JP2020024843A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020024843A
JP2020024843A JP2018148397A JP2018148397A JP2020024843A JP 2020024843 A JP2020024843 A JP 2020024843A JP 2018148397 A JP2018148397 A JP 2018148397A JP 2018148397 A JP2018148397 A JP 2018148397A JP 2020024843 A JP2020024843 A JP 2020024843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
diffuser
polarizing plate
scattered
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018148397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7247484B2 (ja
Inventor
覚 岡垣
Manabu Okagaki
覚 岡垣
佑輔 藤井
Yusuke Fujii
佑輔 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018148397A priority Critical patent/JP7247484B2/ja
Publication of JP2020024843A publication Critical patent/JP2020024843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7247484B2 publication Critical patent/JP7247484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】 照明装置が照射する光の色の外光による劣化を低減する。【解決手段】 照明装置(100)は、光源(1)、拡散体(2)、偏光板(3)及び反射板(5)を備える。光源(1)は、光(L1)を発する。拡散体(2)は、ナノ粒子(24)を含み、光(L1)を入射して導光し、ナノ粒子(24)で散乱されたレイリー散乱光(L2)を出射面(22)から出射する。偏光板(3)は、拡散体(2)に対して出射面(22)側に配置され、特定の方向に偏光された光を透過する。反射板(5)は、拡散体(2)に対して背面側に配置され入射した光を反射する。【選択図】 図1

