JP2020009152A - 画像表示システム、画像表示装置及び画像表示システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便なユーザー認証の実現に伴うコストの上昇を抑制することが可能な画像表示システム、画像表示装置及び画像表示システムの制御方法を提供する。【解決手段】プロジェクター1と端末装置2とを備える画像表示システム100であって、プロジェクター1は、画像を投写する画像投写部17と、描画画像の画像情報等が記憶される記憶部11と、近距離無線通信によってログイン情報が書き込まれるNFCタグ14と、書き込まれたログイン情報に基づいてユーザー認証を行う認証部28と、認証部28による認証が成立した場合に、描画画像の画像情報等の読み出しを許可する制御部10と、を備え、端末装置2は、ログイン情報入力画面に入力されたユーザーIDとパスワードとに基づいて、近距離無線通信によってNFCタグ14にログイン情報を書き込むNFCリーダーライターを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、画像表示システム、画像表示装置及び画像表示システムの制御方法に関する。
従来、ユーザーの認証が成立した場合に限り使用が可能となる画像表示システムが知られている。特許文献1には、個人認証符号が記録されたIDカードを用いて認証を行うプロジェクターが記載されている。プロジェクター等の画像表示装置は、パスワードの入力に適したキーボードやタッチパネルを具備していないため、IDカードを用いた認証は、パスワード等を利用した認証に比べて簡便であり、ユーザーの利便性が向上する。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、IDカードに記録された情報を読み出す装置をプロジェクターが備える必要があるため、プロジェクターの構成が複雑になり、コストが上昇してしまうという問題を有している。
本願の画像表示システムは、画像表示装置と端末装置とを備える画像表示システムであって、前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、第1の情報を記憶する第1の記憶部と、近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、を備え、前記端末装置は、認証情報を入力するための入力部と、前記入力部により入力された前記認証情報に基づいて、前記近距離無線通信によって前記第2の記憶部に前記第2の情報を書き込む書き込み部と、を備えたことを特徴とする。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、指示体による指示位置を検出する検出部と、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示システムにおいて、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、前記表示部を収容する筐体を備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
本願の画像表示装置は、第1の情報を記憶する第1の記憶部と、近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記の画像表示装置において、指示体による指示位置を検出する検出部と、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示装置において、前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示装置において、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
上記の画像表示装置において、前記表示部を収容する筐体を備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
本願の画像表示システムの制御方法は、端末装置と、第1の記憶部及び第2の記憶部を有する画像表示装置とを備える画像表示システムの制御方法であって、前記端末装置に入力された認証情報に基づいて、前記端末装置が近距離無線通信によって前記第2の記憶部に第2の情報を書き込み、前記画像表示装置が、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行い、前記画像表示装置が、前記認証が成立した場合に、前記第1の記憶部に記憶されている第1の情報の読み出しを許可することを特徴とする。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、指示体による指示位置を検出し、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成し、前記第1の情報は、前記指示位置の軌跡に基づいて生成された前記画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、表示する画像の画像情報を画面単位で取得し、前記第1の情報は、前記画面単位で取得された画像情報であることが望ましい。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部を収容する筐体とを備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
以下、本実施形態の画像表示システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像表示システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像表示システム100は、画像表示装置としてのプロジェクター1と、スマートフォンやタブレット端末等で構成される端末装置2と、指示体としての発光ペン3とを備えている。プロジェクター1は、外部から供給される画像情報又は予め内部に記憶されている画像情報に基づく画像を、表示面としての投写面Spに投写する。投写面Spとしては、例えば、スクリーンやホワイトボード等を用いることができるが、部屋の壁面に画像を投写する態様であってもよい。
