JP2020032677A - フィルターユニット、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents

フィルターユニット、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡の滞留を抑制できるフィルターユニットを提供する。【解決手段】フィルターユニット100は、フィルター室130を構成する流路部材140と、フィルター室130を第1空間132と第2空間134とに区画するフィルター150とで構成される。第2空間134の壁面の第1凹部1422内には、第1接続口1462が形成され、第2凹部1424内には、第2接続口1464が形成され、凸部144は、第1接続口1462と第2接続口1464との間を横切る方向に延びている。フィルター150の面内方向のうち第2接続口1464から第1接続口1462に向かう方向である第1方向Cdにおける第1接続口1462と凸部144の先端部との間の距離は、第1方向Cdにおける第1接続口1462と凸部144の一端部との間の距離よりも短く、第1方向Cdにおける第1接続口1462と凸部144の他端部との間の距離よりも短い。【選択図】図3

Description

本開示は、フィルターユニット、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
従来、液体を流通させる流路の一部として、液体の流通方向の上流側と下流側とが水平方向に延びるフィルターによって隔てられたフィルター室を有する流路部材が知られている(例えば特許文献1)。この流路部材において、フィルター室のうち上流側に位置する上流側フィルター室は、下流側に位置する下流側フィルター室より鉛直方向上側に位置している。上流側フィルター室には、フィルター室に液体を流入させるための開口が、フィルターと対向するように形成されている。また、フィルター室のうち下流側に位置する下流側フィルター室には、フィルター室から液体を流出させるための開口が、フィルターと対向するように形成されている。このため、通常の使用状態において、液体は、フィルター室内を鉛直方向上側から下側に向かって流れる。
特開2016−049725号公報
流路部材内を流通する液体中には、気泡が含まれている場合がある。この場合には、液体の移動に伴って気泡が下流側フィルター室内に流入する場合がある。発明者らは、従来の技術において、フィルター室が傾くように流路部材が用いられた場合には、下流側フィルター室内に流入した気泡が、浮力によって鉛直方向上側に移動し、フィルター室の上端部に溜まる可能性を見出した。
本開示の一形態によれば、フィルターユニットが提供される。このフィルターユニットは、液体が流通するフィルター室を構成する流路部材と、前記フィルター室を液体の流通方向の上流側に位置する第1空間と下流側に位置する第2空間とに区画するフィルターと、を備え、前記流路部材の壁面のうち前記第2空間の壁面には、前記フィルターから離れる方向にくぼむ2つの凹部である、第1凹部と第2凹部とが形成され、前記壁面のうち前記第1凹部と前記第2凹部との間には、前記フィルターに近づく方向に突き出る凸部が形成され、前記第1凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第1接続口が形成され、前記第2凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第2接続口が形成され、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記凸部は、前記第1接続口と前記第2接続口との間を横切る方向に延び、前記横切る方向における前記凸部の一端部と他端部との間を先端部とした場合に、前記フィルターの面内方向のうち前記第2接続口から前記第1接続口に向かう方向である第1方向における前記第1接続口と前記先端部との間の距離は、前記第1方向における前記第1接続口と前記一端部との間の距離よりも短く、前記第1方向における前記第1接続口と前記他端部との間の距離よりも短い。
液体吐出装置の内部構成を示す模式図。 第1実施形態におけるヘッドユニットの構成を示す模式図。 第1実施形態におけるヘッドユニットの構成を示す別の模式図。 図3における4−4断面を示す模式断面図。 第2実施形態に係るフィルターユニットの模式図。 第3実施形態に係るフィルターユニットの模式図。 図6における7−7断面を示す模式断面図。 参考例におけるヘッドユニットの構成を示す模式図。 図8における9−9断面を示す模式断面図。 第1の他の実施形態に係るフィルターユニットの模式図。
A.第1実施形態
A1.液体吐出装置の構成
図1は、液体吐出装置1の内部構成を示す模式図である。液体吐出装置1は、いわゆるインクジェットプリンターであり、メディア20上に液体としてのインクを吐出することでメディア20に対して印刷を行う。メディア20は、用紙や板材や布などの印刷媒体である。インクには、例えば、水性インクや溶剤インクを用いることができる。本実施形態において、インクは、水性インクが用いられている。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるX軸、Y軸、Z軸が描かれている。X軸に沿った方向をX軸方向とし、Y軸に沿った方向をY軸方向とし、Z軸に沿った方向をZ軸方向とする。液体吐出装置1は、X軸方向とY軸方向によって規定されるXY平面に対して平行な面に設置されている。−Z軸方向が鉛直下方向であり、+Z軸方向が鉛直上方向である。以降に説明する他の図においても、必要に応じてZ軸を付している。
液体吐出装置1は、外殻10の内部に、メディア20を搬送する搬送機構15と、制御部17と、キャリッジ19と、キャリッジ19に着脱可能に搭載される液体供給源30と、を備える。搬送機構15は、動力源としてモーターMを有する。キャリッジ19は、液体を外部へ吐出する液体吐出ヘッドとして機能するヘッドユニット12を備える。制御部17は、液体吐出装置1の各種動作、例えば印刷動作を制御する。本実施形態において、液体供給源30は、内部に液体を収容可能な液体タンクである。
キャリッジ19は、ヘッドユニット12と、ヘッドユニット12上に配置された装着部11を有する。装着部11は、例えば+Z軸方向が開口する凹形状であり、液体供給源30が装着される装着空間を形成する。装着部11は、装着空間を区画する下面から+Z軸方向側に突出する液体導入針部112を有する。液体導入針部112は、液体供給源30に接続される。液体導入針部112は中空状であり、先端側に内部と連通する連通孔が形成されている。液体導入針部112の内部には、液体導入針部112の連通孔を介して液体供給源30から供給される液体が流通する。ヘッドユニット12は、液体導入針部112と連通し、液体供給源30から供給された液体をメディア20に対して吐出する。
A2.液体吐出ヘッドユニットの構成
図2は、第1実施形態におけるヘッドユニット12を示す模式図である。ヘッドユニット12は、6つのヘッドチップ121〜126と、プレート118と、を備える。図2には、ヘッドチップ120の並ぶ方向であるLd方向が示されている。また、プレート118に沿った方向のうちLd方向に直交する方向であるCd方向が示されている。以下において、ヘッドチップ121〜126の共通の機能及び構成を説明する場合には、ヘッドチップ121〜126は、ヘッドチップ120とも記載される。また、ヘッドチップ120の数は6つに限られず、5つ以下でもよいし、7つ以上でもよい。
