了しており、本システム1のWEBサイトにアクセスするための、ユーザID及び認証手続きに必要なパスワード等は設定済みである。また、本システム1とユーザ端末21間のデータ送受信は、全てデータ通信網(インターネット)20を介して実施されるため、適宜、その旨を省略して説明する。更に、データ送受信は、データの送信側で所定の方式による暗号化処理が施され、データの受信側で当該方式に適合した復号化処理が行われる場合を想定し、以下の説明では、当該暗号化及び復号化処理の説明は省略する。
[データ入力処理]
図2は、データ入力処理(ステップ#10)における、本システム1のデータ入力処理部11の処理内容と、データ入力処理部11とユーザ端末21との間のデータの送受信を、時系列に示すフローチャートである。
データ入力処理(ステップ#10)では、先ず、可視化データの利用を希望するユーザ(データ利用者)がユーザ端末21から所定のURLを指定して本システム1にアクセスして、所定のユーザ認証手続き後に、所定のデータ入力処理用のWEBページにアクセスする(ステップ#201)と、データ入力処理部11が、当該アクセスに応答して、入力項目の入力画面データを、アクセスしたユーザのユーザ端末21に送信する(ステップ#101)。
ユーザ端末21で、WEBページ表示用のブラウザソフトウェアによって、当該入力画面データが処理され、ユーザ端末21の表示画面上に当該入力項目の入力画面が表示される(ステップ#202)。ユーザは、当該入力画面上から、各入力項目(可視化対象地域、エリアの区分粒度、及び、可視化データの種別)を、当該入力項目の入力スペースに、例えば、直接またはプルダウンメニューで表示される選択肢を選択して入力する(ステップ#203)。ユーザは、各入力項目の入力作業が終了すると、当該入力画面上において指定した各入力項目を入力データとして、本システム1に送信する(ステップ#204)。
データ入力処理部11は、ユーザ端末21から送信された入力データを受信すると(ステップ#102)、受信した入力データを、データ識別情報を付して、データ記憶部13に保存する(ステップ#103)。データ識別情報は、例えば、アクセスしたユーザのユーザIDとデータの受信日時で構成される。
データ入力処理部11の上記データ入力処理(ステップ#10)は、会員登録済みのユーザの何れかが、上記ステップ#201の処理を開始する毎に、各別に実行される。
[データ出力処理]
図3は、データ出力処理(ステップ#11)における、本システム1のデータ出力処理部12の処理内容と、データ出力処理部12とユーザ端末21との間のデータの送受信を、時系列に示すフローチャートである。
データ出力処理(ステップ#11)は、上記ステップ#201の処理を開始したユーザに対して、ステップ#103でデータ記憶部13に保存された入力データに基づいて、1または複数の可視化データの作成し、当該ユーザのユーザ端末21に送信する処理である。
具体的には、上記データ入力処理(ステップ#10)が終了すると、データ出力処理部12は、データ記憶部13に保存された入力データに基づいて、可視化対象地域を特定し、特定された可視化対象地域をエリアの区分粒度に基づいて区分し各エリアと特定する(ステップ#111)。引き続き、特定されたエリア別に、可視化データの種別に応じた飲食店の景況度を表す所定の統計データを指標データとして算出する(ステップ#112)。引き続き、エリア別に算出された指標データを、可視化データの種別に応じた所定の表示形式で表示する可視化データを作成する(ステップ#113)。
ステップ#111でのエリアの特定処理では、エリアの区分粒度の各レベルに対応して、設定し得る全ての可視化対象地域(つまり、上述の所定のガス供給地域)を複数のエリアに区分した各エリアのエリア番号が、予め設定されているものとする。例えば、エリア番号は、10桁の16進数または10進数で構成され、上位2桁が都道府県レベル(第1レベル)を特定し、次の2桁が郡市レベル(第2レベル)を特定し、次の3桁が区町村レベル(第3レベル)を特定し、下位の3桁が町丁字レベル(第4レベル)を特定する。ここで、一例として、各レベルの2桁または3桁の番号が“00”または“000”は、当該レベルのエリアの全域を指定するものとする。これにより、例えば、エリアの区分粒度が第3レベルの場合は、当該区分粒度で区分されたエリアのエリア番号の下位3桁は、何れも、“000”となり、エリアの区分粒度が第2レベルの場合は、当該区分粒度で区分されたエリアのエリア番号の下位6桁は、何れも、“000000”となる。