図1は、本実施形態の画像表示システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像表示システム100は、画像表示装置としてのプロジェクター1と、スマートフォンやタブレット端末等で構成される端末装置2と、指示体としての発光ペン3とを備えている。プロジェクター1は、外部から供給される画像情報又は予め内部に記憶されている画像情報に基づく画像を、表示面としての投写面Spに投写する。投写面Spとしては、例えば、スクリーンやホワイトボード等を用いることができるが、部屋の壁面に画像を投写する態様であってもよい。
発光ペン3は、先端(ペン先)から赤外光を発する指示体である。ユーザーは、投写面Sp上に投写された画像(以降、「投写画像Ip」とも呼ぶ。)上の任意の位置を発光ペン3で指示することができる。プロジェクター1は、投写画像Ipを含む範囲を撮像可能になっており、発光ペン3が発する赤外光を撮像し、その光の位置に基づいて、投写画像Ip内で発光ペン3により指示された位置(指示位置)を検出する。そして、プロジェクター1は、検出された指示位置に、ポインターを重畳して表示したり、指示位置の軌跡に沿って線を描画した画像(以降、「描画画像」とも呼ぶ。)を重畳して表示したりすることができる。なお、発光ペン3が発する光は、赤外光に限定されず、他の波長域の光であってもよい。
本実施形態のプロジェクター1は、近距離無線通信技術の規格であるNFC(Near Field Communication)に対応するNFCタグ14を筐体1aの内部に備えている。NFCは、13.56MHzの周波数帯の電波を利用して、最大で10cm程度の距離を隔てたデバイス間で情報の書き込みや読み出しを可能とする規格である。ユーザーは、NFCタグ14の近傍に端末装置2をかざして、端末装置2からNFCタグ14にログイン情報を書き込むことにより、プロジェクター1にログインすることができる。
図2は、プロジェクター1の概略構成を示すブロック図であり、図3は、プロジェクター1に備わる画像投写部17の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、制御部10と、記憶部11と、入力操作部12と、撮像部13と、NFCタグ14と、画像情報入力部15と、画像情報処理部16と、表示部としての画像投写部17とを備えて構成され、これらは筐体1a(図1参照)に収容されている。プロジェクター1は、画像情報入力部15に入力される画像情報に基づいて、画像投写部17から投写面Spに画像を投写する。
図2に示すように、プロジェクター1は、制御部10と、記憶部11と、入力操作部12と、撮像部13と、NFCタグ14と、画像情報入力部15と、画像情報処理部16と、表示部としての画像投写部17とを備えて構成され、これらは筐体1a(図1参照)に収容されている。プロジェクター1は、画像情報入力部15に入力される画像情報に基づいて、画像投写部17から投写面Spに画像を投写する。
制御部10は、1つ又は複数のプロセッサーを備えて構成され、記憶部11に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。
記憶部11は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリーを備えて構成される。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられ、ROMは、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや制御データ等を記憶する。また、記憶部11は、画像投写部17から投写させる画像の画像情報を記憶していてもよい。
本実施形態の記憶部11には、各種データの格納が可能な複数のフォルダーが生成されている。各フォルダーは、それぞれ異なるユーザーに対応付けられており、各フォルダーに格納されているデータには、対応するユーザーのみがアクセスできる。また、記憶部11には、ユーザーを管理するためのユーザー管理テーブルTmが記憶されている。ユーザー管理テーブルTmには、ユーザーを識別するための複数のユーザーID(Identification)が格納されており、各ユーザーIDには、ユーザーを認証するためのパスワードと、このユーザーが使用可能なフォルダーを表すフォルダー情報と、プロジェクター1の動作に関してこのユーザーによって設定された各種パラメーターを表す設定情報とが対応付けられている。設定情報には、例えば、投写する画像の明るさ、色、シャープネス等、画質に関するパラメーター等が含まれる。
入力操作部12は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えており、操作キーに対するユーザーの入力操作を受け付ける。入力操作部12が備える操作キーとしては、電源のオンとオフ(スタンバイ)とを切り替えるための「電源キー」、各種設定を行うためのメニュー画面を表示させる「メニューキー」、メニュー画面上で項目を選択するための「方向キー」等がある。ユーザーが入力操作部12の各種操作キーを操作すると、入力操作部12は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部10に出力する。なお、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を、入力操作部12として用いる構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部10に伝達する。
撮像部13は、CCD(Charge Coupled Device)センサー、或いはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等の撮像素子(図示せず)を備えたカメラである。撮像部13は、可視光を吸収して赤外光を透過させる赤外透過フィルターを有しており、この赤外透過フィルターを介して発光ペン3から発せられる赤外光を撮像する。撮像部13は、制御部10の制御に基づいて投写面Sp上の投写画像Ipを含む範囲を撮像し、その撮像結果である画像情報(撮像画像情報)を制御部10に出力する。
NFCタグ14は、NFCによって情報の読み書きがなされる記憶媒体であり、ICチップ14aとアンテナ14bとを含んで構成されている。ICチップ14aには、情報が記憶される記憶回路や、アンテナ14bが接続されるRF(Radio Frequency)通信回路、制御部10と通信を行うためのシリアルインターフェイス回路、これらの各部を制御する制御回路等が含まれている。ICチップ14aに含まれる記憶回路は、不揮発性のメモリーであり、例えば、FeRAM(強誘電体メモリー)が用いられる。
