JP2020015995A - 通気性織物とその製造方法及びこれを用いた衣服 - Google Patents

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【課題】保形性が良好で、通気性があり、家庭洗濯も可能で、かつ着用感も良好な通気性織物とその製造方法及びこれを用いた衣服を提供する。【解決手段】経糸2と緯糸3で構成される通気性織物であって、通気性織物の織組織は平織物1であり、経糸2及び緯糸3は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸であり、経糸2は10〜30本に1本又は2本の割合で存在しておらず、緯糸3は6〜20本に1本程度の割合で存在しておらず、経糸及び緯糸の存在していない部分は空隙4,5を形成している。この織物は、主たる経糸及び緯糸は、前記コットンを含む紡績糸とし、一例として、経糸2は10〜30本に1本又は2本の割合で配置させず、緯糸3は6〜20本に1本の割合でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置して織製し、精練する際にアルカリ水溶液によりアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去して得る。【選択図】図1

Description

本発明は、作業服、夏期用ユニフォーム等に好適な通気性織物とこれを用いた衣服及び通気性織物の製造方法に関する。
暑い時期に着用する服や発汗を伴う作業服は、生地を薄くしたり、メッシュを形成して蒸れ感を抑制し、清涼感を付与するなどの工夫が必要である。特許文献1には、ナイロンなどの合成繊維からなるフィラメント糸を使用し、単位面積当たりの質量(目付)を15〜50g/m2と軽くし、蒸れ感の少ない軽量織物が提案されている。特許文献2には、溶解しない繊維としてポリエステルフィラメント糸を使用し、溶解する経糸及び緯糸の双方にアルカリ可溶性ポリエステルを使用し、タテ方向及びヨコ方向の双方を部分的に溶解除去して通気性を上げることが提案されている。
特開2016−223020号公報 特開2011−089231号公報
しかし、従来の通気性織物は、通気性は良くても保形性に問題があり、安全性が重視される作業服や、しっかりした形が重要視される夏期用ユニフォーム等に適用するには問題があった。
本発明は、上記問題を解決するため、保形性が良好で、通気性があり、家庭洗濯も可能で、かつ着用感も良好な通気性織物とその製造方法及びこれを用いた衣服を提供する。
本発明の通気性織物は、経糸と緯糸で構成される通気性織物であって、前記通気性織物の織組織は平織物であり、前記経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸である。前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で存在しておらず、前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合で存在していない。当該経糸及び緯糸の存在していない部分は空隙を形成していることを特徴とする。
本発明の衣服は、前記の通気性織物を使用した衣服である。
本発明の通気性織物の製造方法は、前記の通気性織物の製造方法であって、主たる経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とし、前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で糸を配置させず、前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置して平織物を織製し、前記平織物を精練する際に、アルカリ水溶液により前記アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去することを特徴とする。
本発明の別の通気性織物の製造方法は、前記の通気性織物の製造方法であって、経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とし、前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で配置させず、前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合で糸を配置させずに平織物を織製することを特徴とする。
本発明は、経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸であり、前記経糸及び緯糸はそれぞれ、所定本数に1本の割合で存在しておらず、前記経糸及び緯糸の存在していない部分は空隙を形成していることにより、保形性が良好で、通気性があり、家庭洗濯も可能で、かつ着用感も良好な通気性織物とその製造方法及びこれを用いた衣服を提供できる。すなわち、経糸及び緯糸に紡績糸を使用することにより、経糸と緯糸が滑りにくく、経糸と緯糸の交差点を動きにくくし、空隙があっても保形性を保持できる。また、経糸及び緯糸にコットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸又はコットンとアクリル系の混紡紡績糸を使用することにより、吸湿性、吸水性を付与し、着心地及び着用感を良好に保てる。
