JP2020023475A5 - - Google Patents

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この塔からの塔頂の流れは、C8-芳香族性異性体を含有し、これは、次いで、パラキシレン分離プロセスに送られ、このパラキシレン分離プロセスは、一般的には、似移動床における吸着による分離の工程である。
似移動床における吸着による分離の工程の終結の際に得られたエキストラクトは、パラキシレンを含有しており、このものは、次いで、抽出塔、次いで、トルエン塔を用いて蒸留されて、高純度のパラキシレンが得られる。
似移動床における吸着による分離の工程の終結の際に得られたラフィネートは、メタキシレン、オルトキシレンおよびエチルベンゼンを豊富に含んでおり、蒸留により脱着剤を除去する工程の後に、異性化工程において用いられ、これにより、キシレン類(すなわち、オルト、メタおよびパラのキシレン類)の割合が実質的に熱力学的平衡にあり、エチルベンゼンが激減している混合物を得ることが可能となる。この混合物は、再度、パラキシレンの製造のために「キシレン類塔」に新鮮な供給原料と共に送られる。
特許文献1には、炭化水素供給原料からパラキシレンを製造する方法であって、2回の似移動床分離工程と、2回の異性化工程とを用いる、方法が記載されている。この方法の欠点は、製造コストにおける大幅な増加を必然的に伴う2回の似移動床分離工程を必要とすることにある。
特許文献2および3には、2回の似移動床分離工程と、異性化ユニット工程であって、2回の異性化工程が第1の似移動床分離ユニットからのラフィネートの回路上で直列または並列で行われる、工程とを含む代替方法が記載されている。
特許文献4には、1回の似移動床吸着の工程と、一方では気相中および他方では液相中での異性化の2回の工程とを含む代替方法であって、2基の異性化ユニットは、吸着ユニットからの流出物の分画に由来する同一の供給原料を給送される、方法が記載されている。
略語SMBは、似移動床(simulated moving bed)を示す。
(発明の簡単な説明)
本発明は、それ故に、キシレン類、エチルベンゼンおよびC9+炭化水素を含有する供給原料からパラキシレンを製造するための方法であって、
- 前記供給原料の似移動床における分離の単一回の工程Aであって、吸着剤としてのゼオライトおよび脱着剤により行われ、その際の温度は、20~250℃であり、その際の圧力は、1.0~2.2MPaであり、似移動床分離ユニット中の脱着剤対供給原料の容積比は、0.4~2.5であり;
前記工程Aにより、
・ 第1のフラクション(A1);パラキシレンと脱着剤の混合物を含有する、および
・ 少なくとも1種の第2のフラクション(A2)または(A21);エチルベンゼン(EB)、オルトキシレン(OX)およびメタキシレン(MX)および脱着剤を含有する
を生じさせることが可能となる、工程A、および
- 工程Aに由来する前記第2のフラクションの、少なくとも1基の第1の蒸留塔(B_C3)中の蒸留による分画化の工程Bであって、3種のフラクション:
・ 第1のフラクション(B2);EB、OXおよびMXを含有する、
・ 第2のフラクション(B3);OXおよびMXを含有する、および
・ 第3のフラクション(B42);脱着剤を含有する
を生じさせることが可能となる、工程B
を含む、方法に関する。
本発明は、それ故に、キシレン類、エチルベンゼンおよびC9+炭化水素を含有する供給原料からパラキシレンを製造する方法であって、
- 前記供給原料の似移動床における分離の単一回の工程Aであって、吸着剤としてのゼオライトと脱着剤とを用いて行われ、その際の温度は、20~250℃であり、その際の圧力は、1.0~2.2MPaであり、似移動床分離ユニット中の脱着剤対供給原料の体積比は、0.4~2.5であり;
前記工程Aにより、
・ 第1のフラクション(A1);パラキシレンおよび脱着剤の混合物を含有する、および
・ 少なくとも1種の第2のフラクション(A2)または(A21);エチルベンゼン(EB)、オルトキシレン(OX)およびメタキシレン(MX)および脱着剤を含有する
を生じさせることが可能となる、工程A、
