JP2020017444A - 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法 - Google Patents

発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020017444A
JP2020017444A JP2018140636A JP2018140636A JP2020017444A JP 2020017444 A JP2020017444 A JP 2020017444A JP 2018140636 A JP2018140636 A JP 2018140636A JP 2018140636 A JP2018140636 A JP 2018140636A JP 2020017444 A JP2020017444 A JP 2020017444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
pattern
bus bar
pair
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018140636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7316535B2 (ja
Inventor
真 阿部
Makoto Abe
真 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2018140636A priority Critical patent/JP7316535B2/ja
Publication of JP2020017444A publication Critical patent/JP2020017444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7316535B2 publication Critical patent/JP7316535B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも一部をパターン導電体と一体的に形成されたバスバーの抵抗を低くする。【解決手段】発熱用導電体30は、電圧を印加すると発熱する。発熱用導電体30は、一対のバスバー50と、パターン導電体40と、を備える。パターン導電体40は、一対のバスバー50の間に配置される。一対のバスバー50の少なくとも一部分とパターン導電体40とは、一体的に形成されている。バスバー50は、パターン導電体40より厚くなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、発熱用導電体、発熱用導電体を有する発熱板、および発熱用導電体の製造方法に関する。
従来から、発熱用導電体を有する発熱板が広く用いられている。この発熱板は、例えば、移動体の窓ガラスに用いられるデフロスタ(霜取り装置)等に利用されている。発熱板は、発熱用導電体に通電されることによって、その一部が抵抗加熱により発熱する(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。移動体の窓ガラスに適用された発熱板は、発熱用導電体の昇温により、窓ガラスの曇りを取り除いたり、窓ガラスに付着した雪や氷を溶かしたり、または、窓ガラスに付着した水滴を蒸発させたりすることで、移動体の乗員の視界を確保することができる。
特開2013−173402号公報 特開平8−72674号公報
ところで、発熱用導電体は、通電されることで発熱するパターン導電体と、パターン導電体に通電するための一対のバスバーと、を有する。パターン導電体は、発熱板における発熱させる位置に配置される。一対のバスバーは、発熱板の発熱させなくてよい位置に配置される。パターン導電体を効率よく発熱させるために、バスバーでの発熱を抑制することが望まれている。バスバーにおける発熱を抑制するためには、パターン導電体の抵抗に比べて、バスバーの抵抗が低くなっていることが望ましい。
バスバーの抵抗を低くするためには、電流が流れる方向に直交する断面において、バスバーの断面積を大きくすることが考えられる。一対のバスバーは、その離間する方向に非平行な方向に延びており、延びている方向に電流が流れる。また、バスバーは視界の妨げになりやすいため、バスバーは、発熱板の発熱させない位置であり且つ発熱板全体における目立ちにくい位置、例えば発熱板の周縁部の近傍にのみ配置されることが望ましい。一対のバスバーの離間する方向への長さ、すなわちバスバーの幅を大きくすると、バスバーが発熱板の周縁部の近傍からはみ出して視界の妨げになり得る。したがって、バスバーの幅を大きくすることには制限がある。そこで、バスバーの断面積を大きくするために、発熱板の法線方向に沿ったバスバーの長さ、すなわちバスバーの厚さを厚くすることが求められている。
また、バスバーは、パターン導電体とは別体で形成され、発熱板の製造工程においてバスバーとパターン導電体とを接続することが考えられる。このような方法では、厚さの厚いバスバーを容易に設けることができる。しかしながら、発熱用導電体の取り扱い性の観点、例えばバスバーとパターン導電体とを確実に接続するために、パターン導電体は、バスバーの少なくとも一部分と一体的に形成されていることが望まれている。
本発明は、このような点を考慮してなされてものであり、少なくとも一部分においてパターン導電体と一体的に形成されたバスバーの抵抗を低くすることを目的とする。
本発明の第1の発熱用導電体は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、
一対のバスバーと、
前記一対のバスバーの間に配置されたパターン導電体と、を備え、
前記一対のバスバーの少なくとも一部分と前記パターン導電体とは、一体的に形成されており、
前記バスバーは、前記パターン導電体より厚くなっている。
本発明の第2の発熱用導電体は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、
一対のバスバーと、
前記一対のバスバーの間に配置されたパターン導電体と、を備え、
前記一対のバスバーは、前記パターン導電体と厚さ方向において同一の位置に配置された第1部分と、前記厚さ方向において前記第1部分とは異なる位置に配置された第2部分と、を有し、
前記第1部分と前記パターン導電体とは、一体的に形成されている。
本発明の第2の発熱用導電体において、前記第2部分は、前記第1部分から折り返された折り返し部を含んでもよい。
本発明の第2の発熱用導電体において、前記第2部分は、メッキ部を含んでもよい。
本発明の第2の発熱用導電体において、前記第2部分は、前記第1部分に積層された板状部を含んでもよい。
本発明の発熱板は、
互いに離間して配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に配置された上述したいずれかの発熱用導電体と、を備える。
本発明の第1の発熱板の製造方法は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
前記導電板状部を折り返す工程と、を備える。
本発明の第2の発熱板の製造方法は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
前記導電板状部上にメッキによりメッキ部を形成する工程と、を備える。
本発明の第3の発熱板の製造方法は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
前記導電板状部上に板状部を積層する工程と、を備える。
本発明の第4の発熱板の製造方法は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
一対のバスバーと、前記一対のバスバーの間に配置され且つ前記バスバーと一体的に形成された導電パターン部と、を有する中間部材を製造する工程と、
前記導電パターン部の少なくとも一部をエッチングする工程と、を備える。
