以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザの自宅及び、ユーザへの荷物(物品)を配送する移動体のうちいずれか一方の端末装置10から取得したコンテキストに関する情報(コンテキスト情報)に基づいて、提供するサービス(以下「提供サービス」ともいう)を決定する。なお、以下では、ユーザが利用する端末装置10を「第1端末装置10−1」とし、移動体である配送車に搭載される端末装置10を「第2端末装置10−2」と記載する場合がある。また、第1端末装置10−1と第2端末装置10−2とを特に区別せずに説明する場合は、端末装置10と記載する。
〔情報処理システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、第1端末装置10−1と、第2端末装置10−2と、情報処理装置100とが含まれる。第1端末装置10−1と、第2端末装置10−2と、情報処理装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した情報処理システム1には、複数台の第1端末装置10−1や、複数台の第2端末装置10−2や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
第1端末装置10−1は、ユーザによって利用される情報処理装置(コンピュータ)である。第1端末装置10−1は、ユーザによって利用されるユーザ端末(携帯端末)である。第1端末装置10−1は、例えば、スマートフォンや、スマートスピーカや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。例えば、第1端末装置10−1は、スピーカ(音声出力部)を有するユーザ端末(携帯端末)であってもよい。
図1は、第1端末装置10−1がスマートスピーカである場合を示す。例えば、第1端末装置10−1である第1端末装置TM1−1は、図1に示すユーザU1が利用する第1端末装置10−1に対応する。このように、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU1」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U1」により識別されるユーザである。例えば、ユーザU1は、第1端末装置TM1−1を用いて、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
図1の例では、第1端末装置10−1は、ユーザU1が居住する住宅である自宅HM1に配置されたスマートスピーカである場合を示す。また、第1端末装置10−1は、人感センサの機能を有し、配置された自宅HM1における人の在不在を示すセンサ情報(コンテキスト情報)を検知する。また、第1端末装置10−1は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。
また、端末ID「TM1−1」により識別される第1端末装置10−1は、ユーザU1により利用される端末装置10であり、上記のように第1端末装置TM1−1や端末装置TM1−1と記載する場合がある。このように、各第1端末装置10−1を区別して説明する場合、「第1端末装置」や「端末装置」の末尾に端末ID(TM1−1等)を付加した記載とする。各第1端末装置10−1について、特に区別なく説明する場合には、単に「第1端末装置10−1」と記載する。
また、以下では、ユーザが利用する第1端末装置10−1とそのユーザとは互いに読み替えられてもよい。例えば、「ユーザU1」と記載した場合、ユーザU1が利用する第1端末装置10−1である「第1端末装置TM1−1」と読み替えられてもよい。「第1端末装置TM1−1」と記載した場合、第1端末装置TM1−1を利用するユーザである「ユーザU1」と読み替えられてもよい。
第2端末装置10−2は、配送業者の配送車等の移動体に配置される情報処理装置(コンピュータ)である。第2端末装置10−2は、配送業者の配送車等の移動体に搭載される配送業者端末である。すなわち、第2端末装置10−2は、移動体により物品を配送する配送担当者等よって利用される配送業者端末である。例えば、第2端末装置10−2は、車載用のスマートスピーカ等により実現される。なお、第2端末装置10−2は、移動体に配置されたスマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等であってもよい。例えば、第2端末装置10−2は、スピーカ(音声出力部)を有する配送業者端末であってもよい。
図1は、第2端末装置10−2がスマートスピーカである場合を示す。例えば、第2端末装置10−2である第2端末装置TM2−1は、図1に示す配送担当者M1が利用する第2端末装置10−2に対応する。このように、「配送担当者M*(*は任意の数値)」と記載した場合、その配送担当者は配送担当者ID「M*」により識別される配送担当者であることを示す。例えば、「配送担当者M1」と記載した場合、その配送担当者は配送担当者ID「M1」により識別される配送担当者である。例えば、配送業者である事業者EP1の従業員である配送担当者M1は、第2端末装置TM2−1を用いて、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
また、端末ID「TM2−1」により識別される第2端末装置10−2は、配送担当者M1により利用される端末装置10であり、上記のように第2端末装置TM2−1や端末装置TM2−1と記載する場合がある。このように、各第2端末装置10−2を区別して説明する場合、「第2端末装置」や「端末装置」の末尾に端末ID(TM2−1等)を付加した記載とする。各第2端末装置10−2について、特に区別なく説明する場合には、単に「第2端末装置10−2」と記載する。
また、以下では、配送担当者が利用する第2端末装置10−2とその配送担当者とは互いに読み替えられてもよい。例えば、「配送担当者M1」と記載した場合、配送担当者M1が利用する第2端末装置10−2である「第2端末装置TM2−1」と読み替えられてもよい。「第2端末装置TM2−1」と記載した場合、第2端末装置TM2−1を利用する配送担当者である「配送担当者M1」と読み替えられてもよい。
また、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10は、種々のコンテキス情報を収集し、情報処理装置100へ送信する。端末装置10は、種々のセンサにより検知された情報(以下、「センサ情報」ともいう)を、コンテキス情報として収集する。端末装置10は、種々のセンサを含むセンサ部を備える。また、端末装置10は、GPS(Global Positioning System)センサ等の位置センサの機能を有し、位置を検知し、取得可能であるものとする。また、端末装置10は、通信を行っている基地局の位置情報や、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)の電波を用いて位置を推定し、位置情報を取得してもよい。なお、以下では位置情報を単に「位置」と記載する場合がある。
また、端末装置10は、マイク等の音を検知する音センサを有する。例えば、端末装置10は、音センサにより、端末装置10の周囲における音声を検知する。例えば、端末装置10は、周囲の音を検知し、検知した音に応じて種々の処理を行うデバイス(音声アシスト端末)であってもよい。例えば、端末装置10は、ユーザや配送担当者の発話者の発話に対して、処理を行う端末装置である。例えば、端末装置10は、発話に限らず、端末装置10の周囲の環境音等を収集する。なお、端末装置10は、上記に限らず、種々のセンサを有してもよい。例えば、端末装置10は、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、圧力センサ、近接センサ、ニオイや汗や心拍や脈拍や脳波等の生体情報を取得するためのセンサ等の種々のセンサを有してもよい。そして、端末装置10は、各種センサにより検知された種々のセンサ情報を情報処理装置100に送信してもよい。
また、端末装置10は、音声認識の機能を有してもよい。また、端末装置10は、音声認識サービスを提供する音声認識サーバから情報を取得可能であってもよい。この場合、情報処理システム1は、音声認識サーバが含まれてもよい。例えば、端末装置10や音声認識サーバが、種々の従来技術を適宜用いて発話者の発話を認識したり、発話した発話者を推定したりする。
また、端末装置10は、画像センサ等を有してもよい。例えば、端末装置10は、赤外線センサや人感センサや温度センサや気圧センサ等の種々の機能を有し、温度や気圧等の端末装置10の周囲の環境に関するセンサ情報を検知し、取得可能であってもよい。また、端末装置10は、情報処理装置100に種々の情報等を送信する。例えば、端末装置10は、位置情報等の種々のセンサ情報を情報処理装置100へ送信する。
情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する情報処理装置である。すなわち、情報処理装置100は、所定の対象に提供する提供サービスを決定する決定装置である。また、情報処理装置100は、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかからコンテキスト情報を取得する。なお、情報処理装置100は、種々の従来技術を適宜用いて発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話と、ユーザ情報記憶部121(図4参照)等に記憶された音声とを用いて、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話の音声情報と、ユーザ情報記憶部121に記憶された各ユーザの音声情報とを比較することにより、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。また、情報処理装置100は、端末装置10から発話を行ったユーザを識別する情報を発話情報とともに取得してもよい。
また、情報処理システム1には、図示を省略するが情報処理装置100等に種々の情報を提供する情報提供装置が含まれてもよい。例えば、情報提供装置は、いわゆる広く開かれた利用が許可されているデータであるオープンデータを情報処理装置100へ提供する情報処理装置である。例えば、情報提供装置は、各自治体が管理し、自治体が保有するデータをオープンデータとして外部に提供する情報処理装置であってもよい。また、例えば、情報提供装置は、気象庁が管理するサーバ等の種々の情報処理装置であってもよい。情報提供装置は、利用が許可されているデータ(情報)であれば、上記に限らず、道路情報等の交通に関するオープンデータや天気や気温等の気象に関するオープンデータや地理空間情報、防災・減災情報、調達情報、統計情報等の種々のオープンデータを提供してもよい。情報処理装置100は、情報提供装置から種々の情報を取得してもよい。