- 少なくとも1基の第1の蒸留塔(B_C3)における、工程Aに由来する前記第2のフラクションの蒸留による分画化の工程Bであって、3種のフラクション:
・ 第1のフラクション(B2);EB、OXおよびMXを含有する、
・ 第2のフラクション(B3);OXおよびMXを含有する、および
・ 第3のフラクション(B42);脱着剤を含有する
を生じさせることが可能となる、工程B
を含む方法に関する。
似移動床分離の工程A)
本発明によると、本方法は、単一回の工程Aを含む。この工程Aは、キシレン類、エチルベンゼンおよびC9+炭化水素を含有する供給原料の似移動床(simulated moving bed:SMB)における分離の工程である。前記SMB分離工程は、吸着剤としてのゼオライトおよび脱着剤を用いて行われ、少なくとも2種のフラクションを生じさせることを可能にする。この2種のフラクションは、「エキストラクト」としても知られているフラクション(A1)と、「ラフィネート」としても知られているフラクション(A2)とであり、フラクション(A1)は、パラキシレン(PX)と脱着剤との混合物を含有し、フラクション(A2)は、エチルベンゼン(EB)、オルトキシレン(OX)、メタキシレン(MX)および脱着剤を含有している。
分離工程は、少なくとも1基の分離塔内で似移動床として操作するユニットにおいて行われる。この分離塔は、複数の相互に連絡された床を含有し、かつ、閉鎖ループ中に脱着剤を流通させ、ここから、2種のフラクション:
・ 第1のフラクション:これは、エキストラクト(A1)であり、パラキシレンおよび脱着剤を含み、好ましくは、それらからなり、その結果、脱着剤を除去するための分画化の後に、PXは、市販純度:最小限99.0重量%、好適には99.9重量%を達成する。有利には、エキストラクト(A1)は、エキストラクトの全質量の最低30重量%を示す。
好ましくは、似移動床分離ユニットにおいて用いられる吸着剤は、バリウム交換型ゼオライトXまたはカリウム交換型ゼオライトYまたはバリウム・カリウム交換型ゼオライトYである。
好ましくは、似移動床分離ユニットにおいて用いられる脱着剤は、パラ-ジエチルベンゼン、トルエン、パラ-ジフルオロベンゼンまたはジエチルベンゼン類から単独または混合物として選ばれる。
好ましくは、似移動床分離ユニット中の脱着剤対供給原料の体積比は、0.4~2.5、好ましくは0.5~1.5である。
好ましくは、似移動床分離工程Aが行われる際の温度は、20℃~250℃、好ましくは90℃~210℃、一層より好ましくは160℃~200℃であり、その際の圧力は、1.0~2.2MPa、好ましくは1.2~2.0MPaである。
有利には、C8A不含有の脱着剤のフラクション(B41)、(B42)および(B43)は、各蒸留塔の底部において回収され、フラクション(B4)として組み合わされ、似移動床吸着工程Aに送られる。
有利には、本発明による方法であるALT 0またはALT 1において、フラクション(A1)および(A2)が分画化工程に引き入れられる場合、キシレン類の回収度DR(XYL)は、エチルベンゼンの回収度(DR(EB))に対して最低2%、好ましくは最低5%、好ましくは最低10%、好ましくは最低15%の差を有する。
工程Cにおいて得られた流出物(C1)のPX、OXおよびMX異性体の濃度は、熱力学的平衡における濃度に近く、この流出物(C1)は、似移動床吸着工程Aに再循環させられる。
有利には、工程Dにおいて得られた流出物(D1)のPX、OXおよびMXの異性体の濃度は、熱力学的平衡時における濃度に近く、流出物(D1)は、似移動床吸着工程Aに再循環させられる。
似移動床(SMB)分離の工程A)
C8Aフラクションは、似移動床吸着ユニットAに送られる。この似移動床吸着ユニットAは、4つの帯域を含んでおり、これらの帯域は、供給原料の注入および脱着剤(B4)の注入およびラフィネート(A2)の抜き出しおよびエキストラクト(A1)の抜き出しによってその範囲が定められたものである。分離工程は、バリウム交換型ゼオライトXを含有する15床からなる似移動床吸着ユニットにおいて行われ、これらの床は、以下のように分配される:
・ 帯域(1)における3床;帯域(1)は、脱着剤(B4)の注入とエキストラクト(A1)の抜き出しとの間にある;