プレート118は、6つのヘッドチップ121を一列に並んだ状態で固定可能な板状部材である。プレート118は、各ヘッドチップ121〜126に対して少なくとも1つずつ、液体を吐出するためのノズル119を有する。なお、プレート118がノズルを有するために、プレート118自体にノズル119を設けてもよいし、ノズル119を設けた不図示のノズルプレートをプレート118に固定してもよい。
ヘッドチップ120は、液体供給源30から供給された液体を流通させるための流路構造を内部に有する。また、ヘッドチップ121〜126は、内部を流通する液体に、ノズル119から吐出するための動力を付与する。
図3は、第1実施形態におけるヘッドユニット12を示す別の模式図である。ヘッドユニット12は、接続流路180を介して液体供給源30に接続されている。図3において、ヘッドユニット12は、1つのフィルターユニット100に対して2つのヘッドチップ121が接続されている。本実施形態において、フィルターユニット100及びヘッドチップ121は、一体化されている。通常の使用状態において、図3の紙面上側は+Z軸方向側であり、紙面下側は−Z軸方向側である。
本実施形態において、メディア20のうち少なくとも液体を受ける面における搬送方向sdは、水平方向に対して鋭角である。例えば、搬送方向sdと水平方向(図1のXY平面)とが成す角度θを、30度以上90度未満に、さらには45度以上90未満としている。本実施形態において、角度θは、60度である。また、図3のように、6つのヘッドチップ120には、Z軸方向の位置が異なるヘッドチップ120が含まれる。すなわち6つのヘッドチップ120は千鳥に配置されている。なお、本実施形態において、「千鳥に配列されている」とは、一定の間隔でヘッドチップ120が並べられた列が2以上あり、隣接する列同士におけるヘッドチップ120が互い違いに配列されていることを意味する。ヘッドチップ120は、メディア20に対して概ね垂直に液体を吐出できるように、液体吐出装置1に備えられている。具体的には、本実施形態において、ヘッドチップ120は、Cd方向と搬送方向sdとが平行になるように、液体吐出装置1に備えられている。メディア20の搬送方向sdを水平方向に対して傾斜させることが可能であるため、液体吐出装置1(図1)は、水平方向におけるメディア20の搬送距離を小さくできる。したがって、メディア20のサイズを大きくした場合であっても、水平方向におけるメディア20の搬送距離を確保することによる、液体吐出装置1の大型化を抑制できる。
フィルターユニット100は、フィルター室130内を流通する液体に含まれる異物を液体から分離し、異物が分離された後の液体をヘッドチップ120へと供給する。液体に含まれる異物は、例えば、液体の一部が乾燥することによって発生する。また、異物には、液体中の気泡も含まれる。フィルターユニット100は、流路部材140と、フィルター150と、を備える。
流路部材140は、液体の流通が可能な内部空間であるフィルター室130を規定する。フィルター室130は、液体供給源30からヘッドチップ120へと液体を流通させるための流路の一部である。本実施形態において、流路部材140は、ポリプロピレン等の合成樹脂によって形成されている。図3では、フィルター室130に設けられた2つの接続口1462、1463を通るように切断した場合における流路部材140の模式断面が示されている。
フィルター150は、フィルター室130内において、フィルター室130を第1空間132と第2空間134とに区画するように配置されている。第1空間132は、フィルター150によって区画された空間のうち液体の流通方向の上流側の空間である。また、第2空間134は、フィルター150によって区画された空間のうち液体の流通方向の下流側の空間である。本実施形態において、フィルター150は、フィルター面がXY平面(図1)に対して交差するように配置されている。これにより、第1空間132は、第2空間134より上側に位置している。
フィルター150は、第1空間132側から第2空間134側に流通する液体に含まれる異物を捕捉することで、第1空間132側から第2空間134側への異物の移動を低減する。これにより、接続流路180を通ってフィルター室130に異物が流入した場合であっても、フィルター室130よりも下流側に異物が流出することを抑制できる。フィルター150には、液体の透過と固形状やゲル状の異物を捕捉とが可能なフィルター性を有する各種部材を用いることができる。フィルター150には、例えば、金属フィルターや不織布フィルター、電鋳フィルターを用いることができる。金属フィルターは、網状に加工された金属繊維でもよく、多孔質の板状金属部材でもよい。本実施形態では、複数の孔が形成されたステンレス板が用いられている。ステンレス板の加工には、例えば、プレス加工が用いられる。
ヘッドチップ120は、フィルターユニット100から供給された液体をメディア20(図1)に吐出する。ヘッドチップ120は、液体を収容する不図示の内部空間が形成された本体部171と、フィルターユニット100から供給された液体を外部へと吐出するための開口であるノズル孔172と、エネルギー発生素子173と、を有する。エネルギー発生素子173は、ヘッドチップ120内を流通する液体に外部に吐出するための動力を付与する。エネルギー発生素子173は、例えば、ピエゾアクチュエーターである。本実施形態において、ヘッドチップ120には、ピエゾ方式が採用されている。ピエゾ方式のヘッドチップ120は、ピエゾアクチュエーターを用いて本体部171内の容積を変動させることによって、ノズル孔172から液体を吐出する。ノズル孔172から吐出される液体は、ノズル119を介してヘッドユニット12からメディア20に吐出される。
流路部材140のうち第2空間134においてフィルター150と対向する壁面141には、2つの凹部1422、1424と、1つの凸部144と、2つの接続口1462、1464と、が形成されている。
2つの凹部1422、1424において、壁面141は、フィルター150から離れる方向にくぼんでいる。壁面141において2つの凹部1422、1424のうち、第1凹部1422は上側に位置し、第2凹部1424は下側に位置する。本実施形態において、凹部1422、1424は、凹部1422、1424のうち最もフィルター150との距離が大きい部分に向かうにつれて、フィルター150と壁面141との距離が漸増する構造を有する。
凸部144は、第1凹部1422と第2凹部1424との間に形成されている。凸部144は、フィルター150に近づく方向に突き出る。これにより、フィルター150と凸部144との間において、フィルター150と壁面141との距離が減少している。また、凸部144とフィルター150との間には、少なくとも気泡の流通が可能な程度の隙間が形成されている。このため、フィルター150と凸部144との間での気泡の移動速度は、第2空間134における他の領域での気泡の移動速度より、大きい。フィルター150と壁面141との最小距離は、フィルター150と壁面141との最大距離の50%以下であることが好ましく、20%以下であることがより好ましい。
2つの接続口1462、1464は、フィルター室130から外部へと流出させるための開口である。2つの接続口1462、1464は、互いに鉛直方向(Z軸方向)における位置が異なるように設けられている。2つの接続口1462、1464のうち一方である第1接続口1462は、第1凹部1422の内に形成されている。2つの接続口1462、1464のうち他方である第2接続口1464は、第2凹部1424の内に形成されている。第1接続口1462は、第1凹部1422のうちフィルター150から最も距離が大きい位置に設けられていることが好ましい。また、第2接続口1464は、第2凹部1424のうちフィルター150から最も距離が大きい位置に設けられていることが好ましい。本実施形態において、フィルター150の面内方向のうち第2接続口1464から第1接続口1462へと向かう第1方向は、Cd方向と一致している。本実施形態において、第1接続口1462と第2接続口1464とは、それぞれ異なるヘッドチップ120に接続されている。また、第1接続口1462の下流側と第2接続口1464の下流側とにおいて、液体の流れは合流しない。
