JP2020014558A - 着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の快適性をより向上できる着用物品を提供する。【解決手段】着用物品は、前胴回り域の幅方向の中央に位置する前中央領域と、後胴回り域の幅方向の中央に位置する後中央領域と、前中央領域と後中央領域との間に配置されたサイド領域と、を有する。前中央領域は、前中央領域の前端縁から長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域FC1と、前中央領域の前端縁から長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域FC2と、を有する。後中央領域は、後中央領域の前端縁から長手方向の全長に対する30〜60%の後第2領域RC2を有する。サイド領域は、サイド領域の前端縁から長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域SR2を有する。前第1領域の着用物品の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力は、後第2領域の着用時の圧力よりも低く、かつサイド第2領域の着用時の圧力よりも低い。【選択図】図3

Description

本発明は、前胴回り域、後胴回り域、及び股下域を有する着用物品に関する。
着用物品は、前胴回り域、後胴回り域、及び股下域を有し、身体の腹部及び臀部を覆うように装着される。特許文献1には、前胴回り域と後胴回り域のそれぞれに所定の圧力の領域を設け、着用者の身体に対するフィット性を向上できる着用物品が開示されている。所定の圧力の領域は、前胴回り域の幅方向の側部と、後胴回り域の幅方向の側部と、に設けられており、着用者の腸骨陵から上前腸骨棘にかけての腸骨領域に配置される。特許文献1には、腹部の膨らみを締め付けずに、腸骨領域を締め付けることで、着用物品のずれ落ちを抑制することが記載されている。
特開2016−61882号
特許文献1の着用物品のように、着用物品のずれ落ちを抑制することにより、着用者の快適性が向上できることが考えられる。しかし、出願人が鋭意研究を重ねたところ、着用者の快適性は、着用物品のずれ落ちのみならず、種々の要因に起因していることがわかった。
そこで、着用者の快適性をより向上できる着用物品が望まれる。
一態様に係る着用物品は、互いに直交する長手方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、前記前中央領域と前記後中央領域との間に配置されたサイド領域と、を有する着用物品であって、前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、を有し、前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の後第2領域を有し、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域を有し、前記前第1領域の前記着用物品の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記後第2領域の前記着用時の圧力よりも低く、かつ前記サイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低い。
実施形態に係る着用物品の平面図である。 実施形態に係る着用物品の前中央領域、サイド領域及び後中央領域及を示した図である。 実施形態に係る着用物品の装着状態を模式的に示した図である。 実施形態に係る着用物品の装着状態を模式的に示した図である。 実施形態に係る着用物品の装着状態を模式的に示した図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る着用物品は、互いに直交する長手方向及び幅方向と、
前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、前記前中央領域と前記後中央領域との間の前記幅方向の中央に位置するサイド領域と、を有する着用物品であって、前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、を有し、前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の後第2領域を有し、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域を有し、前記前第1領域の前記着用物品の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記後第2領域の前記着用時の圧力よりも低く、かつ前記サイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低い。
前第1領域及び前第2領域は、着用者の腹部の膨らみに対向して配置される。前第1領域の前記着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力が後第2領域の前記着用時の圧力及びサイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低く、着用者の腹部の膨らみを締め付けすぎない。
また、後第2領域は、着用者の臀部の膨らみの頂点よりも上側に位置し、骨盤(上後腸骨棘及び仙骨上方周辺)に対向して配置され、サイド第2領域は、骨盤(上前腸骨棘付近)に対向して配置される。後第2領域の前記着用時の圧力及びサイド第2領域の前記着用時の圧力は、前第1領域の前記着用時の圧力及び前第2領域の前記着用時の圧力よりも高く、着用者の骨盤を締め付けるようにフィットする。出願人が着用者の快適性を研究した結果、着用物品が骨盤に対して締め付けるようにフィットすると、着用者が心地よく感じ、快適性が向上することがわかった。よって、本発明に係る着用物品によれば、着用者の腹部の膨らみを締め付けず、かつ、骨盤を締め付けることで、着用者の快適性を向上できる。
好ましい一態様によれば、前記サイド第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよい。
本態様によれば、サイド第2領域の着用時の圧力が、前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、サイド第2領域の着用時の圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記後第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよい。
