JP2020015054A - はんだ合金、およびはんだ継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】引張強度が高く、Ni食われを抑制するとともに接合界面のボイドの発生を抑制することができるはんだ合金、およびはんだ継手を提供する。【解決手段】はんだ合金は、質量%で、Ag:1〜4%、Cu:0.1〜1.0%、Ni:0.005〜0.5%、Co:0.005〜0.1%、P:0.001〜0.015%、および残部がSnからなる合金組成を有し、合金組成は下記(1)式を満たす。0.00020<(Ni/Co)×(1/Ag)×P<0.025(1)。上記(1)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。【選択図】図2

Description

本発明は、高い引張強度を有するとともに、Ni食われおよび接合界面のボイドの発生を抑制するはんだ合金、およびはんだ継手に関する。
近年、電子機器は、高集積化、大容量化、高速化が要求されている。例えばQFP(Quad Flat Package)などの半導体パッケージが用いられており、半導体チップレベルでの高集積化、高機能化が図られている。QFPの製造では、シリコンウエハから切り出されたシリコンチップをリードフレームにダイボンディングするパッケージングプロセスが採用されている。
BGA(Ball Grid Array)のような微小電極を接合すQFPでは、シリコンチップとリードフレームがはんだ合金でダイボンディングされてはんだ継手が形成される。シリコンチップには、はんだとの濡れ性を改善して密着強度を向上させるため、例えば最外層にNi層を備えるバックメタルが形成されている。ただ、最外層のNi層は溶融はんだと接するとNi層が溶融はんだ中に溶融してNi食われが発生する。ここで、バックメタルには、通常、Niがシリコンチップへ拡散することを抑制するため、Tiなどのバリア層が形成されている。Ni食われが進行してTi層が露出すると、はんだ合金のTiへのぬれ性が非常に悪いため、バックメタルが溶融はんだを濡れはじいてしまう。また、Ni層がわずかに残存したとしても、Ni原子が溶融はんだ中へ拡散するとともにTiがNi中にほとんど拡散しない。このため、バリア層であるTi層とNi層との界面に原子レベルでボイドが増加してしまい、わずかに残ったNi層とTi層との界面の密着強度は極端に低下する。この結果、ダイボンディング後の接合部は耐衝撃性や耐ヒートサイクル性に劣ることがある。このように、バックメタルのNi層を残存させることはダイボンディングでは極めて重要である。
ところで、従来からSn−Ag−Cuはんだ合金が広く用いられており、ダイボンディングにも使用されている。ただ、このはんだ合金を用いた場合には、近年の種々の要求の中で、耐ヒートサイクル性、耐衝撃性、耐変色性を改善する必要が生じることがある。そこで、従来から広く使用されてきたSn−Ag−Cuはんだ合金に関して、これらの特性を改善するために種々の検討がなされている。
例えば特許文献1には、Sn−Ag−Cuはんだ合金にCoやNiを任意元素として含有するとともにPなどを選択的必須元素として含有するはんだ合金が開示されている。このはんだ合金は、CoやNiを含有する場合には耐ヒートサイクル性を示し、Pを含有する場合には耐衝撃性や耐変色性を示すことが開示されている。
特許第4144415号公報
上述のように、特許文献1に開示されたはんだ合金は、耐衝撃性、耐変色性、および耐ヒートサイクル性の3種の効果を同時に発揮することができる優れた合金である。ただ、合金設計においては更なる改善の余地があったと考えられる。
特許文献1の実施例4には、Sn−Ag−Cuはんだ合金にP、Co、およびNiを同時に含有する合金組成が開示されている。そして、特許文献1の実施例14には、実施例4と比較してCoを含有しない合金組成が開示されている。ここで、特許文献1には、前述のように、CoやNiは耐ヒートサイクル性を示すために含有した方がよい任意元素であることが記載されている。そうすると、NiおよびCoの両元素を同時に含有する実施例4はNiのみ含有する実施例14より耐ヒートサイクル性が向上していると思われる。しかし、実施例4と実施例14は耐ヒートサイクル性が同等である結果が示されている。これは、実施例14のCu含有量が実施例4の1/10であることや、実施例14がSbを含有することに起因すると考えられる。
また、特許文献1には、Agははんだ付け性を向上させる元素であることが記載されており、溶融はんだが十分に濡れ広がることにより高い耐衝撃性を示すことが意図されている。しかし、実施例4よりAgを多く含有する実施例3の方が耐衝撃性が劣る。これは、実施例3は実施例4と比較してP含有量が多く、かつCoを含有しないことに起因するためであると考えられる。