また、ステップ#111での可視化対象地域の特定処理では、エリア番号の上位7桁(以下、「対象地域コード」と称す)を使用して、可視化対象地域が特定される。尚、可視化対象地域が、第1〜第3レベルにおいて、複数の都道府県または郡市または区町村を含む場合は、対象地域コードを複数組み合わせて可視化対象地域が特定される。また、可視化対象地域が、エリアの区分粒度の第1レベルで特定される場合は、対象地域コードの下位5桁は、“00000”となり、エリアの区分粒度の第2レベルで特定される場合は、対象地域コードの下位3桁は、“000”となる。
従って、ステップ#111でのエリアの特定処理では、特定された可視化対象地域の1または複数の対象地域コードと、エリア番号の上位7桁が一致する全てのエリアが選択される。
ステップ#112での指標データの算出処理は、ステップ#111で特定されたエリア別に行われる。具体的には、特定された各エリア内のガス使用者の契約番号とエリア番号の対応関係が、第1データベース14に記憶されている各ガス使用者の属性データの所在地(住所)に基づいて予め、テーブル等を用いて確定されており、指標データの算出準備として、当該対応関係(テーブル)を用いて、特定された各エリア内に存在するガス使用者の契約番号が抽出される。ここで、可視化データの種別に応じた可視化対象期間内にガス供給契約を解約して離脱飲食店となったガス使用者も、当該可視化対象期間内にガスを使用していたので、契約番号の抽出対象となる。
ステップ#112で算出する指標データは、可視化データの種別に応じて異なる。本実施形態では、図4に示すように、可視化データの種別として、第1データ種別群に属する第1可視化データと第2可視化データ、第2データ種別群に属する第3可視化データと第4可視化データ、及び、第3データ種別群に属する第5可視化データと第6可視化データの6種類の可視化データを想定する。しかし、上述したように、本システム1が対象とする可視化データの種別は、これら6種類の第1乃至第6可視化データを含む必要はなく、これらの一部のみを対象としてもよく、更に、第1乃至第6可視化データの何れか少なくとも1つに加えてまたは代えて、第1乃至第6可視化データ以外の可視化データの種別を対象としていてもよい。
第1及び第2可視化データにおいて使用する指標データは、各エリア内のガス使用者のガス使用量の増減に関する第1種の統計データであり、第1可視化データでは、各エリア内のガス使用者の直近の所定月数m(例えば、m=12)に亘る期間の総ガス使用量(UY1)の前年同期間の総ガス使用量(UY2)に対する比率(UY1/UY2)または増減率((UY1−UY2)/UY2)を指標データとして使用し、第2可視化データでは、各エリア内のガス使用者の所定月数m(例えば、m=12)に亘る月別の総ガス使用量(UM1i,i=1〜m)の前年同月の月別の総ガス使用量(UM2i,i=1〜m)に対する比率(前年同月比:UM1i/UM2i,i=1〜m)または増減率(前年同月増減率:(UM1i−UM2i)/UM2i,i=1〜m)を指標データとして使用する。ここで、上記各総ガス使用量は、ガス使用者毎の所定月数または月別のガス使用量をエリア毎に合計したものである。
データ出力処理部12は、第1可視化データの指標データ(UY1/UY2または(UY1−UY2)/UY2)の算出に当たり、各エリア内の対象となる各ガス使用者の契約番号を手掛かりに、第2データベースから、直近の所定月数mと前年同期間の月別ガス使用量を読み出し、直近の所定月数mと前年同期間のガス使用者毎の各合計ガス使用量を計算する。そして、エリア別に、当該ガス使用者毎の各合計ガス使用量を集計して、総ガス使用量(UY1)と総ガス使用量(UY2)を算出して、指標データ(UY1/UY2または(UY1−UY2)/UY2)を算出する。
更に、データ出力処理部12は、第2可視化データの指標データ(UM1i/UM2i,i=1〜m)の算出に当たり、各エリア内の対象となる各ガス使用者の契約番号を手掛かりに、第2データベースから、直近の所定月数mと前年同期間の月別ガス使用量を読み出し、エリア別及び月別に、当該月別ガス使用量を集計して、直近の所定月数mと前年同期間の月別の総ガス使用量(UM1i,UM2i,i=1〜m)を算出して、得られた2つの月別の総ガス使用量(UM1i,UM2i,i=1〜m)の比また増減率を算出して、指標データ(UM1i/UM2i、または、(UM1i−UM2i)/UM2i,i=1〜m)を算出する。