本態様によれば、後第2領域の着用時の圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、後第2領域の前記着用時の圧力が前第1領域の前記着用時の圧力及び前第2領域の前記着用時の圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の後第3領域を有し、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域を有し、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記後第3領域の前記着用時の圧力よりも低く、かつ前記サイド第3領域の前記着用時の圧力よりも低くてよい。
前第1領域の着用時圧力及び前第2領域の着用時圧力は、後第3領域の着用時圧力及びサイド第3領域の着用時圧力よりも低く、着用者の腹部の膨らみを締め付けすぎない。
また、後第3領域は、骨盤(仙骨下方)に対向して配置され、サイド第3領域は、骨盤(下前腸骨棘付近)に対向して配置される。後第3領域の着用時圧力及びサイド第3領域の着用時圧力は、前第1領域の着用時圧力及び前第2領域の着用時圧力よりも高く、着用者の骨盤を締め付けるようにフィットする。着用物品が骨盤に対して締め付けるようにフィットすることにより、着用者が心地よく感じ、快適性が向上する。
好ましい一態様によれば、前記サイド第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよい。
本態様によれば、サイド第3領域の着用時圧力が前第1領域の着用時圧力及び前第2領域の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、サイド第3領域の着用時圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記後第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.1倍以上2.5倍以下であってよい。
本態様によれば、後第3領域の着用時の圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する1.1倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、後第3領域の着用時の圧力が前第1領域の前記着用時の圧力及び前第2領域の前記着用時の圧力に対する2.5倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記後胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の後伸縮部材が設けられており、前記後伸縮部材は、前記後第3領域に配置されており、前記後第3領域には、吸収コアが配置されてよい。
本態様によれば、後伸縮部材によって後第3領域が幅方向に収縮することで骨盤に対するフィット性を高め、快適性を向上できる。また、後第3領域の圧力が前第1領域の圧力及び前第2領域の圧力に対する2.5倍以下であり、後伸縮部材の収縮によって吸収コアの幅方向の長さが短くなり過ぎることを抑制できる。吸収面積を確保し、漏れの発生を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記後胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の後伸縮部材が設けられており、前記後伸縮部材は、前記後第3領域に配置されてよい。
本態様によれば、後伸縮部材によって骨盤に対するフィット性を高め、快適性を向上できる。
好ましい一態様によれば、前記後第3領域の前記着用時の圧力は、前記後第2領域の前記着用時の圧力よりも低くてよい。
後第3領域は、後第2領域よりも臀部の膨らみの頂点の近くに配置される。装着時の着用物品の引き上げが十分でない場合に、後第3領域が臀部の膨らみの頂点に重なり、臀部の頂点に対して締め付けるようにフィットした後第3領域が下にずれるおそれがある。後第3領域の圧力が後第2領域の圧力よりも低いため、着用物品のずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
好ましい一態様によれば、前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%の後第4領域を有し、前記後第4領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力よりも低くてよい。
後第4領域は、臀部の膨らみの頂点に対向して配置される。臀部の頂点に対する締め付け力が高すぎると、後第4領域が下にずれるおそれがある。しかし、後第4領域の着用時の圧力を抑え、着用物品のずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
好ましい一態様によれば、前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域を有し、前記サイド第4領域の圧力は、前記前第1領域の圧力及び前記前第2領域の圧力よりも低くてよい。
サイド第4領域は、脚の付け根に対向して配置される。脚の付け根に対する締め付け力が高すぎると、着用者が脚を動かし難くなるおそれがある。サイド第4領域の着用時の圧力を抑え、脚を動かし難くなることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域を有し、前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力よりも高くてよい。
前第3領域は、着用者の腹部の下端の凹みに対向して配置される。腹部の下端の凹みに配置される前第3領域が前第1領域及び前第2領域よりも凹む形状となる。前中央領域が身体の凹みに沿った形状となるため、前中央領域が身体にフィットし易くなる。前中央領域を身体に対して密着させずに、前中央領域を身体に沿わせてフィットさせ、快適性を向上できる。加えて、着用物品としての吸収性物品においては、体液の吸収によって着用物品の重量が重くなった場合においても、着用物品がずれ下がり難くなる。
好ましい一態様によれば、前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下であってよい。
前第3領域の着用時の圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する1.2倍以上であるため、前中央領域を身体に沿わせてズレを抑制し、快適性をより向上できる。前第3領域の着用時の圧力が前第1領域の着用時の圧力及び前第2領域の着用時の圧力に対する3.5倍以下であるため、腹部の下端の凹みに対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記前胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の前伸縮部材と、少なくとも前記幅方向に伸縮する伸縮シートと、が設けられており、前記前第3領域には、前記前伸縮部材が配置されており、前記前第1領域及び前記前第2領域には、前記伸縮シートが配置されてよい。
