JP2020014179A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートクロップ機能を搭載する画像形成装置において、読取データから切り出した複数の画像データをユーザー所望の順番で出力する。【解決手段】画像形成装置は、読取データの1辺を第1基準辺に設定するとともに、読取データの第1基準辺と直交する1辺を第2基準辺に設定し、複数の画像データのそれぞれについて、第1基準辺と画像データとの間の第2基準辺に平行な方向の第1距離および第2基準辺と画像データとの間の第1基準辺に平行な方向の第2距離を検出し、複数の画像データの第1距離および第2距離に基づき、複数の画像データの出力順を設定する。【選択図】図4

Description

本発明は、読み取った原稿の画像データを出力する画像形成装置に関する。
従来、オートクロップ機能が搭載された画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、複数の原稿を同時に読み取った場合、複数の原稿にそれぞれ対応する複数の画像データを含む読取データを生成する。そして、特許文献1の画像形成装置は、読取データから複数の画像データを切り出す(マルチクロップを行う)。これにより、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、複数の原稿にそれぞれ対応する複数の画像データを複数のページに分割して出力する、といったことが行える。
特開2006−287360号公報
オートクロップ機能を使用して複数の原稿を同時に読み取った場合には、読取データから切り出された複数の画像データは1ファイルにまとめられる。そして、ファイル内の複数の画像データが順次出力される。
ここで、場合によっては、ユーザーの意図とは異なる順番で複数の画像データが出力される。この場合、たとえば、複数の画像データに基づく画像を複数枚の用紙に分割して印刷(出力)するコピージョブでは、複数枚の印刷物を並び替える作業が必要となる。複数の画像データをパーソナルコンピューターなどのユーザー端末に送信(出力)する送信ジョブでは、複数の画像データの並び替えをユーザー端末上で行わなければならない。したがって、ユーザーにとっては利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、オートクロップ機能を搭載する画像形成装置において、読取データから切り出した複数の画像データをユーザー所望の順番で出力することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取り、原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取部と、読取データから画像データを切り出すクロップ処理を行い、クロップ処理で切り出した画像データを出力するための出力データを生成する制御部と、を備える。制御部は、読取データから複数の画像データを切り出す第1処理をクロップ処理として行うとき、読取データの1辺を第1基準辺に設定するとともに、読取データの第1基準辺と直交する1辺を第2基準辺に設定し、複数の画像データのそれぞれについて、第1基準辺と画像データとの間の第2基準辺に平行な方向の第1距離および第2基準辺と画像データとの間の第1基準辺に平行な方向の第2距離を検出し、複数の画像データの第1距離および第2距離に基づき、複数の画像データの出力順を設定する。
本発明の構成では、第1距離および第2距離に基づき出力順が設定されるので、コンタクトガラス上での原稿の載置位置に応じて出力順が変わる。これにより、ユーザーはコンタクトガラス上での原稿の載置位置を調整することにより、所望の順番で複数の画像データを出力することができる(複数の画像データを出力するためのPDFデータなどの出力データを得ることができる)。その結果、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の構成では、オートクロップ機能を搭載する画像形成装置において、読取データから切り出した複数の画像データをユーザー所望の順番で出力することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示す概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置の画像読取部の構成を示す概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う第1処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置の画像読取部により生成される読取データの一例を示す図(第1処理について説明するための図) 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う第1距離検出処理および第2距離検出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う分類処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う分類処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部により行われた分類処理の結果を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の画像読取部により生成される読取データの一例を示す図(原稿画像データが上限数を超える場合) 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う第2処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置の画像読取部により生成される読取データの一例を示す図(第2処理について説明するための図)
以下に、本発明の一実施形態による画像形成装置について、スキャン機能やプリント機能など複数種の機能を搭載する複合機を例にとって説明する。