本発明によれば、少なくとも一部をパターン導電体と一体的に形成されたバスバーの抵抗を低くすることができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、発熱板を備えた移動体を概略的に示す斜視図である。特に図1では、移動体の例として、発熱板で構成されたフロントウィンドウを備えた自動車を概略的に示している。 図2は、発熱板をその板面の法線方向から示す図である。 図3は、図2のIII−III線における発熱板の断面図である。 図4は、本実施の形態の発熱用導電体を発熱板の板面の法線方向から示す平面図であって、発熱用導電体の一例を示す平面図である。 図5は、本実施の形態の発熱用導電体を発熱板の板面の法線方向から示す平面図であって、発熱用導電体の他の例を示す平面図である。 図6は、導電体付きシートの第1の例の断面図である。 図7は、導電体付きシートの第2の例の断面図である。 図8は、導電体付きシートの第3の例の断面図である。 図9は、導電体付きシートの第4の例の断面図である。 図10は、導電体付きシートの第5の例の断面図である。 図11は、導電体付きシートの第1〜第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図12は、導電体付きシートの第1〜第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図13は、導電体付きシートの第1〜第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図14は、導電体付きシートの第1〜第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図15は、導電体付きシートの第1〜第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図16は、導電体付きシートの第1の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図17は、導電体付きシートの第2の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図18は、導電体付きシートの第3の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図19は、導電体付きシートの第4の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図20は、導電体付きシートの第5の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図21は、導電体付きシートの第5の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図22は、導電体付きシートの第5の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図23は、導電体付きシートの第5の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図24は、導電体付きシートの第5の例の製造方法の一例を説明するための図である。 図25は、導電体付きシートを有する発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「導電体付きシート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「導電体付きシート」は、「導電体付板(基板)」や「導電体付きフィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図25は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、発熱板を備えた自動車を概略的に示す図であり、図2は、発熱板をその板面の法線方向から見た図であり、図3は、図2のIII−III線に沿った発熱板の断面を示す図である。
図1に示されているように、移動体の一例としての自動車1は、フロントウィンドウ、リアウィンドウ、サイドウィンドウ等の窓ガラスを有している。ここでは、フロントウィンドウ5が発熱板10で構成されているものを例示する。また、自動車1はバッテリー等の電源7を有している。
この発熱板10をその板面の法線方向から見たものを図2に示す。また、図2の発熱板10のIII−III線に対応する断面図を図3に示す。図3に示された例では、発熱板10は、互いに離間して配置された第1基板11及び第2基板12と、第1基板11及び第2基板12の間に配置された導電体付きシート20と、第1基板11と導電体付きシート20とを接合する第1接合層13と、第2基板12と導電体付きシート20とを接合する第2接合層14と、を有している。なお、図1および図2に示した例では、発熱板10は湾曲しているが、その他の図では、理解の容易化のために、発熱板10、第1基板11及び第2基板12を平板状に図示している。
導電体付きシート20は、基材21と、発熱用導電体30と、を有している。発熱用導電体30は、通電されることで発熱するパターン導電体40と、パターン導電体40に通電するための一対のバスバー50と、を有している。
図2によく示されているように、発熱板10は、発熱用導電体30に通電するための配線部15を有している。図示された例では、バッテリー等の電源7によって、配線部15から発熱用導電体30のバスバー50を介してパターン導電体40に通電し、パターン導電体40を抵抗加熱により発熱させる。パターン導電体40で発生した熱は第1基板11及び第2基板12に伝わり、第1基板11及び第2基板12が温められる。これにより、第1基板11及び第2基板12に付着した結露による曇りを取り除くことができる。また、第1基板11及び第2基板12に雪や氷が付着している場合には、この雪や氷を溶かすことができる。したがって、乗員の視界が良好に確保される。尚、図示は省略するが、通常は、配線部15は電源7と発熱用導電体30のバスバー50との間に開閉器が挿入(直列に接続)される。そして、発熱板10の加熱が必要な時のみ開閉器を閉じて発熱用導電体30に通電する。
以下、発熱板10の各構成要素について説明する。
まず、第1基板11及び第2基板12について説明する。第1基板11及び第2基板12は、図1で示された例のように自動車のフロントウィンドウに用いる場合、乗員の視界を妨げないよう可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。このような第1基板11及び第2基板12の材質としては、ソーダライムガラスや青板ガラスが例示できる。第1基板11及び第2基板12の可視光透過率は90%以上であることが好ましい。ここで、第1基板11及び第2基板12の可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。なお、第1基板11及び第2基板12の一部または全体に着色するなどして、この一部分の可視光透過率を低くしてもよい。この場合、太陽光の直射を遮ったり、車外から車内を視認しにくくしたりすることができる。
また、第1基板11及び第2基板12は、1mm以上5mm以下の厚みを有していることが好ましい。このような厚みであると、強度及び光学特性に優れた第1基板11及び第2基板12を得ることができる。第1基板11及び第2基板12は、同一の材料で同一に構成されていてもよいし、或いは、材料および構成の少なくとも一方において互いに異なるようにしてもよい。
次に、第1接合層13及び第2接合層14について説明する。第1接合層13が、第1基板11と導電体付きシート20との間に配置され、第1基板11と導電体付きシート20とを互いに接合する。第2接合層14が、第2基板12と導電体付きシート20との間に配置され、第2基板12と導電体付きシート20とを互いに接合する。
このような第1接合層13及び第2接合層14としては、種々の接着性または粘着性を有した材料からなる層を用いることができる。また、第1接合層13及び第2接合層14は、可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。典型的な接合層としては、ポリビニルブチラール(PVB)からなる層を例示することができる。第1接合層13及び第2接合層14の厚みは、それぞれ0.15mm以上1mm以下であることが好ましい。第1接合層13及び第2接合層14は、同一の材料で同一に構成されていてもよいし、或いは、材料および構成の少なくとも一方において互いに異なるようにしてもよい。
