JP2020014300A - ロータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの組立工数削減を図ることが可能なロータユニットを提供する。【解決手段】ロータコア10と、ロータコア10に軸方向に沿って設けられる磁石20と、ロータコア10の中心に挿通される回転軸30と、ロータコア10の軸方向Gの端面10cに設けられるエンドプレート50Aと、を備える。エンドプレート50Aは、ロータコア10の外周側に磁石20と対向して配置される端面抑え部51Aと、ロータコア10の内周側に配置され、回転軸30に圧入される圧入保持部52Aと、を備え、端面抑え部51Aと圧入保持部52Aとが鋳造によって組み合わされている。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータユニットに関する。
従来から、回転可能に支持されたシャフトと、シャフトに取り付けられるロータコア(ヨーク)と、ロータコアに設けられる磁石と、磁石を保持する端面板と、を備えたロータ(ロータユニット)が提案されている。例えば、特許文献1に記載のロータ(ロータユニット)は、シャフトにロータコアを取り付けた後、シャフトに対して軸方向の一方からカラーを圧入することで、端面板をシャフトに固定している。
特許第4837288号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載のロータユニットでは、シャフトにカラーを一点ずつ圧入するため、部品点数が多くなり、工数がかかっていた。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、組立工数を削減することが可能なロータユニットを提供することを目的とする。
本発明は、ロータコアと、前記ロータコアに軸方向に沿って設けられる磁石と、前記ロータコアの中心に挿通される回転軸と、前記ロータコアの軸方向の端面に設けられるエンドプレートと、を備え、前記エンドプレートは、前記ロータコアの外周側に前記磁石と対向して配置される端面抑え部と、前記ロータコアの内周側に配置され、前記回転軸に圧入される圧入保持部と、を備え、前記端面抑え部と前記圧入保持部とは、鋳造によって組み合わされていることを特徴とする。
本発明によれば、組立工数を削減することが可能なロータユニットを提供することができる。
第1実施形態に係るロータユニットを示す断面図である。 第1実施形態に係るロータユニットに用いられるエンドプレートを示し、(a)はエンドプレートの正面図、(b)は圧入保持部の正面図、(c)は圧入保持部の成形方向を示す断面図である。 エンドプレートの製造方法を示す工程図である。 第2実施形態に係るロータユニットを示す断面図である。 第2実施形態のエンドプレートの圧入保持部を示す正面図である。 第3実施形態に係るロータユニットを示す断面図である。 第4実施形態に係るロータユニットを示す断面図である。 第5実施形態に係るロータユニットを示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す図面において、同一の構成については同一の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズおよび形状は、説明の便宜上、変形または誇張して模式的に表す場合がある。また、モータの出力軸の方向を単に「軸方向」といい、出力軸回りの方向を単に「周方向」といい、軸方向に直交する方向を「径方向」という。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のロータユニットを示す断面図である。なお、以下では、IPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)に適用する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、第1実施形態のロータユニット1Aは、ロータコア10と、ロータコア10に軸方向Gに沿って設けられる磁石20と、ロータコア10の中心(軸中心、回転中心)Oに挿通される回転軸30と、ロータコア10の軸方向Gの端面に設けられるエンドプレート(端面板)40,50Aと、を備えて構成されている。なお、エンドプレート50Aが特許請求の範囲に記載のエンドプレートに対応する。
ロータコア10(ロータヨークとも言う)は、軸方向Gに沿って複数の磁性板材(電磁鋼板)11を積層することで構成されている。また、ロータコア10の外周側には、軸方向Gに沿って平行に貫通し、磁石20が収容される収容孔10aが複数形成されている。なお、収容孔10aは、周方向に等間隔に形成されている。
