JP2020025379A - 周波数制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電力系統の周波数維持に用いられる需給調整の供給を容易にする周波数制御システムを提供する。【解決手段】電力系統における周波数を検出する周波数検出部と、蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報を格納するリソース管理部11と、所定数の蓄電部の組に対して、周波数検出部により検出された周波数、および、周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行う制御部と、蓄電部の組に属する所定の蓄電部と他の蓄電部との入れ替えにおいて、所定の蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報を、他の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に変更し、変更後の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、蓄電部の組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、制御部に対して出力する配分計算部12と、が設けられていることを特徴とする。【選択図】 図2
Description
本発明は、周波数制御システムに関する。
従来は、電力系統の周波数を所定範囲内に調整するために、旧一般電気事業者による発電機のガバナフリー運転や、発電機の出力制御などが行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
電力系統の周波数調整を行うものとして、上述の発電機のガバナフリー運転の他に、大規模蓄電池の利用が検討されている。しかしながら、大規模蓄電池を用いた周波数調整装置は、構築期間が長くなったり、広い設置場所が必要になったり、導入コストが多額になったりする等の問題があった。
また、政府の主導により進められている電力システム改革に伴い、旧一般電気事業者以外の事業者などから調達する需給調整により、電力系統の周波数維持ができるようになる。これに対応するため、旧一般電気事業者以外の事業者による需給調整を供給する新しい市場の形成が予定されている。
このような旧一般電気事業者以外の事業者が、蓄電池を利用した需給調整を供給しようとした場合、上述の構築期間や、設置場所や、導入コスト等が障壁となり、市場に参入しにくくなるという問題があった。
そのため、需要家側に他の用途(バックアップ等)により設置された複数の既設蓄電池を利用する方法が考えられる。しかしながら、他の用途を兼ねるため周波数制御に用いようとする時間帯に利用できない場合がある。したがって、そのような場合には必要な周波数制御機能を維持できない可能性があるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、電力系統の周波数維持に用いられる需給調整の供給を容易にする周波数制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の周波数制御システムは、複数の蓄電部への充電および前記複数の蓄電部から放電を制御することにより、電力系統の周波数調整を行う周波数制御システムであって、前記電力系統における周波数を検出する周波数検出部と、前記蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報を格納するリソース管理部と、前記複数の蓄電部から抽出された所定数の前記蓄電部の組に対して、前記周波数検出部により検出された前記周波数、および、前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行う制御部と、前記蓄電部の組に属する所定の蓄電部と、前記複数の蓄電部のうちの前記蓄電部の組に属していない他の蓄電部と、の入れ替えにおいて、前記蓄電部の組における充放電の制御に用いられる前記所定の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報を、前記他の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に変更し、変更後の前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、前記制御部に対して出力する配分計算部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の周波数制御システムは、複数の蓄電部への充電および前記複数の蓄電部から放電を制御することにより、電力系統の周波数調整を行う周波数制御システムであって、前記電力系統における周波数を検出する周波数検出部と、前記蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報を格納するリソース管理部と、前記複数の蓄電部から抽出された所定数の前記蓄電部の組に対して、前記周波数検出部により検出された前記周波数、および、前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行う制御部と、前記蓄電部の組に属する所定の蓄電部と、前記複数の蓄電部のうちの前記蓄電部の組に属していない他の蓄電部と、の入れ替えにおいて、前記蓄電部の組における充放電の制御に用いられる前記所定の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