なお、発熱板10には、図示された例に限られず、特定の機能を発揮することを期待されたその他の機能層が設けられても良い。また、1つの機能層が2つ以上の機能を発揮するようにしてもよいし、例えば、発熱板10の第1基板11及び第2基板12、第1接合層13及び第2接合層14、後述する導電体付きシート20の基材21の、少なくとも一つに何らかの機能を付与するようにしてもよい。発熱板10に付与され得る機能としては、一例として、反射防止(AR)機能、耐擦傷性を有したハードコート(HC)機能、赤外線遮蔽(反射)機能、紫外線遮蔽(反射)機能、防汚機能等を例示することができる。
次に、導電体付きシート20について説明する。導電体付きシート20は、基材21と、基材21上に設けられた発熱用導電体30と、を有する。本実施の形態において、導電体付きシート20は、第1基板11及び第2基板12と略同一の平面寸法を有して、発熱板10の全体にわたって配置されているが、図1の例における運転席の正面部分等、発熱板10の一部にのみ配置されてもよい。以下、導電体付きシート20の各構成要素について説明する。
基材21は、発熱用導電体30を支持する基材として機能する。基材21は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般に言うところの透明である電気絶縁性のフィルムである。基材21としては、可視光を透過し、発熱用導電体30を適切に支持し得るものであればいかなる材質のものでもよいが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、環状ポリオレフィン等を挙げることができる。あるいは、基材21は、ポリビニルブチラール(PVB)等のポリビニルアセタールでもよい。また、基材21は、光透過性や、発熱用導電体30の適切な支持性等を考慮すると、0.03mm以上0.20mm以下の厚みを有していることが好ましい。
なお、「透明」とは、当該基材を介して当該基材の一方の側から他方の側を透視し得る程度の透明性を有していることを意味しており、例えば、30%以上、より好ましくは70%以上の可視光透過率を有していることを意味する。可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
次に、図4及び図5を参考にしながら、発熱用導電体30について説明する。図4及び図5は、発熱用導電体30を発熱板10の板面の法線方向から見た平面図である。図4は、発熱用導電体30のパターン導電体40の配置パターンの一例を示しており、図5は、発熱用導電体30のパターン導電体40の配置パターンの他の例を示している。
発熱用導電体30は、一対のバスバー50と、一対のバスバー50に間に配置されたパターン導電体40と、を有している。一対のバスバー50は、互いに離間して配置されており、それぞれが対応する配線部15と電気的に接続している。一対のバスバー50間には、配線部15と接続された電源7の電圧が印加されるようになる。パターン導電体40は、その両端において一対のバスバー50に接続している。したがって、パターン導電体40は、一対のバスバー50を電気的に接続している。パターン導電体40は、配線部15及びバスバー50を介して電圧を印加されると、抵抗加熱によって発熱する。そして、この熱が第1接合層13及び第2接合層14を介して第1基板11及び第2基板12に伝わることで、第1基板11及び第2基板12が温められる。
パターン導電体40は、種々のパターンで配置することができる。一例として、図4に示されているように、パターン導電体40は、線状導電体41が複数の開口領域43を画成するメッシュ状のパターンで配置されることによって形成されている。パターン導電体40は、2つの分岐点42の間を延びて、開口領域43を画成する複数の接続要素44を含んでいる。すなわち、パターン導電体40の線状導電体41は、両端において分岐点42を形成する複数の接続要素44の集まりとして構成されている。メッシュ状のパターンは、図5のように、各開口領域43の形状及び大きさが合同ではなく、平面内で一定の繰り返し周期の無い不規則なメッシュパターンでもよいし、各開口領域43の形状及び大きさが合同であり、平面内で開口領域43が一定の繰り返し周期をもつ周期格子のメッシュパターンでもよい。
しかしながら、図4に示された例に限らず、図5に示された他の例のように、パターン導電体40は、一対のバスバー50を連結する複数の線状導電体41からなっていてもよい。図5に示された例において、複数の線状導電体41が、一方向に隙間45を空けて配置されている。各線状導電体41は、全体的に見た場合に、一方向と非平行な方向に延びている。各線状導電体41は、一方のバスバー50から他方のバスバー50へ延在している。そして、複数の線状導電体41は、当該線状導電体41の延在方向と非平行な方向に、互いから離間して配列されている。とりわけ、複数の線状導電体41は、当該線状導電体41の延在方向と直交する方向に配列されている。これにより、隣接する2つの線状導電体41の間には、隙間45が形成されている。
パターン導電体40は、上述したように不透明な金属材料を用いて形成され得る。その一方で、パターン導電体40によって覆われていない基材21上の領域の割合、すなわち開口率は、70%以上90%以下程度と高くなっている。また、線状導電体41の線幅は、2μm以上20μm以下程度となっている。このため、パターン導電体40が設けられている領域は、全体として透明に把握され、パターン導電体40の存在が発熱板10の透視性を害さないようになっている。
図3に示された例では、線状導電体41は、全体として矩形状の断面を有している。線状導電体41の幅W、すなわち、発熱板10の板面に沿った幅Wは2μm以上20μm以下とし、高さ(厚さ)H、すなわち、発熱板10の板面への法線方向に沿った高さ(厚さ)Hは1μm以上60μm以下とすることが好ましい。このような寸法の線状導電体41によれば、その線状導電体41が十分に細線化されているので、パターン導電体40を効果的に不可視化することができる。
なお、前述したように、発熱板10の透視性または発熱板10を介した視認性を確保する観点から、開口率(非被覆率とも呼ばれる)が高くなるように、パターン導電体40の線状導電体41は基材21上に形成されている。その結果、図3に示すように、第1接合層13と導電体付きシート20の基材21とは、線状導電体41の開口領域43や隙間45、すなわち隣り合う線状導電体41の間となる領域を介して接触している。すなわち、パターン導電体40は、第1接合層13内に埋め込まれた状態となっている。
また、図3に示されたように、線状導電体41は、導電層46、導電層46の表面のうち、第1基板11に対向する側の面を覆う第1暗色層47、導電層46の表面のうち、第2基板12に対向する側の面及び両側面を覆う第2暗色層48を含むようにしてもよい。とりわけ、線状導電体41は、第1暗色層47を少なくとも含んでいることが好ましい。優れた導電性を有する金属材料からなる導電層46は、比較的高い反射率を呈する。そして、線状導電体41をなす導電層46によって光が反射されると、その反射した光が視認されるようになり、乗員の視界を妨げる場合がある。また、外部から導電層46が視認されると、意匠性が低下する場合がある。そこで、第1暗色層47及び第2暗色層48が、導電層46の表面の少なくとも一部分を覆っている。第1暗色層47及び第2暗色層48は、導電層46よりも可視光の反射率が低い層であればよく、例えば黒色等の暗色の層である。この第1暗色層47及び第2暗色層48によって、導電層46が視認されづらくなり、乗員の視界を良好に確保することができる。また、外部から見たときの意匠性の低下を防ぐことができる。
一対のバスバー50は、互いに離間して配置されている。バスバー50は、配線部15及びパターン導電体40に接続している。配線部15に接続された電源7の電圧が一対のバスバー50に印加されることで、パターン導電体40に電圧が印加される。図2、図4及び図5によく示されているように、一対のバスバー50は、その離間する方向に非平行な方向に延びている。一対のバスバー50に電圧が印加されることで、バスバー50の延びている方向に電流が流れる。
このようなパターン導電体40及びバスバー50を構成するための材料としては、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、及び、これらの金属の1種以上を含んでなる合金の一以上を例示することができる。