伸縮シートが配置された部分は、全体的に面でフィットし、糸状又は帯状の前伸縮部材が配置された部分は、局所的にフィットする。腹部の膨らみを覆うように着用物品を配置するとともに、腹部の下端の凹みに対して局所的にフィットすることにより、着用物品がより身体の形状に沿い易くなり、快適性をより向上できる。
好ましい一態様によれば、前記前第3領域には、前記前伸縮部材及び前記伸縮シートが配置されてよい。
前第3領域には、伸縮シートと前伸縮部材の両方が配置され、着用時の圧力がより高くなる。腹部の下端の凹みに対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差が大きくでき、前中央領域を身体により沿うようにフィットさせ、快適性をより向上できる。
好ましい一態様によれば、前記後中央領域全体の前記着用時の圧力は、前記前中央領域全体の前記着用時の圧力よりも大きくてよい。
一般的に人が動作をするときには、前側に前屈することが多い。腹側の圧力を低下させることにより締め付けが起り難く、着用者の動作を阻害しない。よって、快適性を向上できる。
(2)着用物品の全体概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る着用物品について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
着用物品は、パンツ型の着用物品であり、使い捨ておむつ及びショーツ型ナプキン等の吸収性物品であってもよいし、下着であってもよい。実施形態の着用物品は、パンツ型の使い捨ておむつである。図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の模式平面図である。図1に示す模式平面図は、後述するサイド接合部60を展開した状態において着用物品10を皺が形成されない状態まで伸長させた伸長状態を示している。
着用物品10は、互いに直交する長手方向L及び幅方向Wを有する。長手方向Lは、身体前側と身体後側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、長手方向Lは、展開された着用物品10において前後に延びる方向である。また、着用物品10は、長手方向Lと幅方向Wの両方の直交する厚み方向を有する。
着用物品10は、前胴回り域S1と、後胴回り域S2と、股下域S3と、を有する。前胴回り域S1は、着用者の前胴回り(腹部)に対向する領域である。後胴回り域S2は、着用者の後胴回り(背部)に対向する領域である。股下域S3は、着用者の股下に位置し、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に配置された領域である。
本実施形態では、着用物品10は、外装体と、吸収性本体40と、を有していてよい。外装体は、吸収性本体40の非肌面側に配置される。外装体は、前胴回り部材20と、後胴回り部材30と、を有する。前胴回り部材20は、前胴回り域S1に配置されている。後胴回り部材30は、後胴回り域S2に配置されている。前胴回り部材20及び後胴回り部材30は、例えば不織布のようなシートから構成されていてよい。
幅方向Wにおける前胴回り域S1の外側部と、幅方向Wにおける後胴回り域S2の外側部と、が接合されたサイド接合部60が設けられていている。サイド接合部60は、幅方向Wにおける前胴回り域S1の端部と、幅方向Wにおける後胴回り域S2の端部とを互いに係止した部分によって規定される。
サイド接合部60が形成された状態で、着用物品10には、着用者の胴が通される胴回り開口部と、着用者の脚がそれぞれ挿入される一対の脚回り開口部と、が形成される。胴回り開口部は、前胴回り域S1の前端縁と、後胴回り域S2の後端縁とによって規定されていてよい。
ここで、図1は、サイド接合部60における接合を解除し、着用物品10を展開した状態を示している。サイド接合部60は、前胴回り部材20及び後胴回り部材30のそれぞれにおいて、長手方向Lに沿って延びていてよい。この場合、前胴回り域S1と股下域S3との境界は、前胴回り部材20に設けられたサイド接合部60の後端縁によって規定されていてよい。同様に、後胴回り域S2と股下域S3との境界は、後胴回り部材30に設けられたサイド接合部60の前端縁によって規定されていてよい。
後胴回り域S2には、幅方向Wに伸縮可能な後伸縮部材32が配置されていてよい。後伸縮部材32は、幅方向Wに伸縮可能な糸状又は帯状のゴムによって構成されてよい。後伸縮部材32は、幅方向Wに沿っており、長手方向Lに間隔を空けて複数配置されてよい。なお、本実施の形態において、後伸縮部材32は、幅方向に伸縮可能な状態で配置された部材であって、幅方向に伸縮できない状態で配置された部材を含まない。また、後胴回り域S2には、少なくとも幅方向に伸縮する伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートは、後胴回り部材30自体によって構成され、後胴回り域の全域に配置されてよい。後胴回り域S2には、伸縮シートが配置されてなく、後伸縮部材32のみが配置されていてよい。後伸縮部材32が配置された領域における着用時の圧力(以下、着用時圧力とする)は、後伸縮部材32が配置されていない領域における着用時圧力よりも高くなり易い。また、他の形態において、後胴回り域S2には、伸縮シートが配置され、かつ後伸縮部材32が配置されていない領域と、後伸縮シートと後伸縮部材32の両方が配置された領域と、が設けられていてもよい。後伸縮シートと後伸縮部材32の両方が配置された領域における着用時圧力は、伸縮シートのみが配置された領域における着用時圧力よりも高くなり易い。なお、着用時圧力については、後述にて詳細に説明する。
前胴回り域S1には、幅方向Wに伸縮可能な前伸縮部材22が配置されていてよい。前伸縮部材22は、幅方向Wに伸縮可能な糸状又は帯状のゴムによって構成されてよい。前伸縮部材22は、幅方向Wの中央が股下域S3側に湾曲している。前伸縮部材22は、長手方向Lに間隔を空けて複数配置されてよい。なお、本実施の形態において、前伸縮部材22は、幅方向に伸縮可能な状態で配置された部材であって、幅方向に伸縮できない状態で配置された部材を含まない。また、前胴回り域S1には、少なくとも幅方向に伸縮する伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートは、前胴回り部材20自体によって構成され、前胴回り域S1の全域に配置されてよい。前胴回り域S1には、伸縮シートが配置され、かつ前伸縮部材22が配置されてない領域と、伸縮シートと前伸縮部材22の両方が配置された領域と、が設けられてよい。伸縮シートと前伸縮部材22の両方が配置された領域における着用時圧力は、伸縮シートのみが配置された領域における着用時圧力よりも高くなり易い。また、他の形態において、前胴回り域S1には、伸縮シートが配置されてなく、前伸縮部材22のみが配置されていてよい。前伸縮部材22が配置された領域における着用時圧力は、前伸縮部材22が配置されていない領域における着用時圧力よりも高くなり易い。
