JP2020027996A - 表示システム、表示システムの制御方法、表示装置、及び、端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を表示する態様に対応する適切な方法により、画像データを伝送する。【解決手段】複数の端末装置2とプロジェクター1とを備える投射システム100であって、端末装置2は、シングル画面用画像データを第1通信方式で送信する第1無線端末I/Fとシングル画面用画像データより狭い帯域で送信可能なマルチ画面用画像データを第2通信方式で送信する第2無線端末I/Fとを有し、プロジェクター1は、シングル画面用画像データを受信する第1無線PJI/F232Aとマルチ画面用画像データを受信する第2無線PJI/F232Bと投射部10とを有し、シングル画面投射をする場合、投射部10はシングル画面用画像データに基づくシングル画面用画像を投射させ、マルチ画面投射をする場合、投射部10は複数のマルチ画面用画像データに基づく複数のマルチ画面用画像を投射させる。【選択図】図3
Description
本発明は、表示システム、表示システムの制御方法、表示装置、及び、端末装置に関する。
従来、端末装置から受信した画像データに基づく画像を1又は複数表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、シンク機器と、1又は複数のソース機器とがダイレクト通信方式により通信し、シンク機器がソース機器から受信した画像データに基づく画像を1又は複数表示する技術を開示する。
本発明は、画像を表示する態様に対応する適切な方法により、画像データを伝送することを目的とする。
上記目的を達成するための一態様は、第1端末装置と、第2端末装置と、前記第1端末装置及び前記第2端末装置に通信可能な表示装置とを備える表示システムであって、前記第1端末装置と前記第2端末装置の各々は、第1通信方式によって、前記表示装置にデータを送信する第1端末通信部と、前記第1通信方式より通信帯域の狭い第2通信方式によって、前記表示装置にデータを送信する第2端末通信部と、を有し、前記表示装置は、前記第1通信方式によって、第1画像データを前記第1端末装置から受信する第1表示通信部と、前記第2通信方式によって、前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを前記第1端末装置及び前記第2端末装置から受信する第2表示通信部と、前記第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示と、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示とを行う表示部と、を有し、前記表示部が前記1画面表示を行う場合、前記第1表示通信部は、前記第1端末装置から前記第1画像データを受信し、前記表示部は、前記第1画像データに基づく第1画像を表示し、前記表示部が前記複数画面表示を行う場合、前記第2表示通信部は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから前記第2画像データを受信し、前記表示部は、前記第2画像データに基づく第2画像を表示する。
上記表示システムにおいて、前記表示装置は、前記表示部に対して前記1画面表示と前記複数画面表示とを切り替えて表示させる表示装置制御部、を有する構成としてもよい。
上記表示システムにおいて、前記第1端末装置は、記憶部と、前記第2表示通信部と接続するための第2接続情報を前記記憶部に記憶させる端末制御部とを有する構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記端末制御部は、前記表示装置が前記複数画面表示から前記1画面表示に切り替わる際に、前記第1表示通信部と接続するための第1接続情報を、前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得し、取得した前記第1接続情報を、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報と対応付けて、前記記憶部に記憶させる構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記端末制御部は、前記第1接続情報を前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得した後に、前記表示装置に対して前記複数画面表示から前記1画面表示への切り替えを指示する制御情報を前記第2端末通信部によって送信し、前記記憶部に記憶した前記第1接続情報に基づいて前記第1端末通信部によって前記第1表示通信部と接続する構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記端末制御部は、前記表示装置に対して前記1画面表示から前記複数画面表示への切り替えを指示する制御情報を前記第1端末通信部によって送信し、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報に基づいて、前記第2端末通信部によって前記第2表示通信部と接続する構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記第1端末通信部は、前記第1画像データとして映像データをストリーミング送信し、前記第2端末通信部は、前記第2画像データとして静止画像データを送信する構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記第1端末装置は、端末表示部を備え、前記第2端末通信部は、前記第2画像データとして、前記端末表示部に表示された画像の静止画像データを送信する構成でもよい。
上記表示システムにおいて、前記第1端末装置は、端末表示部を備え、前記第2画像データは、前記端末表示部に表示された画像データを圧縮したキャプチャー画像であってもよい。
上記目的を達成する別の一態様は、第1端末装置と、第2端末装置と、表示部を有し、前記第1端末装置及び前記第2端末装置に通信可能な表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、前記表示装置が前記第1端末装置から受信した画像データに基づく第1画像を表示する1画面表示を行う場合、前記第1端末装置は、第1通信方式によって第1画像データを前記表示装置に送信し、前記表示装置は、前記第1端末装置から受信した前記第1画像データに基づく前記第1画像を前記表示部に表示させ、前記表示装置が前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく第2画像を表示する複数画面表示を行う場合、前記第1端末装置と前記第2端末装置とは、第2通信方式によって前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを前記表示装置に送信し、前記表示装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した前記第2画像データに基づく複数の前記第2画像を前記表示部に表示させる。
上記目的を達成するさらに別の一態様は、第1端末装置及び第2端末装置と通信可能な表示装置であって、第1画像データを第1通信方式によって前記第1端末装置から受信する第1表示通信部と、前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを、第2通信方式によって前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信する第2表示通信部と、前記第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示と、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示を行う表示部と、を有し、前記表示部が前記1画面表示を行う場合、前記第1表示通信部は、前記第1端末装置から前記第1画像データを受信し、前記表示部は、前記第1画像データに基づく第1画像を表示し、前記表示部が前記複数画面表示を行う場合、前記第2表示通信部は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから前記第2画像データを受信し、前記表示部は、前記第2画像データに基づく複数の第2画像を表示する。
