JP2020031032A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周面が均一に発光しているように視認させることができる導光体(例えば、導光棒)を用いた車両用灯具を提供する。【解決手段】所定方向に延びた導光体20Aと、一端面から導光体20Aに入光し、他端面に向かって導光される光を発光する第1光源と、他端面から導光体20Aに入光し、導光体20Aの一端面に向かって導光される光を発光する第2光源と、を備える。導光体20Aの外周面は、正面側に配置される第1面21と、その反対側の背面側に配置される第2面22と、を含む。第1面21は、前記所定方向に直交する平面による断面が正面側に向かって凸の半円形状の面で、正面視で前記所定方向に延びて第1面21の外形を規定する一対の外形面を含む。第2面22は、導光体内を導光される第1光源からの光及び第2光源からの光を第1面21から出射させるための複数の構造物を含む。【選択図】図10

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に、外周面が均一に発光しているように視認させることができる導光体(例えば、導光棒)を用いた車両用灯具に関する。
従来、一端面及び他端面から入光した光源からの光が出射する外周面(側面)を備えた導光棒を用いた車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1(図1等)参照)。
欧州特許第1154198号明細書
しかしながら、本発明者が検討したところ、特許文献1に記載の車両用灯具においては、一端面及び他端面から入光した光源からの光を外周面から均一に出射させるのが難しく、高輝度領域と低輝度領域とが混在して輝度ムラが発生するため、外周面が均一に発光しているように視認させることが難しいことが判明した。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外周面が均一に発光しているように視認させることができる導光体(例えば、導光棒)を用いた車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの側面は、所定方向に延びた導光体と、前記導光体の一端面から前記導光体に入光し、前記導光体の他端面に向かって導光される光を発光する第1光源と、前記導光体の他端面から前記導光体に入光し、前記導光体の一端面に向かって導光される光を発光する第2光源と、を備え、前記導光体の外周面は、正面側に配置される第1面と、その反対側の背面側に配置される第2面と、を含み、前記第1面は、前記所定方向に直交する平面による断面が正面側に向かって凸の半円形状の面で、正面視で前記所定方向に延びて前記第1面の外形を規定する一対の外形面を含み、前記第2面は、前記導光体内を導光される前記第1光源からの光及び前記第2光源からの光を前記第1面から出射させるための複数の構造物を含むことを特徴とする。
この側面によれば、外周面が均一に発光しているように視認させることができる導光体(例えば、導光棒)を用いた車両用灯具を提供することができる。
これは、正面視で所定方向に延びて第1面の外形を規定する一対の外形面を設け、当該一対の外形面を相対的に明るく発光させることで、低輝度領域が補完される形となることによるものである。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記一対の外形面は、それぞれ、平坦面であり、車両前後方向に延びる基準軸に対して0度より大きく10度以下の角度範囲内の任意の角度傾斜した状態で配置されていることを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記第1面は、前記導光棒の一端面側の第1領域と、前記導光棒の他端面側の第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間の領域で、前記一端面から入光した第1光源からの光及び前記他端面から入光した第2光源からの光が出射する第3領域と、を含み、前記第1領域及び前記第2領域は、それぞれ、前記第1光源及び前記第2光源からの光を前記所定方向に直交する方向に拡散するように構成されており、前記第2面は、前記第1光源及び前記第2光源からの光を前記所定方向に拡散するように構成されていることを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記第1領域及び前記第2領域には、それぞれ、前記導光棒内部に向かって凸で前記所定方向に延びた複数のローレットが前記外周面の周方向に設けられており、前記第2面には、前記所定方向に直交する方向に延びた複数の三角柱形状のレンズカットが前記所定方向に設けられており、前記三角柱形状のレンズカットは、前記導光棒内部に向かって凸の2つの側面を含むことを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記導光棒の外周面は、前記第1面と前記第2面とを接続する一対の第3面をさらに含み、前記第1面は、正面側に向かって凸で前記所定方向に延びたシリンドリカル面であり、前記一対の第3面は、それぞれ、前記導光棒内部に向かって凸の曲面であることを特徴とする。
