JP2020034421A - 情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】GPSが利用不可能であり且つ地図情報がない場合に、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを提供すること。【解決手段】実施形態に係る情報提供装置は、検知部と、マーキング部と、提供部とを備える。検知部は、自己位置の移動を検知する。マーキング部は、検知部による検知結果に基づいて、自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に自己位置の通過地点をマーキングする。提供部は、マーキング部によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムに関する。
従来、GPS(Global Positioning System)によって測位する自己位置と地図情報とに基づいて、ユーザに目的地までの歩行経路を案内するナビゲーションシステムがある。
また、GPSが利用不可能となった場合に、歩数センサから取得するユーザの進行距離情報と、地磁気センサから取得する方位情報と、地図情報とに基づいてユーザに目的地までの歩行経路を案内するナビゲーションシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−230092号公報
しかしながら、従来の技術では、GPSが利用不可能であり且つ地図情報がない場合に、移動したユーザを元居た場所に帰すことができないことがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、GPSが利用不可能であり且つ地図情報がない場合に、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る情報提供装置は、検知部と、マーキング部と、提供部とを備える。検知部は、自己位置の移動を検知する。マーキング部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に前記自己位置の通過地点をマーキングする。提供部は、前記マーキング部によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。
実施形態の一態様に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムによれば、GPSが利用不可能であり且つ地図情報がない場合に、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
図1は、実施形態に係る情報提供方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る通過地点情報の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る最短の帰路情報の生成手順を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る情報提供装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態の変形例に係る情報提供装置の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る自己位置の補正手順の一例を示す説明図である。 図8は、実施形態に係る施設または設備の推定手順の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態に係る施設または設備の推定手順の一例を示す説明図である。 図10は、実施形態に係る情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報提供方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報提供装置が行う情報提供方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供方法の概要を示す説明図である。以下では、実施形態に係る情報提供装置が、例えば、徒歩で移動するユーザへ経路案内を行うナビゲーション機能を備えるスマートフォン等の携帯端末である場合を例に挙げて説明する。なお、実施形態に係る情報提供装置は、車両に搭載されて経路案内を行うカーナビゲーション装置であってもよい。
実施形態係る情報提供装置は、例えば、建物内や地下街等のようなGPS(Global Positioning System)を利用することができないエリアであり、且つ地図データがないエリアにおいて、移動したユーザを元居た場所へ帰すための情報を提供する。なお、実施形態に係る情報提供装置は、GPSを利用することができ、地図データがあるエリアにおいても、移動したユーザを元居た場所へ帰すための情報を提供することもできる。
図1(a)に示すように、情報提供装置のユーザは、GPSが利用不可能で地図データもない建物内において、あるスタート地点P1から、あるゴール地点P2まで経路L1を通って移動する場合がある。かかる場合、ユーザは、建物内の通路に精通していなければ、ゴール地点P2から元居たスタート地点P1に戻れなくなることがある。
そこで、情報提供装置は、自己位置の移動を検知すると、その検知結果に基づいて、自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に自己位置の通過地点をマーキングする。なお、ここでのローカル座標系は、例えば、ユーザの移動開始位置(スタート地点P1)を原点とし、東西方向をX方向、南北方向をY方向とする直交座標系とする。
そして、図1(b)に示すように、情報提供装置は、例えば、ローカル座標系におけるスタート地点P1に対応する位置に、マークM1をマーキングし、その後、自己位置が順次通過する通過地点にマークM2〜M14をマーキングする。なお、図1(b)に示すマークM1〜M14を示す丸内の数字は、マーキングされた順番、つまり、自己位置が各通過点を通過した順番を示している。
