JP2020014178A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっている場合にノートのコピーを自動的に禁止することによって画像形成装置の管理者の利便性を向上させる。【解決手段】画像形成装置は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部と、画像データに基づきコピージョブを実行する印刷部と、ノートの読取回数を記憶する記憶部と、画像読取部が読み取った原稿がノートであるか否かを判断するとともに、原稿がノートであると判断するとノートの読取回数をカウントアップし、ノートの読取回数が閾値に達したとき、ノートの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する制御部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、コピージョブの実行が可能な画像形成装置に関する。
従来、コピーを禁止する機能を搭載した画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。特許文献1の画像形成装置では、印刷禁止パターンを含む画像データに基づくコピージョブの実行が禁止される。
たとえば、画像形成装置は、図書館に設置される。画像形成装置を図書館に設置する理由としては、図書館の利用者に対し、図書館の蔵書を対象としたコピーサービスを提供するためである。
ここで、図書館の利用者によっては、画像形成装置で私物のコピーを行う場合がある。たとえば、大学など教育機関の図書館に画像形成装置が設置されている場合には、特定の期間(たとえば、試験期間中など)に私物のコピーが頻繁に行われる。なぜなら、講義内容を記したノート(私物)をコピーしようとする者が増えるためである。
図書館の画像形成装置でノートのコピーが頻繁に行われると、図書館の他の利用者(図書館の蔵書のコピーを行おうとしている者)に迷惑がかかる。したがって、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業を行い、ノートのコピー頻度が高くなっていれば、画像形成装置でのノートのコピーを禁止するのが好ましい。たとえば、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業は画像形成装置の管理者(たとえば、図書館司書)により行われる。しかし、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業を行わなければならないのは、煩わしく利便性が悪い。
なお、特許文献1では、コピーを禁止する機能が画像形成装置に搭載されているが、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっている場合にノートのコピーを禁止するには、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業が必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっている場合にノートのコピーを自動的に禁止することによって画像形成装置の管理者の利便性を向上させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する画像読取部と、原稿の画像データに基づきコピージョブを実行する印刷部と、ノートの読取回数を記憶する記憶部と、画像読取部が読み取った原稿がノートであるか否かを判断するとともに、原稿がノートであると判断するとノートの読取回数をカウントアップし、ノートの読取回数が閾値に達したとき、ノートの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する制御部と、を備える。
本発明の構成では、制御部は、ノートの読取回数が閾値に達したとき、ノートの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する。すなわち、ノートのコピー頻度が高くなっている場合には、画像形成装置でのノートのコピーが自動的に禁止される。その結果、ノートのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業を行わなくても、ノートのコピー頻度が高くなっていれば画像形成装置でのノートのコピーが自動的に禁止されるので、画像形成装置の管理者の利便性が向上する。
本発明の構成では、画像形成装置でのノートのコピー頻度が高くなっている場合にノートのコピーが自動的に禁止されるので、画像形成装置の管理者の利便性を向上させることができる。
以下に、本発明の一実施形態による画像形成装置について、スキャン機能やプリント機能など複数種の機能を搭載する複合機を例にとって説明する。
<装置構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100(「画像形成装置」に相当)は、画像読取部1を備える。画像読取部1は、原稿Dを読み取って原稿Dの画像データを生成する。読取対象の原稿Dはプラテンガラス10上に載置される。
図1に示すように、本実施形態の複合機100(「画像形成装置」に相当)は、画像読取部1を備える。画像読取部1は、原稿Dを読み取って原稿Dの画像データを生成する。読取対象の原稿Dはプラテンガラス10上に載置される。
画像読取部1は、原稿Dを光学的に読み取る光学系部材を備える。光学系部材は、光源11およびイメージセンサー12を含む。光源11は、プラテンガラス10上の原稿Dに光を照射する。イメージセンサー12は、原稿Dで反射された反射光を受光し光電変換する。
また、複合機100は、印刷部2を備える。印刷部2は、用紙搬送路20(図1では、破線矢印で示す)に沿って用紙Pを搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する印刷ジョブを実行する。原稿Dの読み取りを伴う印刷ジョブであるコピージョブでは、画像読取部1が読み取った原稿Dの画像データに基づく画像の用紙Pへの印刷が印刷部2により行われる。