上記目的を達成するさらに別の一態様は、表示装置と通信可能に接続される端末装置であって、データを第1通信方式によって前記表示装置に送信する第1端末通信部と、前記第1通信方式より通信帯域が狭い第2通信方式によって前記表示装置にデータを送信する第2端末通信部と、を備え、前記表示装置が、表示部により第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示を行う場合に、前記第1端末通信部は、第1画像データを前記表示装置に送信し、前記表示装置が、前記表示部により前記第1端末装置と第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示を行う場合に、前記第2端末通信部は、前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な前記第2画像データを前記表示装置に送信する。
上記端末装置において、記憶部と、端末制御部と、を有し、前記端末制御部は、前記第2端末通信部により前記表示装置と接続するための第2接続情報を前記記憶部に記憶させ、前記表示装置が前記複数画面表示から前記1画面表示に切り替わる際に、前記第1端末通信部により前記表示装置と接続するための第1接続情報を、前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得し、取得した前記第1接続情報を、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報と対応付けて、前記記憶部に記憶させる構成でもよい。
図1、及び図2は、表示システムの一態様である投射システム100の構成を示す図である。投射システム100は、プロジェクター1と、端末装置2A、2B、2C、2Dとを備える。プロジェクター1は、表示装置に相当する。以下の説明では、端末装置2A、2B、2C、2Dのそれぞれを区別しない場合、端末装置2と総称する。
図1は、プロジェクター1がシングル画面投射を実行する場合におけるプロジェクター1と端末装置2A、2B、2C、2Dとの通信接続状態を示している。シングル画面投射の詳細については、後述する。なお、シングル画面投射は、1画面表示に相当する。
図2は、プロジェクター1がマルチ画面投射を実行する場合におけるプロジェクター1と端末装置2A、2B、2C、2Dとの通信接続状態を示している。マルチ画面投射の詳細については、後述する。なお、マルチ画面投射は、複数画面表示に相当する。
図2は、プロジェクター1がマルチ画面投射を実行する場合におけるプロジェクター1と端末装置2A、2B、2C、2Dとの通信接続状態を示している。マルチ画面投射の詳細については、後述する。なお、マルチ画面投射は、複数画面表示に相当する。
プロジェクター1は、1又は複数の端末装置2から入力される画像データに基づき、投射面であるスクリーンSCに投射画像を投射する。プロジェクター1による投射画像の投射は、表示装置による画像の表示の一例である。スクリーンSCは、幕状のスクリーンであってもよいし、建造物の壁面や設置物の平面をスクリーンSCとして利用してもよい。スクリーンSCは平面に限らず、曲面や凹凸を有する面であってもよい。
端末装置2は、例えば、ノート型PC(Personal Computer)やデスクトップ型PC等の装置である。図1、及び図2では、端末装置2としてノート型PCを例示している。なお、端末装置2は、パーソナルコンピューターに限定されず、タブレット端末、スマートフォン等を用いることができる。
プロジェクター1と端末装置2とは、第1通信方式、又は第2通信方式によって通信する。
第1通信方式は、1台のプロジェクター1と1台の端末装置2とが1対1で通信する通信方式である。第1通信方式としては、Wi−Fi Direct等のアクセスポイントAPを介さず無線通信するダイレクト通信方式が一例として挙げられる。Wi−Fiは、登録商標である。なお、Wi−Fi Direct方式を利用した通信規格としては、Miracastが一例として挙げられる。Miracastは、登録商標である。
第2通信方式は、1台のプロジェクター1と複数台の端末装置2とが1対多数で通信可能な通信方式である。第2通信方式としては、アクセスポイントAPを介して無線通信するインフラストラクチャー通信方式が一例として挙げられる。
プロジェクター1は、シングル画像投射とマルチ画像投射とを切り替えて実行可能に構成される。シングル画像投射とは、スクリーンSCの投射可能領域SCA内に1の端末装置2から入力された画像データのみに基づく画像を投射する投射態様である。プロジェクター1がシングル画像投射を行う場合において、プロジェクター1に画像データを送信する端末装置2は、第1端末装置に相当する。マルチ画像投射とは、スクリーンSCの投射可能領域SCA内に複数の端末装置2から入力された複数の画像データに基づく複数の画像を配置して投射する投射態様である。シングル画像投射実行時にプロジェクター1に画像データを送信しない端末装置2であって、プロジェクター1がマルチ画像投射を行う場合においてプロジェクター1に画像データを送信する端末装置2は、第2端末装置に相当する。
本実施形態では、プロジェクター1がシングル画像投射を実行する場合、プロジェクター1と1台の端末装置2とが第1通信方式によって通信する。図1は、プロジェクター1と端末装置2Aとが第1通信方式で無線通信し、プロジェクター1が端末装置2Aの表示パネル621に表示された画像と同じ画像をシングル画面投射している場合を示している。図1では、端末装置2Aが第1端末装置に相当し、端末装置2B、2C、2Dのそれぞれが第2端末装置に相当する。
また、本実施形態では、プロジェクター1がマルチ画像投射を実行する場合、プロジェクター1と複数台の端末装置2とが第2通信方式によって通信する。図2は、プロジェクター1と端末装置2A、2B、2C、2DのそれぞれとがアクセスポイントAPが構築する無線ネットワークNWに接続し、プロジェクター1と端末装置2A、2B、2C、2Dのそれぞれとが第2通信方式で無線通信している場合を示している。また、図2では、端末装置2A、2B、2C、2Dの表示パネル621に表示された画像と同じ画像を投射可能領域SCA内に配置して投射するマルチ画面投射を、プロジェクター1が実行している場合を示している。
次に、プロジェクター1の構成について説明する。
図3は、プロジェクター1の構成を示す図である。
図3は、プロジェクター1の構成を示す図である。
プロジェクター1は、プロジェクター1の各部を制御するプロジェクター制御部3と、投射画像を投射する投射部10とを備える。プロジェクター制御部3は、表示装置制御部に相当する。また、投射部10は、表示部に相当する。
プロジェクター制御部3は、演算処理を実行するCPUであるプロジェクターCPU30、及び、プロジェクター記憶部31により構成される。プロジェクターCPU30は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーがプロジェクターCPU30として機能する構成であってもよい。プロジェクター記憶部31は、プロジェクターCPU30が実行する制御プログラム311、及び、設定データ312を不揮発的に記憶する記憶装置であり、フラッシュROM等の半導体記憶素子等で構成される。プロジェクター記憶部31は、プロジェクターCPU30のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。
プロジェクター記憶部31は、制御プログラム311のほか、設定データ312を記憶する。設定データ312は、プロジェクター1の動作に関する設定値を含む。設定データ312に含まれる設定値は、例えば、画像処理部25が実行する処理内容、画像処理部25の処理に用いるパラメーター等である。プロジェクター記憶部31は、その他のプログラムやデータを記憶してもよい。
プロジェクター制御部3の機能は、プロジェクターCPU30が制御プログラム311を実行することにより、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現される。
投射部10は、光源11、光変調装置12、及び、投射光学系13を備える。
