JP2020014127A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドット安定性の高いドット配置を確保した上で、モアレが視認されない好適なハーフトーン画像を取得する。【解決手段】画像データに対して、所定の処理領域毎にディザ処理を行う画像処理装置であって、処理領域の平坦レベルを検出する平坦レベル検出手段と、処理領域の各画素値から平坦レベルを差し引いて、差分レベルを検出する差分レベル検出手段と、平坦レベルと第1の閾値マトリクスから、AM配置情報を生成するAM配置情報生成手段と、差分レベルと第2の閾値マトリクスから、FM配置情報を生成するFM配置情報生成手段と、AM配置情報とFM配置情報に基づいて、処理領域の各画素の出力階調値を決定する階調値決定手段とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、入力画像データをハーフトーン画像データに変換する技術に関する。
デジタル画像データを構成する各々の画素は、一般に、1色当り8ビットや16ビットの多階調で表現される。そこで、近年では、このようなデジタル画像データをプリンタで印刷する場合、プリンタで印刷可能な階調数に削減しつつ、元の階調を疑似的に表現するハーフトーン処理を施すことが知られている。
ハーフトーン処理の1つとして、閾値マトリクスを用いるディザ処理と呼ばれるものがある。このディザ処理は、複数の閾値が等確率で配置された閾値マトリクスを周期的に並べて、画素データとその画素データに対応する閾値を比較し、その比較結果に応じて画像データを中間調画像に変換することで、階調数を低減する処理である。
ディザ処理に用いられる閾値マトリクスには、比較結果が均等に分散して出現するような高周波成分を多く有するドット分散型閾値マトリクスと比較結果がある点に集中して出現するような低周波成分を多く有するドット集中型閾値マトリクスがある。また、ドット分散型閾値マトリクスを用いたハーフトーン処理をFM(Frequency Modulation)スクリーン、ドット集中型閾値マトリクスを用いたハーフトーン処理をAM(Amplitude Modulation)スクリーンと呼ぶ。
なお、いずれの閾値マトリクスにおいても、階調が一様な平坦画像が入力されたときに、印刷を実行するプリンタがその階調を表現できる理想的な処理結果となるように、閾値の配置が予め決められている。但し、ドット集中型閾値マトリクスを用いたハーフトーン処理(即ち、AMスクリーン)では、ドット安定性が高いものの、画素データと各閾値を比較したときに、比較結果が所望の出現頻度とならず、偏ってしまうことがある。これにより、入力画像の画素データの分布パターンとドット集中型閾値マトリクスの有する空間周波数が干渉して折り返し成分を生じさせることで、モアレ(干渉縞)、ざらつき感、細線の途切れ等の画質弊害が現れる問題がある。
これに対し、特許文献1には、高周波数ハーフトーンスクリーンを適用したハーフトーン画像と低周波数ハーフトーンスクリーンを適用したハーフトーン画像を、画像の特徴量に応じた重みによって併合する技術が開示されている。
特開平11−331562号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、モアレが観測されにくい高周波数ハーフトーン画像の比重を上げることと、ドット安定性の高い低周波数ハーフトーン画像の比重を上げることはトレードオフの関係にあり、最適な比重を算出することは困難となる。そのため、ドット安定性の高いドット配置と、モアレの視認性(モアレが視認されないこと)を同時に満たすハーフトーン画像を得ることができなかった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドット安定性の高いドット配置を確保した上で、モアレが視認されない好適なハーフトーン画像を取得することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、画像データに対して、所定の処理領域毎にディザ処理を行う画像処理装置であって、前記処理領域の平坦レベルを検出する平坦レベル検出手段と、前記処理領域の各画素値から前記平坦レベルを差し引いて、差分レベルを検出する差分レベル検出手段と、前記平坦レベルと第1の閾値マトリクスから、AM配置情報を生成するAM配置情報生成手段と、前記差分レベルと第2の閾値マトリクスから、FM配置情報を生成するFM配置情報生成手段と、前記AM配置情報と前記FM配置情報に基づいて、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定する階調値決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ドット安定性の高いドット配置を確保した上で、モアレが視認されない好適なハーフトーン画像を取得することができる。