ここから、図1を用いて、情報処理の流れについて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。具体的には、図1は、ユーザに関するコンテキストに基づいて、宅配サービスを提供する事業者に提供するサービスを決定する決定処理、及び宅配サービスを提供する移動体に関するコンテキストに基づいて、ユーザに提供するサービスを決定する決定処理を含む情報処理の一例を示す図である。
まず、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストに基づいて、情報処理装置100がユーザに宅配サービスを提供する事業者に提供するサービスを決定する場合について説明する。図1の例では、ユーザU1が居住する自宅HM1に関するコンテキストに基づいて、情報処理装置100が事業者EP1の従業員である配送担当者M1に提供するサービスを決定する場合を示す。具体的には、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキストに基づいて、情報処理装置100が自宅HM1に移動体C1を用いて物品を配送する配送担当者M1に提供するサービスを決定する場合を示す。
図1の例では、マップ情報MP1に示すユーザU1の自宅HM1にユーザU1が位置している、すなわち自宅HM1にユーザU1が在宅である場合を示す。また、図1では、第1端末装置TM1−1が宅用のスマートスピーカであり、自宅HM1には第1端末装置TM1−1が配置されている場合を示す。第1端末装置TM1−1は、人感センサ等により検知されたセンサ情報に基づく、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。第1端末装置TM1−1は、種々のセンサにより、センサ情報を検知し、コンテキスト情報として情報処理装置100へ送信する。また、第1端末装置TM2−1は、位置センサにより検知した位置情報を情報処理装置100へ送信する。
また、図1の例では、マップ情報MP1に示す配送車(自動車)である移動体C1に配送担当者M1が乗車し、物品の配送の為に移動している場合を示す。また、図1では、第2端末装置TM2−1が車載用のスマートスピーカであり、移動体C1には第2端末装置TM2−1が配置されている場合を示す。第2端末装置TM2−1は、位置情報(センサ情報)等の種々のコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。第2端末装置TM2−1は、種々のセンサにより、センサ情報を検知し、情報処理装置100へ送信する。また、第1端末装置TM2−1は、位置センサにより検知した位置情報を情報処理装置100へ送信する。なお、図1の例では位置情報を、位置情報LC60等の抽象的な符号で図示するが、位置情報は、具体的な緯度や経度を示す情報(緯度経度情報)等であってもよい。また、以下、「位置情報LC*(*は任意の数値等の文字列)」を「位置LC*」と記載する場合がある。例えば、「位置LC60」と記載した場合、その位置は位置情報LC60に対応する位置であることを示す。
まず、図1の例では、ユーザU1が自宅HM1の位置LC11に位置する。すなわち、ユーザU1が自宅HM1に在宅中である。図1の例では、配達担当者M1によるユーザU1への物品(飲料水DW1)の配送予定時間(「日時dt1−6」とする)よりも前の時間(日時dt1−5)に自宅HM1内に位置する。例えば、情報処理装置100は、第2端末装置TM10−2から収集した各物品の配送予定時間に関する情報を記憶部120(図3参照)に記憶する。例えば、第1端末装置TM1−1は、人感センサ等により、日時dt1−5において自宅HM1に人が在宅であることを示すコンテキスト情報(センサ情報)を検知する。図1の例では、第1端末装置TM1−1は、画像センサ等により、日時dt1−5において自宅HM1にいる人がユーザU1であることを示すコンテキスト情報(センサ情報)を検知する。
第1端末装置TM1−1は、日時dt1−5における自宅HM1にユーザU1がいることを示すコンテキストに関する情報(コンテキスト情報)を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1から自宅HM1における人の在不在に関するコンテキスト情報を取得する(ステップS11)。
ここでいう、コンテキストは、例えば、ユーザが居住する住宅や移動体の状況を示す情報である。例えば、コンテキストは、端末装置10の周囲の状況や端末装置10の周囲の環境(背景)に基づいて推定される端末装置10の周囲の状況を意味する。
例えば、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストは、居住やその居住に居住するユーザの状況に基づく居住の種々の状況を含む概念であってもよい。図1の例では、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストは、その居住にユーザが位置するか否かの状況を示す場合を一例として説明する。この場合、ユーザが居住する住宅に関するコンテキスト情報は、その居住にユーザが位置するか否かの状況を示す情報である。
なお、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストには、そのユーザに関するコンテキストが含まれてもよい。ユーザに関するコンテキストは、ユーザやそのユーザが利用する端末装置10の状況やユーザや端末装置10の環境(背景)に基づくユーザの種々の状況を含む概念であってもよい。また、ユーザに関するコンテキスト情報には、ユーザの行動予定を示す情報(スケジュール情報)や、ユーザや第1端末装置10−1の位置を示す位置情報や、時間帯等を示す時刻情報や、天候を示す気象情報等のユーザが置かれた物理環境を示す情報が含まれる。また、ユーザに関するコンテキスト情報には、ユーザが置かれた社会環境、ユーザに提供されるコンテンツの内容、ユーザが反応したコンテンツの内容、ユーザの属性、ユーザの感情等の種々の情報が含まれてもよい。また、例えば、ユーザに関するコンテキスト情報は、ユーザが利用する端末装置10の通信状態や表示する情報等が含まれる。このように、ユーザに関するコンテキスト情報は、ユーザが置かれている状況を示す種々の情報が含まれてもよい。なお、上記は一例であり、ユーザに関するコンテキスト情報には、上記に限らず、種々の情報が含まれてもよい。
また、情報処理装置100は、種々の情報を用いて、コンテキストを推定してもよい。情報処理装置100は、ユーザの位置情報やスケジュール情報等に限らず、ユーザが居住する住宅に関する種々の情報を用いて、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、第1端末装置10−1が検知した発話等の音声情報を変換した文字情報を、形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、ユーザが居住する住宅に関するコンテキストや具体的な状況を推定してもよい。
図1の例では、第1端末装置TM1−1は、日時dt1−5においてユーザU1が自宅HM1に在宅であることを示すコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、配達担当者M1によるユーザU1への物品の配送完了前の時間(日時dt1−5)において、第1端末装置TM1−1から自宅HM1の在不在を示すコンテキスト情報を取得する。
図1の例では、情報処理装置100は、日時dt1−5において、ユーザU1が自宅HM1に在宅であることを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。すなわち、情報処理装置100は、日時dt1−5において、ユーザU1が自宅HM1の位置LC11に位置することを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。
そして、情報処理装置100は、提供サービスを決定する(ステップS12)。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1の自宅HM1における人の在不在に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。情報処理装置100は、ユーザU1への飲料水DW1の配送予定時間である日時dt1−6より前の日時dt1−5での、ユーザU1の自宅HM1における人の在不在に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、配送情報記憶部124に記憶された配送情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。
図1に示す配送情報記憶部124中の「配送担当者ID」は、配送担当者を識別するための識別情報を示す。図1に示す配送情報記憶部124中の「配送物#1」、「配送物#2」等は、対応する配送担当者が配送を担当する物品(配送物)を示す。図1に示す配送情報記憶部124中の「配送スケジュール」は、対応する配送担当者による配送物の配送スケジュールを示す。図1の例では、情報処理装置100は、配送情報記憶部124に示すように、ユーザU1への配送する飲料水DWの配送担当者が配送担当者M1であるため、提供サービスの提供先を配送担当者M1に決定する。
そして、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1を利用する配送担当者M1に提供する提供サービスを決定する。情報処理装置100は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報に基づいて、配送担当者M1に提供する提供サービスを決定する。情報処理装置100は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を用いた在不在通知を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。情報処理装置100は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を用いた情報提供を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。
例えば、情報処理装置100は、自宅HM1に人が在宅であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、自宅HM1に人がいることを示す情報の提供を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。また、例えば、情報処理装置100は、自宅HM1に人が不在であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、自宅HM1に人がいないことを示す情報の提供を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。なお、情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時が自宅HM1への配達完了後(例えば日時dt1−6等)である場合、配送担当者M1に自宅HM1の在不在の通知サービスを提供しないと決定してもよい。