図1は本発明の一実施形態の通気性織物の模式的表面図である。 図2は本発明の一実施形態の通気性織物のブリッジ構造を示す模式的断面図である。 図3は本発明の一実施形態の通気性織物の交差構造を示す模式的断面図である。 図4は本発明の実施例1の通気性織物の表面写真(倍率20)である。 図5は本発明の実施例1の通気性織物の表面写真(倍率100)である。
本発明の通気性織物は、経糸及び緯糸はコットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とすることにより、着心地を良好に保てる。コットンは吸湿性、吸水性があり、肌にも優しく、発汗を伴う作業服や、夏期用ユニフォーム等に好適である。混紡紡績糸の場合は、混紡紡績糸を100質量%としたとき、コットン20質量%以上100質量%未満、ポリエステル又はアクリル系0質量%を超え80質量%以下が好ましく、さらに好ましくはコットン30質量%以上100質量%未満、ポリエステル又はアクリル系0質量%を超え70質量%以下である。耐摩耗性を挙げるため、さらにナイロンを、0質量%を超え20質量%以下の範囲で加えてもよい。
本発明の通気性織物は、平織物で構成する。平織物であると、部分的に経糸及び緯糸を除去しても形が崩れにくく、保形性を良好に保てる。平織物を構成する前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合で存在しておらず、前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で存在していない。前記経糸及び緯糸の存在していない部分(以下、「不存在部」ともいう。)は空隙を形成している。不存在となる緯糸の本数の好ましくは8〜16本に1本の割合、さらに好ましくは10〜14本に1本の割合である。また不存在となる経糸は、10〜30本に1本又は2本の割合である。糸を通す一つの羽に2本の糸を通すことが多く、5〜15羽に1羽の割合で糸を配置させないことが好ましい。ただし、織物時や後工程の染色時等のテンションにより2本分の割合が1本分に見えることもあるので上記割合としている。なお、好ましくは、8〜14羽に1羽の割合で糸不存在の空羽を配置させる。これにより、空隙を形成して通気性が向上するとともに、保形性を保ち、型崩れしにくい。経糸及び緯糸のいずれか一方の不存在の糸割合が多くなると保形性は確保しにくく、不存在の糸割合が小さくなると通気性が低下する。
本発明の通気性織物の製造方法としては、前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で織物製造時に存在させないことで空隙を形成し、前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合で可溶性糸、例えばアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸や水溶性ビニロン糸を配置して織物とし、織物製造後に前記アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸や水溶性ビニロン糸を除去するのが通常であるが、好ましくは、アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置して織物とし、織物製造後に前記アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を除去する方法である。
また、前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で織物製造時に存在させないことで空隙を形成し、前記緯糸は6〜20本に1本の割合で空打ちして糸を存在させないで織物を製造する方法でも良い。なお、緯糸を空打ちする場合は、後工程である染色工程時にテンションがかかるため不存在部が消滅することもありうる。したがって、緯糸を8〜15回程度打ち込んだ後、2〜5回程度空打ちすることが、染色工程後において1本分の不存在部を生成するために有効である。
通気性織物のJIS L1096のA法(フラジール法)による通気性は、40〜150cm3/cm2・secが好ましく、より好ましくは50〜130cm3/cm2・secであり、さらに好ましくは60〜110cm3/cm2・secである。前記の範囲であれば夏期用衣料に好適である。なお、このような通気性を発現するために不存在部は、経糸及び緯糸共に3〜9mm間隔程度で存在させるのが好ましい。
前記経糸及び緯糸の不存在部と直角方向の糸は表側又は裏側でブリッジ構造になっているか、又は直行する糸と交差する交差構造になっているのが好ましい。ブリッジ構造は、織物製造後にアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を除去することで形成される。あるいは、空打ちの場合は奇数回空打ちすることでブリッジ構造が形成される。直行する糸と交差する交差構造は、空打ちの場合は偶数回空打ちすることで形成される。このとき、偶数回空打ちしても、空隙の間隔は奇数回空打ちとほぼ同一となる。なお、空打ちは緯糸についての技術用語であるが、経糸は綜絖通しの際の経糸を10〜30本に1本又は2本の割合で抜くことにより、不存在にすることができる。
