JP2020021635A - バスバー - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部材間に液体が滞留してしまうことを抑制できるバスバーを提供する。【解決手段】バスバー1は、板状の第一接続部21を有する第一導電部材2と、端子部35を有する本体31と、本体から延出しており、第一接続部に対して面接触する板状の第二接続部32と、本体から延出しており、第二接続部と協働して第一接続部を挟み込む板ばね部33と、を有する第二導電部材3と、を備え、第一接続部において、第二接続部と対向する面である第一面21aは、第二接続部の延出方向に沿って延在する溝22を有し、溝は、第一面における第二接続部と面接触する領域23の内側から、領域の外側まで延在している。【選択図】図3

Description

本発明は、バスバーに関する。
従来、複数の導電部材からなるバスバーがある。特許文献1には、縦バスバー本体と、別体のスペーサ用タブ材とを備え、スペーサ用タブ材の長片部と短片部との間で縦バスバー本体を挟持する縦バスバーの技術が開示されている。
特開2004−343829号公報
ここで、異なる導電部材の間に水等の液体が滞留すると、バスバーの電気性能を低下させたり、バスバーを劣化させたりする可能性がある。
本発明の目的は、導電部材間に液体が滞留してしまうことを抑制できるバスバーを提供することである。
本発明のバスバーは、板状の第一接続部を有する第一導電部材と、端子部を有する本体と、前記本体から延出しており、前記第一接続部に対して面接触する板状の第二接続部と、前記本体から延出しており、前記第二接続部と協働して前記第一接続部を挟み込む板ばね部と、を有する第二導電部材と、を備え、前記第一接続部において、前記第二接続部と対向する面である第一面は、前記第二接続部の延出方向に沿って延在する溝を有し、前記溝は、前記第一面における前記第二接続部と面接触する領域の内側から、前記領域の外側まで延在していることを特徴とする。
本発明に係るバスバーは、板状の第一接続部を有する第一導電部材と、端子部を有する本体と、本体から延出しており、第一接続部に対して面接触する板状の第二接続部と、本体から延出しており、第二接続部と協働して第一接続部を挟み込む板ばね部と、を有する第二導電部材と、を備える。
第一接続部において、第二接続部と対向する面である第一面は、第二接続部の延出方向に沿って延在する溝を有する。溝は、第一面における第二接続部と面接触する領域の内側から、領域の外側まで延在している。本発明に係るバスバーは、液体を排出させる溝を有することで、第一接続部と第二接続部との隙間に水等の液体が滞留することを抑制できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係るバスバーの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るバスバーの側面図である。 図3は、第1実施形態に係るバスバーの分解斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る第一導電部材の正面図である。 図5は、第1実施形態に係るバスバーの下面図である。 図6は、第一導電部材の他の例を示す正面図である。 図7は、第2実施形態に係るバスバーの斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る第一導電部材の正面図である。 図9は、第2実施形態に係るバスバーの下面図である。 図10は、第3実施形態に係る第二導電部材の背面図である。 図11は、第3実施形態に係るバスバーの下面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るバスバーにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、バスバーに関する。図1は、第1実施形態に係るバスバーの斜視図、図2は、第1実施形態に係るバスバーの側面図、図3は、第1実施形態に係るバスバーの分解斜視図、図4は、第1実施形態に係る第一導電部材の正面図、図5は、第1実施形態に係るバスバーの下面図、図6は、第一導電部材の他の例を示す正面図である。