はんだ合金は、各元素に固有の添加意義が存在するものの、すべての構成元素が組み合わされた一体のものであり、各構成元素が相互に影響を及ぼすため、構成元素が全体としてバランスよく含有される必要がある。特許文献1に記載のはんだ合金は、各構成元素の含有量の各々が個別に最適化されており、特許文献1の出願時において特許文献1に記載されている効果が得られるためには十分であると考えられる。ただ、同様の構成元素を有するはんだ合金において近年の要求に対応できるように別の特性を向上させたい場合、各構成元素の含有量を個々に最適化した上で、更に、構成元素をバランスよく含有する必要がある。
特許文献1に記載の発明では、BGAのような微小電極の場合を想定した合金設計が行われているが、接合面積が広いダイボンディングとして用いられる場合であっても外部応力による破断を無視することはできないため、はんだ合金自体の強度の向上が求められる。また、ダイボンディングのように接合面積が広いはんだ付けを行う場合には、Ni食われやNiの拡散を抑制することに加えて、接合界面でのボイドの発生をも抑制することが要求される。
このように、近年の電子機器の高集積化、大容量化、高速化により、BGAだけでなくQFPで採用されているダイボンディングにも適用できるはんだ合金が求められるようになっている。
本発明の課題は、引張強度が高く、Ni食われを抑制するとともに接合界面のボイドの発生を抑制することができるはんだ合金、およびはんだ継手を提供することである。
はんだ合金は2種以上の元素で構成されており、各々単独の効果がはんだ合金全体の特性に影響を及ぼすこともあるが、前述のように、すべての構成元素で一体のものになるため各構成元素が相互に関係している。このため、本発明者らは、特許文献1に記載のはんだ合金と同じ構成元素であってもBGAに限らずQFPにも対応可能なように、引張強度が高く、Ni食われやボイドの発生が抑制されるような合金設計を行うことに着目した。具体的には、本発明者らは、各構成元素の添加意義を再検討した上で、引張強度が高く、Ni食われやボイドの発生を抑制するために、各構成元素のバランスを考慮して詳細に組成探索を行った。
まずは、Sn−Ag−Cuはんだ合金でNi食われを抑制するための検討を行った。本発明者らは、Ni含有量の増加により液相線温度が急激に上昇すれば、Ni食われが抑制されると考えた。つまり、本発明者らは、バックメタルのNi層に食われが発生した場合であっても、その食われを最小限に留めるような合金設計を試みた。具体的には、溶融はんだのNi含有量がわずかに増加しただけで急激に液相線温度が上がるように、Ni含有量、液相線温度の上昇開始温度及び上昇率、との関係を詳細に調査した。その結果、Co含有量が所定の範囲内では、Niがわずかに増加した場合に液相線温度が上昇し始めるとともに急激に上昇する知見が得られた。このため、本発明者らは、CoとNiとの含有比がNi食われを抑制するために必要であることに着目した。
次に、接合界面でのボイドの発生を抑制するため、本発明者らはPの含有量に着目した。Pは、Snと共存する場合に大気中の酸素を取り込み、リン酸錫を形成することが知られている。リン酸錫は溶融はんだの表面に脆くて薄い酸化膜として形成されるが、この酸化膜は、溶融はんだ自体の対流や、チップを溶融はんだ上に載置する際に溶融はんだに加えられる外圧によっても容易に破壊されるため、溶融はんだの対流を阻害することがない。このため、Pを含有するはんだ合金は接合界面に発生したボイドを外部に排出することが可能になる。Ni食われとボイドの発生を抑制するためには、Co、Ni、およびPがバランスよく配合される必要がある。
さらに、Agの添加により結晶粒界にAgSnが析出してはんだ合金の強度が向上するため、Ag含有量のバランスも考慮する必要がある。
そこで、本発明者らは、Sn−Ag−Cu−Ni−Co−Pはんだ合金において、CoとNiの含有比、P含有量およびAg含有量の総合的なバランスを考慮して詳細に検討した結果、高い引張強度を示すとともにNi食われ及びボイドの発生を抑制する知見を得て本発明を完成した。
これらの知見により得られた本発明は次の通りである。
(1)質量%で、Ag:1〜4%、Cu:0.1〜1.0%、Ni:0.005〜0.5%、Co:0.005〜0.1%、P:0.001〜0.015%、および残部がSnからなる合金組成を有し、合金組成は下記(1)式を満たすことを特徴とするはんだ合金。
0.00020<(Ni/Co)×(1/Ag)×P<0.025 (1)
上記(1)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(2)液相線温度が320℃以下である、上記(1)に記載のはんだ合金。