報を、前記他の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に変更し、変更後の前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、前記制御部に対して出力する配分計算部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の周波数制御システムによれば、電力系統の周波数維持に用いられる蓄電部の組において蓄電部の入れ替えを行う場合であっても、入れ替え後の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて蓄電部の組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を制御部に出力するため、周波数−出力電力特性の変化を考慮した周波数維持を行いやすくなる。なお、周波数検出部は、電力系統における周波数として、周波数の瞬時値やその偏差を検出するものを例示することができる。
上記発明において前記制御部は、前記蓄電部の組のそれぞれの前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組から構成される1つの仮想蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報を算出し、算出した前記仮想蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行うことが好ましい。
このように、仮想蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて充放電の制御を行うことにより、蓄電部の組のそれぞれの周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて充放電の制御を行う場合と比較して、電力系統の周波数維持を図りやすくなる。
上記発明においては、前記所定の蓄電部と前記他の蓄電部との入れ替えに関する処理を行う入替部が更に設けられ、前記入替部は、前記蓄電部の組に属する前記蓄電部のうち、前記電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可と判定されたものを前記所定の蓄電部として抽出する処理を行い、当該所定の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組に属していない前記複数の蓄電部のうち、当該周波数−出力電力特性に関する情報と比較して周波数−出力電力特性が所定の範囲内に含まれる前記周波数−出力電力特性に関する情報を有するものを前記他の蓄電部として抽出する処理を行うことが好ましい。
このように、蓄電部の組から電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可な蓄電部が発生した場合であっても、同様な特性を有する他の蓄電部を抽出して入れ替えを行うことができるため、電力系統の周波数維持を図りやすくなる。
なお、電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可な状況としては、蓄電部に故障が発生した場合や、点検等により蓄電部の充電もしくは放電ができない場合や、ピークカット等の他の用途に蓄電部を転用する場合などを例示することができる。
上記発明において前記制御部は、前記蓄電部の組に属する前記蓄電部のうち、前記電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可と判定されたものを前記所定の蓄電部として抽出する処理を行い、前記蓄電部の組に属する当該所定の蓄電部以外の前記蓄電部のうち、当該所定の蓄電部の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有するものの有無を判定する処理を行い、当該所定の蓄電部の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有する蓄電部があると判定された場合には、当該蓄電部からの充電もしくは放電を増やす制御を行うことが好ましい。
このように、蓄電部の組から電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可な蓄電部が発生した場合であっても、蓄電部の組のなかに、当該蓄電部の代わりに充電もしくは放電を行う余裕のあるものがある場合には、当該蓄電部が代わりに充電もしくは放電を行うことにより、電力系統の周波数維持を図りやすくなる。
本発明の周波数制御システムによれば、電力系統の周波数維持に用いられる蓄電部の組において蓄電部の入れ替えを行う場合であっても、入れ替えによる周波数−出力電力特性の変化を考慮した制御を行うことにより、電力系統の周波数維持に用いられる需給調整の供給を容易にするという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る周波数制御システムについて図1から図6を参照しながら説明する。本実施形態の周波数制御システム1は、図1に示すように、複数の蓄電池(蓄電部)Gへの充電および複数の蓄電池Gからの放電を制御することにより、電力系統40の周波数調整を行うものである。なお、図1では、理解を容易にするために1つの蓄電池Gが図示されているが、実際には複数の蓄電池Gが設けられている。