画像情報入力部15は、コンピューターや各種画像再生装置等の外部の画像供給装置4に接続され、画像供給装置4から画像情報の供給を受ける。また、画像情報入力部15は、制御部10から、記憶部11に記憶されている画像情報の供給を受けることができる。画像情報入力部15は、入力された画像情報を画像情報処理部16に出力する。
画像情報処理部16は、制御部10の制御に基づいて、画像情報入力部15から入力される画像情報に対して様々な処理を施し、処理後の画像情報を画像投写部17のライトバルブ駆動部24(図3参照)に出力する。例えば、画像情報処理部16は、明るさや色合い等の画質を調整する処理や、画像の歪みを補正する処理、ポインターや描画画像、メニュー画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を投写画像Ip上に重畳する処理等を必要に応じて画像情報に施す。
なお、画像情報入力部15及び画像情報処理部16は、1つ又は複数のプロセッサー等によって構成されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の専用の処理装置によって構成されてもよい。
図3に示すように、画像投写部17は、光源21、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ22R,22G,22B、投写光学系23、ライトバルブ駆動部24等を備えて構成されている。画像投写部17は、光源21から射出された光を、液晶ライトバルブ22R,22G,22Bで変調して画像光を形成し、レンズ及びミラーの少なくとも一方を含む投写光学系23からこの画像光を投写して投写面Spに画像を表示する。
光源21は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型の光源ランプ、又は発光ダイオードや半導体レーザー等の固体光源を含んで構成されている。光源21から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ22R,22G,22Bに入射する。
液晶ライトバルブ22R,22G,22Bは、それぞれ一対の透明基板間に液晶が封入された透過型の液晶パネル等によって構成される。各液晶パネルには、マトリクス状に配列された複数の画素からなる矩形の画像形成領域22iが形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
ライトバルブ駆動部24は、液晶ライトバルブ22R,22G,22Bの画像形成領域22iに画像を形成する。具体的には、ライトバルブ駆動部24は、画像情報処理部16から入力される画像情報に応じた駆動電圧を、画像形成領域22iの各画素に印加することにより、各画素を画像情報に応じた光透過率に設定する。光源21から射出された光は、液晶ライトバルブ22R,22G,22Bの画像形成領域22iを透過することによって画素毎に変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となり、投写光学系23によって投写面Spに拡大投写される。この結果、投写面Sp上には、画像情報入力部15に入力された画像情報に基づく画像が表示される。
図2に戻って、制御部10は、制御プログラムによって実現される機能ブロックとして、検出部25と、生成部26と、取得部27と、認証部28とを有している。
検出部25は、撮像部13から入力される撮像画像情報に基づいて、撮像された画像の中から、発光ペン3の指示位置、即ち発光ペン3が発した赤外光を検出する。検出部25は、撮像された画像内に含まれる赤外光の像のうち、所定の閾値以上の明るさで、所定の閾値以上の大きさを有する像を、発光ペン3が発した光とみなして検出する。
生成部26は、発光ペン3で描画を行う場合に、発光ペン3による指示位置の軌跡に基づいて描画画像を生成し、生成した描画画像の画像情報を画像情報処理部16に出力する。画像情報処理部16が、生成部26から入力された画像情報に基づいて、描画画像をOSD画像として重畳する処理を行うと、画像投写部17から描画画像が重畳された状態で投写画像Ipが投写される。また、生成部26は、ユーザーの入力操作に基づいて、生成した描画画像の画像情報を記憶部11に記憶させることができる。また、生成部26は、ユーザーの入力操作に基づいて、記憶部11に記憶した描画画像の画像情報を読み出し、これを画像情報処理部16に出力して描画画像をOSD画像として表示させることができる。つまり、ユーザーは、過去に描画した描画画像を後で再現することができる。
取得部27は、ユーザーの入力操作に基づいて、表示中の画像をキャプチャーする。具体的には、取得部27は、ユーザーにより所定の入力操作がなされた場合に、画像情報処理部16から処理後の画像情報をフレーム(画面)単位で取得して、記憶部11に記憶する。また、取得部27は、ユーザーの入力操作に基づいて、取得した画像情報を記憶部11から読み出し、これを画像情報入力部15に出力することにより、キャプチャーした画像を画像投写部17から投写させることができる。
認証部28は、記憶部11に記憶されているユーザー管理テーブルTmに基づいて、ユーザー認証を実行する。認証部28によるユーザー認証については後述する。
図4は、端末装置2の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、端末装置2は、制御部30と、記憶部31と、表示部32と、入力操作部33と、通信部34と、書き込み部としてのNFCリーダーライター35とを備えている。
図4に示すように、端末装置2は、制御部30と、記憶部31と、表示部32と、入力操作部33と、通信部34と、書き込み部としてのNFCリーダーライター35とを備えている。
制御部30は、1つ又は複数のプロセッサーを含んで構成される。制御部30は、記憶部31に記憶されているOS(Operating System)やアプリケーションプログラムに従って動作することにより、端末装置2の動作を統括制御する。
記憶部31は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリーを備えて構成される。記憶部31は、OS、アプリケーションプログラム及び各種データ等を記憶する。本実施形態の記憶部31には、プロジェクター1の使用に際してユーザーを認証するためのアプリケーションプログラム(ユーザー認証プログラムPu)が記憶されている。
表示部32は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備えて構成され、制御部30から入力される画像情報に基づく画像を表示する。