(3)液相線温度と固相線温度との差であるΔTが120℃以下である、上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金。
(4)合金組成は下記(2)式を満たす、上記(1)〜上記(3)のいずれか1項に記載のはんだ合金。
0.00389≦(Ni/Co)×(1/Ag)×P≦0.00667 (2)
上記(2)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(5)上記(1)〜上記(4)のいずれか1項に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
図1ははんだ継手の断面SEM写真であり、図1(a)は実施例10の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真であり、図1(b)は比較参考例であるSn−3Ag−0.5Cuの合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真である。 図2ははんだ継手の断面SEM写真であり、図2(a)は実施例10の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真であり、図2(b)は比較例2の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真である。
本発明を以下により詳しく説明する。本明細書において、はんだ合金組成に関する「%」は、特に指定しない限り「質量%」である。
1. 合金組成
(1) Ag:1〜4%
Agは結晶粒界で微細なAgSnを析出させることによりはんだ合金の強度を向上させる元素である。Ag含有量が1%未満であるとAgの添加効果が十分に発揮されない。Ag含有量の下限は1%以上であり、好ましくは1.5%以上であり、より好ましくは2%以上である。一方、Ag含有量が多すぎると、粗大なAgSnが析出してしまい、強度が劣化する。Ag含有量の上限は4%以下であり、好ましくは3.5%以下であり、より好ましくは3%以下である。
(2) Cu:0.1〜1.0%
Cuは、Cu食われを抑制するとともにCuSnによる析出強化を図ることができる元素である。Cu含有量が0.1%未満であると、CuSnの析出量が少なく脆いSnNi化合物が析出するためにはんだ合金自体が脆くなる。Cu含有量の下限は0.1%以上であり、好ましくは0.2%以上であり、より好ましくは0.3%以上であり、さらに好ましくは0.4%以上であり、特に好ましくは0.5%以上である。一方、Cu含有量が1.0%を超えるとはんだ合金の液相線温度が高く溶融し難い。Cu含有量の上限は1.0%以下であり、好ましくは0.8%以下であり、より好ましくは0.7%以下であり、特に好ましくは0.6%以下である。
(3) Ni:0.005〜0.5%
Niは、Cuと同様にはんだ合金の液相線温度を制御するとともにNi食われを抑制することができる元素である。Ni含有量が0.005%未満であるとNiの添加効果が発揮され難い。Ni含有量の下限は0.005%以上であり、好ましくは0.01%以上であり、より好ましくは0.02%以上であり、さらに好ましくは0.03%以上であり、特に好ましくは0.04%以上である。一方、Ni含有量が0.5%を超えるとはんだ合金の液相線温度が高く溶融し難い。Ni含有量の上限は0.5%以下であり、好ましくは0.2%以下であり、より好ましくは0.1%以下であり、さらに好ましくは0.09%以下であり、特に好ましくは0.07%以下である。
(4) Co:0.005〜0.1%
Coははんだ合金の液相線温度を制御するとともにはんだ合金の組織の微細化に寄与する元素である。Ni存在下においてCoが共存すると、Ni含有量が少量でも液相線温度が向上してNi食われを抑制することができる。Co含有量が0.005%未満であるとCoの添加効果が発揮され難い。Co含有量の下限は0.005%以上であり、好ましくは0.01%以上である。一方、Co含有量が0.1%を超えるとはんだ合金の液相線温度が高く溶融し難い。Co含有量の上限は0.1%以下であり、好ましくは0.09%以下であり、より好ましくは0.08%以下であり、さらに好ましくは0.05%以下であり、特に好ましくは0.04%以下であり、最も好ましくは0.03%以下であり、0.02%以下が最適である。
(5) P:0.001〜0.015%