第3及び第4可視化データにおいて使用する指標データは、各エリア内のガス使用者の契約数の増減に関する第2種の統計データであり、第3可視化データでは、各エリア内のガス使用者の所定月数m(例えば、m=12)に亘る月別の新規契約数(EMi,i=1〜m)と解約数(CMi,i=1〜m)を指標データとして使用し、第4可視化データでは、上記月別の新規契約数(EMi,i=1〜m)と解約数(CMi,i=1〜m)から、例えば、下記の数1で算出される飲食店の入れ替わりの激しさを示す店舗変動指数VIを指標データとして使用する。
(数1)
VI=((σE/AE)+(σC/AC)0.5
但し、数1において、σE及びAEは、所定月数mにおける新規契約数(EMi,i=1〜m)の標準偏差及び平均値であり、σC及びACは、所定月数mにおける解約数(CMi,i=1〜m)の標準偏差及び平均値である。
データ出力処理部12は、第3可視化データの指標データ(EMi,CMi,i=1〜m)の算出に当たり、各エリア内の対象となる各ガス使用者の契約番号を手掛かりに、第2データベースから、直近の所定月数m及びその前月の月別ガス使用量を読み出し、前月に月別ガス使用量の入力がなく、当月に新たに月別ガス使用量の入力があるガス使用者を新規のガス使用者として判断し、その新規のガス使用者の数をエリア別及び月別に集計して新規契約数(EMi,i=1〜m)を算出し、前月に月別ガス使用量の入力があったが、当月に新たに月別ガス使用量の入力が無くなっているガス使用者を離脱飲食店と判断し、その離脱飲食店の数をエリア別及び月別に集計して解約数(CMi,i=1〜m)を算出する。
更に、データ出力処理部12は、第4可視化データの指標データ(店舗変動指数VI)の算出に当たり、上述の要領で、第3可視化データの指標データ(EMi,CMi,i=1〜m)を先ず算出し、エリア別に、算出された月別の新規契約数(EMi,i=1〜m)と解約数(CMi,i=1〜m)を用いて、数1に示す導出式により、店舗変動指数VIを算出する。
第5及び第6可視化データにおいて使用する指標データは、上記第1種及び第2種の統計データの両方であり、第5及び第6可視化データでは、各エリア内のガス使用者の直近の所定月数m(例えば、m=12)に亘る期間の総ガス使用量(UY1)の所定年数n(例えば、n=1〜3)前の同期間の総ガス使用量(UY3)からの増減(ΔUY=UY1−UY3)の所定年数n前の同期間の総ガス使用量(UY3)に対する増減率(ΔUY/UY3)と、ガス使用者の契約数の所定年数n前の同期間(mカ月)の直前から直近の所定月数mの直後まで(つまり、n年mカ月経過前後)の増減率(ΔN/N0)を、夫々指標データとして使用する。ここで、ΔNは、所定年数n前の同期間の直前から直近の所定月数mの直後までのガス使用者の契約数の増減数で、ΔN=N1−N0で与えられる。N1は、直近の所定月数mの最終月の契約数であり、N0は、所定年数n前の同期間の前月の契約数である。
データ出力処理部12は、第5及び第6可視化データの1つ目の指標データ(ΔUY/UY3)の算出に当たり、各エリア内の対象となる各ガス使用者の契約番号を手掛かりに、第2データベースから、直近の所定月数m及び所定年数n前の同期間の月別ガス使用量を読み出し、直近の所定月数mと所定年数n前の同期間のガス使用者毎の各合計ガス使用量を計算し、エリア別に、当該ガス使用者毎の各合計ガス使用量を集計して、総ガス使用量(UY1)と総ガス使用量(UY3)を算出して、1つ目の指標データ(ΔUY/UY3)を算出する。
更に、データ出力処理部12は、第5及び第6可視化データの2つ目の指標データ(ΔN/N0)の算出に当たり、各エリア内の対象となる各ガス使用者の契約番号を手掛かりに、第2データベースから、直近の所定月数mの最終月のガス使用者毎の月別ガス使用量を読み出し、月別ガス使用量が0でない(つまり、ガス供給契約が有効で、ガス使用中の)ガス使用者の数をカウントして、契約数N1を算出し、更に、所定年数n前の同期間の前月のガス使用者毎の月別ガス使用量を読み出し、月別ガス使用量が0でないガス使用者の数をカウントして、契約数N0を算出し、契約数の増減数ΔN(=N1−N0)を算出して、2つ目の指標データ(ΔN/N0)を算出する。
