JP2020020176A - アンカーの選定方法、アンカー施工方法、及び、アンカー施工現場の定着層分布3次元モデル - Google Patents
アンカーの選定方法、アンカー施工方法、及び、アンカー施工現場の定着層分布3次元モデル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020020176A JP2020020176A JP2018145255A JP2018145255A JP2020020176A JP 2020020176 A JP2020020176 A JP 2020020176A JP 2018145255 A JP2018145255 A JP 2018145255A JP 2018145255 A JP2018145255 A JP 2018145255A JP 2020020176 A JP2020020176 A JP 2020020176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- anchor construction
- construction
- construction position
- rock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
Description
従来、アンカー施工現場においてアンカー施工を行う場合、アンカー施工前に、事前に、アンカー施工現場の地盤において定着層となる岩盤の位置をボーリング調査して、当該定着層の位置に応じて使用するアンカーの諸元(アンカーの種類、アンカーの長さ等)を選定し、アンカー施工現場において任意に決められた各アンカー施工位置に、選定したアンカーを使用するようにしている。
また、アンカー施工現場において任意に決められた各アンカー施工位置のすべての位置においてボーリング調査を行なうことも考えられるが、多数の各アンカー施工位置のすべての位置においてボーリング調査を行なうことは、ボーリング調査にかかるコストが膨大になり、現実的ではない。また、例えば、崩落地のようなアンカー施工現場では、ボーリング調査を実施することが困難である。
本発明は、上述した課題を解消すべく、アンカー施工現場において任意に決められた各アンカー施工位置毎に適したアンカーの諸元を、正確、かつ、安価に選定できるようにしたアンカーの選定方法等を提供するものである。
また、土砂厚が所定値以下のアンカー施工位置において、削岩機で地盤を掘削した際の振動状況に応じて地盤が定着層となる岩盤であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したので、当該アンカー施工位置の地盤が定着層であるか否かを判定できるようになって、当該アンカー施工位置毎に適したアンカーの諸元を、正確に選定できるようになり、適切なアンカー施工を実施できるようになる。
また、土砂厚が所定値以下のアンカー施工位置において、削岩機として振動センサー付きの削岩機を用い、当該振動センサー付きの削岩機で地盤を掘削した際に振動センサーにより検出された振動波形に基づいて、地盤が定着層となる岩盤であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したので、当該アンカー施工位置の地盤が定着層であるか否かを、より正確に判定できるようになって、当該アンカー施工位置毎に適したアンカーの諸元を、より正確に選定できるようになり、より適切なアンカー施工を実施できるようになる。
また、上述した測定結果に基づいて作成されたアンカー施工現場における定着層分布3次元モデルに基づいて、あるいは、測定結果及び判定結果に基づいて作成されたアンカー施工現場の定着層分布3次元モデルに基づいて、アンカー施工位置を追加するか否かを検証するとともにアンカー施工位置を追加する場合に当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したので、適切なアンカー施工を実施できるようになる。
また、本発明に係るアンカー施工方法は、上述したアンカーの選定方法により選定されたアンカーを該当するアンカー施工位置に施工したので、適切なアンカー施工を実施できるようになる。
また、本発明に係るアンカー施工現場の定着層分布3次元モデルは、上述した測定結果に基づいて、又は、上述した測定結果及び判定結果に基づいて作成されたので、当該定着層分布3次元モデルに基づいて、アンカー施工位置毎に適したアンカーの諸元を、より正確に選定できるようになるとともに、アンカー施工位置を追加するか否かの検証を行うことも可能となり、このようにアンカー施工位置を追加する場合においても当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を正確に選定できるようになる。
実施形態1に係るアンカーの選定方法は、図2に示すように、アンカー施工現場10において任意に決められた各アンカー施工位置11,11…毎に施工されるアンカー12の諸元(アンカーの種類、アンカーの長さ等)を選定する方法であって、図1に示すように、土砂厚測定ステップ1と、定着層判定ステップ2と、定着層分布3次元モデル作成ステップ3と、アンカー選定ステップ4とを備える。