・ 帯域(2)における6床;帯域(2)は、エキストラクト(A1)の抜き出しと供給原料の注入との間にある;
・ 帯域(3)における4床;帯域(3)は、供給原料の注入とラフィネート(A2)の抜き出しとの間にある;
・ 帯域(4)における2床;帯域(4)は、ラフィネート(A2)の抜き出しと脱着剤(B4)の注入との間にある。
似移動床(SMB)分離の工程A)
この実施例では、キシレン塔から得られ、かつ、リフォメート、トランスアルキル化ユニットおよび1基または複数基の異性化ユニットを起源とするC8芳香族化合物を含んでいるC8フラクション(2)545t/hが考慮される。前記フラクションの組成は、重量百分率で与えられる。
このC8Aフラクションは、似移動床吸着ユニットAに送られる。似移動床吸着ユニットAは、5帯域を含む。この5帯域は、供給原料の注入および脱着剤(B4)の注入およびラフィネート(A21、A22)の抜き出しおよびエキストラクト(A1)の抜き出しによって範囲を定められている。前記似移動床吸着ユニットは、18床からなり、これらは、バリウム交換型ゼオライトXを含有しており、以下のように分配されている:
・ 帯域(1)における3床;帯域(1)は、脱着剤(B4)の注入とエキストラクト(A1)の抜き出しとの間にある;
・ 帯域(2)における6床:帯域(2)は、エキストラクト(A1)の抜き出しと供給原料の注入との間にある;
・ 帯域(3A)における4床;帯域(3A)は、供給原料の注入とラフィネート(A21)の抜き出しとの間にある;
・ 帯域(3B)における3床;帯域(3B)は、ラフィネート(A21)の抜き出しとラフィネート(A22)の抜き出しとの間にある;
・ 帯域(4)における2床;帯域(4)は、ラフィネート(A22)の抜き出しと脱着剤(B4)の注入との間にある。
(従来技術(図3a))に従う蒸留による分画化の工程Bの実施)
この実施形態において、脱着剤を含有する第1のラフィネート(A21)は、理論板27のところで蒸留塔(B-C2)に給送される。この蒸留塔(B-C2)は、47段の理論板、凝縮器およびリボイラを含有し、0.2MPaで操作し、還流比は、1.1である。脱着剤を有しない第1のラフィネート(B2)は、頂部において回収され、蒸気相中で操作する第1の異性化工程に送られる。脱着剤を含有する第2のラフィネート(A22)は、分離工程Bに引き入れられる。前記ラフィネートは、理論板21のところで塔(B-C4)に給送される。この塔(B-C4)は、47段の理論板、凝縮器およびリボイラを含み、0.2MPaで操作し、還流比は、2.7である。脱着剤を有しない第2のラフィネート(B3)は、蒸留物中に回収され、液相中で操作する異性化工程Dに送られる。脱着剤の2つの流れ(B42)および(B43)は、C8Aを含んでおらず、2基のラフィネート塔((B-C2)および(B-C4))の底部から得られ、これらは、混合され、吸着のために要求される温度での熱交換の工程の後に、似移動床分離工程に送られる。
似移動床によって生じた2つのラフィネート(A21)および(A22)の分画化の工程Bには、81.2Gcal/hのリボイリングエネルギーが必要とされる。
似移動床分離工程Aから得られた第2のラフィネート(A22)は、蒸留工程Bに引き入れられる。前記ラフィネート(A22)は、この蒸留塔(B-C4)の板24のところに導入される。ラフィネート(B31)137t/hは、頂部において回収される。前記ラフィネート(B31)は、脱着剤を含んでおらず、かつ、MX、OXからなり、PXが激減しており、1.6重量%の含有率のEBを有する。ラフィネート(B3)は、液相中で操作する異性化工程Dに送られる。2基のラフィネート塔((B-C3)および(B-C4))から得られた脱着剤の2つの流れ((B42)および(B43))は、混合され、吸着のために要求される温度での熱交換の後に、似移動床に送られる。
前記フラクションC8A(流れ(1)、図1)は、2回の異性化工程CおよびDからの流出物((C1)、(D1))の再循環物と共に、理論板15のところでキシレン塔に導入される。このキシレン塔は、72段の板を含み、還流比1.8により操作され、これにより、頂部において蒸留物中のC8Aの99.8%を回収することおよび似移動床分離ユニットPXの供給原料からC9+を除去することが可能となる(流れ(2)、図1)。