図4は、図3における4−4断面を示す模式断面図である。図4は、第1空間132側から第2空間134側を見た場合の様子を示している。また、図4では、凸部144の尾根部1442が示されている。尾根部1442は、凸部144のうちCd方向において最もフィルター150に近い部分を示している。以下において、凸部144の位置を説明する場合には、尾根部1442を基準として用いる。
図4に示す様に、凸部144は、第1接続口1462と第2接続口1464との間において、Cd方向と交差する方向に延びている。つまり、凸部144は、第1接続口1462と第2接続口1464との間を横切る方向に延びている。第1空間132側から第2空間134側を見た場合に、凸部144は、Cd方向における第1接続口1462との距離において、凸部144の一端部1444及び他端部1446より第1接続口1462に近い部分を有する。つまり、第1空間132側から第2空間134側を見た場合に、凸部144のうちCd方向における第1接続口1462との距離が最小となる部分である先端部1448が、一端部1444及び他端部1446以外である。本実施形態において、凸部144の先端部1448は、第2接続口1464と第1接続口1462とを繋いだ直線L1と概ね重なる位置にある。先端部1448は、凸部144うちCd方向における第1接続口1462との距離が最も小さい部分である。つまり、第1空間132側から第2空間134側を見た場合に、凸部144は、第1接続口1462に向かって突出する先端部1448を有している。なお、本実施形態において、直線L1と概ね重なる位置とは、直線L1と先端部1448との距離が、先端部1448と第1接続口1462との距離の10%以下であることを意味する。
本実施形態において、第1空間132側から第2空間134側を見た場合において、フィルター室130の形状は、略長方形である。Cd方向におけるフィルター室130の第1の最大幅W1は、Ld方向における第2の最大幅W2より大きい。第1の最大幅W1は、第2の最大幅W2の1.2倍以上の大きさであることが好ましく、第2の最大幅W2の1.5倍以上の大きさであることが好ましい。本実施形態において、第1の最大幅W1は、第2の最大幅W2の約1.5倍の大きさである。なお、本実施形態において、第1空間132側から第2空間134側を見た場合におけるフィルター150の形状は、フィルター室130の内部空間と同様である。このため、フィルター150のCd方向における最大幅は、フィルター室130の第1の最大幅W1と同じである。また、フィルター150のLd方向における最大幅は、フィルター室130の第2の最大幅W2と同じである。なお、フィルター150の固定のために、フィルター150の幅を、フィルター室130の第1空間132または第2空間134の幅よりも大きくしてもよい。
第1空間132側から第2空間134側を見た場合において、Cd方向におけるフィルター室130の端部のうち第1接続口1462側に位置する一端部1342から第1接続口1462までの距離D1は、第1の最大幅W1の二分の一より小さいことが好ましい。また、距離D1は、第1の最大幅W1の四分の一より小さいことがより好ましく、第1の最大幅W1の八分の一より小さいことがさらに好ましい。距離D1は、具体的には、一端部1342から、第1接続口1462の開口の外縁のうち最も一端部1342と近い位置までの距離である。
第1空間132側から第2空間134側を見た場合において、Cd方向におけるフィルター室130の端部のうち第2接続口1464側に位置する他端部1344から第2接続口1464までの距離D2は、第1の最大幅W1の4分の1より小さいことが好ましい。また、距離D2は、第1の最大幅W1の8分の1より小さいことがより好ましい。距離D2は、具体的には、他端部1344から、第2接続口1464の開口の外縁のうち最も他端部1344と近い位置までの距離である。
A3.フィルターユニット内における気泡の流通
ヘッドチップ120内を流通する液体に、気泡が含まれる場合がある。気泡は、例えば以下のような要因によって生じ得る。例えば、ヘッドチップ120内の気泡は、ヘッドユニット12の温度上昇や環境温度の変化によって液体に溶存していた気体が析出することで発生する。また例えば、ヘッドチップ120内の気泡は、液体供給源30の着脱による流路内への気体の混入や、エネルギー発生素子173であるピエゾアクチュエーターから生じる超音波によるキャビテーション気泡の発生に起因して発生する場合もある。また、ヘッドチップ120内の気泡は、キャリッジ19(図1)の移動に伴う液面の波立ちによって発生する場合もある。
図4では、フィルター室130に流入した気泡の流通方向が矢印mdによって示されている。以下では、図3及び図4を用いて、フィルター室130における気泡の移動の様子を説明する。フィルター150により液体から分離されなかった気泡は、液体の移動に伴って第1空間132(図3)から第2空間134に移動する。第1空間132から第2空間134への気泡の移動は、例えば、クリーニングを行う場合や、気泡のサイズがフィルター150の目よりも小さい場合等に生じる。クリーニングとは、本実施形態において、フィルター150により液体から分離され、第1空間132内に留まった気泡を、ヘッドチップ120を介して外部へ排出させる処理である。第2空間134に流入した気泡の一部は、第2接続口1464を介してヘッドチップ120へと流入する。また、第2接続口1464からヘッドチップ120に流入しなかった気泡は、浮力によって上方へと移動する。上方へと移動し、凸部144に到達した気泡は、図4に示す様に、凸部144に沿って移動する。凸部144に沿って移動した気泡は、凸部144の先端部1448に集まった後に、凸部144よりも上方の第1接続口1462側へと移動する。第1接続口1462側に移動した気泡は、第1接続口1462を介してヘッドチップ120へと流入する。ヘッドチップ120に流入した気泡は、液体と共に不図示のキャップやメディア20(図1)に吐出される。なお、浮力による気泡の移動が可能なCd方向と比べてLd方向における気泡の移動は困難である。
以上説明した第1実施形態によれば、凸部144は、第2接続口1464から第1接続口1462に向かう方向であるCd方向における第1接続口1462との距離において、一端部1444及び他端部1446より近い部分を有する。このため、第1接続口1462が第2接続口1464より上側になるようにフィルターユニット100が用いられた場合において、第2接続口1464側から第1接続口1462側へと移動する気泡が凸部144に沿って移動する。これにより、気泡は、第1接続口1462に近い先端部1448に集まる。したがって、第1接続口1462からの気泡の流出が促され、気泡がフィルター室130の上端部に溜まることを抑制できる。
また以上説明した第1実施形態によれば、フィルター150と凸部144との間において、第2空間134の流路断面を小さくできるので、フィルター150と凸部144との間における気泡の流速が大きくなる。このため、第1接続口1462への気泡の移動が促される。これにより、第2空間134の上端部である一端部1342に到達する前に、気泡が第1接続口1462から排出される可能性が高くなる。したがって、気泡がフィルター室130の上端部に溜まることをより抑制できる。
