JP2020019643A - 伸縮式ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

伸縮式ベルトコンベヤ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020019643A
JP2020019643A JP2018146083A JP2018146083A JP2020019643A JP 2020019643 A JP2020019643 A JP 2020019643A JP 2018146083 A JP2018146083 A JP 2018146083A JP 2018146083 A JP2018146083 A JP 2018146083A JP 2020019643 A JP2020019643 A JP 2020019643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
movable
movable pulley
drive
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018146083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6948713B2 (ja
Inventor
幸夫 村松
Yukio Muramatsu
幸夫 村松
昇 生形
Noboru Ubukata
昇 生形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMO GLOBE KK
Original Assignee
COSMO GLOBE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by COSMO GLOBE KK filed Critical COSMO GLOBE KK
Priority to JP2018146083A priority Critical patent/JP6948713B2/ja
Publication of JP2020019643A publication Critical patent/JP2020019643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6948713B2 publication Critical patent/JP6948713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Drives For Endless Conveyors (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】簡単な操作で搬送路の長さを任意に変更したり微調節することができる伸縮式ベルトコンベヤ装置を提供する。【解決手段】ガイドレール15に沿って移動するスライドレール16と、プーリ軸5に回転する従動プーリ6と、従動プーリと対向する駆動軸7に回転する第1駆動プーリ8と、駆動軸を駆動する駆動手段11と、従動プーリと第1駆動プーリ間に掛け回される主搬送ベルト14と、従動プーリの後のスライドレール前端部の第1可動プーリ軸18に回転する第1可動プーリ19と、第1駆動プーリの後に第1可動プーリと対向する第2可動プーリ軸20に回転する第2可動プーリ21と、第1可動プーリと第2可動プーリ間に掛け回される補助搬送ベルト22と、第1可動プーリ及び第2可動プーリと対向する駆動軸に回転する第2駆動プーリ9と、基台に設けた第2駆動プーリ前の補助搬送ベルト22上部回走部22bを押圧する押圧ローラ25を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送路の長さを変更可能とした伸縮式ベルトコンベヤ装置に関する。
搬送路の長さが一定のベルトコンベヤでは、搬送物の受け入れ場所や搬送後の受け渡し場所が変更された場合に、変更された受け入れ場所から搬送物をベルトコンベヤの始端部に移載する作業や、ベルトコンベヤの終端部から受け渡し場所に搬送物を受け渡す作業が煩雑となる。この場合、搬送路の長さの異なる別のベルトコンベヤに交換するなどの必要が生じ、非常に手間がかかる。
このような問題を解消するために、例えば特許文献1に記載されているような伸縮式ベルトコンベヤが提供されている。この伸縮式ベルトコンベヤは、アウタケースとインナケースとからなる伸縮可能なベルト支持台と、アウタケースの後端部とインナケースの前端部とに設けられた1対のローラと、両ローラに巻回されたベルトと、このベルトがほぼZ字状をなして周回するように、インナケースの後端部とアウタケースの前端部とに設けられた2個のテンションローラと、アウタケースとインナケース間に設けられ、インナケースを伸長または縮退させることにより、ベルト支持台を伸縮させるシリンダとを備え、シリンダを作動させてベルト支持台を伸縮させることにより、ベルトの搬送路の長さを変更しうるようにしたものである。