画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像処理装置の画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 画像処理部における処理の手順を示すフローチャートである。 入力画像と処理単位とする領域を説明するための図である。 ドット集中型の閾値マトリクスを示す図である。 ドット分散型の閾値マトリクスを示す図である。 平坦レベルの検出処理を説明するための図である。 AM配置情報の生成方法を説明するための図である。 差分レベルの検出処理を説明するための図である。 FM配置情報の生成方法を説明するための図である。 出力階調値の決定方法を説明するための図である。 画像処理装置の画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 平坦レベルの検出処理を説明するための図である。 AM配置情報を示す図である。 FM配置情報の生成方法を説明するための図である。 出力階調値の決定方法を説明するための図である。 AM配置情報を示す図である。 出力階調値の決定方法を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施形態に基づいて説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に必ずしも限定されるものではない。
実施形態1
本実施形態では、256値(即ち、8ビット)の入力画像を2値(即ち、1ビット)の出力画像に変換するハーフトーン処理において、4画素×4画素の領域毎に処理を行う場合について説明する。
(画像処理装置のハードウェア構成)
図1は、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理装置は、図1に示されるように、CPU100、RAM101、ROM102、操作部103、表示部104、画像処理部105、I/F(インターフェース)部106、及びバス107を備える。
CPU(Central Processing Unit)100は、RAM101、ROM102に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて、画像処理装置全体の動作を制御する。RAM(Random Access Memory)101は、I/F部106を介して外部の記憶装置からロードされたコンピュータプログラムやデータを一時的に記憶する。また、RAM101は、CPU100が各種の処理を実行する際に用いる記憶領域や画像処理部105が画像処理を実行する際に用いる記憶領域としても機能する。このように、RAM101は、各種の記憶領域を適宜提供することができる。
ROM(Read Only Memory)102は、画像処理装置の設定データやブートプログラム等を格納する。操作部103はキーボードやマウス等の入力装置により構成されており、画像処理装置の操作者は、操作部103を用いて、各種の指示をCPU100に対して入力することができる。
表示部104は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶画面等により構成されており、CPU100による処理結果を画像や文字等で表示することができる。画像処理部105は、コンピュータプログラムを実行可能なプロセッサや専用の画像処理回路により構成される。画像処理部105は、例えば、CPU100から画像処理を実行する命令を受け付けると、RAM101に格納された入力画像に対してハーフトーン処理を実行し、その実行結果(画像処理結果)を出力する。なお、画像処理部105は、上述のように、画像処理の過程で、RAM101の記憶領域を用いる。
I/F部106は、外部記憶装置やインターネットに画像処理装置を接続するためのインターフェースとして機能する。画像処理装置は、I/F部106を介して、外部記憶装置に格納される、CPU100に処理させるプログラム、画像データ、画像処理パラメータ等を適宜RAM101にロードする。バス107は、上述の各部を接続し、各種データ等の転送を行う。
なお、画像処理装置のハードウェア構成は、図1に示した構成に必ずしも限定されない。以下、画像処理装置の画像処理部105の機能構成に関して、図2に示すブロック図を用いて説明する。また、画像処理装置の画像処理部105における処理の手順に関して、図3に示すフローチャートを用いて説明する。補足として、画像処理部105を専用の画像処理回路として実現する場合には、その画像処理回路に図2に示した各構成要素を実装すればよい。また、画像処理部105の機能をプロセッサのプログラム動作によって実現する場合には、図3に示したフローチャートに従って、処理を実行すればよい。
(画像処理部の機能構成)
図2は、本実施形態に係る画像処理装置の画像処理部105の機能構成を示すブロック図である。画像処理部105は、図2に示されるように、画素値取得部200、AM閾値取得部201、平坦レベル検出部202、AM配置情報生成部203、FM閾値取得部204、差分レベル検出部205、FM配置情報生成部206、出力階調値決定部207を備える。
画素値取得部200は、RAM101に格納された入力画像から、ハーフトーン処理を実行する領域を構成する画素群を取得する。本実施形態においては、図4に示すような8ビットの入力画像400から、縦4画素、横4画素の画素群401を処理単位(ブロック)として取得する。
AM閾値取得部201は、RAM101に格納された閾値群からハーフトーン処理を実行する領域に合わせたサイズのAMスクリーンの閾値群を取得する。ここで、本実施形態では、図5に示すような閾値群(周期的な閾値パターン)を用いることを想定する。図5に示される閾値群は、破線で囲まれた13個の閾値を1組とするドット集中型の閾値マトリクス(第1の閾値マトリクス)である。この第1の閾値マトリクスが、画像全体に繰り返しタイル状に対応づけられる。そして、このような閾値群に基づいて、画素値取得部200で取得した画素群に対応するブロック単位のAMスクリーンの閾値群(実線で囲まれた16個の閾値)を取得する。