印刷部2は、給紙ローラー対21を備える。給紙ローラー対21は、用紙カセットCAに収容された用紙Pを用紙搬送路20に給紙する。たとえば、用紙カセットCAの上方にはピックアップローラー(図示せず)が設置される。給紙ローラー対21が用紙搬送路20に用紙Pを給紙するときには、ピックアップローラーによって用紙カセットCAから用紙Pが引き出される。
なお、図示しないが、印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送するための搬送ローラー対を複数備える。用紙搬送路20に給紙された用紙Pは、搬送ローラー対により、用紙搬送路20に沿って搬送される。
また、印刷部2は、画像形成部22を備える。画像形成部22は、感光体ドラム221および転写ローラー222を備える。図示しないが、画像形成部22は、感光体ドラム221の周面を帯電させる帯電装置、感光体ドラム221の周面上に静電潜像を形成する露光装置、および、感光体ドラム221の周面上の静電潜像をトナー像に現像する現像装置も備える。
感光体ドラム221および転写ローラー222は、互いに圧接し、転写ニップを形成する。搬送中の用紙Pが転写ニップを通過するとき、感光体ドラム221の周面上のトナー像が用紙Pに転写される。
また、印刷部2は、定着ローラー対23を備える。定着ローラー対23は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーターを内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。搬送中の用紙P(トナー像が転写された用紙P)が定着ニップを通過することにより、用紙Pにトナー像が定着される。
定着ニップを通過した用紙P(印刷済み用紙P)は、そのまま用紙搬送路20に沿って搬送される。そして、印刷済み用紙Pは、排紙トレイETに排出される。
また、図2に示すように、複合機100は、制御部3および記憶部4を備える。制御部3は、CPUを含む。制御部3は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、複合機100を制御するための処理を行う。記憶部4は、ROMおよびRAMを含む。記憶部4は、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部4は、制御部3に接続される。制御部3は、記憶部4からの情報の読み出しおよび記憶部4への情報の書き込みを行う。
画像読取部1および印刷部2は、制御部3に接続される。制御部3は、画像読取部1の読取動作を制御するとともに、印刷部2の印刷動作を制御する。
コピージョブの実行時、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿Dの画像データに基づき、露光処理(静電潜像を形成する処理)を制御するための露光制御データを生成する。そして、制御部3は、露光制御データを印刷部2に出力することにより、原稿Dの画像データに基づく静電潜像の形成および当該静電潜像のトナー像への現像を印刷部2に行わせる。
また、複合機100は、操作パネル5を備える。操作パネル5には、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンが設けられる。タッチスクリーンは、ソフトウェアボタンやメッセージを配した画面を表示し、表示画面に対する操作を受け付ける。ハードウェアボタンは、操作パネル5に複数設けられる。操作パネル5に設けられるハードウェアボタンとしては、コピージョブの実行指示を受け付けるためのスタートボタンなどがある。
操作パネル5は、制御部3に接続される。制御部3は、操作パネル5の表示動作を制御するとともに、操作パネル5に対して行われた操作を検知する。
また、複合機100は、通信部6を備える。通信部6は、複合機100をLANなどのネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部6は、通信用回路、通信用メモリーおよび通信用コネクターを含む。
通信部6は、制御部3に接続される。制御部3は、通信部6を用いて、ネットワークNWに接続された外部機器と通信する。たとえば、ネットワークNWには、複合機100の管理者が使用するパーソナルコンピューター200(以下の説明では、PC200と称する)が接続される。PC200は「情報処理装置」に相当する。
ここで、複合機100は、大学など教育機関の図書館に設置される。このような環境では、たとえば、複合機100の管理は図書館司書が担当する(図書館司書が複合機100の管理者となる)。この場合には、PC200は図書館司書により使用される。
<ノートコピー禁止機能>
複合機100には、ノートコピー禁止機能が搭載される。ノートコピー禁止機能を使用した場合、禁止条件が満たされると、複合機100でのノートのコピーが自動的に禁止される。なお、ノートコピー禁止機能で対象となるノートの種類は様々であり、ルーズリーフや手帳なども含まれる。複数本の罫線が等間隔で引かれていれば、ノートの種類にかかわらず、ノートコピー禁止機能の対象となる。ノートコピー禁止機能で対象となるノートの一例を図3に示す。以下の説明では、ノートに符号Nを付す。
複合機100には、ノートコピー禁止機能が搭載される。ノートコピー禁止機能を使用した場合、禁止条件が満たされると、複合機100でのノートのコピーが自動的に禁止される。なお、ノートコピー禁止機能で対象となるノートの種類は様々であり、ルーズリーフや手帳なども含まれる。複数本の罫線が等間隔で引かれていれば、ノートの種類にかかわらず、ノートコピー禁止機能の対象となる。ノートコピー禁止機能で対象となるノートの一例を図3に示す。以下の説明では、ノートに符号Nを付す。
ノートコピー禁止機能の有効無効の設定は操作パネル5が複合機100の管理者から受け付ける。詳細は後述する。ノートコピー禁止機能が有効に設定されているとき、制御部3は、図4に示すフローチャートに沿った処理を行う。以下に具体的に説明する。
