JP2020034059A - ティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製のティーズ型及びエルボ型の管継手に係り、特に、流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、流体の流通孔が切削加工により形成されていることにより、小径の配管を接続する金属製のティーズ型又はエルボ型の管継手の製作を簡単に行うようにした技術である。【解決手段】ティーズ型の管継手1は、分岐部3の端部31から直線部2までの分岐部3の寸法32と、直線部2の各端部22、23から前記分岐部3までの第一直線部24の寸法24a及び第二直線部25の寸法25aが略同じに形成されるとともに、前記分岐部3、前記第一直線部24及び前記第二直線部25における流体の流通方向4に直交する各断面外形が矩形状に形成され、第一接続口22a、第二接続口23a及び第三接続口31aをそれぞれ連通する流体の流通孔41が切削加工により形成されたものである【選択図】図1
Description
本発明は、金属製のティーズ型及びエルボ型の管継手に係り、特に、流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、流体の流通孔が切削加工により形成されていることにより、小径の配管を接続する金属製のティーズ型又はエルボ型の管継手の製作を簡単に行うようにした技術である。
従来、冷凍装置、空調装置、自然冷媒ヒートポンプ給湯機、水素燃料電池などに用いられる金属製のティーズ型及びエルボ型の管継手については、接続する配管径が6.35mm以上のものが、例えば以下の方法により製作されて販売されております。
すなわち、従来、金属製のティーズ型の管継手の製作は、バルジ成形(ハイドロフォーミング)が汎用されております(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、従来、金属製のティーズ型の管継手の製作は、バルジ成形(ハイドロフォーミング)が汎用されております(例えば、特許文献1参照)。
従来、金属製のティーズ型の管継手におけるバルジ成形は、製品の形状に彫った上下分割金型にパイプをセットし、左右のピストンが前進しパイプの両端を密封し高い液圧(水圧)をパイプ内部に作用させることで、分岐部を膨出させます。
また、従来、金属製のエルボ型の管継手の製作は、パイプベンダー(パイプ曲げ加工装置)が汎用されております(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、金属製のエルボ型の管継手の製作は、パイプベンダー(パイプ曲げ加工装置)が汎用されております(例えば、特許文献2参照)。
従来、金属製のエルボ型の管継手におけるパイプベンダーによる成形加工は、素材のパイプ内に両端から一対の棒状心金を挿入した状態のパイプを、パイプ挿入溝が形成された回動・揺動自在の受け部材におけるパイプ挿入溝に挿入する。
そして、パイプ直径の円弧状の成形溝が形成されたV字形状の押圧部を備えた成形型をロッド伸張作動により、パイプ挿入溝に挿入されたパイプを押圧してパイプの曲げ加工を行ってエルボ型の管継手を形成するのである。
そして、パイプ直径の円弧状の成形溝が形成されたV字形状の押圧部を備えた成形型をロッド伸張作動により、パイプ挿入溝に挿入されたパイプを押圧してパイプの曲げ加工を行ってエルボ型の管継手を形成するのである。
特許文献1記載された従来の金属製のティーズ型の管継手におけるバルジ成形は、液圧により分岐部を膨出させて成形するため、分岐部の内径が小さくなるほど液圧を高圧にする必要があり、実用的な設備としては、分岐部の内径が6.35mm以上であった。
そして、分岐部の内径が小径の金属製のティーズ型の管継手をバルジ成形により製作するには、設備が非常に高価となるとともに、寸法精度や平滑性が悪くなることが予測されるという課題があった。
そして、分岐部の内径が小径の金属製のティーズ型の管継手をバルジ成形により製作するには、設備が非常に高価となるとともに、寸法精度や平滑性が悪くなることが予測されるという課題があった。
また、特許文献2に記載された従来の金属製のエルボ型の管継手におけるパイプベンダーによる成形は、素材のパイプ内に両端から一対の棒状心金を挿入して曲げ加工を行う必要から、接続される配管の直径が小さくなると、棒状心金の直径が小さくなるため強度的に曲げ加工が困難となる課題があった。
なお、従来の金属製の小径のエルボ型の管継手におけるパイプベンダーによる成形であっても、エルボの90°の曲り半径がパイプ径に対して大きく、かつ、エルボの全長が長い場合には、成形可能であるが、エルボ型の管継手を使用する製品への組込みに制約を受けるという課題があった。