光源11は、ハロゲンランプ、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ等のランプ、或いは、LEDやレーザー光源等の固体光源で構成される。光源11は、光源駆動部21から供給される電力により点灯し、光変調装置12に向けて光を発する。
光源駆動部21は、プロジェクター制御部3の制御に従って光源11に駆動電流やパルスを供給し、光源11を発光させる。
光変調装置12は、光変調装置駆動部22により駆動されて画像を形成する液晶パネル等の画像形成部を備える。光変調装置12は、画像形成部に形成した画像により、光源11が発した光を変調して画像光を生成し、投射光学系13に向けて投射する。画像形成部は、透過型液晶パネル、反射型液晶パネル、デジタルミラーデバイス等により構成される。
投射光学系13は、レンズやミラー等の光学素子を備え、光変調装置12で変調された光をスクリーンSC上に結像させ、投射画像を投射する。
プロジェクター1は、プロジェクターインターフェース23、フレームメモリー24、画像処理部25、及び、操作部51を備える。これらの各部は、バス26を介してプロジェクター制御部3とデータ通信可能に接続される。以下では、インターフェースを、I/Fと略して表記する。
プロジェクターI/F23は、データ通信用の有線PJI/F231と、データ通信用の無線PJI/F232とを備える。有線PJI/F231は、HDMIやUSB等の有線通信規格に準拠したコネクター及びI/F回路等の通信デバイスを備え、有線通信規格に従ってデータを受信する。HDMIは、登録商標である。
無線PJI/F232は、第1無線PJI/F232Aと、第2無線PJI/F232Bとを備える。第1無線PJI/F232Aは、第1表示通信部に相当する。また、第2無線PJI/F232Bは、第2表示通信部に相当する。
第1無線PJI/F232Aは、I/F回路等により構成される無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従ってデータを第1通信方式によって受信する。第2無線PJI/F232Bは、I/F回路等により構成される無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従って第2通信方式によってデータを受信する。
第1無線PJI/F232Aは、I/F回路等により構成される無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従ってデータを第1通信方式によって受信する。第2無線PJI/F232Bは、I/F回路等により構成される無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従って第2通信方式によってデータを受信する。
フレームメモリー24は、複数のバンクを備える。各バンクは、画像データの1フレームを書き込み可能な記憶容量を有する。フレームメモリー24は、例えば、SDRAMにより構成される。なお、SDRAMは、Synchronous Dynamic Random Access Memoryの略である。
画像処理部25は、フレームメモリー24に展開された画像データに対して、例えば、解像度変換処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや輝度の調整等の画像処理を行う。画像処理部25は、プロジェクター制御部3により指定された処理を実行し、必要に応じて、プロジェクター制御部3から入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、画像処理部25は、上記のうち複数の画像処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部25は、処理の終了した画像データをフレームメモリー24から読み出して光変調装置駆動部22に出力する。
画像処理部25は、処理の終了した画像データをフレームメモリー24から読み出して光変調装置駆動部22に出力する。
操作部51は、操作パネル511、リモコン受光部512、及び入力処理部513を備える。
操作パネル511は、プロジェクター1の筐体に設けられ、ユーザーが操作可能な各種スイッチを備える。入力処理部513は、操作パネル511の各スイッチの操作を検出する。
リモコン受光部512は、リモコン50が送信する赤外線信号を受光する。入力処理部513は、リモコン受光部512が受光した信号をデコードして、操作データを生成し、プロジェクター制御部3に出力する。
入力処理部513は、操作パネル511、及びリモコン受光部512に接続される。入力処理部513は、操作パネル511またはリモコン受光部512でユーザーの操作を受け付けた場合に、受け付けた操作に対応する操作データを生成してプロジェクター制御部3に出力する。
リモコン受光部512は、リモコン50が送信する赤外線信号を受光する。入力処理部513は、リモコン受光部512が受光した信号をデコードして、操作データを生成し、プロジェクター制御部3に出力する。
入力処理部513は、操作パネル511、及びリモコン受光部512に接続される。入力処理部513は、操作パネル511またはリモコン受光部512でユーザーの操作を受け付けた場合に、受け付けた操作に対応する操作データを生成してプロジェクター制御部3に出力する。
次に、端末装置2の構成について説明する。
図4は、端末装置2の構成を示す図である。
図4は、端末装置2の構成を示す図である。
端末装置2は、端末装置2の各部を制御する端末制御部60を備える。
端末制御部60は、演算処理を実行するCPUである端末CPU600、及び、端末記憶部601により構成される。端末記憶部601は、記憶部に相当する。端末記憶部601は、端末CPU600が実行する制御プログラム601A、設定データ601B、及び専用ソフト601Cを不揮発的に記憶する記憶装置であり、フラッシュROM等の半導体記憶素子等で構成される。端末記憶部601は、端末CPU600のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。設定データ601Bは、端末装置2の動作に関する設定値を含む。専用ソフト601Cは、端末CPU600により実行されることで、端末制御部60がソフトウェアとハードウェアの協働によりプロジェクター1のシングル画面投射、及びマルチ画面投射に係る動作を実行するためのソフトウェアプログラムである。専用ソフト601Cは、予め端末装置2にインストールされている。
端末制御部60は、演算処理を実行するCPUである端末CPU600、及び、端末記憶部601により構成される。端末記憶部601は、記憶部に相当する。端末記憶部601は、端末CPU600が実行する制御プログラム601A、設定データ601B、及び専用ソフト601Cを不揮発的に記憶する記憶装置であり、フラッシュROM等の半導体記憶素子等で構成される。端末記憶部601は、端末CPU600のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。設定データ601Bは、端末装置2の動作に関する設定値を含む。専用ソフト601Cは、端末CPU600により実行されることで、端末制御部60がソフトウェアとハードウェアの協働によりプロジェクター1のシングル画面投射、及びマルチ画面投射に係る動作を実行するためのソフトウェアプログラムである。専用ソフト601Cは、予め端末装置2にインストールされている。
端末装置2は、端末表示部62を備える。端末表示部62は、表示パネル621を備え、端末制御部60の制御で、表示パネル621に各種情報を表示する。
端末装置2は、端末入力部63を備える。端末入力部63は、キーボード、マウス、その他の入力手段を備え、入力手段に対するユーザーの操作を検出して、操作に基づく操作情報を生成し、操作情報を端末制御部60に出力する。端末制御部60は、端末入力部63からの操作情報に基づいて、入力手段に対するユーザーの操作に対応する処理を実行する。
端末装置2は、端末I/F64を備える。端末I/F64は、データ通信用の有線端末I/F641と、データ通信用の無線端末I/F642とを備える。有線端末I/F641は、HDMIやUSB等の有線通信規格に準拠したコネクター及びI/F回路等の通信デバイスを備え、有線通信規格に従ってデータを送信する。
