JP2020019436A - 膨張装置、及び、浮揚体ユニット - Google Patents

膨張装置、及び、浮揚体ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】浮揚体に残留したガスによる浮揚体の膨張を抑制することができる膨張装置を提供する。【解決手段】膨張装置1は、浮揚体を膨張させるガスを収容したガスボンベを取付可能な取付口13と、ガスボンベから噴出するガスを浮揚体に供給するための供給口20とが形成されたケース体11と、尖端部を備え、尖端部がガスボンベを向いた方向でケース体11に収容された撃針12と、進入した液体に反応して撃針12をガスボンベに向けて移動させ、尖端部をガスボンベに突き刺し、ガスボンベにガスを噴出する噴出口をあけるアクチュエータと50とを備える。撃針12には、アクチュエータ50が液体に未反応のとき、浮揚体の内部とケース体11の外部とを供給口20を介して連通させる中空孔12aが形成されており、アクチュエータ50は、液体に反応したときに中空孔12aを塞ぐことで、浮揚体の内部とケース体11の外部との連通を遮断する塞ぎ手段を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、浮揚体を膨張させる膨張装置、及び、当該膨張装置を備える浮揚体ユニットに関する。
救命胴衣やフローテーションバッグ等の浮揚体を膨張させる装置として、液体に反応しガスを自動で噴射して浮揚体を膨張させる膨張装置が用いられている。
特許文献1に開示の膨張装置は、液体に反応し撃針をガスボンベ側に瞬時に移動させてガスボンベの封止端を貫通させる。これにより、ガスボンベからガスが噴出され、膨張装置に接続された浮揚体を膨張させる。
特開2013−78353号公報
浮揚体は、未使用時、中のガス(空気等の気体)が抜かれた状態で所定箇所に収納される。特許文献1に開示の膨張装置は、浮揚体の気密性を確保するために、浮揚体の内部と膨張装置外との間はガスの流れを遮蔽した状態にある。この膨張装置に接続された浮揚体を、航空機やロケットで気圧の低い高高度位置まで運ぶと(例えば、浮揚体を宇宙から投下される回収カプセルに搭載する場合)、浮揚体の内部に残留したガスにより浮揚体が膨張してしまう。これにより、浮揚体の周囲に過大な力を作用させて浮揚体の収容箇所を破損させてしまったり、浮揚体自体が損傷したりする。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、浮揚体内部に残留したガスによる浮揚体の膨張を抑制することができる膨張装置、及び、膨張装置を備える浮揚体ユニットを提供することを目的としている。
本発明に係る膨張装置は、
浮揚体を膨張させるガスを収容したガスボンベを取付可能な取付口と、前記ガスボンベから噴出するガスを前記浮揚体の内部に供給するための供給口とが形成されたケース体と、
尖端部を備え、当該尖端部が前記ガスボンベを向いた方向で前記ケース体に収容された撃針と、
進入した液体に反応して前記撃針を前記ガスボンベに向けて移動させ、前記尖端部を前記ガスボンベに突き刺し、当該ガスボンベにガスを噴出する噴出口をあけるアクチュエータと、を備え、
前記撃針には、前記アクチュエータが液体に未反応のとき、前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部とを前記供給口を介して連通させる中空孔が形成されており、
前記アクチュエータは、液体に反応したときに前記中空孔を塞ぐことで、前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部との連通を遮断する塞ぎ手段を有する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、浮揚体内部に残留したガスによる浮揚体の膨張を抑制することができる膨張装置、及び膨張装置を備える浮揚体ユニットを提供することができる。
ガスボンベを取り付けた状態の浮揚体ユニットの構成図。 アクチュエータが未動作の状態にあるときの膨張装置の断面図。 撃針を収容するケース体の断面図。 撃針の断面図。 未動作の状態にあるアクチュエータの断面図。 アクチュエータソケットを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図。 アクチュエータシャフトを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図。 アクチュエータが動作した後の膨張装置の断面図。 アクチュエータが動作するときの撃針とアクチュエータとの関係を時間順に示した図であり、(a)は図2において一点鎖線で囲った部分の拡大図でありアクチュエータが未動作の状態にある時の図、(b)はアクチュエータが動作して差込棒が撃針に差し込まれた時の図、(c)は図8において一点鎖線で囲った部分の拡大図でありアクチュエータが動作した後の様子を示した図。