なお、従来の金属製の小径のエルボ型の管継手におけるパイプベンダーによる成形であっても、エルボの90°の曲り半径がパイプ径に対して大きく、かつ、エルボの全長が長い場合には、成形可能であるが、エルボ型の管継手を使用する製品への組込みに制約を受けるという課題があった。
本発明は、このような従来の金属製のティーズ型又はエルボ型の管継手が有していた課題を解決しようとするものであり、流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、流体の流通孔が切削加工により形成されていることにより、小径の配管を接続する金属製のティーズ型又はエルボ型の管継手の製作を簡単に行うようにすることを目的としている。
請求項1に係る本発明のティーズ型の管継手は、直線部と前記直線部の中央から直交して分岐する分岐部とが備えられ、前記直線部の両端部に第一接続口と第二接続口及び前記分岐部の端部に第三接続口がそれぞれ形成されて、流体が流通する金属製のティーズ型の管継手において、
前記管継手は、前記分岐部の端部から前記直線部までの分岐部の寸法と、前記直線部の各端部から前記分岐部までの第一直線部の寸法及び第二直線部の寸法が略同じに形成されるとともに、前記分岐部、前記第一直線部及び前記第二直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第一接続口、前記第二接続口及び前記第三接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものである。
前記管継手は、前記分岐部の端部から前記直線部までの分岐部の寸法と、前記直線部の各端部から前記分岐部までの第一直線部の寸法及び第二直線部の寸法が略同じに形成されるとともに、前記分岐部、前記第一直線部及び前記第二直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第一接続口、前記第二接続口及び前記第三接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものである。
請求項2に係る本発明のティーズ型の管継手は、請求項1に係る本発明のティーズ型の管継手の構成に加え、前記第三接続口に接続される金属製の配管の外径が、6mm未満のものである。
請求項3に係る本発明のエルボ型の管継手は、直交部と前記直交部からそれぞれ延びる第三直線部及び第四直線部が備えられ、前記第三直線部の端部に第四接続口及び前記第四直線部の端部に第五接続口がそれぞれ形成されて、流体が流通する金属製のエルボ型の管継手において、
前記管継手は、前記第三直線部の直線方向の寸法と前記第四直線部の直線方向の寸法とが略同じに形成されるとともに、前記第三直線部及び前記第四直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第四接続口及び前記第五接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものである。
前記管継手は、前記第三直線部の直線方向の寸法と前記第四直線部の直線方向の寸法とが略同じに形成されるとともに、前記第三直線部及び前記第四直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第四接続口及び前記第五接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものである。
請求項4に係る本発明のエルボ型の管継手は、請求項3に係る本発明のエルボ型の管継手の構成に加え、前記第四接続口及び前記第五接続口にそれぞれ接続される金属製の配管の外径が、6mm未満のものである。
請求項5に係る本発明のティーズ型又はエルボ型の管継手は、請求項1若しくは2に係るティーズ型の管継手の構成に加え又は請求項3若しくは4に係るエルボ型の管継手の構成に加え、素材を板条体としたものである。
請求項1に係る本発明のティーズ型の管継手は、分岐部の端部から直線部までの分岐部の寸法と、前記直線部の各端部から前記分岐部までの第一直線部の寸法及び第二直線部の寸法が略同じに形成されるとともに、前記分岐部、前記第一直線部及び前記第二直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、第一接続口、第二接続口及び第三接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものであるから、分岐部の端部に形成される第三接続口が小径であっても、設備的に困難なバルジ成形によることなく、金属板からの切断と流通孔の切削加工を汎用設備で簡単に精度よく製作することができるのである。
