JP2020027692A - 試料搬送装置及び電子顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送スピードを確保しつつ、試料ホルダーを載置する台の損傷を防ぐことができる試料搬送装置及び当該試料搬送装置を備える電子顕微鏡を提供する。【解決手段】試料搬送装置1は、試料ホルダー6と、ホルダー装着部材7と、搬送部8を備える。搬送部8は、駆動源(定速モータ31)と、回転部材(第2歯車34)と、ガイド部(リニアガイド39)と、ロッド37を有する。回転部材は、駆動源によって回転軸を中心に回転し、ガイド部は、ホルダー装着部材7を回転部材の回転軸に直交する直線方向へ案内する。ロッド37は、回転部材とホルダー装着部材7に回転可能に連結され、ホルダー装着部材7の移動範囲の中間部において、回転部材との連結部分からガイド部までの最短距離が最も大きくなる。【選択図】図6

Description

本発明は、試料を搬送する試料搬送装置、及びこの試料搬送装置を備えた電子顕微鏡に関する。
電子顕微鏡では、一般的に、観察や分析の対象となる試料が、試料ホルダーによって保持される。試料を保持した試料ホルダーは、搬送装置によって電子顕微鏡の試料室に搬送される。試料を搬送する装置としては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ、水晶、ストレージ等の基板の処理、検査等の製造に用いられる真空処理室に試料を搬入搬出する真空処理装置用の真空搬送装置が記載されている。
特許文献1に記載された真空搬送装置では、大気側3の回転駆動源5から真空側のバッファ室2へ回転動力を伝達し、この回転動力を、方向変換非接触動力伝達手段8を介して、複数段のリニアガイド6、7に伝達する。そして、リニアガイド6、7を伸縮させ、伸ばした状態でリニアガイド7上のハンド40が真空処理室1に入って試料Wを受け渡す。
特開2004−165579号公報
しかしながら、特許文献1に記載された真空搬送装置では、リニアガイド6、7の伸縮が一定のスピードで行われる。そのため、真空処理室1においてハンド40が試料処理部1bに試料Wを受け渡す際に、ハンド40と試料処理部1bとの接触により、試料処理部1bが損傷する可能性がある。また、試料処理部1bが損傷しないように、試料Wを受け渡す際のリニアガイド6、7の伸縮を遅くするには、リニアガイド6、7が可変速する制御系を設ける必要ある。
そこで、本発明は、可変速を行う制御系を用いずに、試料ホルダーを支持する台の損傷を防ぐことができる試料搬送装置及びこの試料搬送装置を備える電子顕微鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の試料搬送装置は、
試料を保持する試料ホルダーと、
前記試料ホルダーに着脱可能に構成されたホルダー装着部材と、
前記ホルダー装着部を直線運動させる搬送部と、を備え、
前記搬送部は、
駆動源と、
前記駆動源によって回転軸を中心に回転する回転部材と、
前記ホルダー装着部材を前記回転部材の前記回転軸に直交する直線方向へ案内するガイド部と、
前記回転部材と前記ホルダー装着部材に回転可能に連結され、前記ホルダー装着部材の移動範囲の中間部において、前記回転部材との連結部分から前記ガイド部までの最短距離が最も大きくなるロッドと、を有し、
前記ホルダー装着部材は、
筒状に形成され、外周部に係合片が設けられた接続部と、
前記接続部に嵌合し、前記接続部を軸回り方向に回転可能、且つ、軸方向に移動可能に支持するベース部と、
前記接続部を前記試料ホルダー側へ付勢する付勢部と、を有し、
前記ベース部と前記接続部の一方は、カム溝を有し、前記接続部と前記ベース部の他方は、前記カム溝に係合するカムピンを有し、
前記カムピン及び前記カム溝は、前記ベース部が前記接続部に対して当該接続部の軸方向へ相対的に移動する際に、前記接続部を一方の回転方向に所定角度まで回転させ、
前記接続部は、回転することにより、前記係合片が前記試料ホルダーに係合する係合位置と、前記係合片が前記試料ホルダーから外れる非係合位置に配置される
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の電子顕微鏡は、
試料に電子ビームを照射するための電子ビーム照射部と、前記電子ビームを照射することにより前記試料から放出される電子を検出する電子検出装置と、前記試料を前記電子ビームが照射される位置に搬送する上記試料搬送装置と、を備える。
本発明によれば、ホルダー装着部の移動範囲の中間部から端部に向かうにつれて試料ホルダーの速度が遅くなるため、可変速を行う制御系を用いずに、試料ホルダーを支持する台の損傷を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る電子顕微鏡を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置を水平方向に切断した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置を垂直方向に切断した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のカップリングを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置の搬送部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のホルダー装着部を移動範囲の中間部まで搬送した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のホルダー装着部を移動範囲の端部まで搬送した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のホルダー装着部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のホルダー装着部の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置のホルダー装着部のカムピン及びカム溝を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置の試料交換室に配置された試料ホルダーにホルダー装着部を装着した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