また以上説明した第1実施形態によれば、フィルター室130の第1の最大幅W1は、第2の最大幅W2より大きい。このため、フィルター室130のフィルター150側の壁面の面積が同一である場合には、第2の最大幅W2を小さくすることができる。第2の最大幅W2を小さくすることによって、第1接続口1462への気泡の移動を容易にできる。
また以上説明した第1実施形態によれば、距離D1は、第1の最大幅W1の二分の一より小さい。このため、一端部1342から第1接続口1462までの距離D1が一端部1342から他端部1446までの距離D1の二分の一より大きい場合と比べて、第2空間134のうち第1接続口1462より上側に位置する領域を小さくすることができる。したがって、気泡がフィルター室130の上端部に溜まることをより抑制できる。
また以上説明した第1実施形態によれば、他端部1344から第2接続口1464までの距離D2は、第1の最大幅W1の四分の一より小さい。このため、距離D2が他端部1446から一端部1444までの最大幅W1の四分の一より大きい場合と比べて、第2空間134のうち第1接続口1462より上側に位置する領域を小さくすることができる。したがって、第1接続口1462と第2接続口1464とが水平になるようにフィルターユニット100が用いられた際でも、気泡がフィルター室130の他端部1344側に溜まることを抑制できる。水平になるようにフィルターユニット100が用いられる場合には、例えば、液体吐出装置1とは別の機種やヘッドユニット12の検査装置等において用いられる場合が該当する。
B.第2実施形態
図5は、第2実施形態に係るフィルターユニット300の模式図である。図5は、図3において示した切断面と対応した位置における断面図を示している。フィルターユニット300は、Ld方向における第2空間134の一端部1342の幅W3が小さい点において、第1実施形態に係るフィルターユニット100と異なる。なお、以下において、第1実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以上説明した第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。また第2実施形態に係るフィルターユニット300によれば、第2空間134に移動した気泡は、第2空間134の壁面に沿って移動する。これにより、一端部1342において気泡が中央側に移動する。このため、第1接続口1462の周囲に気泡を集めることがきる。したがって、第1接続口1462からの気泡の排出が容易になる。
C.第3実施形態
図6は、第3実施形態に係るフィルターユニット400の模式図である。図6は、図3において示した切断面と対応した位置における断面図を示している。フィルターユニット400において、凸部444が第1接続口1462に向かって突出していない点において、第1実施形態に係るフィルターユニット100と異なる。なお、以下において、第1実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7は、図6における7−7断面を示す模式断面図である。凸部444の一端部4444と他端部4446には、テーパー構造が形成されている。具体的には、凸部444の一端部4444及び他端部4446に向かうにつれて、凸部444とフィルター150との距離が大きくなる。
以上説明した第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。また第3実施形態に係るフィルターユニット400によれば、凸部444は、テーパー構造を有することによって、気泡の流通を容易にできる。
D.参考例
図8は、参考例に係るフィルターユニット500の模式図である。図9は、図8における9−9断面を示す模式断面図である。図8及び図9に示す様に、参考例に係るフィルターユニット500には、凸部が形成されていない点と、第2接続口1464が設けられた位置とが、異なる。具体的には、図9に示す様に、第2接続口1464がCd方向におけるフィルター室130の端部のうち第2接続口1464側に位置する他端部1344から第2接続口1464までの距離D2は、第1の最大幅W1の二分の一より大きい。これにより、凸部が設けられていない場合であっても、フィルターユニット500は、第2空間134の一端部1342側における気泡の排出性と向上できる。
E.他の実施形態
E1.第1の他の実施形態
図10は、第1の他の実施形態に係るフィルターユニット600の模式図である。上記実施形態において、第1空間132側から第2空間134側を見た場合における、第2空間134の形状は、適宜変更可能である。例えば、図10に示す様に、楕円形状であってもよい。
E2.第2の他の実施形態
上記実施形態において、第1空間132側から第2空間134側を見た場合における、Cd方向におけるフィルター室130の最大幅W1は、フィルター室130のLd方向における最大幅W2より大きい。しかし、第1空間132側から第2空間134側を見た場合における、Cd方向におけるフィルター室130の最大幅W1は、フィルター室130のLd方向における最大幅W2より大きくなくてもよい。この場合には、第1空間132側から第2空間134側を見た場合における、Cd方向におけるフィルター150の最大幅は、フィルター150のLd方向における最大幅より大きくなくてもよい。
E3.第3の他の実施形態
上記実施形態において、Cd方向におけるフィルター室130の端部のうち第1接続口1462側に位置する一端部1342から第1接続口1462までの距離D1は、第1の最大幅W1の二分の一より小さい。しかし、一端部1342から第1接続口1462までの距離D1は、これに限定されない。例えば、距離D1は、第1の最大幅W1の二分の一以上であってもよい。
E4.第4の他の実施形態
上記実施形態において、Cd方向におけるフィルター室130の端部のうち第2接続口1464側に位置する他端部1344から第2接続口1464までの距離D2は、第1の最大幅W1の四分の一より小さい。しかし、他端部1344から第2接続口1464までの距離D2は、これに限定されない。例えば、距離D2は、第1の最大幅W1の四分の一以上であってもよい。
E5.第5の他の実施形態
上記実施形態において、ヘッドユニット12は、6つのヘッドチップ121〜126がLd方向に一列に並んだ構造を有している。しかし、ヘッドユニット12は、これに限定されない。例えば、ヘッドユニット12に備えられたヘッドチップの数は、7つ以上であってもよく、5つ以下であってもよい。また、ヘッドユニット12は、ヘッドチップ121〜126がLd方向に二列に並んだ構造を有してもよい。
E6.第6の他の実施形態
上記実施形態において、ヘッドユニット12において、複数のヘッドチップ120は、第2接続口1464から第1接続口1462に向かう方向に直交する方向に沿って配置されている。しかし、複数のヘッドチップ120が配置される方向は、これに限定されない。例えば、複数のヘッドチップ120は、第2接続口1464から第1接続口1462に向かう方向に交差する方向、例えば第2接続口1464から第1接続口1462に向かう方向に沿って配置されていてもよい。
E7.第7の他の実施形態
上記実施形態において、第1接続口1462と第2接続口1464とには、それぞれ別のエネルギー発生素子173を有するヘッドチップ120が接続されているが、これに限定されない。例えば、ヘッドチップ120は、第1接続口1462と第2接続口1464との下流側において液体の流通経路が合流し、1つのヘッドチップ120に流入する構造であってもよい。