また、上記発明において、好ましい態様は、前記導光体は、導光棒又は導光板であることを特徴とする。
車両用灯具10の斜視図である。 (a)図1に示す導光棒20のA−A断面図、(b)B−B断面図である。 導光棒20の部分拡大斜視図である。 導光棒20の部分拡大斜視図である。 図4に示す導光棒20のXY平面による一部拡大断面図である。 図4に示す導光棒20のXY平面による一部拡大断面図である。 正面側から見た導光棒20の輝度分布を表す図である。 導光棒20の各断面A〜Eでの光の光路を表す概略図である。 図9は、図7に対して一対の外形面21c1、21c2(図9中の太線で描いた一対の外形発光領域A3、A4参照)を相対的に明るく発光させた例である。 一対の外形面21c1、21c2を相対的に明るく発光させるように構成された導光棒20Aの断面図である。 図10中の点線の円で囲った範囲の拡大図である。 導光棒20Aの変形例である。
以下、本発明の実施形態である車両用灯具10について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図1は、車両用灯具10の斜視図である。
図1に示す車両用灯具10は、例えば、ハイマウントストップランプであり、車両(図示せず)のルーフ後端部とバックウインドガラスの上端部との間に搭載される。なお、以下、説明の便宜のため、XYZ軸を定義する。X軸は車両前後方向に延びており、Y軸は車幅方向に延びており、Z軸は鉛直方向に延びている。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、導光棒20、第1光源30A、第2光源30B等を備える。車両用灯具10は、図示しないが、アウターレンズとハウジングとによって構成される灯室内に配置され、ハウジング等に取り付けられる。
導光棒20は、概ねY軸方向(本発明の所定方向に相当)に延びた長尺の導光体で、フランジ部25を含む。導光棒20は、フランジ部25をハウジング等にネジ止めすることで、ハウジング等に取り付けられる。
図2(a)は図1に示す導光棒20のA−A断面図、図2(b)はB−B断面図である。
図1、図2に示すように、導光棒20の外周面(側面)は、正面側に配置される第1面21と、その反対側の背面側に配置される第2面22と、第1面21と第2面22とを接続する上下一対の第3面23a、23bと、を含む。
第1面21は、XZ平面による断面が正面側に向かって凸の半円形状(図2参照)で、円柱軸が概ねY軸方向に延びたシリンドリカル面(図1参照)である。
図1に示すように、第1面21は、導光棒20の一端面24a側の第1領域21aと、導光棒20の他端面24b側の第2領域21bと、第1領域21aと第2領域21bとの間の領域で、一端面24aから入光した第1光源30Aからの光及び他端面24bから入光した第2光源30Bからの光が出射する第3領域21cと、を含む。以下、導光棒20のうち第1領域21a、第2領域21bが設けられている部分を、それぞれ、助走区間L21a、L21bともいう。また、導光棒20のうち第3領域21cが設けられている部分を、意匠区間L21cともいう。
図3は、導光棒20の部分拡大斜視図である。
第1領域21aは、当該第1領域21aに入射する第1光源30Aからの光を縦方向(図2中Z軸方向)に拡散するように構成されている。
具体的には、図3に示すように、第1領域21aには、導光棒20内部に向かって凸(例えば、XZ平面による断面が曲率半径R1の円弧)で、Y軸方向に延びた複数のローレット21a1(ローレットカット又はシリンドリカル面ともいう)が導光棒20の外周面の周方向に設けられている。図2(a)に示すように、導光棒20の一端面24aから入光した第1光源30Aからの光は、この複数のローレット21a1で内面反射されることで、主に、縦方向(図2中Z軸方向)に拡散される。また、複数のローレット21a1(ローレットカット又はシリンドリカル面ともいう)の間には、導光棒20内部に向かって凹(例えば、XZ平面による断面が曲率半径R2の円弧)で、Y軸方向に延びた複数の曲面21a2が設けられている。この曲面21a2により、ローレット21a1間に谷部(エッジ部)が形成されること、及び、当該谷部(エッジ部)から光が漏れ出ること、を抑制することができる。