特開2001−10711号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、前記特許文献1に記載されている伸縮式ベルトコンベヤにおいては、ベルトに伸縮代を持たせるために多数のローラを配して複雑な折り返し部を構成しているため、伸縮したベルトに適正なテンションを生じさせることが難しく、搬送路の長さを変更する作業が煩雑となるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単な操作で搬送路の長さを任意に変更したり微調節することができるようにした伸縮式ベルトコンベヤ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置は、
基台の上面のガイドレールに沿って前後方向に移動可能なスライドレールと、前記基台の前端部に設けられ、左右方向を向くプーリ軸回りに回転する従動プーリと、前記従動プーリと対向するように前記基台の後端部に設けられ、左右方向を向く駆動軸回りに回転する第1駆動プーリと、前記駆動軸を駆動する駆動手段と、前記従動プーリと前記第1駆動プーリ間に掛け回され回走する主搬送ベルトと、前記従動プーリよりも後方に位置するように前記スライドレールの前端部に設けられ、左右方向を向く第1可動プーリ軸回りに回転する第1可動プーリと、前記第1駆動プーリよりも後方において前記第1可動プーリと対向するように前記スライドレールの後端部に設けられ、左右方向を向く第2可動プーリ軸回りに回転する第2可動プーリと、前記第1可動プーリと前記第2可動プーリ間に掛け回され回走する補助搬送ベルトと、前記第1可動プーリ及び前記第2可動プーリと対向するように前記駆動軸回りに回転する第2駆動プーリと、前記基台に設けられ、前記第2駆動プーリの前方において前記補助搬送ベルトの上部回走部を下方に押圧する押圧ローラと、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、スライドレールを前後方向に移動させるだけの簡単な操作で、第1、第2可動プーリに掛け回された補助搬送ベルトが前後方向に移動し、第2駆動プーリと第2可動プーリ間を回走する補助搬送ベルトの上部回走部の長さが変更されるので、ベルトコンベヤ装置全体の搬送路の長さを容易に変更することができる。また、スライドレールの移動量を変えるだけで、搬送路の長さを任意に変更したり無段階に微調節することが容易にできる。
前記第1駆動プーリと前記第2駆動プーリの直径を略等しくしたことを特徴としている。
この特徴によれば、主搬送ベルトと補助搬送ベルトの回走速度が等しくなるので、補助搬送ベルトに移載された搬送物を主搬送ベルトに等速で移送することができる。
前記第1駆動プーリと前記第2駆動プーリは、互いに重合または近接して前記駆動軸に嵌合されていることを特徴としている。
この特徴によれば、主搬送ベルトと補助搬送ベルトは互いに近接して回走駆動されるので、補助搬送ベルトに移載された搬送物を落下させることなく主搬送ベルトに円滑に移送することができる。
前記従動プーリ、前記第1、第2駆動プーリ及び前記第1、第2可動プーリを歯付プーリとするとともに、前記主搬送ベルト及び前記補助搬送ベルトを歯付ベルトとしたことを特徴としている。
この特徴によれば、歯付ベルトは歯付プーリに噛合した状態で回送し、滑りが発生しないので、主搬送ベルト及び補助搬送ベルトを駆動手段により確実に回走駆動することができる。
本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置の実施例の斜視図である。 同じく側面図である。 同じく平面図である。 同じく搬送路を延長したときの斜視図である。 同じく搬送路を延長したときの側面図である。 本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置をウェーハ剥離装置に適用し、剥離されたウェーハを搬送する例を示す側面図である。
本発明の実施形態を、実施例及び図面に基づいて以下に説明する。
図1は、搬送路の長さ変更前における本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置の実施例の斜視図、図2は同じく側面図、図3は同じく平面図を示す。なお、以下においては、搬送物Wの搬送方向である図1の左下方及び図2の左方を前方として説明する。本実施例の伸縮式ベルトコンベヤ装置(以下ベルトコンベヤ装置と略称する)1は、床面等に4本の脚柱2により支持された前後方向を向く基台3を有し、基台3の前端部と後端部寄りの上面には、互いに対向する左右1対ずつの略L字形状のプーリ支持ブラケット4、4の水平片4a、4aが固定されている。
前端部のプーリ支持ブラケット4、4の上向片4b、4bには、左右方向を向くプーリ軸5の両端部が回転不能に嵌合されている。プーリ軸5の両端部には、左右1対の従動プーリ6、6が回転自在に嵌合されている。なお、プーリ軸5の両端部を左右のプーリ支持ブラケット4により回転自在に枢支し、両従動プーリ6をプーリ軸5に回転不能に嵌合してもよい。