<装置構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿D(図2参照)を読み取る。印刷部2は、用紙Pに画像を印刷する。
画像読取部1は、図2に示すように、コンタクトガラスCGを備える。コンタクトガラスCGは、画像読取部1の筐体の上面に形成された開口に設置される。画像読取部1は、コンタクトガラスCGの載置面上に載置された原稿Dを読み取り、当該読み取った原稿Dの画像データを含む読取データを生成する。なお、図2では、読取対象の原稿DがコンタクトガラスCG上に複数載置されている状態を図示する。このように複数の原稿Dが読取対象としてコンタクトガラスCG上に載置され、その状態で画像読取部1による読み取りが行われた場合には、コンタクトガラスCG上に載置された複数の原稿Dにそれぞれ対応する複数の画像データを含む読取データが画像読取部1により生成される。
また、画像読取部1は、光源11、イメージセンサー12、ミラー13およびレンズ14を備える。これら画像読取部1の各部材は、画像読取部1の筐体の内部に収容される(コンタクトガラスCGの載置面側とは反対側に配置される)。
光源11は、複数のLED素子(図示せず)を有する。複数のLED素子は、主走査方向(図2の紙面に対して垂直な方向)に配列される。光源11は、コンタクトガラスCGに向けて光を照射する。光源11からの光はコンタクトガラスCGを透過する。原稿Dが載置された領域では、光源11からの光が原稿Dで反射される。
イメージセンサー12は、主走査方向に並ぶ複数の光電変換素子を有する。イメージセンサー12は、原稿Dで反射された光を受光する。イメージセンサー12は、光を受光すると、ライン単位で画素毎に光電変換して電荷を蓄積するとともに、蓄積電荷に応じた信号を出力する。
ミラー13は、原稿Dで反射された光をレンズ14に向けて反射する。レンズ14は、ミラー13で反射された光を集光し、イメージセンサー12に導く。
光源11およびミラー13は、主走査方向と直交する副走査方向に移動可能な移動枠15に設置される。移動枠15はワイヤー16に連結される。ワイヤー16は巻取ドラム17に巻回される。巻取ドラム17が回転すると、移動枠15が副走査方向に移動する。すなわち、光源11およびミラー13が副走査方向に移動する。
画像読取部1による読み取りを伴うジョブ(たとえば、コピージョブや送信ジョブ)の実行時、移動枠15が副走査方向(正面から見て左から右に向かう方向)に移動する。移動枠15が副走査方向に移動しているとき、光源11がコンタクトガラスCGに向けて光を照射する。また、原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー12が繰り返し行う。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
なお、画像読取部1の筺体には、原稿カバー101が取り付けられる。原稿カバー101は、コンタクトガラスCGの載置面に対して開閉する。コンタクトガラスCG上に原稿Dを載置した状態で、原稿カバー101を閉じることにより、コンタクトガラスCG上の原稿Dを原稿カバー101で押え付けることができる。図2では、コンタクトガラスCG上の原稿Dが原稿カバー101で押え付けられた状態を示す。
図1に戻り、印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。図1では、用紙搬送路20を破線で示す。コピージョブでは、原稿Dの画像データに基づく画像の用紙Pへの印刷が印刷部2により行われる。印刷部2は、給紙部21、画像形成部22および定着部23を備える。
給紙部21は、用紙カセットCAに収容された用紙Pを用紙搬送路20に給紙する。用紙搬送路20に給紙された用紙Pは用紙搬送路に沿って搬送される。画像形成部22は、トナー像(画像)を形成し、搬送中の用紙Pにトナー像を転写(印刷)する。転写済みの用紙Pは定着部23に向けて搬送される。定着部23は、転写済みの用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pにトナー像を定着させる。
また、画像形成装置100は、操作パネル3を備える。操作パネル3には、タッチスクリーン31が設けられる。タッチスクリーン31は、ソフトウェアボタンを含む画面を表示し、表示画面(ソフトウェアボタン)に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。
操作パネル3には、ハードウェアボタン32も設けられる。ハードウェアボタン32の設置数は複数である。ハードウェアボタン32としては、たとえば、画像読取部1による読み取りを伴うジョブの実行を要求するスタート操作をユーザーから受け付けるためのスタートボタンなどがある。
また、図3に示すように、画像形成装置100は、制御部4を備える。制御部4は、CPUを含む。制御部4は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、画像形成装置100の各部の動作を制御する。
画像読取部1、印刷部2および操作パネル3は、制御部4に接続される。制御部4は、画像読取部1の読取動作を制御するとともに、印刷部2の印刷動作を制御する。また、制御部4は、操作パネル3の表示動作を制御するとともに、操作パネル3に対して行われた操作を検知する。
また、画像形成装置100は、記憶部5を備える。記憶部5は、ROMやRAMなどを含む。記憶部5は、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部5は、制御部4に接続される。制御部4は、記憶部5からの情報の読み出しおよび記憶部5への情報の書き込みを行う。