以下、本発明の第1の実施形態に係る周波数制御システムについて図1から図6を参照しながら説明する。本実施形態の周波数制御システム1は、図1に示すように、複数の蓄電池(蓄電部)Gへの充電および複数の蓄電池Gからの放電を制御することにより、電力系統40の周波数調整を行うものである。なお、図1では、理解を容易にするために1つの蓄電池Gが図示されているが、実際には複数の蓄電池Gが設けられている。
周波数制御システム1には、図1に示すように、上位制御装置10と、下位制御装置20とが主に設けられている。上位制御装置10は、下位制御装置20に対して充電および放電の制御を指示するものであり、下位制御装置20は、複数の蓄電池Gに対して充電および放電の制御を行うものである。
本実施形態では、1つの上位制御装置10に対して複数の下位制御装置20が設けられている例に適用して説明する。また、上述の上位制御装置10は、他の上位制御装置10と通信可能とされている例に適用して説明する。
上位制御装置10は、複数の蓄電池G、電力変換装置51および需要設備52を有する建物設備50に設けられた下位制御装置20に対して、蓄電池Gの充電および放電の制御を指示するものである。
上位制御装置10は、図2に示すように、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するサーバなどの情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されているプログラムは、CPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを協働させて、少なくともリソース管理部11、配分計算部(入替部)12、第1通信部13、および、第2通信部14として機能させるものである。
リソース管理部11は、当該上位制御装置10から制御が指示される下位制御装置20により充電および放電が制御される蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を格納するものである。リソース管理部11は、配分計算部12の要求に応じて、格納されている蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を配分計算部12へ出力可能とされている。
本実施形態では、第2通信部14を介して下位制御装置20から蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報が取得され、取得した当該情報をリソース管理部11に格納する例に適用して説明する。また、リソース管理部11は、格納されている蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を第1通信部13へ出力可能とされている。
配分計算部12は、電力系統40の周波数調整に用いられる蓄電池Gの組の入れ替えに関する演算処理や、蓄電池Gの組におけるそれぞれの蓄電池Gに対する充電および放電の制御処理を行うものである。配分計算部12における演算処理等の詳細な内容については後述する。
第1通信部13は、他の上位制御装置10に設けられた第1通信部13との間で情報の通信を行うものである。例えば、第1通信部13は、リソース管理部11に格納されている蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を他の上位制御装置10へ送信するものである。また、第1通信部13は、他の上位制御装置10から受信した蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を、配分計算部12へ出力するものでもある。
なお、第1通信部13同士の間は、有線による通信が行われてもよいし、無線による通信が行われてもよい。さらに通信に用いられるプロトコルは、公知のプロトコルを用いることができ、特に限定するものではない。
第2通信部14は、下位制御装置20に設けられた下位通信部24との間で通信を行うものである。例えば、下位制御装置20から送信された蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報を受信し、リソース管理部11へ出力するものである。また、配分計算部12から出力された制御の情報を下位制御装置20へ送信するものである。
なお、第2通信部14と下位通信部24の間は、有線による通信が行われてもよいし、無線による通信が行われてもよい。さらに通信に用いられるプロトコルは、公知のプロトコルを用いることができ、特に限定するものではない。
下位制御装置20は、図1に示すように、上位制御装置10から出力される指示に基づいて電力変換装置51を制御することにより、建物設備50に設置された複数の蓄電池Gの充電および放電を制御するものである。
下位制御装置20は、図3に示すように、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するサーバなどの情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されているプログラムは、CPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを協働させて、少なくとも周波数検出部21、フィルタ部22、出力指令部(制御部)23、および、下位通信部24として機能させるものである。
周波数検出部21は、電力系統40における電力の周波数(以下、単に「周波数」とも表記する。)を検出し、測定するものである。なお、周波数検出部21としては、周波数の瞬時値や、瞬時値の偏差を検出する公知のものを用いることができ、その形式等を特に限定するものではない。
