JP2020025079A - プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上に形成されるパターンの精密な寸法制御を実現する。【解決手段】プラズマ処理装置が実行するプラズマ処理方法は、第1の工程と第2の工程とを含む。第1の工程において、プラズマ処理装置は、処理対象が有する開口部の側壁上に、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第1の膜を形成する。第2の工程において、プラズマ処理装置は、第1の工程後に成膜サイクルを1回以上施し、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第2の膜を形成する。【選択図】図6

Description

以下の開示は、プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置に関する。
基板上に成膜を行う手法の一種として、プラズマ励起原子層堆積(PE−ALD:Plasma Enhanced Atomic Layer Deposition)法が知られている。PE−ALD法を含む様々な技術が半導体装置のパターン形成に利用されている。
たとえば、被処理基板に形成される開口部の位置に応じて成膜が選択的に促進されるようにALDを利用した手法が提案されている(特許文献1)。また、SAM(Self-assembled monolayer: 自己組織化単分子膜)を選択的に形成し、その後、気相エッチングを行う手法が提案されている(特許文献2)。また、イオン注入を用いて3Dナノ構造体に対する選択的な成膜を実現する手法が提案されている(非特許文献1)。
米国特許出願公開第2017/0140983号明細書 米国特許出願公開第2017/0148642号明細書
本開示は、基板上に形成されるパターンの精密な寸法制御を実現することができる技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置が実行するプラズマ処理方法は、第1の工程と第2の工程とを含む。第1の工程では、プラズマ処理装置は、処理対象が有する開口部の側壁上に、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第1の膜を形成する。第1の工程後の第2の工程では、プラズマ処理装置は、成膜サイクルを1回以上施し、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第2の膜を形成する。
本開示によれば、基板上に形成されるパターンの精密な寸法制御を実現することができる。
図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す図である。 図2Aは、ALDにおける前駆体ガスの化学吸着ステップを説明するための図である。 図2Bは、ALDにおける前駆体ガスのパージステップを説明するための図である。 図2Cは、ALDにおける反応ガスによる活性化ステップを説明するための図である。 図2Dは、ALDにおける反応ガスのパージステップを説明するための図である。 図3Aは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(1)である。 図3Bは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(2)である。 図3Cは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(3)である。 図3Dは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(4)である。 図3Eは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(5)である。 図3Fは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(6)である。 図4Aは、マスクに形成される開口部の寸法制御について説明するための図である。 図4Bは、マスクに形成される開口部の一例について説明するための図である。 図4Cは、図4Bのマスクを用いてエッチングを行った場合に形成されるパターンの一例を示す図である。 図5Aは、X−Yパターンについて説明するための図である。 図5Bは、X−Yパターンの寸法制御例1について説明するための図である。 図5Cは、X−Yパターンの寸法制御例2について説明するための図である。 図6は、一実施形態に係るプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法の大まかな流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、ローディング効果の一例について説明するための図である。 図8Aは、一実施形態に係るプラズマ処理方法によって得られるX>Yシュリンク効果について説明するための図(1)である。 図8Bは、一実施形態に係るプラズマ処理方法によって得られるX>Yシュリンク効果について説明するための図(2)である。 図9は、一実施形態のプラズマ処理方法を適用する処理対象の材料の組み合わせ例を示す図である。 図10Aは、変形例2に係るプラズマ処理方法の第1工程について説明するための図である。 図10Bは、変形例2に係るプラズマ処理方法の第2工程について説明するための図である。
以下に、開示する実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は限定的なものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
<ALDにおけるインキュベーションのメカニズム>
実施形態について説明する前に、ALDにおけるインキュベーションのメカニズムについて説明する。
図2A乃至図2Dは、一般的なALDの流れの一例を説明するための図である。図2Aは、ALDにおける前駆体ガスの化学吸着ステップを説明するための図である。図2Bは、ALDにおける前駆体ガスのパージステップを説明するための図である。図2Cは、ALDにおける反応ガスによる活性化ステップを説明するための図である。図2Dは、ALDにおける反応ガスのパージステップを説明するための図である。ALDは、図2A乃至図2Dに示すように、通常、次の4つのステップを含む。
(1)処理室内に配置した処理対象(たとえば半導体基板)を前駆体ガスに晒す化学吸着ステップ(図2A参照)
(2)処理室内に残留した前駆体ガスをパージするステップ(図2B参照)
(3)処理室内に配置した処理対象を反応ガスに晒す反応ステップ(図2C参照)
(4)処理室内に残留した反応ガスをパージするステップ(図2D参照)
