JP2020030525A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ライドシェアにおいて、車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることを抑制する。【解決手段】本発明の情報処理装置は、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定し、その暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の属性情報を取得する。情報処理装置は、前記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信する。前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記運転ユーザの端末から受信すると、情報処理装置が、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定する。【選択図】図11
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
各端末の位置情報に基づいて、それらの端末の所有者が同一の車両に相乗り中であるか否かを判断し、その判定結果に基づいてCO2排出量や燃料の消費量といった環境負荷を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
本発明は、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りするライドシェアにおいて、車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることを抑制可能な技術の提供を目的とする。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理装置である。斯様な情報処理装置は、前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定することと、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取得することと、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信することと、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定することと、を実行する制御部を備える。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理方法として捉えることもできる。その場合の情報処理方法は、前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定するステップと、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取得するステップと、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定するステップと、をコンピュータが実行するようにしてもよい。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理プログラムとして捉えることもできる。その場合の情報処理プログラムは、前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定するステップと、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取
得するステップと、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定するステップと、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
得するステップと、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定するステップと、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
本発明によれば、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りするライドシェアにおいて、車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることを抑制することができる。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(ライドシェア)において、前記車両を運転するユーザ(運転ユーザ)と該車両に同乗するユーザ(同乗ユーザ)との組合せを設定する。情報処理装置である。
ここで、上記したライドシェアでは、同乗ユーザが荷物を携行している場合がある。同乗ユーザの携行する荷物の大きさが、相乗りに利用される車両の積載可能スペースより大きければ、該荷物を車両に積載することができないため、同乗ユーザを車両に乗車させることが困難になる。そして、運転ユーザの運転する車両が同乗ユーザの乗車地へ到着した後に、同乗ユーザの荷物の大きさが車両の積載可能スペースより大きいことが判明すると、乗車地まで車両を運転した運転ユーザの労力が無駄になったり、同乗ユーザの利便性が低下したりする可能性がある。また、1台の車両に第1の同乗ユーザと第2の同乗ユーザとを相乗りさせようとした場合に、該車両に先に乗車している第1の同乗ユーザの荷物が比較的大きいと、該車両に後から乗車しようとする第2の同乗ユーザの荷物が載せられなくなることで、第2の同乗ユーザを車両に乗車させることが困難になる可能性もある。その場合も、第2の同乗ユーザの乗車地点まで車両を運転した運転ユーザの労力が無駄になったり、第2の同乗ユーザの利便性が低下したりする可能性がある。
また、同乗ユーザの携行する荷物が、運転ユーザが自身の運転する車両への積載を望まない種類のものである場合(運転者が体質的又は精神的に不得手とする種類の荷物や、その荷物を載せることで車両が汚れる可能性のある種類の荷物等)において、運転ユーザの運転する車両が同乗ユーザの乗車地へ到着した後に、同乗ユーザの携行する荷物の種類が判明すると、運転ユーザが同乗ユーザの車両への同乗を断り難くなったり、たとえ同乗ユ
ーザの車両への同乗を断ることができたとしても、乗車地まで車両を運転した運転ユーザの労力が無駄になったりする可能性がある。また、1台の車両に第1の同乗ユーザと第2の同乗ユーザとを相乗りさせようとした場合に、それら第1の同乗ユーザ及び第2の同乗ユーザの荷物が動物等のペットであると、それらペット同士の相性が悪い可能性があり、それによって車内の雰囲気が悪くなる可能性もある。
ーザの車両への同乗を断ることができたとしても、乗車地まで車両を運転した運転ユーザの労力が無駄になったりする可能性がある。また、1台の車両に第1の同乗ユーザと第2の同乗ユーザとを相乗りさせようとした場合に、それら第1の同乗ユーザ及び第2の同乗ユーザの荷物が動物等のペットであると、それらペット同士の相性が悪い可能性があり、それによって車内の雰囲気が悪くなる可能性もある。
そこで、本発明に係る情報処理装置では、運転ユーザと同乗ユーザとの組合せを設定するにあたり、制御部が、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定し、その暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の属性情報(荷物属性情報)を取得する。続いて、制御部は、前記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信する。そして、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記運転ユーザの端末から受信すると、制御部が、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定する。
本発明の情報処理装置によれば、暫定的な組合せに含まれる運転ユーザは、暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の荷物属性情報を参考にすることで、暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の荷物の属性を事前に把握することができる。これにより、運転ユーザは、自身の運転する車両に同乗ユーザ自体を同乗させることが可能か否かのみならず、該同乗ユーザが携行する荷物を積載することが可能か否かを考慮して、暫定的な組合せに同意するか否かの判断を行うことができる。その結果、運転ユーザが、自身の運転する車両に載せることが物理的に不可能な荷物を携行する同乗ユーザや、自身の運転する車両に載せることが望ましくない種類の荷物を携行する同乗ユーザと組み合わせられることが抑制される。よって、ライドシェアにおいて、運転ユーザと同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることを抑制することができる。