置の試料ホルダーを支持台へ搬送している状態のホルダー装着部を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る試料搬送装置の試料ホルダーを支持台へ配置してホルダー装着部を外した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る支持台に配置された試料ホルダーにホルダー装着部を接近させている状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る支持台に配置された試料ホルダーにホルダー装着部を押し付けた状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る支持台に配置された試料ホルダーにホルダー装着部を装着した状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値等は例示である。本明細書及び図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することとし、重複する説明は省略する。
<走査電子顕微鏡>
本発明の試料搬送装置について説明する前に、当該試料搬送装置を備える本発明の電子顕微鏡について説明する。ここでは、本発明の電子顕微鏡として、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の電子顕微鏡を示す概略構成図である。
図1に示すように、走査電子顕微鏡装置101は、電子ビーム照射部102、電子検出装置103、表示部104及び試料搬送装置1を少なくとも備えている。電子ビーム照射部102は、試料室105内に配置された試料106に対して電子ビーム(一次電子線)EBを照射する。試料106に電子ビームEBを照射すると、試料106からは、二次電子と反射電子とが放出される。二次電子は、試料106の試料表面の原子を励起することによって放出される電子である。反射電子は、試料106に照射した電子が試料表面で跳ね返ることによって放出される電子である。
電子ビーム照射部102は、電子銃121、集束レンズ122、X方向走査用偏向器123、Y方向走査用偏向器124及び対物レンズ125等によって構成されている。電子銃121は、電子プローブと呼ばれる細い電子ビームEBを出射する。集束レンズ122は、電子銃121から出射される電子ビームEBの太さを調整するためのものであり、例えば、磁石の作用を利用した磁界レンズからなる。
X方向走査用偏向器123は、試料106に照射する電子ビームEBを、図の左右方向であるX方向に走査するためのものである。Y方向走査用偏向器124は、試料106に照射する電子ビームEBを、紙面に垂直な方向であるY方向に走査するためのものである。電子銃121から出射される電子ビームEBは、X方向走査用偏向器123及びY方向走査用偏向器124によって二次元的に走査される。対物レンズ125は、試料106に照射する電子ビームEBの最終的な径を決める焦点合わせのためのものであり、例えば、集束レンズ122と同様に磁界レンズからなる。
電子検出装置103は、試料106に電子ビームEBを照射したときに、試料106から放出される反射電子を検出し、その検出した反射電子情報を基に、表示部104で表示する反射電子組成像(以下、単に「組成像」と記述する場合がある)を作像するための組成信号を生成する処理を行う。
電子検出装置103は、電子ビーム照射部102によって試料106に照射された電子ビームに基づいて、試料106から放出される電子、より具体的には反射電子を検出する複数の検出器131を備えている。複数の検出器131は、二次元的に走査される電子ビームに基づいて、試料106から放出される反射電子をピクセル(画素)単位で検出する例えば半導体タイプの反射電子検出器(半導体検出器)からなり、対物レンズ125の下面側に試料106に対向して設けられる。本実施形態に係る電子検出装置103では、複数の検出器131として、周知の4分割反射電子検出器を用いている。
なお、ここでは、複数の検出器131として、4分割反射電子検出器を例示しているが、4分割反射電子検出器に限られるものではない。すなわち、検出領域の中心点を中心として、検出領域が放射状に複数に分割されている検出器であれば、複数の検出器131として用いることができる。
電子検出装置103は、反射電子を検出する複数の検出器131の他に、増幅部132及び信号処理部133を備えている。複数の検出器131は、電子ビームEB(電子プローブ)を走査した際に、走査ピクセル(画素)ごとに検出した反射電子の量に応じたレベルの検出信号を出力する。増幅部132は、走査ピクセルごとに出力される検出信号を増幅して信号処理部133に供給する。
信号処理部133は、傾斜情報取得処理部、補正処理部及び作像処理部の各機能部を持つデジタル信号処理部であり、増幅部132から供給された検出信号に基づいて組成信号を生成する。また、信号処理部133は、生成した組成信号を表示部104に供給する。なお、信号処理部133については、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、ソフトウェアで実行するマイクロコンピュータによって実現することができる。
表示部104は、液晶表示装置等からなり、電子検出装置103で生成された組成信号に基づいて反射電子組成像を表示する。走査電子顕微鏡装置101では、表示部104に表示される反射電子組成像から、試料106中の組成分布を確認することができる。
<試料搬送装置>
次に、試料搬送装置1の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、試料搬送装置1の斜視図である。図3は、試料搬送装置1を水平方向に切断した状態を示す説明図である。
図2及び図3に示すように、試料搬送装置1は、試料交換室4と、試料交換室4に出し入れされる試料ホルダー6と、試料ホルダー6に着脱可能に構成されたホルダー装着部材7と、ホルダー装着部材7を直線運動させる搬送部8とを備える。
この試料搬送装置1は、試料交換室4においてホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6を、搬送部8によって試料室105へ搬送する。また、試料室105に配置されている試料ホルダー6にホルダー装着部材7して、試料ホルダー6を試料交換室4に搬送する。