本実施形態のバスバー1は、電源、電子部品、電気負荷等を相互に電気的に接続する。図1から図3に示すように、第1実施形態に係るバスバー1は、第一導電部材2および第二導電部材3を有する。第一導電部材2および第二導電部材3は、何れも導電性の金属材料、例えば銅や銅合金によって形成されている。第一導電部材2および第二導電部材3は、金属板に対するプレス加工等によって形成される。第一導電部材2は、例えば、第二導電部材3よりも相対的に原価の低い材料で形成される。第二導電部材3は、例えば、第一導電部材2よりも相対的に弾性限界が大きい材料で形成される。本実施形態では、第一導電部材2が銅を原材料として形成されており、第二導電部材3が銅合金を原材料として形成されている。
バスバー1は、車両に搭載される電気接続箱等に収容される。本実施形態のバスバー1では、第一導電部材2が保持部材によって保持される。第一導電部材2を保持する保持部材は、例えば、電気接続箱の筐体や、電気接続箱の内部に収容されるブロック等である。第一導電部材2は、図示しない係合部を有しており、係合部によって保持部材と係合する。なお、第一導電部材2に代えて、あるいは第一導電部材2に加えて、第二導電部材3が保持部材によって保持されてもよい。
以下の説明において、第一導電部材2および第二導電部材3の長手方向を第一方向Lと称する。本実施形態のバスバー1では第一導電部材2の長手方向と第二導電部材3の長手方向とが一致するようにして二つの導電部材2,3が組み合わされる。バスバー1において、第一導電部材2および第二導電部材3の幅方向を第二方向Wと称する。第二方向Wは、第一方向Lと直交している。また、第一導電部材2および第二導電部材3の板厚方向を第三方向Tと称する。第三方向Tは、第一方向Lおよび第二方向Wのそれぞれに対して直交している。
第一導電部材2は、板状の第一接続部21を有する。第一接続部21は、第一方向Lに沿って延在している。第一接続部21は、第一導電部材2のうち、第二導電部材3と物理的および電気的に接続される部分である。本実施形態の第一接続部21は、一定の幅を有する平板状の部分である。第一導電部材2は、第一接続部21とは異なる接続部を有していてもよい。例えば、第一導電部材2は、バッテリ等の電源と接続される電源接続部を有していてもよい。電源接続部は、例えば、電線を介して電源と接続される。
第二導電部材3は、本体31、第二接続部32、および板ばね部33を有する。本体31、第二接続部32、および板ばね部33は、一体に形成されている。第二導電部材3は、第二接続部32と板ばね部33との間に第一接続部21を挟み込むことで第一導電部材2に対して物理的および電気的に接続される。つまり、第二接続部32および板ばね部33は、第一接続部21を保持する保持手段を構成する。
図1および図3に示すように、本体31は、平板状の構成部である。本体31は、平板状の基部34、および端子部35を有する。本実施形態の基部34の平面形状は、矩形である。基部34は、第一の辺34aおよび第二の辺34bを有する。第一の辺34aおよび第二の辺34bは、基部34の長手方向に沿った辺である。第二導電部材3は、第一の辺34aおよび第二の辺34bが第一方向Lに沿って延在するようにして第一導電部材2に組み付けられる。本実施形態の第二導電部材3では、第一の辺34aと第二の辺34bとが平行である。
端子部35は、第二の辺34bから第二方向Wに向けて延出している。本実施形態の第二導電部材3は、二つの端子部35を有する。二つの端子部35は、第一方向Lに沿って間隔をあけて配置されている。本実施形態では、端子部35として、平板状の端子が例示されている。端子部35は、所謂音叉端子等であってもよい。端子部35は、例えば、電子部品や電気負荷等に対して接続される。端子部35は、他の導電部材に対して接続されてもよい。
第二接続部32および板ばね部33は、第一の辺34aから第二方向Wに向けて延出している。第二接続部32は、平板状の構成部である。第二接続部32の平面形状は、例えば、矩形である。第二接続部32は、第二接続部32の両面と基部34の両面とが同一面上に位置するように基部34から延出している。つまり、図2に示すように、第二導電部材3は、第一方向Lに沿って見た場合に基部34と第二接続部32とが連続した平板となるように構成されている。
本実施形態の第二導電部材3は、二つの第二接続部32A,32Bを有する。二つの第二接続部32A,32Bは、第一方向Lに沿って隙間を設けて配置されている。一方の第二接続部32Aは、第一の辺34aの一端に配置されている。他方の第二接続部32Bは、第一の辺34aの他端に配置されている。板ばね部33は、二つの第二接続部32A,32Bの間から延出している。板ばね部33と二つの第二接続部32A,32Bとの間には、それぞれスリットが形成されている。スリットは、第二方向Wに沿って延在している。