無線端末I/F642は、第1無線端末I/F642Aと、第2無線端末I/F642Bとを備える。第1無線端末I/F642Aは、第1端末通信部に相当する。また、第2無線端末I/F642Bは、第2端末通信部に相当する。
第1無線端末I/F642Aは、I/F回路等により構成された無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従ってデータを第1通信方式によって受信する。第2無線端末I/F642Bは、I/F回路等により構成された無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従って第2通信方式によってデータを受信する。
第1無線端末I/F642Aは、I/F回路等により構成された無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従ってデータを第1通信方式によって受信する。第2無線端末I/F642Bは、I/F回路等により構成された無線通信デバイスであり、所定の無線通信規格に従って第2通信方式によってデータを受信する。
次に、プロジェクター1と端末装置2との動作について説明する。
図5は、プロジェクター1と端末装置2との動作を示すフローチャートである。図5においてフローチャートFAは、端末装置2の動作を示す。また、図5においてフローチャートFBは、プロジェクター1の動作を示す。
図5は、プロジェクター1と端末装置2との動作を示すフローチャートである。図5においてフローチャートFAは、端末装置2の動作を示す。また、図5においてフローチャートFBは、プロジェクター1の動作を示す。
フローチャートFAを参照して、端末装置2の端末制御部60は、専用ソフト601Cを起動すると(ステップSA1)、第2無線端末I/F642Bによりプロジェクター1の第2無線PJI/F232Bと通信接続する(ステップSA2)。また、フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第2無線PJI/F232Bにより、専用ソフト601Cを起動した端末装置2の第2無線端末I/F642Bと通信接続する(ステップSB1)。
無線ネットワークNWを構築するアクセスポイントAPは、無線ネットワークNWを識別するための識別情報であるネットワーク識別情報を有する。また、アクセスポイントAPは、無線ネットワークNWへ接続するための認証情報を有する。無線ネットワークNWが、IEEE802.11xで規定される無線LANである場合、ネットワーク識別情報は、SSIDである。また、認証情報は、パスフレーズ及び暗号化方式を含む。パスフレーズは、無線LANによる通信を暗号化するために使用される暗号鍵である。
プロジェクター1は、アクセスポイントAPのSSID、及び認証情報が、プロジェクター1の設定データ312に設定値として設定されることにより、無線ネットワークNWに接続する。また、端末装置2は、アクセスポイントAPのSSID、及び認証情報が、端末装置2の設定データ601Bに設定値として設定されることにより、無線ネットワークNWに接続する。これにより、プロジェクター1と端末装置2とは、第2通信方式による無線通信可能に通信接続する。
端末装置2は、ステップSA2においてプロジェクター1と通信接続する際に、プロジェクター1のネットワーク情報を取得する。ネットワーク情報は、プロジェクター1の第2無線PJI/F232Bと通信接続するための情報であって、無線ネットワークNWに接続される装置毎に固有の情報である。ネットワーク情報としては、IPアドレスが一例として挙げられる。ネットワーク情報は、第2接続情報に相当する。プロジェクター1のネットワーク情報は、事前に割り当てられ予めプロジェクター記憶部31等に記憶されている。
端末装置2の端末制御部60は、ステップSA2で取得したプロジェクター1のネットワーク情報を、端末記憶部601に記憶させる(ステップSA3)。
次いで、端末制御部60は、マルチ画面投射においてプロジェクター1に投射させる画像を示す画像データを、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1に送信する(ステップSA4)。
以下では、プロジェクター1がマルチ画面投射を実行する際に端末装置2がプロジェクター1へ送信する画像データを、マルチ画面用画像データという。マルチ画面用画像データは、第2画像データに相当する。本実施形態では、マルチ画面用画像データは、端末表示部62の表示パネル621に表示されている画像の静止画像データである。つまり、マルチ画面用画像データは、端末装置2が表示している画面をキャプチャーした画像データである。マルチ画面用画像データは、JPEG等の所定の圧縮形式で圧縮された画像データであってもよい。端末制御部60は、マルチ画面用画像データを、予め設定された所定の周期で第2無線端末I/F642Bによりプロジェクター1へ送信する。
フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第2無線PJI/F232Bによって、端末装置2からマルチ画面用画像データを受信する(ステップSB2)。そして、プロジェクター制御部3は、投射部10によって、マルチ画面用画像データに基づく画像であるマルチ画面用画像を複数配置したマルチ画面投射を開始する(ステップSB2)。マルチ画面用画像は、第2画像に相当する。例えば、図2に示す4台の端末装置2のそれぞれからマルチ画面用画像データを受信した場合、プロジェクター1は、4つのマルチ画面用画像を配置して投射するマルチ画面投射を実行する。
フローチャートFAを参照し、端末装置2の端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をマルチ画面投射からシングル画面投射に切り替えるか否かを判別する(ステップSA5)。例えば、端末制御部60は、端末入力部63からシングル画面投射に切り替える操作を示す操作情報を取得した場合、ステップSA5において肯定判別する。また、例えば、端末制御部60は、端末入力部63からシングル画像投射に切り替える操作を示す操作情報を取得しない場合、ステップSA5において否定判別する。
端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をマルチ画面投射からシングル画面投射に切り替えないと判別した場合(ステップSA5:NO)、プロジェクター1による画像の投射を終了か否かを判別する(ステップSA6)。端末制御部60は、プロジェクター1による画像の投射を終了しないと判別した場合(ステップSA6:NO)、再度、ステップSA5の処理を実行する。一方で、端末制御部60は、プロジェクター1による画像の投射を終了すると判別した場合(ステップSA6:YES)、マルチ画面用画像データの送信を終了して、専用ソフト601Cの実行を終了し(ステップSA7)、本処理を終了する。
ステップSA5の説明に戻り、端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をマルチ画面投射からシングル画面投射に切り替えると判別した場合(ステップSA5:YES)、無線通信デバイス識別情報の要求を示す要求情報を、第2無線端末I/F642Bによりプロジェクター1へ送信する(ステップSA8)。無線通信デバイス識別情報とは、第1無線PJI/F232Aに接続するための情報であって、1の第1無線PJI/F232Aごとに割り当てられた第1無線PJI/F232Aを識別する識別情報である。無線通信デバイス識別情報は、第1接続情報に相当する。
フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第2無線PJI/F232Bにより要求情報を受信する(ステップSB3)。次いで、プロジェクター制御部3は、無線通信デバイス識別情報を、第2無線PJI/F232Bにより端末装置2へ送信する(ステップSB4)。
フローチャートFAを参照して、端末装置2の端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1から無線通信デバイス識別情報を受信する(ステップSA9)。次いで、端末制御部60は、受信した無線通信デバイス識別情報を、端末記憶部601に記憶したプロジェクター1のネットワーク情報に対応付けて記憶させる(ステップSA10)。