[試料交換室]
試料交換室4は、バルブ11を介して試料室105と連結されている。バルブ11は、試料交換室4と試料室105との間の通路を形成する弁箱12と、弁箱12を開閉可能に構成された弁体13とを有する。弁体13で弁箱12を塞ぐと、バルブ11が閉じた状態になり、試料交換室4と試料室105との間が閉鎖される。一方、弁箱12を開放する位置に弁体13を移動させると、バルブ11が開いた状態になり、試料交換室4と試料室105が連通する。
図2及び図3に示す試料室105は、内部の様子が分かるように、一部を切り欠いて示している。この試料室105の内部には、試料ホルダー6を支持する支持台108が配置されている。支持台108の上面には、試料ホルダー6の下部が着脱可能に連結されるホルダー連結部108aが設けられている。
試料交換室4は、中空の筐体であり、上部に交換用窓4aを有している(図2参照)。この交換用窓4aは、不図示の交換用蓋によって開閉される。試料ホルダー6は、交換用窓4aから試料交換室4内に搬入され、交換用窓4aから外部へ搬出される。また、試料交換室4には、試料ホルダー6の移動を案内するホルダーガイド15と、真空ポンプ16が設けられている。
ホルダーガイド15は、試料交換室4内に配置されている。このホルダーガイド15には、試料ホルダー6の下部が摺動可能に係合する。真空ポンプ16は、試料交換室4の側面に取り付けられている。試料室105は、真空に保たれており、試料室105へ試料ホルダー6(試料106)を搬送する場合は、真空ポンプ16を用いて試料交換室4を真空引きしてからバルブ11を開く。
[試料ホルダー]
試料ホルダー6は、略直方体状に形成されており、上面に試料保持部21を有している。また、試料ホルダー6の上面には、不図示の試料保持板が着脱可能な保持板係合部が形成されている。すなわち、試料ホルダー6は、試料保持板を介して試料106を保持することもできる。
また、試料ホルダー6の試料室105側と反対側の面には、ホルダー装着部材7が係合される係合用溝部22が設けられている(図13参照)。この係合用溝部22は、上方から見た形状が略T字状であり、開口22aと、溝底面22bとを有する。係合用溝部22における開口22aの幅は、溝底面22bの幅よりも小さくなっている。
[搬送部の構成]
次に、搬送部8の構成について、図4〜図8を参照して説明する。
図4は、試料搬送装置1を垂直方向に切断した状態を示す説明図である。図5は、試料搬送装置1のカップリングを示す説明図である。図6は、搬送部8を示す斜視図である。図7は、ホルダー装着部材7を移動範囲の中間部まで搬送した状態を示す説明図である。図8は、ホルダー装着部材7を移動範囲の端部まで搬送した状態を示す説明図である。
図4〜図8に示すように、搬送部8は、本発明に係る駆動源の一具体例を示す定速モータ31と、カップリング32と、第1歯車33と、第2歯車34と、第3歯車35と、第4歯車36と、ロッド37と、スライダ38と、リニアガイド39とを有する。この搬送部8は、ホルダー装着部材7を直線運動させる。
図4に示すように、定速モータ31は、試料交換室4の外側に固定されている。カップリング32は、試料交換室4の上壁部を貫通している。カップリング32は、試料交換室4の外側に配置された定速モータ31の駆動軸と、試料交換室4内に配置された第1歯車33を連結する。したがって、定速モータ31のトルクは、カップリング32を介して第1歯車33に伝達される。
図6に示すように、第1歯車33、第2歯車34、第3歯車35、第4歯車36は、試料交換室4内に配置されており、それぞれ上下方向に平行な軸を中心に回転する。第1歯車33は、第2歯車34と噛み合っている。第2歯車34は、本発明に係る回転部材の一具体例を示すものであり、4つの歯車のうちで最も径が大きい。第2歯車34の上面には、固定歯車34aが形成されており、固定歯車34aの中心は、第2歯車34の回転中心と一致している。
また、第2歯車34の上面には、本発明に係る被検出部の一具体例を示すスイッチ操作片41が設けられている。また、第2歯車34の上方には、本発明に係る検出部の一具体例を示す検出スイッチ42が配置されている。検出スイッチ42は、スイッチ操作片41に押圧されることにより、ホルダー装着部材7が移動範囲の一端に配置されたことを検出する。
第3歯車35は、第2歯車34に回転可能に支持されており、第2歯車34の固定歯車34aと噛み合っている。また、第4歯車36は、第2歯車34に回転可能に支持されており、第3歯車35と噛み合っている。
ロッド37は、略長方形の板状に形成されており、長手方向の一端部が第4歯車36に固定されている。したがって、ロッド37は、第4歯車36を介して第2歯車34に回転可能に連結されている。また、ロッド37の長手方向の他端部は、スライダ38に回転可能に連結されている。以下、ロッド37の長手方向の一端部を、単に「ロッド37の一端部」と記載し、ロッド37の長手方向の他端部を、単に「ロッド37の他端部」と記載する。
スライダ38は、リニアガイド39に摺動可能に係合しており、リニアガイド39に沿って移動する。また、スライダ38には、ホルダー装着部材7が固定されている。リニアガイド39が延びる方向は、第2歯車34の回転軸に直交する方向であり、試料交換室4と試料室105を結ぶ方向である。
第2歯車34の回転中心から第4歯車36の回転中心(ロッド37の一端部の回転中心)までの距離は、第4歯車36の回転中心(ロッド37の一端部の回転中心)からロッド37の他端部の回転中心までの距離と略等しい。また、スライダ38の移動範囲(試料ホルダー6の搬送距離)は、第2歯車34の回転中心から第4歯車36の回転中心(ロッド37の一端の回転中心)までの距離の約4倍に設定されている。
スライダ38が移動範囲の一端に配置された状態(図8参照)では、スライダ38に固定されたホルダー装着部材7の一部が試料室105内に進入している。そして、ホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6は、試料室105の支持台108に配置(装着)されている。
また、スライダ38が移動範囲の他端に配置された状態(図6参照)では、スライダ38に固定されたホルダー装着部材7が試料室105から最も離れた位置にある。そして、ホルダー装着部材7、及びホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6は、試料交換室4内に配置されている。すなわち、搬送部8は、試料ホルダー6を試料交換室4と試料室105との間で往復搬送する。