Pは、Snを主成分とするはんだ合金中でリン酸錫を形成するために強固な酸化錫の形成を阻害し、濡れ性を改善することができる元素である。Pを含有しない場合には、酸化錫が溶融はんだの表面に形成される。酸化錫は強固であり破壊し難いため、溶融はんだが酸化錫の内部で対流し、接合界面に発生したボイドが外部に排除されることはない。一方、はんだ合金中に添加されたPは、雰囲気中のO及び溶融はんだ中のSnと反応し、溶融はんだの表面に脆くて薄い酸化膜を形成する。この酸化膜は脆いために溶融はんだ自体の対流や、チップを載置した際にチップから加わる外力により容易に破壊される。このため、接合界面に発生したボイドは溶融はんだの対流に伴い外部に排除される。
P含有量が0.001%未満であると酸化錫が生成されるために上記の効果が発揮し難い。P含有量の下限は0.001%以上であり、好ましくは0.002%以上である。一方、P含有量が多すぎると液相線温度が高く溶融し難い。P含有量の上限は0.015%以下であり、好ましくは0.01%以下であり、より好ましくは0.007%以下であり、特に好ましくは0.005%以下である。
(6) 残部:Sn
本発明に係るはんだ合金の残部はSnである。前述の元素の他に不可避的不純物を含有してもよい。不可避的不純物を含有する場合であっても、前述の効果に影響することはない。
(7) (1)式、(2)式
本発明は、下記(1)式を満たす。
0.00020<(Ni/Co)×(1/Ag)×P<0.025 (1)
上記(1)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
本発明のはんだ合金は、(1)式を満たすことによって、Ni、Co、Ag、およびP含有量のバランスが最適化されているため、高い引張強度を示すとともに、Ni食われ及びボイドを抑制することができる。
本発明に係るSn−Ag−Cu−Ni−Co−Pはんだ合金において、高い引張強度、ならびにNi食われ及びボイドの発生の抑制を両立するためには、Ni、Co、Ag、およびP含有量のバランスを考慮する必要がある。
より詳細には、Ni食われに関しては、溶融はんだ中のNi含有量がわずかに増加しただけで液相線温度が急激に上昇すればNi層からのNiの溶出を抑制することができる。CoとNiが共存する場合、Ni含有量がわずかに増加すると液相線温度が急激に増加する。この現象を利用すれば、Ni層のNiが溶融はんだにわずかに溶出したとしても、Ni食われを最小限に留めることが可能となる。このため、液相線温度の制御という観点から、本発明に係るはんだ合金では両者の含有比を詳細に規定しなければならない。
また、ボイドに関しては、溶融はんだの表面に形成される酸化膜の性質に着目し、溶融はんだの対流によるボイドの排出機能が発揮される必要がある。このボイド排出機能を維持するためには、そもそも溶融はんだの表面に形成される酸化膜を形成させないことが考えられるが、通常のはんだ付けは大気中で行われるため、酸化膜の形成自体を抑制することは困難である。Snを主成分とするはんだ合金は、溶融時に溶融はんだの表面に強固な酸化錫の膜が形成されてしまい、溶融はんだが対流したとしても酸化錫の膜が接合界面に発生するボイドの排出を阻害する。これに対し、Pを含有するはんだ合金ではリン酸錫の膜が溶融はんだの表面に形成されるが、リン酸錫の膜は薄くて脆く溶融はんだの対流自体で破壊されるため、溶融はんだの対流によるボイド排出機能が維持される。この結果、ボイドの生成が抑制される。
さらに、本発明では、はんだ合金の強度を向上させる必要がある。Agの添加によるAgSnの生成ではんだ合金の強度が向上するとともに、Coによる合金組織の微細化によってもはんだ合金の強度が向上する。一方が多すぎると液相線温度が上昇し、例えば240℃程度で溶融せず、はんだ継手を形成することができない。一方が少なすぎるとはんだ合金の強度が得られない。これに加えて、本発明に係るはんだ合金のAgSnの析出量は、Ag含有量が上記範囲であることに加えて、合金の性質上これらの元素のバランスにより直接的又は間接的に依存することがある。なお、本発明に係るはんだ合金では、CuSnによる析出強化がAgSnによる強度向上ほど寄与しないため、(1)式でCuを考慮しなくてもよい。
以上より、本発明に係るはんだ合金は、高い引張強度、Ni食われの抑制、およびボイドの発生の抑制、の3者を両立するため、(1)式を満たす必要がある。Sn−Ag−Cu−Ni−Co−Pはんだ合金であっても(1)式を満たさない場合には、上記効果の少なくともいずれかの効果が発揮されない。
(1)式の下限は0.00020超えであり、好ましくは0.00042以上、0.00063以上、0.00074以上、0.00150以上、0.00167以上、0.00208以上、0.00250以上、0.00292以上、0.00333以上、0.00389以上である。
一方、(1)式の上限は0.025未満であり、好ましくは0.01667以下、0.01500以下、0.01333以下、0.01167以下、0.01000以下、0.00833以下、0.00667以下である。
(1)式の効果を十分に発揮するため、(1)式は好ましくは下記(2)式である。