なお、図5に示す閾値群において、AMスクリーンの閾値の値がより小さい場合に、ドットが配置される確率が高くなる。また、処理単位とする領域(以下、処理領域と称する)及び閾値マトリクスの形状については、必ずしもこれに限定されない。さらに、閾値群は、必ずしもRAM101から取得される必要はなく、Holladayのハーフトーン方法によって生成することも、また、処理領域と閾値マトリクスの相対位置分を予め用意することもできる。
平坦レベル検出部202は、処理領域から平坦レベルを検出する。本実施形態においては、4画素×4画素の画素群における画素の画素値の平均値を平坦レベルとして検出する。AM配置情報生成部203は、平坦レベル検出部202で検出した平坦レベルとAM閾値取得部201で取得したAMスクリーンの閾値群を用いて、AM配置情報を生成する。AM配置情報は、集中型のドット配置を示すものである。
FM閾値取得部204は、RAM101に格納された閾値群からハーフトーン処理を実行する領域に合せたサイズのFMスクリーンの閾値群を取得する。ここで、本実施形態では、図6に示すような閾値群を用いることを想定する。図6に示される閾値群は、縦横64画素を1組とするドット分散型の閾値マトリクス(第2の閾値マトリクス)である。そして、このような画像群から、画素値取得部200で取得した画素群に対応するブロック状のFMスクリーンの閾値群600(実線で囲まれた16個の閾値)を取得する。なお、図6に示す閾値群において、FMスクリーンの閾値の値がより小さい場合に、ドットが配置される確率が高くなる。
差分レベル検出部205は、処理領域における各画素の差分レベルを検出する。差分レベル検出部205は、処理領域における各画素の画素値から、平坦レベル検出部202より取得される平坦レベルを差し引くことで各画素の差分値を算出する。ここでは処理領域における全画素の差分値をまとめて、差分レベルと呼ぶ。
FM配置情報生成部206は、差分レベル検出部205で検出した差分レベルとFM閾値取得部204で取得したFMスクリーンの閾値群600を用いて、FM配置情報を生成する。FM配置情報は、差分レベルを分散型のドット配置に変換した情報であり、AM配置情報を補正するために用いられる。出力階調値決定部207は、AM配置情報生成部203より取得されたAM配置情報及びFM配置情報生成部206より取得されたFM配置情報から処理領域の各画素の出力階調値を決定する。
(画像処理部における処理の手順)
次に、画像処理部105における動作(処理)を、図3に示すフローチャートを用いて具体的に説明する。なお、以下において、フローチャートの説明における記号「S」は、ステップを表すものとする。
先ず、S300において、画素値取得部200は、RAM101から画素データを取得する。画素値取得部200は、画素データを取得する。S301において画素値取得部200は、処理領域とする画像群の画素データの全てが揃ったか否かを判定する。
なお、本実施形態では、上述のように、図4に示すような8ビットの入力画像400に対して、4画素×4画素の画素群401で示すブロック単位にハーフトーン処理を実行する。そのため、S301においては、4画素×4画素の矩形領域の画素群が揃ったか否かを判定する。
判定の結果、画素群の画像データの全てが揃わない場合に(S301 No)、画素値取得部200は、処理をS300に返し、画素データの取得処理を繰り返し実行する。他方、画素群の画像データの全てが揃うと(S301 Yes)、画素値取得部200は、処理をS302に移行させる。
S302において、平坦レベル検出部202は、処理領域内の平坦レベルを検出する。本実施形態では、平坦レベル検出部202により処理領域内の画素群の画素値の平均値を算出し、その算出した値を平坦レベルとする。
ここで、図7を用いて、平坦レベルの検出処理について説明する。図7(a)は画素群の画素位置をアルファベット(a−p)で示しており、図7(b)はこの画素群の画素値を示している。また、図7(c)は、この画素群の画素位置を横軸、画素値を縦軸に示したグラフである。平坦レベル検出部202は、図7(b)の画素値の平均値を算出し、この画素群の平均値である「110」を平坦レベルとする。画素群の平均値は、処理領域内で変動しない値であるため、図7(c)において凹凸のない平坦な値として示される。
S303において、AM閾値取得部201は、AMスクリーンの閾値データを取得する。AM閾値取得部201は閾値データを取得すると、S304において処理単位とする閾値群の閾値データの全てが揃ったか否かを判定する。なお、本実施形態では、上述のように、図5に示すドット集中型閾値マトリクスから、処理単位である4画素×4画素の矩形領域の画素群に対応するブロック単位のAMスクリーンの閾値群500を取得する。
判定の結果、閾値群の閾値データの全てが揃わない場合に(S304 No)、AM閾値取得部201は、処理をS303に返し、閾値データの取得処理を繰り返し実行する。他方、閾値群の閾値データの全てが揃うと(S304 Yes)、AM閾値取得部201は、処理をS305に移行させる。
S305において、AM配置情報生成部203は、処理領域内のAM配置情報を生成する。本実施形態において、AM配置情報生成部203は、平坦レベル検出部202で検出した平坦レベルに対して、処理領域の画素群に対応するブロック単位のAMスクリーンの閾値群500を用いてディザ処理を施すことで、AM配置情報を生成する。