尚、第5及び第6可視化データの1つ目の指標データとして、(ΔUY/UY3)に代えて(UY1/UY3)を、2つ目の指標データとして、(ΔN/N0)に代えて、(N1/N0)を使用してもよい。
ステップ#113の可視化処理で使用する指標データの可視化方式(表示形式)は、可視化データの種別に応じて異なる。指標データの表示形式は、大別して4種類ある。
第1の表示形式は、地図上に表示されたステップ#111で特定された各エリア内に、ステップ#112で算出された1つの指標データを、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示する形式である。
第2の表示形式は、地図上に表示されたステップ#111で特定された各エリア内に、ステップ#112で算出された2つの指標データの相互の関係が所定の条件を満足するエリアを、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより他のエリアと識別可能に表示する形式である。
第3の表示形式は、ステップ#112で算出された1つの指標データを、月毎の時系列にエリア別にグラフ表示する形式である。
第4の表示形式は、ステップ#112で算出された2つの指標データを、一方を縦軸、他方を横軸としてエリア別にプロットした散布図としてグラフ表示する形式である。
データ出力処理部12は、ステップ#113の可視化処理において、第1及び第2の表示形式を使用する場合、ステップ#111で特定された可視化対象地域及び特定された各エリアを、所定の地図画像上において識別可能にするために、特定された各エリアの境界(外周の境界線)を実線等で表示し、更に、当該境界が強調されるように、当該下地となる地図画像のコントラスト或いは濃淡を低下させ、当該境界線で囲まれた各エリア内の全域を、ステップ#112で算出された指標データに応じた色彩、濃淡、パターンの何れか1つで表示する。
データ出力処理部12は、ステップ#113の可視化処理において、第3の表示形式を使用する場合、可視化データの種別に応じたグラフ形式(折れ線グラフ、棒グラフ等)及び予め設定された書式で、ステップ#112で算出された指標データをグラフ表示する。
データ出力処理部12は、ステップ#113の可視化処理において、第4の表示形式を使用する場合、可視化データの種別に応じて予め設定された書式で、ステップ#112で算出された2つの指標データが示す散布図上の座標点に、当該2つの指標データに対応するエリアを、所定の書式の図形を用いてプロットし、各エリアのプロットの集合からなる散布図を作成する。
データ出力処理部12は、第1及び第4可視化データの指標データは、第1の表示形式で可視化処理を行い、第6可視化データの指標データは、第2の表示形式で可視化処理を行い、第2及び第3可視化データの指標データは、第3の表示形式で可視化処理を行い、第5可視化データの指標データは、第4の表示形式で可視化処理を行う。
尚、ステップ#112の指標データの算出処理とステップ#113の可視化処理は、データ入力処理(ステップ#10)でユーザ端末21から受信した入力データが、可視化データの種別を複数指定している場合は、図3では図示していないが、その種別毎に、複数回繰り返し実行される。
尚、ステップ#113の可視化処理で行われる地図表示及びグラフ表示は、具体的には、各表示に応じたレンダリング用のソフトウェア等を用いて行われ、可視化データは、ユーザ端末21にインストールされているWEBページ表示用のブラウザソフトウェアで画像表示可能なフォーマットで作成されるため、何れも周知な技術内容であるため、詳細な説明は割愛する。
データ出力処理部12は、最後に、ステップ#111〜#113を経て作成された1または複数の可視化データを、入力データを送信したユーザ端末21に向けて送信する(ステップ#114)。
[可視化データの画像表示例]
データ出力処理(ステップ#11)により作成され、ユーザ端末21に向けて送信された1または複数の可視化データは、入力データの作成時(ステップ#201〜#203)に使用したブラウザソフトウェアによって、ユーザ端末21の表示画面上に、可視化データの種別に応じた表示形式で表示される。図5〜図8に、ユーザ端末21の表示画面上に表示された第1〜第6可視化データの画像表示例を、夫々示す。図5〜図8に示す第1〜第6可視化データは、何れも、一例として、可視化対象地域は大阪府大阪市中央区であり、エリアの区分粒度は第4レベルである。