そして、情報処理装置100は、配送担当者M1への提供サービスにおいて、配送担当者M1に提供する情報を決定する(ステップS13)。図1の例では、情報処理装置100は、日時dt1−6よりも前の日時dt1−5における自宅HM1にユーザU1が在宅であることを示すコンテキスト情報に基づいて、配送担当者M1に提供する情報を決定する。情報処理装置100は、日時dt1−5における自宅HM1にユーザU1が在宅であることを示すコンテキスト情報に基づいて、自宅HM1に人が在宅であることを示す提供情報INF1を、配送担当者M1に提供する情報に決定する。
そして、情報処理装置100は、提供情報INF1を配送担当者M1に提供する(ステップS14)。図1の例では、情報処理装置100は、提供情報INF1を配送担当者M1が利用する第2端末装置TM2−1に送信する。
情報処理装置100から提供情報INF1を受信した第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を出力する(ステップS15)。例えば、第2端末装置TM2−1は、取得した提供情報INF1を音声出力する。図1の例では、第2端末装置TM2−1は、ユーザU1の自宅HM1に人が在宅であることを示す提供情報INF1を音声出力する。例えば、第2端末装置TM2−1は、「ユーザU1さんは現在在宅中です。」等の提供情報INF1を音声出力する。なお、提供情報INF1は、自宅HM1に人が在宅であることが配送担当者M1等に伝達可能であれば、どのような態様の情報であってもよい。例えば、提供情報INF1は、第2端末装置TM2−1が表示可能な文字情報であってもよい。この場合、第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を所定の画面に表示(出力)してもよい。そして、第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を所定の画面に表示したことを示すアラーム音等を出力してもよい。
このように、情報処理装置100は、ユーザU1が居住する自宅HM1に関するコンテキストに基づいて、配送担当者M1への提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて配送担当者M1等への提供サービスを適切に決定することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。図1の例では、情報処理装置100から提供情報INF1の情報提供サービスを受けた配送担当者M1等は、ユーザU1が居住する自宅HM1における人の在不在を把握できるため、配送スケジュールの判断を適切に行うことができる。
次に、ユーザへの物品を配送する移動体に関するコンテキストに基づいて、ユーザに提供するサービスを決定する場合について説明する。図1の例では、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1が配置された移動体C1に関するコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供するサービスを決定する場合を示す。
まず、移動体C1に配置された第2端末装置TM2−1は、移動体C1に関するコンテキスト情報を送信する。図1の例では、第2端末装置TM2−1が配置された移動体C1は、位置LC60に位置する。図1の例では、移動体C1は、ユーザU1への飲料水DW1の配送完了前の時間(例えば「日時dt1−4」とする)に位置LC60に位置する。移動体C1は、配送担当者M1が物品の配送に利用するトラック等の配送車であってもよい。例えば、位置LC60は、ユーザU1の自宅HM1の位置LC11から所定の範囲AR1(例えば500mや1km等)内の位置であるものとする。
第2端末装置TM2−1は、日時dt1−4における移動体C1の位置が位置LC60であることを示すコンテキストに関する情報(コンテキスト情報)を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1から移動体C1の位置に関するコンテキスト情報を取得する(ステップS21)。情報処理装置100は、配送担当者M1が利用する移動体C1が自宅HM1に対応するエリアである所定の範囲AR1内に位置することを示すコンテキスト情報を取得する。図1の例では、情報処理装置100は、一覧情報CLST2に示すように、配送担当者M1が利用する移動体C1の位置が所定の範囲AR1内である位置LC60であることを示す位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。なお、第2端末装置TM2−1は、位置等を検知する毎にリアルタイムに、情報処理装置100に位置情報等の種々のコンテキスト情報を送信してもよいし、所定の間隔(例えば5分間隔など)で、情報処理装置100に位置情報等の種々のコンテキスト情報を送信してもよい。
例えば、移動体に関するコンテキストは、移動体や移動体を利用する配送担当者やその移動体に配置された端末装置10の状況や、移動体や移動体を利用する配送担当者や端末装置10の環境(背景)に基づく移動体の種々の状況を含む概念であってもよい。また、移動体に関するコンテキスト情報には、移動体を用いた配送予定を示す情報(配送スケジュール情報)や、移動体を利用する配送担当者や第2端末装置10−2の位置を示す位置情報や、時間帯等を示す時刻情報や、天候を示す気象情報等の移動体が置かれた物理環境を示す情報が含まれる。また、例えば、移動体に関するコンテキスト情報は、移動体に配置された端末装置10の通信状態や表示する情報等が含まれる。このように、移動体に関するコンテキスト情報は、移動体が置かれている状況を示す種々の情報が含まれてもよい。なお、上記は一例であり、移動体に関するコンテキスト情報には、上記に限らず、種々の情報が含まれてもよい。
また、情報処理装置100は、種々の情報を用いて、移動体や移動体を利用する配送担当者に関するコンテキストを推定してもよい。情報処理装置100は、移動体や移動体を利用する配送担当者の位置情報やスケジュール情報等に限らず、移動体や移動体を利用する配送担当者に関する種々の情報を用いて、移動体や移動体を利用する配送担当者に関するコンテキストを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、第2端末装置10−2が検知した発話等の音声情報を変換した文字情報を、形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、移動体や移動体を利用する配送担当者に関するコンテキストや具体的な状況を推定してもよい。
そして、情報処理装置100は、提供サービスを決定する(ステップS22)。例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置に関するコンテキストに基づいて、提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、配送情報記憶部124に記憶された配送情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、情報処理装置100は、配送情報記憶部124に示すように、移動体C1により配送担当者M1が配送中の飲料水DWの配送先がユーザU1であるため、提供サービスの提供先をユーザU1に決定する。
そして、情報処理装置100は、ユーザU1へ飲料水DWを配送中の移動体C1の位置に関するコンテキストに基づいて、提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置LC60と、飲料水DWの配送先であるユーザU1の自宅HM1の位置LC11とに基づいて、提供サービスを決定する。情報処理装置100は、飲料水DWの配送先であるユーザU1の自宅HM1からの移動体C1の位置関係に基づいて、提供サービスを決定する。
例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であるか否かに応じた情報提供を、提供サービスとして決定する。情報処理装置100は、移動体C1の位置に関するコンテキスト情報を用いた近接通知を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。情報処理装置100は、移動体C1の位置に関するコンテキスト情報を用いた情報提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。
例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、移動体C1が近接していることを示す情報の提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。また、例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1外であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、移動体C1が近接していないことを示す情報の提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。なお、情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時が自宅HM1への配達完了後(例えば日時dt1−6等)である場合、ユーザU1に移動体C1の近接通知サービスをしないと決定してもよい。
なお、情報処理装置100は、種々の従来技術を適宜用いて、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であるかどうかを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、移動体C1の位置LC60と自宅HM1の位置LC11との間の距離を算出することにより、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であるかどうかを推定してもよい。この場合、情報処理装置100は、算出した移動体C1と自宅HM1との間の距離が範囲AR1の半径以下である場合、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であると推定する。また、情報処理装置100は、算出した移動体C1と自宅HM1との間の距離が範囲AR1の半径よりも大きい場合、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1外であると推定する。