後端部寄りのプーリ支持ブラケット4、4の上向片4b、4bには、左右方向を向く駆動軸7の両端部が回転自在に枢支されている。駆動軸7の両端部には、内側に位置する左右1対の第1駆動プーリ8、8と、外側に位置する左右1対の第2駆動プーリ9、9とが、互いに重合または近接するようにして、かつ同期して回転するように固嵌されている。駆動軸7の中間部には、駆動軸7及び第1駆動プーリ8、第2駆動プーリ9を後述する駆動モータ11により回転させるための主駆動プーリ10が相対回転不能に嵌合されている。
従動プーリ6、第1駆動プーリ8、及び第2駆動プーリ9の直径は等しく、かつ従動プーリ6、6と第1駆動プーリ8、8同士は互いに前後に対向している。なお、従動プーリ6、第1駆動プーリ8及び第2駆動プーリ9には、歯付プーリが用いられている。
基台3の後端部の上面には、減速機付きの駆動モータ11が固定され、その左方に突出する回転軸に取り付けられたモータプーリ12と主駆動プーリ10との間には、駆動ベルト13が掛け回されている。なお、駆動モータ11の駆動力を駆動軸7に確実に伝達するために、主駆動プーリ10とモータプーリ12には、歯付プーリが、駆動ベルト13には歯付ベルトが使用されている。本実施例では、駆動モータ11を作動させた際、第1駆動プーリ8及び第2駆動プーリ9は、側面視反時計方向に回転するようにしてある。なお、主駆動プーリ10、駆動モータ11及び駆動ベルト13により、本発明の駆動手段が構成されている。第1駆動プーリ8と第2駆動プーリ9は、共通の駆動軸7に取り付けられているので、単一の駆動手段のみで、第1駆動プーリ8、第2駆動プーリ9、及び後述する主搬送ベルト14と補助搬送ベルト22を同時に駆動することができる。
左右の従動プーリ6、6及びそれと対向する第1駆動プーリ8、8間には、無端回走する左右1対の主搬送ベルト14、14が掛け回され、この主搬送ベルト14、14は、それらの上部回走部14aが前方に向かって同期して回走するように、第1駆動プーリ8、8によって駆動される。なお、主搬送ベルト14には、従動プーリ6及び第1駆動プーリ8の歯と噛合する歯付ベルトが用いられている。
基台3の左右両端部の上面には、前後寸法を基台3のそれよりも若干長寸とした前後方向を向く左右1対のガイドレール15、15が、前後のプーリ支持ブラケット4の水平片4aを挟んで固定されている。なお、本実施例では、左右のガイドレール15、15を基台3と別体としてあるが、基板3の上面に一体的に形成されたものであってもよい。左右のガイドレール15、15には、スライドレール16、16が、左右の従動プーリ6及び第2駆動プーリ9の外側に位置するようにして、前後方向に移動可能に嵌合されている。なお、両スライドレール16は、図示しないストッパにより図1及び図2に示す前限位置で停止されるようになっている。
左右のスライドレール16、16の両端部の上面には、前後1対ずつのプーリ支持ブラケット4、4の水平片4a、4aが固定されている。後部側の左右のプーリ支持ブラケット4、4の水平片4a、4a同士は、左右方向を向く連結部材17により連結され、左右のスライドレール16、16は前後方向に同期して移動するように構成されている。
両スライドレール16に固定した前部側の左右1対のプーリ支持ブラケット4、4の上向片4b、4bには、スライドレール16と共に前後方向に移動する左右方向を向く第1可動プーリ軸18の両端部が回転不能に嵌合されている。この第1可動プーリ軸18は、主搬送ベルト14の上下の回走部間に位置している。第1可動プーリ軸18の両端部には、スライドレール16と共に前後方向に移動する第1可動プーリ19、19が、左右の従動プーリ6の外方に位置するように回転自在に嵌合されている。第1可動プーリ19の直径は、従動プーリ6の直径よりも若干小径とされている。なお、第1可動プーリ軸18の両端部を左右のプーリ支持ブラケット4により回転自在に枢支し、両第1可動プーリ19を第1可動プーリ軸18に回転不能に嵌合してもよい。
スライドレール16に固定した後部側の左右1対のプーリ支持ブラケット4、4の上向片4b、4bには、スライドレール16と共に前後方向に移動する左右方向を向く第2可動プーリ軸20の両端部が回転不能に嵌合されている。第2可動プーリ軸20の両端部には、スライドレール16と共に前後方向に移動する第2可動プーリ21、21が、第2駆動プーリ9、9と対向するようにして回転自在に嵌合されている。第1可動プーリ19と第2可動プーリ21には、歯付プーリが用いられている。なお、第2可動プーリ軸20の両端部を左右のプーリ支持ブラケット4により回転自在に枢支し、両第2可動プーリ21を第2可動プーリ軸20に回転不能に嵌合してもよい。
第2可動プーリ21の直径は、第2駆動プーリ9の直径よりも若干大径とされ、第2可動プーリ21に掛け回される後述の補助搬送ベルト22の下部回走部22aが第2駆動プーリ9の下方を走行するように構成されている。