そして、情報提供装置は、マーキングした通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。これにより、ユーザは、建物内の通路に精通していなくても、情報提供装置から提供される通過地点の位置を示す情報を頼りに、自立航法により元来た経路を戻ることでゴール地点P2からスタート地点P1まで帰ることができる。このように、情報提供装置は、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
このとき、情報提供装置は、自己位置の通過地点の位置を示す情報を可視化してユーザへ提供する。これにより、ユーザは、情報提供装置によって提供される可視化された情報を見るだけで、簡単に元居た場所へ帰ることができる。
さらに、情報提供装置は、自己位置が通過地点を通過した順番を示す情報をユーザに提供する。これにより、ユーザは、情報提供装置から提供される情報に含まれる順番を逆にたどって行くことにより、簡単に元居た場所へ帰ることができる。
かかる情報提供装置は、カメラと、カメラによる撮像画像を表示するディスプレイとを備えており、撮像画像中に自己位置の通過地点の位置を示す情報を表示させてユーザへ提供する。つまり、情報提供装置は、実空間においてユーザによる目視が可能な地点にマーキングされた通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。
例えば、図1(c)に示すように、ユーザUがゴール地点P2で元来た方向を振り向き、情報提供装置のカメラによって通路を撮像した場合、情報提供装置は、図1(d)に示す画像をディスプレイに表示させる。
具体的には、情報提供装置は、図1(d)に示すように、ユーザUにより目視される景色の撮像画像に、通過地点の位置を示す情報として拡張現実(AR:Augmented Reality)画像のマークM9〜M14を重畳表示させる。
このとき、情報提供装置は、各マークM9〜M14内に、自己位置が通過した順番を示す番号を表示させる。さらに、情報提供装置は、遠近法を利用して、各マークM9〜M14の大きさが自己位置から遠い程小さくなるように表示させる。
これにより、ユーザUは、表示される各マークM9〜M14の大きさと、各マークM9〜M14に表示される番号とから元来た方向を直感的に認識することができる。そして、ユーザUは、表示される番号が最も大きなマークM14から、番号の小さなマークM13〜M1の順にたどって行くことで、元来た経路L1(図1(a)参照)を逆行する図1(c)に示す経路L2を通ってスタート地点P1まで帰ることができる。
また、情報提供装置は、例えば、図1(e)に示すように、ユーザUがゴール地点P2で元来た方向に対して左方向を向き、情報提供装置のカメラによって通路を撮像した場合、情報提供装置は、図1(f)に示す画像をディスプレイに表示させる。
このとき、図1(f)に示す画像でユーザUの前方へ延びる通路は、ユーザUが通過して来た通路ではないため通過地点を示すマークがない。ただし、図1(f)に示す画像でユーザUの前方へ延びる通路とT字路で交差する通路は、ユーザUが通過して来た通路であるため、マークM1〜M3がある。
しかも、図1(f)に示す画像に表示されるマークM1〜M3は、元通ってきた経路で直近のマークM14よりも丸内の番号が明らかに小さい。このため、ユーザUは、図1(f)に示す画像でユーザUの前方へ延びる通路がスタート地点P1へ帰る近道であると認識することができる。
これにより、ユーザUは、図1(f)に示す画像でユーザUの前方へ延びる通路を進むことで、図1(e)に示すスタート地点P1までの最短の経路L3を通ってスタート地点P1まで帰ることができる。
このように、実施形態に係る情報提供方法によれば、GPSを利用することができないエリアであり、且つ地図データがないエリアにおいて、移動したユーザを元居た場所へ帰すための情報を提供することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
次に、図2を参照し、実施形態に係る情報提供装置の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、情報提供装置1は、センサ部2と、撮像部3と、操作表示部4と、記憶部5と、制御部6とを備える。
(センサ部)
センサ部2は、複数のセンサを備える。例えば、センサ部2は、歩数センサ、地磁気センサ、および加速度センサ等を備える。歩数センサは、情報提供装置1を携帯するユーザが徒歩で移動した場合の歩数を計数する。
地磁気センサは、地磁気を検知することによって、情報提供装置1が向いている方位を取得する。また、加速度センサは、情報提供装置1が移動する場合に、上下前後左右方向の移動加速度を検知する。センサ部2が備える複数のセンサは、それぞれ検知結果を制御部6へ出力する。
(撮像部)
撮像部3は、例えば、固体撮像素子等を備えるカメラである。撮像部3は、撮像した画像のデータを制御部6へ出力する。
(操作表示部)
操作表示部4は、例えば、タッチパネルディスプレイである。操作表示部4は、例えば、ユーザによる情報提供プログラムの起動操作や、撮像部3を使用した画像の撮像操作等を受け付ける。また、操作表示部4は、撮像部3によって撮像される画像や、前述した自己位置の通過地点を示すマーク等の画像情報を表示する。
なお、センサ部2および撮像部3は、情報提供装置1がカーナビゲーション装置である場合、車両の所定位置に設置される。つまり、情報提供装置1がカーナビゲーション装置の場合、センサ部2および撮像部3は、情報提供装置1の外部に設けられる。
(記憶部)
記憶部5は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部5は、通過地点情報51を記憶する。通過地点情報51については、図3を参照して後述する。
(制御部)
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
制御部6は、CPUがROMに記憶された各種プログラム(実施形態に係る情報提供プログラムの一例に相当)を、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する検知部61と、マーキング部62と、提供部63とを備える。
なお、検知部61、マーキング部62、および提供部63は、一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