[搬送部の動作]
次に、搬送部6の動作について説明する。
スライダ38が移動範囲の他端に配置された状態(図6参照)において、ロッド37の長手方向は、リニアガイド39と略平行であり、ロッド37の一端部(第4歯車36)がリニアガイド39の近傍に位置している。この状態において、定速モータ31の駆動軸が第1の方向に回転すると、そのトルクは、カップリング32、第1歯車33、第2歯車34の順に伝わり、第2歯車34は、上方から見て時計回りに回転する。
また、定速モータ31の駆動軸のトルクは、第2歯車34から第3歯車35、第4歯車36の順に伝わる。これにより、第4歯車36に固定されたロッド37の一端部が、第2歯車34の時計回りの回転に伴って変位し、リニアガイド39から遠ざかる。また、ロッド37は、第4歯車36と一緒に上方から見て時計回りに回転する。その結果、ロッド37の他端部に連結されたスライダ38は、リニアガイド39に沿って移動範囲の一端側(試料室105側)へ移動する。
その後、ロッド37の一端部は、リニアガイド39との最短距離が最も大きくなる位置に変位し、ロッド37の長手方向は、リニアガイド39(スライダ38の移動方向)に対して略垂直になる(図7参照)。このとき、スライダ38(ホルダー装着部材7)は、移動範囲の中間部に位置する。
さらに、定速モータ31の駆動軸のトルクが各歯車33〜36に伝わると、ロッド37の一端部は、第2歯車34の時計回りの回転に伴って変位し、リニアガイド39に近づいていく。また、ロッド37は、第4歯車36と一緒に上方から見て時計回りに回転する。その結果、ロッド37の他端部に連結されたスライダ38は、リニアガイド39に沿って移動範囲の一端に配置される。このとき、スイッチ操作片41(図6参照)が検出スイッチ42を押圧し、スライダ38(ホルダー装着部材7)が移動範囲の一端に配置されたことが検出される。
スライダ38が移動範囲の一端に配置された状態(図8参照)において、ロッド37の長手方向は、リニアガイド39と略平行であり、ロッド37の一端部(第4歯車36)がリニアガイド39の近傍に位置している。
検出スイッチ42は、スライダ38(ホルダー装着部材7)が移動範囲の一端に配置されたことを検出すると、その検出結果を定速モータ31の制御回路に送信する。制御回路は、検出スイッチ42の検出結果に基づいて、定速モータ31の駆動軸の第1の回転方向への駆動を停止させ、その後、第1の回転方向とは反対である第2の回転方向への駆動を開始させる。定速モータ31の駆動軸が第2の方向に回転すると、そのトルクは、カップリング32、第1歯車33、第2歯車34の順に伝わり、第2歯車34は、上方から見て反時計回りに回転する。
また、定速モータ31の駆動軸のトルクは、第2歯車34から第3歯車35、第4歯車36の順に伝わる。これにより、第4歯車36に固定されたロッド37の一端部が、第2歯車34の反時計回りの回転に伴って変位し、リニアガイド39から遠ざかり、その後、リニアガイド39近づく。その結果、ロッド37の他端部に連結されたスライダ38は、リニアガイド39に沿って移動範囲の他端に配置される。
このような構成の搬送部8によれば、スライダ38(ホルダー装着部材7)が移動範囲の両端に近づくにつれて、ロッド37の一端部におけるリニアガイド39に沿う方向の変位量が小さくなる。そのため、スライダ38(ホルダー装着部材7)の移動速度は、移動範囲の両端に近づくにつれて遅くなる。したがって、ホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6を試料室105の支持台108に配置するときに、ホルダー装着部材7の移動速度を遅くすることができ、支持台108の損傷を防ぐことができる。
なお、ホルダー装着部材7が移動範囲の他端に配置されると、スイッチ操作片41に押圧される検出スイッチを設けてもよい。この場合は、検出スイッチの検出結果に応じて、定速モータ31の駆動を停止する。これにより、ホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6は、試料交換室4内に配置された状態で停止する。
[ホルダー装着部]
次に、ホルダー装着部材7の構成について、図9〜図11を参照して説明する。
図9は、ホルダー装着部材7の斜視図である。図10は、ホルダー装着部材7の縦断面図である。図11は、ホルダー装着部材7のカムピン及びカム溝を示す説明図である。
図9及び図10に示すように、ホルダー装着部材7は、接続部51と、ベース部52と、付勢部53とを備えている。接続部51は、接続部本体61と、接続部本体61に回転可能に接続された先端ピン62と、接続部本体61に固定されたシャフト63とを有している。
接続部本体61は、筒状の先端筒61aと、先端筒61aよりも内径及び外径が大きい後端筒61bとが軸方向に連続する形状である。先端筒61aの外周部には、フランジ64(図9参照)が設けられている。
フランジ64は、本発明に係るホルダー装着部材の係合片であり、上述した試料ホルダー6の係合用溝部22に係合される。フランジ64は、先端筒61aの径方向に延びる略長方形の板状に形成されている。フランジ64の長手方向の長さは、係合用溝部22における開口22aの幅よりも長く、フランジ64の短手方向の長さは、係合用溝部22における開口22aの幅よりも短い。
係合用溝部22内において、フランジ64の長手方向を垂直方向に対して交差させると、フランジ64は、係合用溝部22に係合する。また、係合用溝部22内において、フランジ64の長手方向を垂直方向と略平行にすると、フランジ64は、係合用溝部22から外れる姿勢になる。接続部51は、回転することにより、フランジ64が係合用溝部22に係合する係合位置と、フランジ64が係合用溝部22から外れる非係合位置に配置される。
また、先端筒61aの後端筒61b側と反対側の端部には、ベアリング65を介して先端ピン62が回転可能に接続されている。この先端ピン62の頭部は、試料ホルダー6に設けた係合用溝部22の溝底面22bに接触する接触面62aを有しており、この接触面62aが曲面に形成されている。
また、先端筒61aの内径部には、シャフト63がねじ等の固定手段により固定されている。シャフト63は、円柱状に形成されており、後端筒61bにおける先端筒61a側と反対側の端部から突出している。シャフト63の後端筒61bから突出した部分は、ベース部52の後述する第1シャフト受け部72に摺動可能に保持されている。