ここで、図8を用いて、AM配置情報生成部203におけるAM配置情報の生成方法について説明する。図8は、図7(b)に示す画素群に対応する平坦レベル(即ち、「110」という値)に対して、AMスクリーンの閾値群500を用いてディザ処理を施し、AM配置情報800を生成する処理(方法)を示している。AM配置情報生成部203は、ディザ処理として、平坦レベルと各々の閾値を比較する。つまり、16画素からなる処理領域において、全画素の画素値が平坦レベルの値であるとみなして、ディザ処理をすることに相当する。平坦レベルが閾値以上であればドットを配置することを意味する「1」を、平坦レベルが閾値未満であればドットを配置しないことを意味する「0」を配置情報として出力する。例えば、処理領域における左上の画素については、平坦レベル110の方が、対応する閾値29よりも大きいので、配置情報として「1」が決定される。
S306において、差分レベル検出部205は、処理領域内の画素群の画素値から平坦レベルを差し引くことで、処理領域に対応する差分レベルを検出する。ここで、図9を用いて、差分レベルについて説明する。図9(a)は、図7(b)に示す処理領域内の画素群から平坦レベルである「110」を差し引くことで取得される差分レベルを示している。また、図9(b)は、この画像群の画素位置を横軸、差分レベルを縦軸に示したグラフである。なお、図9(b)において、差分値「0」の軸は、平坦レベルに一致している。
S307において、FM閾値取得部204は、FMスクリーンの閾値データを取得する。FM閾値取得部204は、閾値データを取得すると、S308において処理単位とする閾値群の閾値データの全てが揃ったか否かを判定する。なお、本実施形態では、上述のように、図6に示すドット分散型閾値マトリクスから、処理単位である4画素×4画素の矩形領域の画素群に対応するブロック単位のFMスクリーンの閾値群600を取得する。
判定の結果、閾値群の閾値データの全てが揃わない場合に(S308 No)、FM閾値取得部204は、処理をS307に返し、閾値データの取得処理を繰り返し実行する。他方、閾値群の閾値データの全てが揃うと(S308 Yes)、FM閾値取得部204は、処理をS309に移行させる。
S309において、FM配置情報生成部206は、処理領域に対応するFM配置情報を生成する。ここで、図10を用いて、FM配置情報生成部206におけるFM配置情報の生成方法について説明する。FM配置情報生成部206は、先ず、差分レベル検出部205で検出した差分レベルに対して、FMスクリーンの閾値群600を用いてディザ処理を施すことで、FM配置情報1000を生成する。FM配置情報生成部206は、ディザ処理として、差分レベルにおける各画素の差分値と各々の画素に対応する閾値を比較する。差分値が閾値以上であれば、相対的にドットを配置すべき画素を示す「1」を配置情報として出力する。また、差分値が閾値未満であれば、相対的にドットを配置すべき画素ではない画素を示す「0」を配置情報として出力する。なお、ドットを配置すべき画素は、周囲画素よりも画素値が相対的に大きい画素であり、処理領域内の画素値分布を特徴付ける画素である可能性が高い。また、FMスクリーンの閾値群600を用いることで、処理領域内において、ドットを配置すべき画素の位置は集中せず、均等に分散される。
また、FM配置情報生成部206は、差分レベル検出部205で検出した差分レベルに対して、FMスクリーンの閾値群600からオフセット値「255」を差し引いて調整した閾値群を用いてディザ処理を施すことで、FM配置情報1001を生成する。なお、オフセット値である「255」は、入力画像における画素値レンジの最大値である。FM配置情報生成部206は、ディザ処理として、差分レベルにおける各画素の差分値と、各々の画素に対応するオフセット調整後の閾値とを比較する。差分値が調整後の閾値未満であれば、差分レベルから相対的にドットを配置すべきではない画素を示す「0」を配置情報として出力する。また、差分値が調整後の閾値以上であれば、相対的にドットを配置すべきではない画素ではない画素を示す「1」を配置情報として出力する。なお、ドット配置すべきでない画素は、周囲画素よりも画素値が相対的に小さい画素であり、処理領域内の画素値分布を特徴付ける画素である可能性が高い。また、FMスクリーンの閾値群600により、処理領域内において、ドットを配置すべきでない画素の位置は集中せず、均等に分散される。
S310において、出力階調値決定部207は、S305で生成されたAM配置情報及びS309で生成されたFM配置情報に基づいて、処理領域における各画素の出力階調値を決定する。ここで、図11を用いて、出力階調値決定部207における出力階調値の決定方法について説明する。出力階調値決定部207は、先ず、AM配置情報800とFM配置情報1000の論理和を計算することで、ドットの配置対象とする全ての候補1100を決定する。つまり、AM配置情報に対して、さらにFM配置情報1000に基づいてドットを付加している。候補1100において、画素値が「1」である画素はドットを配置する候補であり、画素値が「0」である画素はドットが配置しない画素の候補である。出力階調値決定部207は、次に、このドットの配置対象とする全ての候補1100とFM配置情報1001の論理積を計算することで、候補1100のうちドットを配置すべきでない画素分のドットを抜く。つまり、候補1100からFM配置情報1001に基づいてドットを削減する。その結果、処理領域における処理結果1101として、各画素の出力階調値が得られる。処理結果1101においてドットが配置される画素の出力階調値は「1」、ドットが配置されない画素の出力階調値は「0」である。