同様に、第2領域21bは、当該第2領域21bに入射する第2光源30Bからの光を縦方向(図2中Z軸方向)に拡散するように構成されている。
具体的には、図示しないが、第2領域21bには、導光棒20内部に向かって凸(例えば、XZ平面による断面が曲率半径R1の円弧)で、Y軸方向に延びた複数のローレット21b1(ローレットカット又はシリンドリカル面ともいう)が導光棒20の外周面の周方向に設けられている。導光棒20の他端面24bから入光した第2光源30Bからの光は、この複数のローレット21b1で内面反射されることで、主に、縦方向(図2中Z軸方向)に拡散される。また、図示しないが、複数のローレット21b1(ローレットカット又はシリンドリカル面ともいう)の間には、導光棒20内部に向かって凹(例えば、XZ平面による断面が曲率半径R2の円弧)で、Y軸方向に延びた複数の曲面21b2が設けられている。この曲面21b2により、ローレット21b1間に谷部(エッジ部)が形成されること、及び、当該谷部(エッジ部)から光が漏れ出ること、を抑制することができる。
第2面22は、ZY平面に対して平行な平面である。
図4は、導光棒20の部分拡大斜視図である。
第2面22は、当該第2面22に入射する第1光源30A及び第2光源30Bからの光を横方向(図6中Y軸方向)に拡散するように構成されている。具体的には、第2面22は、次のように構成されている。
図4に示すように、第2面22は、導光棒20内を導光される第1光源30Aからの光及び第2光源30Bからの光を第3領域21cから出射させるための複数の構造物を含む。具体的には、第2面22には、XY平面による断面形状が略二等辺三角形で、Z軸方向に延びた複数の三角柱形状のレンズカット22aがY軸方向に設けられている。
図5は、図4に示す導光棒20のXY平面による一部拡大断面図である。
図5に示すように、各々の三角柱形状のレンズカット22aは、導光棒20内部に向かって凸(例えば、XY平面による断面が曲率半径R3の円弧)で、Z軸方向に延びた2つの側面22a1、22a2を含む。
導光棒20の一端面24aから入光した第1光源30Aからの光(及び他端面24bから入光した第2光源30Bからの光)は、各々の三角柱形状のレンズカット22a(2つの側面22a1、22a2)で内面反射されることで、主に、横方向(図6中Y軸方向)に拡散される。図6は、図4に示す導光棒20のXY平面による一部拡大断面図で、導光棒20の一端面24aから入光した第1光源30Aからの光(及び導光棒20の他端面24bから入光した第2光源30Bからの光)が、横方向(図6中Y軸方向)に拡散している様子を表す。
図2に示すように、上下一対の第3面23a、23bは、それぞれ、XZ平面による断面が導光棒20内部に向かって凸で、Y軸方向に延びた曲面である。これにより、上下一対の第3面23a、23bを、それぞれ、XZ平面による断面が導光棒20内部に向かって凹(図2(b)中、一点鎖線参照)で、Y軸方向に延びた曲面とする場合と比べ、第2面22(複数の三角柱形状のレンズカット22a)で内面反射されて第1面21(意匠区間L21c、すなわち、第3領域21c)から出射する光が増加する。
導光棒20の一端面24a、他端面24bは、例えば、XZ平面に対して平行な平面である。
第1光源30Aは、例えば、赤色LEDで(車両用灯具10をテールランプとして用いる場合)、その発光面(図示せず)が導光棒20の一端面24aに対向した状態で、ハウジング等に固定される。第1光源30Aは、導光棒20の一端面24aから導光棒20に入光し、導光棒20の他端面24bに向かって導光される光を発光する。なお、第1光源30Aの光軸は、Y軸方向に延びている。
第2光源30Bは、例えば、赤色LEDで(車両用灯具10をテールランプとして用いる場合)、その発光面(図示せず)が導光棒20の他端面24bに対向した状態で、ハウジング等に固定される。第2光源30Bは、導光棒20の他端面24bから導光棒20に入光し、導光棒20の一端面24aに向かって導光される光を発光する。なお、第2光源30Bの光軸は、Y軸方向に延びている。
上記構成の車両用灯具10においては、導光棒20の一端面24aから入光した第1光源30Aからの光(及び導光棒20の他端面24bから入光した第2光源30Bからの光)が、第1面21、第2面22、及び、上下一対の第3面23a、23bで内面反射されることで、導光棒20の他端面24b(及び導光棒20の一端面24a)に向けて導光される際、第1面21(助走区間L21a、L21b、すなわち、第1領域21a、第2領域21b)に設けられた複数のローレット21a1で内面反射されて縦方向(図2中Z軸方向)に拡散し、かつ、第2面22に設けられた複数の三角柱形状のレンズカット22a(導光棒20内部に向かって凸の2つの側面22a1、22a2)で内面反射されて横方向(図6中Y軸方向)に拡散し、このように縦方向及び横方向に拡散した第1光源30Aからの光(及び第2光源30Bからの光)の一部が導光棒20の第1面21(意匠区間L21c、すなわち、第3領域21c)から出射する。
