JP2020020839A - フィルターディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】FDに装着された光学フィルターへの外部からのアクセス性が良好なFD装置を提供すること。【解決手段】回動自在に保持されたFDに光学フィルターを回動軸まわりに少なくとも1枚以上装着し、該FDを光軸方向に少なくとも1枚以上同心に重ねて構成する撮像装置用FD装置において、該FDを回転させる回転手段を備え、該FDに装着される該光学フィルターが該FDの径方向に着脱可能な形態であることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、撮像装置用フィルターディスク装置に関し、特に光学フィルターの着脱機構に関する。
従来、撮像装置用フィルターディスク(以下FD)装置は、光軸方向にFDを同心に最大で2枚重ねた構成となっており、その結果2枚の光学フィルターを重ねて撮影を行うことが可能となっている。
しかし、近年映像の高精細化が進み、放送局が他局と、あるいはカメラメーカーが他メーカーと差別化を図るために2枚以上の光学フィルターを重ね、より多彩な映像表現を行いたいというニーズが高まっている。特許文献1には2枚のFDを重ねたFD装置が開示されている。
しかしながら、上記の特許文献1に開示された例では、FDの枚数を2枚から例えば3枚に増やした場合、最前面と最後面のFDに挟まれた中間のFDに装着された光学フィルターへの外部からのアクセス性が良くないという問題が発生する。中間のFDの装着された光学フィルターを交換したい場合は、一旦FD装置ごとカメラから取り出して最前面又は最後面のうちどちらかのFDを取り外してからでないと中間のFDのアクセスできないこととなる。FD装置は、使用用途によって光学フィルターの種類を変更する機会が頻繁に発生するため、外部からのアクセス性が良くないことは使用勝手上大きな問題となる。
そこで、本発明の目的は、FDに装着された光学フィルターへの外部からのアクセス性が良好なFD装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るFD装置は、回動自在に保持されたFDに光学フィルターを回動軸まわりに少なくとも1枚以上装着し、FDを光軸方向に少なくとも1枚以上同心に重ねて構成する撮像装置用FD装置において、FDを回転させる回転手段を備え、FDに装着される光学フィルターがFDの径方向に着脱可能な形態のFD装置であることを特徴とする。
本発明によれば、FDの装着された光学フィルターへの外部からのアクセス性が良好なFD装置の提供を実現できる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施例について説明する。
図1は本実施例におけるFDの要部断面図である。固定軸1にFD2〜4が同心に、且つ回動自在に光軸方向に重なって保持されている。FD2〜4の外周には各々ギア歯2a〜4aが設けられており、アクチュエーター5〜7からの回転駆動力が連結ギア8〜10を介してFD2〜4に伝達される。FD2〜4は固定軸1まわりに適宜回転するとともに任意の位置決め手段によって所望の光学フィルターの中心が光軸11上に位置するよう、適宜位置制御される。
図2は中間のFD3について矢印12から見た図である。各種光学特性を有した光学フィルター13〜16は各々部材17に任意に保持されたユニット形態となっている。またFD3には部材17を装着するために、外周から回転軸1の中心に向かった切り欠き3bが設けられている。
図3は部材17の詳細図であり、図4は図3の部材17を矢印18から見た図である。部材17はFD3に嵌り込むためのフランジ部17aを有している。図5は図2のFD3を矢印19から見た図であり、FD3の切り欠き3bは部材17のフランジ17aが嵌り込むためのコの字の凹溝3cを有している。よって、光学フィルター13〜16を保持した部材17は各々、FD3の径方向に抜き差し可能な形態となる。ここでフランジ17aと凹溝3cとは嵌め込み部は軽圧入の寸法設定となっており、部材17をFD3の中心方向に外周方向から差し込み、両部品の摩擦力によって任意の位置で部材17を適宜固定することが可能となる。
本実施例では、部材17を切り欠き3bの溝端まで突き当たるまで差し込んだ時に光学フィルター13〜16の中心が撮像装置の光軸11と一致するよう設定している。そのため作業者は光学フィルター13〜16の位置に関して、特別な位置合わせを行う必要はなく、部材17を切り欠き3bに対してFD3の外周から突き当たるまで挿入すればよい。
ここで、図1、図2に示す通り、部材17はFD3に装着された状態において、外形17bがFD3の外径に対して凹の関係となるよう設定されている。装着状態において外形17bとFD3の外径が同径且つ同形状(本実施例ではギア歯形状)であった場合、FD3の外周に設けられたギア歯3aと部材17の外形に設けられたギア歯とが部品のつなぎ目で不連続になりやすい。その結果、連結ギア9がそのつなぎ目をまたいで駆動する際にFD3の回転駆動の精度が低下しやすくなることから、本実施例のように部材17の外形はFD3の外径よりも凹の関係とすることが望ましい。
ここで、図1、図2に示す通り、部材17はFD3に装着された状態において、外形17bがFD3の外径に対して凹の関係となるよう設定されている。装着状態において外形17bとFD3の外径が同径且つ同形状(本実施例ではギア歯形状)であった場合、FD3の外周に設けられたギア歯3aと部材17の外形に設けられたギア歯とが部品のつなぎ目で不連続になりやすい。その結果、連結ギア9がそのつなぎ目をまたいで駆動する際にFD3の回転駆動の精度が低下しやすくなることから、本実施例のように部材17の外形はFD3の外径よりも凹の関係とすることが望ましい。
また、FD3を回転駆動させるための連結ギア9は、ベルト20にてもう一方のギア21と連結されており、連結ギア9とギア21とは連動駆動する設定となっている。FD3が図2の状態から90°回転して使用する光学フィルターが13から16に変更される様子を図6に示す。この時、FD3の外周のギア歯3aに連結ギア9又はギア21の少なくともどちらかが必ず噛合うよう、各部品が構成されている。その結果、切り欠き3bによってFD3とアクチュエーター6との連結が途切れることを防止することが可能となり、従来と同じく使用光学フィルターを切替えることができる。
本実施例では円形の各光学フィルターを別部材に取り付けたユニット状態としたが、別部材を廃し、光学フィルター自体が非円形で、FDに直接着脱可能な形状であってもよい。また光学フィルターは、FD上に装着されるものの中で少なくとも一枚が本実施例に示したような着脱可能な形態であればよい。アクチュエーターからの回転駆動力をFDの外径に伝達する手段は、本実施例ではギア駆動としたが摩擦車を用いる方法でもよい。
