JP2020032504A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジ等の締付作業が行いやすい電動工具を提供する。【解決手段】工具10を取り付け可能な本体20と、本体20に取り付けられた工具10を回転駆動する駆動部30と、駆動部30を動作させる際に操作する操作部40と、駆動部30の動作時に生じる負荷を検知する負荷検知部50と、負荷検知部50で検知された負荷に応じて駆動部30の回転数の上限値を設定し、上限値に基づいて駆動部30の回転駆動を制御する制御部60と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に電動工具に関し、より詳細には、工具を取り付け可能な本体を備える電動工具に関する。
特許文献1には、モータの回転及び停止の制御を行うモータ制御手段と、モータの出力軸の締付トルクを推定するトルク推定手段とを備え、モータの回転力を利用して、ネジやボルト等の締付作業を行う締付工具が記載されている。この締付工具では、トルク推定手段でトルク変動率を求め、そのトルク変動率が、任意に定められる判定開始基準値を超えた後、約0以下となったときに、ネジ等の締付が完了したと判断して、モータ制御手段に停止指令を出力する。
特開2002−283248号公報
しかし、上記の締付工具では、ネジ等の締付が完了した場合にモータの回転を停止させることができるが、ネジ等の締付度合い(締付量)に応じて、モータの回転数を制御することは行われていない。したがって、上記の締付工具では、モータの回転数が大きく(速く)なり過ぎて、ネジ等の締付作業が行いにくい場合があった。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、ネジ等の締付作業が行いやすい電動工具を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電動工具は、工具を取り付け可能な本体と、駆動部と、操作部と、負荷検知部と、制御部と、を備える。前記駆動部は、前記本体に取り付けられた前記工具を回転駆動する。前記操作部は、前記駆動部を回転駆動させる際に操作する。前記負荷検知部は、前記駆動部の動作時に生じる負荷を検知する。前記制御部は、前記負荷検知部で検知された負荷に応じて前記駆動部の回転数の上限値を設定し、前記上限値に基づいて前記駆動部の回転動作を制御する。
本開示によれば、駆動部の回転数の上限値が負荷に応じて設定されるため、駆動部の回転数が大きくなりすぎることが低減され、ネジ等の締付作業が行いやすい、という利点がある。
図1は、実施形態に係る電動工具の概略構成を示すブロック図である。 図2は、同上の電動工具の概略構成を示す斜視図である。 図3は、同上の電動工具の動作を示すフローチャートである。 図4Aは、同上の電動工具におけるモータの電流値−時間の関係図である。図4Bは、同上の電動工具における駆動部先端の回転数−時間の関係図である。図4Cは、同上の電動工具におけるトリガースイッチのストローク−時間の関係図である。図4Dは、同上の電動工具を使用した場合のネジの締め付け状態を示す説明図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つにすぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、以下の実施形態において説明する図2は、模式的な図であり、図2中の各構成要素の大きさ及びその比は、必ずしも実際の大きさ及び寸法比を表しているとは限らない。
以下では、電動工具の上下及び前後の方向を、図2に図示されている上下及び前後の矢印を用いて規定して説明する。これらの矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているにすぎず、実体を伴わない。また、これらの方向は、電動工具の使用方向を限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
(1)構成
本実施形態に係る電動工具1は手持ち式又は可搬式であって、図1及び図2に示すように、本体20と、駆動部30と、操作部40と、負荷検知部50と、制御部60とを備えている。
本体20は、工具10が取り付け可能な取付部21を有している。工具10は、一例として、ネジを締め付けたりねじ込んだりするためのドライバビットである。工具10は、取付部21に取り外し可能に取り付けられる。本体20は、ハウジング22を備えている。ハウジング22は、第一本体部23と、第二本体部24と、グリップ部25と、を含む。第一本体部23は、駆動部30であるモータ31及び伝達機構11を収容する。第二本体部24は、電源部70である電池パック71を取付可能である電池パック取付部26を有する。グリップ部25は、第一本体部23と第二本体部24とを連結する。