入力操作部33は、表示部32と一体的に構成されるタッチパネル、及び操作ボタン等を含んで構成され、ユーザーによる入力操作を受け付ける。ユーザーが入力操作部33を操作すると、入力操作部33は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部30に出力する。
通信部34は、携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)等によって無線通信を行うための無線通信デバイスを備えて構成される。通信部34は、制御部30の制御に基づいて、図示しない外部の装置との間で無線により情報の送受信を行うことができる。
NFCリーダーライター35は、NFCによって情報の読み書きを行う装置であり、アンテナ、制御回路、記憶回路、各種インターフェイス回路等(いずれも図示せず)を含んで構成される。NFCリーダーライター35は、制御部30の制御に基づいて、プロジェクター1のNFCタグ14にログイン情報を書き込むことができる。
次に、画像表示システム100の動作(制御方法)について説明する。
図5は、プロジェクター1の動作を説明するためのフローチャートであり、図6は、プロジェクター1が投写するログイン画面S1を示す図である。プロジェクター1に電源が投入されて動作が可能な状態になると、プロジェクター1の制御部10は、図5に示すフローに従って動作する。
図5は、プロジェクター1の動作を説明するためのフローチャートであり、図6は、プロジェクター1が投写するログイン画面S1を示す図である。プロジェクター1に電源が投入されて動作が可能な状態になると、プロジェクター1の制御部10は、図5に示すフローに従って動作する。
図5に示すように、ステップS101では、プロジェクター1の制御部10は、記憶部11に記憶されているログイン画面S1(図6参照)用の画像情報を画像情報処理部16に出力し、ログイン画面S1をOSD画像として画像投写部17から投写させる。
図6に示すように、ログイン画面S1には、NFCタグ14へのログイン情報の書き込みを促すメッセージMiが含まれており、ユーザーは、このメッセージMiが表示されると、端末装置2を用いてログイン情報の書き込みを行うことができる。なお、ログイン画面S1には、ユーザー認証を行わずにゲスト、即ち一時的なユーザーとしてプロジェクター1を使用するためのゲストボタンBgが配置されている。ユーザーは、入力操作部12によりゲストボタンBgを選択する操作を行うことにより、ゲストとしてログインすることも可能である。
図7は、ログイン情報を書き込む際の端末装置2の動作を説明するためのフローチャートであり、図8は、端末装置2が表示するログイン情報入力画面S2を示す図である。ユーザーが端末装置2の入力操作部33を操作してユーザー認証プログラムPuを起動すると、端末装置2の制御部30は、ユーザー認証プログラムPuに従った動作を開始する。
図7に示すように、ステップS201では、端末装置2の制御部30は、表示部32にログイン情報入力画面S2(図8参照)を表示させる。
図8に示すように、ログイン情報入力画面S2には、ユーザーIDを入力するためのユーザーID入力領域A1と、パスワードを入力するためのパスワード入力領域A2と、ログイン情報の書き込みを実行するための書き込みボタンBwとが含まれている。ユーザーがユーザーID入力領域A1又はパスワード入力領域A2上でタッチパネルにタッチすると、ログイン情報入力画面S2上に図示しないソフトウェアキーボードが重畳して表示され、ユーザーID及びパスワードの入力が可能となる。ユーザーは、ユーザーID及びパスワードを入力した後で、書き込みボタンBwを操作することにより、ユーザーID及びパスワードを含むログイン情報を、プロジェクター1のNFCタグ14に書き込むことができる。
図7に戻って、ステップS202では、端末装置2の制御部30は、ユーザーにより書き込みボタンBwが操作されたか否か、即ち書き込みボタンBw上でタッチパネルがタッチされたか否かを判断する。そして、制御部30は、書き込みボタンBwが操作された場合にはステップS203に処理を移し、操作されていない場合にはステップS202を繰り返す。
書き込みボタンBwが操作されてステップS203に処理が移行した場合には、端末装置2の制御部30は、NFCリーダーライター35を制御して、ログイン情報入力画面S2で入力されたユーザーID及びパスワードを含むログイン情報を、プロジェクター1のNFCタグ14に書き込んでフローを終了する。このように、プロジェクター1がログイン画面S1を投写している状態において、ユーザーは、端末装置2のログイン情報入力画面S2でユーザーID及びパスワードを入力した後、端末装置2をプロジェクター1のNFCタグ14に近接させた状態で書き込みボタンBwを操作することにより、プロジェクター1のNFCタグ14にログイン情報を書き込むことができる。
図5に戻って、ステップS102では、プロジェクター1の制御部10は、NFCタグ14にログイン情報が書き込まれたか否かを判断する。そして、ログイン情報が書き込まれていない場合にはステップS103に処理を移し、ログイン情報が書き込まれた場合にはステップS104に処理を移す。
ログイン情報が書き込まれずにステップS103に処理が移行した場合には、プロジェクター1の制御部10は、ゲストボタンBgが選択されたか否かを判断する。そして、制御部10は、ゲストボタンBgが選択された場合にはステップS109に処理を移し、ゲストボタンBgが選択されていない場合にはステップS102に処理を戻す。
一方、ステップS102にてログイン情報が書き込まれてステップS104に処理が移行した場合には、プロジェクター1の制御部10は、書き込まれたログイン情報に基づいて、認証部28によりユーザー認証を実行する。具体的には、認証部28は、ログイン情報に含まれるユーザーID及びパスワードを、記憶部11のユーザー管理テーブルTmに格納されているユーザーID及びパスワードと照合する。そして、照合の結果、ログイン情報に含まれるユーザーIDとパスワードの組み合わせが、ユーザー管理テーブルTmに格納されている場合には、ユーザー認証は成立し、ユーザー管理テーブルTmに格納されていない場合には、ユーザー認証は不成立となる。
その後、ステップS105において、プロジェクター1の制御部10は、NFCタグ14に書き込まれたログイン情報を消去する。このように、NFCタグ14に書き込まれたログイン情報は、ユーザー認証後すぐに消去されるため、他のユーザーに読み出されてしまうリスクが小さくなっている。