本発明の第2の実施例について、図7〜図11を参照しながら詳細に説明する。
図7は本実施例におけるFDの要部断面図であり、図8はFD22を矢印23から見た図である。図9は図8のFD22を矢印24から見た図である。FD22には外周から中心に向かった凹穴22aが設けられており、光学フィルター13〜16は部材25に装着されている。
図10は部材25の詳細図であり、図11は図10の部材25を矢印26から見た図である。ここで凹穴22aの幅t1はFD22の幅t2より小さな値になるよう設定されており、凹穴22aによってFD22の外周に設けられたギア歯22bが途切れないよう配置されている。図7、図8に示す通りアクチュエーター6からの回転駆動力は連結ギア27を介してFD22に伝達される。ここで前述の通りFD22の外周に設けられたギア歯22bは全周途切れることなく設けられているため、FD22が回転してもギア歯22bと連結ギア27との噛合いが途切れることがなく、実施例1で述べたような別のギアとの連動機構は不要となる。
この構造を採用することで、実施例1に対して部品点数の削減を達成することができるため製造上のメリットを出すことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 固定軸、2 フィルターディスク、2a ギア歯、3 フィルターディスク、
3a ギア歯、3b 切り欠き、3c 凹溝、4 フィルターディスク、
4a ギア歯、5 アクチュエーター、6 アクチュエーター、7 アクチュエーター、
8 連結ギア、9 連結ギア、10 連結ギア、11 撮像装置の光軸、
13 光学フィルター、14 光学フィルター、15 光学フィルター、
16 光学フィルター、17 光学フィルター保持部材、17a フランジ、
20 ベルト、21 ギア
3a ギア歯、3b 切り欠き、3c 凹溝、4 フィルターディスク、
4a ギア歯、5 アクチュエーター、6 アクチュエーター、7 アクチュエーター、
8 連結ギア、9 連結ギア、10 連結ギア、11 撮像装置の光軸、
13 光学フィルター、14 光学フィルター、15 光学フィルター、
16 光学フィルター、17 光学フィルター保持部材、17a フランジ、
20 ベルト、21 ギア
Claims (8)
- 回動自在に保持されたフィルターディスク(FD)に光学フィルターを回動軸まわりに少なくとも1枚以上装着し、該FDを光軸方向に少なくとも1枚以上同心に重ねて構成する撮像装置用FD装置において、
該FDを回転させる回転手段を備え、該FDに装着される該光学フィルターが該FDの径方向に着脱可能な形態であることを特徴とするFD装置。 - 前記FDを回転させる回転手段は、アクチュエーターから第1の伝達機構を介して該FDの外周に回転力を伝達するものであることを特徴とする請求項1に記載のFD装置。
- 前記第1の伝達機構は、前記FDの外周にギアを設けたギア連結機構による回転駆動を利用することを特徴とする請求項2に記載のFD装置。
- 前記第1の伝達機構は、前記FDの外周を摩擦車とする摩擦車連結機構による回転駆動を利用することを特徴とする請求項2に記載のFD装置。
- 前記FDに着脱可能な前記光学フィルターは、該光学フィルターが該FDに装着された状態において、該光学フィルターの外形と前記回転駆動用の部材とが連結され、該連結を利用して該FDを回転させることが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のFD装置。
- 前記FDに着脱可能な前記光学フィルターは、該光学フィルターが該FDに装着された状態において、該光学フィルターの外形が該FDの外周に対して径方向に凹形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のFD装置。
- 前記回転駆動用の部材が前記FDの周方向に2個以上配されるとともに、全ての該回転駆動用の部材には第2の伝達機構を介して前記アクチュエーターの駆動力が伝達され、該2個以上の回転駆動用の部材のうち少なくとも1個が該FDの外周との連結を保つことで該FDを回転駆動させることを特徴とする請求項6に記載のFD装置。
- 前記第2の伝達機構は、ベルト連結機構であることを特徴とする請求項7に記載のFD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018141966A JP2020020839A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | フィルターディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018141966A JP2020020839A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | フィルターディスク装置 |
Publications (1)
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JP2020020839A true JP2020020839A (ja) | 2020-02-06 |
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Family Applications (1)
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JP2018141966A Pending JP2020020839A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | フィルターディスク装置 |
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JP (1) | JP2020020839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112021000973T5 (de) | 2020-02-10 | 2022-12-08 | Kyb Corporation | Federführung und Aufhängungsvorrichtung |
-
2018
- 2018-07-30 JP JP2018141966A patent/JP2020020839A/ja active Pending
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DE112021000973T5 (de) | 2020-02-10 | 2022-12-08 | Kyb Corporation | Federführung und Aufhängungsvorrichtung |
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