JP2020012560A - 構造物用制振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形に構成し、2軸方向の広い振動数範囲をカバーでき、戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を提供する。【解決手段】本発明の構造物用制振装置は、ベースプレート2と、ベースプレートの上方に配置する振動マス11とを有し、振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置1であって、振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の板バネ42を含む複数の第2の板バネ機構部41と、ベースプレートと振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパー81とを有するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、構造物用制振装置に関し、詳しくは、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形の簡略構造で、例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置に関するものである。
従来、戸建住宅等の中低層構造物に対して設置される制振装置は、制振装置マスとしては鉄製、コンクリート製のものが多く、また、制振装置マスの荷重支持手段としては、積層ゴム、摩擦係数の小さいガイドレールタイプ、振り子タイプ等が多用されている。
更に、従来における減衰装置として粘性系の積層ゴム等が多く採用されている。
このような制振装置として一番重要な点は、振動の入力レベルの関係から、摩擦が小さいことである。
また、振動数の調整が容易なこと、メンテナンスに手間がかからないこと、更にコンパクトで安価なこと等も重要である。
特許文献1には、分割された平面視長方形状のマス体が、長辺部間にスペースをおくように並列状態に配置され、これら分割マス体が、それらの上面側に横架状態となるように分割マス体の長手方向に間隔をおいて設置された上方突出状態の取付け部によって一体化された第1制振用マスと、第2制振用マスと、復元機構としての第1板バネと、復元機構としての第2板バネとが備えられ、前記第1制振用マスの各分割マス体の長手方向の両端面部のそれぞれに、板面を分割マス体の長手方向と直交する方向に向けた前記第1板バネの下端部が固着状態に取り付けられると共に、各第1板バネの上端部が制振対象物の側に固着状態に取り付けられることで、第1制振用マスは、第1板バネに吊られた状態にされると共に、該吊り状態において、第1バネを撓み振動させながら分割マス体の長手方向に振動動作を行うことができるようになされており、前記第2制振用マスの両端面部のそれぞれに、板面の向きを前記第1板バネの板面の向きと同じにした前記第2板バネの下端部が固着状態に取り付けられると共に、各第2板バネの上端部が、第1制振用マスの前記各取付け部に固着状態に取り付けられることで、第2制振用マスは、第2板バネに吊られて、第1制振用マスの分割マス体間に、高さ寸法範囲を第1制振用マスの分割マス体の高さ寸法範囲と上下方向に重ならせるように配置されると共に、該配置状態において、第2バネを撓み振動させながら第1制振用マスの分割マス体の長手方向に振動動作を行うことができるように構成した多重直列型チューンドマスダンパーが開示されている。
しかし、特許文献1の多重直列型チューンドマスダンパーの場合、複数の板バネを利用した構成ではあるものの、倒立振り子構造でないことは勿論、1軸方向のみの制振を行うものであり、複数の板バネを利用した1基構成の基に2軸方向(X方向、Y方向)の制振を実現するものではない。
特許第4347737号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされてものであり、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形に構成し、2軸方向の広い振動数範囲をカバーできると同時に、振動数の調整は種々の簡略な手段を採用でき、非常にコンパクトな構造で、かつ、メンテナンスが容易で製造コストも低廉な例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を提供するものである。
本発明は、四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置されるとともに、その両端部を前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両X方向板バネブラケットと、前記両X方向板バネブラケットの垂下した下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記ベースプレートの両X方向辺部側と前記両X方向板バネブラケットとの間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形の構成の基に、2軸方向の広い振動数範囲をカバーできると同時に、非常にコンパクトな構造で、かつ、メンテナンスが容易で製造コストも低廉であり、例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を実現し提供することができる。