Description

本発明は照明装置に関する。
例えば、特許文献1には、簡易な構造で擬似的な空を再現することができる照明装置が記載されている。照明装置は、白色光源、青色光源、反射層、光拡散層及び散乱パネルを備える。反射層は、光を反射する。光拡散層は、反射層の表面側に設けられて透光性を有する。散乱パネルは、光拡散層の表面側に設けられて光拡散層と対面して配置され、透光性を有する。散乱パネルは、一例としてレイリー散乱板である。散乱パネルと反射層及び光拡散層との間隔の少なくとも一部は、散乱パネルの一端側から他端側に向かうにつれて変化する。そして、白色光源及び青色光源は、散乱パネルの一端側に設けられ、光拡散層及び散乱パネルに向かう光を照射する姿勢で配置される。
特開第2018−60624号公報
しかしながら、観察者側から照明装置の内部に入射した外光の内、光拡散層で散乱されない光は反射層で反射されて照明装置から出射される。そして、観察者は、散乱されずに出射した外光を照明装置が発した光として認識する。その結果、外光が白色であった場合には、照明装置が発光していた青色の光は、白みを帯びた青色の光となる。つまり、模擬された空の色は、外光によって劣化する。
照明装置は、光を発する光源と、ナノ粒子を含み、前記光を入射して導光し、前記ナノ粒子で散乱されたレイリー散乱光を出射面から出射する拡散体と、前記拡散体に対して、前記出射面の方向側を表面側とし、前記表面側と反対の方向側を裏面側とすると、前記拡散体に対して前記表面側に配置され特定の方向に偏光された光を透過する第1の偏光板と、前記拡散体に対して前記裏面側に配置され入射した光を反射する反射板とを備える。
本発明は、照明装置が照射する光の色の外光による劣化を低減する。
実施形態1に係る照明装置の構成を示す構成図である。 実施形態1に係る光源の一例を示す構成図である。 実施形態1に係る拡散体の構成を示す構成図である。 実施形態1に係る変形例1の構成を示す構成図である。 実施形態1に係る変形例2の構成を示す構成図である。
<図中座標の説明>
以下の各実施の形態において、説明を容易にするために、各図中にxyz直交座標系の座標軸を示す。
z軸は、光源1の光軸に平行である。+z軸方向は、光源1が光を出射する方向である。y軸は、照明装置100が光を出射する方向に平行である。y軸は、例えば、照明装置100の上下方向である。−y軸方向は、照明装置100が光を出射する方向である。x軸はyz平面に垂直である。
先行文献1に記載の照明装置では、光拡散層が散乱パネルの裏面側に配置され、光を拡散させている。そのため、観察者側から照明装置の内部の光拡散層が見えてしまう。以下に示す実施の形態は、照明装置の内部の視認性を低減することができる。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について、図1から図5を用いて説明する。以下の各図面においては、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
<照明装置100の構成>
図1は、実施形態1に係る照明装置100の概略構成を示す構成図である。図2は、実施の形態1に係る光源1の概略構成を示す構成図である。照明装置100の構成について図1および図2を参照して説明する。
照明装置100は、光源1、拡散体2、偏光板3および反射板5を備える。
≪光源1≫
光源1は、光Lを出射する。光源1は、例えば、白色光を出射する。光Lは、例えば、白色光である。光源1は、例えば、相関色温度Tが6500Kの光Lを発する。「相関色温度」とは、発光体の色と最も近い色に見える黒体放射の色温度を意味する。
光源1は、例えば、LED光源である。光源1は、例えば、白色LEDである。光源1には、例えば、基板11上に複数のLED素子10が配列されている。各LED素子10の発する光Lの色温度は、例えば、同一である。また、各LED素子10の発する光Lの色温度は、各々異なっていてもよい。LED素子10が発する光Lは、赤色、緑色または青色の3色であっても良い。
光源1は光Lを出射する発光面12を備える。発光面12は、例えば、拡散体2の入射面21に対向して配置される。光源1は、例えば、拡散体2の入射面21に沿って複数配置される。
≪拡散体2≫
拡散体2は、入射面21、出射面22、背面23を備えている。拡散体2は、粒子24と基材25とを備えている。拡散体2は、例えば、板形状である。板形状では、対向する2つの面が側面でつながれている。または、拡散体2は、例えば、棒形状である。棒形状は、柱形状である。棒形状は、対向する2つの底面が側面でつながれている。
入射面21は、例えば、光源1に対向して配置されている。入射面21は、例えば、光源1の発光面12に対向して配置されている。光源1が発した光Lは、入射面21から拡散体2に入射する。拡散体2は、入射した光Lを導光する。
出射面22は、粒子24で散乱された光Lを出射する。光Lは散乱光である。出射面22は、拡散体2内を導光されて粒子24で散乱された光Lを出射する。
出射面22は、拡散体2の−y軸側に形成されている。出射面22は、例えば、zx平面に平行に配置されている。出射面22は、例えば、板形状の1つの面に形成されている。出射面22は、例えば、棒形状の側面に形成されている。
背面23は、出射面22と対向して配置されている。背面23は、拡散体2の+y軸側に形成されている。背面23は、例えば、zx平面に平行に配置されている。背面23は、例えば、板形状の1つの面に形成されている。背面23は、例えば、棒形状の側面に形成されている。
拡散体2に入射した光Lは、出射面22と背面23とで反射されて拡散体2内を導光される。出射面22での反射は、例えば、全反射である。背面23での反射は、例えば、全反射である。
粒子24は、ナノオーダーの粒子である。粒子24は、粒径がナノオーダーの粒子である。つまり、粒子24は、ナノ粒子である。粒子24は、例えば、光を透過する材料である。
粒子24は、球形または別の形状をとり得る。粒子24の粒径は、好ましくは60nmから150nmまでの範囲にある。つまり、粒子24の粒径は、好ましくは60nm以上であり、150nm以下である。
粒子24は、例えば、無機酸化物である。無機酸化物は、ZnO、TiO、ZrO、SiOおよびAlなどである。
基材25は、その内部に粒子24を分散させている。粒子24は、基材25に添加されている。基材25は、光を透過する材料である。基材25の屈折率は、粒子24の屈折率と異なる。
基材25は、例えば、固体である。基材25は、光を透過する固体である。基材25は、例えば、熱可塑性ポリマー、熱硬化性樹脂または光重合性樹脂などを用いた樹脂フィルムから形成されている。また、樹脂フィルムとしては、例えば、アクリル系ポリマー、オレフィン系ポリマー、ビニル系ポリマー、セルロース系ポリマー、アミド系ポリマー、フッ素系ポリマー、ウレタン系ポリマー、シリコーン系ポリマーまたはイミド系ポリマーなどを用いることができる。
基材25は、例えば、液体である。基材25は、光を透過する液体である。基材25は、例えば、水でもよい。液体でできた基材25は、容器に充填されている。液体でできた基材25を充填した容器は、光を透過する材料で形成されている。容器は、例えば、アクリル系ポリマー材料で形成されている。
基材25は、ゲル状の物質である。基材25は、光を透過するゲル状の物質である。ゲル状の物質でできた基材25は、容器に充填されている。ゲル状の物質でできた基材25を充填した容器は、光を透過する材料で形成されている。容器は、例えば、アクリル系ポリマー材料で形成されている。
≪偏光板3≫
偏光板3は、特定の方向に偏光された光を透過する。偏光板3が透過する光の偏光方向は、光Lが拡散体2の内部を導光される方向に垂直な面に平行である
偏光板3は、拡散体2の出射面22に対向して配置されている。偏光板3は、拡散体2に対して出射面22側に配置されている。偏光板3は、例えば、シート状であってもよい。また、偏光板3は、例えば、膜状であってもよい。膜状の偏光板3は、例えば、拡散体2の出射面22上に形成されている。
