JP2020033048A - 塗料用容器 - Google Patents
塗料用容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020033048A JP2020033048A JP2018160234A JP2018160234A JP2020033048A JP 2020033048 A JP2020033048 A JP 2020033048A JP 2018160234 A JP2018160234 A JP 2018160234A JP 2018160234 A JP2018160234 A JP 2018160234A JP 2020033048 A JP2020033048 A JP 2020033048A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- container
- divided
- containers
- bucket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stackable Containers (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
Description
例えば、図8に示すような持ち手2を備えたバケット1に、塗料を入れた図示しない容器を嵌め入れて持ち運ぶようにしていた。この容器はバケット1とほぼ同形、同寸法のものである。
ところが、塗装現場では、少量多色の塗料を同時に持ち運びたい場合がある。
例えば、壁面等をローラで塗装するときに、その塗装面に凹凸があると凹部に塗り残しが発生する場合がある。
また、凹部以外でも、塗り残しやはみ出しがあった場合、検査時に、塗り残し部分やはみ出し部分を、刷毛や筆もしくはローラを用いて塗装する。
このように複数の塗装面に塗り残しやはみ出しが発生したときに、塗装作業者は、色違いの塗装面の色に対応した塗料を少量持ち運び、上記面積の小さい部分を仕上げなければならない。
したがって、色違いの塗装面の数が多くなれば、塗装作業者は、少量多色の塗料を使わなければならない。
この発明は、少量多色の塗料を必要とする現場において、塗装作業の作業性を向上させることができる塗料用容器を提供することである。
上記外枠とは、合体した分割容器の組をまとめて嵌め入れることができるバケット、網状容器、フレームなどである。
なお、ぴったりと嵌るとは、合体した分割容器の外周と外枠の内周との間にがたつきがない状態のことである。
また、上記合体とは、複数の分割容器を組み合わせ、隣り合う分割容器の隣接面同士を密着させた状態のことである。ただし、隣接する分割容器同士が接着して一体化しているわけではない。
上記合わせ面とは、分割容器を合体させたとき、分割容器同士で互いに接触する面のことである。
また、分割容器単位で外枠から取り出すことができるので、分割容器を取り換えることで色換えができ、外枠で持ち運ぶ色の組み合わせを簡単に変更できる。
また、残った塗料も一色ずつ廃棄したり塗料缶に戻したりすることができるので、塗料の無駄も少なくできる。
しかも、しごき片は、合体させた分割容器の合わせ面以外の開口縁に形成され、上記合わせ面の開口縁には形成されていないため、しごき片が形成されていない合わせ面側から、分割容器内の塗料を流出させることができる。
内側に突出したしごき片の部分から塗料を排出させようとすると、しごき片に塗料が引っかかってうまく流出させることができないことがあるが、この発明によれば、そのような問題は発生しない。
また、平坦な内側面でローラをしごくことができる。
上記分割容器3は、図8に示す底面が略正方形のバケット1を四等分にした形状を備えたもので、底面から起立した側面4,5,6,7で囲まれた容器である。なお、上記側面4,5,6,7の連結部分のうち、側面6と7との連結部分はバケット1の内形状に合わせて面取りされて曲面が介在しているが、他の連結部はほぼ直角になっている。
この分割容器3を4個合体させれば、図3に示すようにバケット1にぴったりと嵌め入れることができる。この第1実施形態では、バケット1がこの発明の外枠を構成する。
また、上記合わせ面以外の開口縁である合わせ面以外の側面6,7の上部には、側面6,7の上端をカールさせて内側に突出させたしごき片6a,7aが形成されている(図4参照)。このしごき片6a,7aの先端6b,7bによって、塗料を含ませた刷毛や筆をしごくことができる。
上記側面11と側面10,12との結合部には曲面が介在するが、側面9と側面10,12との結合部分はほぼ直角である。
この分割容器8を1個と、2個の上記分割容器3とを合体させれば、図5に示すように、バケット1にぴったりと嵌め入れることができる。そして、分割容器8の側面9が、隣接する分割容器3,3との合わせ面となる。
なお、上記内側面11cの両端は曲面になっている。したがって、平坦な内側面11cの幅Wは、内側面11cの平坦な部分のみの幅とする。
したがって、この分割容器8は、内側面11c及びローラしごき突部13によって塗装用ローラをしごくことができ、開口縁のしごき片11aによって刷毛や筆をしごくこともできる。
なお、上記図3,5,6では、バケット1の持ち手2を省略している。
上記のように、図1,2に示す分割容器3,8を合体させてバケット1に嵌め入れれば、分割容器3,8の数だけ異なる色の塗料を同時に持ち運ぶことができる。
そのため、塗り残しやはみ出し部分などのように、色の異なる小面積を塗装する際に、少量多色の塗料を同時に持ち運ぶことができ、塗装作業の作業性を上げることができる。