E8.第8の他の実施形態
上記実施形態において、ヘッドチップ120は、フィルターユニット100〜600とヘッドチップ120とが一体化した構造を有しているが、これに限定されない。例えば、ヘッドチップ120は、フィルターユニット100〜600とヘッドチップ120とが別体の構造を有していてもよい。
E9.第9の他の実施形態
上記実施形態において、フィルター室130に設けられた接続口は、第1接続口1462と第2接続口1464との2つであるが、これに限定されない。例えば、フィルター室130に設けられた接続口は、3つ以上であってもよい。この場合には、液体吐出装置1に備えられた場合において、3つ以上の接続口のうち少なくとも2つの接続口の鉛直方向(Z軸方向)が異なっていれば良い。この場合には、鉛直方向(Z軸方向)が異なる任意の2つの接続口のうち、上側に位置する接続口が第1接続口であり、下側に位置する接続口が第2接続口である。また、フィルター室130に設けられた接続口が3つ以上である場合には、ヘッドチップ120も3つ以上であってもよい。
以上説明した第1から第9の他の実施形態であっても、上記実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。
C10.第10の他の実施形態
本開示は、インクを吐出する液体吐出装置に限らず、インク以外の他の液体を吐出する任意の液体吐出装置にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体吐出装置に本開示は適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材吐出装置。
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材吐出装置。
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を吐出する液体吐出装置。
(5)精密ピペットとしての試料吐出装置。
(6)潤滑油の吐出装置。
(7)樹脂液の吐出装置。
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置。
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置。
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を吐出する液体吐出装置。
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置。
なお、「液体」とは、液体吐出装置が消費できるような材料であればよい。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。液体の代表的な例としてはインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、フィルターユニットが提供される。このフィルターユニットは、液体が流通するフィルター室を構成する流路部材と、前記フィルター室を液体の流通方向の上流側に位置する第1空間と下流側に位置する第2空間とに区画するフィルターと、を備え、前記流路部材の壁面のうち前記第2空間の壁面には、前記フィルターから離れる方向にくぼむ2つの凹部である、第1凹部と第2凹部とが形成され、前記壁面のうち前記第1凹部と前記第2凹部との間には、前記フィルターに近づく方向に突き出る凸部が形成され、前記第1凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第1接続口が形成され、前記第2凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第2接続口が形成され、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記凸部は、前記第1接続口と前記第2接続口との間を横切る方向に延び、前記横切る方向における前記凸部の一端部と他端部との間を先端部とした場合に、前記フィルターの面内方向のうち前記第2接続口から前記第1接続口に向かう方向である第1方向における前記第1接続口と前記先端部との間の距離は、前記第1方向における前記第1接続口と前記一端部との間の距離よりも短く、前記第1方向における前記第1接続口と前記他端部との間の距離よりも短い。
この形態のフィルターユニットによれば、第1接続口が第2接続口より上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、第2接続口側から第1接続口側へと移動する気泡が凸部に沿って移動する。また、フィルターと凸部との間において、第2空間の流路断面を小さくできるので、フィルターと凸部との間における気泡の流速が大きくなる。このため、第1接続口への気泡の移動が促される。これにより、第2空間の上端部に到達する前に、気泡が第1接続口から排出される可能性が高くなる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることを抑制できる。
(2)上記形態のフィルターユニットおいて、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの最大幅は、前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きくてもよい。第1接続口が第2接続口より上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、浮力による気泡の移動が可能な第1方向と比べて第2方向における気泡の移動は困難である。しかし、この形態のフィルターユニットによれば、フィルターのフィルター面における面積が同一である場合には、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることができる。このため、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることによって、第1接続口への気泡の移動を容易にできる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることをより抑制できる。
(3)上記形態のフィルターユニットおいて、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第1接続口側に位置する一端部から前記第1接続口までの距離は、前記一端部から前記フィルターの他端部までの距離の二分の一より小さくてもよい。この形態のフィルターユニットによれば、第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた際には、一端部から第1接続口までの距離が一端部から他端部までの距離の二分の一より大きい場合と比べて、第2空間のうち第1接続口より上側に位置する領域を小さくすることができる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることをより抑制できる。
(4)上記形態のフィルターユニットおいて、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第2接続口側に位置する他端部から前記第2接続口までの距離は、前記他端部から前記一端部までの距離の四分の一より小さくてもよい。この形態のフィルターユニットによれば、フィルター室のうち第2接続口より他端部側の領域を小さくすることができる。したがって、第1接続口と第2接続口とが水平になるようにフィルターユニットが用いられた際でも、気泡がフィルター室の他端部側に溜まることを抑制できる。