ところで、上述したように、バスバーの抵抗を低くするために、バスバーの厚さを厚くすることが望まれている。その一方で、パターン導電体とバスバーとの電気的に接合や、パターン導電体及びバスバーの生産性を考慮すると、金属層をエッチングによりパターニングすることで、パターン導電体及びバスバーを一体的に形成することが好ましい。そして、このようにして得られたパターン導電体およびバスバーは、略同一の厚さを有するようになる。すなわち、パターン導電体およびバスバーを一体的に形成した従来の発熱用導電体では、バスバーの厚さは、パターン導電体の厚さと同程度にしかならず、パターン導電体の厚さより厚くすることは困難であった。そこで、バスバーをパターン導電体とは別々に形成することで、バスバーの厚さをパターン導電体の厚さより厚くすることが考えられた。しかしながら、バスバーとパターン導電体とを別体で形成することは、バスバーとパターン導電体とを接続させるための位置合わせが困難となる等、発熱用導電体の取り扱い性の観点から、望ましくない。したがって、パターン導電体をバスバーの少なくとも一部分と一体的に形成しながら、バスバーの抵抗を低くすることが望まれている。
以下に説明する本実施の形態の導電体付きシート20の第1の例〜第5の例では、パターン導電体40をバスバー50の少なくとも一部と一体的に形成しながら、バスバーの抵抗を効果的に低くするための工夫がなされている。すなわち、導電体付きシート20の第1の例〜第5の例における発熱用導電体30において、一対のバスバー50の少なくとも一部分とパターン導電体40とは、一体的に形成されており、バスバー50の厚さTbは、パターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。なお、パターン導電体40の厚さTaは、線状導電体41の厚さHと等しくなっている。
(導電体付きシート20の第1の例)
図6に、本実施の形態の導電体付きシート20の第1の例が示されている。導電体付きシート20の第1の例では、一対のバスバー50は、第1部分51と、第2部分52と、を有している。また、導電体付きシート20の第1の例では、基材21上に、パターン導電体40と、バスバー50の第1部分51及び第2部分52と、が設けられている。第1部分51と第2部分52とは、基材21上において互いに接続している。図6に示すように、導電体付きシート20の両端部分が、基材21がパターン導電体40及びバスバー50に対して外側となるようにして、第2部分52ごと折り返されている。一方、第1部分51は折り返されていない。また、第1部分51は、パターン導電体40と同一の厚さを有する。したがって、第1部分51は、パターン導電体40と厚さ方向において同一の位置に配置されている。ここで、厚さ方向d1とは、パターン導電体40(線状導電体41)及びバスバー50の厚みの方向であり、発熱板10の法線方向に一致する。一方、折り返された第2部分52は、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置されている。図示された例では、第1部分51及び第2部分52は、第1方向d1に積層されている。第2部分52は、第1部分51から折り返された折り返し部53を含んでいる。すなわち、第1部分51及び第2部分52は、折り返された後述の導電板状部50aの互い対面する部分として、一体的に形成されている。
バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置された第2部分52の厚さの和、言い換えると第1部分51の厚さと折り返し部53の厚さの和となる。したがって、バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと同一のパターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さの略二倍の厚さとなっており、パターン導電体40の厚さTaの略二倍となっている。バスバー50の厚さTbがパターン導電体40の厚さTaより厚くなっていることで、バスバー50の断面積が大きくなり、バスバー50の抵抗を低くすることができる。
また、導電体付きシート20の第1の例において、両端部が折り返される前の導電体付きシート20のパターン導電体40とバスバー50の第1部分51及び第2部分52とを、例えばエッチングによって、一体的に形成することができる。
さらに、導電体付きシート20の第1の例において、両端部が折り返されることで、平面視におけるバスバー50の大きさを、小さくすることができる。このため、第1の例の導電体付きシート20を有する発熱板10では、バスバー50が設けられた小さな領域を黒セラミックス等で覆うことで、バスバー50を容易に視認されないようにできる。
なお、導電体付きシート20の第1の例においては、図6に示すように、配線部15は、折り返された導電板状部50aの内側に配置されて、導電体付きシート20の外部に延びることが好ましい。このような場合、配線部15を確実且つ強固にバスバー50と接続することができる。
(導電体付きシート20の第2の例)
図7に、本実施の形態の導電体付きシート20の第2の例が示されている。導電体付きシート20の第2の例では、一対のバスバー50は、第1部分51と、第2部分52と、を有している。また、導電体付きシート20の第2の例では、基材21上に、パターン導電体40と、バスバー50の第1部分51及び第2部分52と、が設けられている。第1部分51と第2部分52とは、基材21上において互いに接続している。図7に示すように、導電体付きシート20の両端部分が、基材21がパターン導電体40及びバスバー50に対して内側となるようにして、第2部分52ごと折り返されている。一方、第1部分51は折り返されていない。また、第1部分51は、パターン導電体40と同一の厚さを有する。したがって、第1部分51は、パターン導電体40と厚さ方向において同一の位置に配置されている。一方、折り返された第2部分52は、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置されている。図示された例では、第1部分51及び第2部分52は、第1方向d1に積層されている。第2部分52は、第1部分51から折り返された折り返し部53を含んでいる。すなわち、第1部分51及び第2部分52は、折り返された後述の導電板状部50aの互い対面する部分として、一体的に形成されている。
バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置された第2部分52の厚さの和、言い換えると第1部分51の厚さと折り返し部53の厚さの和となる。したがって、バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと同一のパターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さの略二倍の厚さとなっており、パターン導電体40の厚さTaの略二倍となっている。バスバー50の厚さTbがパターン導電体40の厚さTaより厚くなっていることで、バスバー50の断面積が大きくなり、バスバー50の抵抗を低くすることができる。
また、導電体付きシート20の第1の例において、両端部が折り返される前の導電体付きシート20のパターン導電体40とバスバー50の第1部分51及び第2部分52とを、例えばエッチングによって一体的に形成することができる。
さらに、導電体付きシート20の第2の例において、両端部が折り返されることで、平面視におけるバスバー50の大きさを、小さくすることができる。このため、第2の例の導電体付きシート20を有する発熱板10では、バスバー50が設けられた小さな領域を黒セラミックス等で覆うことで、バスバー50を容易に視認されないようにできる。
(導電体付きシート20の第3の例)
図8に、本実施の形態の導電体付きシート20の第3の例が示されている。導電体付きシート20の第3の例では、一対のバスバー50は、第1部分51と、第2部分52と、を有している。また、導電体付きシート20の第3の例では、基材21上に、パターン導電体40と、バスバー50の第1部分51と、が設けられている。第1部分51は、パターン導電体40と同一の厚さを有する。したがって、第1部分51は、パターン導電体40と厚さ方向において同一の位置に配置されている。図8に示すように、第1部分51上にメッキ部54が設けられている。すなわち、メッキ部54は、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置されている。図示された例において、メッキ部54は、厚さ方向d1において第1部分51に積層されている。このメッキ部54が、第2部分52を形成する。すなわち、第2部分52は、メッキ部54を含んでいる。
バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置された第2部分52の厚さの和、言い換えると第1部分51の厚さとメッキ部54の厚さの和となる。したがって、バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと同一のパターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。バスバー50の厚さTbがパターン導電体40の厚さTaより厚くなっていることで、バスバー50の断面積が大きくなり、バスバー50の抵抗を低くすることができる。
また、導電体付きシート20の第3の例において、パターン導電体40とバスバー50の第1部分51とを、例えばエッチングによって一体的に形成することができる。
さらに、第2部分52が第1部分51上に設けられたメッキ部54によって形成されていると、第1部分51と第2部分52との間の接触抵抗を小さくすることができる。このため、メッキ部54によって第2部分52を形成することは、バスバー50の抵抗を低くするためには、特に有効である。
また、第2部分52が第1部分51上に設けられたメッキ部54によって形成されていると、第1部分51と第2部分52とが一体化するため、バスバー50の取り扱いを容易にすることができる。
(導電体付きシート20の第4の例)
図9に、本実施の形態の導電体付きシート20の第4の例が示されている。導電体付きシート20の第4の例では、一対のバスバー50は、第1部分51と、第2部分52と、を有している。また、導電体付きシート20の第4の例は、第1導電体付きシート20Aと、第2導電体付きシート20Bと、を含んでいる。第1導電体付きシート20Aは、基材21と、基材21上に設けられたパターン導電体40及びバスバー50の第1部分51と、を有している。第2導電体付きシート20Bは、第2基材22と、第2基材22上に設けられた板状部55と、を有している。ここで、第2基材22は、例えば基材21と同様の材料及び寸法で形成されている。第1部分51は、パターン導電体40と同一の厚さを有する。したがって、第1部分51は、パターン導電体40と厚さ方向において同一の位置に配置されている。図9に示すように、第1部分51上に板状部55が設けられるよう、第1導電体付きシート20A及び第2導電体付きシート20Bは、積層されている。すなわち、板状部55は、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置されている。図示された例では、板状部55は、厚さ方向d1において第1部分51に積層されている。この板状部55が、第2部分52を形成する。すなわち、第2部分52は、板状部55を含んでいる。
バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置された第2部分52の厚さの和、言い換えると第1部分51の厚さと板状部55の厚さの和となる。したがって、バスバー50の厚さTbは、第1部分51の厚さと同一のパターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。バスバー50の厚さTbがパターン導電体40の厚さTaより厚くなっていることで、バスバー50の断面積が大きくなり、バスバー50の抵抗を低くすることができる。
また、導電体付きシート20の第4の例において、基材21上に設けられたパターン導電体40とバスバー50の第1部分51とを、例えばエッチングによって一体的に形成することができる。
さらに、第1部分51上に設けられた板状部55によって第2部分52が形成されていることで、第1部分51と第2部分52との接触面積を大きくすることができる。このため、第1部分51と第2部分52との接触抵抗を小さくすることができる。すなわち、第1部分51上に設けられた板状部55によって第2部分52を形成することは、バスバー50の抵抗を低くするためには、有効である。
また、第1導電体付きシート20A及び第2導電体付きシート20Bを積層する際に、基板11,12及び接合層13,14を同時に積層して、発熱板10を製造することができる。すなわち、発熱板10を構成する部材の積層を、一括で行うことができる。このため、発熱板10の製造コストを下げることができる。
なお、導電体付きシート20の第4の例においては、図9に示すように、配線部15は、バスバー50の第1部分51と板状部55との間に配置されて、導電体付きシート20の外部に延びることが好ましい。このような場合、配線部15を確実且つ強固にバスバー50と接続することができる。
(導電体付きシート20の第5の例)
図10に、本実施の形態の導電体付きシート20の第5の例が示されている。導電体付きシート20の第5の例では、一対のバスバー50は、それぞれ単一の層として形成されている。各バスバー50を形成する単一の層とパターン導電体40とは、一体的に形成されている。また、当該単一の層の厚さTbは、パターン導電体40の厚さTaより厚くなっている。このため、バスバー50の断面積が大きくなり、バスバー50の抵抗を低くすることができる。
このようなバスバー50は、例えば後述するように、導電体付きシート20の製造工程におけるエッチング工程に工夫がなされることで、実現することができる。
次に、図11〜図25を参照して、導電体付きシート20の第1〜第5の例の製造方法、及び発熱板10の製造方法の一例について説明する。
(導電体付きシート20の第1の例の製造方法)
まず、図11のように、基材21上に第1暗色層47を形成するようになる暗色膜47aを設ける。暗色膜47aは、例えば、電界めっき及び無電界めっきを含むめっき法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、又はこれらの二以上を組み合わせた方法により設けることができる。なお、暗色膜47aの材料としては、種々の公知のものを用いることができる。例えば窒化銅、酸化銅、窒化ニッケル等が例示できる。
次に、導電層46を形成するようになる導電膜46aを暗色膜47a上に設ける。導電膜46aは、形成されるパターン導電体40及びバスバー50の第1部分51の厚さに対応した厚さを有する。導電膜46aは、公知の方法で形成され得る。例えば、銅箔等の金属箔を貼着する方法、電界めっき及び無電界めっきを含むめっき法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、又はこれらの二以上を組み合わせた方法を採用することができる。あるいは、導電膜46aは、導電性の金属等を含むペースト状の材料を塗布することで形成されてもよい。
次に、図12に示すように、導電膜46a上に、レジストパターン60を設ける。レジストパターン60は、形成されるべき発熱用導電体30に対応した形、すなわちパターン導電体40及びバスバー50に対応した形となっている。ここで説明する方法では、最終的に発熱用導電体30をなす箇所の上にのみ、レジストパターン60が設けられている。このレジストパターン60は、公知のフォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより形成することができる。
次に、図13に示すように、レジストパターン60をマスクとして、導電膜46a及び暗色膜47aをエッチングする。このエッチングにより、導電膜46a及び暗色膜47aがレジストパターン60と略同一のパターンにパターニングされる。このパターンでは、一対のバスバー50の少なくとも一部分は、パターン導電体40と一体的になっている。この結果、パターニングされた導電膜46aから、線状導電体41の一部をなすようになる導電層46が、形成される。また、パターニングされた暗色膜47aから、線状導電体41の一部をなすようになる第1暗色層47が、形成される。さらに、パターニングされた導電膜46a及び暗色膜47aから、一対のバスバー50の一部をなすようになる一対の導電板状部50aが、形成される。