請求項2に係る本発明のティーズ型の管継手は、請求項1に係る本発明のティーズ型の管継手の効果に加え、第三接続口に接続される金属製の配管の外径が、6mm未満のものであるから、6mm未満の配管が接続される第三接続口を汎用設備で簡単に精度よく製作することができるのである。
請求項3に係る本発明のエルボ型の管継手は、第三直線部の直線方向の寸法と第四直線部の直線方向の寸法とが略同じに形成されるとともに、前記第三直線部及び前記第四直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、前記第四接続口及び前記第五接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されたものであるから、第四接続口及び第五接続口に接続される配管が小径であっても、心金の強度不足により成形加工困難なパイプベンダーを使用することなく、金属板からの切断と流通孔の切削加工を汎用設備で簡単に精度よく製作することができるのである。
請求項4に係る本発明のエルボ型の管継手は、請求項3に係る本発明のエルボ型の管継手の効果に加え、第四接続口及び第五接続口に接続される金属製の配管の外径が、6mm未満のものでありながら、6mm未満の配管が接続される第四接続口及び第五接続口を備えたエルボ型の管継手を汎用設備で簡単に精度よく製作することができるのである。
請求項5に係る本発明のティーズ型の管継手又はエルボ型の管継手は、請求項1若しくは2に係るティーズ型の管継手の効果又は請求項3若しくは4に係るエルボ型の管継手の効果に加え、素材を板条体としているから、多品種少量品の管継手であっても素材の入手が容易で安価である。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明の実施の形態に係るティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手を示す図面であり、図1〜図3は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手を示す図面、図4は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図、図5及び図6は第四の実施の形態及び第5の実施の形態に係るエルボ型の管継手を示す図面であり、図7は第四の実施の形態及び第五の実施の形態に係るエルボ型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図及び図8は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手と、第四の実施の形態及び第五の実施の形態に係るエルボ型の管継手との両型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図である。
図1〜図8は、本発明の実施の形態に係るティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手を示す図面であり、図1〜図3は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手を示す図面、図4は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図、図5及び図6は第四の実施の形態及び第5の実施の形態に係るエルボ型の管継手を示す図面であり、図7は第四の実施の形態及び第五の実施の形態に係るエルボ型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図及び図8は第一の実施の形態〜第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手と、第四の実施の形態及び第五の実施の形態に係るエルボ型の管継手との両型の管継手における素材の板条体からの板取を示す説明図である。
本発明の第一の実施の形態に係るティーズ型の管継手について図1及び図4に基づき説明する。
図1において、1は素材をステンレスとしたティーズ型の管継手であり、直線部2と直線部2の中央21から直交して分岐する分岐部3とが備えられている。
図1において、1は素材をステンレスとしたティーズ型の管継手であり、直線部2と直線部2の中央21から直交して分岐する分岐部3とが備えられている。
ティーズ型の管継手1は、直線部2の両端部22、23に内径5mmの第一接続口22aと第二接続口23aが形成され、分岐部3の端部31に内径5mmの第三接続口31aが形成されて、内部を流体が流通するようにされている。