また、画像形成装置100は、通信部6を備える。通信部6は、画像形成装置100をLANやインターネットなどのネットワークNTに接続するためのインターフェースである。通信部6は、通信用回路、通信用メモリーおよび通信用コネクターなどを含む。ネットワークNTには、外部機器200が接続される。外部機器200は、パーソナルコンピューター(画像形成装置100のユーザーにより使用されるユーザー端末)や外部サーバー、ファクシミリなどである。画像形成装置100をネットワークNTに接続した場合には、送信ジョブの実行が可能となる。
通信部6は、制御部4に接続される。制御部4は、通信部6を用いて、外部機器200と通信する(外部機器200との間でデータを送受信する)。送信ジョブでは、画像形成装置100から外部機器200に対してデータ(たとえば、原稿Dの画像データなど)が送信される。
<オートクロップ機能>
(概要)
画像形成装置100には、オートクロップ機能が搭載される。オートクロップ機能を有効にするか否かを指示する操作は操作パネル3がユーザーから受け付ける。制御部4は、オートクロップ機能を有効にする旨の指示を受け付けると、オートクロップ機能を有効に設定する。
制御部4は、オートクロップ機能を有効に設定した状態で、画像読取部1による読み取りを伴うジョブ(コピージョブや送信ジョブ)の実行要求を操作パネル3がユーザーから受け付けると、画像読取部1の読取範囲を予め定められた最大範囲(最大サイズの原稿Dを読み取る場合の読取範囲)に設定する。これにより、コンタクトガラスCGの載置面の略全面が読取範囲となる。読取範囲の設定後、制御部4は、画像読取部1に読み取りを行わせる。
画像読取部1による読み取りが完了すると、制御部4は、読取データを取得する。そして、制御部4は、オートクロップ機能に関する処理(以下、クロップ処理と称する)を行う。制御部4は、クロップ処理として、読取データから原稿Dの画像データ(以下、原稿画像データと称する)を自動的に切り出す処理を行う。
制御部4は、クロップ処理を行うとき、読取データ内における原稿領域(原稿Dの画像が存在する領域)を認識する。たとえば、制御部4は、読取データに対してエッジ検出処理を行うことによって原稿Dの輪郭線(輪郭線を成すエッジ画素)を検出し、当該検出した輪郭線で囲まれた領域を原稿領域として認識する。そして、制御部4は、読取データ内の原稿領域のデータを原稿画像データとして読取データから切り出す。
その後、制御部4は、クロップ処理で切り出した原稿画像データを出力するための出力データを生成して出力する出力処理を行う。実行要求を受けたジョブがコピージョブである場合、原稿画像データに基づく画像が用紙Pに印刷(出力)される。実行要求を受けたジョブが送信ジョブである場合、外部機器200に対して原稿画像データが送信(出力)される。
制御部4は、出力データを生成するとき、原稿画像データに対して種々の画像処理(補正処理)を行う。たとえば、制御部4は、原稿画像データに対して回転処理を行うことにより、原稿画像データの傾きを補正する。また、制御部4は、出力ページのサイズに合わせて、原稿画像データを拡大/縮小する。なお、原稿画像データに対して、画像のコントラストや明るさ、画像の歪みを調整する処理などが行われてもよい。
オートクロップ機能は、たとえば、免許証や保険証、名刺などのカードタイプの原稿D(以下、カード原稿Dと称する)の読み取りを伴うジョブで使用される。オートクロップ機能を使用した場合には、以下のようなことを行うことができる。
たとえば、複数のカード原稿Dを同時に読み取ったとする。この場合、複数のカード原稿Dにそれぞれ対応する複数の原稿画像データが切り出される。これにより、同時に読み取った複数のカード原稿Dの原稿画像データを複数のページに分割して出力することができる。
また、カード原稿Dの表裏面を別々に読み取ったとする。この場合、カード原稿Dの表面に対応する原稿画像データとカード原稿Dの裏面に対応する原稿画像データとが切り出される。これにより、別々に読み取ったカード原稿Dの表裏面の原稿画像データを1ページに集約して出力することができる。
ここで、オートクロップ機能のモードには、マルチクロップモードとシングルクロップモードとがある。オートクロップ機能のモードを選択する操作は操作パネル3がユーザーから受け付ける。オートクロップ機能のモードとしてマルチクロップモードを選択した場合には、同時に読み取った複数のカード原稿Dの原稿画像データを複数のページに分割して出力する、といったことが行える。オートクロップ機能のモードとしてシングルクロップモードを選択した場合には、別々に読み取ったカード原稿Dの表裏面の原稿画像データを1ページに集約して出力する、といったことが行える。
オートクロップ機能のモードがマルチクロップモードである場合、制御部4は、クロップ処理として第1処理を行う。一方で、オートクロップ機能のモードがシングルクロップモードである場合、制御部4は、クロップ処理として第2処理を行う。
以下の説明では、読取データに符号Rを付し、読取データRに含まれる原稿画像データに符号Gを付す。
(第1処理)
以下に、図4に示すフローチャートを参照し、制御部4が行う第1処理の流れを説明する。図4に示すフローチャートのスタート時点では、オートクロップ機能が有効に設定されているとする。また、オートクロップ機能のモードとしてマルチクロップモードが選択されているとする。この状態で、操作パネル3がユーザーからジョブの実行要求を受け付けたとき、図4に示すフローチャートがスタートする。なお、図4に示すフローチャートのスタート時点では、複数(16枚)のカード原稿DがコンタクトガラスCG上に載置されているとする。
ステップS1において、制御部4は、画像読取部1に読み取りを行わせる。その後、ステップS2において、制御部4は、画像読取部1による読み取りで得られた読取データR(図5参照)を取得する。このときに制御部4により取得される読取データRには、コンタクトガラスCG上に載置された複数のカード原稿Dにそれぞれ対応する複数の原稿画像データG(図5参照)が含まれる。
以下の説明では、このときに得られた読取データRに符号RAを付す。また、読取データRA内の複数の原稿画像データGを区別するため、読取データRA内の複数の原稿画像データGに符号GA1〜GA16を付して説明する場合がある。図5に読取データRAを示す。