また、本実施形態では周波数検出部21が、建物設備50における電力系統40から需要設備52に至る交流母線41であって、蓄電池Gへの充電および放電を制御する電力変換装置51への分岐点よりも電力系統40側の部分に配置されている例に適用して説明するが、電力の周波数を測定できる位置であればよく、その位置を特に限定するものではない。
フィルタ部22は、周波数検出部21により測定された電力周波数のバラツキを除去するものである。なお、フィルタ部22としては、公知の方式や形式のものを用いることができ、特に限定するものではない。
出力指令部23は、蓄電池Gの組に対して、検出された周波数、および、周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充電および放電の制御を行うものである。制御の具体的な内容については後述する。
下位通信部24は、上位制御装置10に設けられた第2通信部14との間で通信を行うものである。例えば、フィルタ部22から出力された周波数に関する情報を第2通信部14へ送信するものである。また、下位制御装置20から受信された制御の情報を出力指令部23へ出力するものである。
次に、上記の構成からなる周波数制御システム1における制御内容について説明する。まず、本実施形態における電力系統40の周波数調整の制御内容について図2から図4を参照しながら説明する。
図3に示すように、下位制御装置20の周波数検出部21は、交流母線41における周波数を検出して測定する。周波数検出部21から出力された周波数は、フィルタ部22に入力される。フィルタ部22は、周波数のバラツキを除去する処理を行い、処理後の周波数を出力指令部23へ出力する。
出力指令部23は、入力された周波数に基づいて、電力系統40の周波数調整の制御を行う。具体的には、下位制御装置20には、図4に示す周波数−出力電力特性が予め記憶されており、出力指令部23は、当該周波数−出力電力特性に基づいて、電力変換装置51に対して蓄電池Gの充電および放電を行う制御を行う。
図4において、f0は、電力系統40(商用電力)の基準周波数である。日本の場合、50Hzまたは60Hzが基準周波数となる。P0は、蓄電池Gにおける出力の基準電力である。本実施形態では、基準電力P0が0kWである例に適用して説明する。
fTHは、周波数におけるハイサイド(基準周波数よりも高い周波数側)の動作閾値であり、測定された周波数がfTH以上となると、蓄電池Gへの充電を行う制御が開始される。fTLは、ローサイド(基準周波数よりも低い周波数側)の動作閾値であり、測定された周波数がfTL以下となると、蓄電池Gから放電を行う制御が開始される。
fmaxは、電力系統40における周波数変動が許容される最大の周波数である設定最大周波数である。fminは、周波数変動が許容される最小の周波数である設定最小周波数である。
ここで、日本の東地域の場合には、基準周波数が50±0.2Hz以内であることから、fmax=50.2Hz、fmin=49.8Hzであり、50.0Hz<fTH≦50.2Hz、49.8Hz≦fTL<50.0Hzとすることが適当であると考えられる。
また、fmax=fTL、fmin=fTLを許容しているのは、特性に傾きを持たせないケースも想定しているためである。なお、北海道地域では基準周波数が50±0.3Hz以内、中西地域では、基準周波数が60±0.3Hz以内とされる。
fHisは、周波数偏差に対するヒステリシス値であり、チャタリングを防止するために設けられるものである。PDは、蓄電池Gから放電される最大放電電力であり、PCは、蓄電池Gへ充電される最大充電電力である。PD、PCは、具体的には電力変換装置の定格容量である。定格容量未満であれば、出力制限を行ってもよい。ここで、fTLからfTHの間は、蓄電池Gへの充電や、蓄電池Gからの放電を行わない不感帯となる。
出力指令部23が蓄電池Gの組に対して充電制御を行う場合、または、蓄電池Gの組に対して放電制御を行う場合には、次の演算処理が行われる。
下位制御装置20には、配分計算部12から出力された仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報が予め記憶されている。出力指令部23は、仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、蓄電池Gの組に対して充電制御を行う場合、または、蓄電池Gの組に対して放電制御を行う。
下位制御装置20には、配分計算部12から出力された仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報が予め記憶されている。出力指令部23は、仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、蓄電池Gの組に対して充電制御を行う場合、または、蓄電池Gの組に対して放電制御を行う。
ここで仮想蓄電池とは、蓄電池Gの組を1つの蓄電池と仮想的にみなしたものである。本実施形態では4つの蓄電池G、つまり蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4の組から仮想蓄電池が構成されている例に適用して説明する。
上述の仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報としては、図5に示すものを例示することができる。仮想蓄電池の出力は、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4の出力の合計値である。