ここでいう「荷物属性情報」は、例えば、荷物の大きさ及び種類を示す情報を含むようにしてもよい。その場合、暫定的な組合せに含まれる運転ユーザは、荷物属性情報を参照することで、暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の荷物の大きさ及び種類を事前に把握することができるため、それらの荷物が自身の運転する車両の積載可能スペースに載せることができない大きさのものであるか否か、及びそれらの荷物が自身の運転する車両へ載せるのに望ましくない種類のものであるか否かを判断することが可能になる。
なお、前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザの端末から受信することができない場合には、制御部は、前記暫定的な組合せとは異なる運転ユーザと同乗ユーザとの組合せで構成される、新たな暫定的な組合せを設定し直せばよい。これにより、運転ユーザの望まない組合せが設定されることを抑制することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
本実施形態では、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(以下、「ライドシェア」と記す場合もある。)において、本発明を実施する例について述べる。なお、移動を目的とする複数のユーザが相乗りすることができる車両としては、自動車や電車等を使用することができるが、本実施形態では、自動車を対象とする例について述べる。
本実施形態では、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(以下、「ライドシェア」と記す場合もある。)において、本発明を実施する例について述べる。なお、移動を目的とする複数のユーザが相乗りすることができる車両としては、自動車や電車等を使用することができるが、本実施形態では、自動車を対象とする例について述べる。
(ライドシェアの概要)
先ず、ライドシェアの概要について図1に基づいて説明する。図1に示す例では、ユーザAは地点dから地点eまで移動し、ユーザBは地点fから地点gまで移動し、ユーザCは地点hから地点eまで移動するものとする。
先ず、ライドシェアの概要について図1に基づいて説明する。図1に示す例では、ユーザAは地点dから地点eまで移動し、ユーザBは地点fから地点gまで移動し、ユーザCは地点hから地点eまで移動するものとする。
ここで、仮にユーザA〜Cが各々の車両で別々に移動すると、3台の車両が必要となる。これに対して、ユーザA〜Cが相乗りを行うと、1台の車両で各ユーザの目的地までの移動を実現することができる。図1に示す例では、ユーザA自身が車両を運転して地点dから地点eまで移動する。このとき、ユーザAは、地点fにおいて、自身が運転する車両にユーザBを乗車させ、地点hにおいて、自身が運転する車両にユーザCを乗車させる。そして、ユーザAは、自身とユーザCの目的地である地点eまで車両を移動させる途中で地点gを経由し、該地点gでユーザBを降車させることで、ユーザBを地点fから地点gまで移動させることができる。その後、ユーザAは、車両を地点gから地点eまで移動させることで、ユーザCを地点hから地点eまで移動させるとともに、ユーザA自身の移動を達成することもできる。
このようなライドシェアでは、道路を走行する車両の台数を削減することができるため、交通渋滞を抑制することができる。また、例えば、車両の移動に要する交通費(燃料代等)を該車両に相乗りした複数のユーザで分担することで、各ユーザが個別の車両で移動する場合と比較して、ユーザ1人あたりの交通費を軽減することもできる。
なお、図1に示したライドシェアの態様はあくまで一例であり、相乗りに使用される車両を運転するユーザ(運転ユーザ)と該車両に同乗するユーザ(同乗ユーザ)との組合せや、相乗りに使用される車両の走行経路等は、種々の方法を用いて設定することが可能である。ただし、同乗ユーザの携行する荷物の属性(大きさや種類等)を考慮せずに、運転ユーザと同乗ユーザとの組合せが設定されると、車両に載せることが物理的に不可能な荷物を携行する同乗ユーザや、車両に載せることが望ましくない種類の荷物を携行する同乗ユーザが、その車両の運転ユーザと不適切に組み合わせられる可能性がある。
そこで、本実施形態では、ライドシェアサービスの運用及び管理に関わる情報処理を行うためのサーバ装置が、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定した時点で、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザに対して、該暫定的な組合せに同意するかの問い合わせを行う際に、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の属性情報(荷物属性情報)を提供するようにした。これによれば、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザは、該暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員が各々に携行する荷物の荷物属性情報を参考にすることで、同乗ユーザ全員の荷物の大きさや種類等を事前に把握することができ、その上で上記暫定的な組合せに同意するか否かの判断を行うことが可能となる。その結果、運転ユーザが、自身の運転する車両に載せることが物理的に不可能な荷物を携行する同乗ユーザや、自身の運転する車両に載せることが望ましくない種類の荷物を携行する同乗ユーザと不適切に組み合わせられることが抑制される。
(システム構成)
図2は、ライドシェアサービスの提供を行うためのシステム(以下、「ライドシェアシステム」と記す場合もある。)の一構成例を示す図である。図2に示す例では、ライドシェアシステムは、相乗りに使用される車両10、該車両10に相乗りするユーザが使用するユーザ端末200、及びサーバ装置300を含んで構成される。ユーザ端末200とサーバ装置300とは、ネットワークN1によって相互に接続可能である。ネットワークN1には、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等
の電話通信網、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。
図2は、ライドシェアサービスの提供を行うためのシステム(以下、「ライドシェアシステム」と記す場合もある。)の一構成例を示す図である。図2に示す例では、ライドシェアシステムは、相乗りに使用される車両10、該車両10に相乗りするユーザが使用するユーザ端末200、及びサーバ装置300を含んで構成される。ユーザ端末200とサーバ装置300とは、ネットワークN1によって相互に接続可能である。ネットワークN1には、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等
の電話通信網、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。
なお、図2に示す例では、相乗りに使用される車両として、1台の車両10のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスで利用可能な車両として登録されている台数分の車両がライドシェアシステムに含まれるものとする。また、図2に示す例では、ユーザ端末200として、相乗りに供される車両10を運転するユーザ(運転ユーザ)が使用するユーザ端末200A(以下、「第1ユーザ端末200A」と称する。)と、自分以外の運転ユーザが運転する車両10に同乗するユーザ(同乗ユーザ)が使用するユーザ端末200B(以下、「第2ユーザ端末200B」と称する。)との2台のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスを利用可能な会員として登録されているユーザ数に応じた個数のユーザ端末がライドシェアシステムに含まれるものとする。
各ユーザ端末200には、ライドシェアサービスを利用するための所定のアプリケーションがインストールされている。ユーザ端末200のユーザは、自身のユーザ端末200に上記所定のアプリケーションを実行させることで、相乗りを行う際の条件等に関する情報(以下、「リクエスト情報」と記す場合もある。)を、サーバ装置300に登録することができる。例えば、運転ユーザは、第1ユーザ端末200Aに上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の予定する車両10の走行区間や走行日時等に関する情報(走行スケジュール)を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。また、同乗ユーザは、第2ユーザ端末200Bに上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の希望する移動区間や移動日時等に関する情報(移動スケジュール)を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。