請求項2、3記載の発明によれば、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形の構成の基に、2軸方向の広い振動数範囲をカバーできると同時に、非常にコンパクトな構造で、かつ、メンテナンスが容易で製造コストも低廉であり、更に、X方向、Y方向の複数の予引張横コイルバネにより振動マスのX方向、Y方向の振動数を個別に、かつ、簡略に調整することも可能であり、例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明における前記各バネ端受け具は、予引張横コイルバネの一端を挿通し掛け止める孔付きボルトを備えることから、請求項3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、予引張横コイルバネの設置の便宜を図ることができる構造物用制振装置を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果を奏するとともに、ベースプレートは、ストッパー機構部を備えるとともに、このストッパー機構部の一部に前記振動マスの振動減衰用の高減衰ゴムを備えることから、振動マスの過振動を防止し、また、振動マスの振動減衰効果を高めることができる構造物用制振装置を実現し提供することができる。
請求項6、7記載の発明によれば、請求項2、3記載の発明と同様、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形の構成の基に、2軸方向の広い振動数範囲をカバーできると同時に、非常にコンパクトな構造で、かつ、メンテナンスが容易で製造コストも低廉であり、更に、予圧縮縦コイルバネにより振動マスのX方向、Y方向の振動数を個別に、かつ、簡略に調整することも可能であり、例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項6、7記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、振動マスの過振動を防止することができる構造物用制振装置を実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例に係る構造物用制振装置の概略平面図である。 図2は本実施例に係る構造物用制振装置の概略正面図である。 図3は本実施例に係る構造物用制振装置の概略側面図である。 図4は本実施例に係る構造物用制振装置においてX方向加振時における振動マスのY方向の振動特性を示すグラフである。 図5は本実施例に係る構造物用制振装置においてX方向加振時における振動マスのX方向の振動特性を示すグラフである。 図6は本実施例に係る構造物用制振装置においてY方向加振時における振動マスのY方向の振動特性を示すグラフである。 図7は本実施例に係る構造物用制振装置においてY方向加振時における振動マスのX方向の振動特性を示すグラフである。 図8は本実施例に係る構造物用制振装置において床から振動マスへのY方向振動伝達の共振振動周波数設定例を示すグラフである。 図9は本実施例に係る構造物用制振装置において床から振動マスへのX方向振動伝達の共振振動周波数設定例を示すグラフである。 図10は本発明の実施例の変形例に係る構造物用制振装置の概略平面図である。 図11は変形例に係る構造物用制振装置の概略正面図である。 図12は変形例に係る構造物用制振装置の概略側面図である。
本発明は、板バネを使用し2軸制振可能な倒立振り子形に構成し、2軸方向の広い振動数範囲をカバーできると同時に、振動数の調整は種々の簡略な手段を採用でき、非常にコンパクトな構造で、かつ、メンテナンスが容易で製造コストも低廉な例えば戸建て住宅等の構造物に適用して好適な構造物用制振装置を実現し提供するという目的を、四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置されるとともに、その両端部を前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両X方向板バネブラケットと、前記両X方向板バネブラケットの垂下した下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記ベースプレートの両X方向辺部側と前記両X方向板バネブラケットとの間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、 前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、前記振動マスの下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケットの内側位置において前記振動マスに連結された状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケットと、前記ベースプレートのX方向、Y方向の各辺近傍位置に立設した複数の固定バネ支持材と、前記補助バネブラケットのX方向、Y方向の各側片部との間に掛け渡した可動範囲の変位量分を予め引張って振動応答特性が線形範囲内となるようにしたX方向、Y方向の複数の予引張横コイルバネと、前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、を有する構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る構造物用制振装置について詳細に説明する。