磁石20は、ネオジム等の希土類からなる永久磁石によって構成されている。また、磁石20は、軸方向Gからの平面視で弧状や長方形状に形成されている。また、磁石20は、収容孔10a内において樹脂等で固定されるものではなく、軸方向Gに移動可能(摺動可能)に保持されている。ただし、磁石20は、収容孔10aの軸方向Gの長さと同じに形成され、磁石20の軸方向Gの両端面がロータコア10の軸方向Gの両端面10b,10cと面一となるように形成されている。なお、本実施形態では、磁石20が軸方向Gに1本もので形成されている場合を例に挙げて説明したが、軸方向Gに複数の磁石20に分割して配置されていてもよい。
回転軸30は、ステンレスや鉄等により形成された中空の円筒状の部材であり、鍛造や鋳造、機械加工等により形成されている。また、回転軸30の内部は軸方向Gに沿って空洞となっており、オイルポンプ(不図示)から供給される冷媒が通流する冷媒流路31となっている。
また、回転軸30には、ロータコア10が挿通される軸部30aを有している。この軸部30aの軸方向Gの一方には、軸部30aの直径(外径)よりも大きく形成された拡径部30bが形成されている。この拡径部30bは、軸方向Gのロータコア10側を向き、かつ、軸方向Gに直交する面30cを有している。
エンドプレート40(端面板とも言う)は、非磁性体の金属材料、例えばSUS304やアルミニウム、銅等により円板状に形成され、回転軸30と同軸状に配置されている。また、エンドプレート40は、径方向中央部に軸方向Gに貫通する貫通孔40aが形成されている。貫通孔40aの内径は、回転軸30の軸部30aの外径と同等に(または外径より若干大きく)構成されている。また、エンドプレート40は、回転軸30の拡径部30bの面30cに当接し、軸方向Gへの移動が規制されている。
また、エンドプレート40の外径は、ロータコア10の外径と同等に形成されている。また、エンドプレート40は、ロータコア10の一方の端面10bに対向して配置され、収容孔10aに形成された軸方向Gの一方の開口10a1を覆っている。また、エンドプレート40は、ロータコア10に対向する面40bが、ロータコア10の端面10bおよび磁石20の端部に当接している。このようなエンドプレート40を設けることによって、磁石20が収容孔10aの開口10a1から抜け出ることを防止している。
エンドプレート50Aは、ロータコア10のエンドプレート40とは軸方向Gの反対側に設けられている。また、エンドプレート50Aは、略円板状に形成され、径方向の外周側に配置される端面抑え部51Aと、径方向の内周側に配置される圧入保持部52Aと、を有して構成されている。
前記したロータユニット1Aの周囲には、図示しないステータコアが配置される。ステータコアには、図示しないステータコイルが装着されている。また、ステータコアは、例えば円環状の薄い電磁鋼板を軸方向Gに積層して形成されるとともに、ステータコアの内周面に複数のスロット(溝)が周方向に等間隔で形成されている。ステータコイルは、スロットに取り付けられる複数相(例えば、U相、V相およびW相)からなる複数のコイルセグメントによって構成されている。
図2は、第1実施形態のロータユニットに用いられるエンドプレートを示し、(a)は正面図、(b)はエンドプレートの圧入保持部を示す正面図、(c)は圧入保持部の成形方向を示す断面図である。
図2(a)に示すように、端面抑え部51Aは、円環板状に形成され、外周縁51aがロータコア10(図1参照)の外径と同等に構成されている。また、端面抑え部51Aは、非磁性体の金属材料、例えばアルミニウムAl(アルミニウムを含む金属)によって形成されている。なお、端面抑え部51Aは、アルミニウムに限定されず、アルミニウム合金など他の金属であってもよい(他の実施形態についても同様)。
圧入保持部52Aは、円環板状に形成され、端面抑え部51Aと同心状に形成されている。また、圧入保持部52Aは、端面抑え部51Aの内周縁51bから一部が露出している。また、圧入保持部52Aは、回転軸30(図1参照)と同等の線膨張係数を有する材料、例えば鉄Fe(鉄を含む金属)によって形成されている。なお、圧入保持部52Aは、鉄に限定されるものではなく、SUSなど他の金属であってもよい(他の実施形態についても同様)。
図2(b)に示すように、圧入保持部52Aの径方向の中心には、回転軸30の軸部30a(図1参照)が挿入される円形の軸孔52aが形成されている。また、圧入保持部52Aの外周側には、円周方向に沿って形成される溝52bが円環状に形成されている。この溝52bは、周方向全体に形成されるとともに、軸孔52aと同心状に形成されている。また、溝52bの開口する方向は、軸方向Gに設定されている。なお、溝52bは、周方向全体に形成されるものに限定されず、周方向に間欠的に形成されるものであってもよい。