図4に示すフローチャートのスタート時点では、ノートコピー禁止機能が有効に設定されているとする。そして、操作パネル5がコピージョブの実行指示を受け付けたと制御部3が判断したとき、図4に示すフローチャートがスタートする。
ステップS1において、制御部3は、画像読取部1に原稿Dの読み取りを行わせる。このとき、図書館の蔵書が読取対象の原稿Dとして複合機100にセットされている場合もあるし、ノートN(私物)が読取対象の原稿Dとして複合機100にセットされている場合もある。
ステップS2において、制御部3は、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであるか否かの判断を行う。当該判断を行うため、制御部3は、画像読取部1による今回の読み取りで得られた原稿Dの画像データを処理対象として取得する。そして、制御部3は、処理対象の画像データから罫線を検出する罫線検出処理を行う。制御部3による罫線検出処理では、直線的に連続して並ぶ一定数以上の黒画素を含む線画像が罫線として検出される。
制御部3は、罫線検出処理の結果に基づき、処理対象の画像データの中に等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在するか否かを判断する。そして、処理対象の画像データの中に等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在するとき、制御部3は、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであると判断する。
なお、通常では、ノートNには文字が手書きされる。したがって、処理対象の画像データの中に、等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在し、かつ、手書き文字が存在するとき、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであると制御部3が判断するよう構成してもよい。処理対象の画像データに存在する文字が手書き文字であるか否かの判定は、周知の技術が採用されるが、たとえば、予め記憶している文字との整合率により実施される。この場合には、処理対象の画像データの中に、等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在していても、手書き文字が存在していなければ、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNではないと判断される。
ステップS2において、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであると制御部3が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、制御部3は、ノートNの読取回数(カウント値)を1カウントアップする。なお、ノートNの読取回数は記憶部4に記憶される。画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであると制御部3が判断すると、記憶部4に記憶されたノートNの読取回数が1カウントアップされる。
その後、ステップS4において、制御部3は、ノートNのコピーを控えるよう図書館の利用者に促す処理を操作パネル5に行わせる。このとき、操作パネル5は、図5に示すように、ノートNのコピーを控えるよう促す注意メセージM1を表示する。たとえば、注意メッセージM1を含むダイアログボックスDB1が操作パネル5にポップアップ表示される。
図4に戻り、ステップS5において、制御部3は、通信部6を用いて、複合機100の管理者(図書館司書)が使用するPC200に対し、画像読取部1がノートNを読み取った旨を通知する。当該通知を受けたPC200は、たとえば、図6に示すようなメッセージMGを表示する。
図4に戻り、ステップS6において、制御部3は、記憶部4に記憶されているノートNの読取回数が予め定められた閾値に達したか否かを判断する処理(ノートNのコピー頻度が高いか否かを判断するコピー頻度判断処理)を行う。判断の結果、ノートNの読取回数が閾値に達した(ノートNのコピー頻度が高い)と制御部3が判断した場合には、ステップS7に移行する。なお、当該閾値は変更可能であり、当該閾値の変更は操作パネル5が管理者から受け付ける。詳細は後述する。
ステップS7に移行すると、制御部3は、禁止条件が満たされたと判断し、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する。すなわち、複合機100ではノートNのコピーを行えなくなる。制御部3は、後述する終了条件が満たされるまで、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行禁止を維持する。
そして、ステップS8において、制御部3は、ノートNのコピーを禁止する旨を図書館の利用者に報知する処理を操作パネル5に行わせる。このとき、操作パネル5は、図7に示すように、ノートNのコピーを禁止している旨の禁止メッセージM2を表示する。たとえば、禁止メッセージM2を含むダイアログボックスDB2が操作パネル5にポップアップ表示される。
図4に戻り、ステップS2において、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNではないと制御部3が判断した場合には、ステップS9に移行する。ステップS9に移行すると、制御部3は、画像読取部1が今回読み取った原稿Dの画像データに基づくコピージョブを印刷部2に実行させる。
ステップS6において、ノートNの読取回数が閾値に達していない(ノートNのコピー頻度が低い)と制御部3が判断した場合にも、ステップS9に移行する。この場合、制御部3は、画像読取部1が今回読み取ったノートNの画像データに基づくコピージョブを印刷部2に実行させる。すなわち、画像読取部1が今回読み取った原稿DがノートNであっても、ノートNの読取回数が閾値に達していなければ、ノートNのコピーは行える。