なお、エッチング方法は特に限られることはなく、公知の方法が採用できる。公知の方法としては、例えば、エッチング液を用いるウェットエッチングや、プラズマエッチングなどが挙げられる。その後、図14に示すように、レジストパターン60を除去する。
次に、図15に示すように、導電層46の第1暗色層47が設けられた面と反対側の面及び側面に第2暗色層48を形成する。第2暗色層48は、例えば導電層46をなす材料の一部分に暗色化処理(黒化処理)を施して、導電層46をなしていた一部分から、金属酸化物や金属硫化物からなる第2暗色層48を形成することができる。また、導電層46の表面に第2暗色層48を設けるようにしてもよい。また、導電層46の表面を粗化して第2暗色層48を設けるようにしてもよい。
以上の工程によって、図15に示すように、一対の導電板状部50aと、一対の導電板状部50aの間に配置され且つ導電板状部50aと一体的に形成されたパターン導電体40と、を有する中間部材30aが製造される。
その後、図16において矢印で示すように、中間部材30aの両端部、すなわち基材21及び導電板状部50aの一部(折り返し部53)が、基材21が導電板状部50aに対して外側になるようにして折り返される。導電板状部50aの折り返されなかった部分がバスバー50の第1部分51となり、導電板状部50aの折り返された部分がバスバー50の第2部分52(折り返し部53)となる。また、折り返されなかった部分と折り返された部分との間に、配線部15が配置される。これにより、図6に示した導電体付きシート20の第1の例が製造される。
(導電体付きシート20の第2の例の製造方法)
導電体付きシート20の第1の例の製造方法における中間部材30aの製造工程と同様の工程により、中間部材30bを製造する。その後、図17において矢印で示すように、中間部材30bの両端部、すなわち基材21及び導電板状部50aの一部(折り返し部53)が、基材21が導電板状部50aに対して内側になるようにして折り返される。導電板状部50aの折り返されなかった部分がバスバー50の第1部分51となり、導電板状部50aの折り返された部分がバスバー50の第2部分52(折り返し部53)となる。また、配線部15は、バスバー50の任意の位置に接続されるよう、設けられる。これにより、図7に示した導電体付きシート20の第2の例が製造される。
(導電体付きシート20の第3の例の製造方法)
導電体付きシート20の第1の例の製造方法における中間部材30aの製造工程と同様の工程により、中間部材30cを製造する。その後、配線部15をマスキングし、図18において矢印で示す方向から、中間部材30cの一対の導電板状部50a上に、メッキ(例えば電解メッキ、無電解メッキ)によってメッキ部54を設ける。導電板状部50aがバスバー50の第1部分51となり、メッキ部54がバスバー50の第2部分52となる。また、配線部15は、バスバー50の任意の位置に接続されるよう、設けられる。これにより、図8に示した導電体付きシート20の第3の例が製造される。
(導電体付きシート20の第4の例の製造方法)
導電体付きシート20の第1の例の製造方法における中間部材30aの製造工程と同様の工程により、中間部材30dを製造する。この中間部材30dは、導電体付きシート20の第4の例における第1導電体付きシート20Aとなる。また、中間部材30dとは別途の工程により、第2基材22上に第2導電層を設け、第2導電層をエッチングすることで、板状部55を形成する。この工程により、第2導電体付きシート20Bが製造される。次に、導電板状部50a上に、配線部15が設けられる。その後、図19において矢印で示すように、中間部材30dの一対の導電板状部50a上に板状部55が設けられるよう、第1導電体付きシート20A及び第2導電体付きシート20Bが積層される。第1導電体付きシート20A及び第2導電体付きシート20Bは、第1導電体付きシート20Aと第2導電体付きシート20Bとの圧着によって、積層されてもよいし、第1導電体付きシート20Aと第2導電体付きシート20Bとの半田付けや溶接等によって、積層されてもよい。導電板状部50aがバスバー50の第1部分51となり、板状部55がバスバー50の第2部分52となる。配線部15は、第1部分51と第2部分52との間に設けられる。これにより、図9に示した導電体付きシート20の第4の例が製造される。
(導電体付きシート20の第5の例の製造方法)
図20に示すように、導電体付きシート20の第1の例の製造方法と同様の工程により、基材21上に暗色膜47aを形成し、暗色膜47a上に導電膜46aを設ける。ただし、導電体付きシート20の第1の例の製造方法とは異なり、導電膜46aは、最終的に得られるバスバー50の厚さに対応した厚さを有する。
次に、図21に示すように、導電膜46a上に、形成されるべき発熱用導電体30に対応した形、すなわちパターン導電体40及びバスバー50に対応した形となっているレジストパターン60を設ける。その後、レジストパターン60をマスクとして、導電膜46a及び暗色膜47aをエッチングする。このエッチングにより、導電膜46a及び暗色膜47aがレジストパターン60と略同一のパターンにパターニングされる。パターニングされた導電膜46aから、形成されるべきパターン導電体40と同様のパターンの導電パターン部40aが、形成される。また、パターニングされた暗色膜47aから、線状導電体41の一部をなすようになる第1暗色層47が、形成される。さらに、パターニングされた導電膜46a及び暗色膜47aから、一対のバスバー50が、形成される。その後、レジストパターン60を除去する。以上の工程によって、図22に示すように、一対のバスバー50と、一対のバスバー50の間に配置され且つバスバー50と一体的に形成された導電パターン部40aと、を有する中間部材30eが製造される。
次に、図23に示すように、一対のバスバー50にのみ、再度レジストパターン61を設ける。その後、レジストパターン61をマスクとして、再度導電パターン部40aにおいて導電膜46aをエッチングする。このエッチングにより、図24に示すように、導電パターン部40aから、線状導電体41の一部をなすようになる導電層46が、形成される。
なお、レジストパターン61をマスクとしてエッチングした後、レジストパターン60をマスクとしてエッチングしてもよい。すなわち、一対のバスバー50に対応する位置のみにレジストパターン61を設け、レジストパターン61をマスクとして、導電膜46a及び暗色膜47aをエッチングする。その後、パターン導電体40及びバスバー50に対応した形となっているレジストパターン60を設け、レジストパターン60をマスクとして、導電膜46a及び暗色膜47aをエッチングする。このような工程で、導電パターン部40aから導電層46が形成されてもよい。
その後、導電体付きシート20の第1の例の製造方法と同様の工程により、導電層46の第1暗色層47が設けられた面と反対側の面及び側面に第2暗色層48を形成する。これにより、図10に示した導電体付きシート20の第5の例が製造される。
(発熱板10の製造方法)
いずれかの方法によって製造された導電体付きシート20に対して、図25に示すように、発熱用導電体30の側から第1接合層13及び第1基板11を積層して、導電体付きシート20と第1基板11とを接合する。同様に、基材21の側から第2接合層14及び第2基板12を積層して、導電体付きシート20と第2基板12とを接合する。第1接合層13及び第2接合層14は、ヒートシール性を有している。第1基板11及び第2基板12を互いに向けて加圧・加熱することで、導電体付きシート20と第1基板11及び第2基板12とを互いに接合することができる。これにより、図3に示した発熱板10が作製される。
以上のように、本実施の形態の発熱用導電体30は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、一対のバスバー50と、一対のバスバー50の間に配置されたパターン導電体40と、を備え、一対のバスバー50の少なくとも一部分とパターン導電体40とは、一体的に形成されており、バスバー50は、パターン導電体40より厚くなっている。このような発熱用導電体30によれば、バスバー50の厚さをパターン導電体40より厚くすることで、バスバー50の抵抗を低くすることができる。すなわち、少なくとも一部をパターン導電体と一体的に形成されたバスバーの抵抗を低くすることができる。