本実施例に係る構造物用制振装置1は、図1乃至図3に示すように、平面視四角形状のベースプレート2と、前記ベースプレート2の上方に配置する上マス12、下マス13の重合構造で平面視四角形状からなる制振用の振動マス11と、を有し、前記振動マス11を倒立板バネ振り子構造に構成し、例えば戸建て住宅のような比較的軽重量の構造物の制振を行う用途に使用するものである。
なお、本実施例においては、説明の便宜上前記構造物用制振装置1に関してX方向、Y方向を図1に示すように定義して以下の説明を行う。
本実施例に係る構造物用制振装置1は、前記ベースプレート2のX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マス11における上マス12のX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置される横架片22と、この横架片22の両端部から前記ベースプレート2に非接触となる近傍位置まで垂下した両垂下片23とを具備する両X方向板バネブラケット21と、前記両X方向板バネブラケット21の各垂下片23の下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具24と、前記ベースプレート2のX方向両辺部側と前記両X方向板バネブラケット21の横架片22との間に各々板バネ取り付け金具25を用いて両端固定で複数箇所配置される板バネ32を具備し、前記両X方向板バネブラケット21を前記ベースプレート2上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数個(例えば4個又は2連4組合計8個)構成の第1の板バネ機構部31と、前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具24と、前記振動マス11における上マス12のY方向端面との間に板バネ取り付け金具25を用いて両端固定で複数箇所配置される前記板バネ32と同様な板バネ42を具備し、X方向振動復元用の複数個(例えば4個又は2連4組合計8個)構成の第2の板バネ機構部41と、前記振動マス11の下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケット21の内側位置において前記振動マス11に連結され連動する状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケット51と、前記ベースプレート2のX方向、Y方向の各辺近傍位置に立設したボルト62、ナット63を用いた複数(図1においては前記ベースプレート2のX方向に合計8個、Y方向に合計8個)の固定バネ支持材61と、前記固定バネ支持材61と、前記補助バネブラケット51のX方向、Y方向の各側片部52、53に各々水平配置に設けた孔54付きのボルト55、ナット56を具備する複数(図1においては前記X方向の両側片部52に4個ずつ合計8個、前記Y方向の両側片部53に4個ずつ合計8個)のバネ端受け具57とに、水平配置に掛け渡した可動範囲の変位量分を予め引張って振動応答特性が線形範囲内となるようにしたX方向、Y方向の振動微調整用の複数(図1においてはX方向に合計8個、Y方向に合計8個)の予引張横コイルバネ71と、前記ベースプレート2と前記振動マス11との間に配置した複数(例えば2個)の制振ダンパー81とを有している。
前記バネ端受け具57のボルト55に設けた孔54は、前記予引張横コイルバネ71の一端側の掛け止めの便宜を図るためのものである。
本実施例の構造物用制振装置1は、更に、前記振動マス11の過振動を防止するストッパー機構部91と、このストッパー機構部の一部に設けた前記振動マス11の振動減衰用の高減衰ゴム92と、前記上マス12の上面に着脱可能に螺着した運搬、設置用で不必要時には取り外されるIボルト93と、を備えている。
前記予引張横コイルバネ71は、バネ端受け具57側の一端を、前記ボルト55の孔54に挿通し掛け止めるように円弧状に曲げ形成し、他端も前記固定バネ支持材61のボルト62の外周に掛け止めるように円弧状に曲げ形成している。
前記板バネ32、42の材質としては、バネ鋼は勿論、SK材やSUS材等も採用可能である。
前記ストッパー機構部91は、大地震時等においてその振動エネルギを吸収する作用を発揮する。
前記高減衰ゴム92は、積層ゴムタイプと違い劣化しないので、構造物用制振装置1の屋外設置も可能となる。
次に、本実施例の構造物用制振装置1の制振動作について、X方向加振時とY方向加振時とに場合を分け、かつ、図4乃至図9をも参照して説明する。
(X方向加振時)
本実施例の構造物用制振装置1において、この構造物用制振装置1が設置された床(構造物の一部)がX方向に振動し、この振動が振動マス11に伝達され振動マス11による制振が実行される場合について以下に説明する。
前記ベースプレート2は床のX方向の振動に連動してX方向に振動する。
前記ベースプレート2のX方向の振動は、前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32、両X方向板バネブラケット21、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42を経て前記振動マス11に伝達される。