左右の第1可動プーリ19、19と第2可動プーリ21、21間には、ベルトコンベヤ装置1の搬送路の長さを変更可能な左右1対の補助搬送ベルト22、22が掛け回されている。なお、補助搬送ベルト22には、第2駆動プーリ9、第1可動プーリ19及び第2可動プーリ21の歯と噛合する歯付ベルトが用いられている。第2駆動プーリ9により補助搬送ベルト22が回走駆動されるように、補助搬送ベルト22の上部回走部22bの下面の歯は、第2駆動プーリ9の上部の歯と噛合している。
また、第2可動プーリ21の上面の高さは、第2駆動プーリ9の上面の高さと等しくしてあることで、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間の補助搬送ベルト22の上部回走部22bは水平をなすとともに、主搬送ベルト14の上部回走部14aと同一平面に整合されており、上部回走部22bに載置された搬送物Wが主搬送ベルト14の上部回走部14aに円滑に移送されるようになっている。ベルトコンベヤ装置1の搬送路の全体の長さは、主搬送ベルト14の上部回走部14aの長さに、第2駆動プーリ9から第2可動プーリ21までの補助搬送ベルト22の上部回走部22bの長さを加えた長さとなる。なお、第1駆動プーリ8と第2駆動プーリ9は同じ駆動モータ11によって駆動され、またこれらの直径は等しいため、主搬送ベルト14と補助搬送ベルト22は同期して同じ方向且つ同じ速度で回走する。
駆動軸7のやや前方の基台3の上面に固定されたローラ支持部材23には、左右方向を向くローラ支持軸24が貫通して固着され、このローラ支持軸24の両端部には、第2駆動プーリ9のやや前方において、左右の補助搬送ベルト22の上部回走部22bの上面を下方に押圧する押圧ローラ25、25が回転自在に嵌合されている。ローラ支持軸は24は、ローラ支持部材23の内部に設けた付勢手段(図示略)により常時下方に付勢されている。
押圧ローラ25は、補助搬送ベルト22に張力を付与する作用と、第2駆動プーリ9の歯に対する補助搬送ベルト22の歯の噛み合い数を増やす作用とを有している。これらの作用により、第2駆動プーリ9の回転駆動力が補助搬送ベルト22に確実に伝達され、滑り止めされて回走されるようになる。なお、第1駆動プーリ8と第2駆動プーリ9は、左右に重合または近接して同じ駆動軸7に枢支されているので、第1駆動プーリ8に掛け回されている部分の主搬送ベルト14の上部回走部14aと、第2駆動プーリ9に圧接している部分の補助搬送ベルト22の上部回走部22bとは、これら第1駆動プーリ8及び第2駆動プーリ9の上方にて若干前後方向にオーバーラップしており、すなわち主搬送ベルト14の上部回走部14aと補助搬送ベルト22の上部回走部22bとによって、本実施例に係るベルトコンベヤ装置1全体の搬送路が形成されている。従って、補助搬送ベルト22の上部回走部22bに載置された搬送物Wを、主搬送ベルト14の上部回走部14aに支障なく連続して移送することができる。
次に、図4及び図5を参照して、ベルトコンベヤ装置1の搬送路の長さを変更する際の操作要領について説明する。図1〜図3の状態からベルトコンベヤ装置1全体の搬送路を長くする場合は、スライドレール16、16を基台3に固定されたガイドレール15、15に対し、後方の任意の位置まで同時にスライドさせる。なお、スライドレール16、16を任意の位置で停止させておくために、例えば両スライドレール16の側面に図4の2点鎖線で示すようなねじ付き固定つまみ26、26を取付け、ねじの先端をガイドレール15の側面に押し当てて停止させるようにしてもよい。
スライドレール16を後方に移動させると、それに取付けられている第1可動プーリ19、19と第2可動プーリ21、21、及びそれらに掛け回されている補助搬送ベルト22、22が、スライドレール16に追従して後方に移動する。この際、第2駆動プーリ9に圧接している補助搬送ベルト22の上部回走部22bは、駆動モータ11等、駆動手段の回転抵抗によって殆ど移動せず、下部回走部22aのみが後方に移動する。これにより、第2駆動プーリ9と第1可動プーリ19との間を回走する補助搬送ベルト22の長さが短くなり、その短くなった分だけ、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21との間を回走する補助搬送ベルト22の長さが長くなる。従って、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間における補助搬送ベルト22の上部回走部22bの長さが長くなり、すなわちベルトコンベヤ装置1全体の搬送路の長さが後方に延長される。
なお、第1可動プーリ19及び第2可動プーリ21は駆動力に従い自由に回転するので、スライドレール16の移動及び搬送路の長さの変更は、駆動モータ11により第2駆動プーリ9を回転させた状態でも行うことができる。後方に移動させたスライドレール16を前方に移動させると、上記とは反対に、第1可動プーリ19及び第2可動プーリ21が時計方向に回転することにより、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間の補助搬送ベルト22の上部回走部22bの長さは短くなる。