ステップS3において、制御部4は、読取データRAの1辺を第1基準辺RS1(図6参照)に設定するとともに、読取データRAの第1基準辺RS1と直交する1辺を第2基準辺RS2(図6参照)に設定する。たとえば、読取データRAの左辺(主走査方向に延びる1辺)が第1基準辺RS1に設定され、読取データRAの上辺(副走査方向に延びる1辺)が第2基準辺RS2に設定される。
ステップS4において、制御部4は、読取データRA内の複数の原稿画像データGのそれぞれについて、第1基準辺RS1と原稿画像データGとの間の副走査方向(第2基準辺RS2に平行な方向)の第1距離を検出する第1距離検出処理を行う。さらに、制御部4は、読取データRA内の複数の原稿画像データGのそれぞれについて、第2基準辺RS2と原稿画像データGとの間の主走査方向(第1基準辺RS1に平行な方向)の第2距離を検出する第2距離検出処理を行う。
ここで、図6を参照し、第1距離検出処理および第2距離検出処理について、原稿画像データGA1に着目して説明する。他の原稿画像データGA2〜GA16についても、同様の方法で第1距離および第2距離が検出される。
制御部4は、図6に示すように、第1基準辺RS1をY軸とするとともに第2基準辺RS2をX軸とする座標系(読取データRA内の領域を第1象限とする座標系)において、原稿画像データGA1の4角のうち第1基準辺RS1に最も近い角の位置GPの座標を認識し、当該認識した位置GPを読取データRA内における原稿画像データGA1の位置として認識する。図6では、原稿画像データGA1の位置GPを黒丸で示す。
そして、制御部4は、第1基準辺RS1と位置GPとの間の副走査方向の距離D1(X座標の値)を第1距離として認識する。また、制御部4は、第2基準辺RS2と位置GPとの間の主走査方向の距離D2(Y座標の値)を第2距離として認識する。
図4に戻り、ステップS5において、制御部4は、分類処理を行う。このとき、制御部4は、読取データRA内の複数の原稿画像データGの第1距離に基づき、読取データRA内の複数の原稿画像データGをグループ分けする。
制御部4は、分類処理を行うとき、図7に示すように、読取データRA内の複数の原稿画像データGの第1距離(第1基準辺RS1と位置GPとの間の距離)のうち最短の第1距離を対象距離TDに設定する。ここで、第1基準辺RS1の近傍には原稿画像データGA1〜GA4が存在し、そのうち原稿画像データGA3の第1距離が最も短い。したがって、原稿画像データGA3の第1距離が対象距離TDとなる。
図7では、読取データRA内の複数の原稿画像データGの位置GPを黒丸で示す。図面を見易くするため、符号GPを省略したものがあるが、黒丸を付した位置は全て位置GPである。以下の説明で参照する図8についても同様である。
対象距離TDの設定後、制御部4は、読取データRA内の複数の原稿画像データGのそれぞれについて、対象距離TDと第1距離との差分を求め、当該求めた差分が所定範囲内(たとえば、50mm以内)に入っている原稿画像データGを同一のグループGr(図9参照)に分類する。ここでは、読取データRA内の複数の原稿画像データGのうち、対応する差分が所定範囲内に入っているのが原稿画像データGA1〜GA4であるとする。この場合、原稿画像データGA1〜GA4が同一のグループGrに分類される。他の原稿画像データGA5〜GA16は、原稿画像データGA1〜GA4が属するグループGrには分類されない。
図4に戻り、ステップS6において、制御部4は、読取データRA内に未分類の原稿画像データGが残っているか否かを判断する。その結果、読取データRA内に未分類の原稿画像データGが残っていると制御部4が判断した場合には、ステップS5に移行する。
ステップS5に移行すると、制御部4は、読取データRA内の未分類の原稿画像データGの第1距離のうち最短の第1距離を新たに対象距離TD(図8参照)に設定する。そして、読取データRA内の未分類の原稿画像データGを対象に分類処理を再度行う。
ここで、原稿画像データGA1〜GA4が同一のグループGrに分類された時点では、原稿画像データGA5〜GA16が未分類のまま残っている。この場合、制御部4は、原稿画像データGA5〜GA16を対象に分類処理を再度行う。
制御部4は、原稿画像データGA5〜GA16を対象に分類処理を行うとき、図8に示すように、原稿画像GA5〜GA16の第1距離のうち最短の第1距離を新たに対象距離TDに設定する。ここで、原稿画像データGA5〜GA16の第1距離のうち原稿画像データGA8の第1距離が最短である。したがって、原稿画像データGA8の第1距離が対象距離TDに設定される。
そして、制御部4は、原稿画像データGA5〜GA16のうち、対応する差分が所定範囲内に入っている原稿画像データGを同一のグループGrに分類する。ここでは、原稿画像データGA5〜GA16のうち、対応する差分が所定範囲内に入っているのが原稿画像データGA5〜GA8であるとする。この場合、原稿画像データGA5〜GA8が同一のグループGrに分類される。他の原稿画像データGA9〜GA16や分類済みの原稿画像データGA1〜GA4は、原稿画像データGA5〜GA8が属するグループGrには分類されない。
この時点では、原稿画像データGA9〜GA16が未分類のまま残っている。したがって、制御部4による分類処理が繰り返される。ここでは、図9に示すように、読取データRA内の複数の原稿画像データGが4つのグループGr(Gr1〜Gr4)に分類されたとする。原稿画像データGA1〜GA4はグループGr1に属する。原稿画像データGA5〜GA8はグループGr2に属する。原稿画像データGA9〜GA12はグループGr3に属する。原稿画像データGA13〜GA16はグループGr4に属する。
図4に戻り、ステップS6において、読取データRA内に未分類の原稿画像データGが残っていないと制御部4が判断した場合には、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、制御部4は、読取データRA内の複数の原稿画像データGの第1距離(X座標の値)および第2距離(Y座標の値)に基づき、読取データRA内の複数の原稿画像データGの出力順を設定する。