アンカー施工現場10において実施されるアンカー施工は、例えばアンカー施工現場10に恒久的な安全化対策として実施する密着型安定ネット工において、アンカー施工現場10に設定された多数のアンカー施工位置11,11…に、図5に示すように、アンカー12を施工(打設)する工事を言う。
密着型安定ネット工は、斜面崩壊を抑止するために、斜面に設定された複数のアンカー施工位置11,11…にアンカー12を施工するとともに、これらアンカー12,12…の頭部同士をワイヤーロープ13で連結させて構造物としてのワイヤーネット体を構築する工事を言う。
図5に示すように、定着層15となる岩盤に設置されたアンカー12は、定着層15に埋め込まれた鉄筋等の引張材と、セメントペーストやセメントモルタル等の定着材の注入によって引張材の少なくとも先端部に形成されるアンカー体と、地表面に露出して構造物に連結されるアンカー頭部とを備えた構成である。
当該アンカー12を施工した密着型安定ネット工によれば、アンカー頭部に連結された構造物としてのワイヤーネット体からの力が、引張力として引張材に伝達され、引張材を介してアンカー体に伝達され、アンカー体を介して定着層15に伝達されることにより、斜面崩壊抑止効果が得られる。
各アンカー施工位置11,11…は、例えば、図2に示すように、アンカー施工現場10を上方から見た場合に、平面視において、格子の交点に決められる。互いに隣り合うアンカー施工位置11,11間の距離は、例えば、数十cm〜数m程度に設定される。
測定棒16は、例えば、先端が尖った、長さ1.5m、直径1.3cmの鉄製の丸棒又は角棒を用いる。例えば、棒の延長方向に沿って棒の先端17からの長さを示す目盛が設けられた測定棒16を用いることが好ましい。
即ち、各アンカー施工位置11,11…において、測定棒16の先端17が地中18の岩部19に衝突するまで測定棒16を挿入することにより、各アンカー施工位置11,11…の地表面20から地中18の岩部19までの長さである土砂厚tを測定する。
測定棒16は、土砂厚tを正確に測定できるように、各アンカー施工位置11,11…の地表面20である斜面に対して直交する方向に挿入することが好ましい。
一方、実施形態1では、アンカー施工位置11,11…毎に、測定棒16を挿入して、各アンカー施工位置11,11…毎の土砂厚tを測定するため、アンカー施工位置11,11…毎の定着層15の位置を、安価に、簡単かつ正確に知ることができるようになる。
例えば、土砂厚測定ステップ1において、例えば長さ1.5mの測定棒16の先端17が岩部19に衝突した場合、即ち、土砂厚tが例えば1.5m以下のアンカー施工位置11において、振動センサー21付きの削岩機22を用いて地盤を掘削する。
尚、各アンカー施工位置11,11…において、土砂厚測定を終了した後は、削岩機22を用いて地盤を掘削する。そして、土砂厚tが所定値以下のアンカー施工位置11においては、振動センサー21付きの削岩機22を用いて地盤を掘削する。この場合、掘削開始時から削岩機22に振動センサー21を取付けて掘削作業を行ってもよいし、岩部19近くまで削岩機22に振動センサー21を付けないで掘削作業を行ない、削岩機22の先端(削岩ビット)23が岩部19近くまで到達してから、削岩機22に振動センサー21を取付けて掘削作業を続けるようにしてもよい。
そして、削岩機22の先端23がアンカー施工位置11下の岩部19を削孔中に振動センサー21により検出される振動波形に基づいて、当該岩部19が、定着層15となる岩盤であるか否かを判定する。
即ち、削岩機22の先端23がアンカー施工位置11下の岩部19を削孔中に振動センサー21により検出される振動波形に基づいて、アンカー施工位置11下の所定深度1.5m以下の位置に定着層15が存在するか否かを判定する。
つまり、削岩機22の先端23が岩部19を削孔中に振動センサー21により検出される振動波形の振幅値により、その岩部19の強度を判定し、当該岩部19が定着層15となる岩盤であるか否かを判定する。
例えば、削岩機22の先端23が岩部19を削孔中に振動センサー21により検出される振動波形の振幅値が所定値よりも小さければ、その岩部19は、定着層15となる強固な岩盤であると判定する。
また、削岩機22の先端23が岩部19を削孔中に振動センサー21により検出される振動波形の振幅値が所定値よりも大きければ、その岩部19は、定着層15とはならない転石や割岩であると判定したり、定着層15とはならない軟弱な岩盤等であると判定する。
このように、定着層判定ステップ2では、振動センサー21付きの削岩機22を用いて削岩機22の先端23が岩部19を削孔中に振動センサー21により検出された振動波形に基づいて、アンカー施工位置11下に、定着層15が存在するか否かを判定する。即ち、振動波形を目視確認することで、アンカー施工位置11下に、定着層15が存在するか否かの判定を行うことができるので、定量的な正確な判定を行うことが可能となる。