接続部本体61の後端筒61bには、円柱状の2つのカムピン66が取り付けられている。2つのカムピン66は、後端筒61bを貫通しており、後端筒61bの内側に突出している。2つのカムピン66における後端筒61bの内側に突出している部分は、ベース部52の後述するカム溝76に係合する。
ベース部52は、ベース部本体71と、第1シャフト受け部72と、第2シャフト受け部73とを有する。ベース部本体71は、略長方形の板状に形成されている。ベース部本体71の長手方向の一端部には、第1シャフト受け部72がねじ等の固定手段を用いて固定されている。また、ベース部本体71の長手方向の他端部は、搬送部8のスライダ38(図6参照)にねじ等の固定手段を用いて固定されている。
第1シャフト受け部72は、円筒状に形成されている。第1シャフト受け部72の内径(筒孔の径)は、接続部51におけるシャフト63の直径よりも大きく、シャフト63は、第1シャフト受け部72の内径部(筒孔)を貫通している。これにより、第1シャフト受け部72は、シャフト63を軸回り方向に回転可能、且つ、軸方向に移動可能に支持している。
第1シャフト受け部72の外径は、接続部51における後端筒61bの内径より小さく、第1シャフト受け部72の軸方向の一端部は、後端筒61b内に挿入されている。図11に示すように、第1シャフト受け部72の軸方向の一端部における外周面には、周方向に連続する波形のカム溝76が設けられている。
第1シャフト受け部72(ベース部52)が接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動すると、接続部51のカムピン66が、カム溝76に案内される。接続部51のカムピン66が、カム溝76の谷部から山部(山部から谷部)まで案内されると、接続部51は、シャフト63の軸回り方向に約45度回転する。
また、カム溝76は、第1シャフト受け部72の軸方向において互いに対向する溝壁76a,76bを有している。溝壁76aは、第1シャフト受け部72の軸方向における一端側(試料ホルダー6側)に形成されており、溝壁76bは、第1シャフト受け部72の軸方向における他端側(スライダ38側)に形成されている。
カム溝76の溝壁76a,76bは、それぞれ波形に形成されており、位相がずれている。この位相のずれ量は、カムピン66の半径より大きく設定されている。これにより、第1シャフト受け部72(ベース部52)が接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動した場合に、カム溝76がカムピン66を案内する方向を常に一定にすることができる。その結果、第1シャフト受け部72(ベース部52)が接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動すると、接続部51は、第1シャフト受け部72の軸回り方向における一定の方向である回転方向Rに約45度ずつ回転する。
第2シャフト受け部73は、ベース部本体71の長手方向の中間部に設けられている。この第2シャフト受け部73は、付勢部53の後述する付勢用シャフト81を、軸回り方向に回転可能、且つ、軸方向に移動可能に支持する。
図10に示すように、付勢部53は、付勢用シャフト81と、圧縮コイルばね82とを有する。付勢用シャフト81は、上述したように、第2シャフト受け部73に支持されている。付勢用シャフト81の軸方向の一端部は、接続部51のシャフト63に接触している。そして、付勢用シャフト81のシャフト63に接触する接触面81aは、曲面に形成されている。
付勢用シャフト81には、圧縮コイルばね82の一端が当接するばね係止片84が形成されている。また、圧縮コイルばね82の他端は、第2シャフト受け部73の端面に当接している。接続部51のカムピン66が、第1シャフト受け部72のカム溝76における溝壁76aの谷部にある場合(図11に示す状態)は、接続部51と第2シャフト受け部73との間の距離が所定の距離になり、圧縮コイルばね82は圧縮されていない。
一方、接続部51のカムピン66が、第1シャフト受け部72のカム溝76における溝壁76aの谷部から溝壁76b側に案内されると、接続部51は、回転方向Rに回転しながら軸方向における第2シャフト受け部73側に移動する。これにより、圧縮コイルばね82が圧縮され、接続部51は、第2シャフト受け部73から離れる方向(試料ホルダー6側)へ付勢される。
接続部51のカムピン66が、第1シャフト受け部72のカム溝76における溝壁76bの谷部に達すると、接続部51の回転及び移動が停止し、圧縮コイルばね82の圧縮も停止される。したがって、接続部51のカムピン66が、第1シャフト受け部72のカム溝76における溝壁76bの谷部にある場合は、付勢部53による付勢力が最も大きくなる。
<試料搬送装置の動作>
次に、試料搬送装置1の動作について、図12〜図17を参照して説明する。
図12は、試料交換室に配置された試料ホルダー6にホルダー装着部材7を装着した状態を示す説明図である。図13は、試料ホルダー6を支持台へ搬送している状態のホルダー装着部材7を示す説明図である。図14は、試料ホルダー6を支持台へ配置してホルダー装着部材7を外した状態を示す説明図である。図15は、支持台に配置された試料ホルダー6にホルダー装着部材7を接近させている状態を示す説明図である。図16は、支持台に配置された試料ホルダー6にホルダー装着部材7を押し付けた状態を示す説明図である。図17は、支持台に配置された試料ホルダー6にホルダー装着部材7を装着した状態を示す説明図である。
試料106を保持した試料ホルダー6を、試料室105の支持台108(図2参照)に搬送するには、まず、バルブ11を閉じて、試料室105と試料交換室4との間を閉鎖する。そして、試料交換室4内を大気圧にする。
次に、交換用窓4aから試料交換室4内へ試料ホルダー6を挿入し、図12に示すように、試料ホルダー6の係合用溝部22にホルダー装着部材7のフランジ64を係合させる。このとき、接続部51は、係合位置に配置されており、フランジ64の長手方向が水平方向と平行になっている。
次に、試料交換室4の交換用窓4aを不図示の交換用蓋で閉じて、真空ポンプ16を用いて試料交換室4を真空引きしてからバルブ11を開く。これにより、試料室105と試料交換室4との間が開放され、試料ホルダー6を試料室105の支持台108へ搬送可能になる。
