JP2020026130A - 紙片収納体 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、片麻痺の人の日常生活を補助する道具は、種々検討されインスリン注入補助具なども検討されている(例えば、特許文献1)。
また、手先が器用に使えず、また力も弱い幼児、児童なども、紙片の端を揃えて綴じることが容易ではなかった。
また、前記(2)、(8)の本発明は、書類等の紙片を一層容易に揃えることができ、書類等の紙片の前記表裏面の露出が一層容易になり、また、ステープラや打ち抜き器の紙片への接近及び位置決めを、一層容易となる。
また、前記(3)、(4)、(5)、(6)の本発明は、さらに、他の道具を用いることなく、紙片収納体の2枚のシートを開放状態とすることができるので、書類等の紙片を挿入することが一層容易とすることができる。
クリアホルダ1は、JIS規格A4の書類を収納するのに適した寸法を有し、JIS規格A4寸法よりも長辺で13mm長く、短辺で9mm長く設定されている。そして、可撓性で略矩形の4辺を有する第1シート6と第1シート6と略同形の対応する4辺を有する第2シート7を有する。第1シート6と第2シート7は、1枚のシートを二つに折りにされたものである。前記第1シート6と前記第2シート7は、別のシートを重ね合わせ、対応する一つの辺を融着、接着、物理的な係合などにより接合され、クリアホルダ1の第1辺2としてもよい。
前記第1辺2と隣り合う2辺の一方の辺である第1シート6と第2シート7のそれぞれの第2辺3は、融着により互いに接合されてなるシート接合部8を有する。シート接合部8は、融着の他、接着、物理的な係合などにより互いに接合されてもよい。シート接合部8は、前記第1シート6と前記第2シート7の端面であってもよいし、前記端面近傍のシート面部であってもよく、前記第1シート6と前記第2シート7のそれぞれの第2辺3が閉鎖状態となればよい。
前記第1シート6および前記第2シート7の前記第1辺2と対向してなる第3辺4、並びに前記第1シートおよび前記第2シートの前記第2辺3と対向してなる第4辺5は、互いに接合されておらず、前記第1シート6と前記第2シート7の間に書類を挟み込むことができる。
また、前記クリアホルダ1の前記第1シートは、可撓性を有すればよく、透明でも不透明でも良いが、透明あるいは半透明であれば、収納された書類が視認できるので、好ましい。また、書類の周縁部が視認できれば、書類の位置が確認できるので、書類の周縁部が確認できる位置が透明または半透明であってもよい。前記第1シートの厚さは、書類が収納できれば、薄いほど良いが、取り扱いを容易とする程度の強度が必要である。シートの素材にもよるが、0.05〜0.5mmが好ましい。シートの素材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、あるいは、それらにエラストマが配合されたものが好ましい。
前記欠損部は、前記クリアホルダ1の第1辺2から5mmを越え5cm以内であるので、少なくとも前記第1辺2から5mmを越え5cm以内に、クリアホルダ1に挟み込んだ書類が露出し、書類をクリアホルダ1の第1辺2まで挟み込むことで、ステープラ等による綴じ込みのための綴じ代や打ち抜き器による打ち抜きのための打ち抜き代を確保することができる。
欠損部の形状は、円形、楕円形、長方形、正方形など、ステープラや打ち抜き器の使用に適した形状とすることができる。
また、書類が挿入されたクリアホルダ1を打ち抜き器にそのまま配置し、打ち抜き器を片手で操作することで、容易に揃えた状態の書類に穴を開けることができる。
さらに、幼児や児童などの、ステープラや打ち抜き器の操作に不慣れな、あるいは力の弱い人でも、書類を揃えた状態で綴じ込んだり、穴を開けたりすることができる。
図4は、第1実施形態におけるシート保持部に係止部を係止した状態を示す平面図である。
図3には、書類30の欠損部(11,12,13)に露出した部分に、ステープラにて打ち込まれたステープル針40が示されている。書類30は、書類が複数枚であってもクリアホルダ1により揃えられているので、使用者は、ステープラを欠損部(11,12,13)に合わせて操作するだけで、端部が揃えられた状態で書類を綴じることができる。紙片の打ち抜き器を用いて穴開けする場合も、書類30が挟み込まれたクリアホルダ1を打ち抜き器に合わせて操作するだけで、穴の開いた揃えられた書類を作ることができる。
また、係止部21周辺に別部材を貼付するなどして、剛性を高くすることにより、係止機能を向上させることができる。
図4に示すように、前記シート保持部22と前記係止部21は、シート保持部22に係止部21が係止することによって、第1シート6の開放辺である第3辺4と第4辺5で、クリアホルダ1を開いた状態に保持するものである。
また、本発明のシート保持部および係止部を有するクリアホルダなどの紙片収納体は、欠損部を有さないものであっても、片麻痺を有する人が、クリアホルダの本来の用途で使用する場合であっても、クリアホルダに書類を挟み込む作業が特段に容易とすることができる。