吸収性本体40は、前胴回り部材20と後胴回り部材30とに跨って配置されている。すなわち、吸収性本体40は、前胴回り域S1、後胴回り域S2及び股下域S3にわたって延びている。吸収性本体40は、前胴回り部材20及び後胴回り部材30とは別体として構成されていてよい。この場合、吸収性本体40は、前胴回り域S1及び後胴回り域S2において、それぞれ前胴回り部材20及び後胴回り部材30と接合されていてよい。
吸収性本体40は、少なくとも吸収コア50を含んでいる。吸収コア50は、例えば粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物を含んでいてよい。吸収コア50は、少なくとも股下域S3に配置されている。好ましくは、吸収コア50は、長手方向Lにおいて、前胴回り域S1から後胴回り域S2にわたって延びていてよい。吸収コア50は、コアラップによって覆われていてよい。さらに、吸収性本体40は、吸収コアの肌面側に位置する肌面シート41と、吸収コア50の非肌面側に位置する非肌面シート(図示せず)と、幅方向Wにおける肌面シート41の両側部を覆うサイドシート43と、を有していてよい。
図2は、着用物品の前中央領域FC、サイド領域SR及び後中央領域RCを模式的に示した図である。着用物品は、前中央領域FCと、後中央領域RCと、サイド領域SRと、を有する。前中央領域FCは、前胴回り域S1の幅方向の中央に位置する。前中央領域FCの幅方向の中心は、前胴回り域S1の幅方向の中心と一致する。後中央領域RCは、後胴回り域の幅方向の中央に位置する。後中央領域RCの幅方向の中心は、後胴回り域S2の幅方向の中心と一致する。サイド領域SRは、前中央領域FCと後中央領域RCとの間に位置し、サイド接合部60を跨がっている。サイド領域SRの幅方向の中心は、サイド接合部60(前胴回り域S1と後胴回り域S2の境界)と一致してよい。前中央領域FCの外側縁は、サイド領域SRの外側縁に一致し、後中央領域RCの外側縁は、サイド領域SRの外側縁に一致する。すなわち、前中央領域FC、サイド領域SR及び後中央領域RCは、連なっている。
本発明の前中央領域FC、サイド領域SR、後中央領域RCは、次の方法によって規定できる。まず、着用物品10のサイド接合部60を解除し、着用物品10を展開する。次に、着用物品を伸長状態まで伸長させる。伸長状態とは、弾性部材の収縮等による皺が形成されていない状態である。当該伸長状態において前胴回り域S1の幅方向の長さ及び後胴回り域S2の幅方向の長さを測定する。次いで、前胴回り域S1及び後胴回り域S2を一定幅に伸長させる。前胴回り域S1の一定幅は、伸長状態の前胴回り域S1の幅方向の長さに対する60%の長さである。後胴回り域S2の一定幅は、伸長状態の後胴回り域S2の幅方向の長さに対する60%の長さである。一定幅の前胴回り域において、幅方向の中心を含み、かつ幅方向の長さが55%の領域を前中央領域とし、前中央領域と前胴回り域の外側縁との間の領域をサイド領域の一部分とする。また、一定幅の後胴回り域において、幅方向の中心を含み、かつ幅方向の長さが55%の領域を後中央領域とし、後中央領域と後胴回り域の外側縁との間の領域をサイド領域の一部分とする。本発明のサイド領域は、前中央部の外側縁と後中央部の外側縁との間の領域である。
前中央領域FCには、前中央領域FCの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。前中央領域FCは、前胴回り域S1の前端縁S1Fから0〜30%後方に位置する前第1領域FC1と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから30〜60%後方に位置する前第2領域FC2と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから60〜80%後方に位置する前第3領域FC3と、前胴回り域S1の前端縁S1Fから80〜100%後方に位置する前第4領域FC4と、を有してよい。本実施形態における各領域は、伸長状態における着用物品の長さの割合で規定される。
後中央領域RCには、後中央領域RCの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。後中央領域RCは、後胴回り域S2の後端縁S2Rから0〜30%前方に位置する後第1領域RC1と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから30〜60%前方に位置する後第2領域RC2と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから60〜80%前方に位置する後第3領域RC3と、後胴回り域S2の後端縁S2Rから80〜100%後方に位置する後第4領域RC4と、を有してよい。
サイド領域SRには、サイド領域SRの長手方向の全長に対する割合で示される複数の領域が設けられてよい。サイド領域SRは、サイド領域SRの長手方向の外端縁(サイド接合部60の長手方向の外端縁)から0〜30%股下域側に位置するサイド第1領域SR1と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から30〜60%股下域側に位置するサイド第2領域SR2と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から60〜80%股下域側に位置するサイド第3領域SR3と、サイド領域SRの長手方向の外端縁から80〜100%股下域側に位置するサイド第4領域SR4と、を有してよい。
図3〜図5は、着用物品が着用者に装着された状態を模式的に示した図である。図3は、立った状態における側面側の装着状態を示しており、図4は、座った状態における腹側の装着状態を示しており、図5は、座った状態における背側の装着状態を示している。図3から図5において、着用者の身体のラインを一点鎖線BLで示し、図3において、身体内部の骨盤の位置を模式的に示す。
図3に示すように、着用物品は、着用者の腰周りを覆うように装着される。着用者の腰周りには、骨盤、腹部の膨らみ、臀部の膨らみ等によって様々の凹凸が形成されている。本実施の形態の着用物品は、凹凸に対して適切にフィットさせ、着用時の快適性を向上できるように構成されている。より詳細には、出願人が着用者の快適性を研究した結果、着用物品が骨盤に対して締め付けるようにフィットすると、着用者が心地よく感じ、快適性が向上することがわかった。また、着用者の腹部の膨らみを締め付けすぎると、快適性が低下する。よって、着用物品は、前第1領域〜前第4領域、後第1領域から後第4領域、及びサイド第1領域からサイド第4領域毎に適した着用時圧力に設計されている。