これにより、この振動マス11がX方向に振動し、同時に前記補助バネブラケット51もX方向に振動する。
このとき、前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32の幅方向のバネ剛性が大きいことから、前記板バネ32はX方向にはほとんど弾性変形することはなく、また、前記板バネ32にはY方向の振動成分もほとんど伝達されないことから、前記ベースプレート2のX方向の振動は前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32、両X方向板バネブラケット21を経て前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42の下部に伝達される。
他方、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42の上部には重量が大きい前記振動マス11が連結されているので、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42はX方向の弾性変形と復元とを繰り返し、この結果、前記振動マス11は図5に示すようなX方向の振動を行うことになり、前記振動マス11によるX方向の制振が実行される。
このような振動マス11によるX方向の制振が実行される時、前記振動マス11に対するY方向の振動成分はほとんどなく振動マス11のY方向振動は図4に示すように僅少となる。
また、前記振動マス11によるX方向の制振が実行される時、X方向に配列された各予引張横コイルバネ71は、線形範囲内の振動応答特性の基に伸縮変位する。
(Y方向加振時)
本実施例の構造物用制振装置1において、この構造物用制振装置1が設置された床(構造物の一部)がY方向に振動し、この振動が振動マス11に伝達され振動マス11による制振が実行される場合について以下に説明する。
前記ベースプレート2は床のY方向の振動に連動してY方向に振動する。
前記ベースプレート2のY方向の振動は、前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32、両X方向板バネブラケット21、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42を経て前記振動マス11に伝達される。
しかし、前記両X方向板バネブラケット21は剛体であり、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42の幅方向(Y方向)の剛性は大きいことから、前記板バネ42はY方向にはほとんど弾性変形することはなく、また、前記板バネ42にはX方向の振動成分もほとんど伝達されることはなく、前記両X方向板バネブラケット21、前記各第2の板バネ機構部41の板バネ42、前記振動マス11、更には前記補助バネブラケット51が一体的な状態となる。
この結果、前記ベースプレート2のY方向の振動に伴って、前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32がY方向に弾性変形、復元を繰り返しつつ前記振動マス11を含む各要素を支持し、かつ、Y方向に制振振動する状態となる。
すなわち、前記振動マス11は、Y方向加振時においては、前記各第1の板バネ機構部31の板バネ32のY方向への弾性変形、復元動作の基にY方向の制振動作を行うものである。
また、前記振動マス11によるY方向の制振が実行される時、Y方向に配列された各予引張横コイルバネ71は、線形範囲内の振動応答特性の基に伸縮変位する。
図6はY方向加振時における前記振動マス11のY方向振動特性を、また、図7はY方向加振時における前記振動マス11の前記Y方向振動特性より僅少なX方向振動特性を示すものである。
ところで、通常の構造物は平面形状として長方形のものが多くあり、この場合、水平2軸(X方向,Y方向)の振動数は多くの場合異なる。
しかしながら、従来の制振装置(TMD)は振動数を決定するバネ定数は独立していなく、互いに干渉してしまい振動数の調整が複雑であると共に困難となる。
本実施例においては、振動数の微調整用として可動範囲の変位量分を予め引張して振動応答特性が線形範囲内となるように設定したX方向配列の予引張コイルバネ71、Y方向配列の予引張コイルバネ71をベースプレート2上に設けているので、水平2軸(X方向,Y方向)の振動数の調整を個別に実行することが可能であるという大きな利点がある。
図8は本実施例に係る構造物用制振装置1において床から振動マス11へのY方向振動伝達の共振振動周波数設定例を示し、また、図9は本実施例に係る構造物用制振装置1において床から振動マス11へのX方向振動伝達の共振振動周波数設定例を示すものである。
すなわち、Y方向振動伝達時の共振振動周波数として約3.05Hz、X方向振動伝達時の共振振動周波数として1.3Hzと、独立して設定できることを意味している。
以上説明したように、本実施例の構造物用制振装置1によれば、主な装置要素は振動マス2、板バネ32、42、制振ダンパー81のみであり部品点数が少なく、非常にコンパクトな構造であり、メンテナンスも簡略容易で製造コストも低廉とすることができる。
また、前記板バネ32、42を倒立振り子形として利用するものであり、そのため低振動数から高振動数までの制振に適用可能となるとともに、前記板バネ32、42は、摩擦が小さく、パネ材の内部摩擦のみで弾性変形するので、制振効果が大きいという利点がある。