次いで、端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによって、マルチ画面投射からシングル画面投射への投射態様の切り替えを指示する制御情報を、プロジェクター1へ送信する(ステップSA11)。フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第2無線PJI/F642Bによって、制御情報を端末装置2から受信する(ステップSB5)。
プロジェクター制御部3は、制御情報を受信すると、第2無線PJI/Fを制御して、第2無線端末I/F642Bとの通信接続を切断する(ステップSB6)。また、フローチャートFAを参照して、端末装置2の端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bを制御して、第2無線PJI/F232Bとの通信接続を切断する(ステップSA12)。
フローチャートFBを参照して、端末装置2の第2無線端末I/F642Bとの通信接続を切断すると、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aによる端末装置2との通信接続を待機する状態に移行する(ステップSB7)。
フローチャートFAを参照して、端末装置2の端末制御部60は、第2無線PJI/F232Bとの通信接続を切断すると、ステップSA10で記憶した無線通信デバイス識別情報に基づいて、第1無線端末I/F642Aと通信接続可能な第1無線PJI/F232Aを検索する(ステップSA13)。
次いで、端末制御部60は、検索した第1無線PJI/F232Aを備えるプロジェクター1に、第1無線端末I/F642Aによって通信接続の要求を示す要求情報を送信する(ステップSA14)。
フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aによって要求情報を受信する(ステップSB8)。次いで、プロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aにより、端末装置2の第1無線端末I/F642Aと通信接続する(ステップSB9)。
また、フローチャートFAを参照して、端末装置2の端末制御部60は、第1無線端末I/F642Aによりプロジェクター1の第1無線PJI/F232Aと通信接続する(ステップSA15)。
次いで、端末制御部60は、シングル画面投射においてプロジェクター1に投射させる画像を示す画像データを、第1無線端末I/F642Aによってプロジェクター1へ送信する(ステップSA16)。
以下では、シングル画面投射の実行時においてプロジェクター1に送信する画像データを、シングル画面用画像データという。シングル画面用画像データは、第1画像データに相当する。本実施形態では、シングル画面用画像データは、ストリーミング送信される映像データであり、ステップSA16で、端末制御部60は、映像データを第1無線端末I/F642Aによってストリーミング送信する。
フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aによってシングル画面用画像データを受信する(ステップSB10)。そして、プロジェクター制御部3は、シングル画面投射を投射部10に実行させる(ステップSB10)。シングル画面投射は、シングル画面用画像データに基づく画像であるシングル画面用画像を、投射部10により1つ投射する動作である。シングル画面用画像は、第1画像に相当する。
以上のように、プロジェクター制御部3は、プロジェクター1がマルチ画面投射する場合、第2無線PJI/F232Bによって複数の端末装置2から受信した複数のマルチ画面用画像データに基づく複数のマルチ画面用画像を投射部10に投射させる。一方で、プロジェクター制御部3は、プロジェクター1がシングル画面投射する場合、第1無線PJI/F642Bによって1の端末装置2から受信したシングル画面用画像データに基づくシングル画面用画像を投射部10に投射させる。
前述した通り、マルチ画面用画像データは、静止画像データであり、シングル画面用画像データは、ストリーミング送信される映像データである。一般に、ストリーミングデータを伝送するために必要な帯域は静止画像データに比べて大きい。つまり、シングル画面用画像データの単位時間当たりのデータ量は、マルチ画面用画像データより大きい。
投射システム100でプロジェクター1にマルチ画面投射を実行させる場合、複数の端末装置2からプロジェクター1へ送信するデータとしては、マルチ画面用画像データが好適である。
仮に、複数の端末装置2が第2通信方式で映像データをプロジェクター1へストリーミング送信すると、通信帯域が逼迫する可能性がある。このため、プロジェクター1に映像データをストリーミング送信する通信方式としては、第1通信方式が必要であるが、複数の端末装置2とプロジェクター1とが第1通信方式で通信するためには、プロジェクター1が第1無線PJI/F232Aを複数備える必要がある。この構成は、プロジェクター1の構成の複雑化、サイズの拡大、及びコストの面で実現可能性が低い。
そこで、本実施形態の投射システム100では、プロジェクター1がマルチ画面投射する場合、各々の端末装置2がプロジェクター1にマルチ画面用画像データを送信する。プロジェクター制御部3は、複数の端末装置2から受信した複数のマルチ画面用画像データに基づく複数のマルチ画面用画像を投射部10に投射させる。
この構成によれば、第2通信方式の帯域であっても、端末装置2からプロジェクター1に確実に画像データを送信できる。また、マルチ画面投射を行う場合、端末装置2が送信する1つの画像が占める面積は、シングル画面表示よりも小さい。このため、マルチ画面投射では、端末装置2が送信する画像データの画質に対する要求が、シングル画面表示を行う場合よりも低い。従って、端末装置2が送信するマルチ画面用画像データが静止画像データであっても、プロジェクター1の表示品質に問題を生じない。
この構成によれば、第2通信方式の帯域であっても、端末装置2からプロジェクター1に確実に画像データを送信できる。また、マルチ画面投射を行う場合、端末装置2が送信する1つの画像が占める面積は、シングル画面表示よりも小さい。このため、マルチ画面投射では、端末装置2が送信する画像データの画質に対する要求が、シングル画面表示を行う場合よりも低い。従って、端末装置2が送信するマルチ画面用画像データが静止画像データであっても、プロジェクター1の表示品質に問題を生じない。
また、マルチ画面用画像データは、予め設定された所定の周期で端末装置2が送信する静止画像データである。このため、端末装置2における表示の変化が、プロジェクター1の投射画面に反映されるまでに時間がかかることがあり、リアルタイム性ではシングル画面用データに劣る。さらに、上記のように、シングル画面用画像データは、マルチ画面用画像データよりも画質が優れる。
そこで、投射システム100では、プロジェクター1がシングル画面投射する場合、端末装置2からシングル画面用画像データを送信する。この動作は、プロジェクター1が備える1つの第1無線PJI/F232Aを利用して容易に実現可能であり、端末装置2が表示している画面を、リアルタイムに反映した投射画像を投射できる。
このように、投射システム100は、プロジェクター1がシングル画面投射する場合と、マルチ画面投射する場合とで、通信方式を切り替える。これにより、複数の端末装置2からプロジェクター1に画像データを伝送する目的に適した第2通信方式と、1対1の通信に適した第1通信方式とを適切に切り替えて、画像データを伝送できる。
さらに、投射システム100は、プロジェクター1の投射の態様に応じて、通信方式とともに、画像データの態様を切り替える。詳細には、必要な伝送帯域が小さい反面、リアルタイム性に劣る静止画像データと、リアルタイム性に優れる反面、必要な伝送帯域が小さいストリーミング映像データとを切り替える。これにより、端末装置2とプロジェクター1との間の通信を安定させ、より高画質で、画像を投射できる。