また、ティーズ型の管継手1は、分岐部3の端部31から直線部2までの分岐部3の寸法32と、直線部2の各端部22、23から分岐部3までの第一直線部24の寸法24a及び第二直線部25の寸法25aが7mmで同じに形成されている。
また、ティーズ型の管継手1は、分岐部3の端部31から直線部2までの分岐部3の寸法32と、直線部2の各端部22、23から分岐部3までの第一直線部24の寸法24a及び第二直線部25の寸法25aが7mmで同じに形成されている。
ティーズ型の管継手1は、素材100を図4に示すステンレス製の板条体101からレーザー切断により歩留まりよく形成しており、板条体101の寸法は幅wが21mm、長さが2000mm、厚みt(図1(a)参照)が7mmの市販品である。
そして、分岐部3、第一直線部24及び第二直線部25における流体の流通方向4に直交する各断面外形が正方形状に形成されている。
そして、分岐部3、第一直線部24及び第二直線部25における流体の流通方向4に直交する各断面外形が正方形状に形成されている。
さらに、第一接続口22a、第二接続口23a及び第三接続口31aをそれぞれ連通する流体の流通孔41が切削加工により形成されている。
流体の流通孔41の切削加工は、図示していないが、汎用の卓上ボール盤に専用冶具を取り付けて、段付きドリル又は段付きエンドミルにより行うようにしている。
流体の流通孔41の切削加工は、図示していないが、汎用の卓上ボール盤に専用冶具を取り付けて、段付きドリル又は段付きエンドミルにより行うようにしている。
そして、第一接続口22a、第二接続口23a及び第三接続口31aに、それぞれ厚みが0.8mmで外径が5mmのステンレス製の配管5が溶接により接続されるのである。
なお、第一接続口22a、第二接続口23a及び第三接続口31aに、配管5を溶接する際に、各接続口22a、23a、31aが形成されている各端部22、23、31の正方形状の各角部が溶融し易いために、その防止に研削による丸みを各角部に形成してもよいのである。
なお、第一接続口22a、第二接続口23a及び第三接続口31aに、配管5を溶接する際に、各接続口22a、23a、31aが形成されている各端部22、23、31の正方形状の各角部が溶融し易いために、その防止に研削による丸みを各角部に形成してもよいのである。
以上の第一の実施の形態に係るティーズ型の管継手1は、分岐部3の端部31に形成される第三接続口31aに接続される配管5が5mmという小径であっても、設備的に困難なバルジ成形によることなく、ステンレス製の板条体101からの切断と流通孔41の切削加工を汎用設備で簡単に精度よく行って、ティーズ型の管継手1を製作することができるのである。
また、素材100を板条体101としているから、多品種少量品のティーズ型の管継手1であっても素材100の入手が容易で安価である。
また、素材100を板条体101としているから、多品種少量品のティーズ型の管継手1であっても素材100の入手が容易で安価である。
次に、本発明の第二の実施の形態に係るティーズ型の管継手について、図2の斜視図に基づいて説明するとともに、図1(a)、(b)に示す第一の実施の形態と同様な構成については、一部の図示(縦断面図)を省略するとともに、同一の符号を付した斜視図を図示して説明を簡略又は省略する。
第二の実施の形態は、第一の実施の形態における素材100としている板条体101の厚みtを第一の実施の形態の7mmから8mmに1mm厚くした構成が異なるのみで、他の構成は第一の実施の形態と同じである。
第二の実施の形態は、第一の実施の形態における素材100としている板条体101の厚みtを第一の実施の形態の7mmから8mmに1mm厚くした構成が異なるのみで、他の構成は第一の実施の形態と同じである。
なお、第二の実施の形態で板条体101の厚みtを7mmから8mmに変更したのは、市販品のステンレスの板条体101の在庫の有無の関係からである。
第一の実施の形態では、分岐部3、第一直線部24及び第二直線部25における流体の流通方向に直交する各断面外形が正方形状に形成されているが、第二の実施の形態では各断面外形が長方形状に形成されているのである。
第一の実施の形態では、分岐部3、第一直線部24及び第二直線部25における流体の流通方向に直交する各断面外形が正方形状に形成されているが、第二の実施の形態では各断面外形が長方形状に形成されているのである。
次に、本発明の第三の実施の形態に係るティーズ型の管継手について、図3(a)、(b)に基づいて説明するとともに、図1(a)、(b)に示す第一の実施の形態と同様な構成については、同一の符号を付して説明を簡略又は省略する。