定着層分布3次元モデル作成ステップ3は、例えば、コンピュータと、当該コンピュータとの協働により定着層分布3次元モデルを作成する定着層分布3次元モデル作成処理プログラムとを備えた定着層分布3次元モデル作成手段により、実行される。
つまり、入力手段を介してコンピュータに上述した測定結果及び判定結果を入力することによって、定着層分布3次元モデル作成処理プログラムが、当該入力された測定結果及び判定結果に基づいて、アンカー施工現場10の定着層分布3次元モデルを作成する。
そして、定着層分布3次元モデル作成手段により、定着層分布3次元モデルの画像や数値データを、コンピュータの表示手段に表示したり、プリンター等の出力手段に出力することができる。
アンカー選定ステップ4は、例えば、コンピュータと、各土砂厚範囲と当該土砂厚範囲に適したアンカー12の諸元とが対応付けされた土砂厚−アンカー関連付けデータと、コンピュータとの協働によりアンカー12の諸元を選定するアンカー選定処理プログラムとを備えたアンカー選定手段により、実行される。
つまり、アンカー選定処理プログラムが、入力手段を介してコンピュータに入力された上述した測定結果及び判定結果と、土砂厚−アンカー関連付けデータとを照合し、各アンカー施工位置11,11…毎に使用するアンカー12の最適な諸元を選定する。
そして、アンカー選定手段により、各アンカー施工位置11,11…とアンカー12の諸元とが対応付けされた関連表やアンカー施工位置11,11…毎のアンカーの諸元等を、コンピュータの表示手段に表示したり、プリンター等の出力手段に出力することができる。
即ち、土砂厚測定ステップ1での測定結果である土砂厚tが30cm以下であり、定着層判定ステップ2での判定結果が定着層であると判定されたアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、全長1mの岩部用セメントアンカーが選定される。
また、土砂厚測定ステップ1での測定結果である土砂厚tが30cmより厚くて50cm以下であり、定着層判定ステップ2での判定結果が定着層であると判定されたアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、全長1.5mの岩部用セメントアンカーが選定される。
また、土砂厚測定ステップ1での測定結果である土砂厚tが50cmより厚くて100cm以下であり、定着層判定ステップ2での判定結果が定着層であると判定されたアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、全長1.5mの土被り部用セメントアンカーが選定される。
また、土砂厚測定ステップ1での測定結果である土砂厚tが100cmより厚くて150cm以下であり、定着層判定ステップ2での判定結果が定着層であると判定されたアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、全長2mの土被り部用セメントアンカーが選定される。
また、土砂厚測定ステップ1での測定結果である土砂厚tが150cmより厚いアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、土砂部用アンカーが選定される。
また、定着層判定ステップ2での判定結果が定着層15ではないと判定されたアンカー施工位置11に使用するアンカー12として、土砂部用アンカーが選定される。
土被り部用セメントアンカーは、土砂厚tが比較的厚い場所(例えば土砂厚tが50cmを超える場所)に用いられるため、アンカー施工位置11の表層部に筒状のスウィングと呼ばれる部品を設置することで、アンカーの軸方向以外の方向(以下、横方向という)からの荷重に対しアンカーの変位を抑えることができるように構成されたアンカーである。
岩部用セメントアンカーは、土砂厚tが比較的薄い場所(例えば土砂厚tが50cm以下の場所)に用いられ、横方向からの荷重に対するアンカーの変位は小さいため、スウィングを備えない構成である。
土砂部用のアンカーは、土砂層に埋め込まれて定着層15に定着させないアンカーであるため、スウィングやクロスウィングにより、横方向からの荷重に対しアンカーの変位を抑えることができるように構成されたアンカーである。
クロスウィング付きの土砂部用のアンカーは、クロスウィングが取付けられたアンカー本体をエアーパンチャーを用いて土砂層に打ち込む。その後、アンカー頭部にワイヤーロープ等の構造物を連結する。
そして、各アンカー施工位置11,11…毎に選定されたアンカー12を、該当するアンカー施工位置11に施工することにより、適切、かつ、確実なアンカー施工を実施できるようになる。
また、アンカー施工現場10を複数の施工区域に分割して、施工区域毎にアンカー施工する場合において、施工後の施工区域の定着層分布3次元モデル及びアンカー選定結果のデータを、次に施工する施工区域の施工時において、参考として利用することが可能となる。
また、アンカー施工現場10が、地震や地滑り等により発生した大規模な崩壊斜面の場合には、崩壊する前の地質データを、定着層分布3次元モデルのデータにより、修正することが可能となる。