表1に、領域毎の着用時圧力を示す。
Figure 2020014558
前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力は、後第2領域RC2の着用時圧力及びサイド第2領域SR2の着用時圧力よりも低い。前第1領域FC1及び前第2領域FC2は、腹部の膨らみと対向して配置される。前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力が後第2領域RC2の着用時圧力及びサイド第2領域SR2の着用時圧力よりも低く、着用者の腹部の膨らみを締め付けすぎない。
また、図3に示すように、後第2領域RC2は、着用者の臀部の膨らみの頂点よりも上側に位置し、骨盤(上後腸骨棘B2及び仙骨上方周辺)に対向して配置され、サイド第2領域SR2は、骨盤(上前腸骨棘B1付近)に対向して配置される。後第2領域RC2の着用時圧力及びサイド第2領域SR2の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも高く、着用者の骨盤を締め付けるようにフィットする。着用物品10が骨盤に対して締め付けるようにフィットすることにより、着用者が心地よく感じ、快適性が向上する。本実施の形態の着用物品10によれば、着用者の腹部の膨らみを締め付けず、かつ、骨盤を締め付けることで、着用者の快適性を向上できる。
サイド第2領域SR2の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよく、好適には、1.5倍以上2.0倍以下であってよい。サイド第2領域SR2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍未満であると、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差が小さく、骨盤に対して十分に締め付けることができず、快適性を十分に向上できないことがある。サイド第2領域SR2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、快適性をより向上できる。
また、サイド第2領域SR2の着用時圧力を高くすることにより、着用物品全体における身体に対するフィット性を高め、着用物品がずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
サイド第2領域SR2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
また、各領域の着用時圧力を高くするために、後伸縮部材32、前伸縮部材22及び伸縮シートの少なくともいずれかを各領域に配置することができる。具体的には、前伸縮部材と伸縮シートの両方が配置された領域の着用時圧力及び後伸縮部材32と伸縮シートの両方が配置された領域の着用時圧力は、伸縮シートのみが配置された領域の着用時圧力よりも高くなることがある。しかし、伸縮部材及び伸縮シートによって着用時圧力を高くする構成にあっては、着用時圧力を高くしすぎると、伸縮部材等による締め付けの跡が身体に残るおそれがある。サイド第2領域SR2の着用時圧力を前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する3.0倍以下とすることにより、伸縮部材等による締め付けの跡が身体に残ることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、前伸縮部材22、後伸縮部材32及び伸縮シートの少なくともいずれかを各領域に配置している。伸縮シートが配置された部分は、全体的に面でフィットし、糸状又は帯状の伸縮部材が配置された部分は、局所的にフィットする。また、伸縮シートと前伸縮部材の両方が配置された領域では、着用時圧力がより高くなり易い。後第1領域RC1、後第2領域RC2及び後第3領域RC3では、伸縮シートが配置されてなく、幅方向の全域に亘って後伸縮部材32が配置されており、後第4領域RC4では、伸縮シートが配置されてなく、幅方向の一部(幅方向の両側のみ)に後伸縮部材32が配置されている。後第4領域RC4の幅方向の中央では、後伸縮部材32を構成する弾性部材が非伸長状態で配置されてよい。
前第3領域FC3及び前第4領域FC4には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されており、前第1領域FC1及び前第2領域FC2には、前伸縮部材22が配置されてなく、伸縮シートのみが配置されている。なお、他の形態において、前第4領域FC4には、伸縮シートのみが配置されてもよい。
サイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4は、前胴回り域S1と後胴回り域S2において構成が異なる。具体的には、前胴回り域S1のサイド第1領域SR1には、前伸縮部材22が配置されてなく、伸縮シートのみが配置されており、前胴回り域S1のサイド第2領域SR2からサイド第4領域SR4には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されている。また、後胴回り域S2のサイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4には、伸縮シートが配置されてなく、後伸縮部材32が配置されている。なお、他の形態において、サイド第4領域SR4には、伸縮シートのみが配置されてもよい。
後第2領域RC2の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよく、好適には、1.2倍以上2.5倍以下であってよい。後第2領域RC2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、後第2領域RC2の着用時圧力を高くすることにより、着用物品全体における身体に対するフィット性を高め、着用物品がずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
後第2領域RC2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できるとともに、伸縮部材等による締め付けの跡が身体に残ることを抑制できる。
サイド第2領域SR2の着用時圧力は、後第2領域RC2の着用時圧力よりも低くてよい。サイド第2領域SR2が対向して配置される骨盤(上前腸骨棘B1付近)は、後第2領域RC2が対向して配置される骨盤(上後腸骨棘B2及び仙骨上方周辺)よりも凸形状である。サイド第2領域SR2の着用時圧力を後第2領域RC2の着用時圧力よりも低くすることにより、凸形状である上前腸骨棘周辺に対して締め付け過ぎることを抑制できる。