(5)本開示の他の形態によれば、液体を外部へ吐出する液体吐出ヘッドが提供される。この液体吐出ヘッドは、上記形態のフィルターユニットと、前記第1接続口および前記第2接続口に接続され、前記第1接続口および前記第2接続口を介して前記フィルターユニットから流入する液体を外部へと吐出するための開口を有する複数のノズルと、前記液体に外部に吐出するための動力を付与するエネルギー発生素子と、を備える。
この形態の液体吐出ヘッドによれば、上記形態のフィルターユニットを備えるので、第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、第2接続口側から第1接続口側へと移動する気泡が凸部に沿って移動する。また、フィルターと凸部との間において、第2空間の流路断面を小さくできるので、フィルターと凸部との間における気泡の流速が大きくなる。このため、第1接続口への気泡の移動が促される。これにより、第2空間の上端部に到達する前に、気泡が第1接続口から排出される可能性が高くなる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることによる、液体吐出ヘッドの吐出不良が抑制される。
(6)上記形態の液体吐出ヘッドにおいて、前記複数のノズルは、前記第1接続口を介して前記フィルター室に接続された第1ノズルと、前記第2接続口を介して前記フィルター室に接続された第2ノズルと、を含み、前記エネルギー発生素子は、前記第1ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第1エネルギー発生素子と、前記第2ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第2エネルギー発生素子と、を含んでもよい。この形態の液体吐出ヘッドによれば、第1接続口側と第2接続口側との間において一方の接続口側で付与される動力が他方の接続口側に影響を与えることを抑制できる。
(7)上記形態の液体吐出ヘッドによれば、複数の前記フィルター室を備え、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における各前記フィルター室に配置された前記フィルターの最大幅は、各前記フィルター室に配置された前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きく、複数の前記フィルター室は、前記第2方向に沿って配置されていてもよい。この形態のフィルターユニットによれば、フィルターのフィルター面における面積が同一である場合には、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることができる。このため、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることによって、第1接続口への気泡の移動を容易にできる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることをより抑制できる。また、第2の値が第1の値より大きい場合と比べて、第2方向における液体吐出ヘッドの大きさの低減が容易である。また、複数のフィルター室毎に異なる液体を流通させることが可能である。
(8)本開示の他の形態によれば、液体吐出装置が提供される。この液体吐出装置は、上記形態の液体吐出ヘッドと、モーターを有し、前記液体吐出ヘッドから吐出された液体を受けるメディアを搬送する搬送機構と、を備える。
この形態の液体吐出ヘッドによれば、上記形態の液体吐出ヘッドを備えるので、第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、第2接続口側から第1接続口側へと移動する気泡が凸部に沿って移動する。また、フィルターと凸部との間において、第2空間の流路断面を小さくできるので、フィルターと凸部との間における液体の流速が大きくなり、第2空間内における液体の流通に伴う気泡の移動が促進される。このため、第1接続口への気泡の移動が促される。これにより、気泡が第2空間の上端部に到達する前に、第1接続口から排出される可能性が高くなる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることによる、液体吐出装置の吐出不良が抑制される。
(9)本開示の他の形態によれば、液体吐出装置が提供される。この液体吐出装置は、液体の流通が可能なフィルター室を構成する流路部材と、前記フィルター室の内部空間を液体の流通方向の上流側に位置する第1空間と下流側に位置する第2空間とに区画するフィルターと、前記フィルター室に接続され、前記フィルター室から流入する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出される液体を受けるメディアを搬送するためのモーターと、を備え、前記フィルターは、鉛直方向に垂直な平面に交差するように配置され、前記流路部材の壁面のうち前記第2空間の壁面には、前記第2空間と前記液体吐出ヘッドとを接続させるための2つの開口である、第1接続口と第2接続口とが形成され、前記第1接続口と前記第2接続口とは、前記鉛直方向における位置が異なり、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記フィルターの面内方向のうち前記第1接続口から前記第2接続口に向かう方向である第1方向における前記フィルターの最大幅は、前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きい。
この形態の液体吐出装置によれば、フィルターのフィルター面における面積が同一である場合には、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることができる。第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、浮力による気泡の移動が可能な第1方向と比べて第2方向における気泡の移動は困難である。このため、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることによって、第1接続口への気泡の移動を容易にできる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることによる、液体吐出装置の吐出不良が抑制される。
(10)上記形態の記載の液体吐出装置において、前記壁面には、前記フィルターから離れる方向にくぼむ2つの凹部である、第1凹部と第2凹部とが形成され、前記壁面のうち前記第1凹部と前記第2凹部との間には、前記フィルターに近づく方向に突き出る凸部が形成され、前記第1接続口は、前記第1凹部の内に形成され、前記第2接続口は、前記第2凹部の内に形成され、前記凸部は、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1接続口と前記第2接続口との間を横切る方向に延びていてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、第1接続口と第2接続口との間においてフィルター室の流路断面を小さくすることができる。このため、第1接続口と第2接続口との間における液体の流速を大きくすることができる。これにより、第2空間内における液体の流通に伴う気泡の移動が促進される。したがって、気泡の排出が促進される。