図2(c)に示すように、圧入保持部52Aは、両面が平らな板部材を面方向(軸方向)の両側からプレスして形成された溝52b,52bを有している。また、溝52bは、いずれも径方向の中心から同径となる位置に形成されている。また、溝52bは、いずれも断面形状が同じ凹形状である。なお、溝52bは、径方向において互いに異なる位置に形成してもよい。また、溝52bの形状も、同じ断面形状ではなく、互いに異なる断面形状にしてもよい。また、溝52bを片面に1箇所形成するだけではなく、複数形成してもよい。
図3は、エンドプレートの製造方法を示す工程図である。
図3(a)は、鋳型100に、圧入保持部52Aを位置決め固定する場合である。圧入保持部52Aは、鋳型100に位置決めする前に、図2(c)で説明した方法によって形成される。鋳型100は、略凹状に形成された本体部101と、本体部101の上部開口を塞ぐ蓋部102と、を有して構成されている。また、本体部101の径方向の中心には、圧入保持部52Aの軸孔52aが嵌合する凸部101aが形成されている。また、本体部101は、凸部101aの下端に、凸状の段差部101bが環状に形成されている。また、蓋部102の下面には、段差部101bと対応する位置に、環状の凸条部102aが形成されている。このように構成された鋳型100の本体部101に、圧入保持部52Aを位置決めし、本体部101の上部開口101cを蓋部102で閉じる。
図3(b)は、鋳型100にアルミニウムを鋳込む場合である。すなわち、鋳型100に圧入保持部52Aを位置決めした状態では、空間S1,S2,S3が形成される。空間S1は、圧入保持部52Aの溝52bと蓋部102との間に形成されている。空間S2は、溝52bと本体部101の底面との間に形成されている。空間S3は、圧入保持部52Aの外周側に形成されている。そして、蓋部102の注入口102bから溶かしたアルミニウムを注入する。
図3(c)は、鋳型100にアルミニウムを充填した後の状態である。すなわち、鋳型100にアルミニウムを充填することで、鋳型100内の圧入保持部52Aを除く隙間(空間S1,S2,S3)にアルミニウムが充填される。なお、圧入保持部52Aは、鉄製であり、アルミニウムよりも融点が高いので、圧入保持部52Aの形状を維持したまま、アルミニウムを充填することができる。
図3(d)は、エンドプレート50Aを鋳型100から取り外した状態である。すなわち、圧入保持部52Aの凹状の溝52b,52bに、端面抑え部51Aのアルミニウムが嵌入した形状になっている。
このように構成されたエンドプレート50Aを回転軸30(図1参照)に圧入すると、端面抑え部51Aのロータコア10側の面51c(図1参照)が、ロータコア10の端面10cに当接する(図1参照)。また、圧入保持部52Aのロータコア10側の面51dが、ロータコア10の端面10cよりも凹んだ形状、換言すると面51dと端面10cとの間に隙間S10が形成されている。
また、鉄の線膨張係数は、約11(10−6/℃)であり、アルミニウムの線膨張係数は、23(10−6/℃)である。このように、アルミニウムは、鉄よりも線膨張係数が高いので、高温時(作動時)にアルミニウムが鉄に食い込むような膨張が発生し、鉄とアルミニウムとが外れない機構となっている。
ところで、図示していないが、第1実施形態に対する比較例として、端面抑え部の材質として樹脂を適用し、圧入保持部の材質としてアルミニウムを適用して組み合わせたエンドプレートを構成することができる。しかし、このような組み合わせのエンドプレートでは、端面の部分が樹脂になるので磁石を樹脂等で固定しない設計にした場合、磁石が軸方向に自由に移動可能になり、ロータ回転時に磁石が樹脂部分に衝突し、摩耗して、樹脂部分を破損するおそれがある。このため、ロータコア内において磁石を樹脂で固定する必要があるが、樹脂で固定する方法はコスト高となる。また、ロータコアを圧入する前に、ロータコアに磁石を挿入する必要があるため、組立工数が多くなる。
そこで、第1実施形態では、圧入保持部の材質として内周側に鉄を適用し、磁石の脱落防止の材質として外周側にアルミニウムを適用して一体にしたエンドプレート50Aを構成したものである。
以上説明したように、第1実施形態のロータユニット1Aは、ロータコア10と、ロータコア10に軸方向Gに沿って設けられる磁石20と、ロータコア10の中心Oに挿通される回転軸30と、ロータコア10の軸方向Gの端面に設けられるエンドプレート50Aと、を備える。エンドプレート50Aは、ロータコア10の外周側に磁石20と対向して配置される端面抑え部51Aと、ロータコア10の内周側に配置され、回転軸30に圧入される圧入保持部52Aと、を備える。端面抑え部51Aと圧入保持部52Aとは、鋳造によって組み合わされている。これによれば、圧入保持部52Aに端面抑え部51Aを鋳込むことによって(鋳造によって)、端面抑え部51Aを金属にできる。よって、圧入保持部52Aの金属部分にカラー特性(圧入させる機能)を持たせつつ、ロータコア10の開口10b1からの磁石20の脱落(落下)を防止することができる。