なお、以下の説明では、(3)の反応ステップは反応ガスをプラズマ化させて実行するものとする。ALDでは上記ステップ(1)から(4)が繰り返し実行され、処理対象上に膜が形成される。なお、パージステップ(2)および(4)は任意のステップであり、必ずしも実行しなくてもよい。
ALDにおいては、たとえば前駆体ガスとしてシリコン含有ガスを用い反応ガスとしてO含有ガスを用いて、処理対象上にSiO2膜を堆積することができる。この場合、まずステップ(1)において、処理室内に配置された処理対象を前駆体ガスであるシリコン含有ガスに晒す。すると、処理対象の表面にシリコン含有ガスが化学吸着する。処理対象に化学吸着せず処理室内に残存した前駆体ガスは、ステップ(2)においてパージされる。その後、ステップ(3)においてO含有ガスがプラズマ化され、酸素ラジカルと処理対象に化学吸着したシリコン含有分子とが反応して(シリコンを酸化させて)、SiO2膜1層を形成する。処理室内に残存したO含有ガスはステップ(4)においてパージされる。ALDは基本的に1層ずつ膜を形成していき処理対象上に原子が化学吸着する表面がなくなれば処理が停止するため、自己制御的にコンフォーマルな膜を形成することができる。
ところで、前駆体ガスの化学吸着を阻害する因子(以下インヒビターとも呼ぶ)が処理対象表面上に存在すると、ステップ(1)において処理対象に前駆体ガスが化学吸着せずALDによる成膜が行われない。かかる阻害因子等によって生じる成膜開始の遅れのことを、インキュベーションと呼ぶ。図3A乃至図3Fは、一実施形態に係るプラズマ処理方法におけるインキュベーションについて説明するための図(1)乃至(6)である。
図3Aは、CF(フルオロカーボン)を用いた化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)等により処理対象の表面上にCF膜が形成された状態を示している。図3A中、フッ素原子(CF:炭素に共有結合したフッ素原子)を黒い丸で示す。また、処理対象(基板)の原子は、白い丸で示す。
図3Bは、図3Aに示す処理対象に対してALDサイクルを1回実行した状態の一例を示す。処理対象表面にはインヒビターであるCF膜が存在するため、前駆体ガス(シリコン含有ガス)が化学吸着せずALDによる成膜は行われない。逆にALDサイクル中の酸素プラズマで生成される酸素ラジカルの影響により処理対象表面からCF膜が少しずつ除去されていく。
図3Cは、図3Aに示す処理対象に対してALDサイクルを5回実行した状態の一例を示す。図3Cの例では、5回のALDサイクルによりCF膜がすべて除去されている。
図3D、図3E、図3Fはそれぞれ、図3Aに示す処理対象に対してALDサイクルを6回、8回、10回実行した状態の一例を示す。図3Cに示すように、ALDサイクルを5回実行することでCF膜は除去され、CF膜の下の層が露出する。この状態の処理対象表面には、前駆体ガスが化学吸着可能な物質が存在するため、前駆体ガスが化学吸着し反応ガスと反応して図3Dに示すように成膜が開始する。その後、図3E,図3Fに示すようにALDサイクルが実行されるごとに膜厚が増加していく。図3D,図3E,図3F中、上から2層目の丸はSi含有前駆体ガス、一番上の丸は酸素原子を示す。
<X−Yパターンの制御>
ところで、半導体装置の製造時には、基板上に様々なパターンが形成される。たとえば、一つの基板上に、同様の形状を有する開口部を複数形成する場合がある。かかる場合、開口部の寸法の精密な制御が半導体装置の性能に影響する。
図4Aは、マスクに形成される開口部の寸法制御について説明するための図である。図4Aに示す基板Sは、自己整合型ダブルパターニングによって形成されている。このため、基板Sの表面には、各々異なる種類の材料A(コア)、材料B(スペーサ)、材料C(フィル)で形成されるラインがA,B,C,B,A,B,C,B,Aの順に並んでいる。以下、材料Aで形成されるラインをラインA、材料Bで形成されるラインをラインB、材料Cで形成されるラインをラインCと呼ぶ。ここで、図4A中点線で示す形状のマスクを用いて基板Sのエッチングを実行することを考える。図4A中には、2つの端部がそれぞれ別のラインC上に位置するように形成される開口部O1,O2,O4,O5,O6,O7と、別のラインA上に位置するように形成される開口部O3とが示されている。なお、説明の便宜上、図4A乃至図4Cに示すラインの長手方向をX1方向、ラインを横切る方向をY1方向と呼ぶ。
図4Aに示す形状通りのマスクを形成することができた場合にはその後エッチングにより形成されるパターンの形状にも大きな問題はない。しかし、図4Bに示すように、マスクの開口部が所望の位置からY1方向においてずれた位置に形成されたとする。図4Bは、マスクに形成される開口部の一例について説明するための図である。この場合、当該マスクを使用して基板Sのエッチングを実行すると、図4Cに示すように、基板S上に形成される開口部の位置がさらにY1方向にずれてラインCを繋ぐように形成されない可能性がある。図4Cは、図4Bのマスクを用いてエッチングを行った場合に形成されるパターンの一例を示す図である。図4Bに示すようなマスクが形成された場合、図4Cに示すような不良を発生させないためには、一旦形成されたマスクの開口部の寸法を調整することができれば便宜である。特に、図4Aに示す形状のマスクの場合、開口部の短辺方向の寸法制御よりも長辺方向の寸法制御がその後の配線形成に影響する。このような、上面視で短辺と長辺とを有する略矩形状の開口部をX−Yパターンと呼ぶことがある。
図5Aは、X−Yパターンについて説明するための図である。図5Aは、基板上に形成されたX−Yパターンの部分上面図である。図5Aに示す基板には、上面視で略矩形状の開口部が複数整列した状態で形成されている。複数の開口部は略同一の寸法を有する。なお、X−Yパターンは、上面視略矩形状だけでなく、上面視略楕円状であってもよい。X−Yパターンは、上面視で直交する2方向(X方向、Y方向)における寸法に差があるパターンを指すものとする。
図5Bは、X−Yパターンの寸法制御例1について説明するための図である。図5Cは、X−Yパターンの寸法制御例2について説明するための図である。図5Bの例は、短辺Xの開口寸法を維持しつつ、長辺Yの開口寸法を小さくする制御例(X<Yシュリンク:X辺よりもY辺の減少量が大きくなるように開口部を小さくする)である。図5Bの例では、X−Yパターンが形成された後、Y辺が短くなるように基板上に成膜する。他方、図5Cの例は、短辺Xの開口寸法を小さくしつつ、長辺Yの開口寸法を維持する制御例(X>Yシュリンク:Y辺よりもX辺の減少量が大きくなるように開口部を小さくする)である。図5Cの例では、X−Yパターンが形成された後、X辺が短くなるように基板上に成膜する。
図4Cに示すような不良を発生させないためには、図4Bのマスクの開口部のX>Yシュリンク(図5C)を実行することで、開口部のY辺の減少量をできるだけ小さくすることができればよいと考えられる。