(11)上記形態の記載の液体吐出装置において、前記凸部は、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記横切る方向における前記凸部の一端部と他端部との間に、前記一端部と前記他端部とを結ぶ直線より、前記第1接続口に近い部分を有してもよい。この形態の液体吐出装置によれば、フィルターのフィルター面における面積が同一である場合には、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることができる。第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた場合において、浮力による気泡の移動が可能な第1方向と比べて第2方向における気泡の移動は困難である。このため、第2方向におけるフィルターの最大幅を小さくすることによって、第1接続口への気泡の移動を容易にできる。
(12)上記形態の記載の液体吐出装置において、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち第1接続口側に位置する一端部から前記第1接続口までの距離は、前記一端部から前記フィルターの他端部までの距離の二分の一より小さくてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、一端部から第1接続口と重なる位置までの距離は、一端部から他端部までの距離の二分の一より小さい。このため、第1接続口が第2接続口より鉛直方向上側になるようにフィルターユニットが用いられた際には、一端部から第1接続口と重なる位置までの距離が一端部から他端部までの距離の二分の一より大きい場合と比べて、第2空間のうち第1接続口より上側に位置する領域を小さくすることができる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることをより抑制できる。
(13)上記形態の記載の液体吐出装置において、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち第2接続口側に位置する他端部から前記第2接続口までの距離は、前記他端部から前記フィルターの一端部までの距離の四分の一より小さくてもよい。この形態の液体吐出装置において、他端部から第2接続口と重なる位置までの距離は、他端部から一端部までの距離の四分の一より小さい。このため、第1接続口と第2接続口とが水平になるようにフィルターユニットが用いられた際には、フィルター室のうち第2接続口より他端部側の領域を小さくすることができる。したがって、気泡がフィルター室の他端部側に溜まることを抑制できる。
(14)上記形態の記載の液体吐出装置において、複数の前記フィルター室を備え、複数の前記フィルター室は、前記第2方向に沿って配置されていてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、第1空間側から第2空間を見た場合において、第1の値は、第2の値より大きく、複数のフィルター室は、第2方向に沿って配置されている。このため、第2空間に流入した気泡が第1接続口を避けてフィルター室の上端部に到達する可能性を低減できる。したがって、気泡がフィルター室の上端部に溜まることをより抑制できる。また、第2の値が第1の値より大きい場合と比べて、第2方向における液体吐出装置の大きさの低減が容易である。
(15)上記形態の記載の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、前記液体を外部へと吐出するための開口を有するノズルと、前記液体に外部に吐出するための動力を付与するエネルギー発生素子と、を備え、前記ノズルは、前記第1接続口を介して前記フィルター室に接続された第1ノズルと、前記第2接続口を介して前記フィルター室に接続された第2ノズルと、を含み、前記エネルギー発生素子は、前記第1ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第1エネルギー発生素子と、前記第2ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第2のエネルギー発生素子と、を含んでもよい。この形態の液体吐出装置によれば、エネルギー発生素子は、第1ノズルから吐出される液体に動力を付与する第1エネルギー発生素子と、第2ノズルから吐出される液体に動力を付与する第2エネルギー発生素子と、を含む。このため、第1接続口側と第2接続口側との間において一方の接続口側で付与される動力が他方の接続口側に影響を与えることを抑制できる。
本開示は、フィルターユニット、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、フィルターユニット又は液体吐出ヘッドの製造方法等の形態で実現することができる。
1…液体吐出装置、10…外殻、11…装着部、12…ヘッドユニット、15…搬送機構、17…制御部、19…キャリッジ、20…メディア、30…液体供給源、100…フィルターユニット、112…液体導入針部、118…プレート、119…ノズル、120…ヘッドチップ、121…ヘッドチップ、130…フィルター室、132…第1空間、134…第2空間、140…流路部材、141…壁面、144…凸部、150…フィルター、171…本体部、172…ノズル孔、173…エネルギー発生素子、180…接続流路、300…フィルターユニット、400…フィルターユニット、444…凸部、500…フィルターユニット、600…フィルターユニット、1342…一端部、1344…他端部、1422…第1凹部、1424…第2凹部、1442…尾根部、1444…一端部、1446…他端部、1448…先端部、1462…第1接続口、1464…第2接続口、4444…一端部、4446…他端部、

Claims (15)

  1. フィルターユニットであって、
    液体が流通するフィルター室を構成する流路部材と、
    前記フィルター室を液体の流通方向の上流側に位置する第1空間と下流側に位置する第2空間とに区画するフィルターと、を備え、
    前記流路部材の壁面のうち前記第2空間の壁面には、前記フィルターから離れる方向にくぼむ2つの凹部である、第1凹部と第2凹部とが形成され、
    前記壁面のうち前記第1凹部と前記第2凹部との間には、前記フィルターに近づく方向に突き出る凸部が形成され、
    前記第1凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第1接続口が形成され、
    前記第2凹部の内には、前記第2空間から前記フィルター室の外部に液体を流出させるための第2接続口が形成され、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記凸部は、前記第1接続口と前記第2接続口との間を横切る方向に延び、
    前記横切る方向における前記凸部の一端部と他端部との間を先端部とした場合に、前記フィルターの面内方向のうち前記第2接続口から前記第1接続口に向かう方向である第1方向における前記第1接続口と前記先端部との間の距離は、前記第1方向における前記第1接続口と前記一端部との間の距離よりも短く、前記第1方向における前記第1接続口と前記他端部との間の距離よりも短い、
    フィルターユニット。