前記フラクションC8Aは、似移動床分離工程Aに引き入れられ、エキストラクト(A1)とラフィネート(A2)とを生じさせる。エキストラクト(A1)は、PXおよび脱着剤を豊富に含み、ラフィネート(A2)は、PXが激減しておりかつ脱着剤を含有している。エキストラクト(A1)およびラフィネート(A2)は、実施例1に記載されたような分画化工程Bに送られる。この分画化工程Bは、複数の蒸留塔を含んでいる。分画化工程Bにより、脱着剤を吸着工程Aに再循環させること、および99.8%の純度を有するPX、および2つのラフィネートを生じさせることが可能となる。この2つのラフィネートにおいて、一方(B2)は、EBを豊富に含み、他方((B3)または(B31))は、EBが激減している。このことは、実施例1において説明されており、かつ、図2a)、2b)、2c)において図示されている。
この実施例が例証するのは、2回の異性化を含んでいるキシレンループの生産性を増大させることを可能にし、これに伴って、似移動床は、分画化工程Bにおいて第1の三分画蒸留塔を用いて2つの流出物を生じさせる、という本発明の利点である。
前記フラクションC8A(流れ(1)、図1)は、2回の異性化工程からの流出物の再循環物と共に、理論板15のところでキシレン塔に導入される。このキシレン塔は、72段の板を含み、還流比1.8で操作され、これにより、頂部において、蒸留物中のC8芳香族化合物の99.8%を回収することおよび似移動床分離ユニットPXの供給原料からC9+を除去することが可能となる(流れ(2)、図1)。前記フラクションC8Aは、似移動床に給送され、この似移動床は、エキストラクト(A1)と、2つのラフィネート(A21)および(A22)とを生じさせる。エキストラクト(A21)は、PXおよび脱着剤を豊富に含んでおり、2つのラフィネートは、PXが激減しておりかつ脱着剤を含有している。
これらの結果が明確に例証していることは、本発明による方法により、似移動床を実施し、実施例1において記載されたような分離工程Bにおいて第1の三分画蒸留塔を用いて3種の流出物を生じさせることによって、キシレンループのパラキシレンの収率を増大させることが可能となることである。有利には、本発明による方法のこの特定の実施は、設備の量またはエネルギー浪費に影響力を有しない。

Claims (15)

  1. キシレン類、エチルベンゼンおよびC9+炭化水素を含有する供給原料からパラキシレンを生じさせる方法であって、
    - 前記供給原料の似移動床における分離の単一回の工程Aであって、吸着剤としてのゼオライトおよび脱着剤により行われ、その際の温度は、20~250℃であり、その際の圧力は、1.0~2.2MPaであり、似移動床分離ユニット中の脱着剤対供給原料の容積比は、0.4~2.5である、工程Aであって、前記工程Aによって、
    ・ 第1のフラクション(A1);これは、パラキシレンおよび脱着剤の混合物を含有する:および
    ・ 少なくとも1種の第2のフラクション((A2)または(A21));これは、エチルベンゼン(EB)、オルトキシレン(OX)およびメタキシレン(MX)および脱着剤を含有する;
    を生じさせることが可能となる、工程A
    - 工程Aに由来する前記第2のフラクションを、少なくとも1基の第1の蒸留塔(B_C3)における、蒸留による分画化の工程Bであって、これにより、3種のフラクション:
    ・ 第1のフラクション(B2);EB、OXおよびMXを含有する
    ・ 第2のフラクション(B3);OXおよびMXを含有する、および
    ・ 第3のフラクション(B42);脱着剤を含有する
    を生じさせることが可能となる、工程
    を含む、方法。
  2. 工程Bに由来する第1のフラクション(B2)のEBの含有率は、工程Bにおいて用いられた第1の塔(B_C3)に由来する第2のフラクション(B3)のEBの含有率より高い、請求項1に記載の方法。
  3. 第1のフラクションのEBの含有率は、第2のフラクションのEBの含有率より最低1.0%高い、請求項2に記載の方法。