前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力は、後第3領域RC3の着用時圧力よりも低く、かつサイド第3領域SR3の着用時圧力よりも低くてよい。前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力が後第3領域RC3の着用時圧力及びサイド第3領域SR3の着用時圧力よりも低く、着用者の腹部の膨らみを締め付けすぎない。
また、後第3領域RC3は、骨盤(仙骨下方)に対向して配置され、サイド第3領域SR3は、骨盤(下前腸骨棘付近)に対向して配置される。後第3領域RC3の着用時圧力及びサイド第3領域SR3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも高く、着用者の骨盤を締め付けるようにフィットする。着用物品10が骨盤に対して締め付けるようにフィットすることにより、着用者が心地よく感じ、快適性が向上する。本実施の形態の着用物品10によれば、着用者の腹部の膨らみを締め付けず、かつ、骨盤を締め付けることで、着用者の快適性を向上できる。
サイド第3領域SR3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下であってよく、好適には、1.5倍以上2.5倍以下であってよい。サイド第2領域SR2の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、サイド第3領域SR3の着用時圧力を高くすることにより、着用物品全体における身体に対するフィット性を高め、着用物品がずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
サイド第3領域SR3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制するとともに、伸縮部材等による締め付けの跡が身体に残ることを抑制できる。
サイド第2領域SR2の着用時圧力は、サイド第3領域SR3の着用時圧力よりも低くてよい。骨盤は、下前腸骨棘から上前腸骨棘に向かって下側に凸状であり、サイド第3領域SR3が対向して配置される骨盤(下前腸骨棘付近)は、サイド第2領域SR2が対向して配置される骨盤(上前腸骨棘B1付近)よりも、凹んだ部分の面積が大きい。サイド第3領域SR3の着用時圧力をサイド第2領域SR2の着用時圧力よりも高くし、骨盤の形状に応じてより適切にフィットできる。また、サイド第2領域SR2は、幅方向において腹部の膨らみに近接している。装着位置がずれてサイド第2領域SR2が腹部の膨らみに対向して配置された場合であっても、腹部の膨らみを過度に締め付けることを抑制できる。
後第3領域RC3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.1倍以上2.5倍以下であってよく、より好適には、1.2倍以上2.0倍以下であってよい。後第3領域RC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、骨盤に対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差を大きくし、快適性をより向上できる。また、後第3領域RC3の着用時圧力を高くすることにより、着用物品全体における身体に対するフィット性を高め、着用物品がずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
後第3領域RC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する3.0倍以下であるため、骨盤に対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できるとともに、伸縮部材等による締め付けの跡が身体に残ることを抑制できる。
後伸縮部材32は、後第3領域RC3に配置されてよい。後伸縮部材32によって骨盤に対するフィット性を高め、快適性を向上できる。より好適には、後第3領域RC3に後伸縮部材32及び伸縮シートを配置し、後第3領域RC3の着用時圧力を高めてよい。
また、後第3領域RC3に吸収コアが配置された構成にあっては、後第3領域RC3の着用時が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する2.5倍以下あってよい。後第3領域RC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する2.5倍以下であることにより、後伸縮部材32の収縮によって吸収コアの幅方向の長さが短くなり過ぎることを抑制できる。吸収面積を確保し、漏れの発生を抑制できる。
後第3領域RC3の着用時圧力は、後第2領域RC2の着用時圧力よりも低くてよい。後第3領域RC3は、後第2領域RC2よりも臀部の膨らみの頂点の近くに配置される。装着時の着用物品の引き上げが十分でない場合に、後第3領域RC3が臀部の膨らみの頂点に重なり、臀部の頂点に対して締め付けるようにフィットした後第3領域RC3が下にずれるおそれがある。後第3領域RC3の着用時圧力が後第2領域RC2の着用時圧力よりも低いため、着用物品のずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
後第4領域RC4の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも低くてよい。後第4領域RC4は、臀部の膨らみの頂点に対向して配置される。臀部の頂点に対する締め付け力が高すぎると、後第4領域RC4が下にずれるおそれがある。後第4領域RC4の着用時圧力を抑え、着用物品のずれ下がりを抑制できる。着用物品を身体の適切な位置に装着し続けることにより、快適性を向上できる。
サイド第4領域SR4の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも低くてよい。サイド第4領域SR4は、脚の付け根に対向して配置される。脚の付け根に対する締め付け力が高すぎると、着用者が脚を動かし難くなるおそれがある。サイド第4領域SR4の着用時圧力を抑え、脚を動かし難くなることに起因する快適性の低下を抑制できる。
また、図1に示すように、サイド第4領域SR4及び後第4領域RC4に、吸収性本体と外装体が接合されていない非接合領域NRを設けてもよい。非接合領域NRは、後胴回り部材30の前端部において、吸収性本体40の外側部と後胴回り部材30が接合されていない領域である。図1において、非接合領域に斜線を付して示す。非接合領域NRは、吸収性本体40の外側縁から幅方向の内側に延び、かつ後胴回り部材30の前端縁から後方に延びている。非接合領域NRは、サイド第4領域SR4及び後第4領域RC4に跨がっている。サイド第4領域SR4及び後第4領域RC4に非接合領域NRを設けることにより、サイド第4領域SR4の着用時圧力及び後第4領域RC4の着用時圧力を低くすることができる。