図7は、正面側から見た導光棒20の輝度分布を表す図である。図7中、黒く塗りつぶされた領域A1は相対的に輝度が高い高輝度領域(以下、高輝度領域A1という)を表し、白い領域A2は相対的に輝度が低い領域(以下、低輝度領域A2という)を表す。低輝度領域A2のZ軸方向の最大幅L1は、2mm程度である。なお、導光棒20の直径L2は、7mm程度である。
本発明者が検討したところ、上記構成の導光棒20においては、図7に示すように、高輝度領域A1と低輝度領域A2とが混在して輝度ムラが発生するため、外周面、すなわち、第1面21(第3領域21c)が均一に発光しているよう視認させることができないことが判明した。
図8は、導光棒20の各断面A〜Eでの光の光路を表す概略図である。
輝度ムラが発生する理由は、例えば、図8に示すように、導光棒20内に入光した第2光源30Bからの光(導光棒20内に入光した第1光源30Aからの光も同様)のうち相対的に強度が強い光(例えば、半値角内の光)が、導光棒20内で内面反射され、断面ごとに異なる方向に出射するためである。
例えば、図8中、a−a断面とb−b断面との間の断面(例えば、断面A)においては、導光棒20内に入光した第2光源30Bからの光のうち相対的に強度が強い光は、主に、正面方向に出射される。また、図8中、b−b断面とc−c断面との間の(例えば、断面B)においては、導光棒20内に入光した第2光源30Bからの光のうち相対的に強度が強い光は、主に、正面方向に対して下向きの方向に出射される。他の断面C〜E等においても同様である。
以上のように導光棒20内に入光した第2光源30Bからの光(導光棒20内に入光した第1光源30Aからの光も同様)のうち相対的に強度が強い光(例えば、半値角内の光)が、導光棒20内で内面反射され、断面ごとに異なる方向に出射する結果、図7に示すように、高輝度領域A1と低輝度領域A2とが混在して輝度ムラが発生する。
本発明者は、上記輝度ムラを改善すべく鋭意検討した結果、図9に示すように、第1面21(第3領域21c)の外形を規定する一対の外形面21c1、21c2を設け、当該一対の外形面21c1、21c2を相対的に明るく発光させると(図9中の太線で描いた一対の外形発光領域A3、A4参照)、低輝度領域A2が補完される形となり、第1面21(第3領域21c)が均一に発光しているように視認させることができることを見出した。図9は、図7に対して一対の外形面21c1、21c2(図9中の太線で描いた一対の外形発光領域A3、A4参照)を相対的に明るく発光させた例である。以下、一対の外形面21c1、21c2を設けた導光棒20のことを導光棒20Aという。
以下、一対の外形面21c1、21c2を相対的に明るく発光させるための構成例について説明する。
図10は、一対の外形面21c1、21c2を相対的に明るく発光させるように構成された導光棒20Aの断面図である。
図10に示す導光棒20Aは、図2(b)に示す導光棒20と比べ、第1面21(第3領域21c)が、一対の外形面21c1、21c2を含む点が相違する。それ以外、図2(b)に示す導光棒20と同様である。以下、図10に示す導光棒20Aについて、相違点を中心に説明する。
一対の外形面21c1、21c2は、それぞれ、正面視で概ねY軸方向(図10中紙面に直交する方向)に延びて第1面21(第3領域21c)の外形を規定する。
図10に示すように、一方の外形面21c1は、XZ平面による断面において、第1面21(第3領域21c)の一端側(図10中、幅L3の範囲)に配置されている。一方の外形面21c1の幅L3は、例えば、0.2mmである。一方の外形面21c1は、平面又は平面状の面(以下、平坦面という)であり、車両前後方向に延びる基準軸AXに対して角度θ1傾斜した状態で配置されている。角度θ1は、例えば、0度より大きく10度以下の角度範囲内の任意の角度である。
他方の外形面21c2は、XZ平面による断面において、第1面21(第3領域21c)の他端側(図10中、幅L4の範囲)に配置されている。他方の外形面21c2の幅L4は、例えば、0.2mmである。他方の外形面21c2は、平坦面であり、基準軸AXに対して角度θ2傾斜した状態で配置されている。角度θ2は、例えば、0度より大きく10度以下の角度範囲内の任意の角度である。なお、角度θ1と角度θ2は、同じ場合もあるし、異なる場合もある。