また、測定された周波数が基準周波数f0である場合には、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4の出力は0kWに設定される。言い換えると、仮想蓄電池の出力も0kWに設定される。
測定された周波数が基準周波数f0から低周波数側へ離れるに伴い(fL1,fL2,fL3,fL4,fL5)、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4の放電電力の値が大きくなるように設定されている。言い換えると、仮想蓄電池の放電電力の値も大きくなるように設定されている。
測定された周波数が基準周波数f0から高周波数側へ離れるに伴い(fH1,fH2,fH3,fH4,fH5)、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4の充電電力の値が大きくなるように設定されている。言い換えると、仮想蓄電池の充電電力の値も大きくなるように設定されている。
本実施形態では、fL1,fL2,fL3,fL4,fL5を、動作閾値fTLから設定最小周波数fminまでの間を5等分した周波数の値である例に適用して説明する。また、fH1,fH2,fH3,fH4,fH5を、動作閾値fTHから設定最大周波数fmaxまでの間を5等分した周波数の値である例に適用して説明する。
仮想蓄電池を構成する蓄電池Gの組、および、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4におけるそれぞれの放電電力の値や、充電電力の値は、配分計算部12において求められる。
仮想蓄電池を構成する蓄電池Gの組や、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4におけるそれぞれの放電電力の値や、充電電力の値は、蓄電池G1、蓄電池G2、蓄電池G3、および、蓄電池G4のそれぞれの容量や用途に応じて任意に定めることができる。
次に、仮想蓄電池を構成する蓄電池Gの組の入れ替えを行う場合の制御内容について説明する。ここで、蓄電池Gの組の入れ替えを行う場合としては、蓄電池Gの故障や蓄電池Gの点検等の蓄電池Gからの放電や、蓄電池Gへの充電が行えなくなる場合、蓄電池Gの用途をピークカット等の周波数維持以外の他の用途への変更する場合などを例示することができる。
蓄電池Gの組の入れ替えに関する演算処理は、配分計算部12において行われる。
蓄電池Gに故障が発生した場合には、当該故障に関する情報が上位制御装置10の配分計算部12へ送信される。故障に関する情報は、蓄電池Gに配置されたセンサが送信してもよいし、蓄電池Gを制御する電力変換装置51が送信してもよいし、下位制御装置20が送信してもよい。
蓄電池Gに故障が発生した場合には、当該故障に関する情報が上位制御装置10の配分計算部12へ送信される。故障に関する情報は、蓄電池Gに配置されたセンサが送信してもよいし、蓄電池Gを制御する電力変換装置51が送信してもよいし、下位制御装置20が送信してもよい。
また、蓄電池Gの点検や、蓄電池Gの用途が変更される場合には、点検や変更に関する情報が、上位制御装置10の配分計算部12へ送信される。点検や変更に関する情報は、複数の蓄電池Gを運用する管理装置や、管理者から上位制御装置10へ送信されてもよいし、建物設備50を運用する管理装置や、管理者から上位制御装置10へ送信されてもよい。
ここでは、図6に示すように、蓄電池Gの組を構成する蓄電池G4について入れ替えを行う処理の例について説明する。
配分計算部12は、外部から入力された情報に基づいて、周波数調整に用いることができなくなる蓄電池G4を抽出する演算処理を行い、リソース管理部11から蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報を取得する演算処理を行う。
配分計算部12は、外部から入力された情報に基づいて、周波数調整に用いることができなくなる蓄電池G4を抽出する演算処理を行い、リソース管理部11から蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報を取得する演算処理を行う。
次いで、配分計算部12は、蓄電池G4の代わりに蓄電池Gの組を構成する蓄電池Gを抽出する演算処理を行う。具体的には、蓄電池Gの組に属していない蓄電池Gのうち、蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報と比較して差が所定の範囲内に含まれる周波数−出力電力特性に関する情報を有する蓄電池G(本実施形態では蓄電池(他の蓄電池)G5)を抽出する処理を行う。
ここで、差が所定の範囲とは、抽出される新たな蓄電池Gが、蓄電池G4を代替できる範囲であればよい。例えば、新たな蓄電池Gの充電電力や放電電力そのものが、蓄電池G4よりも大きい場合であってもよいし、新たな蓄電池Gの充電電力や放電電力そのものが、蓄電池G4よりも小さい場合であっても、新たな蓄電池Gの用途の制約が緩やか等の理由により、代替可能な場合も含まれてもよい。
蓄電池G5を抽出すると配分計算部12は、仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に含まれる蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報を、蓄電池G5の周波数−出力電力特性に関する情報に変更する演算処理を行う。
その後、配分計算部12は、変更後の仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、蓄電池Gの組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、下位制御装置20の出力指令部23に対して出力する演算処理を行う。