そして、情報処理装置100は、ユーザU1への提供サービスにおいて、配送担当者M1に提供する情報を決定する(ステップS23)。図1の例では、情報処理装置100は、日時dt1−6よりも前の日時dt1−4において、ユーザU1への飲料水DWを配送中の移動体C1が自宅HM1の近接していることを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供する情報を決定する。情報処理装置100は、日時dt1−4において移動体C1が自宅HM1の近接していることを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1へ物品を配送する配送車が近くに来ていることを示す提供情報INF2を、ユーザU1に提供する情報に決定する。
そして、情報処理装置100は、提供情報INF2をユーザU1に提供する(ステップS24)。例えば、情報処理装置100は、提供情報INF2をユーザU1が利用する第1端末装置TM1−1に送信する。図1の例では、情報処理装置100は、提供情報INF2をユーザU1の自宅HM1に配置された第1端末装置TM1−1に送信する。
情報処理装置100から提供情報INF2を受信した第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を出力する(ステップS25)。例えば、第1端末装置TM1−1は、取得した提供情報INF2を音声出力する。図1の例では、第1端末装置TM1−1は、ユーザU1の自宅HM1に飲料水DWを配送中の移動体C1が近接していることを示す提供情報INF2を音声出力する。例えば、第1端末装置TM1−1は、「飲料水DWの配送車がユーザU1さん宅の近くに来ています。」等の提供情報INF2を音声出力する。なお、提供情報INF2は、移動体C1が近接していることがユーザU1に伝達可能であれば、どのような態様の情報であってもよい。例えば、提供情報INF2は、第1端末装置TM1−1が表示可能な文字情報であってもよい。この場合、第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を所定の画面に表示(出力)してもよい。そして、第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を所定の画面に表示したことを示すアラーム音等を出力してもよい。
このように、情報処理装置100は、移動体C1のコンテキストに基づいて、ユーザU1への提供サービスを決定することにより、移動体のコンテキストに応じてユーザへの提供サービスを適切に決定することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
なお、配達担当者M1は、ユーザU1への物品の配送が完了した場合、第2端末装置TM2−1から情報処理装置100へ完了通知を送信してもよい。情報処理装置100は、各物品の配送状況を示す情報を記憶部120(図3参照)に記憶し、各配送担当者の物品の配送状況を管理してもよい。また、図1に示すサービス提供は一例であり、情報処理装置100は、上記に限らず、種々の対象に種々のサービスを提供してもよい。この点について、以下説明する。
〔1−1.ユーザ不在時〕
例えば、情報処理装置100は、ユーザが居住する住宅のコンテキストに基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。情報処理装置100は、移動体による住宅への配送時において、住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、移動体による物品の住宅への配送時において、住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によるユーザへの不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定してもよい。
〔1−1−1.通知〕
例えば、情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、ユーザへの不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定してもよい。情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、ユーザへの不在通知に関するサービス提供してもよい。
例えば、情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、第1端末装置10−1に「10時にお届けしましたが、不在の為持ち帰りました」と出力する通知情報INFXを送信してもよい。この場合、第1端末装置10−1は、通知情報INFXをユーザが在宅時に出力してもよい。なお、情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、ユーザが携帯する携帯端末に通知情報INFXを送信してもよい。そして、ユーザが携帯する携帯端末により、通知情報INFXをユーザに対して出力(通知)させてもよい。
また、例えば、情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、配送担当者が住宅に置いた不在者票等に関する情報を提供してもよい。この場合、情報処理装置100は、第1端末装置10−1に「不在者票を宅配ポストにいれました。暗証番号はXXXXです」と出力する通知情報INFYを送信してもよい。そして、第1端末装置10−1は、通知情報INFYをユーザが在宅時に出力してもよい。なお、情報処理装置100は、物品の住宅への配送時において、住宅が不在である場合、ユーザが携帯する携帯端末に通知情報INFYを送信してもよい。そして、ユーザが携帯する携帯端末により、通知情報INFYをユーザに対して出力(通知)させてもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、移動体C1による飲料水DWの自宅HM1への配達時において、ユーザU1が自宅HM1に不在である場合、第1端末装置10−1によるユーザU1への不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定してもよい。例えば、移動体C1による飲料水DWの自宅HM1への配達時において、ユーザU1が自宅HM1に不在である場合、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1に「日時dt1−6にお届けしましたが、不在の為持ち帰りました」と出力する通知情報INFZを送信してもよい。この場合、第1端末装置TM1−1は、通知情報INFZをユーザU1が自宅HM1に在宅時に出力してもよい。なお、情報処理装置100は、飲料水DWの自宅HM1への配達時において、自宅HM1が不在である場合、ユーザU1が携帯するスマートフォン等のユーザU1の携帯端末に通知情報INFZを送信してもよい。そして、ユーザU1が携帯する携帯端末により、通知情報INFZをユーザU1に対して出力(通知)させてもよい。
〔1−1−2.再配達〕
また、情報処理装置100は、ユーザによる不在通知に対するユーザの再配達の指定に応じて、ユーザへの再配達サービスを、ユーザへの提供サービスに決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、不在通知に対する前記ユーザの再配達の指定に関する指定情報を取得し、取得した指定情報に基づいて、ユーザへの再配達サービスを、提供サービスに決定する。
例えば、ユーザUXへの不在通知の出力に対して、ユーザUXが第1端末装置10−1へ「19時以降に再配達して」という音声情報AINFを入力した場合、情報処理装置100は、第1端末装置10−1から音声情報AINFを取得してもよい。そして、情報処理装置100は、音声情報AINFに基づく「19時以降に再配達して」という文字情報を形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、ユーザUXが19時に再配達を希望すると推定してもよい。
そして、情報処理装置100は、ユーザUXに物品を再配送することを示すスケジュール情報をユーザUXへの物品配送の配送担当者の第2端末装置10−2に送信してもよい。なお、上記は一例であり、情報処理装置100は、種々の情報を適宜用いて、ユーザへの再配達サービスを提供してもよい。
例えば、情報処理装置100は、ユーザの回答に依らず、種々の情報を適宜用いて、ユーザへの再配達サービスを提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザへの不在通知を行う場合、通知対象のユーザの日常の行動パターンに基づいて、通知対象のユーザへの物品の再配達のスケジュールを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、通知対象のユーザが夜21時以降に在宅である傾向を示す行動パターンが行動情報記憶部123に記憶されている場合、通知対象のユーザへの物品の再配達の時間を21時に決定してもよい。そして、情報処理装置100は、通知対象のユーザに物品を21時に再配送することを示すスケジュール情報を、通知対象のユーザへの物品配送の配送担当者の第2端末装置10−2に送信してもよい。
なお、情報処理装置100は、通知対象のユーザに物品を21時に再配送することの許可を通知対象のユーザに要求してもよい。情報処理装置100は、通知対象のユーザに物品を21時に再配送することの許可要求を通知対象のユーザの第1端末装置10−1に送信し、通知対象のユーザが許可した場合、21時に再配送することを示すスケジュール情報を、通知対象のユーザへの物品配送の配送担当者の第2端末装置10−2に送信してもよい。
〔1−2.配送積荷スケジュール〕
例えば、情報処理装置100は、住宅に関するコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスに関する配送計画を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、住宅に関するコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスの積荷に関する計画を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、配送先の住宅におけるユーザの在不在を示すコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスの積荷に関する計画を決定してもよい。
例えば、情報処理装置100は、配送所で各配送担当者の移動体に配送物品を積み込む時点(以下「積込時点」ともいう)において、ユーザの在不在情報やユーザが自宅によくいる時間帯等の行動パターンを示す情報を使って、積荷を最適化してもよい。例えば、情報処理装置100は、物品の配送完了の成功確率の高い物品を優先して積んでもよい。例えば、情報処理装置100は、在宅確率の高いユーザの物品を優先的に配送するように配送スケ―ジュールを決定してもよい。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1よりもユーザU15の方が在宅確率の高い場合、ユーザU15への配送物品である書籍BKをユーザU1への配送物品である飲料水DWよりも先に配送されるように配送スケ―ジュールを決定してもよい。