また、本実施の形態の発熱用導電体30は、電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、一対のバスバー50と、一対のバスバー50の間に配置されたパターン導電体40と、を備え、一対のバスバー50は、パターン導電体40と厚さ方向d1において同一の位置に配置された第1部分51と、厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置された第2部分52と、を有し、第1部分51とパターン導電体40とは、一体的に形成されている。このような発熱用導電体30によれば、バスバー50の第1部分51がパターン導電体40と厚さ方向d1において同一の位置に配置されているため、すなわち第1部分51とパターン導電体40とが同一の厚さであるため、例えばエッチングによって、パターン導電体40をバスバー50の第1部分51と容易に一体的に形成することができる。また、バスバー50の第2部分52が厚さ方向d1において第1部分51とは異なる位置に配置されているため、バスバー50の厚さをパターン導電体40より厚くすることができ、バスバーの抵抗を低くすることができる。すなわち、少なくとも一部をパターン導電体と一体的に形成されたバスバーの抵抗を低くすることができる。
そして、このような発熱用導電体30におけるバスバー50の第2部分52は、折り返し部53,メッキ部54、板状部55の少なくとも1つを含むことで、実現することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
上述した実施の形態では、発熱板10が、基材21を有している導電体付きシート20を備える例を示したが、製造過程において基材21を剥離させる等によって、発熱板10中に基材21を有さないようにしてもよい。この場合、発熱板10の全体を薄型にすることができ、また軽量化することができる。さらに、パターン導電体40から生じる熱を、発熱板10全体により早く伝達させることもできる。
また、上述した実施の形態では、基材21は、第2接合層14を介して第2基板12と接合している例を示した。しかしながら、基材21がヒートシール性を有する材料、例えばポリビニルブチラール(PVB)からなり、基材21が第2基板12と直接接合するようにしてもよい。この場合、発熱板10は、第2接合層14を含んでいなくてもよい。第2接合層14を含んでいないと、発熱板10の全体を薄型にすることができ、また軽量化することができる。さらに、パターン導電体40から生じる熱を、発熱板10全体により早く伝達させることもできる。
上述した実施の形態において、導電体付きシート20の第1〜第4の例のように、バスバー50の第2部分52は、折り返し部53、メッキ部54、板状部55のいずれか1つのみを含んでいる。しかしながら、第2部分52は、折り返し部53、メッキ部54、板状部55のうち2以上を含んでいてもよい。さらには、第2部分52は、2以上の折り返し部53、メッキ部54、板状部55を含んでいてもよい。あるいは、バスバー50の第1部分51が単一の層として形成され、当該単一の層の厚さがパターン導電体の厚さより厚くなっていてもよい。すなわち、導電体付きシート20の第5の例と、第1〜第4の例とが、組み合わされていてもよい。
前述した実施の形態において、発熱板10が曲面状に形成されている例を示したが、この例に限られず、発熱板10が、平板状に形成されていてもよい。
発熱板10は、自動車1のリアウィンドウ、サイドウィンドウやサンルーフに用いてもよい。また、自動車以外の、鉄道車両、航空機、船舶、宇宙船等の移動体の窓或いは扉の透明部分に用いてもよい。
さらに、発熱板10は、移動体以外にも、特に室内と室外とを区画する箇所、例えばビルや店舗、住宅の窓或いは扉の透明部分、建物の窓又は扉、冷蔵庫、展示箱、戸棚等の収納乃至保管設備の窓あるいは扉の透明部分等に使用することもできる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 自動車
5 フロントウィンドウ
7 電源
10 発熱板
11 第1基板
12 第2基板
13 第1接合層
14 第2接合層
15 配線部
20 導電体付きシート
21 基材
30 発熱用導電体
30a 中間部材
30b 中間部材
30c 中間部材
30d 中間部材
30e 中間部材
40 パターン導電体
40a 導電パターン部
41 線状導電体
42 分岐点
43 開口領域
44 接続要素
45 隙間
46 導電層
47 第1暗色層
48 第2暗色層
50 バスバー
50a 導電板状部
51 第1部分
52 第2部分
53 折り返し部
54 メッキ部
55 板状部

Claims (10)

  1. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、
    一対のバスバーと、
    前記一対のバスバーの間に配置されたパターン導電体と、を備え、
    前記一対のバスバーの少なくとも一部分と前記パターン導電体とは、一体的に形成されており、
    前記バスバーは、前記パターン導電体より厚くなっている、発熱用導電体。
  2. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体であって、
    一対のバスバーと、
    前記一対のバスバーの間に配置されたパターン導電体と、を備え、
    前記一対のバスバーは、前記パターン導電体と厚さ方向において同一の位置に配置された第1部分と、前記厚さ方向において前記第1部分とは異なる位置に配置された第2部分と、を有し、
    前記第1部分と前記パターン導電体とは、一体的に形成されている、発熱用導電体。
  3. 前記第2部分は、前記第1部分から折り返された折り返し部を含む、請求項2に記載の発熱用導電体。
  4. 前記第2部分は、メッキ部を含む、請求項2または3に記載の発熱用導電体。
  5. 前記第2部分は、前記第1部分に積層された板状部を含む、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の発熱用導電体。
  6. 互いに離間して配置された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に配置された請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発熱用導電体と、を備える、発熱板。
  7. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
    一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
    前記導電板状部を折り返す工程と、を備える、発熱用導電体の製造方法。
  8. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
    一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
    前記導電板状部上にメッキによりメッキ部を形成する工程と、を備える、発熱用導電体の製造方法。
  9. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
    一対の導電板状部と、前記一対の導電板状部の間に配置され且つ前記導電板状部と一体的に形成されたパターン導電体と、を有する中間部材を製造する工程と、
    前記導電板状部上に板状部を積層する工程と、を備える、発熱用導電体の製造方法。
  10. 電圧を印加すると発熱する発熱用導電体の製造方法であって、
    一対のバスバーと、前記一対のバスバーの間に配置され且つ前記バスバーと一体的に形成された導電パターン部と、を有する中間部材を製造する工程と、
    前記導電パターン部の少なくとも一部をエッチングする工程と、を備える、発熱用導電体の製造方法。
JP2018140636A 2018-07-26 2018-07-26 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法 Active JP7316535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140636A JP7316535B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140636A JP7316535B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020017444A true JP2020017444A (ja) 2020-01-30