第三の実施の形態は、第一の実施の形態における第一接続口22a及び第二接続口23aに接続される配管5の外径を5mmから6.35mmに大きくしたものである。
第三の実施の形態は、第一の実施の形態における第一接続口22a及び第二接続口23aに接続される配管5の外径を5mmから6.35mmに大きくしたものである。
そして、接続される配管5の外径が大きくなると、ティーズ型の管継手1は内部を流通する流体の圧力に対する強度を確保するために、板条体101の厚みtを第一実施の形態における7mmから8.5mmに厚くしている。
第一の実施の形態及び第二の実施の形態におけるティーズ型の管継手1の全高及び全幅が21mmであるのに対し、第三の実施の形態では全高及び全幅を25.5mmとしている。
第一の実施の形態及び第二の実施の形態におけるティーズ型の管継手1の全高及び全幅が21mmであるのに対し、第三の実施の形態では全高及び全幅を25.5mmとしている。
また、第三の実施の形態では、板条体101からの素材100の板取は、第一の実施の形態と同様に、図4に示すように、歩留まりよく行うようにしている。
なお、図4については、第一の実施の形態と第二の実施の形態とは、同一に図示されるが、第三の実施の形態では縮尺を厚みtの変化分8.5/7だけ変えている。
なお、図4については、第一の実施の形態と第二の実施の形態とは、同一に図示されるが、第三の実施の形態では縮尺を厚みtの変化分8.5/7だけ変えている。
次に、本発明の第四の実施の形態に係るエルボ型の管継手11について、図5及び図7に基づき説明する。
図5において、11は素材をステンレスとしたエルボ型の管継手であり、直交部6と直交部6からそれぞれ延びる第三直線部7及び第四直線部8が備えられている。
図5において、11は素材をステンレスとしたエルボ型の管継手であり、直交部6と直交部6からそれぞれ延びる第三直線部7及び第四直線部8が備えられている。
エルボ型の管継手11は、第三直線部7の端部71に第四接続口71a及び第四直線部8の端部81に第五接続口81aがそれぞれ形成されて、内部を流体が流通するようにされている。
また、エルボ型の管継手11は、第三直線部7の直線方向の寸法72と第四直線部8の直線方向の寸法82が7mmで同じに形成されている。
また、エルボ型の管継手11は、第三直線部7の直線方向の寸法72と第四直線部8の直線方向の寸法82が7mmで同じに形成されている。
エルボ型の管継手11は、素材102を図7に示すステンレス製の板条体103からレーザー切断により歩留まりよく形成しており、板条体103の寸法は幅wが21mm、長さが2000mm、厚みt(図5(a)参照)が7mmの市販品である。
そして、第三直線部7及び第四直線部8における流体の流通方向9に直交する各断面外形が正方形状に形成されている。
そして、第三直線部7及び第四直線部8における流体の流通方向9に直交する各断面外形が正方形状に形成されている。
さらに、第四接続口71a及び第五接続口81aをそれぞれ連通する流体の流通孔91が切削加工により形成されている。
流体の流通孔91の切削加工は、図示していないが、第一の実施の形態と同様に、汎用の卓上ボール盤に専用冶具を取り付けて、段付きドリル又は段付きエンドミルにより行うようにしている。
流体の流通孔91の切削加工は、図示していないが、第一の実施の形態と同様に、汎用の卓上ボール盤に専用冶具を取り付けて、段付きドリル又は段付きエンドミルにより行うようにしている。
そして、第四接続口71a及び第五接続口81aに、それぞれ厚みが0.8mmで外径が5mmのステンレス製の配管5が溶接により接続されるのである。
なお、第四接続口71a及び第五接続口81aに、配管5を溶接する際に、各接続口71a、81aが形成されている各端部71、81の正方形状の各角部が溶融し易いために、その防止に研削による丸みを各角部に形成してもよいのである。
なお、第四接続口71a及び第五接続口81aに、配管5を溶接する際に、各接続口71a、81aが形成されている各端部71、81の正方形状の各角部が溶融し易いために、その防止に研削による丸みを各角部に形成してもよいのである。
以上の第四の実施の形態に係るエルボ型の管継手11は、第四接続口71a及び第五接続口81aに接続される配管が5mmという小径であっても、心金の強度不足により加工困難なパイプベンダーを使用することなく、板条体103からの切断と流通孔91の切削加工を汎用設備で簡単に精度よく行って、エルボ型の管継手11を製作することができるのである。
また、素材102を板条体103としているから、多品種少量品のエルボ型の管継手11であっても素材102の入手が容易で安価である。