駆動部30は、本体20に取り付けられた工具10を回転駆動する機能を有する。すなわち、駆動部30は取付部21を回転駆動することにより、取付部21とともに工具10を回転駆動する機能を有する。駆動部30はモータ31である。モータ31の回転軸部は伝達機構11に機械的に接続されている。伝達機構11には取付部21が機械的に接続されている。モータ31は回転軸部が通電により回転動作する。
操作部40は、駆動部30を動作させる際に操作する機能を有する。すなわち、操作部40は駆動部30に通電して動作させ、工具10を回転駆動させる際に操作する機能を有する。操作部40は、グリップ部25の長手方向の中心よりも上方に配置されている。操作部40は、グリップ部25の前面から露出するように配置されている。操作部40がグリップ部25に配置されていることで、作業者が手でグリップ部25を保持して電動工具1を使用する際に、操作部40を容易に操作することができる。操作部40の一例として、トリガースイッチ41などの押ボタンスイッチが挙げられる。トリガースイッチ41は、モータ31を制御する制御部60と電気的に接続されている。トリガースイッチ41は、操作量(押し込み量)に応じて操作信号が変化する、多段階スイッチ又は無段階スイッチ(可変抵抗器)である。
負荷検知部50は、駆動部30の動作時に生じる負荷を検知する機能を有する。すなわち、負荷検知部50は、駆動部30に通電して回転軸部を動作させている間に、駆動部30に生じる負荷を検知する機能を有する。本実施形態では、負荷検知部50は電流検知部51である。電流検知部51は電気回路であって、モータ31に流れる電流値を負荷として検知する。電流検知部51はモータ31と電気的に接続されている。また電流検知部51は制御部60と電気的に接続されているが、この場合、二系統で接続されている。第一の系統は、電流検知部51がモータ駆動部52を介して制御部60と電気的に接続されている。モータ駆動部52は、モータ31を駆動させるとともにモータ31の回転動力を変更させて回転軸部の回転数を調整する部分(電気回路)である。第二の系統は、電流検知部51がモータ駆動部52を介さずに制御部60と電気的に接続されている。
制御部60は、負荷検知部50で検知された負荷に応じて駆動部30の回転数の上限値を設定し、この上限値に基づいて駆動部30の回転動作を制御する機能を有する。制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、モータ31の動作を制御する。すなわち、制御部60は、モータ駆動部52を介してモータ31を制御するモータ制御部の機能を備える。また制御部60は、例えば、伝達機構(変速装置)11を制御して減速比を切り替えさせる変速制御部の機能を備えていてもよい。回転数検知部53は、モータ31の回転軸部の回転数を検知する機能を有する。回転数検知部53は、モータ31及び制御部60に電気的に接続されている電気回路である。
制御部60及びモータ駆動部52並びにモータ31には電源部70から電力が供給される。電源部70としては電池パック71が例示される。電池パック71は、充電可能な二次電池を含む。また、電池パック取付部26には、1種類の電池パック71のみが装着可能であってもよく、複数種類の電池パックが取付可能であってもよい。例えば、定格電圧及びバッテリ容量が互いに異なる複数種類の電池パックが取付可能であってよい。
(2)動作
次に、図3及び図4A〜図4Dを参照し、本実施形態の電動工具1を使用してネジ(木ネジ)をねじ込んでいく場合について説明する。
まず、図4DのネジN1のように、ネジN1の先端を部材100の表面に当てて、ネジN1を立てる。次に、電動工具1に取り付けた工具10の先端をネジN1の頭部の穴(締付駆動部)に差し込む。
次に、トリガースイッチ41を押し込んで電源部70から制御部60に通電する。ここで、トリガースイッチ41は引き込み量(ストローク)が最大となるように押し込まれる(図4C参照)。また制御部60には電源部70から突入電流が流れる。突入電流が制御部60からモータ駆動部52及び電流検知部51を介してモータ31に流れ、モータ31が動作を開始することによりモータ31の回転軸部が回転駆動し始める。そして、回転軸部の回転駆動が伝達機構11を介して取付部21に伝わって取付部21が回転駆動し、これに伴って工具10が回転駆動し始める。このトリガースイッチ41を操作してから突入電流が流れ終わるまでの間は、電流検知部51によるモータ31に流れる電流値の検知が行われていない。また、ネジN1はわずかに回転されて、ネジN2のように部材100にネジN2の先端が僅かに食い込んだ状態になる(図4D参照)。
