JP2020012512A - 環状シール材 - Google Patents
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Abstract
Description
前記環状シール材の厚さ方向の断面形状において、
内周側に位置する内周側本体部と、
外周側に位置する外周側本体部と、
を少なくとも備え、
さらに前記環状シール材の厚さ方向の上面には、前記内周側本体部と外周側本体部との間に上面側凹部が設けられ、
前記環状シール材の厚さ方向の下面には、前記内周側本体部と外周側本体部との間に下面側凹部が設けられていることを特徴とする。
さらに本発明の環状シール材は、
前記環状シール材が、軸方向に沿って延びる円柱状部材の外周側面に設けられた、半径方向に凹む環状のシール溝に装着されるものであって、
前記シール溝は、
前記軸方向の一方側に位置する一方壁と、
前記軸方向の他方側に位置し、前記一方壁に対向する他方壁と、
前記一方壁と他方壁とをつなぐ底壁と、
から成ることを特徴とする。
したがって所望のシール性能を維持し、シール溝の開口から底壁に向かってプラズマが侵入し、接着剤を劣化させてしまうことを確実に防止することができる。
前記外周側本体部の厚さ方向の上面には、上方に向かって突設する上面側凸部を備え、
前記外周側本体部の厚さ方向の下面には、下方に向かって突設する下面側凸部を備えることを特徴とする。
前記外周側本体部の外周側の端部には、前記外周側に膨出する膨出部が設けられていることを特徴とする。
このように構成されていれば、環状シール材を金型で成形する際に、金型から環状シール材を抜き易くすることができる。
前記膨出部の外周側の突端には、小凸部が設けられていることを特徴とする。
このように構成されていれば、環状シール材の厚さ方向の中心位置を、小凸部を介して視認することができるため、シール溝に対して環状シール材が真直ぐに確実に装着されているか否かを確認することができ、誤装着を防止することができる。
前記上面側凸部の内周側の傾斜線と、前記下面側凸部の内周側の傾斜線と、の間にできた第1傾斜角度が、10〜120度の範囲内であることを特徴とする。
このような範囲内であれば、所望のシール性能を維持することができる。
前記膨出部の上面側の傾斜線と、下面側の傾斜線と、の間にできた第2傾斜角度が、90〜180度の範囲内であることを特徴とする。
このような範囲内であれば、所望のシール性能を維持することができる。
前記第2傾斜角度が、前記第1傾斜角度よりも大きいことを特徴とする。
このように構成されていれば、環状シール材がシール溝内に装着されて変形しても、上下方向に均等に変形することができ、いびつな変形が生ずることを防止することができる。
したがって、所望のシール性能を維持することができる。
前記環状シール材が、弾性部材からなることを特徴とする。
このように弾性部材であれば、シール溝の開口から底壁に向かってプラズマが侵入し、接着剤を劣化させてしまうことを確実に防止することができる。
前記内周側本体部の厚みが、
前記シール溝の底壁の一方壁から他方壁までの高さよりも小さいことを特徴とする。
このように構成されていれば、シール溝内に環状シール材を装着する際に、容易に装着することができる。また、環状シール材が膨張した際にも、内周側本体部とシール溝との間の空間に、環状シール材の一部が入り込むため、シール溝から環状シール材の一部が抜け出してしまうことを確実に防止することができる。
前記環状シール材の内周側本体部から外周側本体部までの最大寸法が、
前記シール溝の開口縁部における前記一方壁から他方壁までの高さよりも大きいことを特徴とする。
このように構成されていれば、環状シール材が転動して内周側本体部が下方、外周側本体部が上方に位置したとしても、シール溝の開口に環状シール材を挿入することができないため、誤装着を確実に防止することができる。
前記環状シール材の上面側凸部の端部から下面側凸部の端部までの最大寸法が、
前記シール溝の開口縁部における前記一方壁から他方壁までの高さよりも大きいことを特徴とする。
前記円柱状部材が、
前記シール溝の底壁を境にして一方壁側と他方壁側とで別部材から構成されており、前記別部材間が接着剤で接合されていることを特徴とする。
このように円柱状部材が構成されていても、本発明の環状シール材が用いられていれば、シール溝の開口から底壁に向かってプラズマが侵入し、接着剤を劣化させてしまうことを確実に防止することができる。
前記シール溝が設けられた円柱状部材が、半導体製造装置であることを特徴とする。
このように半導体製造装置は特に過酷な環境下であるが、本発明の環状シール材であれば、シール溝の開口から底壁に向かってプラズマが侵入し、接着剤を劣化させてしまうことを確実に防止することができる。
本発明の環状シール材は、半導体製造装置に用いられるプラズマエッチング装置の半導体基板載置台の円柱状部材(支柱)などの高温の環境下において、例えば外周側面に設けられた環状のシール溝内に装着されて用いられるものである。
さらに、本発明の環状シール材の寸法としては、特に限定されるものではないが、直径が150〜350mmの範囲内、内周側本体部から外周側本体部までの最大寸法が2.0〜4.0mmの範囲内、上面側凸部の端部から下面側凸部の端部までの最大寸法が2.0〜3.5mmの範囲内の場合において、特に本発明の環状シール材における効果を発現することができるものである。