≪反射板5≫
反射板5は光を反射する。反射板5は、拡散体2の背面23から出射した光を反射する。反射板5で反射された光は、背面23から拡散体2に入射する。拡散体2の背面23から出射する光は、例えば、光Lである。
反射板5は、拡散体2の背面23に対向して配置されている。反射板5は、拡散体2に対して背面23側に配置されている。反射板5は、例えば、シート状であってもよい。また、反射板5は、例えば、膜状であってもよい。膜状の反射板5は、例えば、拡散体2の背面23上に形成されている。
<照明装置100の効果>
≪光Lと偏光板3との関係≫
図3は、拡散体2における青空を模擬した拡散光の発生原理を説明する図である。青空を模擬した拡散光の発生原理について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、光源1から発された光Lは、拡散体2の入射面21から入射する。光Lの一部は、粒子24に衝突する。粒子24に衝突した光Lは、全方位に散乱される。
臨界角以下の入射角で出射面22に入射した光Lは、出射面22から出射される。また、同様に、臨界角以下の入射角で背面23に入射した光Lは、背面23から出射される。臨界角は、屈折率が大きいところから小さいところに光が向かうとき、全反射が起きる最も小さな入射角のことである。
レイリー散乱は、光の波長よりも小さい粒子による光の散乱である。光の波長よりも小さい粒子は、例えば、ナノ粒子である。波長の短い光が波長の長光よりも多く散乱される。ここで、例えば、波長の短い光は青色の光である。波長の長い光は赤色の光である。レイリー散乱光は、レイリー散乱された光である。
このことから、光Lが可視光領域のスペクトル分布を持つ場合には、青色の光が優先的に散乱される。つまり、光Lの相関色温度Tは、光Lの相関色温度Tよりも高い。そして、光Lは、実際の青空に近い相関色温度Tとなる。
また、光Lの進行方向に対して垂直な方向への散乱光は偏光している。光Lの進行方向に対して直角方向への散乱光の偏光度は高い。粒子24に対する光の入射方向に垂直な方向の散乱光は、直線偏光である。つまり、出射面22に向かう光Lは強い偏光特性を持っている。そして、光Lの偏光による振動成分は、光の進行方向に垂直な平面上で多い。ここで、光Lの進行方向は、+z軸方向である。
一方、光Lの進行方向への散乱光は無偏光の光である。光Lの進行方向への散乱光の偏光度は低い。無偏光の光は、偏光に規則性がない光である。無偏光の光は、自然光とも呼ばれる。
偏光板3が透過する偏光の方向は、上記の通り光Lが拡散体2の内部を導光される方向に垂直な面に平行である。このことより、偏光板3は光Lを効率よく透過させる。
≪光Lと反射板5との関係≫
臨界角以下の入射角で背面23に入射した光Lは、背面23から出射される。背面23から出射された光Lは、反射板5で反射される。反射板5で反射された光Lは、拡散体2に入射する。
反射板5で光Lが鏡面反射される場合には、光Lの偏光方向は保存される。そのため、拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されない光Lは偏光された光である。そして、粒子24で散乱されない光Lは偏光板3を透過する。
また、拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された光Lは無偏光の光である。そのため、粒子24で散乱された光Lで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
反射板5で光Lが拡散反射される場合には、光Lの偏光方向は保存されない。つまり、拡散反射された光Lは無偏光の光である。そして、拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された光Lは無偏光の光である。また、拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されない光Lも無偏光の光である。そのため、拡散体2を透過した光Lで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
以上のように、観察者による照明装置100の内部の視認性は低下する。そして、模擬された空の奥行き感を向上することができる。
≪外光と偏光板3との関係≫
次に、照明装置100を設置した部屋側から照明装置100に対して外光Loが入射する場合を考える。外光Loは、例えば、屋内に入った太陽光が壁、床または家具などで散乱した光である。または、外光Loは、照明装置などで発生した光が壁、床または家具などで散乱した光である。
外光Loは無偏光の光である。また、説明を容易にするために、外光Loは偏光板3に対して垂直に入射すると考える。つまり、外光Loの進行方向は+y軸方向である。
外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。一般的に、約半分の外光Loは、偏光板3を透過する際に吸収される。吸収されなかった外光Loは拡散体2に入射する。吸収されなかった外光Loは、入射する際の外光Loの約半分である。つまり、約半分の外光Loは、拡散体2に入射する。
外光Loは、粒子24で散乱される。粒子24で散乱された外光Loのうち進行方向に散乱した外光Loは、無偏光な光である。粒子24で散乱された外光Loは、外光Loである。外光Loは散乱光である。外光Loは無偏光な光である。
出射面22側に進行した外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。背面23側に進行した外光Loは、背面23から反射板5に到達する。粒子24で散乱されなかった外光Loは、背面23から反射板5に到達する。
反射板5で反射された外光Loは、背面23から拡散体2に入射する。背面23から拡散体2に入射した外光Loは、無偏光な光である。拡散体2から出射された外光Loは、偏光板3に入射する。外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
反射板5で反射された外光Loは、背面23から拡散体2に入射する。背面23から拡散体2に入射して粒子24で散乱された外光Loは、外光Loである。外光Loは散乱光である。外光Loのうち進行方向の外光Loは、無偏光な光である。拡散体2から出射された外光Loは、偏光板3に入射する。散乱された外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
背面23から拡散体2に入射して粒子24で散乱されなかった外光Loは、偏光された光である。散乱されなかった外光Loは、出射面22から偏光板3に到達する。拡散体2から出射された外光Loは、偏光板3に入射する。散乱されなかった外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
反射板5で反射されて部屋側に戻る外光Loの量は、照明装置100に入射する際の外光の量の半分よりも小さい。そのため、観察者による照明装置100の内部の視認性は低下する。そして、模擬された空の奥行き感を向上することができる。なお、反射板5における反射が鏡面反射であっても、拡散反射であっても、この効果は得られる。
<変形例1>
図4は、変形例1に係る照明装置110の概略構成を示す構成図である。以下において、変形例1に関して図4を用いて説明する。
変形例1の照明装置110において、照明装置100と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
照明装置110は偏光板6を備えている。この点において照明装置110は照明装置100と相違する。