次に、トリガースイッチ41を引き込んだ後、ある時間経過後に、電流検知部51によるモータ31へ入力される電流値の検知が開始される。ここで、ある時間経過後とは、例えば突入電流が流れ終わる時間であり、電流検知部51による電流値の検知が行われない時間(未検出時間)である。この時間(未検出時間)は予め実験等で求められており、制御部60に設定されている。本実施形態では、未検出時間は、0.15[s]である。また第1上限値E1(図4B参照)が制御部60によりモータ駆動部52に設定される。第1上限値E1は初期リミットであり、モータ31の動作初期における回転軸部の回転数の上限値である。本実施形態では、第1上限値E1は、500[rpm]である。そして、モータ31の回転軸部は第1上限値E1を回転数として回転し始める。上記のように突入電流の終了後に電流検知部51による電流検知が行われることで、トリガースイッチ41の操作直後に流れる突入電流の影響を排除しやすくでき、第1上限値E1が設定されないという不具合が生じにくくなる。
上記のように、モータ31の回転軸部が第1上限値E1を回転数として回転している間、電流検知部51によりモータ31に入力される電流値が検知されている。またモータ31の動作により工具10が回転駆動されて、ネジN2がネジN3の状態にまで部材100にねじ込まれる。ネジN2は部材100に徐々にねじ込まれていくため、ネジN2と部材100との摩擦が徐々に大きくなり、このため、電流検知部51による電流検知値は徐々に大きくなる(図4A参照)。そして、電流検知部51による電流検知値が制御部60に入力され、制御部60により、電流検知値を予め決められている所定値(第1判定値I1)と比較する判定が行われている。すなわち、制御部60は、モータ31に入力される電流値の大きさによりモータ31の負荷の程度を判定している。本実施形態では、第1判定値I1は4[A]である。
電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が第1判定値I1よりも小さい場合は、第1上限値E1が維持され、工具10が第1上限値E1の回転数で回転し続け、電流検知部51による入力電流の検知が継続される。逆に、電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が所定の第1判定値I1以上の場合は、ネジN3の状態になったと判断され、第2上限値E2が制御部60によりモータ駆動部52に設定される。第2上限値E2は第1上限値E1よりも大きい値である。すなわち、制御部60でモータ31に生じる負荷が大きくなったと判断され、その負荷に応じてモータ31の回転軸部の回転数が引き上げられる。なお、本実施形態では、第2上限値E2は、1000[rpm]である。
この後、モータ31の回転軸部は第2上限値E2を回転数として回転し始める。モータ31の回転軸部が第2上限値E2を回転数として回転している間、電流検知部51によりモータ31に入力される電流値が検知されている。またモータ31の動作により工具10が回転駆動されて、ネジN3がネジN4の状態にまで部材100にねじ込まれる。ネジN3は部材100に徐々にねじ込まれていくため、ネジN3と部材100との摩擦が徐々に大きくなり、このため、電流検知部51による電流検知値は徐々に大きくなる(図4A参照)。そして、電流検知部51による電流検知値が制御部60に入力され、制御部60により、電流検知値を予め決められている所定値(第2判定値I2)と比較する判定が行われている。本実施形態では、第2判定値I2は、8[A]である。
電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が第2判定値I2よりも小さい場合は、第2上限値E2が維持され、工具10が第2上限値E2の回転数で回転し続け、電流検知部51による入力電流の検知が継続される。逆に、電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が所定の第2判定値I2以上の場合は、ネジN4の状態になったと判断され、第3上限値E3が制御部60によりモータ駆動部52に設定される。第3上限値E3は第2上限値E2よりも大きい値である。すなわち、制御部60でモータ31に生じる負荷が大きくなったと判断され、その負荷に応じてモータ31の回転軸部の回転数が引き上げられる。なお、本実施形態では、第3上限値E3は、1500[rpm]である。
この後、モータ31の回転軸部は第3上限値E3を回転数として回転し始める。モータ31の回転軸部が第3上限値E3を回転数として回転している間、電流検知部51によりモータ31に入力される電流値が検知されている。またモータ31の動作により工具10が回転駆動されて、ネジN4がネジN5の状態にまで部材100にねじ込まれる。ネジN4は部材100に徐々にねじ込まれていくため、ネジN4と部材100との摩擦が徐々に大きくなり、このため、電流検知部51による電流検知値は徐々に大きくなる(図4A参照)。そして、電流検知部51による電流検知値が制御部60に入力され、制御部60により、電流検知値を予め決められている所定値(第3判定値I3)と比較する判定が行われている。本実施形態では、第3判定値I3は、14[A]である。