図5に示す第1可視化データの画像表示例では、指標データが、エリア別の12カ月間の総ガス使用量の前年からの増減率((UY1−UY2)/UY2)の場合において、可視化対象地域を含む地図上に、各エリアの境界を実線で表示し、各エリアの指標データを、グレースケールの濃淡表示で模式的に表している。実際の実施態様では、ユーザ端末21の表示画面は通常カラー表示可能であるので、グレースケールの濃淡表示に代えて、指標データをカラー表示するのが好ましい。
図5に示す地図上において、地図画面の枠外に区分粒度の第1〜第4レベルの内容が表示されている。図5に示す例では、第1〜第3レベルまでが、可視化対象地域を示しており、第4レベルが、各エリアの区分レベルを示している。更に、マウスのポインタ或いは指(表示画面がタッチセンサ機能を有する場合)で特定のエリアを指示した場合に、第4レベルの枠内に、指示されたエリアの「町丁字」が表示されるようにするのも好ましい。
図6に示す第2可視化データの画像表示例では、指標データとして、月別の総ガス使用量の前年同月増減率((UM1i−UM2i)/UM2i,i=1〜12)が、エリア別に折れ線グラフで表示されている。
図7(A)に示す第3可視化データの画像表示例では、指標データとして、特定の2エリアの過去12カ月の新規契約数(EMi,i=1〜12)と解約数(CMi,i=1〜12)が、エリア別に折れ線グラフで表示されている。当該特定の2エリアとして、店舗変動指数VIが最大及び最小のエリアが、一例として選択されている。
図7(B)に示す第4可視化データの画像表示例では、指標データが店舗変動指数VIの場合において、可視化対象地域を含む地図上に、各エリアの境界を実線で表示し、店舗変動指数VIが最大及び最小のエリアを、グレースケールの濃淡表示で、他のエリアと識別可能に模式的に表している。実際の実施態様では、ユーザ端末21の表示画面は通常カラー表示可能であるので、グレースケールの濃淡表示に代えて、指標データをカラー表示するのが好ましい。尚、地図上に表示するエリア数は、必ずしも店舗変動指数VIが最大及び最小のエリアに限定されるものではなく、全てのエリアを表示してもよく、店舗変動指数VIが一定範囲内にあるエリアだけを選択的に表示してもよい。
尚、図7(A)及び(B)の間に付した矢印は、第3及び第4可視化データ間の対応関係を分かり易くするためのもので、実際の実施態様では、必ずしも付されない。
図8(A)に示す第5可視化データの画像表示例では、第1の指標データとして、直近12カ月間の総ガス使用量(UY1)とその3年前の12カ月間の総ガス使用量(UY3)に対する増減率(ΔUY/UY3)を、第2の指標データとして、上記3年前の12カ月間の直前から直近12カ月間の直後までのガス使用者の契約数の増減率(ΔN/N0)を、夫々使用し、第1の指標データを横軸に、第2の指標データを縦軸にした散布図上に、各エリアの第1及び第2の指標データを〇印のシンボルを用いてプロットした一例を表示している。
図8(A)に示す散布図の第1象限(総ガス使用量の増減率が正、契約数の増減率が正)にあるエリアは、飲食店の景況度が「活性化」状態にあると推定され、同散布図の第2象限(総ガス使用量の増減率が負、契約数の増減率が正)にあるエリアは、飲食店の景況度が「競争激化」状態にあると推定され、同散布図の第3象限(総ガス使用量の増減率が負、契約数の増減率が負)にあるエリアは、飲食店の景況度が「衰退」状態にあると推定され、同散布図の第4象限(総ガス使用量の増減率が正、契約数の増減率が負)にあるエリアは、飲食店の景況度が「競争沈静化」状態にあると推定される。
図8(B)に示す第6可視化データの画像表示例では、可視化対象地域を含む地図上に、各エリアの境界を実線で表示し、第5可視化データの画像表示例の散布図の第1象限内にあるエリアを、グレースケールの濃淡表示の濃いグレー色で、他のエリアと識別可能に表示している。実際の実施態様では、ユーザ端末21の表示画面は通常カラー表示可能であるので、グレースケールの濃淡表示に代えて、指標データをカラー表示するのが好ましい。この場合、各象限に異なる色彩を割り当て、4象限の全てのエリアを色分け表示するのが好ましい。更に、第5可視化データの画像表示例の散布図内に分散しているエリアを、第1〜第4象限より、更に細かく分類して、図8(B)に示す地図上に色分けして表示するのも好ましい。
[別実施態様]
次に、上記実施形態の別実施態様について説明する。