出力指令部23は、入力された割り込み信号に基づいて、変更後の仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報を用いて蓄電池Gの組の充電または放電を制御する処理を行う。
上記の構成の周波数制御システム1によれば、電力系統40の周波数維持に用いられる蓄電池Gの組において蓄電池Gの入れ替えを行う場合であっても、入れ替え後の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて蓄電池Gの組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を制御部に出力するため、周波数−出力電力特性の変化を考慮した周波数維持を行いやすくなる。
仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて充放電の制御を行うことにより、蓄電池Gの組のそれぞれの周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて充放電の制御を行う場合と比較して、電力系統40の周波数維持を図りやすくなる。
蓄電池Gの組から電力系統40の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可な蓄電池G4が発生した場合であっても、同様な特性を有する蓄電池G5を抽出して入れ替えを行うことができるため、電力系統40の周波数維持を図りやすくなる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係る周波数制御システムについて図7を参照しながら説明する。本実施形態の周波数制御システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、蓄電池の組を構成する蓄電池の1つが周波数調整を目的とした充電および放電が行えない場合の処理内容が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いて上述の処理内容について説明し、構成やその他の処理内容等の説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る周波数制御システムについて図7を参照しながら説明する。本実施形態の周波数制御システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、蓄電池の組を構成する蓄電池の1つが周波数調整を目的とした充電および放電が行えない場合の処理内容が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いて上述の処理内容について説明し、構成やその他の処理内容等の説明を省略する。
本実施形態の周波数制御システム1において、仮想蓄電池を構成する蓄電池G(例えば蓄電池G4)が周波数調整を目的とした充電や放電が行えなくなる場合の制御内容について図7を参照しながら説明する。
蓄電池Gの組の入れ替えに関する演算処理は、配分計算部12において行われる(図2参照。)。配分計算部12は、外部から入力された情報に基づいて、周波数調整に用いることができなくなる蓄電池G4を抽出する演算処理を行い、リソース管理部11から蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報を取得する演算処理を行う。
次いで配分計算部12は、蓄電池Gの組を構成する蓄電池G4以外の蓄電池Gのうち、蓄電池G4の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有する蓄電池Gの有無を判定する処理を行う。具体的には、蓄電池G4の周波数−出力電力特性に関する情報と、蓄電池Gの組を構成する蓄電池G4以外の蓄電池Gの周波数−出力電力特性に関する情報とを対比することにより、当該判定処理が行われる。
蓄電池G4の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有する蓄電池Gがあると判定された場合、例えば蓄電池G3に余裕があると判定された場合には、配分計算部12は、蓄電池G3からの充電もしくは放電を増やして、蓄電池G4が充電もしくは放電していた分を補う制御を行う。
具体的には、図7に示すように、仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に含まれる蓄電池G3周波数−出力電力特性に関する情報を、蓄電池G4が充電もしくは放電していた分を補うように変更する演算処理を行う。
その後、配分計算部12は、変更後の仮想蓄電池の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、蓄電池Gの組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、下位制御装置20の出力指令部23に対して出力する演算処理を行う。
また、蓄電池G4の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有する蓄電池Gがないと判定された場合には、第1の実施形態における蓄電池Gの組を入れ替える処理を行ってもよいし、蓄電池Gの組を管理する管理者に通知する処理を行ってもよい。