<実施形態>
上記に鑑みて、本実施形態に係るプラズマ処理装置は、基板上に形成されたパターンの状態に応じた膜厚差を有する第1の膜をCVDで成膜した後、第1の膜がインヒビターとして機能する材料を用いてALDサイクルを実行して第2の膜を成膜する。プラズマ処理装置は、たとえばローディング効果を利用して膜厚差を有する第1の膜をCVDで成膜する。その後、ALDサイクルを実行すると、第1の膜は徐々にプラズマの影響で削られていくが、第1の膜の膜厚に応じたインキュベーションタイムが生じる。このため、たとえば、第1の膜が厚く形成される位置には第2の膜が薄く形成され、第1の膜が薄く形成される位置には第2の膜が厚く形成されることになる。このように、本実施形態に係るプラズマ処理装置は、インキュベーションとローディング効果を利用して精密な寸法制御を実現する。
<実施形態に係るプラズマ処理装置の一例>
図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置10の構成の一例を示す図である。本実施例におけるプラズマ処理装置10は、例えば図1に示すように、表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等により形成され、内部に略円筒形状の処理空間を画成するチャンバ21を有する。チャンバ21は、保安接地されている。本実施例におけるプラズマ処理装置10は、例えば容量結合型平行平板プラズマ処理装置として構成されている。チャンバ21内には、セラミックス等で形成された絶縁板22を介して支持台23が配置される。支持台23上には例えばアルミニウム等で形成され、下部電極として機能するサセプタ24が設けられている。
サセプタ24の略中央上部には、処理対象の一例である半導体ウエハWを静電気力で吸着保持する静電チャック25が設けられている。静電チャック25は、導電膜等で形成された電極26を一対の絶縁層で挟んだ構造を有する。電極26には直流電源27が電気的に接続されている。なお、静電チャック25には、半導体ウエハWを加熱するための図示しないヒータが設けられてもよい。
サセプタ24の上部には、静電チャック25を囲むようにフォーカスリング25aが配置されている。フォーカスリング25aにより、半導体ウエハWのエッジ付近におけるプラズマの均一性が向上する。フォーカスリング25aは、例えば単結晶シリコン等により形成される。支持台23およびサセプタ24の周囲には、支持台23およびサセプタ24を囲むように、内壁部材28が設けられている。内壁部材28は、例えば石英等により略円筒状に形成されている。
支持台23の内部には、例えば支持台23の周方向に沿って冷媒室29が形成されている。冷媒室29には、外部に設けられた図示しないチラーユニットから配管30aおよび配管30bを介して、所定温度の冷媒が循環供給される。冷媒室29内を所定温度の冷媒が循環することにより、冷媒との熱交換により静電チャック25上の半導体ウエハWを所定の温度に制御することができる。また、図示しないガス供給機構から供給された伝熱ガスが、配管31を介して静電チャック25の上面と、静電チャック25上に載置された半導体ウエハWの裏面との間に供給される。伝熱ガスは、例えばヘリウムガスである。
下部電極として機能するサセプタ24の上方には、チャンバ21内の処理空間を介してサセプタ24と対向するように上部電極40が設けられている。上部電極40とサセプタ24との間の空間であって、チャンバ21に囲まれた空間が、プラズマが生成される処理空間である。上部電極40は、電極本体部として機能する天板42と、天板42を支持する天板支持部41とを有する。
天板支持部41は、絶縁性部材45を介して、チャンバ21の上部に支持されている。天板支持部41は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等の、熱伝導性が比較的に高い導電性材料により略円板状に形成されている。また、天板支持部41は、処理空間で生成されたプラズマによって加熱された天板42を冷却する冷却板としても機能する。天板支持部41には、処理ガスを導入するガス導入口46と、ガス導入口46から導入された処理ガスを拡散させる拡散室43と、拡散室43内に拡散された処理ガスを下方に通流させる流路である複数の流通口43aとが形成されている。
天板42は、例えば石英等のケイ素含有物質により略円板状に形成される。天板42には、天板42を天板42の厚さ方向に貫く複数のガス導入口42aが形成されている。各ガス導入口42aは、天板支持部41の流通口43aのいずれかと連通するように配置されている。これにより、拡散室43内に供給された処理ガスは、流通口43aおよびガス導入口42aを介してチャンバ21内にシャワー状に拡散されて供給される。
天板支持部41のガス導入口46には、配管47を介して複数のバルブ50a〜50cが接続されている。バルブ50aには、マスフローコントローラ(MFC)49aを介して、ガス供給源48aが接続されている。バルブ50aが開状態、即ちオープン状態に制御された場合、ガス供給源48aから供給された処理ガスは、MFC49aによって流量が制御され、配管47を介してチャンバ21内に供給される。ガス供給源48aは、例えば前駆体ガスをチャンバ21内に供給する。
また、バルブ50bには、MFC49bを介して、ガス供給源48bが接続されている。バルブ50bが開状態に制御された場合、ガス供給源48bから供給されたガスは、MFC49bによって流量が制御され、配管47を介してチャンバ21内に供給される。ガス供給源48bは、例えばパージガスをチャンバ21内に供給する。パージガスとしては、例えば、アルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスが用いられる。
また、バルブ50cには、MFC49cを介して、ガス供給源48cが接続されている。バルブ50cが開状態に制御された場合、ガス供給源48cから供給されたガスは、MFC49cによって流量が制御され、配管47を介してチャンバ21内に供給される。ガス供給源48cは、例えば反応ガスをチャンバ21内に供給する。
なお、前駆体ガスおよび反応性ガスをチャンバ21に供給するに当たって、前駆体ガスおよび反応性ガスの使用量の削減ならびにチャンバ21の内部におけるガス分布の均一化などの生産性を目的とした添加ガスが用いられてもよい。添加ガスとしては、例えばアルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスを用いることができる。例えば、バルブ50aおよびMFC49aを介してガス供給源48aから供給される前駆体ガスに、バルブ50bおよびMFC49bを介してガス供給源48bから供給される不活性ガスが添加されてもよい。また、例えば、バルブ50cおよびMFC49cを介してガス供給源48cから供給される反応ガスに、バルブ50bおよびMFC49bを介してガス供給源48bから供給される不活性ガスが添加されてもよい。