偏光板6は拡散体2の背面23側に配置されている。偏光板6は反射板5に対して拡散体2側に配置される。偏光板6は拡散体2と反射板5との間に配置されている。
偏光板6は直線偏光板である。偏光板6の偏光方向は、偏光板3の偏光方向に対して直角である。
≪光Lと偏光板6との関係≫
背面23から出射された光Lは偏光された光である。光Lの偏光による振動成分は、光の進行方向に垂直な平面上で多い。そのため、背面23から出射された光Lは偏光板6で吸収される。偏光板6を透過した光Lは反射板5で反射される。
反射板5で光Lが鏡面反射される場合には、光Lの偏光方向は保存される。そのため、反射板5で反射された光Lは偏光板6を透過する。そして、光Lは拡散体2に入射する。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されない光Lは偏光された光である。そのため、粒子24で散乱されない光Lは偏光板3で吸収される。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された光Lは無偏光の光である。そのため、粒子24で散乱された光Lで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
反射板5で光Lが拡散反射される場合には、光Lの偏光方向は保存されない。つまり、拡散反射された光Lは無偏光の光である。そのため、反射板5で反射された光Lで偏光板6の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板6で吸収される。そして、光Lは拡散体2に入射する。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された光Lは偏光された光である。そのため、粒子24で散乱された光Lで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
以上のように、観察者による照明装置110の内部の視認性は低下する。そして、模擬された空の奥行き感を向上することができる。
≪外光と偏光板3との関係≫
次に、照明装置110を設置した部屋側から照明装置110に対して外光が入射する場合を考える。
上述のように、外光Loは、偏光板3を透過する際に約半分吸収される。偏光板3を透過した外光Loは、偏光された光である。吸収されなかった外光Loは拡散体2に入射する。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されなかった外光Loは偏光された光である。拡散体2を透過した外光Loは、偏光板6に入射する。粒子24で散乱されない外光Loは、偏光板6で吸収される。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された外光Loのうち進行方向に散乱した外光Loは無偏光の光である。粒子24で散乱された外光Loで偏光板6の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板6で吸収される。偏光板6を透過した外光Loは、偏光された光である。偏光板6を透過した外光Loは、反射板5に到達する。反射板5に到達した外光Loは、偏光された光である。そして、粒子24で散乱された外光Loは、反射板5で反射される。
反射板5で外光Loが鏡面反射される場合には、外光Loの偏光方向は保存される。反射板5で鏡面反射された外光Loは、偏光板6を透過する。反射板5側から偏光板6を透過した外光Loは、拡散体2に入射する。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されない外光Loは偏光された光である。拡散体2を透過した外光Loは、偏光板3に入射する。粒子24で散乱されない外光Loは、偏光板3で吸収される。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された外光Loは無偏光の光である。粒子24で散乱された外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
以上のように、観察者による照明装置110の内部の視認性は低下する。そして、模擬された空の奥行き感を向上することができる。
ここで、反射板5は入射した光を鏡面反射する機能または拡散反射する機能を持ついずれの場合であっても上記の通り効果が得られる。
<変形例2>
図5は変形例2に係る照明装置120の概略構成を示す構成図である。以下、変形例2に関して図5を用いて説明する。
変形例2の照明装置120において、照明装置100または照明装置110と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
照明装置120は波長板4を備える。波長板4は、例えば、四分の一波長板である。四分の一波長板は、互いに垂直な方向に振動する偏光された光の光路差を四分の一波長だけ変化させる。四分の一波長板の光学的主軸に対して偏光された光の偏光面を45度傾けて入射させた直線偏光は、円偏光になって出射される。波長板4は、入射した直線偏光の光を円偏光に変換させる。波長板4の光学的主軸は、偏光板3の偏光軸に対して45度の角度で配置される。偏光軸は、偏光方向のことである。
波長板4は、拡散体2の背面23側に配置されている。波長板4は、反射板5に対して反射面51側に配置される。
照明装置120を設置した部屋側から照明装置120に対して外光Loが入射する場合を考える。
上述のように、外光Loは、偏光板3を透過する際に約半分吸収される。吸収されなかった外光Loは拡散体2に入射する。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱されない外光Loは偏光された光である。拡散体2を透過した外光Loは、波長板4に入射する。粒子24で散乱されなかった外光Loは、波長板4で円偏光となる。波長板4で円偏光となった外光Loは、反射板5で反射される。反射板5で反射された円偏光の外光Loは、波長板4を透過する。波長板4を透過した円偏光の外光Loは、直線偏光の光となる。
反射板5から波長板4を透過した外光Loの偏光の方向は、拡散体2から波長板4に入射する外光Loの偏光の方向に対して90度回転している。偏光の方向が90度回転した外光Loは、偏光板3で吸収される。
拡散体2を透過する際に、粒子24で散乱された外光Loは無偏光の光である。無偏光の外光Loは、波長板4を透過しても無偏光の光である。無偏光の外光Loで偏光板3の偏光方向と異なる偏光方向の光は、偏光板3で吸収される。
以上のように、観察者による照明装置110の内部の視認性は低下する。そして、模擬された空の奥行き感を向上することができる。
ここで、反射板5は入射した光を鏡面反射する機能であれば上記の効果が得られる。一方、拡散反射する機能を持つ場合には、効果は低下が、その構成であっても良い。
なお、上述の各実施の形態においては、「平行」または「垂直」などの部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す用語を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す記載をした場合には、製造上の公差又は組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを示している。
また、以上のように本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限るものではない。
100,110,120 照明装置、 1 光源、 10 LED素子、 11 基板、 12 発光面、 2 拡散体、 21 入射面、 22 出射面、 23 背面、 24 粒子、 25 基材、 3 偏光板、 4 波長板、 5 反射板、 51 反射面、 6 偏光板、 L,L 光、 Lo,Lo,Lo,Lo 外光、 T,T,T 相関色温度。