以下、この発明の実施の形態に係る膨張装置、及び膨張装置を備える浮揚体ユニットについて図面を参照しながら説明する。
図1は、ガスボンベを取り付けた状態の浮揚体ユニットの構成図である。図2は、アクチュエータが未動作の状態にあるときの膨張装置の断面図である。図3は、撃針を収容するケース体の断面図である。図4は、撃針の断面図である。図5は、未動作の状態にあるアクチュエータの断面図である。
図1に示すように、浮揚体ユニットUは、膨張装置1と浮揚体200とを備えている。膨張装置1と浮揚体200とは、ガスの往来が可能なように接続されている。膨張装置1は、液体に反応して、フローテーションバッグである浮揚体200に、圧縮ガスを送り込んで膨らませるためのものである。浮揚体200は、ガスが抜かれた状態、ここでは小さく折りたたまれた状態で、宇宙空間から投下される回収カプセル(例えば、宇宙ステーションでの実験の成果物等を収容したカプセル)に収容される。回収カプセルが、宇宙空間から投下され海に着水すると、膨張装置1が海水を検知し、浮揚体200にガスが注入され、当該浮揚体200が膨張し、当該浮揚体200により回収カプセルが海上を浮遊する。
図1に示すように、膨張装置1は、撃針体部10とアクチュエータ50とを備えており、その一端に圧縮ガスを貯蔵している容器であるガスボンベ100が取り付けられる。なお、以下では、図1中における左方向を膨張装置1の前方、右方向を膨張装置1の後方として説明する場合があるものとする。
撃針体部10は、図2に示すように、ケース体11と、ケース体11の内部に収容された撃針12とを備えている。
ケース体11は、図3に示すように、樹脂により中空に形成され、取付口13を備えている。取付口13は、ガスボンベ100の封止端を着脱可能に取り付ける部分であり、この取付口13には、ガスボンベ100取付用の雌ねじ14が形成されている。取付口13の奥壁15には、ボンベ用オーリング16が装着され、ガスボンベ100の封止端に密接可能となっている。
ケース体11の奥壁15の中央には、取付口13に連通した小径の通路待機孔17が形成されている。通路待機孔17は、撃針12の尖端を待機させると共に、ガスボンベ100から噴出される圧縮ガスを流通させるものである。
ケース体11には、さらに、通路待機孔17に連通して通路ガイド孔18が形成されている。通路ガイド孔18は、断面円形で通路待機孔17よりも大径で同心に形成されている。通路ガイド孔18は、通路待機孔17と協働してガスボンベ100から噴出される圧縮ガスを流通させると共に、撃針12の中間部をガイドする。
ケース体11には、さらに、通路ガイド孔18に連通してガイド孔19及びマウント孔20が形成されている。ガイド孔19は、断面円形で通路ガイド孔18よりも大径で同心に形成されている。ガイド孔19は、撃針12の後部をガイドする。マウント孔20は、取付口13に連通して浮揚体200側へ連通接続されガスを吐出し供給する供給口である。このマウント孔20は、通路ガイド孔18に直交するように形成され、マウントシャフト(不図示)を取り付けられる。マウントシャフト(不図示)は、浮揚体200に取り付けられる。
ケース体11の後端部には、ガイド孔19を開放する空間部21が形成されている。空間部21は、図2に示すように、撃針12の後端部を突出させる。この空間部21の回りには、図3に示すように、空間部21を囲むアクチュエータ取付部22が形成されている。アクチュエータ取付部22は、アクチュエータ50を螺合により着脱可能に取り付ける部分であり、雄ねじが形成されている。
撃針12は、図2に示すように、通路ガイド孔18及びガイド孔19内に装填されている。この撃針12は、ケース体11に取り付けられ、海水などの液体に反応するアクチュエータ50の動作により尖端部が前記取付口13内へ進出してガスボンベ100の封止端に穴(ガスの噴出口)を開けるように駆動される構成となっている。
図4に示すように、撃針12は、撃針ホルダ23に撃針本体24を一体に形成したものである。撃針12は、撃針本体24の尖端部がガスボンベ100の封止端に対向する向きでケース体11に収容されている。