実施形態1での測定結果及び判定結果に基づいて作成されたアンカー施工現場10における定着層分布3次元モデルに基づいて、施工管理者が、アンカー施工位置11を追加するか否かを検証する。
当該検証により、アンカー施工位置11の追加が必要とされ、アンカー施工位置11を追加する場合には、当該追加するアンカー施工位置11に使用するアンカー12の諸元を選定する。
追加するアンカー施工位置11での土砂厚の測定及び定着層か否かの判定を行った後に、アンカー選定手段によるアンカー選定処理を実行して、当該追加するアンカー施工位置11に使用するアンカー12の諸元を選定する。
あるいは、追加するアンカー施工位置11での土砂厚の測定及び定着層か否かの判定を行なわずに、当該追加するアンカー施工位置11の近傍のアンカー施工位置11での測定結果及び判定結果から所定のアルゴリズムで当該追加するアンカー施工位置11での土砂厚及び定着層判定を推測する処理プログラムを用い、当該処理プログラムで推測した当該追加するアンカー施工位置11での土砂厚及び定着層判定に基づいて、当該追加するアンカー施工位置11に使用するアンカー12の諸元を選定する。
あるいは、追加するアンカー施工位置11での土砂厚の測定及び定着層か否かの判定を行なわずに、当該追加するアンカー施工位置11の近傍のアンカー施工位置11での測定結果及び判定結果から、人が、経験や知識に基づいて、当該追加するアンカー施工位置11に使用するアンカー12の諸元を選定する。
実施形態1では、コンピュータにより実行される定着層分布3次元モデル作成ステップ3及びアンカー選定ステップ4を備えたアンカーの選定方法を例示したが、人が、土砂厚測定ステップ1での測定結果と定着層判定ステップ2での判定結果と土砂厚−アンカー関連付けデータの内容とを照合することによって、各アンカー施工位置11,11…毎に適したアンカーの諸元を選定するようにしてもよい。例えば、図6に示したような、アンカー選定処理を、人が行なってもよい。
実施形態1では、コンピュータにより実行される定着層分布3次元モデル作成ステップ3を備えたアンカーの選定方法を例示したが、定着層分布3次元モデル作成ステップ3を備えないアンカーの選定方法であってもよい。
即ち、アンカー施工現場10において、任意に決められた多数の各アンカー施工位置11,11…毎に測定棒16を打ち込むことによって各アンカー施工位置11,11…毎の土砂厚tを測定し、当該土砂厚tの測定結果に基づいて、各アンカー施工位置11,11…毎に使用するアンカー12の諸元を選定するようにしてもよい。
例えば、人あるいはコンピュータが、土砂厚測定ステップ1での測定結果と土砂厚−アンカー関連付けデータの内容とを照合することによって、各アンカー施工位置11,11…毎に適したアンカーの諸元を選定するようにしてもよい。
即ち、本発明によるアンカー施工現場10の定着層分布3次元モデル作成方法は、定着層分布3次元モデル作成手段が、実施形態1の土砂厚測定ステップ1での測定結果、及び、定着層判定ステップ2での判定結果を入力して、定着層分布3次元モデル作成処理プログラムで規定されたアルゴニズムにより所定の演算処理を行って、アンカー施工現場10の定着層分布3次元モデルを作成したり、あるいは、定着層分布3次元モデル作成手段が、実施形態1の土砂厚測定ステップ1での測定結果を入力して、定着層分布3次元モデル作成処理プログラムで規定されたアルゴニズムにより所定の演算処理を行って、アンカー施工現場10の定着層分布3次元モデルを作成する。
このように、本発明では、上述した測定結果及び判定結果に基づいて、又は、上述した測定結果に基づいて、アンカー施工現場10の定着層分布3次元モデルを作成したので、当該定着層分布3次元モデルに基づいて、アンカー施工位置11,11…毎に適したアンカー12の諸元を正確に選定できるようになるとともに、実施形態2で説明したように、アンカー施工位置11を追加するか否かの検証を行うこともできるようになり、このようにアンカー施工位置11を追加する場合においても、当該追加するアンカー施工位置11に使用するアンカー12の諸元を正確に選定できるようになる。
Claims (6)
- アンカー施工現場において、任意に決められた多数の各アンカー施工位置毎に測定棒を挿入することによって各アンカー施工位置毎の土砂厚を測定し、当該土砂厚の測定結果に基づいて、各アンカー施工位置毎に使用するアンカーの諸元を選定したことを特徴するアンカーの選定方法。
- 土砂厚が所定値以下のアンカー施工位置において、削岩機で地盤を掘削した際の振動状況に応じて地盤が定着層となる岩盤であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したことを特徴とする請求項1に記載のアンカーの選定方法。
- 土砂厚が所定値以下のアンカー施工位置において、削岩機として振動センサー付きの削岩機を用い、当該振動センサー付きの削岩機で地盤を掘削した際に振動センサーにより検出された振動波形に基づいて、地盤が定着層となる岩盤であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したことを特徴とする請求項1に記載のアンカーの選定方法。