ステップS106では、プロジェクター1の制御部10は、認証部28によるユーザー認証が成立したか否かを判断する。そして、制御部10は、ユーザー認証が成立した場合にはステップS107に処理を移し、ユーザー認証が不成立の場合にはステップS108に処理を移す。
ユーザー認証が成立してステップS107に処理が移行した場合には、プロジェクター1の制御部10は、ユーザー管理テーブルTmを参照し、プロジェクター1の動作環境を、認証されたユーザーに応じた環境に設定し、フローを終了する。具体的には、制御部10は、認証されたユーザーに対応する設定情報に基づいて、プロジェクター1の各種パラメーターを決定するとともに、対応するフォルダー情報に基づくフォルダーへのアクセスを許可し、他のユーザー用のフォルダーへのアクセスを禁止する。これ以降、ユーザーは、設定された動作環境でプロジェクター1の使用が可能となる。
一方、ユーザー認証が成立せずにステップS108に処理が移行した場合には、プロジェクター1の制御部10は、画像情報処理部16を制御して、ユーザー認証に失敗した旨を報知するエラーメッセージ(図示せず)をOSD画像として表示させ、ステップS102に処理を戻す。
また、ステップS103でゲストボタンBgが選択されてステップS109に処理が移行した場合には、プロジェクター1の制御部10は、ユーザー認証をスキップして、プロジェクター1の動作環境を、ゲスト用の環境に設定して、フローを終了する。具体的には、制御部10は、プロジェクター1の各種パラメーターをデフォルトのパラメーターに設定するとともに、ゲスト用のフォルダーへのアクセスのみを許可し、他のユーザー用のフォルダーへのアクセスを禁止する。
ログインが完了してプロジェクター1が動作している間、ユーザーは、入力操作部12に対して所定の操作を行うことにより、プロジェクター1の動作に関わる様々なパラメーターを変更することができる。プロジェクター1の制御部10は、ユーザーによって変更されたパラメーターを設定情報として記憶部11に記憶する。上述したように、設定情報は、ユーザーIDに対応付けられて記憶され、ユーザー管理テーブルTmによって管理されている。このため、同じユーザーが次にログインした際には、変更したパラメーターを含む設定情報が記憶部11から読み出されて動作環境が設定される。つまり、プロジェクター1の動作環境は、ユーザー毎に引き継がれる。
また、プロジェクター1が画像を投写している際に、ユーザーは、入力操作部12に対して所定の操作を行うことにより、投写中の画像をキャプチャーすることができる。プロジェクター1の制御部10は、取得部27により投写中の画像の画像情報を画面単位でキャプチャーして、記憶部11に記憶させる。このとき、取得部27は、キャプチャーした画像情報をこのユーザー用のフォルダーに記憶させる。
さらに、ユーザーは、入力操作部12に対して所定の操作を行うことにより、発光ペン3で描画した描画画像を保存しておくことができる。プロジェクター1の制御部10は、描画画像の画像情報を生成部26により生成して、記憶部11に記憶させる。このとき、生成部26は、生成した画像情報をこのユーザー用のフォルダーに記憶させる。
このように、キャプチャーした画像の画像情報や描画画像の画像情報は、ログインしたユーザー用のフォルダーに記憶される。このため、他のユーザー、即ち他のユーザーIDでログインしたユーザーは、この画像情報を読み出すことができない。つまり、これらの画像情報は、他のユーザーに対して機密に記憶される。
以上説明したように、本実施形態の画像表示システム100、プロジェクター1及びそれらの制御方法によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、端末装置2は、プロジェクター1が備えるNFCタグ14に近距離無線通信によってログイン情報を書き込み、プロジェクター1は、書き込まれたログイン情報に基づいてユーザー認証を行う。このため、近距離無線通信によって外部の情報を読み出す装置(NFCリーダーライター)をプロジェクター1が備える構成に比べて、プロジェクター1の構成を簡略化することが可能となり、コストの上昇が抑制される。
(2)本実施形態によれば、ユーザー認証が成立した場合に、発光ペン3によって描画された画像の画像情報や、取得部27によってキャプチャーされた画像情報の読み出しが許可されるため、これらの画像情報を機密に保持することが可能となる。
(3)本実施形態によれば、ユーザー認証が成立した場合に、プロジェクター1の動作に関するパラメーターの読み出しが許可されるため、認証されたユーザーに適したパラメーターに設定することが容易になる。
なお、上記実施形態において、プロジェクター1の記憶部11が第1の記憶部に相当し、制御部10によって記憶部11に記憶される設定情報や、生成部26及び取得部27によって記憶部11に記憶される画像情報が第1の情報に相当する。また、NFCタグ14において記憶回路を有するICチップ14aが第2の記憶部に相当し、NFCタグ14に書き込まれるログイン情報が第2の情報に相当する。また、端末装置2において、ログイン情報入力画面S2を表示する表示部32と、ユーザーID及びパスワードの入力を受け付ける入力操作部33(タッチパネル)とが入力部に相当し、ログイン情報入力画面S2で入力されるユーザーID及びパスワードが認証情報に相当する。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、NFCタグ14は、プロジェクター1の筐体1aの内部に配置されているが、この態様に限定されない。例えば、プロジェクター1が壁面や天井等に設置されて、プロジェクター1の筐体1aに端末装置2をかざすことが困難な場合には、図9に示すように、筐体1aの外部の適切な場所にNFCタグ14を配置する態様としてもよい。この場合、NFCタグ14は、プロジェクター1の本体(筐体1a)とケーブル14cによって接続される。この構成によれば、プロジェクター1の本体の設置位置に拘らず、端末装置2を用いたユーザー認証を容易に行うことが可能となる。
上記実施形態では、ユーザーIDとパスワードを用いてユーザー認証を行う態様を示したが、この態様に限定されない。例えば、ユーザーIDとパスワードに加えて、端末装置2に固有の識別情報(例えば、シリアル番号)等をログイン情報に含めるようにすれば、ユーザー認証をより厳格に行うことが可能となる。また、ユーザーIDとパスワードによるユーザー認証が成立した後に、プロジェクター1が所定の暗証番号の入力をユーザーに求めるようにしてもよい。また、セキュリティーを強化するために、端末装置2がログイン情報を暗号化してNFCタグ14に書き込むようにしてもよい。