また、第1実施形態では、エンドプレート50Aは、端面抑え部51Aが圧入保持部52Aに嵌入した状態で組み合わされている。これによれば、圧入保持部52Aに形成した溝52b,52bに端面抑え部51Aの金属が嵌入(嵌合)するような形状を有しているので、端面抑え部51Aが圧入保持部52Aから脱落し難くなる。
また、第1実施形態では、端面抑え部51Aはアルミニウムであり、かつ、圧入保持部52Aは鉄である。鉄の線膨張係数に比べてアルミニウムの線膨張係数が大きいことで、ロータコア10が高温になったときに、アルミニウム製の端面抑え部51Aが鉄製の圧入保持部52Aの溝52b,52bに食い込むように膨張する。これにより、圧入保持部52Aが端面抑え部51Aからさらに脱落し難い構造になっている。
また、第1実施形態では、磁石20がロータコア10の収容孔10aに挿入され、軸方向Gに移動可能に構成されている。これにより、磁石20を収容孔10aに樹脂固定する必要がなくなるので、樹脂固定する際のコストを削減できる。また、樹脂固定が不要になることで、組立工数を削減することができる。
また、第1実施形態では、ロータコア10に対向する圧入保持部52Aの面51dが端面抑え部51Aのロータコア10に対向する面51cよりも凹んでいる(隙間S10を有している)。これによれば、圧入時に圧入保持部52Aの端面に邪魔されることなく、端面抑え部51Aをロータコア10の端面10cに押し付けることができるので、ロータコア10内の磁石20を確実に抑えることができる。
また、第1実施形態では、溝52bの開口方向が軸方向Gを向いているので、溝の開口方向が軸方向に直交する向きになる場合と比較して、端面抑え部51Aが圧入保持部52Aから脱落し難くなっている。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態のロータユニットを示す断面図である。
図4に示すように、第2実施形態のロータユニット1Bは、第1実施形態のエンドプレート50Aに替えてエンドプレート50Bを備えたものである。
エンドプレート50Bは、略円板状に形成され、径方向の外周側に配置される端面抑え部51Bと、径方向の内周側に配置される圧入保持部52Bと、を有して構成されている。また、エンドプレート50Bは、鉄製の圧入保持部52Bに端面抑え部51Bとしてアルミニウムを鋳込むことで端面抑え部51Bと圧入保持部52Bとが組み合わされている。
図5は、第2実施形態のエンドプレートの圧入保持部を示す正面図である。
図5に示すように、圧入保持部52Bの径方向の中心には、回転軸30の軸部30a(図1参照)が挿入される円形の軸孔52aが形成されている。また、圧入保持部52Bには、円周方向に沿って孔52eが複数形成されている。この孔52eは、90度間隔で、4箇所に形成されている。また、各孔52eは、回転中心から距離が同じ位置に形成されている。なお、孔52eは、4箇所に限定されるものではなく、5箇所以上であっても、3箇所未満であってもよい。また、孔52eは、丸孔に限定されるものではなく、長孔など他の形状の孔であってもよい。
また、孔52eは、平らな板材に軸方向Gの一面側から他面側に貫通するように形成されている(図4参照)。なお、孔52eは、軸方向Gに直線状に形成されているが(図4参照)、直線に限定されず、途中で曲がって形成されていても、軸方向Gに対して傾斜して形成されていてもよい。また、孔52eは、一端から他端まで同径で形成されているが、孔の径を変化させてもよい。
このように構成された第2実施形態のロータユニット1Bは、第1実施形態のエンドプレート50Aに替えてエンドプレート50Bを備えている。これによれば、第1実施形態と同様に、圧入保持部52Bに端面抑え部51Bを鋳込むことによって(鋳造によって)、端面抑え部51Bを金属にできる。よって、圧入保持部52Bの金属部分にカラー特性(圧入させる機能)を持たせつつ、ロータコア10の開口10b1からの磁石20の脱落(落下)を防止することができる。
また、第2実施形態では、端面抑え部51Bは、圧入保持部52Bに嵌入することで(嵌入した状態で)組み合わされている。これによれば、圧入保持部52Bに形成した孔52eに端面抑え部51Bが嵌入(嵌合)した状態になるので、端面抑え部51Bが圧入保持部52Bから脱落し難くなる。
また、第2実施形態では、端面抑え部51Bはアルミニウムであり、かつ、圧入保持部52Bは鉄である。鉄の線膨張係数に比べてアルミニウムの線膨張係数が高いことで、ロータコア10が高温になったときに、アルミニウム製の端面抑え部51Bが鉄製の圧入保持部52Bの孔52eに食い込むように膨張するので、圧入保持部52Bが端面抑え部51Bからさらに脱落し難い構造になる。