(検知部)
検知部61は、センサ部2が備える複数のセンサから入力される検知結果に基づいて、情報提供装置1の自己位置の移動を検知する。例えば、検知部61は、歩数センサによる歩数のカウント値が増加した場合に、自己位置が移動したことを検知する。また、検知部61は、加速度センサによって加速度の発生が検知される場合に、自己位置が移動したことを検知する。
(マーキング部)
マーキング部62は、検知部61による検知結果に基づいて、自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に、自己位置の通過地点をマーキングする。例えば、マーキング部62は、検知部61によって自己位置の移動開始が検知された場合に、マーキングを開始する。
なお、マーキング部62がマーキングを開始するタイミングは、自己位置の移動開始が検知された場合に限定されるものではない。例えば、検知部61は、自己位置が所定距離以上移動した場合に、マーキングを開始する等、検知部61による検知結果に基づくタイミングであれば、任意のタイミングでマーキングを開始してもよい。
かかるマーキング部62は、自己位置の移動が検知された場合に、その時点における自己位置をローカル座標系の原点として設定する。その後、マーキング部62は、PDR(Pedestrian Dead Reckoning:歩行者自立航法)によって、自己位置の通過地点の位置を取得する。
具体的には、マーキング部62は、例えば、所定周期(例えば、2秒間隔)で地磁気センサから自己位置の移動方向(方位)を取得し、さらに、歩数センサのカウント値に基づいて自己位置の移動距離を取得する。
そして、マーキング部62は、自己位置の移動方向と、歩数から算出する自己位置の移動距離とに基づいて、ローカル座標系における自己位置の通過地点の座標を順次算出して取得し、記憶部5に通過地点情報51として記憶させる。
ここで、図3を参照し、実施形態に係る通過地点情報51の一例について説明する。図3は、実施形態に係る通過地点情報51の一例を示す説明図である。図3に示すように、通過地点情報51は、自己位置が通過した各通過地点のIDと、取得日時と、位置情報とが対応付けられた情報である。
IDは、各通過地点を識別するために、マーキング部62によって各通過地点に割り当てられる通過地点の識別情報である。マーキング部62は、例えば、図3に示すように、自己位置が通過する順番にM1、M2、・・・というように順番を示す数字が増大するIDを各通過地点に割当てる。
取得日時は、マーキング部62によって、ローカル座標系における通過地点の座標が取得された日時である。図3に示す取得日時#1、取得日時#2には、それぞれ、M1、M2のIDが割り当てられた通過地点の座標が取得された年月日時刻が含まれている。
位置情報は、ローカル座標系における各通過地点の位置を示す情報である。図3に示す位置情報#1、位置情報#2には、それぞれ、M1、M2のIDが割り当てられた通過地点のローカル座標系における座標値が含まれている。
マーキング部62は、自己位置の通過地点の座標を取得する度に、各通過地点にIDを割当て、座標の取得日時、および位置情報を通過地点情報51に追加しながら記憶部5に記憶させる。かかるマーキング部62による処理は、図1(b)に示す通過地点にマークM1〜M14をマーキングする処理に相当する。
(提供部)
図2へ戻り、提供部63について説明する。提供部63は、マーキング部62によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。例えば、提供部63は、検知部61によって自己位置の移動終了が検知された場合に、通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。
このとき、提供部63は、ユーザにより目視される景色の撮像画像に、通過地点の位置を示すマーク(例えば、図1(b)に示すマークM14〜M9等)のような拡張現実画像を重畳させた画像を操作表示部4によって表示させてユーザへ提供する。
具体的には、提供部63は、自己位置の移動が終了し、ユーザが撮像部3によって周囲の景色を撮像した場合に、撮像画像を画像認識することによって、撮像画像中でユーザの視界を妨げる壁等の障害物を特定する。
そして、提供部63は、マーキング部62によってマーキングされた全通過地点のマークうち、特定した障害物によってユーザから視認不可能なマークを除外し、ユーザから視認可能なマークだけを選択的に撮像画像に重畳表示させる。これにより、提供部63は、例えば、図1(d)や図1(f)に示すような画像を操作表示部4に表示させることができる。
このように、提供部63は、マーキング部62によってマーキングされた自己位置の通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供することによって、GPSが利用不可能で地図データもない場所であっても、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
なお、ここでは、情報提供装置1がGPSを利用する機能および地図データを持たない場合を例に挙げて説明したが、情報提供装置1は、GPSを利用する機能および地図データを備えていてもよい。
かかる構成の場合、情報提供装置1は、GPSや地図データが使える場合には、提供部63によってGPSおよび地図データを利用した一般的な経路案内(ナビゲーション)を行わせる。なお、情報提供装置1は、GPSおよび地図データを利用した経路案内を行う場合にも、マーキング部62によって前述した通過地点のマーキングを行わせることもできる。
その後、情報提供装置1は、例えば、GPS衛星からの電波を受信できなくなった場合や、自己位置のデータが地図データの中に存在していない場合には、提供部63によって上述したような通過地点の位置を示す情報の提供を行わせる。
これにより、情報提供装置1は、経路案内の途中でGPS衛星からの電波を受信できなくなったり、ユーザが地図データにない場所へ入り込んだりした場合に、ユーザを元居た場所まで適切に案内して帰すことができる。