S311において、画像処理部105は、入力画像400の全ての画素について処理領域毎に処理が終了したか否かを判定し、終了していない場合には(S311 No)、処理をS300に返し、処理を繰り返し実行する。
なお、本実施形態では、上述のように、平坦レベルとして、処理領域内の画素群の画素値の平均値を用いている。そのため、AM配置情報は、処理領域における画素群全体の階調値(総ドット数に相当)を表現している。これに対し、差分レベルから算出したFM配置情報は、画素値分布の形状を表現するものである。ここでは特にFMスクリーンを用いて、ドットを配置すべき画素位置を示すFM配置情報1000と、ドットを配置すべきではない画素位置を示すFM配置情報1001がある。ここで、図11で説明した出力階調値の決定方法では、FMスクリーンを用いてドットを配置すべきと判定された画素位置は、必ずドットが配置され、ドットを配置すべきではないと判定された画素位置は、必ずドットが配置されない。このように図11で説明した方法によれば、FM形状を表現することに重点を置いているため、画素群全体の階調値が変動することもあり得る。処理領域における階調の維持を重視する場合には、FM配置情報1000によるドット付加数とFM配置情報1001によるドット削除数を一定に保つことで、処理領域における階調値を保持することができる。
上述の処理により、各画素の画素値を処理領域に対応する平坦レベルと差分レベルに分割し、各々に適合する閾値マトリクスによって配置情報を生成することで、ドット安定性が高く、かつ、モアレが生じないドット配置を実現している。この点、説明を簡単に補足する。
元々、ドット安定性の高いドット集中型閾値マトリクスは、入力画像と干渉を起こしやすい低周波帯の周波数成分を多く有することから、モアレの発生を回避するためにはAMスクリーンにより処理対象とする領域を限定することが一般的である。他方、ドット安定性を高めるためには、隣接する複数画素において、AMスクリーンによる処理結果を採用することが一般的である。
そこで、本実施形態では、所定の処理領域に対して平坦レベルを検出している。本実施形態では、処理領域における各画素が一様な平坦レベルであるとみなしてドット集中型閾値マトリクスを用いたディザ処理を実行するため、低周波帯の周波数成分の割合が高いドット集中型閾値マトリクスであってもモアレは生じない。加えて、処理領域内で一定の値によりAM配置情報を生成することで、どのような画像に対してもドット安定性の高いドット配置を確保することができる。また、本実施形態では、画素値分布の形状を表現する差分レベルとドット分散型閾値マトリクスにより出力画像の形状を補正することができる。そのため、画素値分布の平均化による画質劣化(画像ぼけ)を抑制することができる。なお、FMスクリーンでは、高周波数帯の周波数成分の割合が高いため、元々モアレが視認されにくい。
以上、説明したように、元々モアレを発生しやすい低周波成分を多く有し、ドット安定性の高い出力結果が得られるドット集中型の閾値マトリクス(第1の閾値マトリクス)を用いて、平坦レベルによってAM配置情報を生成する。また、高周波成分を多く有するドット分散型の閾値マトリクス(第2の閾値マトリクス)を用いて、差分レベルによってFM配置情報を生成する。そして、AM配置情報をFM配置情報によって補正することで、ドット安定性の高いドット配置を確保した上で、モアレが視認されないドット配置が可能となり、好適なハーフトーン画像を得ることができる。
実施形態2
本実施形態では、AM配置情報とFM配置情報から出力階調値を決定する上で、処理領域内の目標階調値に基づいて出力階調値を決定することで、処理領域全体の出力階調値を保持する例について説明する。また、ここでは、平坦レベルとして、処理領域内の最小値を用いる例を示す。なお、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成は、図1に示す実施形態1に係る画像処理装置のハードウェア構成と同様のハードウェア構成で実現可能であることから、ここでは、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る画像処理装置の画像処理部105の機能構成を示すブロック図である。画像処理部105は、実施形態1と同様に、画素値取得部200、AM閾値取得部201、平坦レベル検出部202、AM配置情報生成部203、FM閾値取得部204、差分レベル検出部205、FM配置情報生成部206、出力階調値決定部207を備える。また、画像処理部105は、これらの機能ブロックに加えて、目標階調値算出部(目標階調値導出部)208を備える。なお、以下の説明において、同じ符号が付された機能ブロックについては、その説明を省略し、差異のある機能ブロックに着目して説明する。
平坦レベル検出部202は、上述のように、処理領域内の最小値を平坦レベルとして算出する。例えば、図7(b)の画素群において、平坦レベル検出部202は、最小値である「87」を平坦レベルとして検出する。
ここで、図13を用いて、平坦レベルの検出処理について説明する。図13(a)は、図7(b)に示す画素群の画素位置を横軸、画素値を縦軸に示したグラフである。なお、図13(a)において、平坦レベル「87」も併せて図示している。また、差分レベル検出部205は、図13(a)の矢印で示されるように、平坦レベル検出部202により検出した平坦レベル「87」に基づいて、差分レベルを検出する。検出した差分レベルの大きさを、図13(b)に示す。図13(b)に示されるように、処理領域内の最小値を平坦レベルとして設定したため、差分レベルにおける差分値は全て正の値である。