さらに、残った塗料を廃棄したり、塗料缶に戻したりするときも、バケット1から分割容器3,8を取り出して、目的の塗料だけを廃棄したり戻したりできる。複数の分割容器が合体した状態のまま、バケット1を傾けて特定の塗料を流出させようとすると、複数の分割容器から同時に塗料が流れ出てしまう。そうすると、特定の分割容器から流れ出た塗料が別の分割容器に入り込んで塗料が混ざってしまうことがあり、余った塗料を塗料缶に戻すことができない。また、複数の分割容器から同時に流れ出る塗料が広がってバケット1やその周囲を汚してしまうこともある。しかし、この第1実施形態の塗料用容器ではそのようなことはない。
もし、しごき片6a,7a,10a,11a,12aが形成されている開口縁から塗料を流出させようとすると、塗料が、しごき片の内側にたまってしまったり、しごき片に引っ掛かってはねてしまったりして、分割容器3,8から塗料をスムーズに取り出すことができない。
したがって、しごき片6a,7a,10a,11a,12aで刷毛や筆をしごいたとき、塗料が多少飛び散ったとしても、それがバケット1に付着することがない。バケット1の外周に、塗料がべたべた付着してしまうことがないので、多数の分割容器の組を持ち運びたい場合であっても、バケット1をいくつも用意する必要がない。
また、図5に示すように、分割容器3と8とを合体させれば、3色を同時に持ち運ぶことができ、色によって刷毛や筆、ローラを使い分けることもできる。
各分割容器15は、バケット14の内側を四等分した大きさと形状とを備えた容器で、扇形の底面に平坦な側面16,17と、曲面状の側面18とを起立させている。
そして、上記側面16,17が、4個の分割容器15を合体させてバケット14に嵌め入れたとき隣接する分割容器15との合わせ面となる。
また、上記合わせ面以外の側面18側の開口縁には第1実施形態と同様に、側面18の上端をカールさせて内側へ突出するしごき片18aが形成されている。
したがって、少量多色の塗料を同時に持ち運ぶことができ、例えば、塗り残しやはみ出し部分のような小さな塗装面の塗装作業の作業性を上げることができる。
さらに、上記しごき片18aの先端18bによって刷毛や筆をしごくことができるとともに、このしごき片18aが塗料の廃棄や戻しの邪魔になることがない点も、第1実施形態と同じである。
複数の分割容器を合体させて、バケット1または14に嵌め入れたとき、ぴったりと嵌る大きさと形状を備えていればよい。例えば、上記分割容器3,8,15よりも小さい分割容器を用いて、バケット1,14内の分割数を多くすれば、より多くの色を同時に持ち運ぶことができる。反対に、分割容器が大きく、バケット1,14内の分割数が少なければ、同時に持ち運ぶことができる色数が少なくなるが、塗料の量を多くすることができる。
さらに、上記分割容器3,8,15を樹脂成形体にすれば、各分割容器に設けられたしごき片やしごき突部13を、分割容器の成形時に同時に形成することができる。ただし、分割容器の材質や形成方法は特に限定されない。
また、この発明の外枠としては、バケット1,14のほか、網状容器や、フレーム状のものなど、合体した分割容器の形状を保持でき、持ち手が備えられていれば、その形態は限定されない。
2 持ち手
3,8,15 分割容器
4,5,9,16,17 (合わせ面)側面
6,7,10,11,12,18 (合わせ面以外の側面)側面
6a,7a,10a,11a,12a,18a しごき片
11c (外枠に接触する側の)内側面
W (外枠に接触する側の内側面の)幅
Claims (3)
- 持ち手を備えた外枠に嵌め入れられる複数の分割容器が備えられ、
これら分割容器は、それら複数を一組に合体可能にし、
これら一組単位に合体した分割容器には外枠内にぴったりと嵌る寸法及び形状が備えられた塗料用容器。 - 上記分割容器は、合体させたときに隣り合う合わせ面以外の開口縁に、内側に向かって突出するしごき片が形成された請求項1に記載の塗料用容器。
- 上記分割容器は、上記外枠に接する側の少なくとも1つの内側面が、塗装用ローラの軸方向長さ以上の幅の平面からなる請求項1または2に記載の塗料用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160234A JP2020033048A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 塗料用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160234A JP2020033048A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 塗料用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020033048A true JP2020033048A (ja) | 2020-03-05 |
Family
ID=69666886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018160234A Pending JP2020033048A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 塗料用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020033048A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812456A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | ル−プ伝送方式 |
JPS6063230U (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-02 | ニツスイ工業株式会社 | 水筒 |
JP3072552U (ja) * | 2000-04-17 | 2000-10-20 | 信夫 海野 | 塗料バケット |