なお、図1を参照して説明した情報提供方法では、ユーザが撮像部3による撮像方向を変更し、帰路として最短の経路を選択する場合を例に挙げて説明したが、提供部63は、ユーザの移動経路によっては、始めから最短の帰路情報を提供することもできる。
次に、図4を参照し、提供部63が最短の帰路情報を生成する手順の一例について説明する。図4は、実施形態に係る最短の帰路情報の生成手順を示す説明図である。図4(a)に示すように、ユーザは、あるスタート地点P3から経路L1、経路L5、経路L6、および経路L7を経由して、あるゴール地点P4まで移動する場合がある。
かかる場合、図4(b)に示すように、マーキング部62は、先ほど説明した場合と同様に、自己位置が移動した通過地点の順番に通過地点をマークM1〜M26によってマーキングする。
そして、提供部63は、通過地点をつないだ自己位置の移動経路に環状部(ループ)がある場合、移動経路から環状部を除外した経路に含まれる通過地点の位置を示す情報を最短の帰路情報としてユーザへ提供する。
図4(b)に示す例では、マークM1〜M26までの全ての通過地点をつないだ移動経路のうち、マークM3からマークM7、マークM14、およびマークM18を経由してマークM24に至る経路がループになっている。
かかる場合、提供部63は、図4(c)に示すように、ループになっている移動経路に含まれるマークM3〜M24を除外し、マークM1、マークM2、マークM25、およびマークM26を残す。
そして、提供部63は、残したマークM1、マークM2、マークM25、およびマークM26の拡張現実画像を撮像画像に重畳表示させる。これにより、提供部63は、図4(d)に示すように、ゴール地点P4からスタート地点P3までの最短の経路L8の情報をユーザへ提供することができる。
なお、情報提供装置1は、他の情報提供装置によってマーキングされた他の情報提供装置が通過した通過地点を示す情報を取得する構成をさらに備えることで、より有用な情報をユーザへ提供することができる。かかる構成を備える情報提供装置については、図6〜図9を参照して後述する。
〔3.情報提供装置の処理〕
次に、図5を参照し、実施形態に係る情報提供装置1の制御部6が実行する処理の一例について説明する。図5は、実施形態に係る情報提供装置1の制御部6が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
制御部6は、実施形態に係る情報提供プログラムが起動された場合に、図5に示す処理を実行する。具体的には、図5に示すように、制御部6は、情報提供プログラムが起動されると、まず、自己位置の移動開始を検知したか否かを判定する(ステップS101)。
そして、制御部6は、移動開始を検知しないと判定した場合(ステップS101,No)、移動開始を検知するまでステップS101の判定処理を繰り返す。また、制御部6は、移動開始を検知したと判定した場合(ステップS101,Yes)、自己位置の通過地点をマーキングする(ステップS102)。
続いて、制御部6は、マーキングした通過地点のローカル座標系における位置情報および位置情報の取得日時を記憶する(ステップS103)。その後、制御部6は、自己位置の移動終了を検知したか否かを判定する(ステップS104)。そして、制御部6は、移動終了を検知しないと判定した場合(ステップS104,No)、処理をステップS102へ移す。
また、制御部6は、移動終了を検知したと判定した場合(ステップS104,Yes)、撮像部3によって撮像される実空間の撮像画像に、通過地点の拡張現実画像を重畳表示させ(ステップS105)、処理を終了する。その後、制御部6は、ステップS101から再度、処理を開始する。
〔4.変形例〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、情報提供装置1は、PDRのような技術を使用する場合、グローバル座標系の自己位置を測位することができないため、例えば、センサによる検知精度、ユーザの体格、およびユーザの歩き方の違いに起因して取得する自己位置に誤差が生じることがある。
そこで、情報提供装置1は、他の情報提供装置によってマーキングされた他の情報提供装置が通過した通過地点(以下、「他装置通過地点」と記載する)を示す情報を取得することで、他装置通過地点の位置に基づき自己位置を補正することができる。
図6は、実施形態の変形例に係る情報提供装置1aの構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、情報提供装置1aは、図2に示す情報提供装置1が備える構成に加えて、通信部7を備える。さらに、情報提供装置1aは、制御部6aがGPS部64と、取得部65と、推定部66とを備える。
また、情報提供装置1aは、マーキング部62aおよび提供部63aの動作と、通過地点情報51aの内容とが図2に示す情報提供装置1とは一部異なる。なお、検知部61は、図2に示すものと同一である。
かかる情報提供装置1aは、例えば、インターネット等の通信ネットワークNを介してサーバ装置100と、複数の他の情報提供装置10−1〜10−n(nは、2以上の自然数)と通信可能に接続される。なお、以下では、任意の他の情報提供装置を指す場合には、他の情報提供装置10と記載する。
他の情報提供装置10は、情報提供装置1aと同様の構成を備える。また、サーバ装置100は、複数の他の情報提供装置10−1〜10−nから他装置通過地点の位置を示す情報を収集して蓄積する装置である。
情報提供装置1aの通信部7は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部7は、通信ネットワークNを介して無線により複数の他の情報提供装置10−1〜10−nおよびサーバ装置100と通信可能に接続される。GPS部64は、GPS衛星から受信する電波に基づいて、グローバル座標系における自己位置を測位する。
取得部65は、通信ネットワークNおよび通信部7を介して他装置通過地点の位置を示す情報を取得する。そして、マーキング部62aは、取得部65によって取得される他装置通過地点の位置を示す情報に基づいて自己位置を補正する。
このとき、取得部65は、他の情報提供装置10から直接、他装置通過地点の位置を示す情報を取得することができる。また、取得部65は、サーバ装置100から一度に他の情報提供装置10−1〜10−nの他装置通過地点を示す情報を取得することもできる。