次いで、搬送部8を駆動させる。具体的には、定速モータ31の駆動軸を第1の方向に回転させる。これにより、定速モータ31の駆動軸のトルクが各歯車33〜36及びロッド37に順に伝わり、ロッド37に連結されたスライダ38、及びスライダ38に固定されたホルダー装着部材7がリニアガイド39に沿って試料室105側へ移動する。
ホルダー装着部材7が試料室105側へ移動すると、ホルダー装着部材7の先端ピン62が試料ホルダー6における係合用溝部22の溝底面22bに接触し、接続部51が試料ホルダー6を押圧する。このとき、試料ホルダー6と、試料ホルダー6が摺動するホルダーガイド15との間に摩擦力(以下、「試料ホルダー6の摩擦力」とする)が生じるため、試料ホルダー6は、接続部51に押圧されても移動しない。
一方、ホルダー装着部材7のベース部52は、試料室105側へ移動するため、第1シャフト受け部72(ベース部52)が、接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動する。すなわち、第1シャフト受け部72が接続部51の後端筒61b内へ入り込む。また、第1シャフト受け部72(ベース部52)が接続部51に対して相対的に移動することにより、圧縮コイルばね82が圧縮される。
第1シャフト受け部72(ベース部52)が試料室105側へ移動すると、接続部51に設けたカムピン66が、第1シャフト受け部72に設けたカム溝76に案内される。具体的には、カムピン66が、カム溝76における溝壁76aの谷部から溝壁76bの谷部まで案内される。その結果、接続部51は、図13に示すように、回転方向Rに約45度回転する。このとき、接続部51(接続部本体61)は、ベアリング65を用いて回転可能に接続された先端ピン62を介して試料ホルダー6に接触しているため、円滑に回転することができる。
また、接続部51が回転方向Rに約45度回転するため、フランジ64の長手方向は、水平方向に対して約45度傾く。この状態においても、フランジ64は、係合用溝部22に係合している。すなわち、接続部51は、係合位置に配置されている。
カムピン66が、カム溝76における溝壁76bの谷部に係合すると、第1シャフト受け部72(ベース部52)の接続部51に対する相対的な移動が係止され、接続部51と第1シャフト受け部72(ベース部52)が一緒に移動する。その結果、ホルダー装着部材7による試料ホルダー6への押圧力が、試料ホルダー6の摩擦力より大きくなり、試料ホルダー6が試料室105の支持台108に向かって移動する。また、試料ホルダー6を支持台108に向かって移動しているとき、ホルダー装着部材7の圧縮コイルばね82は、圧縮した状態が維持されている。
試料ホルダー6を試料室105の支持台108へ搬送後、定速モータ31の駆動軸は、停止され、その後、第2の方向に回転される。これにより、スライダ38に固定されたホルダー装着部材7がリニアガイド39に沿って試料室105と反対側へ移動する。
このとき、接続部51は、圧縮コイルばね82のばね力によって付勢されて、試料ホルダー6の溝底面22bに押し付けられているため、試料室105と反対側へ移動しない。これにより、第1シャフト受け部72(ベース部52)が、接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動する。すなわち、第1シャフト受け部72が接続部51の後端筒61bから離れる方向に移動する。そして、圧縮コイルばね82の圧縮が徐々に解除されていく。
第1シャフト受け部72が試料室105と反対側へ移動すると、接続部51に設けたカムピン66が、第1シャフト受け部72に設けたカム溝76に案内される。具体的には、カムピン66が、カム溝76における溝壁76bの谷部から溝壁76aの谷部まで案内される。その結果、接続部51は、図14に示すように、回転方向Rに約45度回転する。このとき、接続部51(接続部本体61)は、先端ピン62を介して試料ホルダー6に接触しているため、円滑に回転することができる。
また、接続部51が回転方向Rに約45度回転するため、フランジ64の長手方向は、垂直方向と略平行になる。この状態において、フランジ64は、係合用溝部22から外れている。すなわち、接続部51は、非係合位置に配置されている。また、スライダ38(ホルダー装着部材7)の移動速度は、移動範囲の両端に近づくにつれて遅くなるため、接続部51が回転方向Rに約45度回転する前に、フランジ64が係合用溝部22に干渉しないようにすることができる。
接続部51が回転方向Rに約45度回転すると、接続部51と第2シャフト受け部73との間の距離が所定の距離になり、圧縮コイルばね82の圧縮が解除される。その結果、図15に示すように、接続部51と第1シャフト受け部72(ベース部52)が一緒に試料室105と反対側へ移動し、ホルダー装着部材7は、試料ホルダー6から離れて試料交換室4に戻る。
次に、試料室105の支持台108に配置された試料ホルダー6を試料交換室4へ搬送するには、まず、搬送部8を駆動させて、試料交換室4に配置されたホルダー装着部材7を、試料室105側へ移動させる。このとき、フランジ64の長手方向は、垂直方向と略平行になっている。したがって、ホルダー装着部材7のフランジ64は、試料ホルダー6における係合用溝部22の開口22aを通過することができる。
ホルダー装着部材7が試料室105側へ移動すると、フランジ64が係合用溝部22の開口22aを通過する。そして、接続部51の先端ピン62が係合用溝部22の溝底面22bに接触し、接続部51が試料ホルダー6を押圧する。このとき、試料ホルダー6の摩擦力が生じるため、試料ホルダー6は、接続部51に押圧されても移動しない。
一方、ホルダー装着部材7のベース部52は、試料室105側へ移動するため、第1シャフト受け部72(ベース部52)が、接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動する。すなわち、第1シャフト受け部72が接続部51の後端筒61b内へ入り込む。また、第1シャフト受け部72(ベース部52)が接続部51に対して相対的に移動することにより、圧縮コイルばね82が圧縮される。
第1シャフト受け部72(ベース部52)が試料室105側へ移動すると、接続部51に設けたカムピン66が、第1シャフト受け部72に設けたカム溝76に案内される。その結果、接続部51は、図16に示すように、回転方向Rに約45度回転する。このとき、接続部51(接続部本体61)は、先端ピン62を介して試料ホルダー6に接触しているため、円滑に回転することができる。