例えば、情報処理装置100は、積込時点において、配送先の各住宅におけるユーザの在不在に基づいて、積荷を最適化してもよい。例えば、情報処理装置100は、積込時点においてユーザが在宅している住宅から順に配送するように、積荷を最適化してもよい。例えば、情報処理装置100は、積込時点において人が在宅している在宅住宅群を先に配送し、積込時点において人が不在である不在住宅群を在宅住宅群の後に配送するように、配送スケ―ジュールを決定してもよい。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の自宅HM1が不在であり、ユーザU15の配達先である自宅HMXが在宅である場合、ユーザU15への配送物品である書籍BKをユーザU1への配送物品である飲料水DWよりも先に配送されるように配送スケ―ジュールを決定してもよい。
〔1−3.システム構成〕
なお、情報処理システム1は、図2に示したシステム構成に限らず、種々の構成であってもよい。例えば、各端末装置10が提供サービスの決定処理を行ってもよい。例えば、端末装置10が情報処理装置100の機能を有してもよい。すなわち、情報処理装置100と端末装置10とは一体であってもよい。この場合、情報処理システムには、各端末装置10に他の端末装置10の情報配信を行う情報配信サーバが含まれてもよい。そして、情報配信サーバは、各端末装置10からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を他の端末装置10へ配信してもよい。そして、端末装置10である情報処理装置100は、他の端末装置10の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。
例えば、情報配信サーバは、第1端末装置10−1からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を第2端末装置10−2へ配信してもよい。そして、第2端末装置10−2である情報処理装置100は、第1端末装置10−1のコンテキスト情報等の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。また、例えば、情報配信サーバは、第2端末装置10−2からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を第1端末装置10−1へ配信してもよい。そして、第1端末装置10−1である情報処理装置100は、第2端末装置10−2のコンテキスト情報等の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、ユーザ情報記憶部121と、配送業者情報記憶部122と、行動情報記憶部123と、配送情報記憶部124とを有する。なお、記憶部120は、上記に限らず、種々の情報を記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「利用端末」、「自宅」、「勤務地」、「興味」、「位置情報」といった項目が含まれる。また、「位置情報」には、「最新位置」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
また、「自宅」は、ユーザIDにより識別されるユーザの自宅の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、ユーザIDにより識別されるユーザの勤務地の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
「利用端末」は、ユーザにより利用される端末を示す。なお、図4に示す例では、各ユーザに1つの端末装置10が対応付けられる場合を示すが、ユーザには複数の端末装置10が対応付けられてもよい。例えば、ユーザU3が、スマートフォンである第1端末装置TM1−3とは別に、スマートスピーカである第1端末装置TM1−30を利用する場合、ユーザU3に対応する「利用端末」は、「TM1−3」と「TM1−30」とが記憶されてもよい。
また、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザの興味を示す。すなわち、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザが関心の高い対象を示す。なお、図4に示す例では、「興味」は、各ユーザに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
また、「位置情報」中の「最新位置」は、対応するユーザについて最後に取得された位置情報を示す。なお、「最新位置」は、「LC1−2」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。また、「位置情報」は「取得日時」の項目を有してもよい。例えば、「取得日時」は、最後に位置情報が取得された日時を示す。
図4の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)の年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、ユーザU1は、自宅が「LC11」であることを示す。また、ユーザU1は、勤務地が「LC12」であることを示す。また、ユーザU1は、「スポーツ」に興味があることを示す。
ユーザU1の利用端末は、スマートフォンである第1端末装置TM1−1であることを示す。また、ユーザU1は経済に興味があることを示す。例えば、ユーザU1については、位置LC11に位置したことを示す位置情報が最後に取得された位置情報、すなわち最新の位置情報であることを示す。図4の例では、ユーザU1の最新の位置情報は、位置LC11であり、ユーザU1が自宅に位置することを示す。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの位置に限らず、ユーザのコンテキストに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの端末装置10が撮像した画像情報等の種々の情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、デモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報等の種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
また、ユーザ情報記憶部121は、図示を省略するが、センサ情報を基に各ユーザを識別するための識別情報を、各ユーザIDに対応付けて記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121には、「音声」といった項目を含む項目「識別情報」が含まれてもよい。
項目「音声」には、ユーザの識別に用いられる音声情報が記憶される。項目「音声」には、各ユーザの音声情報、またはこれらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。項目「音声」に記憶される情報は、ユーザの音声の特徴を示す特徴情報であってもよい。例えば、項目「音声」に記憶される情報は、ユーザの発話から抽出された音声的な特徴を示す情報(音声特徴情報)であってもよい。例えば、項目「音声」に記憶される情報は、各発話から音声の特徴抽出に関する種々の従来技術を適宜用いて抽出された音声特徴情報であってもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、ユーザの発話と、ユーザ情報記憶部121中に記憶された音声とを用いて、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話の音声情報と、ユーザ情報記憶部121中の項目「音声」に記憶された各ユーザの音声情報とを比較することにより、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。なお、項目「識別情報」には、「画像」といった項目が含まれてもよい。この場合、項目「画像」には、ユーザの識別に用いられる画像情報が記憶される。
(配送業者情報記憶部122)
実施形態に係る配送業者情報記憶部122は、配送業者に関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係る配送業者情報記憶部の一例を示す図である。例えば、配送業者情報記憶部122は、種々の配送業者に関する情報を記憶する。図5に示す配送業者情報記憶部122には、「事業者ID」、「配送担当者ID」、「配送車」、「利用端末」、「担当エリア」、「位置情報」といった項目が含まれる。また、「位置情報」には、「最新位置」といった項目が含まれる。
「事業者ID」は、事業者を識別するための識別情報を示す。例えば、「事業者ID」は、配送業を営む事業者を識別するための識別情報を示す。「配送担当者ID」は、配送担当者を識別するための識別情報を示す。「配送担当者ID」は、対応する事業者の従業員である配送担当者を識別するための識別情報を示す。「配送車」は、対応する配送担当者が配送に利用する移動体を識別するための識別情報を示す。例えば、「配送車」は、対応する配送担当者が配送に利用する移動体を識別するための移動体IDを示す。
「利用端末」は、配送担当者により利用される端末を示す。なお、図5に示す例では、各配送担当者に1つの端末装置10が対応付けられる場合を示すが、配送担当者には複数の端末装置10が対応付けられてもよい。例えば、配送担当者M2が、端末装置TM2−2とは別に、端末装置TM2−21を利用する場合、配送担当者M2に対応する「利用端末」は、「TM2−2」と「TM2−21」とが記憶されてもよい。
「担当エリア」は、対応する配送担当者が配送(運送)を担当するエリアを示す。また、「位置情報」中の「最新位置」は、対応するユーザについて最後に取得された位置情報を示す。なお、「最新位置」は、「LC60」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。また、「位置情報」は「取得日時」の項目を有してもよい。例えば、「取得日時」は、最後に位置情報が取得された日時を示す。
図5の例では、事業者ID「EP1」により識別される事業者(事業者EP1)は、配送担当者ID「M1」により識別される配送担当者(配送担当者M1)や配送担当者ID「M2」により識別される配送担当者(配送担当者M2)等が従業員として所属していることを示す。
図5の例では、配送担当者M1は、移動体ID「C1」により識別される移動体(移動体C1)を配送車として利用することを示す。配送担当者M1の利用端末は、スマートスピーカである第2端末装置TM2−1であることを示す。すなわち、配送担当者M1の配送車である移動体C1には、スマートスピーカである第2端末装置TM2−1が搭載されていることを示す。また、配送担当者M1は、担当エリアがAエリアであることを示す。また、運送担当者M1については、位置LC60に位置したことを示す位置情報が最後に取得された位置情報、すなわち最新の位置情報であることを示す。