また、素材102を板条体103としているから、多品種少量品のエルボ型の管継手11であっても素材102の入手が容易で安価である。
次に、本発明の第五の実施の形態に係るエルボ型の管継手について、図6の斜視図に基づいて説明するとともに、図5(a)、(b)に示す第四の実施の形態と同様な構成については、一部の図示(縦断面図)を省略するとともに、同一の符号を付した斜視図を図示して説明を簡略又は省略する。
第五の実施の形態は、第四の実施の形態における素材102としている板条体103の厚みtを第四の実施の形態の7mmから8mmに1mm厚くした構成が異なるのみで、他の構成は第四の実施の形態と同じである。
第五の実施の形態は、第四の実施の形態における素材102としている板条体103の厚みtを第四の実施の形態の7mmから8mmに1mm厚くした構成が異なるのみで、他の構成は第四の実施の形態と同じである。
なお、第五の実施の形態で板条体103の厚みtを7mmから8mmに変更したのは、市販品のステンレスの板条体103の在庫の有無の関係からである。
第四の実施の形態では、第三直線部7及び第四直線部8における流体の流通方向9に直交する各断面外形が正方形状に形成されているが、第五の実施の形態では各断面外形が長方形状に形成されるのである。
第四の実施の形態では、第三直線部7及び第四直線部8における流体の流通方向9に直交する各断面外形が正方形状に形成されているが、第五の実施の形態では各断面外形が長方形状に形成されるのである。
次に、以上の実施の形態におけるティーズ型の管継手1及びエルボ型の管継手11の両素材100、102の両板条体101、103からの板取を、一緒に行うようにした図8に示す説明図に基づき説明する。
図8において、板条体104には、第一の実施の形態及び第二の実施の形態におけるティーズ型の管継手1の素材100と、第四の実施の形態及び第五の実施の形態におけるエルボ型の管継手11の素材102とが、一緒に配置してレーザー切断により歩留まりよく形成するのである。
図8において、板条体104には、第一の実施の形態及び第二の実施の形態におけるティーズ型の管継手1の素材100と、第四の実施の形態及び第五の実施の形態におけるエルボ型の管継手11の素材102とが、一緒に配置してレーザー切断により歩留まりよく形成するのである。
このように、図8に示す両継手1、11の両素材100、102を1枚の板条体104から一緒に板取すれば、多品種少量品の継手1、11を一層安価に製作することができるのである。
なお、第三の実施の形態におけるティーズ型の管継手1については、第四の実施の形態及び第五の実施の形態におけるエルボ型の管継手11とは、全高が異なるため、歩留まりよく一緒に配置することはできないのである。
なお、第三の実施の形態におけるティーズ型の管継手1については、第四の実施の形態及び第五の実施の形態におけるエルボ型の管継手11とは、全高が異なるため、歩留まりよく一緒に配置することはできないのである。
次に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
以上の第一の実施の形態〜第三の実施の形態におけるティーズ型の管継手1では、分岐部の端部31に形成された第三接続口31aに接続される配管5の外径を5mmとしたが、6mm未満でもよく、バルジ成形が実用的に難しい小径であればよいのである。
以上の第一の実施の形態〜第三の実施の形態におけるティーズ型の管継手1では、分岐部の端部31に形成された第三接続口31aに接続される配管5の外径を5mmとしたが、6mm未満でもよく、バルジ成形が実用的に難しい小径であればよいのである。
また、以上の第四の実施の形態及び第五の実施の形態におけるエルボ型の管継手11では、第四接続口71a及び第五接続口81aに接続される配管5の外径を5mmとしたが、6mm未満でもよく、パイプベンダーによる成形が実用的に難しい小径であればよいのである。
以上の各実施の形態では、ステンレスの板条体101、103、104から素材100、102を形成したが、ステンレスに替えて銅、アルミニューム、鋼、これらの合金などの金属でもよく、板条体に替えて各種形状の金属板でもよいのである。
以上の各実施の形態では、ステンレスの板条体101、103、104から素材100、102を形成したが、ステンレスに替えて銅、アルミニューム、鋼、これらの合金などの金属でもよく、板条体に替えて各種形状の金属板でもよいのである。
以上の各実施の形態では、素材100、102を板条体101、103、104からレーザー切断により形成したが、ブランキングプレスにより形成してもよいのである。
1 ティーズ型の管継手
11 エルボ型の管継手
100、102 素材
101、103、104 板条体
2 直線部