また、ユーザーIDとパスワードとを対応付けたユーザー管理テーブルを端末装置2の記憶部31にも記憶させておき、端末装置2からNFCタグ14へのログイン情報の書き込みに先立って、端末装置2側でもユーザー認証を行うようにしてもよい。この場合には、端末装置2の制御部30は、ログイン情報入力画面S2で入力されたユーザーID及びパスワードを、記憶部31のユーザー管理テーブルに格納されているユーザーID及びパスワードと照合してユーザー認証を行う。そして、制御部30は、ユーザー認証が成立した場合にのみ、NFCタグ14へのログイン情報の書き込みを実行させ、ユーザー認証が不成立の場合には、書き込みを実行しない。
上記実施形態において、ユーザー毎に記憶部11に記憶される設定情報として、画質に関するパラメーターを例示したが、プロジェクター1の動作に関するパラメーターは、これに限定されない。例えば、発光ペン3の指示位置に表示されるポインターの形状を表すパラメーターや、節電のための動作モードを表すパラメーターが設定情報に含まれていてもよい。また、プロジェクター1がネットワークを介して通信を行う通信手段を備える場合には、ネットワークに関する各種パラメーターや常用する通信先のアドレス等が含まれていてもよい。
上記実施形態では、NFCタグ14のICチップ14aに備わる不揮発性のメモリーにログイン情報を書き込む態様を示したが、この態様に限定されない。例えば、ICチップ14aが、不揮発性のメモリーに代えて、或いは不揮発性のメモリーとともに揮発性のメモリーを備える構成の場合には、揮発性のメモリーにログイン情報を書き込むようにしてもよい。
上記実施形態では、ログイン情報を書き込むための近距離無線通信技術として、NFCを採用しているが、NFC以外の通信技術が用いられてもよい。ただし、通信可能な距離が長い通信技術を採用した場合には、端末装置2から送信されたログイン情報が、第三者に受信されてしまう恐れがある。このため、通信可能な距離は、1m以下であることが望ましく、NFCのように10cm程度であることがより望ましい。
上記実施形態では、検出部25が、指示体としての発光ペン3による指示位置を検出する構成を示したが、指示体は発光ペン3に限定されない。例えば、検出部25は、ユーザーの指によって指示された指示位置を検出可能な構成であってもよい。この場合には、ユーザーの指が指示体に相当する。
上記実施形態では、ログイン情報入力画面S2の書き込みボタンBwが操作された際に、NFCタグ14に対するログイン情報の書き込みを実行するようにしているが、書き込みボタンBwが操作されてから所定時間後(例えば、数秒後)に書き込みを実行する態様にしてもよい。操作の直後に書き込みを実行する態様では、ユーザーは、端末装置2を片手で保持してプロジェクター1にかざしながら、もう一方の手で書き込みボタンBwを操作する必要がある。一方、書き込みボタンBwが操作されたから所定時間後に書き込みを実行する態様では、手元で書き込みボタンBwを操作した後で、所定時間内に片手で端末装置2をかざせばよいため、ユーザーの利便性が向上する。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ22R,22G,22Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源21から射出された光を変調するデジタルミラーデバイス等を用いることもできる。また、色光別に複数の光変調装置を備える構成に限定されず、1つの光変調装置で複数の色光を時分割で変調する構成としてもよい。
上記実施形態では、画像表示装置の例として、プロジェクター1について説明したが、画像表示装置はプロジェクター1に限定されず、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等、他の画像表示装置であってもよい。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
画像表示システムは、画像表示装置と端末装置とを備える画像表示システムであって、前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、第1の情報を記憶する第1の記憶部と、近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、を備え、前記端末装置は、認証情報を入力するための入力部と、前記入力部により入力された前記認証情報に基づいて、前記近距離無線通信によって前記第2の記憶部に前記第2の情報を書き込む書き込み部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、端末装置は、画像表示装置が備える第2の記憶部に近距離無線通信によって第2の情報を書き込み、画像表示装置は、書き込まれた第2の情報に基づいて認証を行う。このため、近距離無線通信によって外部の情報を読み出す装置を画像表示装置が備える構成に比べて、画像表示装置の構成を簡略化することが可能となり、コストの上昇が抑制される。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、指示体による指示位置を検出する検出部と、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、指示体の指示位置の軌跡に基づく画像情報、即ち指示体によって描画された画像の画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、画面単位で取得した画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示システムにおいて、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、画像表示装置の動作に関するパラメーターの読み出しが許可されるため、認証されたユーザーに適したパラメーターに設定することが容易になる。
上記の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、前記表示部を収容する筐体を備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
この構成によれば、端末装置から第2の情報の書き込みが行われる第2の記憶部が筐体の外部に配置されるため、筐体の設置位置に拘らず、端末装置を用いたユーザー認証を容易に行うことが可能となる。