また、振動マス11の荷重支持は板バネ32、42を倒立振り子形に使用し、広い振動数範囲をカバーできると同時に、水平2軸方向(X方向、Y方向)の制振に関して、水平2軸方向について振動マス11を同じ振動数に設定することは勿論勿論可能であるが、水平2軸方向について別々に独立した振動数も設定することも可能である。
すなわち、構造物の設計値と竣工時の違いのため生じる振動マス11の振動数の調整は、主に、その荷重を支持する板バネ32、42の厚さ、幅、長さで細かい振動数まで調整可能であり、必要によっては、前記X方向配列の予引張コイルバネ71、Y方向配列の予引張コイルバネ71の異なる振動応答特性を有するものへの取り替え等により簡略容易に実現することができる。
これにより、振動マス11の水平2軸方向の制振動作を互いに干渉しなくて(連成しないで)稼働することが可能であり、従って、ヨーイングも生じない利点がある。
更には、前記板バネ32、42に関しては、通常の振り子形では両端都の支持方法が複雑になり、長さによる振動数の調整が回難となるが、本実施例では両端固定構造なので固定位置は簡単に移動できることからこの点からも振動数の調整は簡単である。
(変形例)
次に、図10乃至図12を参照して本実施例の変形例に係る構造物用制振装置1Aについて説明する。
なお、変形例に係る構造物用制振装置1Aにおいて、既述した実施例に係る構造物用制振装置1の場合と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図10乃至図12に示す変形例に係る構造物用制振装置1Aは、基本的構成は実施例に係る構造物用制振装置1の場合と略同様であるが、ベースプレート2の中央部に開口部2aを設けるとともに、前記振動マス11の下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケット21の内側位置において前記両X方向板バネブラケット21に略四角枠状の補助バネブラケット100を水平配置で連結したこと、前記ベースプレート2と前記補助バネブラット100間にX方向配列で可動範囲の変位量分を予め圧縮して横剛性を利用した振動応答特性を発揮させる複数(例えば合計8個)の予圧縮縦コイルバネ111を配置したこと、前記補助バネブラケット100と前記振動マス11間にY方向配列で可動範囲の変位量分を予め圧縮して横剛性を利用した振動応答特性を発揮させる複数(例えば合計8個)の予圧縮縦コイルバネ121を配置したこと、が特徴であり、残余の構成は既述した実施例の場合と同様である。
変形例に係る構造物用制振装置1Aにおいても既述した実施例の構造物用制振装置1の場合と同様にして、X方向加振時においては、前記第2の板バネ機構部41の板バネ42のX方向の弾性変形、復元作用に伴って振動マス11によるX方向の制振動作が実行され、また、Y方向加振時においては、前記第1の板バネ機構部31の板バネ32のY方向の弾性変形、復元作用に伴って振動マス11によるY方向の制振動作が実行される。
この場合に、変形例に係る構造物用制振装置1Aにおいて、X方向加振時においては、前記補助バネブラケット100が前記X方向板バネブラケット21、前記第1の板バネ機構部31、ベースプレートと一体的になっているので、前記補助バネブラケット100は前記振動マス11のX方向の振動とは異なる振動数でX方向に変位する。
これにより、前記補助バネブラケット100に配置したY方向配列の前記予圧縮縦コイルバネ121が横剛性を利用した振動応答特性をもってX方向に揺動変位する。
他方、変形例に係る構造物用制振装置1Aにおいて、Y方向加振時においては、前記第1の板バネ機構部31の板バネ32のY方向の弾性変形、復元作用に伴って振動マス11によるY方向の制振動作が実行される際に、前記振動マス11、第2板バネ機構部41、前記補助バネブラケット100が一体的となってベースプレート2上でY方向に振動するので、前記補助バネブラケット100はベースプレート2のY方向の振動とは異なる振動数でY方向に変位する。
これにより、前記補助バネブラケット100に配置したX方向配列の前記予圧縮縦コイルバネ111が横剛性を利用した振動応答特性をもってY方向に揺動変位する。
以上説明した変形例の構造物用制振装置1Aによれば、前記予引張横コイルバネ71に替えて前記予圧縮縦コイルバネ111、121を採用した点を除いて実施例の構造物用制振装置1の場合と同様な効果を奏する。
前記予圧縮縦コイルバネ111、121は、自由長より5〜10mm程度短い有効距離を有するように予圧縮した状態で垂直配置に複数個設置される構成としており、この予圧縮縦コイルバネの横剛性を利用し、かつ、線形範囲で使用するものである。
前記予圧縮縦コイルバネ111、121は、各々バネ定数を極めて小さく設定しているので片手で予圧縮が可能であり簡略容易に上述した箇所に設置可能である。
更に、振動数調整用に使用する前記予圧縮縦コイルバネ111、121は、いずれも横剛性を利用するものであり、これらの予圧縮縦コイルバネ111、121を異なる横剛性を有する予圧縮縦コイルバネに取り替えることにより、前記振動マス11の水平2軸方向の制振動作を互いに干渉を生じこることなく個別に調整できる。
上述した実施例、変形例の構造物用制振装置1、1Aにおいて、対象構造物の振動数調整範囲によっては、予引張横コイルバネ71、予圧縮縦コイルバネ111、121の双方を併用することも可能である。
いずれの場合も複数個使用することで、X軸、Y軸とも独立して細かい振動数範囲まで調整が可能となる。