また、第2実施形態では、磁石20がロータコア10の収容孔10aに挿入され、軸方向Gに移動可能に構成されている。これにより、磁石20を収容孔10aに樹脂固定する必要がなくなるので、樹脂固定する際のコストを削減できる。また、樹脂固定が不要になることで、組立工数を削減することができる。
また、第2実施形態では、ロータコア10に対向する圧入保持部52Bの面51dが端面抑え部51Bの端面10cに対して凹んだ形状(離間した形状)である。これによれば、端面抑え部51Bをロータコア10の端面10cに面接触させることができるので、ロータコア10内に挿入された磁石20が移動するのを確実に抑え込むことができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態のロータユニットを示す断面図である。
図6に示すように、第3実施形態のロータユニット1Dは、第1実施形態のエンドプレート50Aに替えてエンドプレート50Cを備えて構成されている。
エンドプレート50Cは、略円板状に形成され、径方向の外周側に配置される端面抑え部51Cと、径方向の内周側に配置される圧入保持部52Cと、を有して構成されている。圧入保持部52Cの一面には、平らな板部材をプレス成型することによって溝51fが形成されている。
また、エンドプレート50Cは、鉄製の圧入保持部52Cに端面抑え部51Cとしてアルミニウムを鋳込むことで(鋳造によって)、端面抑え部51Cと圧入保持部52Cとが組み合わされている。圧入保持部52Cは、円環板状に形成され、端面抑え部51Cのロータコア10とは反対側の面51eに嵌るように構成されている。
このように構成された第3実施形態のロータユニット1Cは、第1実施形態のエンドプレート50Aに替えてエンドプレート50Cを備えている。これによれば、第1実施形態と同様に、鉄製の圧入保持部52Cに端面抑え部51Cとしてアルミニウムを鋳込むことによって(鋳造によって)、端面抑え部51Cを金属にできる。よって、圧入保持部52Cの金属部分にカラー特性(圧入させる機能)を持たせつつ、ロータコア10からの磁石20の脱落(落下)を防止することができる。
また、第3実施形態では、圧入保持部52Cをロータコア10とは軸方向Gの逆側に配置することで、端面抑え部51Cが脱落し難くなる。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態のロータユニットを示す断面図である。なお、以下では、IPMモータに替えてSPMモータ(Surface Permanent Magnet Motor)に適用する場合を例に挙げて説明する。
図7に示すように、第4実施形態のロータユニット1Dは、ロータコア12と、ロータコア12に軸方向Gに沿って設けられる磁石21と、ロータコア12の中心(回転中心)Oに挿通される回転軸30と、ロータコア12の軸方向Gの端面に設けられるエンドプレート40A,50Dと、を備えて構成されている。なお、エンドプレート50Dが特許請求の範囲に記載のエンドプレートに対応する。
ロータコア12(ロータヨークとも言う)は、軸方向Gに沿って複数の磁性板材(電磁鋼板)11を積層することで構成されている。また、ロータコア12の外周面には、磁石21が保持されている。
磁石21は、ネオジム等の希土類からなる永久磁石によって構成されている。また、磁石21は、軸方向Gからの平面視で弧状や長方形状に形成されるとともに、ロータコア12の一方の端面10bから他方の端面10cまでの長さと同じになるように細長く形成されている。また、磁石21は、ロータコア12の外周面に接着などで固定されるとともに、周方向に等間隔に複数配置されている。
エンドプレート40Aは、非磁性体の金属材料、例えばSUS304やアルミニウム、銅等により円板状に形成され、回転軸30と同軸状に配置されている。また、エンドプレート40Aの外径は、磁石21の外径と同等に形成されている。また、エンドプレート40Aは、ロータコア12に対向する面40bが、ロータコア10の端面10bおよび磁石21の端部に当接している。
エンドプレート50Dは、ロータコア12のエンドプレート40Aとは軸方向Gの反対側に設けられている。また、エンドプレート50Dは、略円板状に形成され、径方向の外周側に配置される端面抑え部51Dと、径方向の内周側に配置される圧入保持部52Aと、を有して構成されている。端面抑え部51Dの外径は、磁石21の外径と同等に形成されている。
このように構成された第4実施形態のロータユニット1Dは、圧入保持部52Aに端面抑え部51Dを鋳込むことによって(鋳造によって)、端面抑え部51Dを金属にできる。よって、圧入保持部52Aの金属部分にカラー特性(軸部30aに圧入させる機能)を持たせることができる。また、ロータコア12に対して軸方向Gの衝撃が入力され、磁石21に軸方向Gの力が作用したとしても、ロータコア12からの磁石21の脱落(落下)を抑制できる。