  2. 請求項1に記載のフィルターユニットであって、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの最大幅は、前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きい、フィルターユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフィルターユニットであって、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第1接続口側に位置する一端部から前記第1接続口までの距離は、前記一端部から前記フィルターの他端部までの距離の二分の一より小さい、フィルターユニット。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のフィルターユニットであって、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第2接続口側に位置する他端部から前記第2接続口までの距離は、前記他端部から前記一端部までの距離の四分の一より小さい、フィルターユニット。
  5. 液体を外部へ吐出する液体吐出ヘッドであって、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のフィルターユニットと、
    前記第1接続口および前記第2接続口に接続され、前記第1接続口および前記第2接続口を介して前記フィルターユニットから流入する液体を外部へと吐出するための開口を有する複数のノズルと、
    前記液体に外部に吐出するための動力を付与するエネルギー発生素子と、を備える、液体吐出ヘッド。
  6. 請求項5に記載の液体吐出ヘッドであって、
    前記複数のノズルは、前記第1接続口を介して前記フィルター室に接続された第1ノズルと、前記第2接続口を介して前記フィルター室に接続された第2ノズルと、を含み、
    前記エネルギー発生素子は、前記第1ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第1エネルギー発生素子と、前記第2ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第2エネルギー発生素子と、を含む、液体吐出ヘッド。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の液体吐出ヘッドであって、
    複数の前記フィルター室を備え、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における各前記フィルター室に配置された前記フィルターの最大幅は、各前記フィルター室に配置された前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きく、
    複数の前記フィルター室は、前記第2方向に沿って配置されている、液体吐出ヘッド。
  8. 液体吐出装置であって、
    請求項5から請求項7までのいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
    モーターを有し、前記液体吐出ヘッドから吐出された液体を受けるメディアを搬送する搬送機構と、を備える、液体吐出装置。
  9. 液体吐出装置であって、
    液体の流通が可能なフィルター室を構成する流路部材と、
    前記フィルター室の内部空間を液体の流通方向の上流側に位置する第1空間と下流側に位置する第2空間とに区画するフィルターと、
    前記フィルター室に接続され、前記フィルター室から流入する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記吐出される液体を受けるメディアを搬送するためのモーターと、を備え、
    前記フィルターは、鉛直方向に垂直な平面に交差するように配置され、
    前記流路部材の壁面のうち前記第2空間の壁面には、前記第2空間と前記液体吐出ヘッドとを接続させるための2つの開口である、第1接続口と第2接続口とが形成され、
    前記第1接続口と前記第2接続口とは、前記鉛直方向における位置が異なり、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記フィルターの面内方向のうち前記第1接続口から前記第2接続口に向かう方向である第1方向における前記フィルターの最大幅は、前記フィルターの面内方向のうち前記第1方向に直交する方向である第2方向における前記フィルターの最大幅より大きい、
    液体吐出装置。
  10. 請求項9に記載の液体吐出装置であって、
    前記壁面には、前記フィルターから離れる方向にくぼむ2つの凹部である、第1凹部と第2凹部とが形成され、
    前記壁面のうち前記第1凹部と前記第2凹部との間には、前記フィルターに近づく方向に突き出る凸部が形成され、
    前記第1接続口は、前記第1凹部の内に形成され、
    前記第2接続口は、前記第2凹部の内に形成され、
    前記凸部は、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1接続口と前記第2接続口との間を横切る方向に延びている、液体吐出装置。
  11. 請求項10に記載の液体吐出装置であって、
    前記凸部は、前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記横切る方向における前記凸部の一端部と他端部との間に、前記一端部と前記他端部とを結ぶ直線より、前記第1接続口に近い部分を有する、
    液体吐出装置。
  12. 請求項9から請求項11までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第1接続口側に位置する一端部から前記第1接続口までの距離は、前記一端部から前記フィルターの他端部までの距離の二分の一より小さい、液体吐出装置。
  13. 請求項9から請求項12までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記第1空間側から前記第2空間側を見た場合において、前記第1方向における前記フィルターの端部のうち前記第2接続口側に位置する他端部から前記第2接続口までの距離は、前記他端部から前記フィルターの一端部までの距離の四分の一より小さい、液体吐出装置。
  14. 請求項9から請求項13までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    複数の前記フィルター室を備え、
    複数の前記フィルター室は、前記第2方向に沿って配置されている、液体吐出装置。
  15. 請求項9から請求項14までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドは、前記液体を外部へと吐出するための開口を有するノズルと、前記液体に外部に吐出するための動力を付与するエネルギー発生素子と、を備え、
    前記ノズルは、前記第1接続口を介して前記フィルター室に接続された第1ノズルと、前記第2接続口を介して前記フィルター室に接続された第2ノズルと、を含み、
    前記エネルギー発生素子は、前記第1ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第1エネルギー発生素子と、前記第2ノズルから吐出される液体に前記動力を付与する第2のエネルギー発生素子と、を含む、液体吐出装置。
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