板ばね部33は、第二接続部32A,32Bと協働して第一接続部21を挟み込む。板ばね部33は、基端部33a、第一屈曲部33b、中間部33c、第二屈曲部33d、および当接部33eを有する。基端部33aは、板ばね部33における最も基端側に位置する部分である。基端部33aは、平板状に形成されており、基部34につながっている。基端部33aと基部34とは、連続した平板をなしている。つまり、基端部33aの両面は、基部34の両面と同一面上に位置している。
第一屈曲部33bは、基端部33aと中間部33cとをつなぐ部分である。第一屈曲部33bは、第三方向Tに向けて折れ曲がっている。中間部33cは、平板状に形成されており、第三方向Tに沿って延在している。第二屈曲部33dは、中間部33cと当接部33eとを繋ぐ部分である。第二屈曲部33dは、第二方向Wに向けて折れ曲がっている。より詳しくは、第二屈曲部33dは、基部34側とは反対側へ向けて折れ曲がっている。
当接部33eは、第一接続部21に当接する部分である。当接部33eは、全体として平板状に形成されている。板ばね部33は、当接部33eが第一接続部21を第二接続部32側に向けて押圧するように構成されている。より詳しくは、板ばね部33は、第二接続部32と当接部33eとの間に第一接続部21が挿入されることにより、当接部33eが第二接続部32から離間するように弾性変形する。板ばね部33は、弾性復元力により、第二接続部32との間に第一接続部21を挟み込み、第二接続部32と協働して第一接続部21を保持する。なお、当接部33eの先端部33fは、第二接続部32から離間する方向に向けて折れ曲がっている。
少なくとも図3および図4に示すように、第一接続部21は、溝22を有する。溝22は、第一接続部21の両面のうち、第一面21aに形成されている。第一面21aは、第二接続部32と対向する面である。第二面21bは、板ばね部33の当接部33eと対向する面である。溝22は、第二接続部32と対向する位置に形成されている。すなわち、第二導電部材3は、第二接続部32が溝22と対向するように、第一接続部21に対して組み付けられる。
本実施形態の第一接続部21は、一方の第二接続部32Aと対向する第一の溝22A、および他方の第二接続部32Bと対向する第二の溝22Bを有する。本明細書では、第一の溝22Aと第二の溝22Bとを区別しない場合、二つの溝22A,22Bを「溝22」と総称する。溝22は、第二方向Wに沿って延在している。言い換えると、溝22は、第二接続部32の延出方向に沿って延在している。本実施形態の溝22は、直線状に延在している。
溝22は、少なくとも第二接続部32と対向する部分23に形成されている。第二接続部32と対向する部分23は、第一領域23Aおよび第二領域23Bを含む。第一領域23Aは、第一接続部21において、一方の第二接続部32Aと対向する部分である。言い換えると、第一領域23Aは、一方の第二接続部32Aと面接触する領域である。第二領域23Bは、第一接続部21において、他方の第二接続部32Bと対向する部分である。言い換えると、第二領域23Bは、他方の第二接続部32Bと面接触する領域である。
第一の溝22Aは、第一領域23Aに延在している。つまり、第一の溝22Aは、一方の第二接続部32Aと対向する溝22である。第一の溝22Aは、第一領域23Aの内側から第一領域23Aの外側まで、第二方向Wに沿って延在している。第二の溝22Bは、第二領域23Bに延在している。つまり、第二の溝22Bは、他方の第二接続部32Bと対向する溝22である。第二の溝22Bは、第二領域23Bの内側から第二領域23Bの外側まで、第二方向Wに沿って延在している。
本実施形態の第一の溝22Aおよび第二の溝22Bは、第二方向Wに沿って第一接続部21の一端から他端まで延在している。第一の溝22Aおよび第二の溝22Bは、第一接続部21における一方の端面21cにおいて開口している。また、第一の溝22Aおよび第二の溝22Bは、第一接続部21における他方の端面21dにおいて開口している。本実施形態のバスバー1は、溝22が上下方向に沿って延在するように配置される。より詳しくは、バスバー1は、第一接続部21の端面21cが上方を向くように配置される。従って、端面21cは第一接続部21の上側の端面となり、端面21dは第一接続部21の下側の端面となる。