撃針ホルダ23は、樹脂製であり、全体的に断面が円形状に形成され、先端側に撃針本体24が一体成型により固定されている。撃針ホルダ23には、撃針本体24に連続する連通孔25及びシール孔26が段付状に形成されている。また、シール孔26を構成する内壁には、後方に向けて孔径が徐々に大きくなるテーパー部26aが形成されている。
撃針ホルダ23の外周先端側部27は、断面が円形状に形成されている。この外周先端側部27には、撃針オーリング28が設けられている。撃針ホルダ23の後端には、衝突面29が形成され、アクチュエータ50の衝突駆動を受けることができるようになっている。
撃針本体24は、ステンレスなどの金属板により断面U字状に形成されている。撃針本体24には、先端に針部30が形成され、中間部にストッパ用の凸部31が形成され、後部側に抜け止め用の爪部32が切り起こされている。
この撃針本体24が撃針ホルダ23に一体形成され、凸部31が金属製の撃針ワッシャ33を介して撃針ホルダ23の端面に当接し、爪部32が撃針ホルダ23に食い込むように形成されている。
撃針ホルダ23と一体の撃針本体24は、その断面U字の内部が連通孔25に連通し、連通孔25を撃針ホルダ23外の撃針本体24先端側へ開放している。したがって、撃針本体24から連通孔25及びシール孔26に掛けて撃針12の中空孔12aが構成されている。
かかる撃針12は、図2に示すように、ケース体11内に収容され、撃針ホルダ23の先端側の部分がケース体11の通路ガイド孔18に挿入され、撃針オーリング28が通路ガイド孔18内面に密接し、撃針ホルダ23の後端側がガイド孔19内に収容され、ガイド可能となっている。
撃針ホルダ23と通路ガイド孔18端面との間には、図2,3に示すように、コイルスプリング34が介設されている。また、撃針ホルダ23の後端は、ケース体11の空間部21内に突出し、撃針本体24の尖端は、通路待機孔17内に待機配置されている。
アクチュエータ50は、図5に示すように、インジケータハウジング51とアクチュエータハウジング52とを備えている。
インジケータハウジング51は、アクチュエータハウジング52に固定され、アクチュエータハウジング52を介してケース体11(図3)に固定支持された構成となっている。インジケータハウジング51は、不透明の樹脂から形成されており、後述する差込棒53の一端に取り付けられた固定金具54を視認することができる表示窓としての開口51aを有している。固定金具54は、例えば緑色に着色されており、固定金具54の視認性が高められている。また、インジケータハウジング51には、固定金具54を通すための挿通孔51bが形成されている。
アクチュエータハウジング52は、透明の樹脂で形成され、内部が視認可能となっている。アクチュエータハウジング52の内部には、アクチュエータ孔55とインジケーター孔56とが同芯に形成され、インジケーター孔56は、アクチュエータ孔55よりも僅かに大径に形成されている。
アクチュエータ孔55の一端部には、雌ねじ57が形成され、同中間部には、係止凸部58が形成されている。インジケーター孔56の端部には、係止孔59が形成されている。インジケータハウジング51は、インジケーター孔56に嵌合し、係合爪60が係止孔59に着脱可能に係止されることで固定支持されている。
アクチュエータ50は、インジケータハウジング51及びアクチュエータハウジング52の他、アクチュエータソケット61と、アクチュエータシャフト62と、アクチュエータロール63と、差込棒53とを主に備えている。
図6は、アクチュエータソケット61を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。図6に示すように、アクチュエータソケット61は、中空円筒状に形成され、外周面に固定用フランジ64が設けられている。アクチュエータソケット61の一端は、スリット65が複数一定間隔で形成され、可撓片66が周回状に連設されている。可撓片66の内面には、断面山形の突起67が形成されている。このアクチュエータソケット61は、図5に示すように、固定用フランジ64の部分がアクチュエータハウジング52のアクチュエータ孔55内に圧入され、係止凸部58に係止されて位置決められている。
図7は、アクチュエータシャフトを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図7に示すように、アクチュエータ50の移動体を構成するアクチュエータシャフト62には、中空孔として、第1シャフト連通口68及び第2シャフト連通口69が形成されている。第2シャフト連通口69は、第1シャフト連通口68よりも細く形成されている。