通気性織物を構成する経糸及び緯糸は、紡績糸とする。経糸及び緯糸に紡績糸を使用することにより、経糸と緯糸が滑りにくく、経糸と緯糸の交差点を動きにくくし、空隙があっても保形性を保持できる。紡績糸は、メートル番手で単糸は(20/1)〜(80/1)番(分子はメートル番手、分母は糸の本数。以下同じ。)が好ましく、より好ましくは(25/1)〜(70/1)番である。双糸は(40/2)〜(100/2)番が好ましく、より好ましくは(50/2)〜(90/2)番である。この範囲であれば通気性と保形性を両立した織物を構成できる。
アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸は、例えば、5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分等を共重合したエチレンテレフタレート糸が使用できる。このポリエテルは、アルカリ易容性ポリエステル糸(カチオン染料可染型ポリエステル糸)ともいわれる。アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸は、50〜200デニールが好ましく、特に50〜100デニールのフィラメントを2本より合わせて100〜200デニールとして用いるのが好ましい。
通気性織物の単位面積当たりの質量は60〜300g/m2が好ましく、より好ましくは70〜200g/m2である。この範囲であれば発汗を伴う作業服や、夏期用ユニフォーム等に好適である。
本発明の衣服は、前記の通気性織物を使用した衣服である。衣服は通常、縫製によって作られる。好ましい衣服は、作業用衣服又は夏期用ユニフォーム等である。シャツやジャンパー等の上衣、ス本やスカート等の下衣に好適である。その他、帽子、家庭着、パジャマ等にも好適である。
本発明の通気性織物の第1の製造方法は次の工程からなる。
(1)主たる経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とする。前記において、「主たる」とは、下記のアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を除く意味である。なお、通気性や保形性を阻害しない範囲で制電糸やその他糸を用いることも問題ない。
(2)前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で織物製造時に存在させないことで空隙を形成する。経糸を通す羽に空羽部分を配置することにより糸不存在部が形成できる。前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置し平織物を織製する。
(3)前記平織物を精練する際に、アルカリ水溶液によりアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去する。通常、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸は、精練工程が必須であり、この精練工程でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去することは、同じく可溶性糸である水溶性ビニロン糸を用いた場合、別工程で水処理が必要な点をふまえると製造コスト的に利点がある。
(4)その後、必要に応じて漂白及び染色することができる。漂白及び染色は、常法に従う。
本発明の通気性織物の第2の製造方法は、経糸は第1の製造方法と同様に実施し、緯糸は6〜20本に1本程度の割合で空打ちして配置させずに平織物を織製する。その後、必要に応じて漂白及び染色することができる。漂白及び染色は、常法に従う。
以下図面によって本発明の通気性織物を説明する。図1は本発明の一実施形態の通気性織物の模式的表面図である。この織物は経糸2と緯糸3で構成される平組織織物1であり、経糸2は22本に2本の割合で存在しておらず、空隙4が形成されている。緯糸3も12本に1本の割合で存在しておらず、空隙5が形成されている。空隙4と空隙5は格子模様を形成している。
図2は本発明の一実施形態の通気性織物のブリッジ構造を示す模式的断面図である。経糸2と交差して緯糸3が配置されているが、空隙4の部分はブリッジ構造6となっている。ブリッジ構造6の形成方法は前記のとおりである。この例は緯糸3のブリッジ構造6を示したが、経糸についても同様である。図3は本発明の一実施形態の通気性織物の交差構造を示す模式的断面図である。経糸2と交差して緯糸3が配置されているが、空隙4の部分は交差構造7となっている。同一織物の中にブリッジ構造6と交差構造7を混在することもできる。
以下実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