それぞれのMFC49a〜49cによる各ガスの流量の調整、および、それぞれのバルブ50a〜50cの開閉は、後述する制御装置60によって制御される。
上部電極40には、整合器51を介して高周波電源52が電気的に接続されている。高周波電源52は、例えば40MHz程度のプラズマ励起用の高周波電力(HF:High Frequency)を上部電極40に供給する。高周波電源52から供給される高周波電力は、後述する制御装置60によって制御される。
下部電極として機能するサセプタ24には、整合器33を介して高周波電源34が電気的に接続されている。高周波電源34は、バイアス用の高周波電力(LF:Low Frequency)をサセプタ24に印加する。高周波電源34は、13.56MHz以下の周波数、例えば2MHzの高周波電力を、整合器33を介してサセプタ24に供給する。高周波電力がサセプタ24に供給されることにより、プラズマ中のイオン等の活性種が静電チャック25上の半導体ウエハWに引き込まれる。高周波電源34から供給される高周波電力は、後述する制御装置60によって制御される。
チャンバ21の側壁には開口78が形成されており、開口78には、配管38が接続されている。配管38は、2つに分岐しており、一方には、バルブ37aの一端が接続されており、他方には、バルブ37bの一端が接続されている。バルブ37aの他端は、配管38aを介して圧力計36aに接続されており、バルブ37bの他端は、配管38bを介して圧力計36bに接続されている。圧力計36aおよび36bは、例えばキャパシタンスマノメータである。
バルブ37aが開状態に制御されることにより、配管38と配管38aとが連通する。これにより、チャンバ21の側壁に形成された開口78を介して、圧力計36aがチャンバ21内の処理空間に曝露される。これにより、圧力計36aは、処理空間内の圧力を測定することができる。一方、バルブ37aが閉状態、即ちクローズ状態に制御されることにより、配管38と配管38aとが遮断される。これにより、チャンバ21内の処理空間に対して圧力計36aが遮蔽される。
また、バルブ37bが開状態に制御されることにより、配管38と配管38bとが連通する。これにより、チャンバ21の側壁に形成された開口78を介して、圧力計36bがチャンバ21内の処理空間に曝露される。これにより、圧力計36bは、処理空間内の圧力を測定することができる。一方、バルブ37bが閉状態に制御されることにより、配管38と配管38bとが遮断される。これにより、チャンバ21内の処理空間に対して圧力計36bが遮蔽される。バルブ37aおよび37bの開閉制御は、後述する制御装置60によって行われる。
チャンバ21の底部には排気口71が設けられ、排気口71には排気管72を介して排気装置73が接続されている。排気装置73は、例えばDP(Dry Pump)やTMP(Turbo Molecular Pump)等の真空ポンプを有しており、チャンバ21内を所望の真空度まで減圧することができる。排気装置73の排気量等は、後述する制御装置60によって制御される。例えば、ガス供給源48aから前駆体ガスがチャンバ21内に供給される場合、制御装置60は、バルブ37aを開状態に制御し、バルブ37bを閉状態に制御する。そして、圧力計36aによって測定されたチャンバ21内の圧力に基づいて、排気装置73の排気量等を制御することにより、チャンバ21内の圧力を所定の圧力に制御する。また、例えば、ガス供給源48cから反応ガスがチャンバ21内に供給される場合、制御装置60は、バルブ37aを閉状態に制御し、バルブ37bを開状態に制御する。そして、圧力計36bによって測定されたチャンバ21内の圧力に基づいて、排気装置73の排気量等を制御することにより、チャンバ21内の圧力を所定の圧力に制御する。
チャンバ21の側壁には半導体ウエハWの搬入および搬出を行うための開口74が設けられている。開口74は、ゲートバルブGにより開閉可能となっている。また、チャンバ21の内壁には、壁面に沿ってデポシールド76が着脱自在に設けられている。また、内壁部材28の外周面には、内壁部材28の外周面に沿って、デポシールド77が着脱自在に設けられている。デポシールド76および77は、チャンバ21の内壁および内壁部材28に反応副生成物(デポ)が付着することを防止する。静電チャック25上に載置された半導体ウエハWと略同じ高さのデポシールド76の位置には、グランドに接続された導電性部材(GNDブロック)79が設けられている。GNDブロック79により、チャンバ21内の異常放電が防止される。
上記したプラズマ処理装置10は、制御装置60によって、その動作が統括的に制御される。制御装置60は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ61と、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ62と、ユーザインターフェイス63とを有する。ユーザインターフェイス63は、例えば、工程管理者等のユーザがプラズマ処理装置10を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマ処理装置10の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等を含む。
メモリ61には、プラズマ処理装置10において各種処理を実現するための処理条件データ等を含むレシピや、制御プログラム(ソフトウエア)が格納されている。そして、プロセッサ62が、ユーザインターフェイス63を介したユーザからの指示に応じて任意のレシピをメモリ61から呼び出して実行することにより、プラズマ処理装置10の各部を制御する。これにより、プラズマ処理装置10によって成膜等の所望の処理が行われる。なお、処理条件データ等を含むレシピや制御プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等に格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば通信回線を介して伝送されたものを利用したりすることも可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体とは、例えば、ハードディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フレキシブルディスク、半導体メモリ等である。
なお、ここでは一例としてプラズマ源として容量結合型プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)を用いたプラズマ処理装置10を説明するが、開示の技術はこれに限られず、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)や、マイクロ波プラズマなど、任意のプラズマ源を用いたプラズマ処理装置10を採用することができる。