アクチュエータシャフト62の外周部には、軸方向中間部に段部70が形成され、段部70に隣接して作動表示部71が形成されている。作動表示部71は、例えば赤色に着色され、アクチュエータシャフト62の動作を示すことができる。なお、着色はその他の色を選択することもできる。
アクチュエータシャフト62の一端には、スプリング座フランジ72が形成され、他端側に断面谷形の凹部73が周回状に形成されている。
このアクチュエータシャフト62は、図5に示すように、他端側がアクチュエータソケット61に嵌合し、凹部73がアクチュエータソケット61の突起67に係合して位置決められる。この位置決め状態で可撓片66の回りには、紙製のアクチュエータロール63が巻きつけられ、可撓片66の径方向外側への変形を規制する。
スプリング座フランジ72と固定用フランジ64との間には、圧縮コイルスプリング74が介設され、アクチュエータシャフト62を前方に付勢している。
差込棒53は、ステンレスなどの金属で形成され、アクチュエータシャフト62の第1シャフト連通口68と第2シャフト連通口69とを貫通して配置されている。差込棒53の先端は、アクチュエータシャフト62から突出しており、図2に示すように、撃針ホルダ23のシール孔26に挿入されている。一方、差込棒53の後端には、図5に示すように、固定金具54が取り付けられている。固定金具54は、インジケータハウジング51の挿通孔51bに挿通されており、開口51aから視認することができる。固定金具54は、差込棒53がアクチュエータシャフト62から前方へ抜け出るのを防止する。
差込棒53の中間部には、樹脂の一体成形等によりシール支持部75が形成されている。シール支持部75の先端部は、後方に向けて径が大きくなるテーパー部75aが形成されている。このシール支持部75には、シール部材としてオーリング76が取り付けられている。このオーリング76は、図2の一点鎖線で囲った部分の拡大図である図9(a)に示すように、アクチュエータ50が未動作のときは、シール孔26の外に位置し、シール孔26の内面に密着していない。そのため、シール孔26と、ケース体11の空間部21とは連通した状態にある。すなわち、図2に示すマウント孔20に接続される浮揚体200(図1)の内部は、ケース体11の外部と、マウント孔20、シール孔26等の中空孔12a、及び空間部21を介して連通している。
図5に示すように、差込棒53のシール支持部75の後方には樹脂スリーブ77が設けられている。樹脂スリーブ77は、アクチュエータシャフト62の第2シャフト連通口69に嵌挿されている。これにより、樹脂スリーブ77は、差込棒53がアクチュエータシャフト62から前方へ抜け出るのを防止する。このように、差込棒53は、固定金具54及び樹脂スリーブ77によってアクチュエータシャフト62に固定されている。このような構成のため、差込棒53は、移動体であるアクチュエータシャフト62とともに動作する。また、固定金具54は、移動体であるアクチュエータシャフト62に設けられており、アクチュエータシャフト62とともに移動する。
アクチュエータ50は、図3に示すケース体11のアクチュエータ取付部22に、螺合により着脱可能に取り付けられる。この取付状態で、図2に示すように、アクチュエータシャフト62が、撃針12の後端部に打撃駆動可能に対向配置される。
(膨張装置の作動)
図8は、アクチュエータが動作した後の膨張装置の断面図を示している。また、図9は、アクチュエータが動作するときの撃針とアクチュエータとの関係を時間順に示した図であり、(a)は図2において一点鎖線で囲った部分の拡大図でありアクチュエータが未動作の状態にある時の図、(b)はアクチュエータが動作して差込棒が撃針に差し込まれた時の図、(c)は図8において一点鎖線で囲った部分の拡大図でありアクチュエータが動作した後の様子を示した図である。ガスボンベ100を取り付けた膨張装置1は、マウント孔20に密に取り付けられたマウントシャフト(不図示)がフローテーションバッグである浮揚体200(図1)に結合される。ガスボンベ100から圧縮ガスが噴出することにより浮揚体200が膨張する。