図11は、図10中の点線の円で囲った範囲の拡大図である。
上記構成の車両用灯具10においては、上記のように、第1面21、第2面22、及び、上下一対の第3面23a、23bで内面反射されることで導光棒20Aの他端面24b(及び導光棒20の一端面24a)に向けて導光される第1光源30Aからの光(及び第2光源30Bからの光)の一部が、導光棒20Aの第1面21(意匠区間L21c、すなわち、第3領域21c)から出射する。
その際、一対の外形面21c1、21c2が平坦面であるため、導光棒20Aの一端面24aから入光した第1光源30Aからの光は、一対の外形面21c1、21c2で内面反射されることでより遠方まで導光される。導光棒20Aの他端面24bから入光した第2光源30Bからの光も同様である。
以上のように導光棒20A内を導光される第1光源30Aからの光(及び第2光源30Bからの光)のうち、主に、第2面22(複数の三角柱形状のレンズカット22a)で内面反射された光Ray1a(図10参照)が第1面21(第3領域21c)から屈折して出射することで、図9に示すように、概ねY軸方向に延びる高輝度領域A1が形成される。
また、導光棒20A内を導光される第1光源30A(及び第2光源30B)からの光のうち、主に、第3面23aで内面反射された光Ray1b(図10、図11参照)が一方の外形面21c1から屈折して出射することで、図9に示すように、概ねY軸方向に延びる相対的に明るい(輝度が高い)一方の外形発光領域A3が形成される。なお、一方の外形発光領域A3の幅L5(図9、図10参照)は、一方の外形面21c1の基準軸AXに対する角度θ1を調整することで調整することができる。
同様に、導光棒20A内を導光される第1光源30A(及び第2光源30B)からの光のうち、主に、第3面23bで内面反射された光Ray1c(図10参照)が他方の外形面21c2から出射することで、図9に示すように、概ねY軸方向に延びる相対的に明るい(輝度が高い)他方の外形発光領域A4が形成される。なお、他方の外形発光領域A4の幅L6(図9、図10参照)は、他方の外形面21c2の基準軸AXに対する角度θ2を調整することで調整することができる。
なお、一対の外形面21c1、21c2が発光する明るさ(輝度)は、例えば、上下一対の第3面23a、23bの形状(例えば、曲率)を調整することで調整することができる。例えば、所定のシミュレーションソフトウエアを用いて、上下一対の第3面23a、23bの形状(例えば、曲率)を変更(調整)し、変更するごとに、外周面である第1面21(第3領域21c)が均一に発光しているように見えるかどうかを確認することで、外周面である第1面21(第3領域21c)が均一に発光しているように視認させることができる条件(例えば、上下一対の第3面23a、23bの形状(例えば、曲率))を見出すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、外周面である第1面21(第3領域21c)が均一に発光しているように視認させることができる導光棒20Aを用いた車両用灯具10を提供することができる。
これは、正面視でY軸方向に延びて第1面21(第3領域21c)の外形を規定する一対の外形面21c1、21c2を設け、当該一対の外形面21c1、21c2を相対的に明るく発光させることで、低輝度領域A2が補完される形となることによるものである。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、本発明の車両用灯具をハイマウントストップランプに適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、ヘッドランプ、リッドランプ(バックドアやトランク等の可動部に取り付けられるランプ)、室内灯等、自動車灯具全般に本発明の車両用灯具を適用してもよい。
また、上記実施形態では、図10に示すように、本発明の車両用灯具を断面がイチョウ形の導光棒20Aを用いた車両用灯具10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、図12に示すように、断面が円状の一般的な導光棒を用いた車両用灯具に本発明の車両用灯具を適用してもよい。図12は、導光棒20Aの変形例である。