また、上述した実施例、変形例の構造物用制振装置1、1Aにおいて、前記ベースプレート2を例えば構造物の天井面に取り付ける等して上下逆配置とすることもでき、板バネ両端固定構造で2軸方向独立タイプとして、かつ、振動マス11の吊り下げ構造の振り子タイプとしても適用可能である。
更に、前記構造物用制振装置1、1Aを各々複数基使用した態様とすれば、各々マルチタイプの制振振動数とすることも可能であり、地震時等における個々の構造物の振動数に適合させることがより簡略になる。
本発明の構造物用制振装置は、主に戸建て住宅の制振用として利用する場合の他、例えば精密機械、精密電子機器、比較的小規模の構造物等の制振用として広範に適用可能である。
1 構造物用制振装置
1A 構造物用制振装置
2 ベースプレート
2a 開口部
11 振動マス
12 上マス
13 下マス
21 X方向板バネブラケット
22 横架片
23 垂下片
24 板バネ下部固定金具
25 板バネ取り付け金具
31 第1の板バネ機構部
32 板バネ
41 第2の板バネ機構部
42 板バネ
51 補助バネブラケット
52 側片部
53 側片部
54 孔
55 ボルト
56 ナット
57 バネ端受け具
61 固定バネ支持材
62 ボルト
63 ナット
71 予引張横コイルバネ
81 制振ダンパー
91 ストッパー機構部
92 高減衰ゴム
93 Iボルト
100 補助バネブラケット
111 予圧縮縦コイルバネ
121 予圧縮縦コイルバネ

Claims (8)

  1. 四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、
    前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置されるとともに、その両端部を前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両X方向板バネブラケットと、
    前記両X方向板バネブラケットの垂下した下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、
    前記ベースプレートの両X方向辺部側と前記両X方向板バネブラケットとの間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、
    前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、
    前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、
    を有することを特徴とする構造物用制振装置。
  2. 四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、
    前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置されるとともに、その両端部を前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両X方向板バネブラケットと、
    前記両X方向板バネブラケットの垂下した下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、
    前記ベースプレートの両X方向辺部側と前記両X方向板バネブラケットとの間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、
    前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、
    前記振動マスの下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケットの内側位置において前記振動マスに連結された状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケットと、
    前記ベースプレートのX方向、Y方向の各辺近傍位置に立設した複数の固定バネ支持材と、前記補助バネブラケットのX方向、Y方向の各側片部との間に掛け渡した可動範囲の変位量分を予め引張って振動応答特性が線形範囲内となるようにしたX方向、Y方向の複数の予引張横コイルバネと、
    前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、
    を有することを特徴とする構造物用制振装置。
  3. 四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、
    前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置される横架片と、この横架片の両端部から前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両垂下片とを具備する両X方向板バネブラケットと、
    前記両X方向板バネブラケットの各垂下片の下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、
    前記ベースプレートのX方向両辺部側と前記両X方向板バネブラケットの横架片との間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、