<一実施形態に係るプラズマ処理方法の流れの一例>
図6は、一実施形態に係るプラズマ処理装置10におけるプラズマ処理方法の大まかな流れの一例を示すフローチャートである。
まず、プラズマ処理装置10のチャンバ21内に処理対象(たとえばウエハW)が載置される。プラズマ処理装置10はまず、処理対象の表面上にマスク層を形成する(ステップS61)。次に、プラズマ処理装置10は、エッチングによりマスク層にパターンを形成する(ステップS62)。パターンはたとえば、X−Yパターンを有する開口部を含む。ここで、ステップS61およびS62は、プラズマ処理装置10内で実行せず、他の装置において実行するものとしてもよい。たとえば、他の装置においてウエハWにマスク層とパターンとを形成した後、ウエハWをプラズマ処理装置10のチャンバ21内に移動させて以下の処理を実行してもよい。
次に、プラズマ処理装置10は、形成したパターンの上から、成膜してインヒビターとなるガスを用いたCVDを実行する(ステップS63、第1の工程)。CVDにより、処理対象上のパターンの形状に応じて異なる厚みを有する第1の膜(以下、インヒビター層とも呼ぶ)が形成される。次に、プラズマ処理装置10は、第1の膜の上からALDサイクルを所定回数実行する(ステップS64、第2の工程)。ALDサイクルによって、処理対象上に第2の膜が形成される。その後、プラズマ処理装置10は所定条件が満足されたか否かを判定する(ステップS65)。所定条件が満足されたと判定する(ステップS65、Yes)と、プラズマ処理装置10は処理を終了する。他方、所定条件が満足されていないと判定する(ステップS65、No)と、プラズマ処理装置10はステップS63に戻って処理を繰り返す。これが一実施形態に係るプラズマ処理方法の大まかな流れである。なお、ステップS64の後に別の処理を実行するように構成してもよい。以下の説明中、ステップS63からステップS64までの処理1回を1シーケンスとも呼ぶ。
<第1の膜の膜厚>
プラズマ処理装置10がCVDにより形成するインヒビター層となる第1の膜の膜厚は、種々の要因によって決定される。たとえば、ローディング効果を利用することで、プラズマ処理装置10は、第1の膜を所望の膜厚に形成することができる。ローディング効果は、パターンの粗密度によって成膜される膜の膜厚等が変動する現象である。たとえば、パターン自体の大きさ、たとえば開口部の開口面積によって成膜後の開口寸法が変動する。また、当該パターンの周囲にあるパターンの形状や配置によって成膜後の開口寸法が変動する。
ローディング効果が生じる一つの理由は、開口部のアスペクト比によって、開口側からガス等の成膜材料が開口部内に侵入できる角度が決定され、結果的に開口部に入り込む成膜材料の量が決定されるためであると考えられる。図7は、ローディング効果の一例について説明するための図である。図7に示すように、処理対象上の開口部のアスペクト比が小さい場合、材料の侵入角度(Ω)が大きくなる。他方、開口部のアスペクト比が大きい場合、材料の侵入角度が小さくなる。このため、各開口部の成膜量は侵入角度に応じて変動する。結果として、小さな開口のX辺における成膜量は、大きな開口のY辺における成膜量よりも小さくなる。
このように、第1の膜の膜厚は、たとえば開口部のアスペクト比が小さいほど厚くなる。またたとえば、第1の膜の膜厚は、開口部の立体角が大きいほど厚くなる。またたとえば、第1の膜の膜厚は、開口部の広狭や深さに応じて変動する。たとえば、開口部が広く浅いほど第1の膜の膜厚は厚くなる。また、第1の膜の膜厚は、処理対象上に形成されるパターンの粗密、ラインアンドスペース(L/S)等に応じて変動する。
なお、実施形態に係るプラズマ処理において形成する第1の膜の材料は、第2の膜の成膜を阻害する材料であれば特に限定されない。たとえば、第1の膜は疎水性の膜である。またたとえば、第1の膜はフッ素(F)を含む膜である。またたとえば、第1の膜はフルオロカーボンを含むガスにより形成される膜である。またたとえば、第1の膜は水素を含まないガスにより形成される膜である。またたとえば、第1の膜は処理対象表面を改質する改質膜である。
<第2の膜の膜厚>
第2の膜の形成時、第1の膜はインヒビター層として機能し、前駆体ガスの化学吸着を阻害する。このため、第2の膜の膜厚は、第1の膜の膜厚に応じて制御される。
たとえば、上記ローディング効果によって第1の膜がX辺上には薄く形成され、Y辺上には厚く形成されたとする。この場合に、第1の膜の上からALDサイクルを実行して第2の膜を形成すると、X辺上の第1の膜がALDサイクルにより除去されるのにかかる時間よりも、Y辺上の第1の膜がALDサイクルにより除去されるのにかかる時間の方が長くなる。すると、X辺上でALDサイクルによる第2の膜の形成が開始するタイミングは、Y辺上でALDサイクルによる第2の膜の形成が開始するタイミングよりも早くなる。結果的に、X辺およびY辺のいずれにおいても同じ数のALDサイクルが実行されるとすれば、X辺上に形成される第2の膜の膜厚の方がY辺上に形成される第2の膜の膜厚よりも厚くなる。
たとえば、Y辺上に形成された第1の膜の膜厚がA、X辺上に形成された第1の膜の膜厚がB(ただしA>B)とする。そして、第2の工程(ステップS64)においてALDサイクル1回につき除去される第1の膜の膜厚をx、ALDサイクル1回につき形成される第2の膜の膜厚をyとする。そして、A=10x、B=2xとする。この場合に、ステップS64においてALDサイクルを12回実行すると、Y辺上に形成される第2の膜の膜厚は2y、X辺上に形成される第2の膜の膜厚は10yとなる。ただし、第1の工程(ステップS63)において形成された第1の膜がALDサイクル1回で除去される量(膜厚)は、ALDサイクル1回で形成される第2の膜の膜厚と同じではない(x≠y)。このため、第2の工程における第1の膜の除去量と、第2の膜の形成量とを考慮して、第1の工程および第2の工程の処理条件たとえば処理時間やサイクル数を調整することができる。
したがって、ローディング効果を用いて図5Bの基板上に形成される膜と同様の形状のインヒビター層を形成することができれば、その後のALDサイクルによりX>Yシュリンクを実現することができる。また、図5Cの基板上に形成される膜と同様の形状のインヒビター層を形成することができれば、その後のALDサイクルによりX<Yシュリンクを実現することができる。
図8Aおよび図8Bは、一実施形態に係るプラズマ処理方法によって得られるX>Yシュリンク効果について説明するための図である。図8Aは、図6に示すステップS63およびS64を3回繰り返してX辺に第2の膜を形成した状態を概略的に示す。また、図8Bは、図6に示すステップS63およびS64を3回繰り返してY辺に第2の膜を形成した状態を概略的に示す。何れの場合も、ステップS63において1回のCVDを実行してCF膜を形成した後、ステップS64において所定回数のALDサイクルを繰り返し実行し、このステップS63とステップS64のシーケンスを3回繰り返して実行した。