〈1〉上記実施形態では、上述のデータ入力処理(ステップ#10)では、入力データは、ユーザが、ユーザ端末21の表示画面上において、各入力項目(可視化対象地域、エリアの区分粒度、及び、可視化データの種別)を当該入力項目の入力スペースに入力することで作成される場合を例示したが、各入力項目の一部または全てに対して、デフォルトの入力内容を予め用意しておき、ユーザが入力操作しなかった入力項目は、当該デフォルトの入力内容が選択されるようにしてもよい。
更に、入力データが作成されるタイミングは、上述のデータ入力処理(ステップ#10)で説明した、ユーザ(データ利用者)がユーザ端末21からデータ入力処理用のWEBページにアクセスした場合に限らず、データ出力処理(ステップ#11)により作成された可視化データをユーザ端末21で受信して表示画面上に表示した後、当該可視化データの表示画面上に設けられた各入力項目の入力画面に移行するボタン等をマウス等でクリックすることで、各入力項目を再指定可能に構成してもよい。
更に、入力データを構成する入力項目として、上記の可視化対象地域、エリアの区分粒度、及び、可視化データの種別以外に、飲食店の種別を追加するのも好ましい実施態様である。この場合、第1データベース14には、各ガス使用者の属性データとして、飲食店の種別を格納しておく必要がある。尚、第1データベース14に、属性データとして飲食店の種別を予め格納しておき、入力項目として飲食店の種別を指定する場合にのみ、第1データベース14に格納されている飲食店の種別を検索して、該当するガス使用者を特定するようにしてもよい。飲食店の種別として、一例として、提供する料理の種類(例えば、和食、洋食、中華料理、麺類、ラーメン、寿司、カフェ、等)で分類される種別が想定されるが、他の方法で分類される種別(例えば、店舗の収容客数、等)であってもよい。また、飲食店の種別の入力項目の指定するタイミングは、上述のデータ入力処理(ステップ#10)で説明した、ユーザ(データ利用者)がユーザ端末21からデータ入力処理用のWEBページにアクセスした場合に限らず、データ出力処理(ステップ#11)により作成された可視化データをユーザ端末21で受信して表示画面上に表示した後、飲食店の種別を絞り込む入力画面に移行するボタン等をマウス等でクリックすることで、飲食店の種別を指定可能に構成してもよい。
〈2〉上記実施形態では、データ出力処理部12は、データ出力処理(ステップ#11)のステップ#111において、データ記憶部13に保存された入力データに基づいて、可視化対象地域を特定し、特定された可視化対象地域をエリアの区分粒度に基づいて区分し各エリアと特定する場合を説明した。しかし、特定された可視化対象地域によっては、特定されたエリアの中に、飲食店が無いエリア或いは極めて少ないエリアが含まれ得る。例えば、飲食店が無いエリアでは、上述の指標データの計算が不可能である。更に、飲食店が0でなくても、可視化データの種別に応じた可視化対象期間内に、標本数が十分でない場合は、有意な指標データが計算できない可能性が高い。更に、エリア内に存在する飲食店数が少ないと、仮に、指標データの計算ができたとしても、その値が、必ずしも当該エリアの景況度を表しているのではなく、個々の飲食店の景況度に強く依存する指標データとなっている可能性がある。
従って、データ出力処理部12は、データ出力処理(ステップ#11)のステップ#111において、エリアの区分粒度に基づいて特定された可視化対象地域を区分した後、各エリア内の飲食店数が、所定数(例えば、5〜30)未満の場合は、当該エリアを、可視化データ作成の対象から除外するようにするのも好ましい。更に、この場合、当該所定数または各エリアの飲食店数の範囲(下限、上限)を、入力データを構成する入力項目に追加して、ユーザが設定可能に構成してもよい。
〈3〉上記実施形態では、第1可視化データと第2可視化データは、夫々独立して画像表示される場合を想定した。しかし、例えば、第1可視化データの画像表示例の地図上の特定のエリアを、マウスのポインタ或いは指(表示画面がタッチセンサ機能を有する場合)で指示した場合に、そのエリアの第2可視化データが作成され、ユーザ端末21の表示画面上に、当該第2可視化データが別画面で表示されるようにするのも好ましい。