例えば、宇宙空間から投下された回収カプセルが海面に到達し、膨張装置1が水に浸かると、アクチュエータハウジング52内に水が進入する。これにより、図8に示すように紙製のアクチュエータロール63が、水を含んで強度が低下し又は破断する。この膨潤又は破断によりアクチュエータソケット61の可撓片66の拘束力が開放され、複数の可撓片66が全体として拡径可能となり、アクチュエータシャフト62は、圧縮コイルスプリング74の付勢力で、複数の可撓片66を全体として拡径させながら(凹部73がアクチュエータソケット61の突起67から外れる)、前方に進む。これにより、アクチュエータシャフト62は、差込棒53とともに撃針12側へ瞬時に移動する。この移動で、固定金具54は、インジケータハウジング51に形成された開口51aから視認することができなくなる。このように、固定金具54は、アクチュエータ50が未動作の場合に開口51aから視認され、アクチュエータ50の動作後には開口51aから視認されることがない視認部として、アクチュエータ50の状態を示すインジケーターとして機能する。
瞬時に移動するアクチュエータシャフト62は、図9(a)から図9(b)に示すように、差込棒53を前方に移動させる。そして、図9(b)に示すように、差込棒53に設けられたオーリング76が、撃針ホルダ23のシール孔26に進入し、シール孔26を塞ぐ。そして、アクチュエータシャフト62は、撃針ホルダ23の衝突面29に衝突し、図9(b)から図9(c)に示すように、撃針12をコイルスプリング34の付勢力に抗して瞬時に前方へと押して移動させる。
この撃針12の瞬時の移動により、図8に示すように、撃針12の撃針本体24が取付口13に突出し、針部30からガスボンベ100の封止端に突入し、封止端に貫通する。これにより、ガスの噴出口が形成され、ガスボンベ100の噴出口から圧縮ガスが噴出し、通路待機孔17、通路ガイド孔18、マウント孔20へと順次移動する。マウント孔20へ移動した圧縮ガスは、図示しないマウント・シャフトを介して浮揚体200の気室に至り、浮揚体200が瞬時に膨張する。上述したように、撃針12のシール孔26は塞ぎ手段であるオーリング76により塞がれることにより、浮揚体200に注入されたガスは撃針12の中空孔12a(図4)を通って外へ抜けることがない。また、図2に示すように、ボンベ用オーリング16によって取付口13と通路待機孔17との間の気体の移動は遮られているとともに、撃針オーリング28によってケース体11と撃針12との間の気体の移動は遮られている。そのため、浮揚体200が膨張した状態を維持することができる。
撃針12がガスボンベ100の閉止端を打ち抜くとき、撃針本体24に撃針ホルダ23側への衝撃力が反力として作用する。このとき、撃針本体24の凸部31が金属製の撃針ワッシャ33を介して撃針ホルダ23の端面に当接するから、撃針本体24が金属製で撃針ホルダ23が樹脂製の一体成形であっても、凸部31の存在で撃針本体24が撃針ホルダ23へ食い込むことを抑制できる。
特に、凸部31が金属製の撃針ワッシャ33に当接するから、撃針本体24が撃針ホルダ23へ食い込むことを、より確実に防止できる。このため、撃針体部10の繰り返しの使用にも高い耐久性を維持することができる。
(本発明の効果)
上記で説明した実施の形態1の膨張装置1において、アクチュエータが未動作の状態、すなわちアクチュエータが液体に未反応で浮揚体200を膨張させていない状態のとき、図9(a)に示すように、オーリング76はシール孔26の外に位置している。一方、図2に示すように、ボンベ用オーリング16によって取付口13と通路待機孔17との間の気体の移動は遮られているとともに、撃針オーリング28によってケース体11と撃針12との間の気体の移動は遮られている。そのため、中空孔12aは、気体を通過させることができ、マウント孔20や空間部21等を介して浮揚体200の内部と外気とを連通させる。これにより、膨張装置1が取り付けられた浮揚体200を気圧の低い高高度に運んだとしても、浮揚体200の内部の残留ガスは浮揚体200を膨張させることなく外へと抜けていく。そのため、浮揚体200をロケット等で高高度位置(宇宙空間など)まで運んだとしても、残留ガスによって浮揚体200が膨張することがなく、残留ガスにより浮揚体200の膨張によって周囲に過大な力を作用させて浮揚体200の収容箇所(回収カプセル内の浮揚体200の収容箇所)やその周辺の装置等を破損させてしまったり、浮揚体200自体が損傷したりすることを防止することができる。