ベルトコンベヤ装置1全体の搬送路の長さが後方に延長されると、搬送路の始点となる搬送物Wの載置位置を後方に移動させることができ、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間の補助搬送ベルト22の上部回走部22bに載置された搬送物Wは、補助搬送ベルト22と等速で回走する主搬送ベルト14の上部回走部14aに移送されて前方に搬送される。なお、このようにベルトコンベヤ装置1全体の搬送路の長さを延長しても、搬送路の終点となる搬送物Wの回収位置は変更されずに所定位置に維持されている。
このように、スライドレール16を後方に移動させるだけの簡単な操作で、ベルトコンベヤ装置1全体の搬送路の長さを後方に延長することができるので、搬送物Wの受け入れ場所が後方に変更された場合でも速やかに対応することができる。しかも、スライドレール16の移動量を変えるだけで、ベルトコンベヤ装置1全体の搬送路の長さを任意に変更したり無段階に微調節することが容易にできる。
搬送物Wの受け入れ場所が後方に変更される実施態様の一例として、図6は、本実施例のベルトコンベヤ装置1を搬送物Wの受け入れ元であるウェーハ剥離装置27の前方に設置し、ウェーハ剥離装置27により1枚ずつ剥離されるウェーハ(搬送物)Wを前方に搬送する例を示している。ウェーハ剥離装置27は、図示しない移動手段により、ワーク支持台28に載置されたウェーハWに向かって図示左右に往復移動させられる移動部材29と、移動部材29に設けられたロッドレスシリンダ等の昇降手段30と、昇降手段30により昇降させられ、下降時に最前部のウェーハWの端面を吸着し、上昇時にウェーハWを剥離する剥離アーム31及びその下端部に設けられた吸着パッド32とを備え、ベルトコンベヤ装置1のスライドレール16は、移動手段に連係され、移動部材29と連動して後方に移動するように構成されている。特に図示しないが、左右のスライドレール16、16の後端を連結する連結部材17と、ウェーハ剥離装置27の移動部材29に取り付けられた接続部材(図示略)とが接続されており、ウェーハWを一枚ずつ剥離するごとに後方に移動する移動部材29に連動して、ベルトコンベヤ装置1のスライドレール16が後方に移動するようになっている。すなわち本発明のベルトコンベヤ装置1の連結部材17は、搬送物Wの受け入れ元に接続される接続部として構成されている。
吸着パッド32により吸着されて剥離されたウェーハWは、剥離アーム31が前方に回動することにより、受け渡しシリンダ33の伸縮ロッド33aの先端の吸着パッド34により吸着され、ベルトコンベヤ装置1における第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間の補助搬送ベルト22の上部回走部22bに移載される。
移動部材29を含む剥離装置全体及び受け渡しシリンダ33は、剥離されたウェーハWが1枚ずつベルトコンベヤ装置1に移載される度毎に、ウェーハWの厚さ分だけ、移動手段による受け渡し位置が後方に漸次移動されるので、ワーク支持台28上のウェーハWの枚数が徐々に少なくなると、受け渡しシリンダ33に吸着されたウェーハWを搬送路の後端部に移載することができなくなる。しかし、本実施例のベルトコンベヤ装置1のスライドレール16は、移動部材29の移動に連動して後方に移動させられ、図3及び図4に示すように、第2駆動プーリ9と第2可動プーリ21間の補助搬送ベルト22の上部回走部22bが後方に延長されるので、ワーク支持台28上のウェーハWの枚数が少なくなっても、剥離されたウェーハWを支障なく上部回走部22bに移載することができる。
以上、本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置を実施例に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、次のような種々の変形や変更があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、補助搬送ベルト22を主搬送ベルト14の外側を回走するものとしたが、主搬送ベルト14の内側を回送するようにしてもよい。
また、前記実施例では、駆動軸7を駆動モータ11と駆動ベルト13等からなる駆動手段により駆動するようにしたが、左右いずれか一方に突出させた駆動軸7に減速機付きの駆動モータを連結し、駆動モータにより駆動軸7を直接駆動するようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、全てのプーリを歯付プーリとするとともに、主搬送ベルト14及び補助搬送ベルト22を歯付ベルトとしたが、V溝付きのプーリ及びVベルトを用いたり、通常の平プーリ及び平ベルトを用いることもできる。