さらにまた、投射システム100は、プロジェクター1の投射の態様に応じて、端末装置2がプロジェクター1に送信する画像の画質を切り替えてもよい。すなわち、プロジェクター1がシングル画面投射する場合は、広帯域の第1通信方式を用いるため、端末装置2が送信する画像データの画質を高画質に設定してもよい。また、プロジェクター1がマルチ画面投射する場合は、狭帯域の第2通信方式を用いるため、端末装置2が送信する画像データの画質を、シングル画面表示よりも低画質に設定してもよい。
さらに、投射システム100は、プロジェクター1の投射の態様に応じて、通信方式とともに、画像データの態様を切り替える。詳細には、必要な伝送帯域が小さい反面、リアルタイム性に劣る静止画像データと、リアルタイム性に優れる反面、必要な伝送帯域が小さいストリーミング映像データとを切り替える。これにより、端末装置2とプロジェクター1との間の通信を安定させ、より高画質で、画像を投射できる。
さらにまた、投射システム100は、プロジェクター1の投射の態様に応じて、端末装置2がプロジェクター1に送信する画像の画質を切り替えてもよい。すなわち、プロジェクター1がシングル画面投射する場合は、広帯域の第1通信方式を用いるため、端末装置2が送信する画像データの画質を高画質に設定してもよい。また、プロジェクター1がマルチ画面投射する場合は、狭帯域の第2通信方式を用いるため、端末装置2が送信する画像データの画質を、シングル画面表示よりも低画質に設定してもよい。
また、端末装置2の端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1と通信する際に、取得したプロジェクター1のネットワーク情報を端末記憶部601に記憶させる。そして、端末制御部60は、マルチ画面投射からシングル画面投射に切り替わる際に、無線通信デバイス識別情報を取得し、取得した無線通信デバイス識別情報を端末記憶部601に記憶したネットワーク情報に対応付けて記憶させる。これにより、端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1と接続するための情報と、第1無線端末I/F642Aによりプロジェクター1と接続するための情報とを、対応付けた態様で保持できる。このため、第1無線端末I/F642Aによる接続と第2無線端末I/F642Bによる接続とを切り替える場合に、接続するプロジェクター1を容易に特定することができ、速やかに接続を確立できる。
また、端末制御部60は、プロジェクター1に対してマルチ画面投射からシングル画面投射への切り替えを指示する制御情報を送信し、端末記憶部601が記憶した無線通信デバイス識別情報に基づいてプロジェクター1と通信接続する。これにより、端末制御部60は、マルチ画面用画像データを送信したプロジェクター1と同じプロジェクター1にシングル画面用画像データを送信できる。
図5のフローチャートFAを参照し、端末装置2の端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をシングル画面投射からマルチ画面投射に切り替えるか否かを判別する(ステップSA17)。
端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をシングル画面投射からマルチ画面投射に切り替えないと判別した場合(ステップSA17:NO)、プロジェクター1による画像の投射を終了するか否かを判別する(ステップSA18)。端末制御部60は、プロジェクター1による画像の投射を終了しないと判別した場合(ステップSA18:NO)、再度、ステップSA17の処理を実行する。一方で、端末制御部60は、プロジェクター1による画像の投射を終了すると判別した場合(ステップSA18:YES)、専用ソフト601Cの起動を終了し(ステップSA19)、本処理を終了する。
ステップSA17の説明に戻り、端末制御部60は、プロジェクター1の投射態様をシングル画面投射からマルチ画面投射に切り替えると判別した場合(ステップSA17:YES)、プロジェクター1にシングル画面投射からマルチ画面投射への投射態様の切り替えを指示する制御情報を第1無線端末I/F642Aによって送信する(ステップSA20)。フローチャートFBを参照して、プロジェクター1のプロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aによって、制御情報を受信する(ステップSB11)。
フローチャートFAを参照して、端末制御部60は、第2通信方式による通信の再接続を指示する再接続指示情報を、第1無線端末I/F642Aによって送信する(ステップSA21)。そして、端末制御部60は、第1無線端末I/F642Aを制御して、第1無線PJI/F232Aとの通信接続を切断する(ステップSA21)。
フローチャートFBを参照して、プロジェクター制御部3は、再接続指示情報を受信する(ステップSB12)。そして、プロジェクター制御部3は、第1無線PJI/F232Aを制御して、端末装置2の第1無線端末I/F642Aとの通信接続を切断する(ステップSB13)。
フローチャートFAを参照して、端末制御部60は、ステップSA3で記憶したネットワーク情報に基づいて、ネットワーク情報が示すプロジェクター1の第2無線PJI/F232Bと通信接続する(ステップSA23)。また、フローチャートFBを参照して、プロジェクター制御部3は、端末装置2の第2無線端末I/F642Bと通信接続を行う(ステップSB14)。
端末制御部60は、プロジェクター1の第2無線PJI/F232Bと通信接続を行うと、処理をステップSA4に戻し、マルチ画面用画像データをプロジェクター1に送信する。また、プロジェクター制御部3は、端末装置2の第2無線端末I/F642Bと通信接続を行うと、処理をステップSA2に戻し、端末装置2から受信したマルチ画面用画像データに基づいてマルチ画面投射用画像を複数配置して投射するマルチ画面投射する。
ステップSA2で説明したように、端末装置2の端末制御部60は、取得したプロジェクター1のネットワーク情報を端末記憶部601に記憶させる。これにより、端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1と接続するための情報を記憶する。このため、一旦、第2無線端末I/F642Bによる接続を切断した後で、再び第2無線端末I/F642Bによりプロジェクター1に接続する際に、速やかに接続を確立できる。
また、端末制御部60は、シングル画像投射からマルチ画像投射に切り替わる際に、切り替えを指示する制御情報を送信し、端末記憶部601に記憶したネットワーク情報に基づいて、第2無線PJI/F232Bと通信接続を行う。これにより、端末制御部60は、シングル画面用画像データを送信したプロジェクター1と同じプロジェクター1にマルチ画面用画像データを送信できる。
以上、説明したように、投射システム100は、複数の端末装置2と、プロジェクター1とを備える。図1では、端末装置2Aが第1端末装置に相当し、端末装置2B、2C、2Dのそれぞれが第2端末装置に相当する。端末装置2の各々は、シングル画面用画像データを第1通信方式によってプロジェクター1に送信する第1無線端末I/F642Aと、シングル画面用画像データより狭い通信帯域で送信可能なマルチ画面用画像データを、第2通信方式によってプロジェクター1に送信する第2無線端末I/F642Bと、を有する。プロジェクター1は、第1通信方式によってシングル画面用画像データを端末装置2から受信する第1無線PJI/F232Aと、第2通信方式によってマルチ画面用画像データを端末装置2から受信する第2無線PJI/F232Bと、シングル画面投射と、マルチ画面投射とを行う投射部10と、を有する。投射部10がシングル画面投射を行う場合、第1無線PJI/F232Aは、1の端末装置2からシングル画面用画像データを受信し、投射部10は、受信したシングル画面用画像データのみに基づくシングル画面用画像を投射する。また、投射部10がマルチ画面投射を行う場合、第2無線PJI/F232Bは、複数の端末装置2からマルチ画面用画像データを受信し、投射部10は、受信した複数のマルチ画面用画像データに基づく複数のマルチ画面用画像を投射する。
この構成によれば、プロジェクター1により、端末装置から受信するデータに基づき1つの画像を投射するシングル画面投射と、複数の画像を投射するマルチ画面投射とを実行する場合に、投射方式に応じて、好適な通信方式を利用できる。このため、プロジェクター1の投射態様に適した画像データの伝送を行うことで、通信を安定化させることができ、好適な画質を得ることができる。