取得部65は、他の情報提供装置10から直接、他装置通過地点の位置を示す情報を取得する場合、自己位置とすれ違う他の情報提供装置10から他装置通過地点の位置を示す情報を取得する。
情報提供装置1aは、例えば、他の情報提供装置10から発信されるビーコン等の信号を受信し、受信強度が徐々に増大した後、受信強度が徐々に減少した場合、他の情報提供装置10とすれ違ったと判定することができる。このとき、取得部65は、すれ違った他の情報提供装置10から他装置通過地点の位置を示す情報を取得する。
情報提供装置1aは、他の情報提供装置10とすれ違った時点で自装置がマーキングした通過地点と、他の情報提供装置10によってマーキングされた他装置通過地点との位置情報の相関に基づき、他装置通過地点の位置をローカル座標系における位置に変換する。
これにより、情報提供装置1aは、すれ違った他の情報提供装置10から取得する全ての他装置通過地点のローカル座標系における位置を取得することができる。
また、取得部65は、サーバ装置100から他装置通過地点の位置を示す情報を取得する場合、GPSが利用不可能となる直前のグローバル座標系の位置が自装置と同じ他の情報提供装置10から他装置通過地点の位置を示す情報を取得する。
かかる場合、情報提供装置1aは、自装置のローカル座標系の基準(原点)と、他の情報提供装置10のローカル座標系の基準(原点)とが略同一位置であるため、他装置通過地点の位置を自装置のローカル座標系の位置としてそのまま使用することができる。
そして、マーキング部62aは、取得部65によって取得される他装置通過地点の位置に基づいて自己位置を補正する。図7は、実施形態に係る自己位置の補正手順の一例を示す説明図である。
図7(a)に示すように、情報提供装置1aは、ある経路L10を通って、ある地点P5に到着した場合に、他装置通過地点の位置を示す情報を取得する。このとき、多くの他の情報提供装置10が、例えば、図7(a)に太線矢印で示す経路L11を通っており、同図に複数の黒点で示すように、あるエリア101a内に入っている場合がある。
かかる場合、エリア101aは、多くのユーザが利用する設備(例えば、トイレ101)である可能性がある。そして、情報提供装置1aもトイレ101の可能性があるエリア101aの近傍に到着していることから、情報提供装置1aの自己位置は、地点P5ではなく、実際にはエリア101a内である可能性が高い。
そこで、マーキング部62aは、マーキングした地点P5の位置を、所定の閾値を超える複数の他の情報提供装置10によってマーキングされていた場所の位置に基づいて補正する。例えば、図7(b)に示すように、マーキング部62aは、地点P5の位置をエリア101aの中心点P6に補正する。
なお、マーキング部62は、エリア101aがトイレである可能性が高い場合、他の情報提供装置10の多くがエリア101aから折り返す地点(トイレの出口の可能性がある地点)に、自装置の折り返し地点を合わせる補正を行ってもよい。
これにより、マーキング部62aは、地点P5の位置に誤差が生じている場合に、誤差を補正することで自己位置の精度を向上させることができる。なお、このとき、マーキング部62aは、それまで通過して来た経路L10についても、多くの他の情報提供装置10が通過した経路L11に補正することができる。
また、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置を、後述する推定部66によって推定される他の情報提供装置10のユーザが利用した施設または設備の位置に基づいて補正することもできる。
これにより、マーキング部62aは、例えば、トイレ101、階段、特徴的な内部形状をした店舗等の特定の施設または設備の場所に基づいて自己位置を補正することにより、自己位置の精度をさらに向上させることができる。
また、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置を取得部65によって取得される他装置取得地点の位置を示す情報に基づいて補正する。例えば、マーキング部62aは、すれ違う他の情報提供装置10から取得する他装置通過地点の位置を示す情報に基づく補正を行う場合、マーキングした通過地点の位置と、対応する他装置通過点の位置との中間点となるように、通過地点の位置を補正する。これにより、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置に誤差が生じていた場合に、誤差を低減することができる。
また、マーキング部62aは、サーバ装置100から取得する他の情報提供装置10−1〜10−nが通過した他装置通過地点の位置を示す情報に基づく補正を行う場合、より多くの他の情報提供装置10が通過した他装置通過地点に通過地点を合わせる補正を行う。これにより、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置の誤差をさらに低減することができる。
また、マーキング部62aは、既知の時刻に既知の地点を移動しながら信号(例えば、ビーコン)を発信する発信装置からの信号を受信した場合には、マーキングした通過地点の位置を、過去に既知の地点を通過した他の情報提供装置10の他装置通過地点の位置に基づいて補正する。
発信装置は、例えば、自立航法によって施設内を自動走行するロボットまたは店舗の従業員や施設の警備員等といった所定の職員によって携帯される端末装置である。これにより、マーキング部62aは、過去に自装置と同じ既知の位置を通過したことのある他の情報提供装置10が多ければ多い程、通過地点の位置の精度を向上させることができる。
推定部66は、他の情報提供装置10のユーザが利用した施設または設備を取得部65によって取得される他装置通過地点の位置を示す情報に基づいて推定する。図8および図9は、実施形態に係る施設または設備の推定手順の一例を示す説明図である。
図8に示すように、一部の他の情報提供装置10が経路L13を通り、人通りの多い通路L12へ入った後に脇道に入り、その後、折り返して経路L14を通り、再度、人通りの多い通路L9へ入った後に通路L12から離脱している場合がある。
かかる場合、推定部66は、他の情報提供装置10が折り返した地点にトイレ101があると推定する。そして、提供部63aは、推定部66の推定結果に基づき、トイレ101の場所を示す情報をユーザへ提供する。