サーバ装置300は、運転ユーザからのリクエスト情報、及び同乗ユーザからのリクエスト情報を受け付ける。そして、サーバ装置300は、運転ユーザからのリクエスト情報と同乗ユーザからのリクエスト情報とに基づいて、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定する。その際、1人の運転ユーザに対して組み合わされる同乗ユーザの人数は1人である必要はなく、複数であってもよい。サーバ装置300は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの携行する荷物の荷物属性情報を取得し、取得された荷物属性情報と上記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報とを、運転ユーザの第1ユーザ端末200Aへ送信する。ここでいう「荷物属性情報」は、同乗ユーザがライドシェアサービスを利用する際に携行する荷物の大きさ及び種類を示す情報を含む。斯様な荷物属性情報を取得する方法については後述する。そして、上記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、運転ユーザの第1ユーザ端末200Aから受信すると、サーバ装置300が、上記暫定的な組合せを正式な組合せに確定する。なお、荷物属性情報と上記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報とを運転ユーザの第1ユーザ端末200Aへ送信する際に、サーバ装置300は、同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bに対して、暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報のみを送信するようにしてもよい。その場合、上記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザの第1ユーザ端末200A及び同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bの双方から受信したことを条件として、サーバ装置300が、上記暫定的な組合せを正式な組合せに確定してもよい。以下では、上記した手順でサーバ装置300が運転ユーザと同乗ユーザとの組合せを確定する処理を、「マッチング処理」と称する。なお、本実施形態においては、上記したマッチング処理を行うサーバ装置300が本発明の「情報処理装置」に相当する。
(ハードウェア構成)
図3は、ユーザ端末200、及びサーバ装置300の各々のハードウェア構成を例示する図である。なお、前述の図2に示した第1ユーザ端末200Aと第2ユーザ端末200Bは、図3中のユーザ端末200と同様のハードウェア構成を含むものとする。
図3は、ユーザ端末200、及びサーバ装置300の各々のハードウェア構成を例示する図である。なお、前述の図2に示した第1ユーザ端末200Aと第2ユーザ端末200Bは、図3中のユーザ端末200と同様のハードウェア構成を含むものとする。
サーバ装置300は、一般的なコンピュータの構成を有している。すなわち、サーバ装
置300は、プロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、通信部304を有する。これらは、互いにバスによって接続されている。主記憶部302及び補助記憶部303は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図3に示す例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
置300は、プロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、通信部304を有する。これらは、互いにバスによって接続されている。主記憶部302及び補助記憶部303は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図3に示す例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
サーバ装置300は、プロセッサ301が記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶部302の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各機能構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現する。
プロセッサ301は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital
Signal Processor)である。プロセッサ301は、サーバ装置300を制御し、様々な
情報処理の演算を行う。主記憶部302は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部303は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive :HDD)である。ま
た、補助記憶部303は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリや、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等のようなディスク記録媒体である。
Signal Processor)である。プロセッサ301は、サーバ装置300を制御し、様々な
情報処理の演算を行う。主記憶部302は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部303は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive :HDD)である。ま
た、補助記憶部303は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリや、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等のようなディスク記録媒体である。
補助記憶部303は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部303には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。なお、これらの情報の一部又は全部は、主記憶部302に格納されてもよい。また、主記憶部302に格納される情報は、補助記憶部303に格納されてもよい。
通信部304は、外部の装置とサーバ装置300との間における情報の送受信を行う。通信部304は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
上記したように構成されるサーバ装置300で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
次に、ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)等のように、ユーザが携帯可能な小型のコンピュータである。なお、ユーザ端末200は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークN1を介してサーバ装置300に接続される、パーソナルコンピュータ(Personal Computer :PC)であってもよい。
ユーザ端末200は、プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、表示部204、入力部205、通信部206を有する。プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203については、サーバ装置300のプロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303と同様であるため、説明を省略する。表示部204は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル等である。入力部20
5は、例えば、文字等の記号を入力可能なタッチパネルや押しボタン、音声を入力可能なマイクロフォン、動画像や静止画像を撮像可能なカメラ等を含む。通信部206は、例えば、移動体通信サービス(携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信)を利用してネットワークN1にアクセスし、サーバ装置300等とデータ通信をするための通信回路である。
5は、例えば、文字等の記号を入力可能なタッチパネルや押しボタン、音声を入力可能なマイクロフォン、動画像や静止画像を撮像可能なカメラ等を含む。通信部206は、例えば、移動体通信サービス(携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信)を利用してネットワークN1にアクセスし、サーバ装置300等とデータ通信をするための通信回路である。
(サーバ装置の機能構成)