第一の溝22Aおよび第二の溝22Bの上端部24は、上側の端面21cにおいて上方に向けて開口している。また、上端部24の形状は、上方へ向かうに従って溝幅L1が広がるテーパ形状である。第一の溝22Aおよび第二の溝22Bの溝幅L1は、第二接続部32の幅L2よりも狭い。第一の溝22Aは、第一方向Lにおける第一領域23Aの中央に配置されている。同様に、第二の溝22Bは、第一方向Lにおける第二領域23Bの中央に配置されている。第一の溝22Aおよび第二の溝22Bにおいて、上端部24を除く部分では、溝幅が一定である。
本実施形態のバスバー1は、溝22を有することで、第一接続部21と第二接続部32との間に水等の液体が残留しにくい。例えば、結露が発生して上側の端面21cに液滴が付着することがある。この液滴が、第一接続部21と第二接続部32との間に入り込むことが考えられる。第一接続部21と第二接続部32とが面接触していることから、第一接続部21と第二接続部32との間に入り込んだ液体が排出されにくい。
これに対して、本実施形態のバスバー1は、溝22を有している。第一接続部21と第二接続部32との間に液体が入り込んだとしても、その液体が溝22を介して排出される。例えば、液体は、溝22を伝って下側の端面21dに向けて排出される。よって、本実施形態のバスバー1は、第一接続部21と第二接続部32との間に水等の液体が滞留してしまうことを抑制できる。第一接続部21と第二接続部32との間に水等の液体が滞留しにくくなることで、バスバー1の電気性能の向上や、バスバー1の劣化の抑制が実現される。
また、溝22は、上側の端面21cに付着した液滴を誘い込むことができる。上記のように、溝22の上端部24の形状は、上方に向かうに従って溝幅L1が広がるテーパ形状である。よって、上側の端面21cに付着した液滴が溝22に誘い込まれやすくなっている。従って、本実施形態の溝22は、第一接続部21と第二接続部32との隙間に液体が入り込んでしまうこと自体を抑制できる。言い換えると、溝22は、第一接続部21と第二接続部32との隙間に液体が入り込むことを予防したり、第一接続部21と第二接続部32との隙間に入り込む液体の量を低減させたりすることができる。
本実施形態の溝22は、下側の端面21dに開口している。よって、溝22の内部の液体が下方の空間に排出されやすくなっている。その結果、本実施形態の溝22は、第一接続部21と第二接続部32に入り込んだ液体や、上側の端面21cに付着した液体を下方の空間に効率良く排出することができる。
なお、溝22の位置や形状は、例示した位置や形状には限定されない。例えば、溝22の上端部24の形状は、テーパ形状でなくてもよい。一例として、図6に示すように、上端部24の溝幅L3が一定とされてもよい。上端部24は、拡幅部となっている。上端部24の溝幅L3は、溝22における他の部分の溝幅L4よりも広い。溝22は、第一接続部21の下端まで延在していなくてもよい。溝22が第一領域23Aや第二領域23Bの外側まで延在していれば、第一接続部21と第二接続部32との間に入り込んだ液体が溝22を介して排出されやすくなる。
第一接続部21は、一つの第二接続部32に対して、複数の溝22を有していてもよい。例えば、第一接続部21は、一方の第二接続部32Aと対向する複数の溝22を有していてもよい。第一接続部21は、他方の第二接続部32Bと対向する複数の溝22を有していてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るバスバー1は、第一導電部材2と、第二導電部材3と、を有する。第一導電部材2は、板状の第一接続部21を有する。第二導電部材3は、本体31と、第二接続部32と、板ばね部33と、を有する。本体31は、端子部35を有している。第二接続部32は、本体31から延出しており、第一接続部21に対して面接触する板状の構成部である。板ばね部33は、本体31から延出しており、第二接続部32と協働して第一接続部21を挟み込む。
第一接続部21の第一面21aは、第二接続部32の延出方向に沿って延在する溝22を有する。第一面21aは、第一接続部21において、第二接続部32と対向する面である。溝22は、第一面21aにおける第二接続部32と面接触する領域(第一領域23A、第二領域23B)の内側から、この領域の外側まで延在している。本実施形態の溝22は、例えば、第一接続部21と第二接続部32との間に入り込んだ水等の液体を排出することができる。よって、本実施形態の溝22は、バスバー1の電気性能の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の溝22は、第二接続部32の延出方向に沿って第一接続部21の一端から他端まで延在している。よって、第一接続部21の端面等に付着した液体が溝22に誘い込まれやすい。その結果、溝22は、第一接続部21の端面等に付着した液体が第一接続部21と第二接続部32との間に入り込むことを抑制することができる。また、溝22は、第一接続部21の端部まで液体を導いて排出することができる。