また、上記実施形態では、図10に示すように、本発明の車両用灯具を導光棒20Aを用いた車両用灯具10に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、図示しないが、導光板等の導光体を用いた車両用灯具に本発明の車両用灯具を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第1領域21a、第2領域21bを設けた例について説明したが、これに限らない。例えば、第1領域21a、第2領域21bは省略してもよい。例えば、第1領域21a、第2領域21bが省略された上記従来技術の導光棒、その他の導光棒に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第2面22のレンズカットとして、導光棒20A内部に向かって凸(例えば、XY平面による断面が曲率半径R3の円弧)で、Z軸方向に延びた2つの側面22a1、22a2を含む三角柱形状のレンズカット22aを用いた例について説明したが、これに限らない。すなわち、第2面22のレンズカットは、導光棒20A内を導光される第1光源30Aからの光及び第2光源30Bからの光を第3領域21cから出射させるための複数の構造物であればよく、例えば、上記従来技術の導光棒、その他の導光棒で用いられる一般的なレンズカットを用いてもよい。
上記各実施形態で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記各実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…車両用灯具、20、20A、20B…導光棒、21…第1面、21a…第1領域、21a1…ローレット、21a2…曲面、21b…第2領域、21b1…ローレット、21b2…曲面、21c…第3領域、21c1、21c2…一対の外形面、22…第2面、22a…レンズカット、22a1、22a2…側面、23a、23b…第3面、24a…一端面、24b…他端面、30A…第1光源、30B…第2光源

Claims (6)

  1. 所定方向に延びた導光体と、
    前記導光体の一端面から前記導光体に入光し、前記導光体の他端面に向かって導光される光を発光する第1光源と、
    前記導光体の他端面から前記導光体に入光し、前記導光体の一端面に向かって導光される光を発光する第2光源と、を備え、
    前記導光体の外周面は、正面側に配置される第1面と、その反対側の背面側に配置される第2面と、を含み、
    前記第1面は、前記所定方向に直交する平面による断面が正面側に向かって凸の半円形状の面で、正面視で前記所定方向に延びて前記第1面の外形を規定する一対の外形面を含み、
    前記第2面は、前記導光体内を導光される前記第1光源からの光及び前記第2光源からの光を前記第1面から出射させるための複数の構造物を含む車両用灯具。
  2. 前記一対の外形面は、それぞれ、平坦面であり、車両前後方向に延びる基準軸に対して0度より大きく10度以下の角度範囲内の任意の角度傾斜した状態で配置されている請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1面は、前記導光棒の一端面側の第1領域と、前記導光棒の他端面側の第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間の領域で、前記一端面から入光した第1光源からの光及び前記他端面から入光した第2光源からの光が出射する第3領域と、を含み、
    前記第1領域及び前記第2領域は、それぞれ、前記第1光源及び前記第2光源からの光を前記所定方向に直交する方向に拡散するように構成されており、
    前記第2面は、前記第1光源及び前記第2光源からの光を前記所定方向に拡散するように構成されている請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第1領域及び前記第2領域には、それぞれ、前記導光棒内部に向かって凸で前記所定方向に延びた複数のローレットが前記外周面の周方向に設けられており、
    前記第2面には、前記所定方向に直交する方向に延びた複数の三角柱形状のレンズカットが前記所定方向に設けられており、
    前記三角柱形状のレンズカットは、前記導光棒内部に向かって凸の2つの側面を含む請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記導光棒の外周面は、前記第1面と前記第2面とを接続する一対の第3面をさらに含み、
    前記第1面は、正面側に向かって凸で前記所定方向に延びたシリンドリカル面であり、
    前記一対の第3面は、それぞれ、前記導光棒内部に向かって凸の曲面である請求項3又は4に記載の車両用灯具。
  6. 前記導光体は、導光棒又は導光板である請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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