さらに、内周側本体部12から外周側本体部14までの最大寸法L1は、シール溝60の底壁66から開口縁部までの最大深さL2よりも小さく設定されており、これによりシール溝60内で環状シール材10が熱膨張した際においても、環状シール材10の一部がシール溝60から抜け出してしまうことを確実に防止することができる。
そして、第2傾斜角度θ2が、第1傾斜角度θ1よりも大きいことが好ましい。
まず、図6に示したようにシール溝60の開口68の外側に、環状シール材10の内周側本体部12が対向するように環状シール材10を配設する。
12 内周側本体部
14 外周側本体部
16 上面側凹部
18 下面側凹部
20 上面側凸部
22 下面側凸部
24 膨出部
26 小凸部
30 傾斜線
32 傾斜線
36 傾斜線
38 傾斜線
50 円柱状部材
52 外周側面
54 一方部材
56 他方部材
58 接着剤
60 シール溝
62 一方壁
64 他方壁
66 底壁
68 開口
70 膨出部
80 挿入ジグ
100 円柱状部材
110 シール溝
112 開口
120 一方部材
122 他方部材
130 接着剤
140 環状シール材
142 凹部
144 底壁
146 一方壁
148 他方壁
B 軸
L1 内周側本体部から外周側本体部までの最大寸法
L2 底壁から開口縁部までの最大深さ
T1 内周側本体部の厚み
T2 底壁の一方壁から他方壁までの高さ
T3 開口縁部の一方壁から他方壁までの高さ
T4 上面側凸部の端部から下面側凸部の端部までの最大寸法
θ1 第1傾斜角度
θ2 第2傾斜角度
Claims (14)
- 環状シール材であって、
前記環状シール材の厚さ方向の断面形状において、
内周側に位置する内周側本体部と、
外周側に位置する外周側本体部と、
を少なくとも備え、
さらに前記環状シール材の厚さ方向の上面には、前記内周側本体部と外周側本体部との間に上面側凹部が設けられ、
前記環状シール材の厚さ方向の下面には、前記内周側本体部と外周側本体部との間に下面側凹部が設けられていることを特徴とする環状シール材。 - 前記外周側本体部の厚さ方向の上面には、上方に向かって突設する上面側凸部を備え、
前記外周側本体部の厚さ方向の下面には、下方に向かって突設する下面側凸部を備えることを特徴とする請求項1に記載の環状シール材。 - 前記外周側本体部の外周側の端部には、前記外周側に膨出する膨出部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の環状シール材。
- 前記膨出部の外周側の突端には、小凸部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の環状シール材。
- 前記上面側凸部の内周側の傾斜線と、前記下面側凸部の内周側の傾斜線と、の間にできた第1傾斜角度が、10〜120度の範囲内であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の環状シール材。
- 前記膨出部の上面側の傾斜線と、下面側の傾斜線と、の間にできた第2傾斜角度が、90〜180度の範囲内であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の環状シール材。
- 前記第2傾斜角度が、前記第1傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の環状シール材。
- 前記環状シール材が、弾性部材からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の環状シール材。
- 前記環状シール材が、軸方向に沿って延びる円柱状部材の外周側面に設けられた、半径方向に凹む環状のシール溝に装着されるものであって、
前記シール溝は、
前記軸方向の一方側に位置する一方壁と、
前記軸方向の他方側に位置し、前記一方壁に対向する他方壁と、
前記一方壁と他方壁とをつなぐ底壁と、
から成ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の環状シール材。 - 前記内周側本体部の厚みが、
前記シール溝の底壁の一方壁から他方壁までの高さよりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の環状シール材。 - 前記環状シール材の内周側本体部から外周側本体部までの最大寸法が、
前記シール溝の開口縁部における前記一方壁から他方壁までの高さよりも大きいことを特徴とする請求項9または10に記載の環状シール材。 - 前記環状シール材の上面側凸部の端部から下面側凸部の端部までの最大寸法が、
前記シール溝の開口縁部における前記一方壁から他方壁までの高さよりも大きいことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の環状シール材。 - 前記円柱状部材が、
前記シール溝の底壁を境にして一方壁側と他方壁側とで別部材から構成されており、前記別部材間が接着剤で接合されていることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の環状シール材。 - 前記シール溝が設けられた円柱状部材が、半導体製造装置であることを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の環状シール材。
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