  4. 工程Bにおいて用いられる蒸留塔は、30~80段の理論板を含む、請求項1~3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 分離工程Aにより、第3のフラクション(A22)を生じさせることも可能となり、該第3のフラクション(A22)は、EBが激減しており、かつ、MX、OXおよび脱着剤の混合物を含有し、前記フラクション(A21)および(A22)は、前記分画化工程Bに送られる、請求項1~4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 第2のフラクション(B3)は、第2の蒸留塔(B-C4)における分画化工程Bに引き入れられ、該分画化工程Bにより、フラクション(B31)と、フラクション(B43)とを生じさせることが可能となり、該フラクション(B31)は、脱着剤を含んでおらず、かつ、MXおよびOXを含有し、該フラクション(B43)は、脱着剤からなる、請求項1~4のいずれか1つに記載の方法。
  7. 工程Aに由来する第3のフラクション(A22)は、第2の蒸留塔(B-C4)に引き入れられ、該第2の蒸留塔(B-C4)により、フラクション(B31)と、フラクション(B43)とを生じさせることが可能となり、該フラクション(B31)は、脱着剤を含んでおらず、かつ、MXおよびOXを含有し、該フラクション(B43)は、脱着剤からなる、請求項5に記載の方法。
  8. 工程Aに由来する第3のフラクション(A22)は、第2の蒸留塔(B-C4)における、第1の蒸留塔(B-C3)に由来する第2のフラクション(B3)の注入の側部点の下方に導入される、請求項7に記載の方法。
  9. 蒸留工程Bには、内壁を含む塔が用いられる、請求項1~8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 工程Cを含み、該工程Cは、分画化工程に由来する、EB、OXおよびMXを含有する第1のフラクション(B2)の蒸気相異性化の工程である、請求項1~9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 工程Dを含み、該工程Dは、分画化工程Bにおいて用いられた第1の蒸留塔(B_C3)に由来する、OXおよびMXを含有する第2のフラクション(B3)の液相異性化の工程である、請求項1~5のいずれか1つに記載の方法。
  12. 工程Dを含み、該工程Dは、分画化工程において用いられた第2の蒸留塔(B_C4)に由来する、OXおよびMXを含有するフラクション(B31)の液相異性化の工程である、請求項6~10のいずれか1つに記載の方法。
  13. 蒸気相異性化工程Cは、触媒の存在下に行われ、その際の温度は、300℃超であり、圧力は、4.0MPa未満であり、空間速度は、10.0h-1未満であり、水素対炭化水素のモル比は、10.0未満であり、該触媒は、少なくとも1種のゼオライトと、0.1重量%~0.3重量%の含有率の第VIII族からの少なくとも1種の金属とを含み、該ゼオライトが有するチャネルの開口は、10個または12個の酸素原子の環(10MRまたは12MR)によって規定されている、請求項10に記載の方法。
  14. 工程Cにおいて用いられる触媒は、1重量%~70重量%でEUO構造型のゼオライトを含み、前記ゼオライトは、ケイ素と、少なくとも1種の元素Tとを含み、該元素Tは、好ましくは、アルミニウムおよびホウ素から選ばれ、Si/Tの比は、5~100である、請求項13に記載の方法。
  15. 液相異性化工程Dは、触媒の存在下に行われ、その際の温度は、300℃未満であり、圧力は、4.0MPa未満であり、空間速度は、5.0h-1未満、好ましくは2.0~4.0h-1であり、該触媒は、少なくとも1種のゼオライトを含み、該ゼオライトが有するチャネルの開口は、10個または12個の酸素原子の環(10MRまたは12MR)によって規定され、好ましくは、前記ゼオライトは、ZSM-5型のものである、請求項11または12に記載の方法。
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