画像表示装置は、第1の情報を記憶する第1の記憶部と、近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、画像表示装置は、近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部を有し、この第2の記憶部に書き込まれた第2の情報に基づいて認証を行う。このため、近距離無線通信によって外部の情報を読み出す装置を画像表示装置が備える構成に比べて、画像表示装置の構成を簡略化することが可能となり、コストの上昇が抑制される。
上記の画像表示装置において、指示体による指示位置を検出する検出部と、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、指示体の指示位置の軌跡に基づく画像情報、即ち指示体によって描画された画像の画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示装置において、前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、画面単位で取得した画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示装置において、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
この構成によれば、認証部による認証が成立した場合に、画像表示装置の動作に関するパラメーターの読み出しが許可されるため、認証されたユーザーに適したパラメーターに設定することが容易になる。
上記の画像表示装置において、前記表示部を収容する筐体を備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
この構成によれば、端末装置から第2の情報の書き込みが行われる第2の記憶部が筐体の外部に配置されるため、筐体の設置位置に拘らず、端末装置を用いたユーザー認証を容易に行うことが可能となる。
画像表示システムの制御方法は、端末装置と、第1の記憶部及び第2の記憶部を有する画像表示装置とを備える画像表示システムの制御方法であって、前記端末装置に入力された認証情報に基づいて、前記端末装置が近距離無線通信によって前記第2の記憶部に第2の情報を書き込み、前記画像表示装置が、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行い、前記画像表示装置が、前記認証が成立した場合に、前記第1の記憶部に記憶されている第1の情報の読み出しを許可することを特徴とする。
この構成によれば、端末装置は、画像表示装置が備える第2の記憶部に近距離無線通信によって第2の情報を書き込み、画像表示装置は、書き込まれた第2の情報に基づいて認証を行う。このため、近距離無線通信によって外部の情報を読み出す装置を画像表示装置が備える構成に比べて、画像表示装置の構成を簡略化することが可能となり、コストの上昇が抑制される。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、指示体による指示位置を検出し、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成し、前記第1の情報は、前記指示位置の軌跡に基づいて生成された前記画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証が成立した場合に、指示体の指示位置の軌跡に基づく画像情報、即ち指示体によって描画された画像の画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、表示する画像の画像情報を画面単位で取得し、前記第1の情報は、前記画面単位で取得された画像情報であることが望ましい。
この構成によれば、認証が成立した場合に、画面単位で取得した画像情報の読み出しが許可されるため、この画像情報を機密に保持することが可能となる。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることが望ましい。
この構成によれば、認証が成立した場合に、画像表示装置の動作に関するパラメーターの読み出しが許可されるため、認証されたユーザーに適したパラメーターに設定することが容易になる。
上記の画像表示システムの制御方法において、前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部を収容する筐体とを備え、前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されるようにしてもよい。
この構成によれば、端末装置から第2の情報の書き込みが行われる第2の記憶部が筐体の外部に配置されるため、筐体の設置位置に拘らず、端末装置を用いたユーザー認証を容易に行うことが可能となる。
1…プロジェクター、1a…筐体、2…端末装置、3…発光ペン、4…画像供給装置、10…制御部、11…記憶部、12…入力操作部、13…撮像部、14…NFCタグ、14a…ICチップ、14b…アンテナ、14c…ケーブル、15…画像情報入力部、16…画像情報処理部、17…画像投写部、21…光源、22R,22G,22B…液晶ライトバルブ、22i…画像形成領域、23…投写光学系、24…ライトバルブ駆動部、25…検出部、26…生成部、27…取得部、28…認証部、30…制御部、31…記憶部、32…表示部、33…入力操作部、34…通信部、35…NFCリーダーライター、100…画像表示システム、A1…ユーザーID入力領域、A2…パスワード入力領域、Bg…ゲストボタン、Bw…書き込みボタン、Ip…投写画像、Mi…メッセージ、Pu…ユーザー認証プログラム、S1…ログイン画面、S2…ログイン情報入力画面、Sp…投写面、Tm…ユーザー管理テーブル。
Claims (15)
- 画像表示装置と端末装置とを備える画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、
画像を表示する表示部と、
第1の情報を記憶する第1の記憶部と、
近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、
前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、
前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、を備え、