JP7316535B2 JP7316535B2 (ja) 2023-07-28

Family

ID=69580941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018140636A Active JP7316535B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7316535B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022172805A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 日本板硝子株式会社 車両用窓ガラス
JP7494633B2 (ja) 2020-07-30 2024-06-04 大日本印刷株式会社 導電体付きシート、合わせ板、移動体、及び導電体付きシートの製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07105755A (ja) * 1993-10-08 1995-04-21 Mitsui Toatsu Chem Inc 透明導電性薄膜への電極の形成方法
JPH1096846A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Jiomatetsuku Kk デフロスター
JP2000138093A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Asahi Glass Co Ltd 電熱防曇ガラスおよびその製造方法
JP2014176211A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Kayaba Ind Co Ltd バスバー
JP2015076227A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社豊田自動織機 ウインドウ用面状発熱体および車両用窓
JP2016143914A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 大日本印刷株式会社 発熱板及び乗り物
WO2017069209A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 矢崎総業株式会社 導電部材モジュールおよび電池パック
JP2017212138A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 大日本印刷株式会社 加熱電極装置、通電加熱パネル、乗物、及び加熱電極装置の製造方法
JP2017216193A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 日本板硝子株式会社 ウインドシールド

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07105755A (ja) * 1993-10-08 1995-04-21 Mitsui Toatsu Chem Inc 透明導電性薄膜への電極の形成方法
JPH1096846A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Jiomatetsuku Kk デフロスター
JP2000138093A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Asahi Glass Co Ltd 電熱防曇ガラスおよびその製造方法
JP2014176211A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Kayaba Ind Co Ltd バスバー
JP2015076227A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社豊田自動織機 ウインドウ用面状発熱体および車両用窓
JP2016143914A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 大日本印刷株式会社 発熱板及び乗り物
WO2017069209A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 矢崎総業株式会社 導電部材モジュールおよび電池パック
JP2017212138A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 大日本印刷株式会社 加熱電極装置、通電加熱パネル、乗物、及び加熱電極装置の製造方法
JP2017216193A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 日本板硝子株式会社 ウインドシールド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7494633B2 (ja) 2020-07-30 2024-06-04 大日本印刷株式会社 導電体付きシート、合わせ板、移動体、及び導電体付きシートの製造方法
WO2022172805A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 日本板硝子株式会社 車両用窓ガラス

Also Published As

Publication number Publication date
JP7316535B2 (ja) 2023-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6481386B2 (ja) 発熱板及び乗り物
JP2018536269A (ja) 容量性スイッチ領域を有している加熱可能な複合ペインを有しているペイン装置
JP6379771B2 (ja) 合わせガラス、メッシュシート及び合わせガラス用中間部材
JP6913294B2 (ja) 発熱板、導電体付きシート、乗り物及び建築物用窓
JP2016124372A (ja) 発熱板及び乗り物
JP2016102056A (ja) 合わせガラス及びその製造方法
JP2020017444A (ja) 発熱用導電体、発熱板および発熱用導電体の製造方法
JP2017210146A (ja) パターン導電体、発熱用導電体、導電体付きシート、発熱板、乗り物および建築物
JP2017212047A (ja) 導電性発熱体、合わせガラスおよび乗物
JP6897706B2 (ja) 発熱板及び乗り物
JP6589270B2 (ja) 発熱板用の中間部材
EP4240105A2 (en) Pattern conductor, heating plate, and mobile body
JP2019197727A (ja) 発熱板、導電体付きフィルム及び発熱板の製造方法
JP6478150B2 (ja) 発熱板、発熱板を備えた乗り物、及び、発熱板の製造方法
WO2023022159A1 (ja) 導電体
JP2020011890A (ja) 合わせ板、デフロスタ、移動体
JP6770703B2 (ja) パターン導電体、発熱用導電体、導電体付きシート、発熱板、乗り物および建築物
JP2016104681A (ja) 合わせガラスの製造方法及び合わせガラス
JP6745073B2 (ja) 導電性パターンシート、発熱板、発熱板を備えた乗り物、及び、発熱板の製造方法
JP6540037B2 (ja) 発熱板及び乗り物
JP6569346B2 (ja) 透明発熱板及び透明発熱板を備えた窓
JP6670466B2 (ja) 発熱板、乗り物及び建築物用窓
JP6757515B2 (ja) 合わせガラス及び乗り物
JP7494633B2 (ja) 導電体付きシート、合わせ板、移動体、及び導電体付きシートの製造方法
JP2020017441A (ja) 発熱用導電体、発熱板、移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7316535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150