US20010045432A1 (en) * | 2000-04-12 | 2001-11-29 | Kim Jeoung Su | Segmented fluid containers |
JP2003146335A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | Minami Toshiko | 塗装缶の空き缶内で使用する使い捨て容器 |
EP1792835A1 (en) * | 2005-12-02 | 2007-06-06 | Superfos A/S | Asymmetric container with pivotable handle |
JP2008150056A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Tatsuji Hirata | 携帯飲料用容器 |
JP2014172613A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Nagoya Lighthouse | 蓋付き金属缶 |
JP2016022428A (ja) * | 2014-07-19 | 2016-02-08 | 松竹塗装有限会社 | 塗装用内容器 |
-
2018
- 2018-08-29 JP JP2018160234A patent/JP2020033048A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812456A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | ル−プ伝送方式 |
JPS6063230U (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-02 | ニツスイ工業株式会社 | 水筒 |
US20010045432A1 (en) * | 2000-04-12 | 2001-11-29 | Kim Jeoung Su | Segmented fluid containers |
JP3072552U (ja) * | 2000-04-17 | 2000-10-20 | 信夫 海野 | 塗料バケット |
JP2003146335A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | Minami Toshiko | 塗装缶の空き缶内で使用する使い捨て容器 |
EP1792835A1 (en) * | 2005-12-02 | 2007-06-06 | Superfos A/S | Asymmetric container with pivotable handle |
JP2008150056A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Tatsuji Hirata | 携帯飲料用容器 |
JP2014172613A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Nagoya Lighthouse | 蓋付き金属缶 |
JP2016022428A (ja) * | 2014-07-19 | 2016-02-08 | 松竹塗装有限会社 | 塗装用内容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5207348A (en) | Auxiliary paint brush bucket | |
JP2020033048A (ja) | 塗料用容器 | |
US20070221675A1 (en) | Brush wiping device and method of use | |
US11337511B2 (en) | Paintbrush with a snap connection | |
US2849157A (en) | Expendable liquid coating applicator | |
JP7054931B2 (ja) | 容器 | |
JP2007117368A (ja) | 液塗布具 | |
JP6489724B1 (ja) | カートリッジ式ローラー型塗装具 | |
JP6632584B2 (ja) | 塗料用内容器 | |
US2124810A (en) | Artist's color mixing dish | |
KR102035459B1 (ko) | 세움 모둠 팔레트 | |
JP2004160268A (ja) | 接着剤塗布用こて | |
JP2012110801A (ja) | 接着剤の塗布用刷毛構造 | |
IT201600115981A1 (it) | Cappuccio di protezione per pennello | |
JP2016064859A (ja) | 液体収納容器 | |
JP6790897B2 (ja) | 液体成分付与装置 | |
JP5558084B2 (ja) | 建物外装材の製造方法 | |
JP6721261B1 (ja) | 塗装用内容器 | |
CN205777356U (zh) | 一种防漏涂料刷 | |
JP2005066052A (ja) | 塗布具 | |
JP7007992B2 (ja) | 塗布液用容器 | |
JP2016074141A (ja) | 塗装内容器 | |
KR200485533Y1 (ko) | 도장 작업용 붓 | |
JP4513211B2 (ja) | 毛髪化粧料塗布用ブラシ | |
CN203389830U (zh) | 一种湿膜复涂遮挡器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20201023 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230207 |