〈4〉上記実施形態では、第3可視化データと第4可視化データは、指標データが相互に関連しているが、夫々独立して画像表示される場合を想定した。しかし、例えば、第4可視化データの画像表示例の地図上の特定のエリアを、マウスのポインタ或いは指(表示画面がタッチセンサ機能を有する場合)で指示した場合に、そのエリアの第3可視化データが作成され、ユーザ端末21の表示画面上に、当該第3可視化データが別画面で表示されるようにするのも好ましい。
〈5〉上記実施形態における第5可視化データの画像表示例では、散布図上の各エリアが一見しただけでは、具体的にどのエリアであるか、つまり、エリアの区分粒度の第4レベルのどの「町丁字」かが不明であるので、マウスのポインタ或いは指(表示画面がタッチセンサ機能を有する場合)で特定のエリアを指示した場合に、指示されたエリアの「町丁字」が、散布図の枠外の所定箇所に表示されるようにするのも好ましい。更に、当該表示に代えて、或いは、追加して、第6可視化データの画像表示例の地図上に表示された各エリアの指示されたエリア内だけを点滅や特定色による表示等により他のエリアと識別可能に強調表示するのも好ましい。
〈6〉上記実施形態では、データ出力処理部12は、第3可視化データの指標データ(EMi,CMi,i=1〜m)の算出に当たり、第2データベースから読み出した月別ガス使用量の有無に基づいて、新規契約数及び解約数を算出する例を説明した。しかし、第1データベースに格納されるガス使用者に関する所定の属性データとして、ガス使用者のガス供給の開始日及び停止日が夫々含まれる場合は、新規契約数及び解約数を算出する対象月に、当該属性データのガス供給の開始日及び停止日が含まれるか否かを判定することによって、新規契約数及び解約数を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、データ出力処理部12は、第5及び第6可視化データの2つ目の指標データ(ΔN/N0)の算出に当たり、第2データベースから読み出した月別ガス使用量の有無に基づいて、契約数の算出に係る月の契約数をカウントして算出する例を説明した。しかし、第1データベースに格納されるガス使用者に関する所定の属性データとして、ガス使用者のガス供給の開始日及び停止日が夫々含まれる場合は、特定の月の契約数を算出する場合、当該月の初日または末日と、ガス供給の開始日及び停止日の大小関係を判定することによって、当該月の契約数を算出するようにしてもよい。
本発明は、飲食店の景況度をエリア別に客観的に評価するのに好適なシステムに利用することができる。
1 : 飲食店景況度可視化システム
11 : データ入力処理部
12 : データ出力処理部
13 : データ記憶部
14 : 第1データベース
15 : 第2データベース
20 : データ通信網(インターネット)
21 : ユーザ端末

Claims (6)

  1. 可視化対象地域を複数に区分した各エリア内の飲食店の景況度をエリア別に判別可能に可視化した可視化データを、コンピュータのデータ演算処理により作成し、所定のデータ通信網を介して、前記可視化データを利用するデータ利用者のユーザ端末に送信する飲食店景況度可視化システムであって、
    前記可視化対象地域を含む所定のガス供給地域内の業種が飲食店であるガス使用者に関する所在地に関するデータを含む所定の属性データを格納した第1データベースと、前記ガス使用者の所定期間毎のガス使用量を格納した第2データベースと、データ記憶部と、データ入力処理部と、データ出力処理部と、を備えて構成され、
    前記可視化データの種別が、前記飲食店の景況度を表す指標データとして、前記各エリア内の前記ガス使用者のガス使用量の増減に関する第1種の統計データを使用する第1データ種別群、前記各エリア内の前記ガス使用者の契約数の増減に関する第2種の統計データを使用する第2データ種別群、及び、前記第1種の統計データと前記第2種の統計データの両方を使用する第3データ種別群の少なくとも何れか1つのデータ種別群に属しており、
    前記データ入力処理部が、前記ユーザ端末から送信される前記可視化対象地域、前記エリアの区分粒度、及び、前記可視化データの種別を含む入力項目を各別に指定する入力データを受け付け、前記データ記憶部に保存するように構成され、
    前記データ出力処理部が、
    前記可視化対象地域を前記区分粒度に基づいて区分した前記エリア別に、同一エリア内に存在する前記ガス使用者夫々の前記可視化データの種別に応じた可視化対象期間内の前記ガス使用量または属性データまたはその両方に基づいて、前記可視化データの種別により定まる前記第1種の統計データ及び前記第2種の統計データの少なくとも何れか一方を、前記指標データとして作成し、