例えば、シングル画面表示を行う場合は、広帯域の第1通信方式を利用することで、リアルタイム性や画質に優れた画像データを送信することが可能となる。また、例えば、マルチ画面表示を行う場合は、狭帯域の第2通信方式を利用することで、プロジェクター1が送受信するデータ量が過大となる現象を防止でき、通信の安定化を図ることができる。また、複数の端末装置2とプロジェクター1との通信を、1つの第2無線PJI/F232Bにより実現でき、コスト面で有利である。このように、投射システム100は、プロジェクター1の投射態様に応じて通信方式を切り替えることで、適切に画像データを伝送できる。
プロジェクター1は、投射部10に対してシングル画面投射とマルチ画面投射表示とを切り替えて投射させるプロジェクター制御部3を、有する。
この構成によれば、プロジェクター1の投射態様に適した画像データの伝送を行うことで、好適な画質を得ることができるため、プロジェクター制御部3は、好適な画質を得つつ、シングル画面投射とマルチ画面投射とを切り替えて投射部10に投射させることができる。
端末装置2は、端末記憶部601と、第2無線PJI/F232Bと通信接続するためのネットワーク情報を端末記憶部601に記憶させる端末制御部60と、を有する。
この構成によれば、端末制御部60は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1と接続するための情報を記憶する。このため、一旦、第2無線端末I/F642Bによる接続を切断した後で、再び第2無線端末I/F642Bによりプロジェクター1に接続する際に、速やかに接続を確立できる。
また、端末制御部60は、プロジェクター1がマルチ画面投射からシングル画面投射に切り替わる際に、第1無線PJI/F232Aと通信接続するための無線通信デバイス識別情報を、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1から取得する。端末制御部60は、取得した無線通信デバイス識別情報を、端末記憶部601に記憶したネットワーク情報と対応付けて、端末記憶部601に記憶させる。
この構成によれば、端末装置2は、第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1と接続するための情報と、第1無線端末I/F642Aによってプロジェクター1と接続するための情報とを、対応付けた態様で保持できる。このため、第1無線端末I/F642Aによる接続と第2無線端末I/F642Bによる接続とを切り替える場合に、接続するプロジェクター1を容易に特定することができ、速やかに接続を確立できる。
端末制御部60は、無線通信デバイス識別情報を第2無線端末I/F642Bによってプロジェクター1から取得した後に、プロジェクター1に対してマルチ画面投射からシングル画面投射への切り替えを指示する制御情報を第1無線端末I/F642Aによって送信する。端末制御部60は、端末記憶部601に記憶した無線通信デバイス識別情報に基づいて第1無線端末I/F642Aによって第1無線PJI/F232Aと通信接続する。
この構成によれば、端末制御部60は、マルチ画面用画像データを送信したプロジェクター1と同じプロジェクター1にシングル画面用画像データを送信できる。
また、端末制御部60は、プロジェクター1に対してシングル画面投射からマルチ画面投射への切り替えを指示する制御情報を第1無線端末I/F642Aによって送信し、端末記憶部601に記憶したネットワーク情報に基づいて、第2無線端末I/F642Bによって第2無線PJI/F232Bと通信接続する。
この構成によれば、端末制御部60は、シングル画面用画像データを送信したプロジェクター1と同じプロジェクター1にマルチ画面用画像データを送信できる。
また、第1無線端末I/F642Aは、シングル画面用画像データとして映像データをストリーミング送信する。第2無線端末I/F642Bは、マルチ画面用画像データとして静止画像データを送信する。
この構成によれば、投射システム100は、プロジェクター1がシングル画面投射を実行する場合、リアルタイムに映像を投射でき、プロジェクター1がマルチ画面投射を実行する場合、通信に係る不具合の発生を抑制しつつ複数の画像を投射できる。
端末装置2は、端末表示部62を備え、第2無線端末I/Fは、マルチ画面用画像データとして、端末表示部62に表示された画像の静止画像データを送信する。
この構成によれば、通信に係る不具合の発生を抑制しつつ、端末装置2の端末表示部62に表示された画像を複数投射できる。
端末装置2は、端末表示部62を備える。マルチ画面用画像データは、端末表示部62に表示された画像データを圧縮したキャプチャー画像である。
この構成によれば、通信に係る不具合の発生を抑制しつつ、端末装置2の端末表示部62に表示された画像と同じ画像を複数投射できる。
上述した実施形態及び各変形例は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した投射システム100の制御方法が、プロジェクター1、及び端末装置2が備えるコンピューター、又は、プロジェクター1及び端末装置2に接続される外部装置を用いて実現される場合、本発明を、当該方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。投射システム100の制御方法は、表示システムの制御方法に相当する。
また、図5に示すフローチャートの処理単位は、プロジェクター1、及び端末装置2の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図5のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、プロジェクター1、及び端末装置2の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、図3に示すプロジェクター1の各機能部とは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。また、図4に示すプロジェクター1の各機能部とは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、本発明の表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されない。例えば、表示装置は、液晶表示パネルに画像を表示する液晶表示装置や、有機ELパネルに画像を表示する表示装置など、自発光型の表示装置を含む。また、その他の各種の表示装置も本発明の表示装置に含まれる。
1…プロジェクター(表示装置)、2、2A、2B、2C、2D…端末装置、3…プロジェクター制御部(表示装置制御部)、10…投射部(表示部)、11…光源、12…光変調装置、13…投射光学系、21…光源駆動部、22…光変調装置駆動部、23…プロジェクターI/F、24…フレームメモリー、25…画像処理部、26…バス、30…プロジェクターCPU、31…プロジェクター記憶部、50…リモコン、51…操作部、60…端末制御部、62…端末表示部、100…投射システム(表示システム)、232A…第1無線PJI/F(第1表示通信部)、232B…第2無線PJI/F(第2表示通信部)、311…制御プログラム、312…設定データ、511…操作パネル、512…リモコン受光部、513…入力処理部、601…端末記憶部(記憶部)、642A…第1無線端末I/F(第1端末通信部)、642B…第2無線端末I/F(第2端末通信部)。
Claims (13)
- 第1端末装置と、第2端末装置と、前記第1端末装置及び前記第2端末装置に通信可能な表示装置とを備える表示システムであって、
前記第1端末装置と前記第2端末装置の各々は、
第1通信方式によって、前記表示装置にデータを送信する第1端末通信部と、
前記第1通信方式より通信帯域の狭い第2通信方式によって、前記表示装置にデータを送信する第2端末通信部と、を有し、
前記表示装置は、
前記第1通信方式によって、第1画像データを前記第1端末装置から受信する第1表示通信部と、