- 測定結果に基づいて作成されたアンカー施工現場における定着層分布3次元モデルに基づいて、あるいは、測定結果及び判定結果に基づいて作成されたアンカー施工現場の定着層分布3次元モデルに基づいて、アンカー施工位置を追加するか否かを検証するとともにアンカー施工位置を追加する場合に当該アンカー施工位置に使用するアンカーの諸元を選定したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のアンカーの選定方法。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のアンカーの選定方法により選定されたアンカーを該当するアンカー施工位置に施工したことを特徴とするアンカー施工方法。
- 請求項1に記載の測定結果に基づいて、又は、請求項1に記載の測定結果及び請求項2に記載の判定結果に基づいて、又は、請求項1に記載の測定結果及び請求項3に記載の判定結果に基づいて作成されたことを特徴とするアンカー施工現場の定着層分布3次元モデル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018145255A JP7039418B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | アンカーの選定方法、及び、アンカー施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018145255A JP7039418B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | アンカーの選定方法、及び、アンカー施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020020176A true JP2020020176A (ja) | 2020-02-06 |
JP7039418B2 JP7039418B2 (ja) | 2022-03-22 |
Family
ID=69588320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018145255A Active JP7039418B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | アンカーの選定方法、及び、アンカー施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7039418B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115234024A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-10-25 | 敦煌研究院 | 一种柔性加筋体提高根部掏蚀夯土遗址抗震性的方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04353191A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-08 | Maeda Corp | 地質調査装置 |
JPH08144682A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Fudo Constr Co Ltd | トンネル地山探査システム |
JPH11323926A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-26 | Kajima Corp | グランドアンカー定着域の評価方法 |
JP2004197429A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 削岩機の削孔データに基づいた地盤調査方法 |
JP2007303231A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Saka Tec:Kk | 傾斜地の滑り面測定方法及び傾斜地の滑り面測定設備 |
JP3156537U (ja) * | 2009-10-21 | 2010-01-07 | 東京製綱株式会社 | アンカー装置 |
-
2018
- 2018-08-01 JP JP2018145255A patent/JP7039418B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04353191A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-08 | Maeda Corp | 地質調査装置 |
JPH08144682A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Fudo Constr Co Ltd | トンネル地山探査システム |
JPH11323926A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-26 | Kajima Corp | グランドアンカー定着域の評価方法 |