また、浮揚体200を膨張させてアクチュエータ50を動作させると、図9(b)、(c)に示すように、差込棒53に設けられたオーリング76が、シール孔26に進入し塞ぐ。これにより、唯一気体が通過することができた中空孔12aが遮蔽されることとなり、浮揚体200に注入されたガスは、撃針12の中空孔12a(図4)を通って外へ抜けることができなくなる。なお、オーリング76による連通の遮断は、図9(b)に示すように、撃針12が移動する前に行われる。そのため、撃針12を移動させてガスボンベを貫通させるときは、既にシール孔26は密閉された状態にある(その他の部分も、オーリング76及びボンベ用オーリング16により密閉されている)。そのため、ガスボンベ100からのガスを漏らすことなく浮揚体200に注入することができるとともに、浮揚体200の膨張状態を維持することができる。また、アクチュエータ50の動作は海水等の液体に着水したことにより行われるが、アクチュエータ50の動作ですぐに中空孔12aが塞がれるため、アクチュエータ50の内部に進入した液体が中空孔12aを通って浮揚体200の内部に進入することを防止することができる。
また、図9(a)に示すように、差込棒53の先端を、アクチュエータ50が動作する前からシール孔26に挿入させた状態としている。これにより、膨張装置1に衝撃等が加わっても、差込棒53のシール孔26に対してずれを抑制することができる。これにより、衝撃などの外力が加わったとしても、差込棒53に設けられたオーリング76をスムーズにシール孔26に進入させることができる。
また、図9(a)〜(c)に示すように、シール孔26の後部には、後方に向けて孔径が徐々に大きくなるテーパー部26aが形成されている。これにより、アクチュエータ50が動作し前方に移動するオーリング76を、テーパー部26aの傾斜に沿わせてスムーズにシール孔26に進入させることができる。すなわち、テーパー部26aは、オーリング76が進入する入口を形成し、オーリング76をシール孔26に案内する機能を有する。また、図9(a)〜(c)に示すように、シール支持部75の先端部には、後方に向けて径が大きくなるテーパー部75aが形成されており、差込棒53のシール孔26への進入を容易なものとしている。また、テーパー部75aのすぐ後方にオーリング76が配置されているので、オーリング76のシール孔26への進入を容易なものとすることができる。
また、アクチュエータシャフト62の端部に固定金具54を設け、この固定金具54を視認可能とする開口51aをハウジングに形成している。このため、開口51aを通してアクチュエータシャフト62と連動する固定金具54の状態を確認することができる。上記実施の形態では、アクチュエータが未動作のときには固定金具54を開口51aから視認することができ、アクチュエータが動作した後は開口51aから固定金具54を視認することができない。これにより、アクチュエータ50の動作の有無を、膨張装置1を分解することなく開口51aを通して判断することができる。
また、アクチュエータシャフト62の外周部は、赤色で着色した表示作動部71が形成されている。アクチュエータ50が動作していない場合、図2に示すように、表示作動部71は不透明の樹脂から形成されたアクチュエータシャフト62と、縮んだ圧縮コイルスプリング74に覆われて視認することができない。一方、アクチュエータ50が動作すると、図8に示すように、表示作動部71は、透明なアクチュエータハウジング52を通して、伸びた圧縮コイルスプリング74のスプリング間から視認することができる。このように、アクチュエータ50が動作することにより表示作動部71の赤色が視認され、表示作動部71はアクチュエータ50の状態を示すインジケーターとして機能する。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上記実施の形態では、アクチュエータシャフトと差込棒とを別部材とし、アクチュエータシャフトの挿通口に差込棒を差し込んだ構成について説明したが、このような構成に限定されない。例えば、樹脂製のアクチュエータシャフトに金属製の差込棒を埋め込んで成形した構成を採用してもよい。あるいは、差込棒もアクチュエータシャフトと同様に樹脂製として、アクチュエータシャフトと一体で成形した構成を採用してもよい。
また差込棒にフランジを設け、アクチュエータの動作時に、このフランジにより中空孔を塞ぐ構成としてもよい。
また、開口51aからの固定金具54の視認の有無によって、アクチュエータ50の動作の有無を判別したが、アクチュエータ50の状態を示すインジケーターとしての態様はこれに限定されない。例えば、アクチュエータの動作の前後で常に表示窓から固定金具を視認できるようにし、視認される色によってアクチュエータの状態を示すようにしてもよい。例えば、固定金具を2色で色分けし、緑色が視認されればアクチュエータが未動作の状態、赤色が視認されればアクチュエータが動作済みの状態となるように構成してもよい。また、開口から視認される視認部を固定金具のようにアクチュエータシャフトとは別部材とする必要はなく、アクチュエータシャフトから突出させた一体成形した部位を表示窓から視認できる態様としてもよい。