ここで、サーバ装置300の機能構成について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、本実施形態のサーバ装置300は、その機能構成要素として、マッチング処理部F310、走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、及び予約管理データベースD330を含む。ここで、マッチング処理部F310は、サーバ装置300のプロセッサ301が主記憶部302上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、マッチング処理部F310と経路設定部F320の何れか、又はその一部がハードウェア回路により形成されてもよい。
ここで、サーバ装置300の機能構成について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、本実施形態のサーバ装置300は、その機能構成要素として、マッチング処理部F310、走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、及び予約管理データベースD330を含む。ここで、マッチング処理部F310は、サーバ装置300のプロセッサ301が主記憶部302上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、マッチング処理部F310と経路設定部F320の何れか、又はその一部がハードウェア回路により形成されてもよい。
走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340は、サーバ装置300のプロセッサ301によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System :DBMS)のプログラムが、補助記憶部303に記憶されているデータを管理することで構築される。これら走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340は、例えば、リレーショナルデータベースである。
なお、サーバ装置300の各機能構成要素の何れか、又はその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。例えば、マッチング処理部F310に含まれる各処理は、別々のコンピュータにより実行されてもよい。
走行スケジュール管理データベースD310は、各車両10の走行スケジュールが格納されており、そこでは車両10の運転ユーザの識別情報と車両10の走行スケジュールとの紐付けが行われている。ここで、走行スケジュール管理データベースD310に格納される走行スケジュール情報の一構成例について、図5に基づいて説明する。図5は、走行スケジュール情報のテーブル構成を例示する図である。なお、走行スケジュール情報テーブルに登録される情報は、図5に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図5に示す走行スケジュール情報テーブルは、車両ID、運転ユーザID、出発地、出発予定日時、目的地、到着予定日時、及びステータス等の各フィールドを有する。車両IDフィールドには、相乗りに利用可能な各車両10を識別するための情報である車両IDが登録される。ここでいう車両IDは、各車両10の運転ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に、後述のユーザIDとともに付与される情報であり、個々の車両10を識別するための情報である。運転ユーザIDフィールドには、相乗りに利用可能な各車両10の運転ユーザを識別するための情報であるユーザIDが登録される。ユーザIDは、相乗りに利用可能な車両10の運転ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に付与される情報である。出発地フィールドには、各運転ユーザが相乗りに利用可能な車両10の出発地を示す情報が登録される。なお、ここでいう出発地は、運転ユーザが車両10による移動を開始する場所に限定されず、運転ユーザが自身の都合等に応じて適宜に変更することができる。出発予定日時フィールドには、運転ユーザが自身の運転する車両10で上記出発地を出発する予定日時を示す情報が登録される。目的地フィールドには、運転ユーザが相乗りに利用可能な車両10で向かう目的地を示す情報が登録される。なお、ここでいう目的地は、運転ユーザが車両10による移動を終了する場所に限定されず、運転ユーザが自身の都合等に応じて適宜に変更することができる。到着予定日時フィールドには、運転ユーザが自身の運転する車両10で上記目的地に到着する予定日時を示す情報が登録される。ステータスフィールドには、運転ユーザによる車両10の移動状況を示す情報が登録される。例えば、運転ユーザの運転によって車両10が目的地に既に到着している場合には、「到着済」と登録され、運転ユーザの運転によって車両10が出発地から目的地へ移動中である場合には、「移動中」と登録され、運転ユーザの運転によって
車両10が出発地から未だ出発していない場合には、「出発前」と登録される。なお、上記ステータスフィールドに「移動中」と登録される車両10については、該車両10の現在位置に関する情報も当該ステータスフィールドに登録されるようにしてもよい。その場合における車両10の現在位置は、サーバ装置300が運転ユーザのユーザ端末200と通信することで取得されてもよく、又は車両10に搭載されている通信可能な機器とサーバ装置300が通信することで取得されてもよい。
車両10が出発地から未だ出発していない場合には、「出発前」と登録される。なお、上記ステータスフィールドに「移動中」と登録される車両10については、該車両10の現在位置に関する情報も当該ステータスフィールドに登録されるようにしてもよい。その場合における車両10の現在位置は、サーバ装置300が運転ユーザのユーザ端末200と通信することで取得されてもよく、又は車両10に搭載されている通信可能な機器とサーバ装置300が通信することで取得されてもよい。
移動スケジュール管理データベースD320は、任意の車両10への相乗りを希望する同乗ユーザの移動スケジュールが格納されており、そこでは同乗ユーザの識別情報と移動スケジュールとの紐付けが行われている。ここで、移動スケジュール管理データベースD320に格納される移動スケジュール情報の一構成例について、図6に基づいて説明する。図6は、移動スケジュール情報のテーブル構成を例示する図である。なお、移動スケジュール情報テーブルに登録される情報は、図6に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図6に示す移動スケジュール情報テーブルは、同乗ユーザID、乗車地、乗車希望日時、降車地、降車希望日時、荷物属性情報、及びステータス等の各フィールドを有する。同乗ユーザIDフィールドには、各同乗ユーザを識別するためのユーザIDが登録される。同乗ユーザのユーザIDは、前述した運転ユーザIDと同様に、同乗ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に付与される情報である。乗車地フィールドには、各同乗ユーザが相乗りに利用可能な車両10への乗車を希望する場所を示す情報が登録される。乗車希望日時フィールドには、各同乗ユーザが上記乗車地において相乗りに利用可能な車両10への乗車を希望する日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各同乗者が相乗りに利用可能な車両10からの降車を希望する場所を示す情報が登録される。降車希望日時フィールドには、各同乗ユーザが上記降車地において相乗りに利用可能な車両10からの降車を希望する日時を示す情報が登録される。荷物属性情報フィールドには、同乗ユーザが相乗りに利用可能な車両10へ乗車する際に携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報が登録される。本例における荷物属性情報は、同乗ユーザが携行する荷物の大きさを示す情報、及びその荷物の種類を示す情報(例えば、スーツケース、手提げ鞄、スポーツ用具、工具、自転車、ベビーカー、ペット、植物等)である。ステータスフィールドには、同乗ユーザの移動状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが相乗りに利用可能な車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザと組み合わせる運転ユーザが確定しているが、その運転ユーザの運転する車両10に該同乗ユーザが乗車する前の段階にある場合には、「予約中」と登録され、該同乗ユーザと組み合わせる運転ユーザが確定していない段階にある場合には、「マッチング中」と登録される。