また、接続部51が回転方向Rに約45度回転するため、フランジ64の長手方向は、垂直方向に対して約45度傾く。この状態において、フランジ64は、係合用溝部22に係合している。すなわち、接続部51は、係合位置に配置されている。
カムピン66が、カム溝76における溝壁76bの谷部に係合すると、第1シャフト受け部72(ベース部52)の接続部51に対する相対的な移動が係止される。また、ホルダー装着部材7が移動範囲の一端まで移動したため、定速モータ31の駆動軸は、停止され、その後、第2の方向に回転される。これにより、スライダ38に固定されたホルダー装着部材7がリニアガイド39に沿って試料室105と反対側へ移動する。
このとき、接続部51は、圧縮コイルばね82のばね力によって付勢されて、試料ホルダー6の溝底面22bに押し付けられているため、試料室105と反対側へ移動しない。これにより、第1シャフト受け部72(ベース部52)が、接続部51に対して当該接続部51の軸方向へ相対的に移動する。すなわち、第1シャフト受け部72が接続部51の後端筒61bから離れる方向に移動する。そして、圧縮コイルばね82の圧縮が徐々に解除されていく。
第1シャフト受け部72が試料室105と反対側へ移動すると、接続部51に設けたカムピン66が、第1シャフト受け部72に設けたカム溝76に案内される。その結果、接続部51は、図17に示すように、回転方向Rに約45度回転する。このとき、接続部51(接続部本体61)は、先端ピン62を介して試料ホルダー6に接触しているため、円滑に回転することができる。
また、接続部51が回転方向Rに約45度回転するため、フランジ64の長手方向は、水平方向と略平行になっている。この状態において、フランジ64は、係合用溝部22に係合している。すなわち、接続部51は、係合位置に配置されている。また、スライダ38(ホルダー装着部材7)の移動速度は、移動範囲の両端に近づくにつれて遅くなるため、接続部51が回転方向Rに約45度回転する前に、フランジ64が係合用溝部22に干渉しないようにすることができる。
接続部51が回転方向Rに約45度回転すると、接続部51と第2シャフト受け部73との間の距離が所定の距離になり、圧縮コイルばね82の圧縮が解除される。その結果、接続部51と第1シャフト受け部72(ベース部52)が一緒に試料室105と反対側へ移動し、試料ホルダー6が装着されたホルダー装着部材7は、試料交換室4に戻る。
<実施形態の効果>
以上説明した実施形態によれば、搬送部8が、回転部材の一具体例を示す第2歯車34と、ガイド部の一具体例を示すリニアガイド39と、ロッド37を有する。リニアガイド39は、スライダ38(ホルダー装着部材7)を第2歯車34の回転軸に直交する直線方向へ案内する。ロッド37は、第2歯車34とスライダ38(ホルダー装着部材7)に回転可能に連結され、スライダ38(ホルダー装着部材7)の移動範囲の中間部において、第2歯車34との連結部分からリニアガイド39まで最短距離が最も大きくなる。
これにより、スライダ38(ホルダー装着部材7)が移動範囲の両端に近づくにつれて、ロッド37の第2歯車34との連結部分におけるリニアガイド39に沿う方向の変位量が小さくなる。これにより、スライダ38(ホルダー装着部材7)の移動速度は、移動範囲の両端に近づくにつれて遅くなる。その結果、ホルダー装着部材7に装着された試料ホルダー6を試料室105の支持台108に配置するときに、可変速を行う制御系を用いずに、ホルダー装着部材7の移動速度を遅くすることができ、支持台108の損傷を防ぐことができる。
また、試料ホルダーを装着した交換棒を作業者が操作して、試料ホルダーを試料室の支持台に搬送する試料搬送装置が知られている。しかし、このような試料搬送装置は、搬送距離の約2倍の長さのスペースを確保する必要があり、装置全体の占有領域大きくなる。しかし、本実施形態によれば、上述の搬送部8を備えるため、装置全体の占有領域の縮小化を図ることができる。
また、本実施形態では、カム溝76は、波形に形成されており、互いに対向する溝壁76a,76bの位相がずれている。これにより、接続部51を一方向(回転方向R)に回転させて、フランジ64と係合用溝部22の係合、及び係合解除を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、接続部51が、接続部本体61と、接続部本体61に回転可能に接続され、試料ホルダー6に接触する先端ピン62とを有する。これにより、先端ピン62が試料ホルダー6に接触した状態で、カムピン66がカム溝76に案内されたときに、接続部51(接続部本体61)を円滑に回転させることができる。
また、本実施形態では、第2歯車34(回転部材)にスイッチ操作片41(被検出部)を取り付けた。また、スイッチ操作片41に押圧されることで、ホルダー装着部材7が移動範囲の一端(試料室105側)に配置されたことを検出する検出スイッチ42(検出部)を設けた。これにより、ステッピングモーターを用いて駆動軸の回転数を管理しなくても、ホルダー装着部材7の往復搬送を容易に実現することができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、ホルダー装着部材7の接続部51にカムピン66を設け、第1シャフト受け部72(ベース部52)にカム溝76を設けた。しかし、本発明に係るホルダー装着部材としては、カムピンを第1シャフト受け部(ベース部)に設け、カム溝を接続部に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、検出部として物理的な接触を検出する検出スイッチ42を適用した。しかし、本発明に係る検出部としては、フォトセンサ、赤外線センサ等の種々の検出器を適用することができる。また、上述した実施形態では、被検出部としてのスイッチ操作片41を第2歯車34に取り付けた。しかし、本発明に係る被検出部としては、取り付ける位置を適宜設定できるものであり、例えば、ホルダー装着部材7に取り付けてもよい。