図8Aに示すように、X辺においては、X辺を挟んで対向する側壁上に形成された第2の膜により、X辺の長さは平均して8.12ナノメートル[nm]減少している。すなわち、側壁上に平均8.12ナノメートルの第2の膜が形成されている。他方、Y辺においては、Y辺を挟んで対向する側壁上に形成された第2の膜により、Y辺の長さは平均して6.37ナノメートル減少している。すなわち、側壁上に平均6.37ナノメートルの第2の膜が形成されている。図8Aおよび図8Bから、ステップS63およびS64を繰り返し実行することで、X辺の開口寸法をY辺の開口寸法よりも大きく減少させつつ、両者の開口寸法を減少させることができることが分かる。すなわち、X>Yシュリンクを実現できることが分かる。また、ステップS63およびS64の実行回数をさらに増加させることでX>Yシュリンク効果を増加させることができる。
<基板他の材料例>
本実施形態のプラズマ処理方法は様々な材料で形成される処理対象に適用することができる。
図9は、本実施形態のプラズマ処理方法を適用する処理対象の材料の組み合わせ例を示す図である。ここでは、基板上に被エッチング層とマスクが順番に形成された処理対象に対して、マスクの寸法制御のために本実施形態のプラズマ処理方法を適用して第2の膜を形成するものとする。なお、被エッチング層と基板との間にはストップ層が形成されてもよい。
この場合、たとえば、シリコン基板上に、窒化シリコン(SiN)、シリコン(Si)またはシリコンゲルマニウム(SiGe)の被エッチング層を形成し、二酸化シリコン(SiO2)のマスクを形成することができる。この場合、第2の膜として二酸化シリコン(SiO2)を使用することができる。
また、被エッチング層にSiO2を、マスクにSiNを、第2の膜にSiNを使用することができる。また、被エッチング層にSiO2を、マスクに窒化チタン(TiN)、タングステンカーバイド(WC)または二酸化ジルコニウム(ZrO2)を使用することができる。この場合、第2の膜としてTiNまたはWCを使用することができる。
いずれの材料の組み合わせの場合であってもCCP等の装置を用いて処理を実現することができる。
また、上記実施形態のプラズマ処理方法は、基板上に被エッチング層とマスクとが順次形成された処理対象だけでなく、他の構成の処理対象に適用することができる。たとえば、シリコン基板上に被エッチング層、有機層、シリコン含有反射防止層等が順次形成され、反射防止層上にフォトレジスト等のマスク層が形成された処理対象に適用できる。この場合、たとえば、基板上にマルチパターニングにより形成された層を介在させてもよい。そして、マスクに形成するパターンが、マルチパターニングにより形成された層の各ラインと整列されるように、上記実施形態のプラズマ処理方法を用いてマスクのパターン寸法を調整してもよい。上記実施形態のプラズマ処理方法はマスクのパターン寸法を調整することにより、ビアやコンタクトを形成する位置を精密に調整するために利用できる。
<実施形態の効果>
上記実施形態に係るプラズマ処理方法は、第1の工程と第2の工程とを含む。第1の工程において、プラズマ処理装置は、処理対象が有する開口部の側壁上に、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第1の膜を形成する。第1の工程後の第2の工程において、プラズマ処理装置は、成膜サイクルを1回以上施し、前記対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第2の膜を形成する。このため、プラズマ処理装置は、処理対象上に、パターンの状態に応じた膜厚差を有する第2の膜を形成することができる。このため、実施形態にかかるプラズマ処理装置は、所望の膜厚差を有する第2の膜を1回の工程で形成することが困難な場合であっても、ローディング効果やインキュベーションを利用して所望の膜厚差を有する第2の膜を形成することができる。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、基板上に形成されるパターンの精密な寸法制御を実現することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、プラズマ処理装置は、第1の工程において、処理対象上に形成される第1の側壁対よりも狭い間隔で対向する第2の側壁対上に、第1の側壁対上に形成される第1の膜よりも薄い第1の膜を形成する。また、プラズマ処理装置は、第2の工程において、第2の側壁対上に、第1の側壁対上に形成される第2の膜よりも厚い第2の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、異なる間隔をおいて対向する側壁対ごとに、膜厚を調整して寸法制御することができ、パターン精度を向上させることができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、プラズマ処理装置は、第1の工程において、成膜サイクルにおける第2の膜の形成の阻害因子となる成分を含む第1の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、第1の膜の膜厚によって、その後形成される第2の膜の膜厚を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、プラズマ処理装置は、第1の工程において、疎水性の第1の膜を形成する。また、プラズマ処理装置は、第1の工程において、フッ素(F)を含む第1の膜を形成する。また、プラズマ処理装置は、第1の工程において、水素を含まずフルオロカーボン(CF)を含むガスにより第1の膜を形成する。このように実施形態に係るプラズマ処理装置は、第2の膜のインキュベーションを生じる材料を選択して第1の膜を形成することができ、パターンの寸法を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、プラズマ処理装置は、第2の工程において、第1の膜を除去した後に第2の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、第1の膜の膜厚により、第2の膜の膜厚を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法において、プラズマ処理装置は、第1の工程および第2の工程を含むシーケンスを1回以上繰り返し実行する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、シーケンスを繰り返す数を調整することにより、形成する第2の膜の膜厚を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法は、第2の工程の後に、第2の膜をマスクとしてエッチングする第3の工程を含む。