0.00389≦(Ni/Co)×(1/Ag)×P≦0.00667 (2)
上記(2)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
(8) はんだ合金の液相線温度、固相線温度、ΔT
本発明に係るはんだ合金は、液相線温度がSn−Ag−Cuはんだ合金より高くても固相の析出状態が異なるために溶融はんだの流動性の劣化が抑制され、溶融はんだの対流によりボイドを外部に排出することができる点で好ましい。本発明において液相線温度は、好ましくは320℃以下であり、より好ましくは290℃以下であり、さらに好ましくは270℃以下であり、特に好ましくは250℃以下であり、最も好ましくは240℃以下である。液相線温度が240℃以下であれば、従来から広く使用されているSn−Ag−Cuはんだ合金と同等の240℃程度の加熱温度ではんだ付けを行うことができる点で好ましい。
本発明に係るはんだ合金の固相線温度は特に限定されず、液相線温度と固相線温度との温度差であるΔTが大きくなりすぎないようにするため、200℃以上であればよい。
また、ΔTが所定の範囲内であれば固液共存領域が狭くなり、凝固時の合金組織の偏析などを抑制することができる点で好ましい。ΔTの範囲は好ましくは120℃以下、116℃以下、102℃以下、101℃以下、100℃以下、93℃以下、65℃以下、64℃以下、54℃以下、48℃以下、47℃以下、41℃以下、36℃以下、34℃以下、32℃以下、31℃以下、27℃以下、20℃以下である。
3. はんだ継手
本発明に係るはんだ継手は、半導体パッケージにおけるICチップとその基板(インターポーザ)との接続、或いは半導体パッケージとプリント配線板との接続に使用するのに適している。ここで、「はんだ継手」とはICチップと基板との接続部をいい、電極の接続部やダイと基板との接続部を含む。
4.その他
本発明に係るはんだ合金を用いた接合方法は、例えばリフロー法を用いて常法に従って行えばよい。加熱温度はチップの耐熱性やはんだ合金の液相線温度に応じて適宜調整してもよい。チップの熱的損傷を低く抑える観点から240℃程度であることが好ましい。フローソルダリングを行う場合のはんだ合金の溶融温度は概ね液相線温度から20℃程度高い温度でよい。また、本発明に係るはんだ合金を用いて接合する場合には、凝固時の冷却速度を考慮した方がさらに組織を微細にすることができる。例えば2〜3℃/s以上の冷却速度ではんだ継手を冷却する。この他の接合条件は、はんだ合金の合金組成に応じて適宜調整することができる。
本発明に係るはんだ合金は、その原材料として低α線量材を使用することにより低α線量合金を製造することができる。このような低α線量合金は、メモリ周辺のはんだバンプの形成に用いられるとソフトエラーを抑制することが可能となる。
表1に示す合金組成からなるはんだ合金について、液相線温度、固相線温度、Ni食われ、ボイドの有無を以下のように評価した。また、引張強度も評価した。
(1)液相線温度、固相線温度
表1の各はんだ合金を作製して、はんだの溶融温度を測定した。測定方法は、固相線温度はJIS Z3198−1に準じて行った。液相線温度は、JIS Z3198−1を採用せずに、JIS Z3198−1の固相線温度の測定方法と同様のDSCによる方法で実施した。
(2)Ni食われ
板厚が250μmであり表1に示す合金組成からなるプリフォームをCu製リードフレームに搭載した。その後、5mm×5mm×200μmのシリコンチップの基板接合面側にバックメタルを備えるICチップをはんだ合金上に搭載した。バックメタルは、バリア層として0.05μmのTi層、0.20μmのNi層を順次積層したものである。搭載の向きは、このバックメタルを備えるICチップにおいて、Ni層がはんだ合金と当接するような向きとした。はんだ合金およびICチップを搭載した基板を、ピーク温度が240℃となるようにリフロー炉で加熱し、ダイボンディングを行った。
そして、得られたリードフレームの断面について、SEMのモニター上で30000倍に拡大し、任意の10か所について、Ni層の膜厚の平均値を算出した。膜厚の平均値が当初の膜厚に対して40%以上である場合には「◎」、20%以上である場合には「○」、10%未満である場合には「×」とした。
(3)ボイド
上記(2)で作製したリードフレームの断面について、X線観察装置を用いてはんだ接合部の透過画像を撮影した。そして、はんだ継手界面に発生しているボイドの面積率を算出した。ボイド面積率の平均値が10%以下を良い(○)、10〜25%をやや悪い(△)、25%超えを悪い(×)とした。
表1に示すように、実施例1〜31では、いずれの合金組成においても各構成元素の含有量および(1)式を満たすため、Ni食われおよび接合界面でのボイドが見られなかった。また、比較例1〜7と比較して高い引張強度を示すことも確認した。