なお、配送業者情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、配送業者情報記憶部122は、配送車である移動体や配送担当者のコンテキストに関する各種情報を記憶する。例えば、配送業者情報記憶部122は、配送担当者の端末装置10が撮像した画像情報等の種々の情報を記憶する。
(行動情報記憶部123)
実施形態に係る行動情報記憶部123は、ユーザの行動に関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。図6に示す行動情報記憶部123には、「ユーザID」、「行動ID」、「種別」、「内容」、「日時」、「位置」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「行動ID」は、ユーザの行動を識別する情報を示す。また、「種別」は、対応するユーザの行動の種別に関する情報を示す。また、「内容」は、対応するユーザの行動において対象となった内容を示す。「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。「日時」には、「dt1−1」等のように抽象的に図示するが、「2018年8月2日22時31分52秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。なお、「日時」は、時点に限らず、「2018年8月2日22時31分」や「2018年8月2日22時30−31分」等の所定の期間であってもよい。また、「位置」は、対応する行動が行われた位置を示す。なお、「位置」は、「LC1−1」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。
図6の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、行動ID「AC11」により識別される行動(行動AC11)等を行ったことを示す。具体的には、図6の例ではユーザU1は、日時dt1−5において、ユーザU1の自宅が位置する位置LC11に位置しており、日時dt1−5の時点では、在宅であったことを示す。
なお、行動情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、行動情報記憶部123は、各行動情報が取得された際のユーザの位置情報を各行動情報に対応付けて記憶してもよい。また、図6では、ユーザIDごとに行動情報が行動情報記憶部123に記憶される場合を示したが、行動情報は、ユーザIDごとに限らず、例えば時刻順に記憶されてもよい。
(配送情報記憶部124)
実施形態に係る配送情報記憶部124は、配送に関する情報を記憶する。例えば、配送情報記憶部124は、各配送担当者が配送する配送物に関する情報を記憶する。図7は、実施形態に係る配送情報記憶部の一例を示す図である。図7に示す配送情報記憶部124は、「配送担当者ID」、「配送物#1」、「配送物#2」、「配送スケジュール」といった項目を有する。「配送物#1」や「配送物#2」には、「物品」や「配送先」といった項目が含まれる。なお、図7の例では、「配送物#1」、「配送物#2」のみを図示するが、「配送物#3」や「配送物#4」等、対応する配送担当者が配送する物品(配送物)の数に応じた項目が含まれるものとする。
「配送担当者ID」は、配送担当者を識別するための識別情報を示す。「配送物#1」、「配送物#2」等は、対応する配送担当者が配送を担当する物品(配送物)を示す。「配送物#1」、「配送物#2」中の「物品」は、配送する物品を示す。「配送物#1」、「配送物#2」中の「配送先」は、物品の配送先を示す。
「配送スケジュール」は、対応する配送担当者による配送物の配送スケジュールを示す。なお、図1の例では配送スケジュールを、「SC1」等の抽象的な符号で図示するが、配送スケジュール(配送スケジュールSC1)は、「位置LC11⇒位置LC15…」等の具体的な配送順序を情報等であってもよい。配送スケジュールSC1は、担当する配送物の配送予定を配送担当者が確認可能な情報であればどのような情報であってもよく、「1:配送物#1、2:配送物#2」等であってもよい。
図7の例では、配送担当者ID「M1」により識別される配送担当者(配送担当者M1)は、物品ID「GD1」により識別される飲料水DWや、物品ID「GD15」により識別される書籍BKの配送を担当していることを示す。また、物品ID「GD1」により識別される飲料水DWの配送先は、ユーザU1の自宅がある位置LC11であることを示す。また、物品ID「GD15」により識別される書籍BKの配送先は、ユーザU51が指定した位置LC51であることを示す。また、配送担当者M1による飲料水DWや書籍BKの配送スケジュールは、配送スケジュールSC1であることを示す。図7の例では、配送担当者M1の配送スケジュールSC1は、位置LC11、位置LC15の順に配送することを示す。すなわち、配送担当者M1は、ユーザU1に飲料水DWを届けた後、ユーザU51にユーザU51を届けることを示す。
なお、配送情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、決定部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、種々の情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10や情報提供装置等の外部装置から各種情報を取得する。また、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。また、取得部131は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等から各種情報を取得する。
取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体であって、第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかから取得する。取得部131は、一のスマートスピーカである第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及び他のスマートスピーカである第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、住宅、及び住宅に所定の物品を配送中の移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1が配置された住宅、及び移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第2端末装置10−2により検知された位置情報を含む移動体に関するコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、住宅の位置を示す住宅位置情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1により検知された住宅に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報に基づいて推定される住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、第2端末装置10−2により検知された移動体に関する位置情報を取得する。取得部131は、移動体による住宅への配送時において、住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報を取得する。取得部131は、不在通知に対するユーザの再配達の指定に関する指定情報を取得する。
図1の例では、取得部131は、第1端末装置TM1−1から自宅HM1における人の在不在に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、配達担当者M1によるユーザU1への物品の配送完了前の時間(日時dt1−5)において、第1端末装置TM1−1から自宅HM1の在不在を示すコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第2端末装置TM2−1から移動体C1の位置に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、一覧情報CLST2に示すように、配送担当者M1が利用する移動体C1の位置が所定の範囲AR1内である位置LC60であることを示す位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。
(推定部132)
推定部132は、各種情報を推定する。推定部132は、各種情報を判定する。推定部132は、各種情報を特定する。推定部132は、各種情報を抽出する。推定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を推定する。推定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を判定する。推定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を特定する。推定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を抽出する。
推定部132は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を推定する。推定部132は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を判定する。推定部132は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を特定する。推定部132は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を抽出する。
推定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を推定する。推定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を判定する。推定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を特定する。推定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を抽出する。推定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、各種情報を特定する。推定部132は、決定部133による各種情報に基づいて、種々の情報を推定する。推定部132は、決定部133による各種情報に基づいて、種々の情報を判定する。推定部132は、決定部133による各種情報に基づいて、種々の情報を特定する。推定部132は、決定部133による各種情報に基づいて、種々の情報を抽出する。