予約管理データベースD330は、ライドシェアサービスの予約情報が格納されており、そこでは運転ユーザに関する情報と該運転ユーザの運転する車両10に相乗り予定の同乗ユーザに関する情報との紐付けが行われている。ここで、予約管理データベースD330に格納される予約情報の一構成例について、図7に基づいて説明する。図7は、予約情報のテーブル構成を例示する図である。なお、予約情報テーブルに登録される情報は、図7に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図7に示す予約情報テーブルは、予約ID、運転ユーザID、車両情報、同乗ユーザID、乗車地、乗車予定日時、降車地、降車予定日時、荷物属性情報、及びステータス等の各フィールドを有する。予約IDフィールドには、個々の予約情報を識別するための情報である予約IDが登録される。この予約IDは、例えば、各ユーザが予約内容について確認や変更等を行う場合に使用される。運転ユーザIDフィールドには、相乗りに利用される車両10を運転する運転ユーザのユーザIDが登録される。車両情報フィールドには、
各運転ユーザが運転する車両10を、該車両10に相乗りする同乗ユーザが識別するために必要な情報が登録される。例えば、車両情報フィールドには、車種、自動車登録番号(ナンバープレートに標記された番号)、車体色等の情報が登録される。同乗ユーザIDフィールドには、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする予定の同乗ユーザのユーザIDが登録される。乗車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる場所(乗車地)を示す情報が登録される。乗車予定日時フィールドには、上記乗車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる予定日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる場所(降車地)を示す情報が登録される。降車予定日時フィールドには、上記降車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる予定日時を示す情報が登録される。荷物属性情報フィールドには、各同乗ユーザが車両10に乗車する際に携行する荷物の荷物属性情報が登録される。ステータスフィールドには、各車両10の相乗り状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが上記降車地点で車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザが車両10に相乗り中である場合には、「乗車中」と登録され、同乗ユーザが車両10に乗車する前の段階にある場合には、「乗車前」と登録される。
各運転ユーザが運転する車両10を、該車両10に相乗りする同乗ユーザが識別するために必要な情報が登録される。例えば、車両情報フィールドには、車種、自動車登録番号(ナンバープレートに標記された番号)、車体色等の情報が登録される。同乗ユーザIDフィールドには、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする予定の同乗ユーザのユーザIDが登録される。乗車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる場所(乗車地)を示す情報が登録される。乗車予定日時フィールドには、上記乗車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる予定日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる場所(降車地)を示す情報が登録される。降車予定日時フィールドには、上記降車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる予定日時を示す情報が登録される。荷物属性情報フィールドには、各同乗ユーザが車両10に乗車する際に携行する荷物の荷物属性情報が登録される。ステータスフィールドには、各車両10の相乗り状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが上記降車地点で車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザが車両10に相乗り中である場合には、「乗車中」と登録され、同乗ユーザが車両10に乗車する前の段階にある場合には、「乗車前」と登録される。
図7の予約情報テーブルは、各運転ユーザの運転する車両10に1人の同乗ユーザが相乗りする場合のテーブル構成例を示しているが、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする同乗ユーザの人数は2人以上であってもよい。その場合は、図8に示すように、1つの運転ユーザIDに対して、複数の同乗ユーザの情報が紐付けられればよい。
会員情報管理データベースD340は、ライドシェアサービスに会員登録されているユーザの情報(会員情報)が格納されている。ここで、会員情報管理データベースD340に格納される会員情報の一構成例について、図9に基づいて説明する。図9は、会員情報のテーブル構成を例示する図である。なお、会員情報テーブルに登録される情報は、図9に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図9に示す会員情報テーブルは、ユーザID、連絡先、属性、認証、及び車両ID等の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、各ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行った際に付与されるユーザIDが登録される。連絡先フィールドには、各ユーザの連絡先を示す情報(例えば、電子メールアドレスや電話番号等であり、少なくとも各ユーザが使用するユーザ端末200の電子メールアドレスを含む)が登録される。属性フィールドには、各ユーザの属性を示す情報(例えば、氏名、ニックネーム、年齢、性別、職業、勤務先(通学先)、趣味、特技等)が登録される。認証フィールドには、前述のリクエスト情報をサーバ装置300に登録する場合や、前述の予約情報を確認する場合等の認証に必要となるパスワード等を示す情報が登録される。車両IDフィールドには、各ユーザが相乗りに利用可能な車両10の車両IDが登録される。なお、相乗りに利用可能な車両10を所有していないユーザについては、例えば、車両IDフィールドに「無」と登録される。
次に、マッチング処理部F310は、運転ユーザや同乗ユーザからのリクエスト情報に基づいて、マッチング処理を行う。詳細には、運転ユーザの第1ユーザ端末200Aから送信されるリクエスト情報(車両ID、運転ユーザID、出発地、出発予定日時、目的地、及び到着予定日時を含む情報)をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエスト情報に基づいて、前述の図5に示したような走行スケジュール情報テーブルを生成し、生成された走行スケジュール管理データベースD310に登録する。また、同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bから送信されるリクエスト情報(同乗ユーザID、乗車希望地、乗車希望日時、降車希望地、降車希望日時、荷物属性情報を含む情報)をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエ
スト情報に基づいて、前述の図6に示したような移動スケジュール情報テーブルを生成し、生成された移動スケジュール情報テーブルを移動スケジュール管理データベースD320に登録する。そして、マッチング処理部F310は、各運転ユーザの走行スケジュール情報テーブルと各同乗ユーザの移動スケジュール情報テーブルとを比較して、同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールが登録されている走行スケジュール情報テーブルを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、抽出された走行スケジュール情報テーブルに紐づけられている運転ユーザを上記同乗ユーザと暫定的に組み合わせる。なお、マッチング処理部F310による暫定的な組合せを設定する方法は、上記した方法に限られるものではなく、周知の技術を用いる他の方法でマッチング処理が行われてもよい。
スト情報に基づいて、前述の図6に示したような移動スケジュール情報テーブルを生成し、生成された移動スケジュール情報テーブルを移動スケジュール管理データベースD320に登録する。そして、マッチング処理部F310は、各運転ユーザの走行スケジュール情報テーブルと各同乗ユーザの移動スケジュール情報テーブルとを比較して、同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールが登録されている走行スケジュール情報テーブルを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、抽出された走行スケジュール情報テーブルに紐づけられている運転ユーザを上記同乗ユーザと暫定的に組み合わせる。なお、マッチング処理部F310による暫定的な組合せを設定する方法は、上記した方法に限られるものではなく、周知の技術を用いる他の方法でマッチング処理が行われてもよい。