本実施形態の第一導電部材2は、溝22が上下方向に沿って延在するように配置される。溝22の上端部24は、第一接続部21の上側の端面21cにおいて上方に向けて開口している。上端部24の形状は、上方へ向かうに従って溝幅L1が広がるテーパ形状である。溝22の上端部24がテーパ形状を有することで、上側の端面21cに付着した液体が溝22に誘い込まれやすくなっている。よって、本実施形態のバスバー1は、第一接続部21と第二接続部32との間に液体が入り込むことを好適に抑制することができる。
[第2実施形態]
図7から図9を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図7は、第2実施形態に係るバスバーの斜視図、図8は、第2実施形態に係る第一導電部材の正面図、図9は、第2実施形態に係るバスバーの下面図である。図7には、背面側から見たバスバーの斜視図が示されている。
図7等に示すように、第2実施形態に係る第一導電部材2は、第二面21b側に向けて突出した屈曲部25を有する。屈曲部25は、第二方向Wに沿って直線状に延在している。屈曲部25は、第二方向Wに沿って第一接続部21の一端から他端まで形成されている。屈曲部25の断面形状は、略V字形状である。屈曲部25は、第二接続部32A,32Bのそれぞれに対して一つずつ形成されている。屈曲部25は、第一導電部材2の母材となる金属板に対して折り曲げ加工等によって形成される。
図8および図9に示すように、第一面21aは、溝26を有する。溝26は、屈曲部25を形成する加工によって生成された溝である。言い換えると、溝26は、屈曲部25の凹部である。図8に示すように、溝26は、第二方向Wに沿って第一接続部21の一端から他端まで延在している。つまり、溝26は、上側の端面21cおよび下側の端面21dの両方において第二方向Wに向けて開口している。溝26は、上側の端面21cにおいて上方に向けて開口している。また、溝26は、下側の端面21dにおいて下方に向けて開口している。本実施形態の溝26は、上端から下端まで溝幅L5が一定である。
溝26は、一方の第二接続部32Aと対向する第一の溝26A、および他方の第二接続部32Bと対向する第二の溝26Bを有する。第一の溝26Aは、第一領域23Aの内側から外側まで延在している。第二の溝26Bは、第二領域23Bの内側から外側まで延在している。第一の溝26Aと第二の溝26Bとを区別しない場合、二つの溝26A,26Bを「溝26」と総称する。
溝26の断面形状は、図9に示すように、略V字形状である。溝26の溝幅は、第三方向Tに沿って第一面21a側から第二面21b側へ向かうに従って狭くなっている。
溝26は、上記第1実施形態の溝22と同様に、第一接続部21と第二接続部32との間に液体が入り込むことを抑制したり、第一接続部21と第二接続部32との間に液体が滞留することを抑制したりすることができる。
なお、溝部26の配置や形状は、例示した配置や形状には限定されない。例えば、溝部26の断面形状は、V字形状には限定されない。
[第3実施形態]
図10および図11を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記第1実施形態および第2実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図10は、第3実施形態に係る第二導電部材の背面図、図11は、第3実施形態に係るバスバーの下面図である。
図10および図11に示すように、第3実施形態に係るバスバー1では、第二導電部材3に溝37が形成されている。第二導電部材3の第二接続部32A,32Bは、それぞれ溝37を有する。溝37は、第二接続部32A,32Bの対向面36に形成されている。対向面36は、第二接続部32A,32Bにおいて、第一接続部21の第一面21aと対向する面である。溝37は、第二接続部32A,32Bの延出方向に沿って延在している。
溝37は、少なくとも接触領域36aに形成されている。接触領域36aは、対向面36の一部の領域であり、第一面21aと面接触する領域である。本実施形態の溝37は、接触領域36aよりも端子部35側まで延在している。つまり溝37は、接触領域36aの内側から接触領域36aの外側まで延在している。また、溝37は、第二接続部32A,32Bの先端まで延在している。従って、溝37は、図11に示すように、第二接続部32A,32Bの先端面38において下方に向けて開口している。