推定部132は、種々の従来技術を適宜用いて発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、推定部132は、ユーザの発話と、ユーザ情報記憶部121(図4参照)等に記憶された音声とを用いて、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、推定部132は、ユーザの発話の音声情報と、ユーザ情報記憶部121に記憶された各ユーザの音声情報とを比較することにより、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。同様に、推定部132は、配送担当者の発話と、各配送担当者の音声とを用いて、発話を行った配送担当者を判定(推定)してもよい。
図1の例では、推定部132は、種々の従来技術を適宜用いて、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であるかどうかを推定する。例えば、推定部132は、移動体C1の位置LC60と自宅HM1の位置LC11との間の距離を算出することにより、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であるかどうかを推定してもよい。この場合、推定部132は、算出した移動体C1と自宅HM1との間の距離が範囲AR1の半径以下である場合、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であると推定する。また、推定部132は、算出した移動体C1と自宅HM1との間の距離が範囲AR1の半径よりも大きい場合、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1外であると推定する。
(決定部133)
決定部133は、各種情報を決定する。決定部133は、各種情報を生成する。決定部133は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部133は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。
決定部133は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を決定する。決定部133は、ユーザ情報記憶部121や、配送業者情報記憶部122や、行動情報記憶部123や、配送情報記憶部124等に基づいて、各種情報を生成する。
決定部133は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部133は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。決定部133は、生成した各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部133は、決定した各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。決定部133は、推定部132による各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部133は、推定部132による各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。
決定部133は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する。決定部133は、位置情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部133は、位置情報に基づいて、移動体の接近を通知する情報提供サービスを提供サービスに決定する。決定部133は、位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定する。
決定部133は、位置情報と住宅位置情報とに基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定する。決定部133は、住宅に関するコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスを提供する事業者に提供する提供サービスを決定する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、住宅におけるユーザの在宅有無を通知する情報提供サービスを、第2端末装置10−2により提供する提供サービスに決定する。
決定部133は、位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、住宅におけるユーザの在宅有無を示す情報を提供すると決定する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスに関する配送計画を決定する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスの積荷に関する計画を決定する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によるユーザへの不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定する。決定部133は、指定情報に基づいて、ユーザへの再配達サービスを、提供サービスに決定する。
図1の例では、決定部133は、ユーザU1の自宅HM1における人の在不在に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。決定部133は、ユーザU1への飲料水DW1の配送予定時間である日時dt1−6より前の日時dt1−5での、ユーザU1の自宅HM1における人の在不在に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、決定部133は、配送情報記憶部124に記憶された配送情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。決定部133は、配送情報記憶部124に示すように、ユーザU1への配送する飲料水DWの配送担当者が配送担当者M1であるため、提供サービスの提供先を配送担当者M1に決定する。
決定部133は、第2端末装置TM2−1を利用する配送担当者M1に提供する提供サービスを決定する。決定部133は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報に基づいて、配送担当者M1に提供する提供サービスを決定する。決定部133は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を用いた在不在通知を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。決定部133は、自宅HM1における人の在不在を示すコンテキスト情報を用いた情報提供を、配送担当者M1に提供する提供サービスに決定する。
決定部133は、日時dt1−6よりも前の日時dt1−5における自宅HM1にユーザU1が在宅であることを示すコンテキスト情報に基づいて、配送担当者M1に提供する情報に決定する。決定部133は、日時dt1−5における自宅HM1にユーザU1が在宅であることを示すコンテキスト情報に基づいて、自宅HM1に人が在宅であることを示す情報、配送担当者M1に提供する情報に決定する。
図1の例では、決定部133は、移動体C1の位置に関するコンテキストに基づいて、提供サービスを決定する。例えば、決定部133は、配送情報記憶部124に記憶された配送情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、決定部133は、配送情報記憶部124に示すように、移動体C1により配送担当者M1が配送中の飲料水DWの配送先がユーザU1であるため、提供サービスの提供先をユーザU1に決定する。
決定部133は、ユーザU1へ飲料水DWを配送中の移動体C1の位置に関するコンテキストに基づいて、提供サービスを決定する。例えば、決定部133は、移動体C1の位置LC60と、飲料水DWの配送先であるユーザU1の自宅HM1の位置LC11とに基づいて、提供サービスを決定する。決定部133は、飲料水DWの配送先であるユーザU1の自宅HM1からの移動体C1の位置関係に基づいて、提供サービスを決定する。
例えば、決定部133は、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1内であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、移動体C1が近接していることを示す情報の提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。また、例えば、決定部133は、移動体C1の位置が自宅HM1から所定の範囲AR1外であることを示すコンテキスト情報を取得した場合、移動体C1が近接していないことを示す情報の提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。
決定部133は、日時dt1−6よりも前の日時dt1−4において、ユーザU1への飲料水DWを配送中の移動体C1が自宅HM1の近接していることを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供する情報に決定する。決定部133は、日時dt1−4において移動体C1が自宅HM1の近接していることを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1へ物品を配送する配送車が近くに来ていることを示す情報、ユーザU1に提供する情報に決定する。
(提供部134)
提供部134は、各種情報を提供する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部134は、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10に各種情報を提供する。提供部134は、端末装置10等の外部の情報処理装置に各種情報を提供する。提供部134は、端末装置10に各種情報を送信する。提供部134は、端末装置10に各種情報を配信する。提供部134は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を提供する。提供部134は、決定部133により決定された各種情報に基づいて、種々の情報を提供する。
提供部134は、決定部133により決定された提供サービスを提供する。図1の例では、提供部134は、提供情報INF1を配送担当者M1に提供する。提供部134は、提供情報INF1を配送担当者M1が利用する第2端末装置TM2−1に送信する。提供部134は、提供情報INF2をユーザU1に提供する。例えば、提供部134は、提供情報INF2をユーザU1が利用する第1端末装置TM1−1に送信する。提供部134は、提供情報INF2をユーザU1の自宅HM1に配置された第1端末装置TM1−1に送信する。