また、上述した実施形態では、付勢部53が圧縮コイルばね82を有する構成にした。しかし、本発明に係る付勢部としては、接続部を試料ホルダー側へ付勢するものであれば、例えば、板ばねや引っ張りコイルばね等のその他のばね部材を適用してもよく、また、スポンジやゴム等の弾性を有する部材を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、リニアガイド39に摺動可能に係合したスライダ38にホルダー装着部材7を固定する構成にした。しかし、本発明に係るホルダー装着部材としては、スライダを介さずにリニアガイドに摺動可能に係合するものであってもよい。この場合は、ロッドが、第2歯車(回転部材)とホルダー装着部材に回転可能に連結される。
1・・・試料搬送装置、 4・・・試料交換室、 6・・・試料ホルダー、 7・・・ホルダー装着部材、 8・・・搬送部、 11・・・バルブ、 15・・・ホルダーガイド、 16・・・真空ポンプ、 21・・・試料保持部、 22・・・係合用溝部、 22a・・・開口、 22b・・・溝底面、 31・・・定速モータ、 32・・・カップリング、 33・・・第1歯車、 34・・・第2歯車、 34a・・・固定歯車、 35・・・第3歯車、 36・・・第4歯車、 37・・・ロッド、 38・・・スライダ、 39・・・リニアガイド、 41・・・スイッチ操作片、 42・・・検出スイッチ、 51・・・接続部、 52・・・ベース部、 53・・・付勢部、 61・・・接続部本体、 61a・・・先端筒、 61b・・・後端筒、 62・・・先端ピン、 63・・・シャフト、 64・・・フランジ、 65・・・ベアリング、 66・・・カムピン、 71・・・ベース部本体、 72・・・第1シャフト受け部、 73・・・第2シャフト受け部、 76・・・カム溝、 76a,76b・・・溝壁、 81・・・付勢用シャフト、 82・・・圧縮コイルばね82、 84・・・ばね係止片、 101・・・走査電子顕微鏡装置、 102・・・電子ビーム照射部、 103・・・電子検出装置、 104・・・表示部、 105・・・試料室、 106・・・試料、 108・・・支持台、 108a・・・ホルダー連結部、 121・・・電子銃、 122・・・集束レンズ、 123・・・X方向走査用偏向器、 124・・・Y方向走査用偏向器、 125・・・対物レンズ、 131・・・検出器、 132・・・増幅部、 133・・・信号処理部

Claims (5)

  1. 試料を保持する試料ホルダーと、
    前記試料ホルダーに着脱可能に構成されたホルダー装着部材と、
    前記ホルダー装着部を直線運動させる搬送部と、を備え、
    前記搬送部は、
    駆動源と、
    前記駆動源によって回転軸を中心に回転する回転部材と、
    前記ホルダー装着部材を前記回転部材の前記回転軸に直交する直線方向へ案内するガイド部と、
    前記回転部材と前記ホルダー装着部材に回転可能に連結され、前記ホルダー装着部材の移動範囲の中間部において、前記回転部材との連結部分から前記ガイド部までの最短距離が最も大きくなるロッドと、を有し、
    前記ホルダー装着部材は、
    筒状に形成され、外周部に係合片が設けられた接続部と、
    前記接続部に嵌合し、前記接続部を軸回り方向に回転可能、且つ、軸方向に移動可能に支持するベース部と、
    前記接続部を前記試料ホルダー側へ付勢する付勢部と、を有し、
    前記ベース部と前記接続部の一方は、カム溝を有し、前記接続部と前記ベース部の他方は、前記カム溝に係合するカムピンを有し、
    前記カムピン及び前記カム溝は、前記ベース部が前記接続部に対して当該接続部の軸方向へ相対的に移動する際に、前記接続部を一方の回転方向に所定角度まで回転させ、
    前記接続部は、回転することにより、前記係合片が前記試料ホルダーに係合する係合位置と、前記係合片が前記試料ホルダーから外れる非係合位置に配置される
    ことを特徴とする試料搬送装置。
  2. 前記カム溝は、波形に形成されており、互いに対向する溝壁の位相がずれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の試料搬送装置。
  3. 前記接続部は、前記ベース部が嵌合する接続部本体と、前記接続部本体に回転可能に接続され、前記試料ホルダーに接触する先端ピンとを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の試料搬送装置。
  4. 前記搬送部の前記回転部材に取り付けられた被検出部と、
    前記被検出部を検出して、前記ホルダー装着部が移動範囲の一端に配置されたことを検出する検出部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の試料搬送装置。
  5. 試料に電子ビームを照射するための電子ビーム照射部と、前記電子ビームを照射することにより前記試料から放出される電子を検出する電子検出装置と、前記試料を前記電子ビームが照射される位置に搬送する試料搬送装置と、を備える電子顕微鏡であって、
    前記試料搬送装置は、
    前記試料を保持する試料ホルダーと、
    前記試料ホルダーに着脱可能に構成されたホルダー装着部材と、
    前記ホルダー装着部を直線運動させる搬送部と、を備え、
    前記搬送部は、
    駆動源と、
    前記駆動源によって回転軸を中心に回転する回転部材と、
    前記ホルダー装着部材を前記回転部材の前記回転軸に直交する直線方向へ案内するガイド部と、
    前記回転部材と前記ホルダー装着部材に回転可能に連結され、前記ホルダー装着部材の移動範囲の中間部において、前記回転部材との連結部分から前記ガイド部までの最短距離が最も大きくなるロッドと、を有し、
    前記ホルダー装着部材は、
    筒状に形成され、外周部に係合片が設けられた接続部と、
    前記接続部に嵌合し、前記接続部を軸回り方向に回転可能、且つ、軸方向に移動可能に支持するベース部と、
    前記接続部を前記試料ホルダー側へ付勢する付勢部と、を有し、
    前記ベース部と前記接続部の一方は、カム溝を有し、前記接続部と前記ベース部の他方は、前記カム溝に係合するカムピンを有し、
    前記カムピン及び前記カム溝は、前記ベース部が前記接続部に対して当該接続部の軸方向へ相対的に移動する際に、前記接続部を一方の回転方向に所定角度まで回転させ、
    前記接続部は、回転することにより、前記係合片が前記試料ホルダーに係合する係合位置と、前記係合片が前記試料ホルダーから外れる非係合位置に配置される
    ことを特徴とする電子顕微鏡。
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