また、前記実施例では、搬送物Wは、補助搬送ベルト22の上部回走部22bに載置され搬送された後、主搬送ベルト14の上部回走部14aに移送されて搬送されるように構成することで、搬送物Wが、伸縮式ベルトコンベヤ装置1に載置される受け入れ場所を前後方向に調整したいたが、これに限らず例えば、駆動モータ11による主搬送ベルト14及び補助搬送ベルト22の駆動方向を本実施例と反対方向とすれば、搬送物Wは、主搬送ベルト14の上部回走部14aに載置され搬送された後、補助搬送ベルト22の上部回走部22bに移送されて搬送されるようにしてもよい。このようにすることで、搬送物Wが搬送された後の受け渡し場所を前後方向に調整することができる。更に、本発明の伸縮式ベルトコンベヤ装置は、受け入れ及び受け渡し場所が変更されるあらゆる搬送物の搬送にも使用することができることは言うまでもない。
1 伸縮式ベルトコンベヤ装置
2 脚柱
3 基台
4 プーリ支持ブラケット
4a 水平片
4b 上向片
5 プーリ軸
6 従動プーリ
7 駆動軸
8 第1駆動プーリ
9 第2駆動プーリ
10 主駆動プーリ
11 駆動モータ
12 モータプーリ
13 駆動ベルト
14 主搬送ベルト
14a 上部回走部
15 ガイドレール
16 スライドレール
17 連結部材
18 第1可動プーリ軸
19 第1可動プーリ
20 第2可動プーリ軸
21 第2可動プーリ
22 補助搬送ベルト
22a 下部回走部
22b 上部回走部
23 ローラ支持部材
24 ローラ支持軸
25 押圧ローラ
26 固定つまみ
27 ウェーハ剥離装置
28 ワーク支持台
29 移動部材
30 昇降手段
31 剥離アーム
32 吸着パッド
33 受け渡しシリンダ
33a 伸縮ロッド
34 吸着パッド
W 搬送物

Claims (4)

  1. 基台の上面のガイドレールに沿って前後方向に移動可能なスライドレールと、前記基台の前端部に設けられ、左右方向を向くプーリ軸回りに回転する従動プーリと、前記従動プーリと対向するように前記基台の後端部に設けられ、左右方向を向く駆動軸回りに回転する第1駆動プーリと、前記駆動軸を駆動する駆動手段と、前記従動プーリと前記第1駆動プーリ間に掛け回され回走する主搬送ベルトと、前記従動プーリよりも後方に位置するように前記スライドレールの前端部に設けられ、左右方向を向く第1可動プーリ軸回りに回転する第1可動プーリと、前記第1駆動プーリよりも後方において前記第1可動プーリと対向するように前記スライドレールの後端部に設けられ、左右方向を向く第2可動プーリ軸回りに回転する第2可動プーリと、前記第1可動プーリと前記第2可動プーリ間に掛け回され回走する補助搬送ベルトと、前記第1可動プーリ及び前記第2可動プーリと対向するように前記駆動軸回りに回転する第2駆動プーリと、前記基台に設けられ、前記第2駆動プーリの前方において前記補助搬送ベルトの上部回走部を下方に押圧する押圧ローラと、を備えることを特徴とする伸縮式ベルトコンベヤ装置。
  2. 前記第1駆動プーリと前記第2駆動プーリの直径を略等しくしたことを特徴とする請求項1に記載の伸縮式ベルトコンベヤ装置。
  3. 前記第1駆動プーリと前記第2駆動プーリは、互いに重合または近接して前記駆動軸に嵌合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の伸縮式ベルトコンベヤ装置。
  4. 前記従動プーリ、前記第1、第2駆動プーリ及び前記第1、第2可動プーリを歯付プーリとするとともに、前記主搬送ベルト及び前記補助搬送ベルトを歯付ベルトとしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の伸縮式ベルトコンベヤ装置。
JP2018146083A 2018-08-02 2018-08-02 伸縮式ベルトコンベヤ装置 Active JP6948713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018146083A JP6948713B2 (ja) 2018-08-02 2018-08-02 伸縮式ベルトコンベヤ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018146083A JP6948713B2 (ja) 2018-08-02 2018-08-02 伸縮式ベルトコンベヤ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020019643A true JP2020019643A (ja) 2020-02-06
JP6948713B2 JP6948713B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=69587987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018146083A Active JP6948713B2 (ja) 2018-08-02 2018-08-02 伸縮式ベルトコンベヤ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6948713B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112407760A (zh) * 2020-11-11 2021-02-26 中山市拓电电子科技有限公司 一种烟叶外箱输送装置