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、図8は、決定処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、ユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する(ステップS101)。そして、情報処理装置100は、コンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、決定した提供サービスを提供する(ステップS103)。
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、決定部133とを有する。取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体であって、第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかから取得する。決定部133は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体であって、第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの住宅またはユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、一のスマートスピーカである第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及び他のスマートスピーカである第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、一のスマートスピーカである第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及び他のスマートスピーカである第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの住宅またはユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、住宅、及び住宅に所定の物品を配送中の移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、住宅、及び住宅に所定の物品を配送中の移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの住宅またはユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1が配置された住宅、及び移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1が配置された住宅、及び移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの住宅またはユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第2端末装置10−2により検知された位置情報を含む移動体に関するコンテキスト情報を取得する。決定部133は、位置情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2により検知された位置情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定することにより、ユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、位置情報に基づいて、移動体の接近を通知する情報提供サービスを提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2により検知された位置情報に基づいて、移動体の接近を通知する情報提供サービスを提供サービスに決定することにより、ユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2により検知された位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定することにより、ユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、住宅の位置を示す住宅位置情報を取得する。決定部133は、位置情報と住宅位置情報とに基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、位置情報と、住宅の位置を示す住宅位置情報とに基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、移動体の接近を示す情報を提供すると決定することにより、ユーザに荷物を届ける移動体に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1により検知された住宅に関するコンテキスト情報を取得する。決定部133は、住宅に関するコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスを提供する事業者に提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1により検知された住宅に関するコンテキスト情報に基づいて、宅配サービスを提供する事業者に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスを、配送担当者や事業者等の宅配サービスの提供者に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報に基づいて推定される住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報を取得する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、住宅におけるユーザの在宅有無を通知する情報提供サービスを、第2端末装置10−2により提供する提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報に基づいて推定される住宅におけるユーザの在宅有無に基づいて、住宅におけるユーザの在宅有無を通知する情報提供サービスを、第2端末装置10−2により提供する提供サービスに決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスを、配送担当者や事業者等の宅配サービスの提供者に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第2端末装置10−2により検知された移動体に関する位置情報を取得する。決定部133は、位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、住宅におけるユーザの在宅有無を示す情報を提供すると決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2により検知された移動体に関する位置情報に基づいて、住宅に対応するエリア内に移動体が位置すると推定された場合、住宅におけるユーザの在宅有無を示す情報を提供すると決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスを、配送担当者や事業者等の宅配サービスの提供者に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスに関する配送計画を決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスに関する配送計画を決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスを、配送担当者や事業者等の宅配サービスの提供者に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスの積荷に関する計画を決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテキスト情報に基づいて、宅配サービスの積荷に関する計画を決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスを、配送担当者や事業者等の宅配サービスの提供者に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、移動体による住宅への配送時において、住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報を取得する。決定部133は、コンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によるユーザへの不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、移動体による住宅への配送時において、住宅におけるユーザの在宅有無を示すコンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によるユーザへの不在通知に関するサービスを、提供サービスに決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、不在通知に対するユーザの再配達の指定に関する指定情報を取得する。決定部133は、指定情報に基づいて、ユーザへの再配達サービスを、提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、在通知に対するユーザの再配達の指定に関する指定情報に基づいて、ユーザへの再配達サービスを、提供サービスに決定することにより、ユーザの住宅に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部134を有する。提供部134は、決定部133により決定された提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、決定した提供サービスを提供することにより、第1端末装置10−1を利用するユーザが居住する住宅、及びユーザに宅配サービスを提供する移動体であって、第2端末装置10−2が配置された移動体のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報に基づいて、適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔6.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。