具体的には、制御部4は、分類処理で得られたグループGrのうち、第1基準辺RS1に近いグループGrに属する原稿画像データGから順に出力されるように出力順を設定する。また、制御部4は、同一のグループGrに属する原稿画像データGのうち、第2距離が短い原稿画像データGから順に出力されるように出力順を設定する。
図9に示す例では、第1基準辺RS1側からその反対側に向かって、グループGr1、Gr2、Gr3およびGr4がこの順番で並んでいる。言い換えると、第1基準辺RS1に最も近いグループGrがグループGr1であり、2番目に近いグループGrがグループGr2であり、3番目に近いグループGrがグループGr3であり、第1基準辺RS1から最も離れたグループGrがグループGr4である。したがって、グループGr1に属する原稿画像データG、グループGr2に属する原稿画像データG、グループGr3に属する原稿画像データG、および、グループGr4に属する原稿画像データGの順で出力されるように出力順が設定される。
また、グループGr1内では、第2基準辺RS2側からその反対側に向かって、原稿画像データGA1、GA2、GA3およびGA4がこの順番で並んでいる。言い換えると、原稿画像データGA1の第2距離が最も短く(Y座標の値が最も小さい)、原稿画像データGA2の第2距離が2番目に短く(Y座標の値が2番目に小さい)、原稿画像データGA3の第2距離が3番目に短く(Y座標の値が3番目に小さい)、原稿画像データGA4の第2距離が最も長い(Y座標の値が最も大きい)。このため、グループG1内では、原稿画像データGA1、GA2、GA3およびGA4の順で出力されるように出力順が設定される。
グループGr2内では、原稿画像データGA5、GA6、GA7およびGA8の順で出力されるように出力順が設定される。グループGr3内では、原稿画像データGA9、GA10、GA11およびGA12の順で出力されるように出力順が設定される。グループGr4内では、原稿画像データGA13、GA14、GA15およびGA16の順で出力されるように出力順が設定される。
すなわち、制御部4は、原稿画像データGA1、GA2、GA3、GA4、GA5、GA6、GA7、GA8、GA9、GA10、GA11、GA12、GA13、GA14、GA15およびGA16の順で出力されるように出力順を設定する。図8には、複数の原稿画像データGA1〜GA16の出力順を括弧内に示す。
図4に戻り、出力順の設定後、ステップS8に移行する。ステップS8に移行すると、制御部4は、読取データRAから複数の原稿画像データGを切り出す。
ステップS9において、制御部4は、ステップS7で設定した出力順で複数の原稿画像データGA1〜GA16が出力されるように、複数の原稿画像データGA1〜GA16を出力するための出力データを生成する。たとえば、制御部4は、出力データとして、複数の原稿画像データGA1〜GA16にそれぞれ対応する複数のページを1ファイルにまとめたPDFデータを生成する。図9に示した例では、原稿画像データGA1〜GA16がこの順番で出力されるように、原稿画像データGA1〜GA16にそれぞれ対応する16ページ分のPDFデータが生成される。
ここで、記憶部5には、予め設定された上限数が記憶される。上限数の変更は任意に行うことができる。上限数の変更は操作パネル3がユーザーから受け付ける。上限数が設定されていない場合もある。
制御部4は、上限数が設定されている場合、出力順が上限数に対応する所定番目よりも後の原稿画像データGについては切り出さない。すなわち、当該原稿画像データGは出力されない。
たとえば、図5に示した読取データRA内に原稿画像データGA17がさらに含まれていたとする。原稿画像データGA17をさらに含む読取データRAを図10に示す。この例では、原稿画像データGA17の出力順が17番目に設定される。
この場合、たとえば、上限数が「17」に設定されていれば、原稿画像データGA1〜GA17の全てが読取データRAから切り出される。一方で、上限数が「16」に設定されていれば、原稿画像データGA1〜GA16については読取データRAから切り出される。しかし、原稿画像データGA17の出力順(17番目)は上限数に対応する所定番目(16番目)よりも後であるので、原稿画像データGA17については読取データRAから切り出されない。
(第2処理)
以下に、図11に示すフローチャートを参照し、制御部4が行う第2処理の流れを説明する。図11に示すフローチャートのスタート時点では、オートクロップ機能が有効に設定されているとする。また、オートクロップ機能のモードとしてシングルクロップモードが選択されているとする。この状態で、操作パネル3がユーザーからジョブの実行要求を受け付けたとき、図11に示すフローチャートがスタートする。なお、図11に示すフローチャートのスタート時点では、複数(3枚)のカード原稿DがコンタクトガラスCG上に載置されているとする。
ここで、シングルクロップモードは、1つの読取データRから1つの原稿画像データGを切り出すモードである。したがって、オートクロップ機能のモードとしてシングルクロップモードが選択されているにもかかわらず、コンタクトガラスCG上に複数のカード原稿Dが載置されている場合には、ユーザーが誤って必要のないカード原稿DをコンタクトガラスCG上に載置した可能性が高い。
ステップS11において、制御部4は、画像読取部1に読み取りを行わせる。その後、ステップ12において、制御部4は、画像読取部1による読み取りで得られた読取データR(図12参照)を取得する。このときに制御部4により取得される読取データRには、コンタクトガラスCG上に載置された複数のカード原稿Dにそれぞれ対応する複数の原稿画像データG(図12参照)が含まれる。すなわち、制御部4は、読取データRBから複数の原稿画像データGを検出する。