また、図9に示すように、多くの他の情報提供装置10が経路L15を通り、螺旋状の経路をたどった後、螺旋状の経路から離脱している場合がある。かかる場合、推定部66は、他の情報提供装置10移動した螺旋状の経路がある場所を階段102と推定する。そして、提供部63aは、推定部66の推定結果に基づき、階段102の場所を示す情報をユーザへ提供する。
このように、情報提供装置1aによれば、建物内の施設および設備の見取り図のデータがなくても、他の情報提供装置10の移動経路から推定することで、建物内の施設または設備の種類および場所を示す情報をユーザに提供することができる。
また、提供部63aは、マーキング部62によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報に加えて、取得部65によって取得される他装置通過地点の位置を示す情報をユーザに提供する。
このとき、提供部63aは、例えば、マーキング部62によってマーキングされた自装置の通過地点と、他装置通過地点とで異なる色または形状の拡張現実画像を表示させる。これにより、情報提供装置1aは、建物内の通路に精通していないユーザに対して、ユーザが通ったことがない通路の情報を提供することができる。
また、提供部63aは、マーキング部62aによってマーキングされた自己位置の通過地点をつなぐ自己位置の移動経路と、取得部65によって取得される情報とに基づいて、自己位置の移動開始位置から移動終了位置までの最短経路を特定してユーザへ提供する。これにより、提供部63aは、最短の移動距離で元居た場所まで帰ることができる帰路をユーザへ提供することができる。
〔5.効果〕
上述したように、実施形態に係る情報提供装置1は、検知部61と、マーキング部62と、提供部63とを備える。検知部61は、自己位置の移動を検知する。マーキング部62は、検知部61による検知結果に基づいて、自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に自己位置の通過地点をマーキングする。提供部63は、マーキング部62によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1は、GPSが利用不可能であり且つ地図情報がない場合に、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
また、提供部63は、通過地点の位置を示す情報を可視化してユーザへ提供する。これにより、ユーザは、情報提供装置1によって提供される可視化された情報をみるだけで、簡単に元居た場所へ帰ることができる。
また、提供部63は、自己位置が通過地点を通過した順番を示す情報をユーザへ提供する。これにより、ユーザは、情報提供装置1から提供される情報に含まれる順番を逆にたどって行くことにより、簡単に元居た場所へ帰ることができる。
また、提供部63は、実空間においてユーザによる目視が可能な地点にマーキングされた通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1は、ユーザへ元居た場所まで帰る経路を直感的に認識させることができる。
提供部63は、ユーザにより目視される景色の撮像画像に、通過地点の位置を示す情報として拡張現実画像を重畳表示させる。これにより、情報提供装置1は、ユーザへ元居た場所まで帰る経路を直感的に認識させることができる。
また、マーキング部62は、GPSが利用不可能な場合に、通過地点をマーキングする。これにより、情報提供装置1は、GPSを利用する機能を備えている場合に、GPSが利用不可能になっても、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
また、マーキング部62は、自己位置の周辺に関する地図情報がない場合に、通過地点をマーキングする。これにより、情報提供装置1は、地図データを備えている場合に、ユーザが地図データにない場所へ入り込んでも、移動したユーザを元居た場所に帰すことができる。
また、提供部63は、通過地点をつないだ自己位置の移動経路に環状部がある場合、移動経路から環状部を除外した経路に含まれる通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1は、移動経路に環状部がある場合に、元居た場所までユーザを返す最短の経路の情報をユーザへ提供することができる。
また、情報提供装置1aは、他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を取得する取得部65をさらに備える。そして、提供部63aは、取得部65によって取得される他装置通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1aは、ユーザが通ったことがない通路の情報をユーザへ提供することができる。
また、取得部65は、他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を他の情報提供装置10から取得する。これにより、情報提供装置1aは、ユーザが通ったことがない通路の情報を提供することができる。
また、取得部65は、自己位置とすれ違う他の情報提供装置10から他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を取得する。これにより、情報提供装置1aは、取得する他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置をローカル座標系における位置に変換して利用することができる。
また、取得部65は、複数の他の情報提供装置10−1〜10−nによってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を収集して蓄積するサーバ装置100から他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を取得する。これにより、情報提供装置1aは、より多くの通過点の位置を示す情報を取得することができる。