電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が第3判定値I3よりも小さい場合は、第3上限値E3が維持され、工具10が第3上限値E3の回転数で回転し続け、電流検知部51による入力電流の検知が継続される。逆に、電流検知部51で検知されたモータ31の入力電流の電流検知値が所定の第3判定値I3以上の場合は、ネジN5の状態になったと判断され、第4上限値E4が制御部60によりモータ駆動部52に設定される。第4上限値E4は第3上限値E3よりも大きい値である。すなわち、制御部60でモータ31に生じる負荷が大きくなったと判断され、その負荷に応じてモータ31の回転軸部の回転数が引き上げられる。なお、本実施形態では、第4上限値E4は、3000[rpm]である。
この後、モータ31の回転軸部は第4上限値E4を回転数として回転し始める。またモータ31の動作により工具10が回転駆動されて、ネジN5がネジN6の状態にまで部材100にねじ込まれる。そして、使用者がネジN6の状態になったと判断すると、トリガースイッチ41の押し込みを解除する。これにより、モータ駆動部52がモータ31への入力電流を停止するように制御部60より制御される(図4A参照)。モータ31への入力電流が停止されると、回転軸部の回転数が下がっていって回転が停止し、これに伴って工具10の回転駆動が停止される(図4B参照)。これにより、ネジN6の締め付けが終了する。
本実施形態の電動工具1では、トリガースイッチ41を押し込むように操作した後、トリガースイッチ41は、締め付けの終了時まで、最大の押し込み量で常に押し込まれている(図4C参照)。しかし、本実施形態では、モータ31に入力される電流を負荷として検知し(図4A参照)、この負荷に応じて、段階的にモータ31の回転数を上げていくように制御部60により制御している。したがって、急激なモータ31の回転数の上昇を低減することができ、使用者にとって想定していない反動が生じるのを少なくすることができる。特に、締め付けの最初の段階(図4DのネジN1の状態)では、ネジN1が不安定であり、トリガースイッチ41を一気に最大量押し込んで工具10を回転させると、ネジN1が倒れやすくて締め付けにくい。しかし、本実施形態では、締め付けの最初の段階では、低回転で工具10を回転させるために、ネジN1が倒れにくく、締め付けやすい。
従来のように、モータ31への入力電流に基づいて、制御部60によるモータ31の制御が行われていない場合、トリガースイッチ41を一気に最大量押し込むと、突入電流が発生した後、モータ31の入力電流が急激に上昇する(図4Aの破線参照)。この場合、モータ31の回転数も急激に上昇する(図4Bの破線参照)。したがって、締め付けの最初の段階(図4DのネジN1の状態)では、ネジN1が不安定であるため、従来では、締め付けにくい。また、モータ31への入力電流が急激に上昇しないように、トリガースイッチ41を徐々に押し込んでいく操作が行われるが、この場合は、指先の微妙な操作が必要となり、手間がかかる。本実施形態では、手間を軽減しながらネジの締め付けが行いやすい。
(3)変形例
上記の開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態においては、切替部61を備えることができる。この切替部61は、制御部60が上限値に基づいて駆動部30の回転駆動を制御する場合と、制御しない場合とを切り替える機能を有する。すなわち、切替部61は切り替えスイッチであって、オンにすると、制御部60によるモータ31に対する制御が行われるようにし、オフにすると、制御部60によるモータ31に対する制御が行われないように切り替える。切替スイッチがオフである場合、制御部60は、トリガースイッチ41が押し込まれる量に応じて、入力電流を変化させる。これにより、本実施形態は、上記のように、制御部60によるモータ31に対する制御を行う使い方と、従来のように、制御部60によるモータ31に対する制御を行わない使い方とを切り替えることができる。したがって、本実施形態は、使用者の好みにより、使い分けを行うことができる。切替部61は本体20の外面に露出して設けることができ、使用者が作業等に応じて切り替えるようにするのが好ましい。