以下の説明では、このときに得られた読取データRに符号RBを付す。また、読取データRB内の複数の原稿画像データGを区別するため、読取データRB内の複数の原稿画像データGに符号GB1〜GB3を付して説明する場合がある。図12に読取データRBを示す。
ステップS13において、制御部4は、読取データRB内の複数の原稿画像データGの長辺の長さを認識する。そして、ステップS14において、制御部4は、読取データRB内の複数の原稿画像データGのうち長辺が最長の原稿画像データGを検出する第1検出処理を行う。
ステップS15において、制御部4は、第1検出処理で複数の原稿画像データGを検出したか否かを判断する。その結果、第1検出処理で複数の原稿画像データGを検出したと制御部4が判断した場合には、ステップS16に移行する。たとえば、長辺の長さが同じ複数のカード原稿Dが読取対象としてセットされていた場合において、当該複数のカード原稿Dよりも長い長辺を有するカード原稿Dが読取対象としてセットされていなければ、ステップS16に移行する。
ステップS16に移行すると、制御部4は、第1検出処理で検出した複数の原稿画像データGの短辺の長さを認識する。そして、ステップS17において、制御部4は、第1検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち短辺が最長の原稿画像データGを検出する第2検出処理を行う。
ステップS18において、制御部4は、第2検出処理で複数の原稿画像データGを検出したか否かを判断する。その結果、第2検出処理で複数の原稿画像データGを検出したと制御部4が判断した場合には、ステップS19に移行する。たとえば、サイズ(長辺および短辺の各長さ)が同じ複数のカード原稿Dが読取対象としてセットされていた場合において、当該複数のカード原稿Dよりも大きいサイズのカード原稿Dが読取対象としてセットされていなければ、ステップS19に移行する。
ステップ19に移行すると、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち出力する原稿画像データGを1つ選択する選択処理を行う。選択処理には、第1選択処理と第2選択処理とがある。第1選択処理を行うか第2選択処理を行うかはユーザーにより予め設定される。
第1選択処理を行うとき、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのそれぞれについて、微分フィルターなどを用いたエッジ強調処理を行うことにより、エッジ画素(カード原稿Dに記載された文字や図形などに対応する画像のエッジを成す画素)を検出する。また、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのそれぞれについて、原稿画像データG内のエッジ画素の画素数を検出する。
そして、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち、エッジ画素の画素数が最も多い原稿画像データGを選択する。これにより、第2検出処理で検出された複数の原稿画像データGのうち、文字や図形の記載量が最も多いカード原稿Dに対応する原稿画像データGが選択される。
第2選択処理を行うとき、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGにそれぞれ対応する複数のプレビュー画像(表示用の画像)を生成する。そして、制御部4は、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち出力する原稿画像データGを1つ選択する選択操作の受け付けを操作パネル3に行わせる。
操作パネル3は、複数のプレビュー画像を選択肢として表示し、ユーザーから選択操作を受け付ける。たとえば、操作パネル3は、複数のプレビュー画像のいずれか1つの表示領域をタッチする操作を選択操作として受け付ける。制御部4は、操作パネル3が選択操作を受け付けると、選択操作で選択されたプレビュー画像に対応する原稿画像データGを選択する。
原稿画像データGの選択後、ステップS20に移行する。ステップS15において、第1検出処理で検出した原稿画像データGが1つであると制御部4が判断した場合にも、ステップS20に移行する。また、ステップS18において、第2検出処理で検出した原稿画像データGが1つであると制御部4が判断した場合にも、ステップS20に移行する。
ステップS15からステップS20に移行した場合、制御部4は、第1検出処理で検出した1つの原稿画像データGを読取データRBから切り出す。ステップS18からステップS20に移行した場合、制御部4は、第2検出処理で検出した1つの原稿画像データGを読取データRBから切り出す。ステップS19からステップS20に移行した場合、制御部4は、選択処理で選択した1つの原稿画像データGを読取データRBから切り出す。
ステップS21において、制御部4は、読取データRBから切り出した原稿画像データGを出力するための出力データを生成する。たとえば、読取データRBから切り出した原稿画像データGに対応する1ページ分のPDFデータが生成される。
図12に示す例では、読取データRBに含まれる複数の原稿画像データGのうち、原稿画像データGB1の長辺が最も長い。したがって、第1検出処理では、原稿画像データGB1が検出され、原稿画像データGB2およびGB3は検出されない。これにより、読取データRBからは原稿画像データGB1だけが切り出される(原稿画像データGB1だけが出力される)。
図示しないが、仮に、原稿画像データGB1と長辺の長さが同じ原稿画像データGが読取データRBに含まれていれば、第2検出処理が行われ、短辺がより長い原稿画像データGだけが読取データRBから切り出される。また、原稿画像データGB1と長辺および短辺の各長さが同じ原稿画像データGが読取データRBに含まれていれば、選択処理が行われ、選択処理で選択された原稿画像データGだけが読取データRBから切り出される。