また、取得部65は、GPSが利用不可能となる直前のグローバル座標系の位置が自装置と同じ他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置を示す情報を取得する。これにより、情報提供装置1aは、サーバ装置100から取得される他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置をローカル座標系の位置に変換することなくローカル座標系の位置として利用することができる。
また、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置を取得部65によって取得される情報に基づいて補正する。これにより、情報提供装置1は、マーキングした通過地点の位置の精度を向上させることができる。
マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置を、所定の閾値を超える複数の他の情報提供装置10によってマーキングされていた場所の位置に基づいて補正する。これにより、情報提供装置1aは、自己位置の精度を向上させることができる。
また、情報提供装置1aは、他の情報提供装置10のユーザが利用した施設または設備を取得部65によって取得される情報に基づいて推定する推定部66をさらに備え、マーキング部62aは、マーキングした通過地点の位置を、推定部66によって施設または設備が推定された場所の位置に基づいて補正する。これにより、情報提供装置1aは、自己位置の精度をさらに向上させることができる。
また、提供部63aは、推定部66によって推定される施設または設備に関する情報をユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1aは、例えば、建物内の施設および設備の見取り図のデータがなくても、他の情報提供装置10の移動経路から推定することで、建物内の施設または設備の種類および場所を示す情報をユーザに提供することができる。
また、提供部63aは、マーキング部62aによってマーキングされた自己位置の通過地点をつなぐ自己位置の移動経路と、取得部65によって取得される情報とに基づいて、自己位置の移動開始位置から移動終了位置までの最短経路を特定してユーザへ提供する。これにより、情報提供装置1aは、最短の移動距離で元居た場所まで帰ることができる帰路をユーザへ提供することができる。
また、マーキング部62aは、既知の時刻に既知の地点を移動しながら信号を発信する発信装置からの信号を受信した場合に、マーキングした通過地点の位置を、過去に既知の地点を通過した他の情報提供装置10によってマーキングされた通過地点の位置に基づいて補正する。これにより、情報提供装置1aは、過去に自装置と同じ既知の位置を通過したことのある他の情報提供装置10が多ければ多い程、通過地点の位置の精度を向上させることができる。
また、発信装置は、自立航法によって自動走行するロボットまたは所定の職員によって携帯される端末装置である。これにより、情報提供装置1aは、発信装置として機能するロボットまたは端末装置が走行している施設内を移動する場合に、通過地点の位置の精度を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報提供装置1は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、実施形態に係る情報提供装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、インターネット等の通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、キーボード、マウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされた情報提供プログラムを実行することにより、制御部6の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、マーキング部62を情報提供装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、マーキング部62を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の情報提供装置1の機能を実現するようにしてもよい。
すなわち、情報提供装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、マーキング部62は、マーキング手段やマーキング回路に読み替えることができる。
1,1a 情報提供装置
2 センサ部
3 撮像部
4 操作表示部
5 記憶部
51 通過地点情報
6,6a 制御部
61 検知部
62 マーキング部
63,63a 提供部
64 GPS部
65 取得部
66 推定部
10,10−1〜10−n 他の情報提供装置
100 サーバ装置

Claims (22)

  1. 自己位置の移動を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果に基づいて、前記自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に前記自己位置の通過地点をマーキングするマーキング部と、
    前記マーキング部によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記提供部は、
    前記通過地点の位置を示す情報を可視化して前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記提供部は、
    前記自己位置が前記通過地点を通過した順番を示す情報を前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記提供部は、
    実空間において前記ユーザによる目視が可能な地点にマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  5. 前記提供部は、
    前記ユーザにより目視される景色の撮像画像に、前記通過地点の位置を示す情報として拡張現実画像を重畳表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  6. 前記マーキング部は、