なお、ノートコピー禁止機能が無効に設定されている場合には、図4に示すフローチャートに沿った処理は行われない。この場合には、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行は禁止されない。すなわち、ノートNのコピーを何回でも行える。
ここで、ノートコピー禁止機能に関する設定について説明する。
操作パネル5は、システムメニューの表示指示を受け付けると、ノートコピー禁止機能に対応する項目ボタンを含む複数の項目ボタンを配したメニュー画面(図示せず)を表示する。そして、操作パネル5は、ノートコピー禁止機能に対応する項目ボタンへの操作を受け付けると、ノートコピー禁止機能に関する設定画面500(図8参照)を表示する。
設定画面500には、「有効」と表記された設定ボタン511および「無効」と表記された設定ボタン512が配される。また、設定画面500には、「する」と表記された設定ボタン521および「しない」と表記された設定ボタン522が配される。また、設定画面500には、数値入力欄530が配される。
制御部3は、設定ボタン511に対する操作を検知すると、ノートコピー禁止機能を有効に設定する。一方で、制御部3は、設定ボタン512に対する操作を検知すると、ノートコピー禁止機能を無効に設定する。
また、制御部3は、ノートコピー禁止機能を有効に設定すると、設定ボタン521および522に対する操作の受け付けを操作パネル5に行わせる。制御部3は、設定ボタン521に対する操作を検知すると、通知設定をオンに設定する。通知設定をオンに設定した場合、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであると判断したとき、画像読取部1がノートNを読み取った旨をPC200に通知する。一方で、制御部3は、設定ボタン522に対する操作を検知すると、通知設定をオフに設定する。通知設定をオフに設定した場合、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであると判断しても、画像読取部1がノートNを読み取った旨をPC200に通知しない。
また、制御部3は、ノートコピー禁止機能を有効に設定すると、数値入力欄530への数値入力の受け付けを操作パネル5に行わせる。数値入力欄530には、ノートNの読取回数の上限値が入力される。制御部3は、数値入力欄530に上限値が入力されると、当該入力された上限値をコピー頻度判断処理(図4のステップS6の処理)で用いる閾値に設定する。図8では、数値入力欄530の「XXX」に上限値が挿入される。
制御部3は、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止して以降、予め定められた解除条件が満たされたか否かを判断する。そして、解除条件が満たされたと判断すると、制御部3は、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行禁止を解除する。
具体的には、制御部3は、現在の日付を認識する。そして、日付が変わったとき、制御部3は、解除条件が満たされたと判断する。このとき、制御部3は、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行禁止を解除する。また、制御部3は、記憶部4に記憶されたノートNの読取回数(カウント値)をリセットする。それ以降、ノートコピー禁止機能が有効に設定されたままであれば、制御部3は、操作パネル5がコピージョブの実行指示を受け付けたと判断したときに、図4に示すフローチャートに沿った処理を行う。
本実施形態の複合機100(画像形成装置)は、上記のように、原稿Dを読み取って原稿Dの画像データを生成する画像読取部1と、原稿Dの画像データに基づきコピージョブを実行する印刷部2と、ノートの読取回数(ノートNのコピー回数)を記憶する記憶部4と、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであるか否かを判断するとともに、原稿DがノートNであると判断するとノートNの読取回数をカウントアップし、ノートNの読取回数が閾値に達したとき、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する制御部3と、を備える。
本実施形態の構成では、制御部3は、ノートNの読取回数が閾値に達したとき、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止する。すなわち、ノートNのコピー頻度が高くなっている場合には、自動的に、複合機100でのノートNのコピーが禁止される。これにより、ノートNのコピー頻度が高くなっているか否かの確認作業を行わなくても、ノートNのコピー頻度が高くなっていれば複合機100でのノートNのコピーが自動的に禁止されるので、複合機100の管理者(図書館司書)の利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿Dの画像データの中に等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在するとき、原稿DがノートNであると判断する。ここで、一般的なノートNには複数本の罫線が等間隔で引かれる。したがって、等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在する画像データに対応する原稿DがノートNであると制御部3が判断するよう構成するのが好ましい。これにより、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであるか否かの判断結果に誤りが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行を禁止して以降、予め定められた解除条件が満たされると、ノートNの画像データに基づくコピージョブの実行禁止を解除するとともに、ノートNの読取回数をリセットする。なお、制御部3は、現在の日付を認識し、日付が変わったとき、解除条件が満たされたと判断する。これにより、複合機100でのコピーが禁止されて以降、複合機100の管理者が何らかの操作を行わなくても、日付が変わるまで、複合機100でのコピーを禁止することができる。