上記の構成によれば、蓄電池Gの組から電力系統40の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可な蓄電池G(本実施形態では蓄電池G4)が発生した場合であっても、蓄電池Gの組のなかに、蓄電池G4の代わりに充電もしくは放電を行う余裕のある蓄電池G(本実施形態では蓄電池G3)がある場合には、蓄電池G3が代わりに充電もしくは放電を行うことにより、電力系統40の周波数維持を図りやすくなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明を上記の実施形態に適用したものに限られることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定するものではない。
また、本実施形態では、周波数制御システム1に上位制御装置10および下位制御装置20の2つの制御装置が設けられている例に適用して説明したが、上位制御装置10および下位制御装置20が一体となった制御装置が設けられていてもよく、特に限定するものではない。
また、本実施形態では下位制御装置20に出力指令部23が設けられ、下位制御装置20により蓄電池Gの充電および放電を制御する例に適用して説明したが、上位制御装置10に出力指令部23が設けられ、上位制御装置10により蓄電池Gの充電および放電が制御されてもよく、特に限定するものではない。
また、本実施形態では、蓄電部として蓄電池Gが用いられている例に適用して説明したが、蓄電池Gの他に、キャパシタや、フライホイールを利用した電力の蓄積および放出が可能な他の機器や設備などを蓄電部として用いてもよく、特に限定するものではない。
1…周波数制御システム、11…リソース管理部、12…配分計算部(入替部)、21…周波数検出部、23…出力指令部(制御部)、40…電力系統、G…蓄電池(蓄電部)、G5…蓄電池(他の蓄電池)
Claims (4)
- 複数の蓄電部への充電および前記複数の蓄電部からの放電を制御することにより、電力系統の周波数調整を行う周波数制御システムであって、
前記電力系統における周波数を検出する周波数検出部と、
前記蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報を格納するリソース管理部と、
前記複数の蓄電部から抽出された所定数の前記蓄電部の組に対して、前記周波数検出部により検出された前記周波数、および、前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行う制御部と、
前記蓄電部の組に属する所定の蓄電部と、前記複数の蓄電部のうちの前記蓄電部の組に属していない他の蓄電部と、の入れ替えにおいて、
前記蓄電部の組における充放電の制御に用いられる前記所定の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報を、前記他の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に変更し、
変更後の前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組における充放電の制御を行わせる割り込み信号を、前記制御部に対して出力する配分計算部と、
が設けられていることを特徴とする周波数制御システム。 - 前記制御部は、前記蓄電部の組のそれぞれの前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組から構成される1つの仮想蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報を算出し、
算出した前記仮想蓄電部の周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、充放電の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の周波数制御システム。 - 前記所定の蓄電部と前記他の蓄電部との入れ替えに関する処理を行う入替部が更に設けられ、
前記入替部は、前記蓄電部の組に属する前記蓄電部のうち、前記電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可と判定されたものを前記所定の蓄電部として抽出する処理を行い、
当該所定の蓄電部の前記周波数−出力電力特性に関する情報に基づいて、前記蓄電部の組に属していない前記複数の蓄電部のうち、当該周波数−出力電力特性に関する情報と比較して周波数−出力電力特性が所定の範囲内に含まれる前記周波数−出力電力特性に関する情報を有するものを前記他の蓄電部として抽出する処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の周波数制御システム。 - 前記制御部は、前記蓄電部の組に属する前記蓄電部のうち、前記電力系統の周波数調整を行うための充電もしくは放電が不可と判定されたものを前記所定の蓄電部として抽出する処理を行い、
前記蓄電部の組に属する当該所定の蓄電部以外の前記蓄電部のうち、当該所定の蓄電部の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有するものの有無を判定する処理を行い、
当該所定の蓄電部の代わりに充電もしくは放電を行う余裕を有する蓄電部があると判定された場合には、当該蓄電部からの充電もしくは放電を増やす制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の周波数制御システム。
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