AM配置情報生成部203は、平坦レベル検出部202で検出した平坦レベル「87」に対して、処理領域の画素群に対応するブロック単位のAMスクリーンの閾値群500を用いてディザ処理を施すことで、図14に示すAM配置情報を生成する。
FM配置情報生成部206は、差分レベル検出部205で検出した差分レベルとFM閾値取得部204で取得したFMスクリーンの閾値群600を用いて、FM配置情報を生成する。FM配置情報生成部206は、差分レベルとFMスクリーンの閾値群600から評価値を作成し、さらに、その作成した評価値に基づいて、ドットを配置する優先度(優先順)を定めることで、FM配置情報を生成する。
ここで、図15を用いて、FM配置情報生成部206におけるFM配置情報の生成方法について説明する。FM配置情報生成部206は、先ず、差分レベル検出部205で検出した差分レベル(即ち、図13(b)で示した差分レベル)から、FMスクリーンの閾値群600を差し引くことで、評価値群1500を取得する。なお、評価値群1500の評価値は、ドットを配置する優先順を示す情報である。評価値は、差分値が大きい画素ほどドットが配置されやすく、また、対応する閾値が小さい画素ほどドットが配置されやすいように、構成される。
FM配置情報生成部206は、評価値群1500を取得すると、続いて、評価値の大きさからドットを配置する優先度を算出する。なお、評価値の大きさが同じ画素については、FMスクリーンの閾値群600において、閾値のより小さい画素(即ち、よりドットが配置されやすい画素)に対して、ドットを配置する優先度を高くする。FM配置情報生成部206は、以上のように処理することで、FM配置情報1501を取得する。
目標階調値算出部208は、処理領域の各画素の出力値合計となる目標階調値を算出する。なお、目標階調値に関して、例えば、特許文献「特開2016−21735」、特許文献「特開2016−111483」等で開示される技術を用いて、処理領域に対応する画素群と閾値群から算出すればよい。本実施形態では、処理領域内の画素群の平均値に対して処理領域に対応する閾値群を用いてディザ処理を施し、さらに、このディザ処理の結果の総和をとることで目標階調値を算出する。
また、このディザ処理に使用する閾値群がAM配置情報を生成するときに使用する閾値群と一致する場合、処理領域が平坦な画素値におけるドット配置は、通常のAMスクリーンによる処理結果と同一となり好ましい。本実施形態の場合、画素群の平均値に対してAM閾値群を用いてディザ処理を施すことで、図8に示すようなドット配置が取得される。さらに、このディザ処理の結果の総和をとることで、目標階調値を「8」と算出する。
出力階調値決定部207は、上述のAM配置情報、FM配置情報、及び目標階調数から処理領域の各画素の出力階調値を決定する。ここで、図16を用いて、出力階調値の決定方法について説明する。図16(a)は、出力階調値を決定する処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、S1600において、出力階調値決定部207は、図14に示されるようなAM配置情報を各画素の出力階調値として仮設定する。S1601において、出力階調値決定部207は、各画素のドット数を集計し、出力階調値の総和を取得する。
そして、S1602において、上述のS1601で集計した出力階調値の総和が目標階調値と一致するか否かを判定する。出力階調値決定部207は、目標階調値と一致すると判定した場合(S1602 Yes)、出力階調値として、現在のドット配置を出力する。また、出力階調値決定部207は、目標階調値と一致しないと判定した場合(S1602 No)、処理をS1603に返す。
S1603において、出力階調値決定部207は、FM配置情報1501(図16(b))に示されるドットを配置する優先度(優先順)に従って、ドットを配置する。具体的には、出力階調値決定部207は、FM配置情報1501に示されるドットを配置する優先順の1番から順に、対象とする1画素に対して、ドットを配置する。但し、ドットの配置対象とする画素に、既にAM配置情報によってドットが配置されている場合には、AM配置情報によるドットの配置と重複しないように優先順位を次の順番の画素に繰り上げてドットを配置する。そして、1画素について、ドットを配置すると、出力階調値決定部207は、処理をS1601に返す。
このように、出力階調値の総和が目標階調値と一致するまで(ここでは、出力階調値の総和が目標階調値である「8」になるまで)ドット配置を繰り返すことで、図16(c)に示す出力階調値が取得される。図16(c)では、AM配置情報(図14)で示されるドット配置に、FM配置情報によって付加されたドット2つ分(図16(b)に示される優先順が「1」、「2」の画素(丸で囲まれた画素))の計8つのドットが配置されている。
以上のように、目標階調値を算出し、出力階調値がその算出した目標階調値と一致するまで、AM配置情報にFM配置情報由来のドットを付加(配置)する例を示した。また、このように画素群単位で処理することにより、処理領域の目標階調数は維持され、良好な階調表現を得ることができる。加えて、処理領域の平坦レベルとして最小値を用いることで、AM配置情報に最低限のドット安定性を確保した上で、AMスクリーンに起因するモアレを生じさせない。また、FM配置情報を、差分レベルによって画素値分布上の凹凸を表現する差分レベルに基づいて生成し、平坦レベルから乖離の大きな差分レベルを有する画素のドット配置の有無を決めることで、画質劣化(画像ぼけ)を生じさせない。