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、マスクである第2の膜の寸法を精密に制御した上で、エッチングを実行することができ、エッチングにより形成されるパターンの寸法を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法における処理対象の側壁対は、少なくとも一部曲面を含む。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、直線的に形成されたパターンのみならず曲線的に形成されたパターンの寸法も精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法は、第2の工程において、原子層堆積サイクルを1回以上施して第2の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、原子層堆積の自己制御性を利用して第2の膜の膜厚を容易に制御できる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法の第1の工程において、プラズマ処理装置は、化学気相成長またはプラズマ化学気相成長により第1の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、効率的に処理を実行することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法の第1の工程において、プラズマ処理装置は、処理対象上に形成される開口部のアスペクト比、立体角、開口部の広狭および深さ、開口部の面積、パターンの粗密、ラインアンドスペースのうち少なくとも一つに応じた厚みの差を有する、第1の膜を形成する。このため、実施形態に係るプラズマ処理装置は、様々な要因で発生するローディング効果を利用して、パターンの寸法を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法は、処理対象上に第1の膜を成膜する工程と、処理対象に対して成膜サイクルを実行する工程と、を備える。そして、成膜サイクルは、第1の膜の表面に化学吸着せず、処理対象表面に化学吸着する前駆体ガスと、プラズマ化して第1の膜を除去するラジカルを生じる反応ガスと、を用いて実行される。このため、実施形態に係るプラズマ処理方法は、第1の膜を利用して成膜サイクルにおいて形成される膜の膜厚を制御することができる。このため、実施形態に係るプラズマ処理方法は、パターンの寸法を精密に制御することができる。
また、実施形態に係るプラズマ処理方法は、処理対象上において第1の膜を第1の所定量除去する処理と、処理対象上において第2の膜を第1の所定量とは異なる第2の所定量堆積する処理と、を同一ガスにより同時に実行する工程を含む成膜サイクルを実行する。このため、実施形態に係るプラズマ処理方法は、一つの工程において膜の除去と膜の形成という二つの異なる処理を実現することができる。このため、実施形態に係るプラズマ処理方法は、パターンの寸法を効率よく制御することができる。
<変形例1>
さて、上記実施形態においては、第1の膜の膜厚によって成膜サイクルたとえばALDサイクルのインキュベーションタイムを制御した。これに代えて、たとえば、第1の膜の膜厚は一定として、第1の膜にALDサイクルによる改質処理を施すことで第2の膜の膜厚を変動させてもよい。
たとえば、図6のステップS63において、処理対象上のパターンの形状に応じて異なる厚みを有する第1の膜を形成するのに代えて、処理対象上に均一な厚みを有する第1の膜を形成する。このとき、成膜手法は、熱CVD(thermal chemical vapor deposition)、2種の有機ガスを供給して温度制御により重合反応させて成膜する手法などを用いることができる。
そして、図6のステップS64において、ローディング効果を利用した改質処理を実行する。たとえば、ALDサイクル中、化学吸着ステップ(図2A参照)において前駆体ガスとしてシリコン含有ガスをチャンバ21に供給する。そして、反応ステップ(図2C参照)において、反応ガスとしてフルオロカーボン(CxFy、たとえばC4F6))とO含有ガスとをチャンバ21に供給する。化学吸着ステップと反応ステップ各々の後にチャンバ21内をパージするパージステップを実行してもよい。
この場合、第1の膜が形成された箇所には化学吸着ステップにおいてシリコン含有ガスが化学吸着せず、反応ステップにおいてO含有プラズマによって第1の膜が除去される。また、反応ステップにおいて、反応ガスに含まれるフルオロカーボンが第1の膜上に堆積する。他方、第1の膜(および第1の膜上に堆積したフルオロカーボンの膜)がO含有プラズマによって除去された箇所には、化学吸着ステップにおいてシリコン含有ガスが化学吸着し、反応ステップにおいて酸素ラジカルとシリコン含有分子とが反応してSiO2膜を形成する。
反応ステップにおいて、処理対象上のパターン中、処理対象上のパターン中、パターンが密な部分にはCxFyが入り込みにくく、パターンが疎な部分にはCxFyが入り込みやすい。したがって、パターンが密な部分(X辺)ほどCxFyによる成膜量が少なく、パターンが疎な部分(Y辺)ほどCxFyによる成膜量が多くなる。また、パターンが密な部分にはO含有プラズマが入り込みにくく、パターンが疎な部分にはO含有プラズマが入りこみやすい。したがって、パターンが密な部分(X辺)ほどO含有ガスから生成されるO含有プラズマによる第1の膜の除去量が少なく、パターンが疎な部分(Y辺)ほど第1の膜の除去量が多くなる。反応ガスに含まれるフルオロカーボンとO含有ガスの割合を調整して、X辺における第1の膜の除去速度がY辺における第1の膜の除去速度より速くなるようにすることで、X>Yシュリンク効果(図5C)を得ることができる。このため、変形例に係るプラズマ処理方法によっても、X>Yシュリンク効果(図5C参照)を実現することができる。
<変形例2>
また、上記実施形態においては、ALDサイクルの処理条件は処理対象の表面上での自己制御的な吸着、反応を完了させるために十分な処理時間を設けるものとした。これに限らず、ALDサイクルの処理条件を、処理対象の表面上での自己制御的な吸着、反応が完了しないように設定してもよい。たとえば、いわゆる不飽和ALD(以下、サブコンフォーマルALDとも呼ぶ。)を第2工程において用いてもよい。サブコンフォーマルALDは、たとえば、以下の2態様で実現できる。
(1)プリカーサを処理対象の表面全体に吸着させる。その後導入する反応ガスが、処理対象の表面全体にいきわたらないように制御する。
(2)プリカーサを処理対象の表面の一部のみに吸着させる。その後導入する反応ガスは、プリカーサが吸着した表面部分のみで成膜する。