    前記エリア別に作成された前記指標データを、前記可視化データの種別に応じた所定の表示形式で表示する前記可視化データを作成し、
    前記所定のデータ通信網を介して、前記可視化データを前記ユーザ端末に送信するように構成されていることを特徴とする飲食店景況度可視化システム。
  2. 前記入力データとして保存された前記可視化データの種別が複数である場合、
    前記データ出力処理部が、前記可視化データの種別毎に、前記可視化データを作成することを特徴とする請求項1に記載の飲食店景況度可視化システム。
  3. 前記ガス使用者に関する所定の属性データの1つとして、前記飲食店の種別が前記第1データベースに格納されており、
    前記データ入力処理部が、前記ユーザ端末から送信される前記可視化対象地域、前記エリアの区分粒度、前記可視化データの種別、及び、前記飲食店の種別を含む入力項目を各別に指定する入力データを受け付け、前記データ記憶部に保存するように構成され、
    前記データ出力処理部が、
    前記入力データにおいて、前記飲食店の種別の内の一部の種別が指定されている場合、指定された前記飲食店の種別に属する前記ガス使用者だけを対象として、前記指標データの作成処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の飲食店景況度可視化システム。
  4. 前記第1データ種別群に属する前記可視化データの種別として、
    前記可視化対象地域の前記各エリアの境界が地図上に表示され、前記各エリアの前記境界内に、前記各エリア内の前記ガス使用者の所定月数に亘る期間の総ガス使用量の前年同期間の総ガス使用量に対する比率または増減率が、前記指標データとして、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第1可視化データ、及び、
    前記各エリア内の前記ガス使用者の月別の総ガス使用量の前年同月比または前年同月増減率が、前記指標データとして、前記エリア別に、月毎の時系列にグラフ表示される第2可視化データの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の飲食店景況度可視化システム。
  5. 前記第2データ種別群に属する前記可視化データの種別として、
    前記可視化対象地域の前記各エリア内または前記入力データによって指定された特定の前記エリア内の前記ガス使用者の新規契約数と解約数が、前記指標データとして、前記エリア別に、月毎の時系列にグラフ表示される第3可視化データ、及び、
    前記可視化対象地域の前記各エリアの境界を地図上に表示し、前記各エリアまたは前記入力データによって指定された特定の前記エリアの前記境界内に、前記ガス使用者の新規契約数と解約数に基づいて算出される飲食店の入れ替わりの激しさを示す店舗変動指数が、前記指標データとして、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第4可視化データの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の飲食店景況度可視化システム。
  6. 前記第3データ種別群に属する前記可視化データの種別として、
    前記可視化対象地域の前記各エリア内の前記ガス使用者の所定月数に亘る期間の総ガス使用量の所定年数前の同期間の総ガス使用量に対する比率または増減率が、第1の前記指標データとして、前記所定年数の同期間の直前の前記ガス使用者の契約数に対する前記所定月数の直後の前記ガス使用者の契約数の比率または増減率が、第2の前記指標データとして、第1及び第2の前記指標データの一方を縦軸、他方を横軸とする散布図に、前記エリア別に表示される第5可視化データ、及び、
    前記可視化対象地域の前記各エリアの境界を地図上に表示し、前記散布図上の所定の領域内に存在する前記エリアの前記境界内に、前記所定の領域内に存在することが、色彩、濃淡、パターンの何れか1つの違いにより識別可能に表示される第6可視化データの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の飲食店景況度可視化システム。
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