運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せが設定されると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物属性情報を取得する。例えば、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの移動スケジュール情報テーブルにアクセスして、該移動スケジュール情報テーブルの荷物属性情報フィールドに登録されている荷物属性情報を読み出す。続いて、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aに対し、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の荷物属性情報と、上記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報と、を送信する。また、本例においては、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bに対して、上記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報のみを送信する。なお、上記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報には、上記暫定的な組合せによる相乗りの条件を示す情報(例えば、同乗ユーザの乗車地、同乗ユーザの乗車予定日時、同乗ユーザの降車地、同乗ユーザの降車予定日時、車両10の種類、運転ユーザの属性、同乗ユーザの属性等)が含まれる。
上記暫定的な組合せに同意することを示す情報が、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bからサーバ装置300へ返信されてくると、マッチング処理部F310は、上記した暫定的な組合せを正式な組合せに確定する。これに伴い、マッチング処理部F310は、上記した正式な組合せに基づいて、前述の図7、8に示したような予約情報テーブルを生成し、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に格納する。なお、上記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bから受信することができない場合(上記暫定的な組合せに同意しないことを示す情報を、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザと同乗ユーザとのうちの少なくとも1人のユーザ端末200から受信した場合)には、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せとは異なるユーザの組合せから構成される新たな暫定的な組合せを再設定することで、マッチング処理をやり直すものとする。
(システムの動作)
本実施形態に係るライドシェアシステムの動作の流れについて説明する。図10は、本実施形態に係るライドシェアシステムの動作の流れを例示する図である。図10は、ライドシェアにおける、各構成要素間で送受信されるデータの流れ、及び各構成要素が行う処理の流れの概略を示すフロー図である。
本実施形態に係るライドシェアシステムの動作の流れについて説明する。図10は、本実施形態に係るライドシェアシステムの動作の流れを例示する図である。図10は、ライドシェアにおける、各構成要素間で送受信されるデータの流れ、及び各構成要素が行う処理の流れの概略を示すフロー図である。
図10において、第1ユーザ端末200Aは、運転ユーザによる入力部205への走行スケジュール(車両ID、運転ユーザID、出発地、出発予定日時、目的地、及び到着予定日時)の入力を受け付けると(S11)、該走行スケジュールをリクエスト情報として通信部206からサーバ装置300へ送信する(S12)。
第1ユーザ端末200Aからのリクエスト情報をサーバ装置300の通信部304が受信すると、マッチング処理部F310が、リクエスト情報に基づいて前述の図5に示したような走行スケジュール情報テーブルを生成し、生成された走行スケジュール情報テーブルを走行スケジュール管理データベースD310に登録する(S13)。
また、第2ユーザ端末200Bは、同乗ユーザによる入力部205への移動スケジュール(同乗ユーザID、乗車希望地、乗車希望日時、降車希望地、降車希望日時、荷物属性情報)の入力を受け付けると(S14)、該移動スケジュールをリクエスト情報として通信部206からサーバ装置300へ送信する(S15)。
第2ユーザ端末200Bからのリクエスト情報をサーバ装置300の通信部304が受信すると、マッチング処理部F310が、該リクエスト情報に基づいて前述の図6に示したような移動スケジュール情報テーブルを生成し、生成された移動スケジュール情報テーブルを移動スケジュール管理データベースD320に登録する(S16)。
なお、各ユーザが上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録する方法は、ユーザ端末200A、200Bを利用した方法に限定されるものではなく、例えば、ネットワークN1に接続可能な任意の端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ等)やパーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)を利用して、上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録してもよい。また、図10に示す例では、第1ユーザ端末200Aからのリクエスト情報が、第2ユーザ端末200Bからのリクエスト情報よりも早い時期にサーバ装置300へ送信されているが、第2ユーザ端末200Bからのリクエスト情報が、第1ユーザ端末200Aからのリクエスト情報よりも早い時期にサーバ装置300へ送信される場合もあり得る。
サーバ装置300のマッチング処理部F310は、走行スケジュール管理データベースD310に格納されている走行スケジュール情報テーブルと、移動スケジュール管理データベースD320に格納されている移動スケジュール情報テーブルとを比較して、各同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、抽出された走行スケジュールに紐づけられている運転ユーザを上記同乗ユーザと暫定的に組み合わせる(S17)。
マッチング処理部F310は、S17で決定された暫定的な組合せに含まれる運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aに対して、相乗りの条件(同乗ユーザの乗車地、同乗ユーザの乗車予定日時、同乗ユーザの降車地、同乗ユーザの降車予定日時、同乗ユーザの属性等)に同意するかを問い合わせる情報(同意確認情報)と、S17で決定された暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員が各々に携行する荷物の荷物属性情報と、を通信部304から送信する(S18)。
上記の同意確認情報及び荷物属性情報が運転者の第1ユーザ端末200Aで受信されると、該第1ユーザ端末200Aは、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件を示す情報、及び荷物属性情報を表示部204に表示する。その際、第1ユーザ端末200Aでは、上記相乗りの条件に同意するか否かの選択を各ユーザに促す処理(例えば、相乗りの条件に同意するか否かを選択するためのボタンをタッチパネル等の入力部205に表示させる処理)を行う。これにより、運転ユーザは、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの携行する荷物の荷物属性情報を参考にして、上記相乗りの条件に同意するか否かの判断を行うことができる。例えば、運転ユーザは、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員が各々に携行する荷物の大きさ及び自身の運転する車両10の積載可能スペースの大きさを考慮して、同乗ユーザ全員の荷物を車両10の積載可能スペースに載せることができるか判断することができる。これにより、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員
の荷物を車両10の積載可能スペースに載せることができないとの判断がなされた場合には、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。なお、ここでいう「積載可能スペース」とは、車両10の諸元に基づく積載スペース(荷室)ではなく、例えば、車両10の諸元に基づく積載スペースのうち、運転ユーザ自身の荷物等が積載されていない空きスペースや、荷物を載せることが可能な座席スペース等である。よって、車両10の積載可能スペースの大きさに対して、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の携行する荷物のトータルの大きさの方が大きければ、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行えばよい。また、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの携行する荷物の種類が、車両10への積載を運転ユーザが望まない種類のものである場合も、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。例えば、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの中に、運転者の体質的又は精神的に望ましくない種類の荷物(例えば、運転ユーザのアレルギー反応を誘発する動物や植物、若しくは当該荷物を載せることで車両10が汚れる可能性のあるアウトドア用品やスポーツ用品等)を携行する同乗ユーザが含まれていれば、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。