溝37は、上記第1実施形態の溝22や上記第2実施形態の溝26と同様に、第一接続部21と第二接続部32との間に液体が入り込むことを抑制したり、第一接続部21と第二接続部32との間に液体が滞留することを抑制したりすることができる。
なお、第3実施形態の第二導電部材3は、上記第1実施形態や上記第2実施形態の第一導電部材2と組み合わせられてもよい。例えば、第1実施形態の第一導電部材2に本実施形態の第二導電部材3が組み合わせられる場合、第一導電部材2および第二導電部材3の両方に溝22,37が設けられる。溝22,37は、第三方向Tにおいて互いに対向するように配置されてもよく、第一方向Lにおける位置をずらして配置されてもよい。溝22,37が互いに対向させて配置される場合、第一導電部材2と第二導電部材3との電気的な接触面積を可能な限り大きくすることができる。
[各実施形態の変形例]
上記第1実施形態から第3実施形態の変形例について説明する。第一導電部材2および第二導電部材3の形状等は、例示した形状等には限定されない。例えば、第一接続部21の形状は、例示した形状には限定されない。第二接続部32の形状、配置、および個数は、例示した形状、配置、および個数には限定されない。板ばね部33の形状、配置、および個数は、例示した形状、配置、および個数には限定されない。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 バスバー
2 第一導電部材
3 第二導電部材
21 第一接続部
21a:第一面、 21b:第二面、 21c:上側の端面、 21d:下側の端面
22 溝
22A:第一の溝、 22B:第二の溝
23 第二接続部と対向する部分
23A:第一領域、 23B:第二領域
24 上端部
25 屈曲部
26 溝
26A:第一の溝、 26B:第二の溝
31 本体
32,32A,32B 第二接続部
33 板ばね部
33a:基端部、 33b:第一屈曲部、 33c:中間部、 33d:第二屈曲部、 33e:当接部、 33f:先端部
34 基部
35 端子部
36 対向面
36a 接触領域
37 溝
L 第一方向
W 第二方向
T 第三方向
L1,L3,L4,L5 溝幅
L2 第二接続部の幅

Claims (5)

  1. 板状の第一接続部を有する第一導電部材と、
    端子部を有する本体と、前記本体から延出しており、前記第一接続部に対して面接触する板状の第二接続部と、前記本体から延出しており、前記第二接続部と協働して前記第一接続部を挟み込む板ばね部と、を有する第二導電部材と、
    を備え、
    前記第一接続部において、前記第二接続部と対向する面である第一面は、前記第二接続部の延出方向に沿って延在する溝を有し、
    前記溝は、前記第一面における前記第二接続部と面接触する領域の内側から、前記領域の外側まで延在している
    ことを特徴とするバスバー。
  2. 前記溝は、前記第二接続部の延出方向に沿って前記第一接続部の一端から他端まで延在している
    請求項1に記載のバスバー。
  3. 前記第一導電部材は、前記溝が上下方向に沿って延在するように配置され、
    前記溝の上端部は、前記第一接続部の上側の端面において上方に向けて開口しており、かつ前記上端部の形状は、上方へ向かうに従って溝幅が広がるテーパ形状である
    請求項1または2に記載のバスバー。
  4. 前記第二導電部材は、前記本体の第一の辺に沿って隙間を設けて配置された二つの前記第二接続部を有し、
    前記板ばね部は、前記第一の辺における二つの前記第二接続部の間から延出している
    請求項1から3の何れか1項に記載のバスバー。
  5. 板状の第一接続部を有する第一導電部材と、
    端子部を有する本体と、前記本体から延出しており、前記第一接続部に対して面接触する板状の第二接続部と、前記本体から延出しており、前記第二接続部と協働して前記第一接続部を挟み込む板ばね部と、を有する第二導電部材と、
    を備え、
    前記第二接続部における前記第一接続部と対向する面は、前記第二接続部の延出方向に沿って延在する溝を有する
    ことを特徴とするバスバー。
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