図5を用いて、本発明の紙片収納体のクリアホルダの第2実施形態について説明する。本実施形態に係るクリアホルダ100は、前述の第1実施形態と基本的な構成は同一であるが、特に、欠損部(111,112、113)の構成において相違点を有する。
本実施形態の特徴的な構成は、前記欠損部(111、112、113)が、前記第1シートおよび前記第2シートの前記第1辺に設けられた切欠きとなっていることである。
前記切欠きは、前記第1シート106および前記第2シート107の、前記第1辺102から5mmを越え5cm以内に、書類などの紙片の表裏、すなわち最表面の紙片の表面および最後面の紙片の裏面を露出させるものであり、前記第1辺の中点を中心として幅8cmから15cmの長さにわたって設けられていてもよい。
上記切欠きは、紙片を挿入する際、第1実施形態の欠損部(11,12,13)の前記第1辺側の前記第1シート6および前記第2シート7の断端と挿入された紙片の端面が干渉する可能性がなく、綴じようとする紙片の端を前記第1辺側に容易に配置することができる。また、ステープラや打ち抜き器の紙片への接近及び位置決め容易となる。
また、紙片を挿入する際、紙片の綴じようとする端を前記第1辺側に容易に配置することができ、また、ステープラや打ち抜き器の紙片への接近及び位置決め一層容易となる。
また、他の道具を用いることなく、紙片収納体の2枚のシートを開放状態とすることができるので、書類等の紙片を挿入することが一層容易とすることができる。
2、102 第1辺
3 第2辺
4 第3辺
5、105 第4辺
6、106 第1シート
7、107 第2シート
8 シート接合部
11、12、13、111、112、113 欠損部
21 係止部
22 シート保持部
30 紙片(書類)
40 ステープル針
Claims (2)
- 可撓性で略矩形の4辺を有する第1シートと、前記第1シートと略同形の対応する4辺を有する第2シートを有し、前記第1シートと前記第2シートとは対応する第1辺が折曲して形成され、あるいは接合により形成されており、前記第1辺と隣接する対応する第2辺同士が接合されてなる紙片収納体であって、前記第1シートにおいて、前記第1辺と前記第1辺に対向する第3辺との距離について3等分したときの中央領域であって、前記第2辺と前記第2辺と対向する第4辺との距離について2等分したときの前記第4辺の側の領域に、細長い切断部あるいは開口部からなるシート保持部を有し、前記第3辺に、前記シート保持部に係止する係止部を有することを特徴とする紙片収納体。
- 前記シート保持部は、前記第4辺に対して右回り0度から70度の角度で傾斜したものであることを特徴とする請求項1に記載の紙片収納体。
Priority Applications (1)
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JP2019026137A JP6539001B1 (ja) | 2019-02-17 | 2019-02-17 | 紙片収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019026137A JP6539001B1 (ja) | 2019-02-17 | 2019-02-17 | 紙片収納体 |
Related Parent Applications (1)
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JP2018152799A Division JP6488441B1 (ja) | 2018-08-15 | 2018-08-15 | 紙片収納体 |
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Family Applications (1)
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JP2019026137A Active JP6539001B1 (ja) | 2019-02-17 | 2019-02-17 | 紙片収納体 |
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JP (1) | JP6539001B1 (ja) |
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2019
- 2019-02-17 JP JP2019026137A patent/JP6539001B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP6539001B1 (ja) | 2019-07-03 |
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