また本実施形態は、ネジのねじ込みだけでなく、ネジの締め付け、ボルト又はナットの締め付けなどにも使用することが可能である。この場合、工具10をボルト又はナットの形状に適合したものに取り替えるようにする。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る電動工具(1)は、本体(20)と、駆動部(30)と、操作部(40)と、負荷検知部(50)と、制御部(60)とを備える。本体(20)は工具(10)を取り付け可能である。駆動部(30)は本体(20)に取り付けられた工具(10)を回転駆動する。操作部(40)は駆動部(30)を動作させる際に操作する。負荷検知部(50)は駆動部(30)の動作時に生じる負荷を検知する。制御部(60)は、負荷検知部(50)で検知された負荷に応じて駆動部(30)の回転数の上限値を設定し、上限値に基づいて駆動部(30)の回転動作を制御する。
この態様によれば、制御部(60)により駆動部(30)の回転数の上限値が負荷に応じて設定されるため、駆動部(30)の回転数が大きくなりすぎることが低減され、ネジ等の締め付け作業が行いやすい、という利点がある。
第2の態様に係る電動工具(1)は、第1の態様において、操作部(40)を操作してから、ある時間経過後に、負荷検知部(50)による負荷の検知を開始する。
この態様によれば、操作部(40)を操作した直後に発生する突入電流の影響を少なくして負荷検知部(50)による検知を行うことができ、駆動部(30)の回転数の上限値が設定されないという不具合を少なくできる、という利点がある。
第3の態様に係る電動工具(1)は、第1又は2の態様において、制御部(60)は、負荷検知部(50)で検知された第1負荷に応じて上限値として第1上限値を設定する。また制御部(60)は、第1上限値の設定後に負荷検知部(50)で検知された負荷であって第1負荷よりも大きい第2負荷に応じて第2上限値を設定する。第2上限値は、第1上限値よりも大きい。
この態様によれば、駆動部(30)で生じる負荷に応じて段階的に上限値を設定することができ、駆動部(30)の動作が急激に変化するのを低減して、工具(10)の回転駆動を安定して行うことができる、という利点がある。
第4の態様に係る電動工具(1)は、第1ないし3のいずれか一つの態様において、駆動部(30)はモータ(31)を含み、負荷検知部(50)は負荷としてモータ(31)に流れる電流を検知する。
この態様によれば、モータ(31)で生じる負荷を電流として検知することができ、負荷とほぼ比例的に変化する電流により、モータ(31)で生じる負荷を容易に検知することができる、という利点がある。
第5の態様に係る電動工具(1)は、第1ないし4のいずれか一つの態様において、制御部(60)が上限値に基づいて駆動部(30)の動作を制御する場合と、制御しない場合とを切り替える切替部(61)を更に備える。
この態様によれば、制御部(60)による駆動部(30)の動作を行うか否かを切替部(61)で切り替えることができ、容易に使い方を変更することができる、という利点がある。
1 電動工具
10 工具
20 本体
30 駆動部
31 モータ
40 操作部
50 負荷検知部
60 制御部
61 切替部

Claims (5)

  1. 工具を取り付け可能な本体と、
    前記本体に取り付けられた前記工具を回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部を回転動作させる際に操作する操作部と、
    前記駆動部の動作時に生じる負荷を検知する負荷検知部と、
    前記負荷検知部で検知された負荷に応じて前記駆動部の回転数の上限値を設定し、前記上限値に基づいて前記駆動部の回転動作を制御する制御部と、を備える、
    電動工具。
  2. 前記操作部を操作してから、ある時間経過後に、前記負荷検知部による前記負荷の検知を開始する、
    請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御部は、前記負荷検知部で検知された第1負荷に応じて前記上限値として第1上限値を設定し、前記第1上限値の設定後に前記負荷検知部で検知された負荷であって前記第1負荷よりも大きい第2負荷に応じて第2上限値を設定し、
    前記第2上限値は、前記第1上限値よりも大きい、
    請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記駆動部はモータを含み、
    前記負荷検知部は前記負荷として前記モータに流れる電流を検知する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記制御部が前記上限値に基づいて前記駆動部の回転動作を制御する場合と、制御しない場合とを切り替える切替部を更に備える、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電動工具。
JP2018162123A 2018-08-30 2018-08-30 電動工具 Active JP7113264B2 (ja)

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