実施形態3
本実施形態では、AM配置情報とFM配置情報から出力階調値を決定する上で、各々の配置情報の優先度(優先順)の高い画素において、任意の割合でドットを配置する例について説明する。
なお、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成は、図1に示す実施形態1に係る画像処理装置のハードウェア構成と同様のハードウェア構成で実現可能であることから、ここでは、その説明を省略する。また、以下の説明において、同じ符号が付された機能ブロックについても、その説明を省略し、差異のある機能ブロックに着目して説明する。
AM配置情報生成部203は、AMスクリーンの閾値群500を用いてドットを配置する優先度を生成する。ドットを配置する優先順は、AMスクリーンの閾値群500を構成する画素の閾値の大小関係により定められる。即ち、ドットが配置される可能性の高い、閾値の小さい画素に対して、優先度が高く設定される。ここで、AMスクリーンの閾値群500に基づいて生成したAM配置情報を図17に示す。なお、図17に示すAM配置情報において、閾値が同値となる画素に関して、より左側に位置する画素の優先度を高く設定している。
出力階調値決定部207では、AM配置情報生成部203で生成したAM配置情報と上述の図15に示されるFM配置情報1501から、目標階調数となるように出力階調値を決定する。ここで、図18を用いて、出力階調値決定部207における出力階調値の決定方法について説明する。
先ず、予め各々の配置情報によって、ドットを配置する割合を決定する。本実施形態では、このドットを配置する割合を1:1とし、AM配置情報により優先度の高い画素にドットを配置すると、次に、FM配置情報により優先度の高い画素にドットを配置する。即ち、図18に示されるように、AM配置情報とFM配置情報の優先度の高い画素から順に選択され、ドットが配置される。
なお、上述のように、ドットを配置する上で、そのドットの配置対象とする画素において既にドットが配置されている場合も想定される。具体的には、FM配置情報の4番目の優先度を有する画素(処理領域における右下の画素)はAM配置情報の2番目の優先度を有する画素に該当するため、FM配置情報の優先度に基づいてドットを配置する段階では、既にドットが配置されていることになる。この場合、新たにドットを配置することができず、FM配置情報の次の優先度を有する画素(即ち、5番目の優先度を有する画素)に基づいて、ドットを配置する。そして、このドット配置を目標階調数と一致するまで実施することにより、出力階調値を決定する。
以上のように、AM配置情報及びFM配置情報の各々の優先度に従って、ドットを配置する例を示した。なお、本実施形態においても、処理領域の平坦レベルとして、処理領域内の最小値を用いている。そのため、例えば、1画素のみが最小値であって、その他の画素がある程度大きな画素値を有する画素の場合であっても、ある程度AMスクリーンによるドットの配置が形成されることで、ドット安定性の高い配置パターンを確保することができる。また、上述したように、既にドットが配置されている画素に他方の配置情報の優先度に従ってドットの配置が予定される場合に、新たにドットを配置することができないため、その優先度の次に優先度の高い画素に対して、ドットを配置する。これは、領域単位で出力値を決定しているために可能とされるもので、これにより、領域における階調は保持される。
(その他の実施形態)
なお、実施形態1では、平坦レベルとして処理領域における画素値の平均値を用いた。これによりAM配置情報は、処理領域に対応する階調群(濃度)に応じたドット数の配置情報を決定することができる。また実施形態2では、平坦レベルとして処理領域内における画素値の最小値を用いた。これにより、差分レベルが正の差分値によってのみ構成され、差分レベルについて処理しやすくなる。但し、平坦レベルについては、処理領域に対応する固定値であれば、処理領域内の最大値や中央値など他の値を用いることもできる。また、実施形態2では、必ずしも最小値ではなくても、相対的に小さい値(例えば、最小値の次に小さい画素値等)を用いることもできる。また、平坦レベルに関して、処理領域内に対して、値の近い複数の画素値で構成させることもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
202 平坦レベル検出部
203 AM配置情報生成部
205 差分レベル検出部
206 FM配置情報生成部
207 出力階調値決定部

Claims (17)

  1. 画像データに対して、所定の処理領域毎にディザ処理を行う画像処理装置であって、
    前記処理領域の平坦レベルを検出する平坦レベル検出手段と、
    前記処理領域の各画素値から前記平坦レベルを差し引いて、差分レベルを検出する差分レベル検出手段と、
    前記平坦レベルと第1の閾値マトリクスから、AM配置情報を生成するAM配置情報生成手段と、
    前記差分レベルと第2の閾値マトリクスから、FM配置情報を生成するFM配置情報生成手段と、