    前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、
    前記振動マスの下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケットの内側位置において前記振動マスに連結された状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケットと、
    前記ベースプレートのX方向、Y方向の各辺近傍位置に立設した複数の固定バネ支持材と、前記補助バネブラケットのX方向、Y方向の各側片部に設けた複数のバネ端受け具との間に掛け渡した可動範囲の変位量分を予め引張って振動応答特性が線形範囲内となるようにしたX方向、Y方向の複数の予引張横コイルバネと、
    前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、
    を有することを特徴とする構造物用制振装置。
  4. 前記各バネ端受け具は、予引張横コイルバネの一端を挿通し掛け止める孔付きボルトを備えることを特徴とする請求項3記載の構造物用制振装置。
  5. 前記ベースプレートは、前記振動マスの過振動を防止するストッパー機構部を備えるとともに、このストッパー機構部の一部に前記振動マスの振動減衰用の高減衰ゴムを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造物用制振装置。
  6. 四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、
    前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置されるとともに、その両端部を前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両X方向板バネブラケットと、
    前記両X方向板バネブラケットの垂下した下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、
    前記ベースプレートの両X方向辺部側と前記両X方向板バネブラケットとの間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、
    前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、
    前記振動マスの下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケットの内側位置において前記両X方向板バネブラケットに連結された状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケットと、
    前記ベースプレートと前記補助バネブラケット間、及び、前記補助バネブラケットと前記振動マス間に各々配置する可動範囲の変位量分を予め圧縮して横剛性を利用した振動応答特性を発揮させる複数の予圧縮縦コイルバネと、
    前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、
    を有することを特徴とする軽量構造物用制振装置。
  7. 四角形状のベースプレートと、前記ベースプレートの上方に配置する四角形状の振動マスと、を有し、前記振動マスを倒立板バネ振り子構造とした構造物用制振装置であって、
    前記ベースプレートのX方向両辺部近傍位置の上方で、かつ、前記振動マスのX方向両辺部の下側位置に沿うようにX方向に配置される横架片と、この横架片の両端部から前記ベースプレートに非接触となる近傍位置まで垂下した両垂下片とを具備する両X方向板バネブラケットと、
    前記両X方向板バネブラケットの各垂下片の下端部から各々X方向に突出したY方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、
    前記ベースプレートのX方向両隅部側と前記両X方向板バネブラケットの横架片との間に両端固定で配置され前記両X方向板バネブラケットを前記ベースプレート上で非接触状態に支持するY方向振動復元用の複数の第1の板バネ機構部と、
    前記Y方向に配列される複数の板バネ下部固定金具と、前記振動マスのY方向端面との間に両端固定で配置されるX方向振動復元用の複数の第2の板バネ機構部と、
    前記振動マスの下方で、かつ、前記両X方向板バネブラケットの内側位置において前記両X方向板バネブラケットに連結された状態で配置した略四角枠状の補助バネブラケットと、
    前記ベースプレートと前記補助バネブラット間にX方向配列で、前記補助バネブラケットと前記振動マス間にY方向配列で各々配置する可動範囲の変位量分を予め圧縮して横剛性を利用した振動応答特性を発揮させる複数の予圧縮縦コイルバネと、
    前記ベースプレートと前記振動マスとの間に配置した複数の制振ダンパーと、
    を有することを特徴とする軽量構造物用制振装置。
  8. 前記ベースプレートは、前記振動マスの過振動を防止するストッパー機構部を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の構造物用制振装置。
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