Claims (8)

  1. 光を発する光源と、
    ナノ粒子を含み、前記光を入射して導光し、前記ナノ粒子で散乱されたレイリー散乱光を出射面から出射する拡散体と、
    前記拡散体に対して、前記出射面の方向側を表面側とし、前記表面側と反対の方向側を背面側とすると、
    前記拡散体に対して前記表面側に配置され特定の方向に偏光された光を透過する第1の偏光板と、
    前記拡散体に対して前記背面側に配置され入射した光を反射する反射板と
    を備える照明装置。
  2. 前記第1の偏光板は直線偏光板であり、
    前記第1の偏光板の偏光透過方向は、前記光が前記拡散体の内部を導光される方向に垂直な面に平行である請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記拡散体に対して前記背面側に配置され、前記反射板に対して前記表面側に配置される第2の偏光板を備え、
    前記第2の偏光板は直線偏光板であり、
    前記第2の偏光板の偏光透過方向は、前記第1の偏光板の偏光方向に対して直角である請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記反射板は、入射した光を拡散反射する請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記拡散体に対して前記背面側に配置され、前記反射板に対して前記表面側に配置される波長板を備える請求項1または2に記載の照明装置。
  6. 前記波長板は、四分の一波長板である請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記波長板の光学的主軸は、偏光板の偏光方向に対して45度の角度で配置される請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記反射板は、入射した光を鏡面反射する請求項5から7のいずれか1項に記載の照明装置。
JP2018148397A 2018-08-07 2018-08-07 照明装置 Active JP7247484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018148397A JP7247484B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018148397A JP7247484B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020024843A true JP2020024843A (ja) 2020-02-13
JP7247484B2 JP7247484B2 (ja) 2023-03-29