一方、比較例1は(1)式の上限を超えるためにAg、Co、P、およびNiの含有量のバランスが悪く、ボイドが発生した。比較例2は(1)式の下限未満であるためにAg、Co、P、およびNiの含有量のバランスが悪く、Ni食われが劣った。
比較例3はCo含有量が多いために液相線温度が高くなり、はんだ継手を形成することができなかったために評価を行わなかった。比較例4はAg含有量が少ないため、AgSnの析出量が少なく、実施例1〜31と比較して引張強度が低いことを確認した。比較例5はAg含有量が多すぎるために粗大なAgSnが析出してしまい、実施例1〜31と比較して引張強度が低いことを確認した。
比較例6はNi含有量が少ないためにNi食われを抑制することができなかった。比較例7はNi含有量が多すぎるために液相線温度が高くなり、はんだ継手を形成することができなかったために評価を行わなかった。
表1の結果から本発明の効果を明確にするため、図1および図2を用いてさらに説明する。
図1ははんだ継手の断面SEM写真であり、図1(a)は実施例10の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真であり、図1(b)は比較参考例であるSn−3Ag−0.5Cuの合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真である。各SEM写真の「Si」はSiチップを表し、最表面にNi層が形成されているものを用いた。図1(b)と比較して図1(a)では(Cu,Ni)Sn金属間化合物の析出量が少ないことがわかった。これは、比較参考例の合金組成がNiを含有せず、かつ(1)式を満たさないため、Ni層が接合時に溶融はんだに食われたためであると考えられる。また、図1では確認できないが、撮影したSEM写真を拡大することにより、図1(a)ではNi層が残存しているのに対して、図1(b)ではNi層はほとんど残存していないことも確認した。
図2ははんだ継手の断面SEM写真であり、図2(a)は実施例10の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真であり、図2(b)は比較例2の合金組成を用いたはんだ継手の断面SEM写真である。SEM写真の倍率は30000倍である。図2(a)に示す実施例10ではNi層が残存しており、一方、図2(b)に示す比較例2では、Ni層がほとんど残存していないことがわかった。図2(a)ではNi層の膜厚が0.09μmであることがわかった。この膜厚ははんだ付け前のNi層の膜厚と比較して40%以上であることから、Ni層がほとんど残存していることがわかった。これに対し、図2(b)ではNi層の膜厚が0.015μmであることがわかった。この膜厚ははんだ付け前のNi層の膜厚と比較して10%未満であることから、Ni層が溶融はんだに食われていることがわかった。
以上より、本発明に係るはんだ合金は、引張強度が高く、Ni食われを抑制するとともに接合界面のボイドの発生を抑制することができるため、高品質のダイボンディングを行うことができる。
これらの知見により得られた本発明は次の通りである。
(1)質量%で、Ag:1〜4%、Cu:0.1〜1.0%、Ni:0.005〜0.09%、Co:0.005〜0.1%、P:0.001〜0.015%、および残部がSnからなる合金組成を有し、合金組成は下記(1)式を満たすことを特徴とするはんだ合金。

Claims (5)

  1. 質量%で、Ag:1〜4%、Cu:0.1〜1.0%、Ni:0.005〜0.5%、Co:0.005〜0.1%、P:0.001〜0.015%、および残部がSnからなる合金組成を有し、前記合金組成は下記(1)式を満たすことを特徴とするはんだ合金。
    0.00020<(Ni/Co)×(1/Ag)×P<0.025 (1)
    上記(1)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
  2. 液相線温度が320℃以下である、請求項1に記載のはんだ合金。
  3. 液相線温度と固相線温度との差であるΔTが120℃以下である、請求項1または2に記載のはんだ合金。
  4. 前記合金組成は下記(2)式を満たす、請求項1〜3のいずれか1項に記載のはんだ合金。
    0.00389≦(Ni/Co)×(1/Ag)×P≦0.00667 (2)
    上記(2)式中、Ni、P、AgおよびCoは各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
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