21 直線部の中央
22、23 直線部の端部
22a 第一接続口
23a 第二接続口
24 第一直線部
24a 第一直線部寸法
25 第二直線部
25a 第二直線部寸法
3 分岐部
31 分岐部の端部
31a 第三接続口
32 分岐部寸法
4 流体の流通方向
41 流体の流通孔
5 配管
6 直交部
7 第三直線部
71 第三直線部の端部
71a 第四接続口
72 第三直線部の直線方向の寸法
8 第四直線部
81 第四直線部の端部
81a 第五接続口
82 第四直線部の直線方向の寸法
9 流体の流通方向
91 流体の流通孔
11 エルボ型の管継手
100、102 素材
101、103、104 板条体
2 直線部
21 直線部の中央
22、23 直線部の端部
22a 第一接続口
23a 第二接続口
24 第一直線部
24a 第一直線部寸法
25 第二直線部
25a 第二直線部寸法
3 分岐部
31 分岐部の端部
31a 第三接続口
32 分岐部寸法
4 流体の流通方向
41 流体の流通孔
5 配管
6 直交部
7 第三直線部
71 第三直線部の端部
71a 第四接続口
72 第三直線部の直線方向の寸法
8 第四直線部
81 第四直線部の端部
81a 第五接続口
82 第四直線部の直線方向の寸法
9 流体の流通方向
91 流体の流通孔
Claims (5)
- 直線部と前記直線部の中央から直交して分岐する分岐部とが備えられ、前記直線部の両端部に第一接続口と第二接続口及び前記分岐部の端部に第三接続口がそれぞれ形成されて、流体が流通する金属製のティーズ型の管継手において、
前記管継手は、前記分岐部の端部から前記直線部までの分岐部の寸法と、前記直線部の各端部から前記分岐部までの第一直線部の寸法及び第二直線部の寸法が略同じに形成されるとともに、前記分岐部、前記第一直線部及び前記第二直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第一接続口、前記第二接続口及び前記第三接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されていることを特徴とするティーズ型の管継手。 - 前記第三接続口に接続される金属製の配管の外径は、6mm未満であることを特徴とする請求項1に記載のティーズ型の管継手。
- 直交部と前記直交部からそれぞれ延びる第三直線部及び第四直線部が備えられ、前記第三直線部の端部に第四接続口及び前記第四直線部の端部に第五接続口がそれぞれ形成されて、流体が流通する金属製のエルボ型の管継手において、
前記管継手は、前記第三直線部の直線方向の寸法と前記第四直線部の直線方向の寸法とが略同じに形成されるとともに、前記第三直線部及び前記第四直線部における流体の流通方向に直交する各断面外形が矩形状に形成され、
前記第四接続口及び前記第五接続口をそれぞれ連通する流体の流通孔が切削加工により形成されていることを特徴とするエルボ型の管継手。 - 前記第四接続口及び前記第五接続口にそれぞれ接続される金属製の配管の外径は、6mm未満であることを特徴とする請求項3に記載のエルボ型の管継手。
- 前記管継手は、素材を板条体としていることを特徴とする請求項1若しくは2に記載のティーズ型の管継手又は請求項3若しくは4に記載のエルボ型の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160029A JP2020034059A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160029A JP2020034059A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020034059A true JP2020034059A (ja) | 2020-03-05 |
Family
ID=69667556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018160029A Pending JP2020034059A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ティーズ型の管継手及びエルボ型の管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020034059A (ja) |
-
2018
- 2018-08-29 JP JP2018160029A patent/JP2020034059A/ja active Pending
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