    GPS(Global Positioning System)が利用不可能な場合に、前記通過地点をマーキングする
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  7. 前記マーキング部は、
    前記自己位置の周辺に関する地図情報がない場合に、前記通過地点をマーキングする
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  8. 前記提供部は、
    前記通過地点をつないだ前記自己位置の移動経路に環状部がある場合、前記移動経路から前記環状部を除外した経路に含まれる前記通過地点の位置を示す情報を前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  9. 他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を取得する取得部
    をさらに備え、
    前記提供部は、
    前記取得部によって取得される前記通過地点の位置を示す情報を前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  10. 前記取得部は、
    前記他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を当該他の情報提供装置から取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報提供装置。
  11. 前記取得部は、
    前記自己位置とすれ違う前記他の情報提供装置から当該他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報提供装置。
  12. 前記取得部は、
    複数の前記他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を収集して蓄積するサーバ装置から前記他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  13. 前記取得部は、
    GPS(Global Positioning System)が利用不可能となる直前のグローバル座標系の位置が自装置と同じ前記他の情報提供装置によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報を取得する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
  14. 前記マーキング部は、
    マーキングした前記通過地点の位置を前記取得部によって取得される情報に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  15. 前記マーキング部は、
    マーキングした前記通過地点の位置を、所定の閾値を超える複数の前記他の情報提供装置によってマーキングされていた場所の位置に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報提供装置。
  16. 前記他の情報提供装置のユーザが利用した施設または設備を前記取得部によって取得される情報に基づいて推定する推定部
    をさらに備え、
    前記マーキング部は、
    マーキングした前記通過地点の位置を、前記推定部によって施設または設備が推定された場所の位置に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の情報提供装置。
  17. 前記提供部は、
    前記推定部によって推定される施設または設備に関する情報を前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報提供装置。
  18. 前記提供部は、
    前記マーキング部によってマーキングされた前記自己位置の通過地点をつなぐ前記自己位置の移動経路と、前記取得部によって取得される情報とに基づいて、前記自己位置の移動開始位置から移動終了位置までの最短経路を特定して前記ユーザへ提供する
    ことを特徴とする請求項9〜17のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  19. 前記マーキング部は、
    既知の時刻に既知の地点を移動しながら信号を発信する発信装置からの前記信号を受信した場合に、マーキングした前記通過地点の位置を、過去に前記既知の地点を通過した前記他の情報提供装置によってマーキングされた通過地点の位置に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項9〜18のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  20. 前記発信装置は、
    自立航法によって自動走行するロボットまたは所定の職員によって携帯される端末装置である
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報提供装置。
  21. コンピュータが実行する情報提供方法であって、
    自己位置の移動を検知する検知工程と、
    前記検知工程による検知結果に基づいて、前記自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に前記自己位置の通過地点をマーキングするマーキング工程と、
    前記マーキング工程によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  22. 自己位置の移動を検知する検知手順と、
    前記検知手順による検知結果に基づいて、前記自己位置の移動開始位置を基準としたローカル座標系に前記自己位置の通過地点をマーキングするマーキング手順と、
    前記マーキング手順によってマーキングされた前記通過地点の位置を示す情報をユーザへ提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
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