また、第4実施形態では、磁石21がロータコア12に対して軸方向Gに移動可能に取り付けられた構成であっても、磁石21の脱落を抑制することができる。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態のロータユニットを示す断面図である。
図8に示すように、第5実施形態のロータユニット1Eは、第4実施形態のエンドプレート40A,50Dに替えてエンドプレート40B,50Eとしたものである。
エンドプレート40Bは、非磁性体の金属材料、例えばSUS304やアルミニウム、銅等により円板状に形成され、回転軸30と同軸状に配置されている。また、エンドプレート40Bの外周縁部には、磁石21の外周面と係合する爪部41が形成されている。この爪部41は、周方向全体、または各磁石21のすべてと係合するように部分的に形成されている。
エンドプレート50Eは、エンドプレート40Bと同様に、端面抑え部51Eの外周縁部に、磁石21の外周面と係合する爪部51gが形成されている。この爪部51gは、周方向の全体、または各磁石21のすべてと係合するように部分的に形成されている。
このように構成された第6実施形態のロータユニット1Eは、第4実施形態と同様な効果が得られるとともに、爪部41,51gによって磁石21の脱落を確実に防止できる。
また、第6実施形態では、爪部41,51gを設けることで、磁石21をロータコア12に固定する工程が不要になる。
なお、第5実施形態では、爪部41,51gが磁石21から径方向外側に突出する形状を例に挙げて説明したが、端面抑え部51A〜51Eの外周面と磁石21の外周面とが面一となる形状であってもよい。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した各実施形態では、回転軸30に拡径部30bを形成して、拡径部30bの面30cにエンドプレート40A,40Bを突き当てる構成を例に挙げて説明したが、これに限定されず、ロータコア10の両側からエンドプレート50A〜50Eを圧入して、ロータコア10を保持するようにしてもよい。
また、前記した実施形態では、圧入保持部52A〜52Cを、端面抑え部51A〜51Eのロータコア10,12に対向する面51cに対して凹んだ形状としたが、圧入保持部52A〜52Cのロータコア10に対向する面51dと端面抑え部51A〜51Eのロータコア10,12に対向する面51cとが面一であってもよい。
また、前記した実施形態では、圧入保持部52A〜52Cに、端面抑え部51A〜51Eが嵌入する構造を例に挙げて説明したが、嵌入しない構造であってもよい。
1A,1B,1C,1D,1E ロータユニット
10,12 ロータコア
20,21 磁石
30 回転軸
30a 軸部
30b 拡径部
30c 面
40,40A,40B エンドプレート
50A,50B,50C,50D,50E エンドプレート
51A,51B,51C,51D,51E 端面抑え部
52A,52B,52C 圧入保持部

Claims (5)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアに軸方向に沿って設けられる磁石と、
    前記ロータコアの中心に挿通される回転軸と、
    前記ロータコアの軸方向の端面に設けられるエンドプレートと、を備え、
    前記エンドプレートは、
    前記ロータコアの外周側に前記磁石と対向して配置される端面抑え部と、
    前記ロータコアの内周側に配置され、前記回転軸に圧入される圧入保持部と、を備え、
    前記端面抑え部と前記圧入保持部とは、鋳造によって組み合わされていることを特徴とするロータユニット。
  2. 前記エンドプレートは、前記端面抑え部が前記圧入保持部に嵌入することで組み合わされていることを特徴とする請求項1に記載のロータユニット。
  3. 前記端面抑え部はアルミニウムを含む金属であり、かつ、前記圧入保持部は鉄を含む金属であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータユニット。
  4. 前記磁石は、前記ロータコアの内部に、前記軸方向に移動可能に挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロータユニット。
  5. 前記端面抑え部は、前記ロータコアに対向する面が前記圧入保持部と面一、または、前記圧入保持部が当該端面抑え部に対して凹んでいることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロータユニット。
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