サブコンフォーマルALDを利用することで、第2の膜の厚みが頂部から底部に向けて徐々に減少するように第2の膜を形成することができる。
図10Aは、変形例2に係るプラズマ処理方法の第1工程について説明するための図である。図10Bは、変形例2に係るプラズマ処理方法の第2工程について説明するための図である。図10Aに示すX−Yパターンは、図5Bに示すX−Yパターンと同様であるが、短辺Xの成膜量が図5Bの例よりも少なく設定されている。
変形例2の第1工程は、CVDを用いて、短辺Xの開口寸法を維持しつつ、長辺Yの開口寸法を小さくする制御を行う(X<Yシュリンク)。その後、第2工程において、サブコンフォーマルALDを用いて、短辺Xの開口寸法を小さくしつつ、長辺Yの開口寸法を維持する制御を行う(X>Yシュリンク)。このとき、短辺Xにおいては、不飽和ALDにより頂部から底部にかけて徐々に膜厚が薄くなるように第2の膜が形成される。また、短辺Xの底部には第2の膜が成膜されない。このように、サブコンフォーマルALDを利用することで、処理対象の底部への成膜量を抑制することができる。また、サブコンフォーマルALDを利用した場合も、第1の膜の膜厚が厚いほど、同じ部分に形成される第2の膜の膜厚が薄くなるという関係が維持される。このため、係るプラズマ処理方法によれば、X−Yパターンの寸法制御を実現できる。
変形例2のように、本実施形態のプラズマ処理方法は、第2の工程において、処理対象の表面上での自己制御的な吸着または反応が完了しない処理条件でサブコンフォーマルALDサイクルを1回以上施して第2の膜を形成してもよい。このため、プラズマ処理方法は、単にX−Yパターンを制御するだけでなく、パターン底部の成膜量を抑制することができ、後続処理たとえばエッチングを容易に実行することができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
10 プラズマ処理装置
21 チャンバ
24 サセプタ
25 静電チャック
40 上部電極
48a〜48c ガス供給源
60 制御装置
61 メモリ
62 プロセッサ
63 ユーザインターフェイス
73 排気装置
W ウエハ

Claims (17)

  1. 処理対象が有する開口部の側壁上に、対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第1の膜を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程後に成膜サイクルを1回以上施し、前記対向する側壁対同士の間隔に応じて異なる厚みの第2の膜を形成する第2の工程と、
    を含むプラズマ処理方法。
  2. 前記第1の工程は、前記処理対象上に形成される第1の側壁対よりも狭い間隔で対向する第2の側壁対上に、前記第1の側壁対上に形成される第1の膜よりも薄い第1の膜を形成し、
    前記第2の工程は、前記第2の側壁対上に、前記第1の側壁対上に形成される第2の膜よりも厚い第2の膜を形成する、
    請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 前記第1の工程は、前記成膜サイクルにおける第2の膜の形成の阻害因子となる成分を含む前記第1の膜を形成する、
    請求項1または2に記載のプラズマ処理方法。
  4. 前記第1の工程は、疎水性の前記第1の膜を形成する、
    請求項3に記載のプラズマ処理方法。
  5. 前記第1の工程は、フッ素(F)を含む前記第1の膜を形成する、
    請求項4に記載のプラズマ処理方法。
  6. 前記第1の工程は、水素を含まずフルオロカーボン(CF)を含むガスにより前記第1の膜を形成する、
    請求項5に記載のプラズマ処理方法。
  7. 前記第2の工程は、前記第1の膜を除去した後に前記第2の膜を形成する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  8. 前記第1の工程および前記第2の工程を含むシーケンスを1回以上繰り返し実行する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  9. 前記第2の工程の後に、前記第2の膜をマスクとしてエッチングする第3の工程を含む、請求項1から8のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  10. 前記側壁対は、少なくとも一部曲面を含む、請求項1から9のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  11. 前記第2の工程において、原子層堆積(Atomic Layer Deposition、ALD)サイクルを1回以上施して前記第2の膜を形成する、請求項1から10のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  12. 前記第2の工程において、処理対象の表面上での自己制御的な吸着または反応が完了しない処理条件でサブコンフォーマルALDサイクルを1回以上施して前記第2の膜を形成する、請求項1から10のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  13. 前記第1の工程において、化学気相成長またはプラズマ化学気相成長により前記第1の膜を形成する、請求項1から12のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  14. 前記第1の工程は、前記処理対象上に形成される開口部のアスペクト比、立体角、開口部の広狭および深さ、開口部の面積、パターンの粗密、ラインアンドスペースのうち少なくとも一つに応じた厚みの差を有する、前記第1の膜を形成する、
    請求項1から13のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法を実行するプログラムを記憶する記憶部と、当該プログラムを実行するよう制御する制御部と、
    を備えるプラズマ処理装置。
  16. 処理対象上に第1の膜を成膜する工程と、
    前記処理対象に対して成膜サイクルを実行する工程と、
    を備え、
    前記成膜サイクルは、前記第1の膜の表面に化学吸着せず、前記処理対象表面に化学吸着する前駆体ガスと、プラズマ化して前記第1の膜を除去するラジカルを生じる反応ガスと、を用いて実行される、プラズマ処理方法。
  17. 処理対象上において第1の膜を第1の所定量除去する処理と、
    処理対象上において第2の膜を前記第1の所定量とは異なる第2の所定量堆積する処理と、
    を同一ガスにより同時に実行する工程を含む成膜サイクルを実行する、プラズマ処理方法。
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