CN113335851A (zh) * 2021-06-11 2021-09-03 江西乐平万年青水泥有限公司 一种水泥生产线的物料输送设备
CN113581910A (zh) * 2021-08-10 2021-11-02 肇庆宏旺金属实业有限公司 一种移动剪切机的传送机构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0881061A (ja) * 1994-09-09 1996-03-26 Toyo Kanetsu Kk ケースピッキング装置および方法
JP2003201005A (ja) * 2002-01-09 2003-07-15 Murata Mfg Co Ltd ワーク搬送装置
JP2016518295A (ja) * 2013-04-26 2016-06-23 イョット. シュマルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 個別化可能な単位運搬物の荷積みまたは荷卸しをするための搬送装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0881061A (ja) * 1994-09-09 1996-03-26 Toyo Kanetsu Kk ケースピッキング装置および方法
JP2003201005A (ja) * 2002-01-09 2003-07-15 Murata Mfg Co Ltd ワーク搬送装置
JP2016518295A (ja) * 2013-04-26 2016-06-23 イョット. シュマルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 個別化可能な単位運搬物の荷積みまたは荷卸しをするための搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112407760A (zh) * 2020-11-11 2021-02-26 中山市拓电电子科技有限公司 一种烟叶外箱输送装置
CN113335851A (zh) * 2021-06-11 2021-09-03 江西乐平万年青水泥有限公司 一种水泥生产线的物料输送设备
CN113581910A (zh) * 2021-08-10 2021-11-02 肇庆宏旺金属实业有限公司 一种移动剪切机的传送机构
CN113581910B (zh) * 2021-08-10 2023-03-07 肇庆宏旺金属实业有限公司 一种移动剪切机的传送机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6948713B2 (ja) 2021-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020019643A (ja) 伸縮式ベルトコンベヤ装置
US7631744B2 (en) Device for transporting printed products
JP5686273B2 (ja) パレット作業台循環搬送装置
US9884732B2 (en) Device to feed products and to overturn them in an infeed line
JP2009001429A (ja) 物品の流れの方向を転換するための装置
JP2011225244A (ja) 箱詰め装置
CN106586377A (zh) 一种可调输送设备
KR20090000286U (ko) 단부 지지 높이 조절이 가능한 텔레스코픽 컨베이어 장치
JP2020019650A (ja) ローリング機構付き搬送装置
JP2010046706A (ja) ワーク搬送装置
US7217079B2 (en) Slide fork
KR20140042080A (ko) 이송물 충돌 방지용 슈트
JP2018039521A (ja) 包装装置
JP6164988B2 (ja) 搬送装置
KR20130002409A (ko) 벨트 컨베이어용 사행 방지장치
CN207192196U (zh) 一种管状带式输送机的调偏装置
JP2007055721A (ja) ワーク搬送装置
JP5618708B2 (ja) コンベア装置
JP2017065877A (ja) 搬送装置
JP2010235276A (ja) 搬送装置
TWI531516B (zh) Electronic component conveying equipment
JP2011143962A (ja) カートン搬送装置
JP6647229B2 (ja) 送出装置
JP4371614B2 (ja) バッファ装置
JP4560896B2 (ja) 搬送装置及び搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6948713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150