の荷物を車両10の積載可能スペースに載せることができないとの判断がなされた場合には、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。なお、ここでいう「積載可能スペース」とは、車両10の諸元に基づく積載スペース(荷室)ではなく、例えば、車両10の諸元に基づく積載スペースのうち、運転ユーザ自身の荷物等が積載されていない空きスペースや、荷物を載せることが可能な座席スペース等である。よって、車両10の積載可能スペースの大きさに対して、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の携行する荷物のトータルの大きさの方が大きければ、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行えばよい。また、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの携行する荷物の種類が、車両10への積載を運転ユーザが望まない種類のものである場合も、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。例えば、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの中に、運転者の体質的又は精神的に望ましくない種類の荷物(例えば、運転ユーザのアレルギー反応を誘発する動物や植物、若しくは当該荷物を載せることで車両10が汚れる可能性のあるアウトドア用品やスポーツ用品等)を携行する同乗ユーザが含まれていれば、運転ユーザは、上記相乗りの条件に同意しないとの判断を行うことができる。
また、マッチング処理部F310は、S17で決定された暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bに対しては、相乗りの条件(同乗ユーザの乗車地、同乗ユーザの乗車予定日時、同乗ユーザの降車地、同乗ユーザの降車予定日時、車両の種類、運転ユーザの属性等)に同意するかを問い合わせる情報(同意確認情報)を、通信部304から送信する(S19)。その場合、第2ユーザ端末200Bは、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件を示す情報を表示部204に表示するとともに、当該相乗りの条件に同意するか否かの選択を同乗ユーザに促す処理を行う。
各ユーザ端末200A、200B上において、各ユーザが上記相乗りの条件に同意することを選択すると、各ユーザ端末200A、200Bが、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件に同意することを示す情報(同意情報)を、通信部206からサーバ装置300へ送信する(S20、S21)。なお、図10に示す例では、第1ユーザ端末200Aからの同意情報の方が、第2ユーザ端末200Bからの同意情報よりも早い時期にサーバ装置300へ送信されているが、第2ユーザ端末200Bからの同意情報の方が、第1ユーザ端末200Aからの同意情報よりも早い時期に送信される場合もあり得る。
サーバ装置300の通信部304が第1ユーザ端末200A及び第2ユーザ端末200Bの双方から同意情報を受信すると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せを正式な組合せに確定する(S22)。そして、マッチング処理部F310は、上記正式な組合せにおける相乗りの条件に基づいて、前述の図8、9に示したような予約情報テーブルを生成し、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に登録する(S23)。また、マッチング処理部F310は、生成された予約情報テーブルに含まれる情報(予約情報)を、第1ユーザ端末200A及び第2ユーザ端末200Bへ送信する(S24)。
なお、上記同意情報を、第1ユーザ端末200A及び第2ユーザ端末200Bの双方から受信することができない場合には、サーバ装置300のマッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せとは異なるユーザの組合せで構成される、新たな暫定的な組合せを設定し直すものとする。
次に、本実施例におけるサーバ装置300の動作について、図11に基づいて説明する。図11は、ユーザ端末200A、200Bからのリクエスト情報をサーバ装置が受信したときのサーバ装置の動作を示すフロー図である。
図11において、ユーザ端末200から送信されるリクエスト情報がサーバ装置300によって受信されると(ステップS101)、サーバ装置300のマッチング処理部F310が、該リクエスト情報に基づいて、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定する(ステップS102)。その際、ステップS101で受信されたリクエスト情報が同乗ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bから送信されたものであれば、マッチング処理部F310は、当該同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールを抽出し、抽出された走行スケジュールに紐付けられている運転ユーザを当該同乗ユーザと暫定的に組み合わせる。また、ステップS101で受信されたリクエスト情報が運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aからのものであれば、マッチング処理部F310は、当該運転ユーザが運転する車両10の走行スケジュールに適合する移動スケジュールを抽出し、抽出された移動スケジュールに紐付けられている同乗ユーザを当該運転ユーザと暫定的に組み合わせる。
上記ステップS102で運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組合せが設定されると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの携行する荷物の属性情報を取得する(ステップS103)。具体的には、マッチング処理部F310は、上記同乗ユーザに紐付けられている移動スケジュール情報テーブルへアクセスして、該移動スケジュール情報テーブルの荷物属性情報フィールドに登録されている荷物属性情報を読み出すことで、上記同乗ユーザの携行する荷物の荷物属性情報を取得する。
マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aに対して、前述したような同意確認情報と、前記ステップS103で取得された荷物属性情報と、を通信部304から送信する(ステップS104)。斯様な同意確認情報及び荷物属性情報を受信した第1ユーザ端末200Aでは、前述したように、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件を示す情報と荷物属性情報とが表示部204に表示されるとともに、当該相乗りの条件に同意するか否かの選択を運転ユーザに促す処理が行われる。これにより、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザは、荷物属性情報を参考にして、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件に同意するか否かの判断を行うことができる。
また、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bに対して、前述したような同意確認情報のみを送信する(ステップS105)。斯様な同意確認情報を受信した第2ユーザ端末200Bでは、前述したように、上記暫定的な組合せにおける相乗りの条件を示す情報が表示部204に表示されるとともに、当該相乗りの条件に同意するか否かの選択を同乗ユーザに促す処理が行われる。