前第3領域FC3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力よりも高くてよい。前第3領域FC3は、着用者の腹部の下端の凹みに対向して配置される。腹部の下端の凹みに配置される前第3領域FC3が前第1領域FC1及び前第2領域FC2よりも凹む形状となる。前中央領域が身体の凹みに沿った形状となるため、前中央領域が身体にフィットし易くなる。前中央領域を身体に対して密着させずに、前中央領域を身体に沿わせてフィットさせ、快適性を向上できる。加えて、着用物品としての吸収性物品においては、体液の吸収によって着用物品の重量が重くなった場合においても、着用物品がずれ下がり難くなる。
前第3領域FC3の着用時圧力は、前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下であってよく、好適には、1.5倍以上3.0倍以下であってよい。前第3領域FC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する1.2倍以上であるため、前中央領域を身体に沿わせてずれを抑制し、快適性をより向上できる。
前第3領域FC3の着用時圧力が前第1領域FC1の着用時圧力及び前第2領域FC2の着用時圧力に対する2.5倍以下であるため、腹部の下端の凹みに対する締め付け力が高すぎることに起因する快適性の低下を抑制できる。
前第3領域FC3には、前伸縮部材22が配置され、前第1領域FC1及び前第2領域FC2には、伸縮シートが配置されてよい。伸縮シートが配置された部分は、全体的に面でフィットし、糸状又は帯状の前伸縮部材22が配置された部分は、局所的にフィットする。腹部の膨らみを覆うように着用物品を配置するとともに、腹部の下端の凹みに対して局所的にフィットすることにより、着用物品がより身体の形状に沿い易くなり、快適性をより向上できる。
前第3領域FC3には、前伸縮部材22及び伸縮シートが配置されてよい。前第3領域FC3には、伸縮シートと前伸縮部材の両方が配置され、着用時圧力がより高くなる。腹部の下端の凹みに対する締め付けと腹部の膨らみに対する締め付けとの差が大きくでき、前中央領域FCを身体により沿うようにフィットさせ、快適性をより向上できる。
後中央領域全体の着用時圧力は、前中央領域全体の着用時圧力よりも大きくてよい。一般的に人が動作をするときには、前側に前屈することが多い。腹側の着用時圧力を低下させることにより締め付けが起り難く、着用者の動作を阻害しない。よって、快適性を向上できる。なお、後中央領域全体の着用時圧力は、後中央領域を構成する後第1領域RC1から後第4領域RC4の着用時圧力の合計値であり、前中央領域全体の着用時圧力は、前中央領域を構成する前第1領域FC1から前第4領域FC4の着用時圧力の合計値である。
ここで、各領域の着用時圧力は、以下の方法によって測定できる。まず、測定サンプル及び着用者を模式する円筒を準備する。測定サンプルは、前胴回り域及び後胴回り域をサイド接合部において接合した円筒状の着用物品とする。本実施の形態では、前胴回り部材と後胴回り部材を接合した測定サンプルを準備した。円筒は、測定サンプルに応じて作成する。伸長状態における着用物品の胴回り域の長さに対する70%の外周となるアクリル板の円筒を準備する。本実施の形態では、乳幼児用の使い捨ておむつに順次する測定サンプルであり、46cm周長の円筒を準備した。着用物品を円筒に装着した状態で、各領域の幅方向の中央にエアパックを装着する。エアパックは、着用物品と円筒の間に挿入する。エアパックの直径は、15mmである。エアパックは、前第1領域FC1から前第4領域FC4の4か所、後第1領域RC1から後第4領域RC4の4か所、及びサイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4の4か所のそれぞれに装着する。エアパックの中心が、各領域の幅方向の中心かつ長手方向の中心に位置するようにエアパックを装着する。
合計12カ所のエアパックを用いて、各部分の圧力を測定する。各部分3回測定して、その平均値を算出する。前第1領域FC1から前第4領域FC4の着用時圧力及び後第1領域RC1から後第4領域RC4の着用時圧力は、平均値とする。サイド第1領域SR1からサイド第4領域SR4の着用時圧力は、左右の領域の圧力の平均値とする。
次いで、着用物品の快適性の評価の実施例を説明する。本実施例においては、近赤外線分光法(NIRS)による脳の血流量変化の測定値に基づいて、着用物品の快適性を評価した。近赤外線分光法(NIRS)による脳の血流量変化では、触刺激を乳幼児の左腰部へ呈示した時の前頭前野(APFC:眼窩前頭皮質(OFC)と前頭極皮質(FPC))の脳の活動を調べた。脳の活動性は、NIRSで酸素化ヘモグロビン量を測定することによって計測した。快適性の評価は、赤外線分光法(NIRS)による酸素化ヘモグロビン量を測定が高いほど、快適であると評価した。
被験者は、月齢1か月から5カ月の乳幼児36名である。被験者の体重は4から8kgである。試験サンプルとして、4つのサンプルを準備した。実施例1にかかるサンプルとして、上述の実施形態の前胴回り部材と後胴回り部材を接合したサンプルを準備した。比較例1から比較例3にかかるサンプルとして、各領域の着用時圧力が一定のサンプルを準備した。比較例1に係るサンプルの着用時圧力は、低圧であり、具体的には、各領域の着用時圧力は、5〜9hPaである。比較例2に係るサンプルの着用時圧力は、中圧であり、具体的には、各領域の着用時圧力は、9〜14hPaである。比較例3に係るサンプルの着用時圧力は、高圧であり、具体的には、各領域の着用時圧力は、14〜18hPaである。
実施例1及び比較例1から3にかかるサンプルを用いて、近赤外線分光法(NIRS)で酸素化ヘモグロビン量を測定した。酸素化ヘモグロビン量は、裸の状態と着用状態の差分を計測した。まず、裸の状態で30秒間、酸素化ヘモグロビン量を測定し、次いで、着用した状態で30秒間、酸素化ヘモグロビン量を測定した。これを1回として、合計3回測定する。3回の測定値の平均値を各被験者の計測結果とし、36名の被試験者の平均値を算出した。その計測結果を表2に示す。
Figure 2020014558
Rは、右半球であり、Lは、左半球であり、bothは、右半球と左半球の平均値である。実施例1に係るサンプルでは、右半球、左半球、bothのいずれも、比較例1から3に係るサンプルよりも高い酸素化ヘモグロビン量となり、着用者の快適性が向上することがわかった。
着用者の快適性をより向上できる着用物品を提供することができる。
10 着用物品
20 前胴回り部材
22 前伸縮部材
30 後胴回り部材
32 後伸縮部材