また、日付が変わったとき、複合機100の管理者が何らかの操作を行わなくても、複合機100でのコピーの禁止を解除することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであると判断したとき、通信部6を用いて、複合機100の管理者により使用されるPC200(情報処理装置)に対し、ノートNを読み取った旨を通知する。この構成では、図書館の利用者がノートNのコピーを行おうとしていることを知ることができるので、複合機100の管理者の利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿DがノートNであると判断したとき、ノートNのコピーを控えるよう促す注意メッセージM1を操作パネル5に表示させる。これにより、複合機100の管理者からすると、ノートNのコピーを控えるよう図書館の利用者に促すための作業を行わなくてもよいので、利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3は、ノートNの読取回数が閾値に達したとき、ノートNのコピーを禁止する旨の禁止メッセージM2を操作パネル5に表示させる。これにより、複合機100の管理者からすると、複合機100でのノートNのコピーを禁止する旨を図書館の利用者に報知するための作業を行わなくてもよいので、利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル5は、ノートNの読取回数の上限値の設定を受け付け、制御部3は、操作パネル5が受け付けた上限値を閾値に設定する。これにより、コピー頻度判断処理(図4のステップS6の処理)で用いられる閾値を任意に変更することができるので、複合機100の管理者にとっては利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル5は、ノートコピー禁止機能の有効無効の設定を受け付ける。これにより、複合機100が設置された図書館の状況(たとえば、利用者が多いか少ないか)に応じて、ノーノコピー禁止機能の有効無効を変更することができる。たとえば、図書館の利用者が多い場合にはノートコピー禁止機能を有効に設定し、図書館の利用者が少ない場合にはノートコピー禁止機能を無効に設定する、といったことが行える。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部
2 印刷部
3 制御部
4 記憶部
5 操作パネル
6 通信部
100 複合機(画像形成装置)
D 原稿
N ノート
2 印刷部
3 制御部
4 記憶部
5 操作パネル
6 通信部
100 複合機(画像形成装置)
D 原稿
N ノート
Claims (9)
- 原稿を読み取って前記原稿の画像データを生成する画像読取部と、
前記原稿の画像データに基づきコピージョブを実行する印刷部と、
ノートの読取回数を記憶する記憶部と、
前記画像読取部が読み取った前記原稿が前記ノートであるか否かを判断するとともに、前記原稿が前記ノートであると判断すると前記ノートの読取回数をカウントアップし、前記ノートの読取回数が閾値に達したとき、前記ノートの画像データに基づく前記コピージョブの実行を禁止する制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像読取部が読み取った前記原稿の画像データの中に等間隔で並ぶ複数本の罫線が存在するとき、前記原稿が前記ノートであると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ノートの画像データに基づく前記コピージョブの実行を禁止して以降、予め定められた解除条件が満たされると、前記ノートの画像データに基づく前記コピージョブの実行禁止を解除するとともに、前記ノートの読取回数をリセットすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、現在の日付を認識し、日付が変わったとき、前記解除条件が満たされたと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置の管理者が使用する情報処理装置と通信可能に接続される通信部を備え、
前記制御部は、前記画像読取部が読み取った前記原稿が前記ノートであると判断したとき、前記通信部を用いて、前記情報処理装置に対し、前記ノートを読み取った旨を通知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 操作パネルを備え、
前記制御部は、前記画像読取部が読み取った前記原稿が前記ノートであると判断したとき、前記ノートのコピーを控えるよう促す注意メッセージを前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 操作パネルを備え、
前記制御部は、前記ノートの読取回数が前記閾値に達したとき、前記ノートのコピーを禁止する旨の禁止メッセージを前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 操作パネルを備え、
前記操作パネルは、前記ノートの読取回数の上限値の設定を受け付け、
前記制御部は、前記操作パネルが受け付けた前記上限値を前記閾値に設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 操作パネルを備え、
前記操作パネルは、ノートコピー禁止機能の有効無効の設定を受け付け、
前記制御部は、前記ノートコピー禁止機能が有効に設定されている場合に、前記ノートの読取回数が前記閾値に達すると、前記ノートの画像データに基づく前記コピージョブの実行を禁止し、前記ノートコピー禁止機能が無効に設定されている場合には、前記ノートの画像データに基づく前記コピージョブの実行を禁止しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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