上記同意確認情報に応答する形で、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200から送信される情報を、サーバ装置300が受信すると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せについて、運転ユーザ及び同乗ユーザの双方の同意を得られたか否かを判別する(ステップS106)。その際、上記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの双方のユーザ端末200A、200Bから受信していれば、上記暫定的な組合せについて運転ユーザ及び同乗ユーザの双方の同意を得られたことになるため(ステップS106で肯定判定)、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せを正式な組合せに確定する(ステップS107)。そして、マッチング処理部F310は、上記正式な組合せに応じた予約情報テーブルを生成して、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に登録する。また、マッチング処理部F310は、予約情報テーブルに含まれる予約情報を、上記正式な組合せに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bへ送信する(ステップS108)。
なお、上記暫定的な組合せについて、運転ユーザ及び同乗ユーザの双方の同意を得られなかった場合、すなわち、上記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、上記暫定的な組合せに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの双方のユーザ端末200A、200Bから受信することができなかった場合(ステップS106で否定判定)は、マッチング処理部F310は、上記ステップS102へ戻り、マッチング処理をやり直す。その際、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組合せとは異なるユーザの組合せで構成される、新たな暫定的な組合せを設定するものとする。これにより、運転ユーザと同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることが抑制される。
以上述べた処理フローによれば、暫定的な組合せに含まれる運転ユーザは、該暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザが携行する荷物の荷物属性情報を参考にすることで、該暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の荷物の属性を事前に把握することができる。これにより、運転ユーザは、暫定的な組合せに含まれる同乗ユーザ全員の荷物を自身の運転する車両に載せることが可能か否かを考慮して、暫定的な組合せに同意するか否かを判断することができる。すなわち、運転ユーザは、自身の運転する車両に同乗ユーザ自体を同乗させることが可能か否かのみならず、該同乗ユーザが携行する荷物を自身の運転する車両に載せることが可能か否かを考慮して、暫定的な組合せに同意するか否かの判断を行うことができる。よって、運転ユーザが、自身の運転する車両に載せることが物理的に不可能な荷物を携行する同乗ユーザや、自身の運転する車両に載せることが望ましくない種類の荷物を携行する同乗ユーザと組み合わせられることが抑制される。その結果、ライドシェアにおいて、運転ユーザと同乗ユーザとの不適切な組合せが設定されることを抑制することができる。
なお、同乗ユーザの携行する荷物の大きさや種類は、運転ユーザと同乗ユーザとの組合せが確定した後に変更される場合が想定し得る。例えば、同乗ユーザが相乗りに利用可能な車両10へ乗車する前に買物等をした場合には、同乗ユーザの携行する荷物の個数が増えることで荷物全体の大きさが変化したり、新たな種類の荷物が追加されたりする可能性がある。その場合、同乗ユーザは、変更後の荷物全体の大きさや追加された荷物の種類に関する情報を、自身の使用する第2ユーザ端末200Bからサーバ装置300へ送信するようにしてもよい。これにあたり、運転ユーザの運転する車両が同乗ユーザの乗車地へ向けて移動を開始する前の段階で、サーバ装置から同乗ユーザのユーザ端末に対して、荷物属性の変更有無を問い合わせるようにしてもよい。そして、サーバ装置300は、変更後の荷物全体の大きさや追加された荷物の種類を含む新たな荷物属性情報と、上記同乗ユーザとの組合せに同意するかを問い合わせる情報と、を運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aへ送信すればよい。これにより、変更後の荷物全体の大きさが車両10の積載可能スペースの大きさより大きかったり、又は追加された荷物が運転ユーザの望まない種類のものであったりする場合には、運転ユーザは、上記同乗ユーザとの組合せに同意しないことを示す情報を、自身の使用する第1ユーザ端末200Aからサーバ装置300へ送信することができる。そして、サーバ装置300のマッチング処理部F310は、当該運転ユーザと当該同乗ユーザとの組合せとは異なる新たな組合せを設定し直せばよい。
<その他>
なお、上記した実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
なお、上記した実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。さらに、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシ
ステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成で実現するかは柔軟に変更可能である。
ステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成で実現するかは柔軟に変更可能である。
また、本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体であり、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、SSD(Solid State Drive)等の媒体である。
1:ライドシェアシステム
10:車両
200:ユーザ端末
200A:第1ユーザ端末
200B:第2ユーザ端末
300:サーバ装置
301:プロセッサ
10:車両
200:ユーザ端末
200A:第1ユーザ端末
200B:第2ユーザ端末
300:サーバ装置
301:プロセッサ
Claims (5)
- 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理装置であって、
前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定することと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取得することと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信することと、
前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定することと、
を実行する制御部を備える、
情報処理装置。 - 前記荷物属性情報は、前記同乗ユーザが携行する荷物の大きさ及び種類を示す情報を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信することができない場合に、前記制御部は、前記暫定的な組合せとは異なる運転ユーザと同乗ユーザとの組合せで構成される、新たな暫定的な組合せを設定し直す、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理方法であって、
コンピュータが、
前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定するステップと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取得するステップと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、
前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定するステップと、
を実行する、
情報処理方法。 - 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、該車両を運転するユーザである運転ユーザと該車両に同乗するユーザである同乗ユーザとの組合せを設定する情報処理プログラムであって、
コンピュータに、
前記運転ユーザと前記同乗ユーザとの暫定的な組合せを設定するステップと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の属性を示す情報である荷物属性情報を取得するステップと、
前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組合せに含まれる前記同乗ユーザが携行する荷物の前記荷物属性情報、及び前記暫定的な組合せに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、
前記暫定的な組合せに同意することを示す情報を、前記暫定的な組合せに含まれる前記運転ユーザが使用する端末から受信したときに、前記暫定的な組合せを正式な組合せとして設定するステップと、
を実行させる、
情報処理プログラム。
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