本実施形態の画像形成装置100は、コンタクトガラスCG上に載置された原稿Dを読み取り、原稿画像データGを含む読取データRを生成する画像読取部1と、読取データRから原稿画像データGを切り出すクロップ処理を行い、クロップ処理で切り出した原稿画像データGを出力するための出力データを生成する制御部4と、を備える。制御部4は、読取データRから複数の原稿画像データGを切り出す第1処理をクロップ処理として行うとき、読取データRの1辺を第1基準辺RS1に設定するとともに、読取データRの第1基準辺RS1と直交する1辺を第2基準辺RS2に設定し、複数の原稿画像データGのそれぞれについて、第1基準辺RS1と原稿画像データGとの間の第2基準辺RS2に平行な方向の第1距離および第2基準辺RS2と原稿画像データGとの間の第1基準辺RS1に平行な方向の第2距離を検出し、複数の原稿画像データGの第1距離および第2距離に基づき、複数の原稿画像データGの出力順を設定する。
本実施形態の構成では、第1距離および第2距離に基づき出力順が設定されるので、コンタクトガラスCG上での原稿Dの載置位置に応じて出力順が変わる。これにより、ユーザーはコンタクトガラスCG上での原稿Dの載置位置を調整することにより、所望の順番で複数の原稿画像データGを出力することができる(複数の原稿画像データGを出力するためのPDFデータなどの出力データを得ることができる)。その結果、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、複数の原稿画像データGの第1距離に基づき、複数の原稿画像データGをグループ分けする分類処理を行い、分類処理で得られたグループGrのうち第1基準辺RS1に近いグループGrに属する原稿画像データG(コンタクトガラスCGの左辺近傍に載置された原稿Dに対応する原稿画像データG)から順に出力されるように出力順を設定する。これにより、出力順を前の方にしたい原稿画像データGに対応する原稿DをコンタクトガラスCGの左辺近傍に載置しておくことにより、当該原稿画像データGの出力順を前の方にすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、同一のグループGrに属する原稿画像データGのうち第2距離が短い原稿画像データG(コンタクトガラスCGの上辺近傍に載置された原稿Dに対応する原稿画像データG)から順に出力されるように出力順を設定する。これにより、出力順をより前の方にしたい原稿画像データGに対応する原稿DをコンタクトガラスCGの左辺近傍でかつ上辺近傍に載置しておくことにより、当該原稿画像データGの出力順をより前の方にすることができる。たとえば、或る原稿Dに対応する原稿画像データGを1番目に出力したい場合には、当該原稿DをコンタクトガラスCGの左上の隅部に載置しておけばよい。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、分類処理を行うとき、複数の原稿画像データGの第1距離のうち最短の第1距離を対象距離TDに設定し、原稿画像データGごとに対象距離TDと第1距離との差分を求め、当該求めた差分が所定範囲内に入っている原稿画像データGを同一のグループGrに分類する。これにより、主走査方向に並べて載置した1列分の原稿Dのそれぞれの載置位置が副走査方向に若干ずれていても、1列分の原稿Dにそれぞれ対応する1列分の原稿画像データGを同一のグループGrに分類することができる。
また、本実施形態では、上記のように、分類処理を行った結果、未分類の原稿画像データGが存在する場合、未分類の原稿画像データGの第1距離のうち最短の第1距離を新たに対象距離TDに設定し、未分類の原稿画像データGを対象に分類処理を再度行う。これにより、マトリクス状に並ぶ複数の原稿画像データGが読取データRに含まれる場合(図5参照)であっても、複数の原稿画像データGをそれぞれ第1距離に応じたグループGrに分類することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、出力順が上限数に対応する所定番目よりも後の原稿画像データGについては読取データRから切り出さない。これにより、上限数を超える原稿画像データGが出力されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、クロップ処理として第2処理を行うとき、読取データRに複数の原稿画像データGが含まれていれば、複数の原稿画像データGの長辺の長さを認識し、複数の原稿画像データGのうち長辺が最長の原稿画像データGを検出する第1検出処理を行い、第1検出処理で検出した原稿画像データGを読取データRから切り出す。
さらに、制御部4は、第1検出処理で複数の原稿画像データGを検出した場合、第1検出処理で検出した複数の原稿画像データGの短辺の長さを認識し、第1検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち短辺が最長の原稿画像データGを検出する第2検出処理を行い、第2検出処理で検出した原稿画像データGを読取データGから切り出す。
このように第1検出処理および第2検出処理が行われることにより、コンタクトガラスCG上に載置した複数の原稿Dのうちサイズが最も大きい原稿Dに対応する原稿画像データGだけが出力される。これにより、たとえば、図12に示す例において、ユーザー所望の原稿画像データG(出力したい原稿画像データG)が原稿画像データGB1であった場合、原稿画像データGB2およびGB3が不必要に出力されることはない。また、コンタクトガラスCG上に小さな紙切れ(ゴミ)があっても、当該紙切れの画像データが出力されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、第2検出処理で複数の原稿画像データGを検出した場合において、選択処理として第1選択処理を行うとき、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのそれぞれについて、原稿画像データGに存在するエッジ画素の画素数を検出し、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうちエッジ画素の画素数が最も多い原稿画像データGを読取データRから切り出す(当該原稿画像データGを選択する)。