50 吸収コア
60 サイド接合部
FC 前中央領域
FC1 前第1領域
FC2 前第2領域
FC3 前第3領域
FC4 前第4領域
SR サイド領域
SR1 サイド第1領域
SR2 サイド第2領域
SR3 サイド第3領域
SR4 サイド第4領域
RC 後中央領域
RC1 後第1領域
RC2 後第2領域
RC3 後第3領域
RC4 後第4領域
S1 前胴回り域
S2 後胴回り域
S3 股下域
L 長手方向
W 幅方向

Claims (16)

  1. 互いに直交する長手方向及び幅方向と、
    前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、
    前記前胴回り域の外側部と前記後胴回り域の外側部を接合するサイド接合部と、
    前記前胴回り域の前記幅方向の中央に位置する前中央領域と、
    前記後胴回り域の前記幅方向の中央に位置する後中央領域と、
    前記前中央領域と前記後中央領域との間に配置されたサイド領域と、を有する着用物品であって、
    前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する0〜30%の前第1領域と、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の前第2領域と、を有し、
    前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%の後第2領域を有し、
    前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する30〜60%のサイド第2領域を有し、
    前記前第1領域の前記着用物品の着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記後第2領域の前記着用時の圧力よりも低く、かつ前記サイド第2領域の前記着用時の圧力よりも低い、着用物品。
  2. 前記サイド第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下である、請求項1の着用物品。
  3. 前記後第2領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下である、請求項1又は請求項2の着用物品。
  4. 前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の後第3領域を有し、
    前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%のサイド第3領域を有し、
    前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力は、前記後第3領域の前記着用時の圧力よりも低く、かつ前記サイド第3領域の前記着用時の圧力よりも低い、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の着用物品。
  5. 前記サイド第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.0倍以下である、請求項4に記載の着用物品。
  6. 前記後第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.1倍以上2.5倍以下である、請求項4又は請求項5に記載の着用物品。
  7. 前記後胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の後伸縮部材が設けられており、
    前記後伸縮部材は、前記後第3領域に配置されており、
    前記後第3領域には、吸収コアが配置されている、請求項6に記載の着用物品。
  8. 前記後胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の後伸縮部材が設けられており、
    前記後伸縮部材は、前記後第3領域に配置されている、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の着用物品。
  9. 前記後第3領域の前記着用時の圧力は、前記後第2領域の前記着用時の圧力よりも低い、請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の着用物品。
  10. 前記後中央領域は、前記後中央領域の前端縁から前記後中央領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%の後第4領域を有し、
    前記後第4領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力よりも低い、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の着用物品。
  11. 前記サイド領域は、前記サイド領域の前端縁から前記サイド領域の前記長手方向の全長に対する80〜100%のサイド第4領域を有し、
    前記サイド第4領域の圧力は、前記前第1領域の圧力及び前記前第2領域の圧力よりも低い、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の着用物品。
  12. 前記前中央領域は、前記前中央領域の前端縁から前記前中央領域の前記長手方向の全長に対する60〜80%の前第3領域を有し、
    前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力よりも高い、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の着用物品。
  13. 前記前第3領域の前記着用時の圧力は、前記前第1領域の前記着用時の圧力及び前記前第2領域の前記着用時の圧力に対する1.2倍以上3.5倍以下である、請求項12に記載の着用物品。
  14. 前記前胴回り域には、前記幅方向に伸縮する糸状又は帯状の前伸縮部材と、少なくとも前記幅方向に伸縮する伸縮シートと、が設けられており、
    前記前第3領域には、前記前伸縮部材が配置されており、
    前記前第1領域及び前記前第2領域には、前記伸縮シートが配置されている、請求項12又は請求項13に記載の着用物品。
  15. 前記前第3領域には、前記前伸縮部材及び前記伸縮シートが配置されている、請求項14に記載の着用物品。
  16. 前記後中央領域全体の前記着用時の圧力は、前記前中央領域全体の前記着用時の圧力よりも大きい、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の着用物品。
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