また、上記実施の形態では、膨張装置は、浮揚体として宇宙空間から投下され海上で膨張するフローテーションバッグに取り付けられるものとして説明したが、他の浮揚体に取り付けることができる。例えば、浮揚体としてライフジャケットに膨張装置を取り付けてよいし、浮揚体として緊急脱出用のゴムボートに膨張装置を取り付けてもよい。
1 膨張装置、10 撃針体部、11 ケース体、12 撃針、13 取付口、17 通路待機孔、18 通路ガイド孔、19 ガイド孔、20 マウント孔(供給口)、21 空間部、23 撃針ホルダ、24 撃針本体、25 連通孔、26 シール孔、28 撃針オーリング、29 衝突面、30 針部、50 アクチュエータ、51 インジケータハウジング、51a 開口、52 アクチュエータハウジング、53 差込棒、61 アクチュエータソケット、62 アクチュエータシャフト、63 アクチュエータロール、75 シール支持部、76 オーリング、77 樹脂スリーブ、100 ガスボンベ、200 浮揚体、U 浮揚体ユニット
本発明に係る膨張装置は、
浮揚体を膨張させるガスを収容したガスボンベを取付可能な取付口と、前記ガスボンベから噴出するガスを前記浮揚体の内部に供給するための供給口とが形成されたケース体と、
尖端部を備え、当該尖端部が前記ガスボンベを向いた方向で前記ケース体に収容された撃針と、
進入した液体に反応して前記撃針を前記ガスボンベに向けて移動させ、前記尖端部を前記ガスボンベに突き刺し、当該ガスボンベにガスを噴出する噴出口をあけるアクチュエータと、を備え、
前記撃針には、前記アクチュエータが液体に未反応のとき前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部とを前記供給口を介して連通させる、前記尖端部から貫通した中空孔が形成されており、
前記アクチュエータは、液体に反応したときに前記中空孔を塞ぐことで、前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部との連通を遮断する塞ぎ手段を有する、
ことを特徴とする。

Claims (5)

  1. 浮揚体を膨張させるガスを収容したガスボンベを取付可能な取付口と、前記ガスボンベから噴出するガスを前記浮揚体の内部に供給するための供給口とが形成されたケース体と、
    尖端部を備え、当該尖端部が前記ガスボンベを向いた方向で前記ケース体に収容された撃針と、
    進入した液体に反応して前記撃針を前記ガスボンベに向けて移動させ、前記尖端部を前記ガスボンベに突き刺し、当該ガスボンベにガスを噴出する噴出口をあけるアクチュエータと、を備え、
    前記撃針には、前記アクチュエータが液体に未反応のとき、前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部とを前記供給口を介して連通させる中空孔が形成されており、
    前記アクチュエータは、液体に反応したときに前記中空孔を塞ぐことで、前記浮揚体の内部と前記ケース体の外部との連通を遮断する塞ぎ手段を有する、
    ことを特徴とする膨張装置。
  2. 前記アクチュエータは、前記ガスボンベに向けて移動することで、前記撃針を前記ガスボンベに向けて押す移動体を有し、
    前記塞ぎ手段は、前記移動体の移動に伴い前記中空孔に進入して当該中空孔を塞ぐシール部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の膨張装置。
  3. 前記中空孔には、前記シール部材が進入する入口に向けて孔径を徐々に大きくするテーパーが形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の膨張装置。
  4. 前記アクチュエータは、前記アクチュエータの動作の有無を表示するインジケーターを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の膨張装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の膨張装置と、
    前記膨張装置に接続された浮揚体と、
    を備える浮揚体ユニット。
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