前記第2通信方式によって、前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを前記第1端末装置及び前記第2端末装置から受信する第2表示通信部と、
前記第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示と、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示とを行う表示部と、を有し、
前記表示部が前記1画面表示を行う場合、前記第1表示通信部は、前記第1端末装置から前記第1画像データを受信し、前記表示部は、前記第1画像データに基づく第1画像を表示し、
前記表示部が前記複数画面表示を行う場合、前記第2表示通信部は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから前記第2画像データを受信し、前記表示部は、前記第2画像データに基づく第2画像を表示する、
表示システム。 - 前記表示装置は、前記表示部に対して前記1画面表示と前記複数画面表示とを切り替えて表示させる表示装置制御部、を有する、
請求項1に記載の表示システム。 - 前記第1端末装置は、
記憶部と、
前記第2表示通信部と接続するための第2接続情報を前記記憶部に記憶させる端末制御部と、を有する、
請求項1に記載の表示システム。 - 前記端末制御部は、
前記表示装置が前記複数画面表示から前記1画面表示に切り替わる際に、前記第1表示通信部と接続するための第1接続情報を、前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得し、取得した前記第1接続情報を、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報と対応付けて、前記記憶部に記憶させる、
請求項3に記載の表示システム。 - 前記端末制御部は、
前記第1接続情報を前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得した後に、前記表示装置に対して前記複数画面表示から前記1画面表示への切り替えを指示する制御情報を前記第2端末通信部によって送信し、前記記憶部に記憶した前記第1接続情報に基づいて前記第1端末通信部によって前記第1表示通信部と接続する、
請求項4に記載の表示システム。 - 前記端末制御部は、
前記表示装置に対して前記1画面表示から前記複数画面表示への切り替えを指示する制御情報を前記第1端末通信部によって送信し、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報に基づいて、前記第2端末通信部によって前記第2表示通信部と接続する、
請求項3又は4に記載の表示システム。 - 前記第1端末通信部は、前記第1画像データとして映像データをストリーミング送信し、
前記第2端末通信部は、前記第2画像データとして静止画像データを送信する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の表示システム。 - 前記第1端末装置は、端末表示部を備え、
前記第2端末通信部は、前記第2画像データとして、前記端末表示部に表示された画像の静止画像データを送信する、
請求項6に記載の表示システム。 - 前記第1端末装置は、端末表示部を備え、
前記第2画像データは、前記端末表示部に表示された画像データを圧縮したキャプチャー画像である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の表示システム。 - 第1端末装置と、第2端末装置と、表示部を有し、前記第1端末装置及び前記第2端末装置に通信可能な表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、
前記表示装置が前記第1端末装置から受信した画像データに基づく第1画像を表示する1画面表示を行う場合、
前記第1端末装置は、第1通信方式によって第1画像データを前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、前記第1端末装置から受信した前記第1画像データに基づく前記第1画像を前記表示部に表示させ、
前記表示装置が前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく第2画像を表示する複数画面表示を行う場合、
前記第1端末装置と前記第2端末装置とは、第2通信方式によって前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した前記第2画像データに基づく複数の前記第2画像を前記表示部に表示させる、
表示システムの制御方法。 - 第1端末装置及び第2端末装置と通信可能な表示装置であって、
第1画像データを第1通信方式によって前記第1端末装置から受信する第1表示通信部と、
前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを、第2通信方式によって前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信する第2表示通信部と、
前記第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示と、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示を行う表示部と、を有し、
前記表示部が前記1画面表示を行う場合、前記第1表示通信部は、前記第1端末装置から前記第1画像データを受信し、前記表示部は、前記第1画像データに基づく第1画像を表示し、
前記表示部が前記複数画面表示を行う場合、前記第2表示通信部は、前記第1端末装置と前記第2端末装置とから前記第2画像データを受信し、前記表示部は、前記第2画像データに基づく複数の第2画像を表示する、
表示装置。 - 表示装置と通信可能に接続される端末装置であって、
データを第1通信方式によって前記表示装置に送信する第1端末通信部と、
前記第1通信方式より通信帯域が狭い第2通信方式によって、前記表示装置にデータを送信する第2端末通信部と、を備え、
前記表示装置が、表示部により第1端末装置から受信した画像データに基づく画像を表示する1画面表示を行う場合に、前記第1端末通信部は、第1画像データを前記表示装置に送信し、
前記表示装置が、前記表示部により前記第1端末装置と第2端末装置とから受信した画像データに基づく画像を表示する複数画面表示を行う場合に、前記第2端末通信部は、前記第1画像データより狭い通信帯域で送信可能な第2画像データを前記表示装置に送信する、
端末装置。 - 記憶部と、端末制御部と、を有し、
前記端末制御部は、前記第2端末通信部により前記表示装置と接続するための第2接続情報を前記記憶部に記憶させ、
前記表示装置が前記複数画面表示から前記1画面表示に切り替わる際に、前記第1端末通信部により前記表示装置と接続するための第1接続情報を、前記第2端末通信部によって前記表示装置から取得し、取得した前記第1接続情報を、前記記憶部に記憶した前記第2接続情報と対応付けて、前記記憶部に記憶させる、
請求項12記載の端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018151270A JP2020027996A (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 表示システム、表示システムの制御方法、表示装置、及び、端末装置 |
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ID=69622220
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112383820A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-02-19 | 深圳康佳电子科技有限公司 | 一种识别投屏设备横竖屏的方法、存储介质及终端设备 |
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2018
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