綿(コットン)35質量%、ポリエステル(PET)65質量%の混紡紡績糸の双糸(メートル番手60/2番)を経糸と緯糸に使用し、平織組織とし、経糸は1羽あたり2本の双糸を通し、12羽に1羽の割合で空羽とした(24本に2本の割合で不存在)。緯糸は12本に1本の割合で均等にアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置した。アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸は、KBセーレン社製、製品名"ベルピュア"を用い、75デニール2本をより合わせて150デニールとして使用した。そして、平織物を精練する際に、アルカリ水溶液によりアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去した。漂白及び染色は、常法に従った。得られた織物の単位面積当たりの質量は140g/m2であった。不存在部の間隔は経糸及び緯糸共に約5mmである。図4〜図5に実施例1の通気性織物の表面写真を示す。図4〜図5において、縦方向の糸は織物の経糸、横方向の糸は織物の緯糸である。織物評価は表1にまとめて示す。
(実施例2)
綿(コットン)35質量%、ポリエステル(PET)65質量%の混紡紡績糸の双糸(メートル番手60/2番)を経糸と緯糸に使用し、平織組織とし、経糸は1羽あたり2本の双糸を通し、12羽に1羽の割合で空羽とした。緯糸は10本打った後、4回空打ちを行った。そして、平織物を精練、漂白及び染色は、常法に従った。それぞれの工程のテンションにより4回の空打ち部分が糸1本程度の空隙となった。得られた織物の単位面積当たりの質量は140g/m2であった。不存在部の間隔は経糸及び緯糸共に約5mmである。織物評価は表1にまとめて示す。
(比較例1)
綿(コットン)35質量%、ポリエステル65質量%の混紡紡績糸の双糸(メートル番手60/2番)を経糸と緯糸に使用し、平織組織(サラシ)とした以外は実施例1と同様に実験した。比較例1のJIS L1096のA法(フラジール法)による通気性は、23(cm3/cm2・sec)であった。
表1から明らかなとおり、本発明の実施例1の織物は通気性が良く、洗濯後の寸法安定性が良かった。また、本発明の実施例1の織物を使用して、作業着(上着)を縫製した。この作業着(上着)は、保形性が良好で、通気性があり、家庭洗濯も可能で、かつ着用感も良好であった。
本発明の通気性織物は、作業用衣服、夏期用ユニフォーム等のほか、シャツやジャンパー等の上衣、ズボンやスカート等の下衣に好適である。その他、帽子、家庭着、パジャマ等にも好適である。
1 平組織織物
2 経糸
3 緯糸
4,5 空隙
6 ブリッジ構造
7 交差構造

Claims (9)

  1. 経糸と緯糸で構成される通気性織物であって、
    前記通気性織物の織組織は平織物であり、
    前記経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸であり、
    前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で存在しておらず、
    前記緯糸は6〜20本に1本程度の割合で存在しておらず、
    前記経糸及び緯糸の存在していない部分は空隙を形成していることを特徴とする通気性織物。
  2. 前記緯糸は、6〜20本に1本の割合でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置して織物とし、織物製造後に前記アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を除去する請求項1に記載の通気性織物。
  3. 前記通気性織物のJIS L1096のA法(フラジール法)による通気性が、40〜150cm3/cm2・secである請求項1又は2に記載の通気性織物。
  4. 前記経糸及び緯糸の存在していない部分と直角方向の糸は表側又は裏側でブリッジ構造となっているか、又は直行する糸と交差する交差構造となっている請求項1〜3のいずれかに記載の通気性織物。
  5. 前記通気性織物の単位面積当たりの質量は70〜200g/m2である請求項1〜4のいずれかに記載の通気性織物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の通気性織物を使用した衣服。
  7. 前記衣服は、作業用衣服又は夏期用ユニフォームである請求項6に記載の衣服。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の通気性織物の製造方法であって、
    主たる経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とし、
    前記経糸は、10〜30本に1本又は2本の割合で配置させず、
    前記緯糸は、6〜20本に1本の割合でアルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を配置して平織物を織製し、
    前記平織物を精練する際に、アルカリ水溶液により前記アルカリ水溶液可溶型ポリエステル糸を溶解除去することを特徴とする通気性織物の製造方法。
  9. 請求項1〜5のいずれかに記載の通気性織物の製造方法であって、
    経糸及び緯糸は、コットン100質量%紡績糸、コットンとポリエステルの混紡紡績糸及びコットンとアクリル系の混紡紡績糸から選ばれる少なくとも一つの紡績糸とし、
    前記経糸は10〜30本に1本又は2本の割合で配置させず、前記緯糸は6〜20本に1本の割合で空打ちして配置させずに平織物を織製することを特徴とする通気性織物の製造方法。
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