前記端末装置は、
認証情報を入力するための入力部と、
前記入力部により入力された前記認証情報に基づいて、前記近距離無線通信によって前記第2の記憶部に前記第2の情報を書き込む書き込み部と、
を備えたことを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1に記載の画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、
指示体による指示位置を検出する検出部と、
前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、
前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1に記載の画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、
前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1に記載の画像表示システムであって、
前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、前記表示部を収容する筐体を備え、
前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されることを特徴とする画像表示システム。 - 第1の情報を記憶する第1の記憶部と、
近距離無線通信によって第2の情報が書き込まれる第2の記憶部と、
前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行う認証部と、
前記認証部による認証が成立した場合に、前記第1の情報の読み出しを許可する制御部と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項6に記載の画像表示装置あって、
指示体による指示位置を検出する検出部と、
前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成する生成部と、をさらに備え、
前記第1の情報は、前記生成部で生成された前記画像情報であることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項6に記載の画像表示装置であって、
前記表示部が表示する画像の画像情報を画面単位で取得する取得部をさらに備え、
前記第1の情報は、前記取得部で取得された画像情報であることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項6に記載の画像表示装置であって、
前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項6〜9のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
前記表示部を収容する筐体を備え、
前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されることを特徴とする画像表示装置。 - 端末装置と、第1の記憶部及び第2の記憶部を有する画像表示装置とを備える画像表示システムの制御方法であって、
前記端末装置に入力された認証情報に基づいて、前記端末装置が近距離無線通信によって前記第2の記憶部に第2の情報を書き込み、
前記画像表示装置が、前記第2の記憶部に書き込まれた前記第2の情報に基づいて認証を行い、
前記画像表示装置が、前記認証が成立した場合に、前記第1の記憶部に記憶されている第1の情報の読み出しを許可することを特徴とする画像表示システムの制御方法。 - 請求項11に記載の画像表示システムの制御方法であって、
前記画像表示装置は、指示体による指示位置を検出し、前記指示位置の軌跡に基づいて画像情報を生成し、
前記第1の情報は、前記指示位置の軌跡に基づいて生成された前記画像情報であることを特徴とする画像表示システムの制御方法。 - 請求項11に記載の画像表示システムの制御方法であって、
前記画像表示装置は、表示する画像の画像情報を画面単位で取得し、
前記第1の情報は、前記画面単位で取得された画像情報であることを特徴とする画像表示システムの制御方法。 - 請求項11に記載の画像表示システムの制御方法であって、
前記第1の情報は、前記画像表示装置の動作に関するパラメーターであることを特徴とする画像表示システムの制御方法。 - 請求項11〜14のいずれか一項に記載の画像表示システムの制御方法であって、
前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部を収容する筐体とを備え、
前記第2の記憶部は、前記筐体の外部に配置されることを特徴とする画像表示システムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018129689A JP2020009152A (ja) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | 画像表示システム、画像表示装置及び画像表示システムの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018129689A JP2020009152A (ja) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | 画像表示システム、画像表示装置及び画像表示システムの制御方法 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112367543A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-12 | 海信视像科技股份有限公司 | 显示设备、移动终端、投屏方法及投屏系统 |
CN114630088A (zh) * | 2020-12-10 | 2022-06-14 | 精工爱普生株式会社 | 投影仪的控制方法、投影仪以及显示系统 |
-
2018
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CN114630088B (zh) * | 2020-12-10 | 2023-05-12 | 精工爱普生株式会社 | 投影仪的控制方法、投影仪以及显示系统 |
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