    前記AM配置情報と前記FM配置情報に基づいて、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定する階調値決定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の閾値マトリクスは前記第2の閾値マトリクスよりも低周波成分の割合が高く、前記第2の閾値マトリクスは前記第1の閾値マトリクスよりも高周波成分の割合が高いことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の閾値マトリクスはドット集中型の閾値マトリクスであり、前記第2の閾値マトリクスはドット分散型の閾値マトリクスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理領域における目標階調値を導出する階調値導出手段をさらに備え、
    前記階調値決定手段は、前記処理領域の各画素の出力階調値の総和が前記目標階調値と一致するように、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記階調値導出手段は、前記処理領域の各画素値の平均値と前記第1の閾値マトリクスから、前記目標階調値を導出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記FM配置情報生成手段は、前記FM配置情報として、前記差分レベルと前記第2の閾値マトリクスから作成した評価値に基づいて、ドットを配置する優先度を生成することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記階調値決定手段は、前記AM配置情報によるドット配置を前記FM配置情報によるドット配置よりも優先して、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記階調値決定手段は、前記AM配置情報を前記処理領域の各画素の出力階調値として仮設定し、さらに、前記目標階調値と当該仮設定された出力階調値との差分と一致するように、前記FM配置情報の優先度に基づいて、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 前記AM配置情報生成手段は、前記AM配置情報として、前記第1の閾値マトリクスから、ドットを配置する優先度を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記階調値決定手段は、前記目標階調値と前記処理領域の各画素の出力階調値とが一致するように、前記AM配置情報の優先度と前記FM配置情報の優先度に基づいて、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記階調値決定手段は、前記AM配置情報の優先度と前記FM配置情報の優先度が同じである場合に、前記AM配置情報におけるドット配置を前記FM配置情報におけるドット配置よりも優先して、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理装置。
  12. 前記階調値決定手段は、前記AM配置情報によるドット配置と前記FM配置情報によるドット配置が互いに重複しないように、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項6から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記階調値決定手段は、前記優先度に従ってドット配置を予定する画素に既にドットが配置されている場合に、当該優先度の次に優先度の高い画素に繰り上げてドットを配置するように、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記平坦レベル検出手段は、前記処理領域の画素値のうち、最小値を前記平坦レベルとして検出することを特徴とする請求項4から13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記FM配置情報生成手段は、前記FM配置情報として、前記差分レベルと前記第2の閾値マトリクスから第1のFM配置情報と、オフセット調整した前記差分レベルと前記第2の閾値マトリクスから第2のFM配置情報とを各々、生成し、
    前記階調値決定手段は、前記AM配置情報と前記第1のFM配置情報との論理和と、前記第2のFM配置情報との論理積から、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  17. 画像データに対して、所定の処理領域毎にディザ処理を行う画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記処理領域の平坦レベルを検出する平坦レベル検出ステップと、
    前記処理領域の各画素値から前記平坦レベルを差し引いて、差分レベルを検出する差分レベル検出ステップと、
    前記平坦レベルと第1の閾値マトリクスから、AM配置情報を生成するAM配置情報生成ステップと、
    前記差分レベルと第2の閾値マトリクスから、FM配置情報を生成するFM配置情報生成ステップと、
    前記AM配置情報と前記FM配置情報に基づいて、前記処理領域の各画素の出力階調値を決定する階調値決定ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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