Family

ID=69618888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018148397A Active JP7247484B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7247484B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11202785A (ja) * 1998-01-20 1999-07-30 Sony Corp 反射型表示装置
JPH11281978A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Asahi Glass Co Ltd バックライトの製造方法および液晶表示装置
JP2001125100A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP2003156741A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Enplas Corp 導光板及び液晶表示装置
JP2013092616A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2017106961A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
KR20170099570A (ko) * 2016-02-24 2017-09-01 주식회사 지앤아이솔루션 도광판, 이를 포함하는 백라이트 유닛, 이를 포함하는 전자 기기전자 기기

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11202785A (ja) * 1998-01-20 1999-07-30 Sony Corp 反射型表示装置
JPH11281978A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Asahi Glass Co Ltd バックライトの製造方法および液晶表示装置
JP2001125100A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP2003156741A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Enplas Corp 導光板及び液晶表示装置
JP2013092616A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2017106961A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
KR20170099570A (ko) * 2016-02-24 2017-09-01 주식회사 지앤아이솔루션 도광판, 이를 포함하는 백라이트 유닛, 이를 포함하는 전자 기기전자 기기

Also Published As

Publication number Publication date
JP7247484B2 (ja) 2023-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201723634A (zh) 投影屏幕
TW201009255A (en) Light source device, lighting device, and display device
CN110300950B (zh) 触摸感测系统中的光学耦合
CN207338367U (zh) 发光二极管和发光模块
JP2009519601A (ja) 視準装置、並びに視準装置を用いた照明システム及び表示装置
KR20180114219A (ko) 확대된 지각 윈도우 영역을 가진 태양-하늘 모방 채광 시스템
CN107076401A (zh) 照明设备
JP2006349796A (ja) 面状光源装置、及び、液晶表示装置組立体
JP7247484B2 (ja) 照明装置
JP6635849B2 (ja) 光学測定装置及び測定方法
US20200141555A1 (en) Lighting device
US20160377794A1 (en) Illumination device
US9599831B2 (en) Spatial image display apparatus
KR20100127283A (ko) 굴절 및 반사 광학 장치를 이용한 방향성 광원
CN115731814A (zh) Led光源类型转换结构及led显示屏
US7314292B2 (en) Lighting device
CN110274166A (zh) 发光装置
KR101290688B1 (ko) 발광 다이오드 디바이스
US20180180943A1 (en) Planar light source apparatus, display apparatus, and method of manufacturing planar light source apparatus
CN110476089B (zh) 光学输出系统和包括该系统的照明单元
TWI721720B (zh) 光源裝置及光學檢測系統
US11828973B2 (en) Illumination device
US10094538B2 (en) Light projection assembly for opacity monitors
CN218763000U (zh) 光散射组件及led显示屏
TW201439615A (zh) 導光元件及背光模組

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220329

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7247484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151