これにより、文字や図形の記載量が最も多い原稿Dに対応する原稿画像データGを出力することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、第2検出処理で複数の原稿画像データGを検出した場合において、選択処理として第2選択処理を行うとき、第2検出処理で検出した複数の原稿画像データGのうち出力する原稿画像データGを選択する選択操作の受け付けを操作パネル3に行わせ、選択操作で選択された原稿画像データGを読取データRから切り出す(当該原稿画像データGを選択する)。これにより、ユーザー所望の原稿画像データGとは異なる原稿画像データGが出力されるという不都合は生じない。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部
4 制御部
CG コンタクトガラス
G 原稿画像データ(画像データ)
R 読取データ
RS1 第1基準辺
RS2 第2基準辺

Claims (10)

  1. コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取り、前記原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取部と、
    前記読取データから前記画像データを切り出すクロップ処理を行い、前記クロップ処理で切り出した前記画像データを出力するための出力データを生成する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記読取データから複数の前記画像データを切り出す第1処理を前記クロップ処理として行うとき、前記読取データの1辺を第1基準辺に設定するとともに、前記読取データの前記第1基準辺と直交する1辺を第2基準辺に設定し、複数の前記画像データのそれぞれについて、前記第1基準辺と前記画像データとの間の前記第2基準辺に平行な方向の第1距離および前記第2基準辺と前記画像データとの間の前記第1基準辺に平行な方向の第2距離を検出し、複数の前記画像データの前記第1距離および前記第2距離に基づき、複数の前記画像データの出力順を設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、複数の前記画像データの前記第1距離に基づき、複数の前記画像データをグループ分けする分類処理を行い、前記分類処理で得られたグループのうち前記第1基準辺に近い前記グループに属する前記画像データから順に出力されるように前記出力順を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、同一の前記グループに属する前記画像データのうち前記第2距離が短い前記画像データから順に出力されるように前記出力順を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記分類処理を行うとき、複数の前記画像データの前記第1距離のうち最短の前記第1距離を対象距離に設定し、前記画像データごとに前記対象距離と前記第1距離との差分を求め、前記差分が所定範囲内に入っている前記画像データを同一の前記グループに分類することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記分類処理を行った結果、未分類の前記画像データが存在する場合、未分類の前記画像データの前記第1距離のうち最短の前記第1距離を新たに前記対象距離に設定し、未分類の前記画像データを対象に前記分類処理を再度行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、上限数が予め設定されている場合、前記出力順が前記上限数に対応する所定番目よりも後の前記画像データについては前記読取データから切り出さないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記読取データから1つの前記画像データを切り出す第2処理を前記クロップ処理として行うとき、前記読取データに複数の前記画像データが含まれていれば、複数の前記画像データの長辺の長さを認識し、複数の前記画像データのうち前記長辺が最長の前記画像データを検出する第1検出処理を行い、前記第1検出処理で検出した前記画像データを前記読取データから切り出すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1検出処理で複数の前記画像データを検出した場合、前記第1検出処理で検出した複数の前記画像データの短辺の長さを認識し、前記第1検出処理で検出した複数の前記画像データのうち前記短辺が最長の前記画像データを検出する第2検出処理を行い、前記第2検出処理で検出した前記画像データを前記読取データから切り出すことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第2検出処理で複数の前記画像データを検出した場合、前記第2検出処理で検出した複数の前記画像データのそれぞれについて、前記画像データに存在するエッジ画素の画素数を検出し、前記第2検出処理で検出した複数の前記画像データのうち前記画素数が最も多い前記画像データを前記読取データから切り出すことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. ユーザーから操作を受け付ける操作パネルを備え、
    前記制御部は、前記第2検出処理で複数の前記画像データを検出した場合、前記第2検出処理で検出した複数の前記画像データのうち出力する前記画像データを選択する選択操作の受け付けを前記操作パネルに行わせ、前記選択操作で選択された前記画像データを前記読取データから切り出すことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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