JP2004197429A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 削岩機の削孔データに基づいた地盤調査方法 |
JP2007303231A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Saka Tec:Kk | 傾斜地の滑り面測定方法及び傾斜地の滑り面測定設備 |
JP3156537U (ja) * | 2009-10-21 | 2010-01-07 | 東京製綱株式会社 | アンカー装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115234024A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-10-25 | 敦煌研究院 | 一种柔性加筋体提高根部掏蚀夯土遗址抗震性的方法 |
CN115234024B (zh) * | 2022-07-19 | 2023-08-25 | 敦煌研究院 | 一种柔性加筋体提高根部掏蚀夯土遗址抗震性的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7039418B2 (ja) | 2022-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101487393B (zh) | 隧道易切削锚杆全断面预加固施工方法 | |
JP7311244B2 (ja) | 地盤評価システム及び地盤評価方法 | |
JP6874378B2 (ja) | 支持層到達判定方法及び判定支援システム | |
JP6911356B2 (ja) | 支持層到達判定方法及び判定支援システム | |
CN104929146B (zh) | 一种多层岩溶发育带桩基础工程施工方法 | |
JP6296867B2 (ja) | 層別沈下計の設置方法および層別沈下計測システム | |
CN105019485B (zh) | 一种基坑开挖桩基静载试验检测方法 | |
JP2009174178A (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
JP7039418B2 (ja) | アンカーの選定方法、及び、アンカー施工方法 | |
JP7134750B2 (ja) | 既存杭の調査および補強方法 | |
CN106592654A (zh) | 一种钢管桩垂直度监测方法 | |
JP3099025B2 (ja) | 土留壁の漏水探査方法 | |
Gandhi | Observations on pile design and construction practices in India | |
KR102271237B1 (ko) | 가속도 센서를 이용한 흙막이 공사의 안전성 평가 시스템 및 이를 실행하기 위하여 기록매체에 기록된 컴퓨터 프로그램 | |
Oreste | The stability of the excavation face of shallow civil and mining tunnels | |
JP2011220003A (ja) | 杭の品質管理方法 | |
Tan et al. | Challenges in design and construction of deep excavation for KVMRT in Kuala Lumpur limestone formation | |
Srivastava et al. | Stability analyses of 18 m deep excavation using micro piles | |
JP7332004B2 (ja) | 地盤評価システム及び地盤評価方法 | |
JP7390943B2 (ja) | 地盤評価方法および地盤評価装置 | |
JPH0776840A (ja) | 山留め計算処理支援システム | |
POPA et al. | Back analysis of an embedded retaining wall for a deep excavation in Bucharest | |
Arbanas et al. | Rock mass reinforcement systems in open pit excavations in urban areas | |
Kantheepan et al. | Construction of An Earth Retaining System in the Heart of CBD-A Case Study | |
KR20160128620A (ko) | Smart 가설 흙막이 및 smart 가설 흙막이 시공방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7039418 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |